JPH01165834A - 厨房設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シンク及びレンジ等を適切に配置することに
よって使い勝手の向上を可能とした厨房設備に関する。

〔従来の技術〕

従来の一般的な厨房設備においては、調理空間としてフ
ロアキャビネットの上に設けるカウンターを利用するこ
とが基本となっている。カウンターには、洗い物やその
他の各種の作業を行うシンクを設け、またフロアキャビ
ネットに組み込む調理器具のクックトップ等が配置され
る。そして、調理作業の中心となるシンクを基準として
、その他の機器が適切に配置される。このような機器の
配列は、システムキッチンにおいても同様に重視されて
いる。

一方、カウンターは、据付は間口によってその大きさが
制限され、機器の配列もその長さによって当然修正した
りすることが必要である。このとき、据付は間口が十分
に確保できない建屋条件であると、例えばシンクとクッ
クトップとを近い位置に配置するようになり、カウンタ
ーを作業面として全く利用できない結果となる。

これに対し、間口の不足を補うために、カウンターの奥
行きを長くすることも既に試みられている。これに付い
ては、たとえば、特開昭６２−１７０２１０号公報に記
載されている厨房装置がその一例として挙げられる。こ
れは、第５図に示すように、カウンター５０の奥行き寸
法りを従来寸法１（図中の一点鎖線で示す）よりも大き
くし、シンク５１とクックトップ５２とを配置したもの
である。一般に従来の寸法ｌは６００　ｍｍ程度であり
、これに対してカウンター５０の奥行き寸法りは７５０
閤程度となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このようにカウンター５０の奥行きを長くし、間口が狭
くても奥行き方向の空間を利用することによって、カウ
ンター５０の平面積の不足が補える。

このため、皿や食品等をクックトップ５２の奥側やシン
ク５１との間のカウンター５０面に載せた調理作業が可
能である。

ところが、カウンター５０の奥行き全体にシンク５１を
設けておくと、水栓５３とカウンター５０の前面との距
離も長くなる。このため、手を長く伸ばすことがカウン
ター５０の変更によって要求され、従来品に比べると使
い勝手が劣る。特に、子供等の場合にはこれが顕著であ
り、大人であってもクックトップ５２側で作業している
ときに水栓５３を取り扱うにはシンク５１側へ動く必要
がある等、作業動線にも影響を与えてしまう。

更に、カウンター５０の奥行きを長くしたからといって
、従来品に比べて作業効率の向上が達成されるとは限ら
ない面もある。つまり、間口の不足を補うためにカウン
ター５０の奥行きを長くしたのであるから、間口が非常
に狭い場合を考えてみれば、このことは明らかである。

すなわち、シンク５１とクックトップ５２とは必須のも
のであり、間口が狭いとこれらの間の作業スペースが小
さくなるという当然の結果となる。このため、配膳等の
際に物を置くにはクックトップ５２の奥側を利用するこ
とになり、前記の水栓５３の取り扱いと同様に使い勝手
が悪くなる。

これに加えて、調理作業全体を考えると、シンク５１で
の洗い物等の作業及びクックトップ５２での調理は密接
な関係がある。このため、間口が狭く作業空間が確保で
きないからこそ、カウンター５０を有効に利用する必要
性が生まれる。しかし、シンク５１とクックトップ５２
との間を単にワークトップとして利用するだけでは、作
業全体から見た効率及び使い勝手の向上は期待できない
。

そこで、本発明は、カウンターの間口及び奥行きに対し
適切に機器を配置することによって、厨房作業の改善を
図ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の厨房設備は、以上の目的を達成するために、カ
ウンターにシンク及びクックトップ等の調理器具を備え
た厨房設備であって、前記調理器具をカウンターの前側
に偏せて配置し、前記シンクは、前記カウンターの奥行
きのほぼ全体を占める第１のシンク及び該第１のシンク
から前記調理器具方向へ延び且つカウンターの前側に偏
せた浅い第２のシンクを持つことを特徴とする。

また、第２のシンクの奥側には、第１のシンクや調理器
具側に偏せてそれぞれ水栓を配置することもできる。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を具体的に
説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す厨房設備の斜視図であ
る。

図において、内部を食器や食品等の収納部としたフロア
キャビネットＡの上にカウンター１が設けられている。

このカウンターｌは、ステンレス板等によって一体成形
され、その奥行き寸法を従来品の６００　ｍｌ１１程度
に対し、例えば７５０陥程度に長くしている。そして、
第２図の平面図で示すように、右端に食器や食品等の洗
い物作業用として用いる第１のシンク２を備えると共に
、この第１のシンク２から中央を超えた領域まで浅い第
２のシンク３を設４すている。また、第２のシンク３の
左側には、調理器具の一部としてクックトップ４が配置
されている。

箪ｌのシンク２は従来のシンクと同様に２００　ｍｒＩ
ｌ程度の深さを持ち、その間口も従来品と同じ程度とす
る。そして、カウンター１の奥行きのほぼ全体を占める
ように形成することによって、従来品よりも容量を大き
くすることができる。また、底部には排水金具２ａを設
け、一般に採用されているトラップ等を備えて排水配管
に接続される。

第２のシンク３は、第１のシンク２の前側縁を左側に伸
ばしたもので、第１のシンク２に比べて前側に偏った配
置となっている。そして、その深さはたとえば５０ｍ＋
ｎ程度であり、クックトップ４の近傍までの領域を占め
ている。また、排水のために第２のシンク３．の底面は
第１のシンク２側が低くなるような緩やかな傾斜を持た
せておく。

また、クックトップ４は、第２のシンク３とほぼ同じ奥
行き寸法を持ち、同様に前側に偏った配置となっている
。このクックトップ４は、フロアキャビネッ）Ａに組み
込んだ調理器具Ｂの一部とするほか、電磁プレート等を
カウンター１に直接組み込んだものとすることができる
。

以上の第１．第２のシンク２，３及びクックトップ４の
配置によって、第２のシンク３及びクックトップ４の奥
側には奥行きの広い作業面５が得られる。つまり、第２
のシンク３及びクックトップ４を従来品と同じ奥行き寸
法のものとした場合に、カウンター１の奥行きが従来品
よりも長くしかもこれらの第２のシンク３及びクックト
ップ４を前側に偏らせた配置としたことによって、広い
作業面５が奥側に確保される。

更に、第２のシンク３の奥の左右には一対の水栓６．７
がそれぞれ配置される。右側の水栓６は第１のシンク２
用であり、左側の水栓７は第２のシンク用３としてそれ
ぞれ利用する。なお、これらの水栓６．７は、単水栓、
湯水混合栓等の各種のものが採用でき、特にハンドシャ
ワー式としてスナウト部分を引き出し可能としたものが
好適である。

以上の構成において、奥側に位置する作業面５は食器等
の皿や鍋等を置くスペースとして活用でき、間口が狭°
くても作業性が損なわれることがない。また、浅い第２
のシンク３は様々な作業に応用でき、単に第１のシンク
２とクックトップ４との間をフラットな作業面とする場
合に比べて機能の拡充が図られる。このことを以下に、
例を挙げて説明する。

浅い第２のシンク３は、水栓７を備えてはいるものの、
カウンター１の上面レベルからの落ち込み深さが小さい
ので、水を使用しなければ通常のカウンター１と同様に
作業面として利用できる。

たとえば、クックトップ４で料理したものを皿に盛ると
きは、奥側の作業面５だけでなく、第２のシンク４を代
用できる。したがって、第１のシンク２及びクックトッ
プ４を除く領域、つまり第２のシンク３及び作業面５の
全体をワークトップとして利用でき、間口が非常に狭い
条件であっても配膳や後片づけ等に障害を伴うことがな
い。

また、クックトップ４で料理するとき、アク抜きや麺類
を揚種いた後の湯等は、鍋をクックトップ４の上で傾け
て第２のシンク３に流し落とすことができる。これは、
第２のシンク３がシンクとしての機能を持つことを利用
した一例であり、流し落とした湯等は水栓７からの給水
によって洗い流される。これに加えて、第２のシンク３
を利用してたとえば果物や野菜類の皮を剥く場合、剥か
れた皮等は水栓７からの給水によって洗い流すことがで
きる。したがって、通常の作業面の場合では布巾で汚れ
を取り除くしかないが、作業面として活用できる第２の
シンク３に給水設備を備えることによって、常に衛生的
な環境を維持することができる。

このように、作業面とシンクとしての機能を融合したよ
うな作業の展開が広く行われ、間口が小さくて機能性が
乏しく見えても、浅い第２のシンク３の存在が大きく巾
を効かずものとなる。

第３図は浅い第２のン・ンク３の他の例を示すものであ
り、これは前側と奥側にステップ３ａを間口方向に設け
、これを利用してまな板Ｃをスライドさせるようにした
ものである。

ステップ３ａは、第４図の断面図に示すように、段状に
形成され、まな板Ｃを載せたときその上面がカウンター
１の上面とほぼ同一か僅かに低いしベルとする。これに
よって、カウンターｌに載せた皿や鍋等を持ち上げるこ
となくまな板Ｃに移し変えたり、又は逆の取り扱いが簡
単に行える。

このようなステップ３ａを備えることによって、まな板
Ｃは第１のシンク２からクックトップ４の近傍までの任
意の位置に自在にセットできる。このため、たとえば、
第１のシンク２側にまな板Ｃをセットし、魚や肉又は野
菜等を切るときに、不要なものを第１のシンク２内又は
備え付けたゴミ容器（図示せず）にそのまま放り込める
。また、クックトップ４側に移動させれば、材料を鍋に
簡単に入れることができる。

このように、まな板Ｃをスライド可能に備えることは、
新たな作業の展開を可能とし、更に一層効率的な調理が
行える。そして、まな板Ｃがカウンターｌの表面とほぼ
等しいことから、前記のように第２のシンク３を作業面
として利用するのに比べて、皿やその他の品物を滑らせ
るようにして取り扱うことができ、作業が簡単になる。

また、水栓６．７をそれぞれの好適な位置に配置したこ
とによる作業性の改善も可能である。つまり、これらの
水栓６，７は前側に偏った第２のシンク３の奥に位置す
るので、カウンター１の前面からの距離は従来品と変わ
らず、腕を長く伸ばすことなく操作できる。また、特に
クックトップ４に近い位置に設けた水栓７をハンドシャ
ワー型とすれば、クックトップ７にかけて調理している
最中の鍋に直に給水できる。したがって、重い鍋を水栓
の位置まで運ぶ必要がなく、ここでも一つ作業動線の改
良が可能となる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明の厨房設備においては、
カウンターの奥行きのほぼ全体を占めるシンクから浅い
第２のシンクをカウンターの前側に偏らせて設け、この
第２のシンクの端部に同様に前側に偏ってクックトップ
等の調理器具を配置している。このため、第２のシンク
及び調理器具の奥側のカウンターを作業面として利用で
き、また第２のシンクが浅いためにこれを作業面として
代用できる。そして、第２のシンクに給水設備を備えて
おけば、シンクとしての本来の機能を持たせることがで
きるので、単に作業面としてだけでなく、様々な作業の
展開が可能となる。また、第２のシンクの奥に水栓を設
けると、カウンター前面からの距離が長くなることがな
く、カウンターの奥行きを大きくした場合でも、使い勝
手に影響を与えることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す厨房設備の斜視図、第
２図はカウンターの平面図、第３図は第２のシンクの他
の例を示す斜視図、第４図は第３図のＩ−Ｉ線矢視によ
る概略断面図、第５図は従来例を示すものである。 １：カウンター　　　２：第１のシンク３：第２のシン
ク　　４：クックトップ５：作業面　　　　　６．７：
水栓 Ａ：フロアキャビネット Ｂ：調理器具　　　　Ｃ：まな板 特許出願人　　　東陶機器株式会社（ほか１名）代　理
　人　　　　　小　堀　　益（ほか２名）第１図 第２図 ４　　　　　　　ｊ　　１　　　２ 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カウンターにシンク及びクックトップ等の調理器具
   を備えた厨房設備であって、前記調理器具をカウンター
   の前側に偏せて配置し、前記シンクは、前記カウンター
   の奥行きのほぼ全体を占める第１のシンク及び該第１の
   シンクから前記調理器具方向へ延び且つカウンターの前
   側に偏せた浅い第２のシンクを持つことを特徴とする厨
   房設備。 ２、前記第２のシンクの奥側であって前記第１のシンク
   の近傍に水栓を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の厨房設備。 ３、前記第２のシンクの奥側であって前記調理器具の近
   傍に水栓を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載の厨房設備。