JPH03111370A

JPH03111370A - 原稿搬送装置

Info

Publication number: JPH03111370A
Application number: JP24543789A
Authority: JP
Inventors: Masanori Yamagata; 正典山縣
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-09-21
Filing date: 1989-09-21
Publication date: 1991-05-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等
の画像読取装置に係り、詳しくは画像読取装置における
原稿搬送装置に関する。

（ロ）従来の技術画像読取装置における原稿搬送装置は、従来、搬入ロー
ラにより原稿を画像読取位置へ搬入し、そこで画像を読
み取った後、数組の搬送ローラにより搬送し、排紙部へ
排出するという構成になっている。

この際、排紙部へ原稿を掃き出す性能を向上させる目的
で排紙部属前の排紙ローラに原稿掃出部材が取付けられ
ていた。

第１１図にその従来例を示すと、ａが排出駆動ローラで
あり、ｂがこの排出駆動ローラに対向した従動ローラで
あり、装置本体に固設された板ばねＣにより従動ローラ
ｂが排出駆動ローラａに圧接されている。そしてゴムま
たはプラスチック製排出駆動ローラａの従動ローラｂに
圧接していない両側端部に複数個の原稿掃出部材ｄが放
射状に一体的に立設されている。

かくして、第１２図に示すように、原稿ｅを排紙トレイ
ｆに排出するときに、前記原稿掃出部材ｄが弾性的に原
稿ｅを矢印ｇ方向に掃き出して、押し下げ、次に排出さ
れる原稿ｅが前に排出された原稿ｅの後端に突き当って
押出したり、前に排出した原稿ｅの下にもぐり込んだり
することなく、搬送順序に従って確実に排紙トレイｆ上
に積載される。

ところが、第１３図に示すように、排出駆動ローラａと
原稿排出部材ｄとが径を異にするため、原稿ｅは波打っ
たようなしわになり、原稿ｅの搬送速度が不均一のため
ふらつく、等の欠点があるので、この排出駆動ローラａ
と従動ローラｂの上流で原稿の下流に数組の通常の搬送
ローラを配設して、原稿ｅの搬送状態を正常化を図って
いた。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、近時このような装置において小型化の要
求があり、その−手法として画像読取位置の下流に配設
されていた複数個の搬送ローラを排除して、その間の距
離を短縮して、単一の搬送ローラ対ａ、ｂを介して原稿
ｅを排紙トレイｆへ排出する試みがなされている。

このような系においては、前記したように、搬送速度の
不均一による原稿ｅのふらつきや、原稿ｅのしわ等が画
像読取りに直接悪影響を及ぼすという欠点になる。

そこで、本発明は排出駆動ローラから突出している原稿
掃出部材が原稿のこしの保持力または従動ローラにより
駆動ローラの径と同径またはそれ以下の径に変形するよ
うにして、従来通りの掃き出し能力を有し、読取画像の
精度を維持し、かつ装置を小型化する原稿搬送装置を提
供することを目的とするものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、
例えば第１図、第３図、第６図を参照して示すと、原稿
（Ｍ）を画像読取位置（Ｃ）へ−枚づつ搬入する搬入ロ
ーラ（４，・・・、１ｏ）と、前記画像読取位置（Ｃ）
の下流において、前記原稿（Ｍ）を搬出する搬出ローラ
（１１，１２）とよりなる原稿搬送装置（Ａ）において
、前記搬出ローラ（１１，１２）は前記原稿（Ｍ）の搬
送速度を決定する一対の駆動ローラ（１１）と従動ロー
ラ（１２）とからなり、前記前記何れか一方の搬出ロー
ラ（１１）から突き出されていて前記原稿（Ｍ）のこし
の保持力により前記一方の搬出ローラ（１１）の径と同
径またはそれ以下の径に弾性変形すると共に、復元する
ときに前記原稿（Ｍ）を掃き出す原稿掃出部材（１６）
を設けたことを特徴とする。

また、前記原稿掃出部材（１７）が前記搬出ローラ（１
１，１２）の何れか一方の搬出ローラ（１１）から突き
出されていて前記搬出ローラの他方の搬出ローラ（１２
）により前記搬出ローラの一方（１１）の径と同径また
はそれ以下の径に弾性変形すると共に、復元するときに
前記原稿（Ｍ）を掃き出すようにしたことを特徴とする
。

（ネ）作用以上の構成に基づき、原稿（Ｍ）が−枚づつ、画像読取
位１ｆ（Ｃ）へ搬入され、該画像読取位置（Ｃ）におい
て、前記原稿（Ｍ）の画像が読み取れ、該原稿（Ｍ）は
搬出ローラ（１１，１２）により排出される。この際、
前記原稿（Ｍ）は一対の駆動ローラ（１１）と従動ロー
ラ（１２）とにより所定の速度で搬出される。そして、
前記搬出ローラ（１１，１２）の何れか一方（１１）か
ら突き出されている原稿掃出部材（１６）は前記原稿（
Ｍ）に当接すると、そのこしの保持力により一方の搬出
リーラ（１１）と同径又はそれ以下の径まで弾性変形す
るが、前記原稿掃出部材（１６）が復元するときに、前
記原稿（Ｍ）を掃き出す。

また、原稿掃出部材（１７）は前記搬出ローラ（１１，
１２）の何れか一方（１１）から突き出されていて、前
記搬出ローラ（１１，１２）の他方の搬出ローラ（１２
）により前記一方の搬出ローラ（１１）と同径またはそ
れ以下の径まで弾性変形するが、前記原稿掃出部材（１
７）が復元するときに前記原稿（Ｍ）を掃き出す。

なお、前記カッコ内の符合は例示であって、何ら構成を
限定するものではない。

（へ）実施例以下、第１図乃至第４図を参照して本発明の詳細な説明
する。

Ａが原稿搬送装置であり、画像読取装置Ｂの上面に設け
られている。そして、この原稿搬送装置ＡのＵ型の内ガ
イド１の下辺が画像読取装置Ｂの上面に近接するように
取付けられ、この内ガイド１の上辺の右側に原稿給送ト
レイ２が延設されている。また、内ガイド１の下辺の右
端に続いて排紙トレイ３が設けられている。そして、内
ガイド１に沿って搬入ローラ４が設けられ、続いて、分
離ローラ対の搬入ローラ５と分離ローラ６が設けられ、
続いて搬入ローラ対７，８、搬入ローラ対９．１０が設
けられている。そして、内ガイド１の下辺のほぼ中央に
読取位置Ｃが設けられ、内ガイドの下辺の右端部に排出
駆動ローラ１１とこれに対向して従動ローラ１２が設け
られ、内ガイド１の内側に板ばね１３が固定され、この
板ばね１３により従動ローラ１２が駆動ローラ１１に圧
接されている。

また、Ｕ型の内ガイド１の上辺および頂部にカバー１４
が設けられ、このカバーの内側に外ガイド１５が取付け
られている。そして、前記ローラ４．５，６，７，９．
１１が図示しないモータによりタイミングベルト、プー
リ等を介して、同期して矢印方向に回転駆動され、原稿
Ｍを矢印方向へ配送するようになっている。

また、第２図に示すように、排出駆動ローラ１１の両端
面からほぼ等ピッチに突出した後、斜め放射状にローラ
１１の外径外へ延設された原稿掃出部材１６がゴムまた
はプラスチック族の排出駆動ローラ１１と一体に成形さ
れている。

本実施例は上述のように構成されているので、読取開始
の指示が画像読取装置Ｂに入力されると、図示しないモ
ータによりタイミングベルト、プーリを介して前記ロー
ラ４，５，６，７，９゜１１が同期して矢印方向に回転
駆動される。これにより、原稿給送トレイ２上に画像面
を上向きにして載置された原稿Ｍが、給送され、内ガイ
ド１と外ガイド１５とからなる搬送路に沿って搬送され
、読取位置Ｃで画像を読み取られながら、読取りの終っ
た原稿Ｍは排紙トレイ３に排出される。

この際、第３図（ａ）　、　（ｂ）に示すように、原稿
Ｍが排出駆動ローラ１１と従動ローラ１２とに挟持搬送
されているとき、原稿Ｍに当接する原稿掃出部材１６は
原稿Ｍのこし保持力により変形されて、原稿Ｍにはほと
んどしわがよらない、このことは第４図（ｂ）にも示さ
れている。そして、第４図（Ｃ）に示すように、原稿Ｍ
がローラ１１，１２のニップ部を離れると同時に、原稿
掃出部材１６は原稿Ｍの後端を押圧して掃き出す作用を
する。

次に、他の実施例を第５図および第６図を参照して説明
する。

この実施例においては、ゴムまたはプラスチック族の排
出駆動ローラ１１の両端面の最外部からほぼ等ピッチに
斜め放射状に一体的に原稿掃出部材１７が突設され、こ
の原稿掃出部材１７が従動ローラ１２の円筒面により変
形されるようにしたものであって、原稿Ｍがこしの弱い
薄手のものに適用できる。

次に、更に他の実施例を第７図および第８図を参照して
説明する。

この実施例は、排出駆動ローラ１１と原稿掃出部材１６
．１７　（第４図、第６図参照）とが同じ材質で一体成
形困難な場合に実施したものであって、原稿掃出部材１
８を別体として形成し、そのボス部を排出駆動ローラ１
１の軸１１ａに取付けたものである。なお、原稿掃出部
材１８はそのボスからほぼ等ピッチに放射状に突出する
ように形成され、この掃出部材１８は原稿Ｍのこしの保
持力により変形される。

次に、別の実施例を第９図及び第１０図により説明する
。

この実施例においては、中空で、かつ両側部にほぼ等ピ
ッチで放射方向に設けられた孔１１ｂを有する駆動ロー
ラ１１がこの孔１１ｂにピン形の原稿掃出部材１９を挿
入されて、排出駆動ローラ軸１１ａに取付けられた円筒
状の弾性部材２０の外周面に挿入されている。

従って、ピン形の原稿掃出部材１９は従動ローラ１２に
当接すると、この従動ローラ１２により押し込められ、
前記弾性部材２０の弾性に抗して陥没される。

また、第１０図に示すように、前記弾性部材２０（第９
図参照）が取除かれて、放射状に突出したピン部２１ａ
が薄膜状かつほぼ円筒状のボス部２１ｂにより連結され
、このボス部２１ｂの両側部により軸１１ａに取付けら
れるようにしてもよい。そしてピン部２１ａの先端がロ
ーラ１２の表面により押されると、ボス部２１ｂの弾性
に抗して、ピン部２１ａが孔１１ｂに陥没する。

なお、第９図及び第１０図に示す構成では、軸１１ａと
ローラ１１の面とが弾性部材２０またはボス部２１ｂを
介して連結され、軸１１ａの軸心とローラ１１の面とが
固定しにくいため、従動ローラ１２側をこのような構成
にしてもよい。

また、−Ｍに原稿掃出部材は排出駆動ローラ側に装着す
るようにしたが、従動ローラ側に装着してもよい。

（ト）発明の効果以上、説明したように、原稿（Ｍ）は画像読取位置（Ｃ
）で、その画像が読み取られ、一対の搬出ローラ（１０
，１１）により搬出されるが、該搬出ローラ（１１，１
２）の何れか一方（１１）に突き出されている原稿掃出
部材（１６，１７）が前記原稿（Ｍ）のこしの保持力ま
たは他の搬出ローラ（１２）により前記一方の搬出ロー
ラ（１１）と同径またはそれ以下の径に容易に弾性変形
し、復元するときに前記原稿（Ｍ）を掃き出すので、該
原稿（Ｍ）に搬送速度の不均一や、該原稿（Ｍ）のふら
つきや、しわを発生しないため、画像読取の精度及び原
稿掃出能力を確保できる。また一対の前記搬出ローラ（
１１，１２）により前記原稿（Ｍ）を搬出できるので、
装置（Ａ）を小型化できるため、大幅なコストダウンが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る原稿搬送装置を示す縦断側面図、
第２図（ａ）は実施例の正面図、第２図（ｂ）はその側
面図、第３図（ａ）は原稿を搬出している状態を示す正
面図、第３図（ｂ）はその側面図、第４図は原稿搬出の
経過を示す側面図であり、第４図（ａ）は原稿が搬出ロ
ーラに挟持される直前、第４図（ｂ）は原稿が搬出ロー
ラに挟持・搬送されている状態、第４図（ｃ）は原稿が
原稿掃出部材により掃き出されている状態を夫々示し、
第５図（ａ）は他の実施例の正面図、第５図（ｂ）はそ
の側面図、第６図（ａ）は原稿を搬出している状態を示
す正面図、第６図（ｂ）はその側面図、第７図（ａ）は
更に他の実施例の正面図、第７図（ｂ）はその側面図、
第８図（ａ）は原稿を搬出している状態を示す正面図、
第８図（ｂ）はその側面図、第９図（ａ）は別の実施例
の正面図、第９図（ｂ）は第９図（ａ）のＥ−Ｅ断面図
、第１０図は第９図の変形例の断面側面図、第１１図（
ａ）は従来の搬出ローラの正面図、第１１図（ｂ）はそ
の側面図、第１２図はその原稿掃き出し時の状態を示す
側面図、第１３図は原稿を搬出中の状態を示す正面図で
ある。４〜１０・・・搬入ローラ（搬入ローラ、分離ローラ、
搬入ローラ対）１１．１２・・・搬出ローラ（排出駆動ローラ、従動ロ
ーラ）１６．１７・・・原稿掃出部材　　　Ａ・・・原稿搬送
装置　　　Ｃ・・・画像読取位置　　　Ｍ・・・原稿。

Claims

【特許請求の範囲】１、原稿を画像読取位置へ一枚づつ搬入する搬入ローラ
と、前記画像読取位置の下流において前記原稿を搬出す
る搬出ローラとよりなる原稿搬送装置において、前記搬出ローラは前記原稿の搬送速度を決定する一対の
駆動ローラと従動ローラとからなり、前記何れか一方の
搬出ローラから突き出されていて前記原稿のこしの保持
力により前記一方の搬出ローラの径と同径またはそれ以
下の径に弾性変形すると共に、復元するときに前記原稿
を掃き出す原稿掃出部材を設けたことを特徴とする原稿
搬送装置。２、前記原稿掃出部材が前記搬出ローラの何れか一方の
搬出ローラから突き出されていて前記搬出ローラの他方
の搬出ローラにより前記搬出ローラの一方の径と同径又
はそれ以下の径に弾性変形すると共に、復元するときに
前記原稿を掃き出すようにした請求項１記載の原稿搬送
装置。