JPS6225429B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6225429B2
JPS6225429B2 JP55042714A JP4271480A JPS6225429B2 JP S6225429 B2 JPS6225429 B2 JP S6225429B2 JP 55042714 A JP55042714 A JP 55042714A JP 4271480 A JP4271480 A JP 4271480A JP S6225429 B2 JPS6225429 B2 JP S6225429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ultraviolet curable
curable resin
sheet
coated
Prior art date
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Expired
Application number
JP55042714A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56139176A (en
Inventor
Hideo Ishizawa
Shigetomo Sakakibara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP4271480A priority Critical patent/JPS56139176A/ja
Publication of JPS56139176A publication Critical patent/JPS56139176A/ja
Publication of JPS6225429B2 publication Critical patent/JPS6225429B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性シートに紫外線硬化樹脂を塗
布したシートの製造方法に関し、紫外線硬化型樹
脂を直接熱可塑性シートに塗布した場合の製造上
の数多くの問題点を解決した新しい製造方法に関
する。 従来、熱可塑性シートに紫外線硬化型樹脂を塗
布する場合、グラビアあるいはリバースコート方
式により一定量の樹脂塗膜を得た後、直接紫外線
硬化型樹脂塗布面に高圧水銀灯より照射してい
た。更に、このシートの搬送はロールを通して行
なうテンシヨンドライブ方式ないしは、フエル
ト、金網等のコンベアーベルト上に乗せる方式で
あつたが、熱収縮のない紙、金属箔等の基材の場
合は、別段の問題は生じないが、塩ビフイルムの
ように熱収縮を生じる場合は、高圧水銀灯より発
生する熱と、フイルム搬送テンシヨンによるフイ
ルムの伸びや、部分的なカールの発生等の問題を
生じる。後者の場合は、前者に比べるとフイルム
搬送に際してテンシヨンが少ないため上記欠点は
幾分解決できるが、フイルムの熱収縮を完全に解
決することは出来ない。また紫外線硬化に際して
は一般に酸素による硬化阻害を生じるので、塗装
面に透明の離型フイルムを被覆する方法が考案さ
れている。然し乍ら、この場合も紫外線の発熱に
よつて生ずる基材の熱収縮を解決することは出来
ない。本発明では、この問題に注目し、基材を裏
面より冷却しながら工業的に適応できる資材とし
ての連続シートを得る方法を発明するに至つた。 本発明の主なる構成は、基材シートとしての熱
可塑性シートに紫外線硬化型樹脂を塗布して連続
したシートを製造するに際し、紫外線硬化型樹脂
2を塗布した後に透明フイルム3を被覆し、水冷
回転ドラム4上に透明フイルム3を上面として熱
可塑性シート1をドラム4面に接しながら高圧水
銀灯5により紫外線を照射した後に、必要に応じ
て前記透明フイルム3を接着あるいは剥離して得
ることを特徴とした紫外線硬化型樹脂皮膜を有す
る化粧シートの製造方法である。 本発明を詳細に説明すれば、基材シート1を水
冷回転ドラム4上に接した状態で、紫外線硬化型
樹脂塗布面2を上方にして、透明フイルム3の被
覆面に高圧水銀灯5より照射するのであるが、単
に直接紫外線硬化型樹脂塗布面2を高圧水銀灯に
より紫外線照射して硬化させた場合に対する樹脂
塗膜面の表面温度は下記の通りである。 尚、基材シート1は厚さ0.2m/m、可塑剤23
部の耐熱塩ビフイルムを使用した。
【表】 以上のように、照射方法により表面温度に顕著
なる相違がみられ、水冷回転ドラムを使用するこ
とにより紫外線硬化型樹脂の表面温度を大巾に下
げることができ、その結果被塗工フイルムが塩ビ
フイルムやポリエチレン、ポリプロピレン等のオ
レフイン系のフイルムの場合、直接照射では表面
温度が上昇して熱変形を起す欠点が解消され、平
坦面を保持したカールやシユリンクのない好まし
い表面状態の塗布面を得ることが出来る。このよ
うに上記フイルム被覆と水冷回転ドラム方式を採
ることにより以下の利点がある。第1に被塗工フ
イルムの熱による表面状態の変形や歪を解消で
き、第2に照射速度の許容範囲が広がり、従来、
熱可塑性フイルムの場合、高速硬化処理しか採り
得なかつたことによる原料面での制約から起る欠
点、即ち高速硬化にする為の紫外線硬化型樹脂の
制約が解消され(例えば増感剤を必要以上に加え
なければならなかつたこと、及び比較的軟質に硬
まるタイプの樹脂が使用できなかつたこと等)、
第3に硬化後の樹脂塗膜性能、特に耐スクラツチ
性、耐汚染性が上昇したこと、更に塗膜表面の温
度が高くなるために硬化塗膜の内部と表面との性
質が異なるために生ずる塗膜の歪が解消され、第
4は生産設備が従来のコンベアー上での高圧水銀
ランプ直接照射方式に比べて、本発明の水冷被覆
フイルムによる硬化方式は設備上のスペースやコ
ストの点にメリツトがあることである。更に被覆
フイルムの平滑度を応用した、鏡面やマツト面に
仕上げによる表面状態の加工が均一に安定して出
来、紫外線硬化樹脂のキユアー能率に効果的であ
ることは勿論である。 次に本発明に使用できる材料に関しては、紫外
線硬化樹脂を塗工するフイルムとして、熱可塑性
フイルム全般を使用できるが、特に軟化点の低い
フイルム、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチロール、ABS、
アクリル、ポバール、ポリエステル等のフイル
ム、あるいは、これらの共重合体積層フイルムが
利用でき、また厚さは一般的に10μ以上が好まし
い。 次に紫外線硬化樹脂には、不飽和ポリエステ
ル、ポリエーテル、アクリレート、ウレタン系ポ
リエステルアクリレート、ポリエステルメタクリ
レート、エポキシアクリレート等がある。これら
の多官能アクリレートは光硬化開始剤との組合せ
により紫外線硬化型樹脂となるが、これら硬化開
始剤にはベンゾフエノン、アセトフエノン、ベン
ゾイン、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、
ベンゾインエチエーテル、アゾビスイソブチルニ
トリル等既存のものが使える。これらの光硬化開
始剤は通常0.5〜10%添加する。 次に被覆用のフイルムとしては、ポリエステル
フイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリエチレ
ンフイルム、ポバールフイルム、EVA(エチレ
ン酢ビ共重合)フイルム、アクリルフイルム、塩
ビフイルムあるいは、これらの多層あるいは共重
合フイルムが使用できるが、紫外線を透過させる
ことが必要であるので、透明なフイルムが望まし
いが、アツトフイルムでも使用可能である。これ
らのうち、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポバールフイルムは紫外線硬化型樹脂
と剥離しやすく、一方EVA、アクリル、塩ビフ
イルムは比較的剥離しにくい。このようなことか
ら、本発明に於ては、例えば硬化型樹脂が通常の
アクリレートの場合、後者の被覆フイルムは剥離
しにくいので一体化する方法として実施すること
ができる。然し、これらのフイルムを剥離用の被
覆フイルムとして使用したい場合は、紫外線硬化
型樹脂中に離型剤を添加することによつて、容易
に剥離可能になる。 本発明方法によれば、基材シートに紫外線硬化
型樹脂を塗布し、その上から透明フイルムを被覆
し、基材シート裏面より冷却しながら光硬化させ
るのでフイルム基材シート搬送テンシヨンによる
フイルムの伸びや部分的なカール、歪の発生を防
止できるだけでなく、基材シート表面に塗布され
た紫外線硬化型樹脂を歪なく、確実に光硬化させ
ることができ、必要に応じて被覆フイルムを接着
あるいは剥離することができるので、化粧シート
製造に巾広い活用が出来、基材シート裏面より冷
却することによつて、硬化被膜の内部歪を防止
し、被膜性能を向上させることができるなど、化
粧シート製造に顕著なる効果を発揮するものであ
る。 本発明方法の具体的実施例について、実施例1
を第2図に、実施例3を第3図に、実施例4を第
4図にそれぞれ図示しながら説明する。 実施例 1 基材シートとして可塑剤8部、厚さ0.15m/m
の印刷模様を施した塩ビフイルム上に、グラビア
コートにより紫外線硬化型のアクリル系樹脂を塗
布量20g/m2コーチングし、直後に12μのポリプ
ロピレンフイルムをニツプロールを介して被覆さ
せ、水冷回転ドラム面にて冷却させながら、高圧
水銀ランプ80W/cm2本で、速度30m/分で照射
し、紫外線硬化型樹脂を硬化させた。硬化後、ポ
リプロピレンフイルムを剥離させて、表面鏡面の
キヤビネツト用シートを得た。尚、キヤビネツト
のVカツトラインでの加工に際しては、ポリプロ
ピレンフイルムと剥離させずに加工することによ
り、従来Vカツト加工中の傷の発生を解決でき
た。 実施例 2 可塑剤33部、厚さ0.15m/mの塩ビフイルムの
基材シート表面に実施例1と同様の方法により透
明被覆フイルムを施し、次いで該被覆フイルム付
塩ビシートを、ゴム系接着剤を用いて亜鉛メツキ
鋼板厚さ0.4m/mに熱ロールにてラミネートし
た。これにより従来の塩ビフイルム単体シートを
熱ロールにてラミネートする場合と比較して、塩
ビフイルム表面のツヤ変化が生ずることがなく塩
ビシート鋼板を得ることができた。 実施例 3 基材として可塑剤23部、厚さ0.15m/mの、木
目印刷模様を施したキヤビネツト用塩ビフイルム
に、紫外線硬化型樹脂20g/m2を塗布した後にエ
ンボス加工を施したポリエステルフイルムを被覆
して、水冷回転ドラムに通しながら、紫外線照射
し硬化させた。次いでポリエステルフイルムを剥
離させ、木目模様にエンボスされた化粧シートを
得た。 実施例 4 木目印刷模様を施した30g/m2薄紙化粧紙の基
材シートに紫外線硬化型アクリルウレタンを10
g/m2塗布し、次いで透明アクリルフイルム20μ
のフイルムを被覆し、水冷回転ドラム上で紫外線
照射し硬化させた。アクリルフイルムは紫外線硬
化型ウレタン樹脂と接着し、表面がアクリルフイ
ルムで被覆された化粧シートを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の装置概略図、第2図は本
発明方法による実施例1の説明図、第3図は実施
例3の説明図、第4図は実施例4の説明図であ
る。 1……基材シート、2……紫外線硬化型樹脂、
3……透明被覆フイルム、4……水冷回転ドラ
ム、5……高圧水銀灯、6……剥離後の透明フイ
ルム、7……化粧シート、8……印刷模様、9…
…エンボス加工フイルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性シートに紫外線硬化型樹脂を塗布し
    て連続したシートを製造するに際し、紫外線硬化
    型樹脂を塗布した後に透明フイルムを被覆し、水
    冷回転ドラム上に透明フイルムを上面として熱可
    塑性シートをドラム面に接しながら高圧水銀灯に
    より紫外線を照射した後に、必要に応じて前記透
    明フイルムを接着あるいは剥離して得ることを特
    徴とした紫外線硬化型樹脂皮膜を有する化粧シー
    トの製造方法。
JP4271480A 1980-03-31 1980-03-31 Production of decorative sheet Granted JPS56139176A (en)

Priority Applications (1)

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JP4271480A JPS56139176A (en) 1980-03-31 1980-03-31 Production of decorative sheet

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JP4271480A JPS56139176A (en) 1980-03-31 1980-03-31 Production of decorative sheet

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JPS56139176A JPS56139176A (en) 1981-10-30
JPS6225429B2 true JPS6225429B2 (ja) 1987-06-03

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