JPS6111177A - 安定した艶消し塗膜の形成方法 - Google Patents

安定した艶消し塗膜の形成方法

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JPS6111177A
JPS6111177A JP13264284A JP13264284A JPS6111177A JP S6111177 A JPS6111177 A JP S6111177A JP 13264284 A JP13264284 A JP 13264284A JP 13264284 A JP13264284 A JP 13264284A JP S6111177 A JPS6111177 A JP S6111177A
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JP
Japan
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film
coating
paint
electron beam
acrylate
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JP13264284A
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English (en)
Inventor
Osamu Takeatsu
竹厚 修
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紫外線や電子線の照射で硬化される艶消し塗膜
の形成方法に関するものである。
(従来の技術) 支持体上に塗料を塗布後紫外線あるいは電子線を照射し
て硬化した塗膜を形成する方法は、得られる塗膜が表面
硬度、耐溶剤性、耐熱性等に対して優れた物性を有する
ばかりか、塗料を塗布後の硬化工程が短時間で完了する
等の理由により、近年広く利用されている方法である。
(発明が解決しようとする問題点) 前記紫外線や電子線の照射を利用する支持体上の硬化塗
膜の形成方法においては、電気中の酸素や塗料の硬化を
遅延させる作用を有しているため、支持体と接する側の
塗料の硬化が早く、空気と接する側の塗料の硬化がこれ
よシ遅れ、塗膜表面の硬化が最後に行われることとなる
ところで、前記紫外線や電子線の照射による硬化手段を
利用して支持体上に硬化塗膜を形成する方法において、
無機質または有機質微粉末による艶消し剤を含有する塗
料を利用して艶消し塗膜を形成する場合には、前記した
ように空気中の酸素の影響により塗膜の表面と裏面とで
はその硬化速度が相違する結果、塗料の硬化工程中に塗
料中の艶消し剤が支持体側から塗膜表面側へとしぼり出
され、形成される塗膜表面に艶消し剤たる無機質微粉末
が露出したり、無機質微粉末の分布が片寄ったりする。
加えて、この塗膜の硬化工程中における無機質または有
機質微粉末の移動は、塗膜の硬化時の温度、塗膜の厚さ
、紫外線や電子線の照射強度、光増感剤の添加量等によ
っても影響を受けるため、前記塗膜の表面と裏面とでの
硬化速度の相違に起因する無機質微粉末の移動が存する
場合には、得られる塗膜中の無機質または有機質微粉末
の分布がますます不均一になる。
このため、紫外線や電子線の照射による硬化塗膜の形成
方法で、無機質または有機質微粉末からなる艶消し剤を
含有する塗料を使用して艶消し塗膜を得”る場合には、
その艶消しの程度が均質化されている塗膜を大量に形成
することは極めて困難であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、艶消し塗膜を形成しようとする支持体上に、
無機質または有機質微粉末からなる艶消し剤を含有する
紫外線硬化型塗料または電子線硬化型塗料を塗布する工
程と、前記工程で得られた塗料の塗布面に、該塗布面に
対して接着性を示さない透明もしくは半透明の離型性フ
ィルムを、塗布面と該フィルムとの間に空気を抱き込む
ことのないようにして載置する工程と、前記塗料の塗布
面に紫外線または電子線を照射することにより支持体上
の塗料を硬化させ、硬化塗膜を形成する工程と、得られ
た硬化塗膜面−A)ら前記透明もしくは半透明の離型性
フィルムを剥離する工程とからなるもので、紫外線また
は電子線の照射による塗料の硬化工程で、塗膜の表面と
裏面とにおける硬化速度のずれを解消することによシ、
艶消し剤たる無機質または有機質微粉末の分布の片寄り
を極カ抑えて艶消し程度の均質な艶消し塗膜、すなわち
安定した艶消し塗膜を得るものである。
前記構成からなる本発明の安定した艶消し塗膜の形成方
法において、塗料を塗布する際に利用する支持体として
は、例えば薄葉紙、晒クラフト紙、チタン紙、リンター
紙、板紙、石こうホード紙等の紙、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム
、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、゛ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ナイロンフィルム、ホリスチ
レンフィルム、エチレン酢酸ヒニル共重合体フィルム、
エチレンビニルアルコール共重合体フィルム、アイオノ
マー等のプラスチックフィルム、木、合板、パーチクル
ホー、ド等の木質基材、石こうボード、石こうスラグボ
ード等の石こう系基材、パルプセメント板、石綿セメン
ト板、木片セメント板等の繊維セメント板、GRC及び
コンクリート、鉄、アルミニウム、銅等の金属箔もしく
はシート、並びに以上の各支持体の複合体、あるいはこ
れらの支持体の表面に所望の絵柄が印刷された絵柄付き
支持体等が存する。
また、紫外線硬化型塗料としては、例えばエポキシアク
リレート、ウレタンアクリレート、アクリル酸変性アル
キッド、アクリル変性ポリエステル等をオリゴマーとし
、これに架橋構造の調整や粘度調整等を目的として、ネ
オペンケルグリコール・ジアクリレート、ペンタエリス
リ)・−ル・トリアクリレート、トリメチロールプロパ
ン・トリアクリレート、トリメチロールプロパン・トリ
メタアクリレートなどのモノマーを配合したものが利用
される。更にこの紫外線硬化型塗料の場合には、ベンゾ
イン系、ナセトフエノン系、ベンジルケタール系、ケト
ン/アミン系等の光重合開始剤が添加されるのが一般的
である。
もう一方の電子線硬化型塗料は、樹脂成分として例えば
、分子中にエチレン性二重結合を有するゾレボリマーも
しくはオリコゞマー、例えば、不飽和ポリエステル類、
ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウ
レタンアクリレート、ポリエーテルアクリレ−1−、ポ
リオールアクリレート、メラミンアクリレートなどの各
種アクリレート類、ポリエステルメタクリレート、エポ
キシメタクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエー
テルメタクリレート、ポリ副−ルメタクリレート、メラ
ミンメタクリレートなどの各種メタクリレート類、エチ
レン性二重結合を有するモノマー、例えば、スチレン。
α−メチルスチレン等のスチレン系モノマー類;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸メトキシエチル、アクリル酸7’)キンエチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸メトキンブチル、アクリル酸
フェニル等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ゾロピル、メタ
クリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキプメチル
、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメ
タクリル酸エステル類;アクリルアミド、メタクリルア
ミド等の不飽和カルボン酸アミド;アクリル酸2−(N
、N−ジメチルアミン)エチル、メタクリル酸2−(N
N−ジメチルアミノ)エチル、アクリル酸2−(N、N
−ジベンジルアミノ)エチル、メタクリル酸(N、N−
ジメチルアミノ)メチル、アクリル酸2−(N、N−ジ
エチルアミノ)ゾロピル等の不飽和酸の置換アミノアル
コールエステル類;エチレングリコールジアクリレート
、プロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンシオール
ジオクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート
、トリエチレングリコールジアク1)レート、ジプロピ
レングリコールジアクリレート、エチレングリコールジ
メククリレ−1−、プロピレングリコールジメタクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官
能性化合物の一種もしくは二種以上の混合物、または前
記エチレン性二重結合を有する化合物と、分子中に2個
以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えば
トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメ
チロールプロパントリチオゾロビオネート、ペンタエリ
スリトール゛テトラチオグリコレートなばを混合したも
の等を使′用することができる。
前述の紫外線硬化型あるいは電子線硬化型塗料中に添加
、含有せしめられる艶消し剤としては、例工ば、シリカ
、炭酸カル7ウム、沈降性塩化バリウム等の無機質微粉
末や、ポリエチレン粒子等の有機質微粉末が利用される
尚、紫外線硬化型あるいは電子線硬化型塗料中には、得
られる硬化塗膜に所望の性質を導入するためにその他の
任意の成分が、例えば耐スクラッチ特性を付与するため
に、PEワックスや脂肪酸石鹸等が添加される等、適宜
添加、含有され得ることは勿論である。
前記紫外線硬化型塗料あるいは電子線硬化型塗料を支持
体上に塗布する手段は、例えばグラヒアコート、ロール
コート、リバースロールコート、フローコート、スプレ
ーコート、スムージングコート等の既存のコーティング
方法が使用し得る。
支持体上の塗料の塗布面に載置される透明もし、くは半
透明の離型性フィルムとしては、例えばポリエチレン、
ポリゾロビし/ン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアクリル、ポリア
ミド等のプラスチックフィルムが、あるいは離型処理が
施されているフィルムや紙等が使用される。また透明も
しくは半透明の前記離型性フィルムとしては、表面が鏡
面を呈する平滑フィルムをはじめ、マント化フィルムや
エンボスフィルム等も使用し得る。
尚、塗料の塗布面に透明もしくは半透明の離型性フィル
ムを該フィルムと塗料の塗布面との間に空気を抱き込む
ことのないように載置するには、フィルム載置後に該フ
ィルム上面を軽くスクイズする等によって容易に達成さ
れるも・のである。
支持体」二の塗料の塗布面に実施する紫外線の照射は、
高圧水銀灯、メタルハライドランプ、低圧水銀灯等を利
用して行われるものである。
また電子線の照射は、例えばタングステンフィラメント
を利用した加速器によるカーテン型や走査型を利用して
実施し得るものである。
以下本発明の安定した艶消し塗膜の形成方法つ具体的な
構成を実施例に基いて説明する。
(実施例) 厚さQ、15mmの塩化ビニルシートからなる支持体の
表面に、艶消し剤たるシリカ微粉末と炭酸カルシウム微
粉末とを混入したウレタンアクリレートを主体とする紫
外線硬化型塗料〔犬日精化■製: XD−,301−1
0M) を版深60μのグラビアロールでその全面に塗
布した後、この塗布面に、厚さ25μの熱可塑性ポリエ
ステルフィルムを載置し、該フィルムの上面をスクイズ
ローラーで軽くスクイズして得られた積層シートを、1
60W/crnのパワーを有するオゾン型高圧水銀灯2
灯を点灯した紫外線照射下に10 m/m i n 、
の速度で通過させ、支持体表面の塗料を完全硬化させた
。次いで、積層シート表面の熱可塑性ポリエステルフィ
ルムを積層7−トから剥離し、安全した艶消し効果を有
する塗膜が表面に形成されている化粧塩化ビニルシート
を得た。
(発明の作用及び効果) 本発明の艶消し塗膜の形成方法は斜上の通りの構成から
成るもので、無機質または有機質微粉末からなる艶消し
剤が添加されている紫外線捷たは電子線硬化型塗料を支
持体上で硬化させて艶消し塗膜を形成する際に、空気中
の酸素による硬化遅延作用を受けることなく塗膜を硬化
させるものである。したがって、塗膜の裏面と表面との
間の硬化速度のずれに起因して塗料中の艶消し剤たる無
機質または有機質微粉末で塗膜の硬化工程中に塗膜の裏
面から表面へとしぼり出されるようなことがなく、塗膜
の硬化工程中の艶消し剤の移動を極力押えられるので、
艶消し効果の均質な艶消し塗膜、すなわち安定した艶消
し塗膜を極めて簡単な手段の付加で形成することが出来
るという作用、効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に無機質または有機質微粉末からなる艶消し剤
    が添加されている紫外線または電子線硬化型塗料を塗布
    する工程と、前記工程で形成した塗料の塗布面に、該塗
    料に対して接着性を示さない透明もしくは半透明の離型
    性フィルムを、該フィルムと前記塗布面との間に空気を
    抱き込むことのないように載置する工程と、前記塗料の
    塗布面に紫外線または電子線を照射することにより塗料
    を硬化させる工程と、硬化した塗膜表面から前記透明も
    しくは半透明の離型性フィルムを剥離する工程とからな
    ることを特徴とする安定した艶消し塗膜の形成方法。
JP13264284A 1984-06-27 1984-06-27 安定した艶消し塗膜の形成方法 Pending JPS6111177A (ja)

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