JP3361912B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP3361912B2 JP07954295A JP7954295A JP3361912B2 JP 3361912 B2 JP3361912 B2 JP 3361912B2 JP 07954295 A JP07954295 A JP 07954295A JP 7954295 A JP7954295 A JP 7954295A JP 3361912 B2 JP3361912 B2 JP 3361912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置や複写
機などに用いられる用紙搬送装置に係り、特に原稿、記
録紙等の用紙を確実に排出できる用紙排出部の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置や複写機等の画像形成
装置において原稿、記録紙等を搬送する為に用いられる
用紙搬送装置は、その用紙排出部を排紙ローラと対向コ
ロにより構成し、それらを回転させることにより用紙を
排出している。しかしながら、用紙搬送装置の給紙部で
は積載された用紙を摩擦させながら分離して給紙してお
り、その後の搬送中においても用紙は度々擦られるので
帯電し易く、その結果用紙排出部において用紙に帯電し
た静電気により用紙が排紙ローラなどに付着して剥離し
にくくなり、確実に排紙できなくなるという問題が発生
している。このような問題を解決するために、実開平1-
174364号公報に提示された用紙搬送装置の用紙排出部で
は排紙ローラの代りに複数の羽根車を備え、且つ用紙に
帯電した静電気を除去するための電極を羽根車の回転軸
に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように排紙ロー
ラを用いた従来技術では、用紙が排紙ローラなどに付着
して確実に排紙されないという問題が発生している。実
開平1-174364号公報に提示された従来技術ではこのよう
な排紙不良という問題は解消されるが、羽根車の回転に
よって読み取り中の原稿や記録中の記録紙が振動し、読
み取りや記録に悪影響を及ぼすという問題点がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術の問題を
解決し、用紙が確実に排出され、且つ読み取りや記録に
悪影響を及ぼさない用紙排出部を有する用紙搬送装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明は、装置内を搬送
されてきた用紙を排出させるために互いにニップし合う
排紙ローラおよび対向コロを備えた用紙排出部を有する
用紙搬送装置において、上記排紙ローラの適所には弾性
体排紙羽根車が同軸状に一体化されると共に、該弾性体
排紙羽根車はその羽根部が上記対向コロの外周面と圧接
可能な位置関係にあることを特徴とする。発明は、上
記対向コロの、上記弾性体排紙羽根車と圧接する部分の
外径を他の部分の外径よりも大きくしたことを特徴とす
る。発明は、上記対向コロの、上記弾性体排紙羽根車
と圧接する部分を低硬度材料で構成したことを特徴とす
る。発明は、上記弾性体排紙羽根車をバイメタルで構
成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように発明では、用紙が排紙ローラと
対向コロとの間に挾まれた状態から抜けると、弾性体排
紙羽根車が用紙をはね上げるので、静電気による吸着力
に抗して排紙性を高めることが可能となる。発明で
は、弾性体排紙羽根車が用紙をはね上げるとき、用紙は
確実に排紙ローラと対向コロとの間に挾まれた状態から
抜けている。
【0007】発明では、対向コロに段差があるにもか
かわらず、その部分で用紙が破損することがなくなる。
発明では、静電気が発生しやすい低湿時に、弾性体排
紙羽根車はより強い力で用紙をはね上げることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳細に説
明する。図5は本発明の用紙搬送装置を原稿搬送に適用
した場合を例として示した構成図である。図において、
符号1は排紙ローラ11や対向コロ14を備えた用紙排出
部、2は用紙排出部1から排出された原稿を受ける排紙
トレイ、3は搬送経路に沿って搬送される原稿Sの画像
を読取る光学系としての読み取り部(光源3a,ミラー
3b,レンズ3c,CCD3d)、4は搬送ローラ、5
は搬送ローラ4にニップして原稿を搬送する対向コロ、
6は原稿セット台8上の原稿Sを取り出す為の分離ロー
ラ、7は分離ローラ6に摺接して原稿の重送を阻止する
分離パッドである。このような構成の用紙搬送装置にお
いては、原稿(用紙)Sは次のようにして搬送される。
【0009】搬送前の原稿Sは原稿セット台8上に積載
されており、分離ローラ6と分離パッド7で構成される
分離部において、最下部の原稿から1枚づつ分離され、
図の左方へと送り出され、搬送ローラ4と対向コロ5に
より更に左方へと搬送され、読み取り部3を通過すると
きに原稿上の画像が読み取られ、用紙排出部1により排
紙トレイ2に排出される。なお、上記各ローラは図示し
ていないモータおよびギアなどから成る駆動系により駆
動される。
【0010】図1に、上記用紙搬送装置の用紙排出部1
の一実施例を示す。図1(a)は正面図、(b)は側面
図である。図1において、11は対向コロ14の軸方向長よ
りも短い軸方向長を有した排紙ローラであり、ゴムなど
の弾性部材で構成されている。排紙ローラ11は軸13によ
り回転駆動される。排紙ローラ11の軸方向両端部長を均
等に短くすることにより、軸方向両端部に形成されるス
ペースに、2個の弾性体排紙羽根車12を対向コロ14に対
向させて固定する。この弾性体排紙羽根車12は、軸13に
より排紙ローラ11と一体的に組み付けられている。
【0011】なお、排紙ローラ11の軸方向一端部だけを
短くすると共に、そこに形成されるスペース内に弾性体
排紙羽根車12を1個だけ配置し、弾性体排紙羽根車12を
設けない側の排紙ローラ軸端部を対向コロ14の同側の端
面と揃えるようにしてもよい。また上記において、対向
コロ14は図示していない板バネまたはコイルスプリング
などにより図1(a)のように力Fにより矢印方向に押
されて排紙ローラの周面および排紙羽根車の先端部に圧
接しており、また排紙ローラ11および排紙羽根車12は、
排紙時には軸13の駆動力によって図1(b)の矢印方向
に回転して排紙する。
【0012】上記排紙羽根車12はゴム、樹脂等の弾性体
から成り、軸心から羽根先端までの長さは排紙ローラ11
の半径よりも長く、対向コロ14との圧接時には図1
(b)のように羽根の先端部が対向コロ14により押し曲
げられる。また、排出中の用紙の後端がまだ排紙ローラ
11と対向コロ14とによって狭まれている間は、回転の進
行により羽根の先端部が対向コロ14から離脱しても用紙
によって押えられているので曲ったままの形状を保つ
が、用紙の後端が両ローラ間のニップ部から脱すると、
用紙を介した押下げ力が解消される為、排紙羽根車12の
先端部は曲った状態からまっすぐな状態に勢いよく戻
り、そのときの原形復帰力により用紙Sの後端部を上方
にはね上げる(図2参照)。したがって用紙は静電気な
どで排紙ローラ11に付着することなく排紙トレイ2上に
確実に排出される。
【0013】また、上記において用紙先端部が用紙排出
部1に達し、用紙後端部がまだ読み取り部3で読み取り
中のとき、用紙先端部は次々に回転移動してくる排紙羽
根車12の先端部によって間欠的に上方への力を受ける
が、排紙ローラ11と対向コロ14によって固く狭みつけら
れているので、用紙後端部がばたばた動くことはなく、
したがって読み取りへの悪影響はない。
【0014】図3は本発明の他の実施例の用紙搬送装置
の用紙排出部の正面断面図である。この実施例では、図
のように対向コロ14側の軸方向両端部、即ち排紙羽根車
12との対向部分15の外径を他の部分(図の対向コロ中央
部)の外径よりも大きくしている。この対向部分15はス
ポンジや発泡体のような低硬度部材で構成することも可
能であり、このようにすれば対向コロ中央部と対向部分
15の境界部の段差によって用紙が破損するおそれもなく
なる。対向部分をスポンジや発泡体で構成する代りに、
対向コロを樹脂で形成し、その際に対向部分15を弾性率
の高い樹脂を用いて二層成形して制作することも可能で
ある。
【0015】このようにして、上記実施例によれば、対
向部分15の外径を対向コロの他の部分の外径よりも大き
くしたので、羽根車の先端部が上記圧接状態を脱すると
き、用紙は確実に排紙ローラ11と対向コロ14との間に狭
まれた状態から脱しており、したがって静電気の吸着力
に抗してより確実に用紙をはね上げることができる。
【0016】図4は本発明の更に他の実施例の用紙排出
部の側面断面図である。この実施例では排紙羽根車12の
それぞれの羽根を弾性体バイメタルで構成することによ
り、高温高湿の季節中は羽根の形状が自動的に図の点線
の状態になるようにして実質的な羽根長を短くし、低温
低湿の季節には図の実線の状態になるようにして、静電
気により用紙が排紙ローラ11に付着し易い低温低湿の季
節には羽根車の先端部が用紙をはね上げる力を強くして
いる。低湿時は水分をより多く用紙に含んだ高湿時より
も用紙の強度が強くなるので、その点でも上記の実施例
は利にかなっている。
【0017】以上、主として排紙羽根車12を排紙ローラ
の両端に設けた場合で説明したが、これを排紙ローラの
一端のみに設けてもよいし、排紙ローラ11の中央部に1
個設けてもよいし、排紙ローラ11の軸方向の適当な位置
に複数個設けてもよい。なお、上記実施例では原稿の搬
送装置を例にして説明したが、本発明は記録紙等の紙葉
類の搬送、分離装置一般に適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いにニップし合う排紙ローラ11と対向コロ14のうち
の、排紙ローラ側の適所に1又は2以上の排紙羽根車12
を設けて一体回転させると共に、羽根車と対向コロの一
部とを圧接させることにより、両ローラ11、14 のニップ
部から後端部を離脱させた用紙の後端部を羽根の弾性復
帰力により跳ね上げるようにしたので、静電気などによ
って用紙が排紙ローラに付着していても、該付着力に抗
して用紙を剥離して確実に排紙することができる。対向
コロの、弾性体排紙羽根車に対向する部分の径を他の部
分より大きくした構成では、弾性体排紙羽根車が用紙を
はね上げるとき、用紙が確実に排紙ローラと対向コロと
の間に挾まれた状態から抜け出ることができるので、用
紙は確実にはね上げられ、排出される。
【0019】対向コロの径の大きい部分を低硬度部材に
した構成では、対向コロの外径が一様でなく、段差があ
るにもかかわらず、その部分でのこすれ等により用紙が
破損することがない。羽根を弾性体バイメタルで構成す
ることにより、高温高湿の季節中は羽根の形状が自動的
に図の点線の状態になるようにして実質的な羽根長を短
くし、低温低湿の季節には図の実線の状態になるように
して、静電気により用紙が排紙ローラ11に付着し易い低
温低湿の季節には羽根車の先端部が用紙をはね上げる力
を強くしている。一実施例を示す用紙搬送装置排紙部の
断面図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明の一実施例の用紙搬送装
置排紙部の断面図及び側面図。
【図2】図1の実施例の動作説明図。
【図3】本発明の他の実施例をの用紙搬送装置排紙部の
断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の用紙搬送装置排紙部の断
面図である。
【図5】本発明が実施される用紙搬送装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…用紙排出部、2…排紙トレイ、11…排紙ローラ、12
…弾性体排紙羽根車、13…軸、14…対向コロ、15…対向
部分。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内を搬送されてきた用紙を排出させ
    るために互いにニップし合う排紙ローラおよび対向コロ
    を備えた用紙排出部を有する用紙搬送装置において、上
    記排紙ローラの適所には弾性体排紙羽根車が同軸状に一
    体化されると共に、該弾性体排紙羽根車はその羽根部が
    上記対向コロの外周面と圧接可能な位置関係にあり、上
    記対向コロの、上記弾性体排紙羽根車と圧接する部分の
    外径を他の部分の外径よりも大きくしたことを特徴とす
    る用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記対向コロの、上記弾性体排紙羽根車
    と圧接する部分を低硬度材料で構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性体排紙羽根車をバイメタルで構
    成したことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙
    搬送装置。
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