JPH01164475A - ポリエステル化粧板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はポリエステル化粧板の製造方法に関するもので
ある。

「従来の技術」 ポリエステル化粧板の製造法のうちフィルム法と呼ばれ
る方法は、合板などの基材に尿素系又はビニル系接着剤
を介してチタン紙や薄葉紙などの化粧紙を貼着して化粧
素材を作シ、これに硬化剤と促進剤を含んだ不飽和ポリ
エステル塗料を乗せ、更にその塗料の上にビニロンフィ
ルム、セロファンフィルム、或いはプリエステル系フィ
ルムなどのフィルムを被覆し、圧延ロールを用いて塗料
が均一の厚みになる様に伸ばして硬化させる。

硬化させる際には硬化を促進させる為に雰囲気温度を５
０〜６０Ｃとしているが、該塗料が充分に硬化し被覆し
たフィルムを剥離出来る迄には６０〜９０分の長時間を
要する。

又、化粧素材の上に不飽和４リエステル塗料を乗せて圧
延する工程の所要時間は、化粧素材３尺×６尺サイズの
場合、１枚当り３０秒以上を必要とし生産効率が良いと
は言えない。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明者等はポリエステル化粧板の生産効率を著しく向
上せしめることを目的として研究を進めた結果本発明に
到達した。

本発明の要点は、ポリエステル化粧板の製造工程に於い
て塗料の圧延工程を無くして塗装の所要時間を著しく短
縮した事とフィルム剥離塩の所要時間を著しく短縮した
事である。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、塗装素材にロールコータを用いて促進剤を含
む不飽和ポリエステル塗料を塗布し、その次にフローコ
ータ装置を用いて、硬化剤と紫外線増感剤を含む不飽和
ポリエステル塗料と、促進剤と紫外線増感剤を含む不飽
和ポリエステル塗料とを塗装しその塗装表面にフィルム
を被覆したのち、ロールで脱泡し、次に紫外線照射装置
によって該塗料を−・次硬化し、しかるのち赤外線照射
装置で表面を加熱して二次硬化せしめた後に、フィルム
を剥離させる事を特徴とするポリエステル化粧板の製造
方法に関するものでおる。

本発明では、先づ化粧紙貼着済塗装素材にロールコータ
−を用いて１００〜５００　ｐｐｍの６チナ７テン酸コ
ー９ルトなどの促進剤を含む不飽和ポリエステル塗料を
２２３９７尺　塗布する。促進剤としてはす７テン酸コ
バルトの他にナフテン酸鋼、ジメチルアニリンなどのア
ミン系物質などがあるが、ナフテン酸コバルトが一般的
に使われておシ、この化合物は通常の塗料用不飽和ポリ
エステル樹脂に、樹脂メーカーが樹脂製造段階で添加し
ているので、そのまま利用出来る。

次に硬化剤２−４％、紫外線増感剤０．３〜５％を含む
不飽和ポリエステル塗＠をフローコーターで塗布する。

硬化剤としては常温分解型として、メボックス（化系ヌ
ーリー社製）・ぐ−メックＮ（日本油脂社製）その他多
数が市販されている。

中高温分解型としては、硬化剤Ｃ８，硬化剤Ｒ１（化薬
ヌーリー社製）やパーロイルＭＳＰ　（日本油脂社製）
等がある。紫外線増感剤のうち、不飽和ポリエステル塗
料用としてはベンゾインエチルエーテル（以下ＢＥＥと
云う）Ｃ１１４王化学社製）、ペンデルジメチルケター
ル（川口化学社製）、その他がある。

つぎに１００〜５００　ｐｐｍの６％ナフテン酸コバル
トなどの促進剤と０．３〜５％の増感剤を含む不飽和ポ
リエステル塗料を更に別のフローコーターを用いて塗布
する。各フローコーターでの塗布量は夫々５〜１０９７
尺　づつ使用するのが適当である。

本発明に於ける不飽和ポリエステル塗料とは、ＷＡＸ型
不飽、ｔｏ、ｘリエステル塗料でも、Ｎ０Ｎ−ＷＡＸ　
ｍ不飽和ポリエステル塗料でもよい。

つづいてビニロンフィルムなどのフィルムで・被覆する
。フィルムの固定方式はフィルムを金属製枠に予め張り
つけて用いても良いしコンベアーと同一速度で移動する
フィルムホルダー装置でフィルムを連続的に引き伸ばし
つつ使用しても良い。

この様にして、フィルムを被覆したならばゴムロール又
は、金属ロールを用いて塗装された塗料と該フィルムと
を密着させると同時に脱泡する。

次に紫外線を照射して該塗料を一次硬化せしむ。

紫外線照射条件は８０〜１２０　Ｗ／ｃｍ高圧水銀ラン
プか８０　＝　１２０　Ｗ／ｃｍのメタルハライドラン
グでコンベア速度は６〜１２ｍ／分が適当である。この
工程で該塗料は充分にダル化し且つある程度の硬化が進
むが更に完全硬化に近づける為に赤外線照射処理を行う
。赤外線ランプとしては波長５０μｍ〜１ｍ程度の遠赤
外線ランプが加熱効率が良く、これを用いて塗装表面温
度９０〜１００Ｃで３０秒〜９０秒間加熱すると、被覆
したフィルムを剥離しても差しつかえない状態に塗料を
充分に硬化させることができる。

「実施例」 実施例１ コールローターを用いて２３９７ｍ　　薄葉紙貼着合板
にポリライトＫＣ−５５２（大日本インキ化学社製塗料
用不飽和ポリエステル樹脂）を２Ｊ／尺２塗布し次にポ
リライトＫＣ〜９７４−Ａ　（大日本インキ化学社製塗
料用不飽和ポリエステル樹脂）１００ｇに硬化剤ＣＳ（
化薬ヌーリー社＄１）２．９．紫外線増感剤ＢＥＥ　Ｏ
，ｓ　！　（！′＃王化学社製）、スチレンモノマー１
０ｇの割合で混合した塗料をフローコーター装置で８９
／尺２塗布し更にポリライトＫＣ−５５２（大日本イン
キ化学社裏塗料用不飽和ポリエステル樹脂）ｉｏｏ、ｐ
に紫外線増感剤ＢＥＥ　Ｏ，５ｇ　（精工化学社製）の
割合で混合した塗料をフローコーター装置で８　、！ｉ
’／／ｉｅ’塗布して、直ちに金属製枠に張シツケたビ
ニロンフィルムで該塗装面を被覆し、ゴムロールで押し
てビニロンフィルムを塗装面に密着さ揚ると同時に脱泡
を行った。

次に直に紫外線発生源として８０勢偽高圧水銀ランプで
移動速度１２ｍ／分で照射して塗料を一次更化した。更
に表面温度９７℃になる様にセットした遠赤外線照射炉
内で９０秒間照射加熱したのち、直ちに被覆し九ビニロ
ンフィルムを剥離した所、硬化が充分に進んで硬度の高
い美麗なポリエステル化粧板を得た。

実施例２ 実施例−１と同様の塗料で同様に塗装し、同様にビニロ
ンフィルム被覆し、紫外線発生源としてｇ　Ｑ　ＷＡＭ
メタルハライドランプを用いた。

以下の処理も実施例−１同様にして、／１７エステル化
粧板を得た。

「発明の効果」 本発明によれば、塗料の圧延工程を無くして塗装の所要
時間を著しく短縮するとともにフィルム剥離迄の所要時
間を著しく短縮することにより、ポリエステル化粧板ゐ
生産効率を著しく向上させることができる。

代理人　弁理士　高　橋　勝　利

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塗装素材にロールコータを用いて促進剤を含む不飽和ポ
   リエステル塗料を塗布し、その次にフローコータ装置を
   用いて、硬化剤と紫外線増感剤を含む不飽和ポリエステ
   ル塗料と、促進剤と紫外線増感剤を含む不飽和ポリエス
   テル塗料とを塗装しその塗装表面にフィルムを被覆した
   のち、ロールで脱泡し、次に紫外線照射装置によって該
   塗料を一次硬化し、しかるのち赤外線照射装置で表面を
   加熱して二次硬化せしめた後に、フィルムを剥離させる
   事を特徴とするポリエステル化粧板の製造方法。