JPH01163315A - 連続地中壁工法 - Google Patents

連続地中壁工法

Info

Publication number
JPH01163315A
JPH01163315A JP31745687A JP31745687A JPH01163315A JP H01163315 A JPH01163315 A JP H01163315A JP 31745687 A JP31745687 A JP 31745687A JP 31745687 A JP31745687 A JP 31745687A JP H01163315 A JPH01163315 A JP H01163315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
trench
underground
underground wall
groundwater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31745687A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kishi
喜志 恭博
Hide Isa
伊佐 秀
Masaaki Sakate
坂手 正明
Mineo Kobayashi
小林 峯男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP31745687A priority Critical patent/JPH01163315A/ja
Publication of JPH01163315A publication Critical patent/JPH01163315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は水圧の影ツを回避しながら大深度に及ぶ長大な
地中壁を構築できる、連続地中壁工法に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 土地の有効利用の観点から地下部に、地下鉄の駅や地下
貯蔵タンク等の地下構造物を構築する技術は既に知られ
ている。
また最近は、沖桔土の範囲を大きく上回り世情土層に到
達する大深度において地下構造物を構築する技術の研究
が進められている。
く本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の地下構造物の横築技術には次のような問
題点がある。
(イ)深層へ地下構造物を構築する技術として連続地中
壁工法の採用が考えられる。
しかし、地中壁に作用する静水圧は深度に正比例する関
係にあることから、超高水圧に耐え得るためには地中壁
の壁厚を異常なまでに厚く設計しなければならない。
そのため、理論的には施工が可能であっても、深度によ
っては現実の施工が不可能となる場合が多い。
(ロ)施工可能な深度であっても静水圧の影響で壁厚が
相当厚くなり、施工コストが高(つく。
(ハ)地下部の有効利用の観点から、設計および施工の
面で実現可能な施工技術の提案が切望されている。
く本発明の目的〉 本発明は以上の点に鑑みなされたもので、大深度におけ
る静水圧を低減できて、現実に設計および施工が可能な
、連続地中壁工法を提供することを目自勺とする。
く本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
(イ)静水圧の低減手段 本発明では地中壁を打ち継ぎして構築するに際し、地中
壁の構成材となる鉄筋篭1に透水機材2を一体に接続し
たものをトレンチS内に建て込んで施工することにより
、地中壁の一部に地下水を透過する性質の透水層を形成
する。
そしてこの透水層を経て、債極的に地下水を回収して静
水圧を低減する方式である。
以下、透水機材の一例について説明する。
(ロ)透水機材 第1〜3図に透水機材の一例を示す。
透水機材2は遮水板3と、遮水板3の一面に収容された
砂利等の透水材4と、集水パイプ5とよりなる。
遮水板3は鋼板等の遮水部材からなり、この鋼板の両端
近くを前面へ向は直角に折曲してフランジを形成し、こ
のフランジ間に遮水板3の前面を被覆できる寸法のメツ
シュ材6が設けである。
透水材4は予め遮水板3内に収容させておくことも可能
であるが、遮水板3をトレンチ8内に建て込んだ後に遮
水板3の空間内に投入しても良い。
メツシュ材6は、透水材4の脱落を規制して透水材4内
への浸水を許容できる性質の例えば金網等の素材を用い
る。
また、遮水板3の両端には、フランジと平行に弾性材か
らなるシール材7が突設しである。
さらに、遮水板3の背面側には遮水板3を貫通して集水
パイプ5の一端が接続している。
く本発明の作用〉 つぎに地中壁の構築方法について説明する。
(イ)トレンチの開削(第4図) 構築予定の地盤に公知の方法により所望深さのトレンチ
8を開削する。
トレンチ8の開削作業に際し孔壁の崩壊を防止するため
トレンチS内には水またはベントナイト泥土等の安定液
を満たして行う。
(ロ)先行地中の構築(第3図) 前記した安定液の充満するトレンチ8内に一定距離を隔
てて先行地中壁Δ1、A2を構築する。
先行地中壁、A 1 、A 2の構築方法は、例えば鉄
筋篭のみを建て込んだ後、トレミー管を用いてコンクリ
ートを打設して行う公知の構築方法を採用する。
このようにして構築された先行地中壁AI、A20両側
面にはトレンチ8の周囲の静水圧が均等に作用するから
、先行地中壁Al、A2の両側面がトレンチ8の孔壁で
支承されている間は静水圧の影響を無視できる。
(ハ)後行地中壁の構築 (バー1)透水機材の建て込み(第5図)予め地上側で
前記した透水機材2を鉄筋篭1に溶接して一体に組み付
けておく。
そしてこの透水機材2を組み付けた鉄筋篭1を、クレー
ン等を用いて先行地中壁Al、A2間のトレンチS内に
吊り降ろす。
トレンチ8の最深部から地上側へ向けて所定の範囲に遮
水Q3を位置させるため、透水機材2に鉄筋篭1を一体
に組み付けたものを順次継ぎ足ししながら吊り降ろして
いく。
本実施例ではトレンチ8の下方に部分的に遮水扶3を位
置させる場合について説明するが、トレンチ8の縦方向
の全長にわたって形成しても良い。
(バー2)コンクリートの打設(第3.6図)トレンチ
8内に透水機材2を建て込むと、遮水板3の両端から突
出する両シール材7が既設の先行地中壁Al、A2の端
面にそれぞれ当接することになる。
つぎにトレミー管を用いてトレンチ8内にコンクリート
を打設して、先行地中壁A1、A2と一体の後行地中壁
A3を構築する。
後行地中壁A3を構築する際、シール材7によってコン
クリートの漏出が防止される。
以上の工程を繰り返して、地中壁A1〜A3を横方向に
延長して横築する。
(ニ)地下構造物の構築 (ニー1)掘削作業(第1.7図) つぎに透水材4の露出する反対側の地盤を掘削する。
この際、土圧によって地中壁が破壊しないよう例えば切
梁等を用いながら掘削を行う。
に−2)排水 透水機材2の位置まで掘削作業が進んだら、後行地中壁
A3内に埋設しである集水パイプ5の端をはつり出す。
露出した集水パイプ5の端に別途の延長管51を接続し
て揚水ポンプPに案内する。
そして、揚水ポンプPを稼働させて地山側に存在する地
下水を地上側に排水して地下水の水頭位を下げる。
すなわち、透水機材2の周囲に存在する地下水は水圧に
より透水機材2内に浸透する。
透水機材2内に浸透した地下水は、集水パイプ5を経て
揚水ポンプPで強制的に吸水された後、地上側に排水さ
れる。
地下水の排水作業の進行により地下水の水頭位が第7図
に示すように徐々に低下する。
地下水の水頭が下がると地中壁A1〜A3の周面に作用
する静水圧は小さくなる。
地中壁A1〜A3に過大な静水圧が作用しないので、地
盤を開削しても地中壁A1〜A3の転倒や崩壊を確実に
防止できる。
に−3)地下構造物の構築 地下水の排水作業と並行して地中壁A1〜A3の底部に
コンクリートを打設して底版を構築し、さらに地中壁A
1〜A3の内周にコンクリートを巻き付け、所定の地下
構造物を構築する。
くその他の透水機材例1〉 第8図に示すように透水材4内の縦方向にストレーナ−
管9を位置させたり、あるいは第9図に示ずように細幅
の断面コ字形の遮水板3内にストレーナ−管9を配置し
、ストレーナ−管9の周囲に透水材4を位置させても良
い。
この場合、ストレーナ−管9が排水管の役目を果たすの
で、後行地中壁A2の貫通方向に配管した集水パイプを
省略できる。
なお、鉄筋篭1と透水機材2とを一体に構成し、しかも
これらをトレンチ8内に一緒に建て込むことは前述した
通りである。
なお、前記した透水機材2と同一の構成材には同一の符
号を付しての説明を省略する。
くその他の透水機材例2〉 また、第10図に示すようにストレーナ−管9を備えた
細幅の透水機材2を地山側に食い込ませて設置すること
も考えられる。
この場合、透水機材2を立て込むための建込溝11を開
設する必要がある。
また、鉄筋篭1と透水機材2とを一体に構成するため、
両者1.20間は鋼材等の接続具12を用いて連結する
〈その他の透水機材例3〉 砂利やストレーナ−管9の代わりに、第11図に示すよ
うな多孔質樹脂からなるポーラス(反13を鉄筋篭1に
一体に組み付けて使用することも可能である。
また、遮水板3の代わりに、鉄筋篭1と接続予定のポー
ラス板13の背面の全面に防水加工を施して使用しても
良い。
なお、図中14はコンクリート打設後にトレンチ8内に
残存する安定液を除去するための洗浄管であり、ポーラ
ス板13の両側にそれぞれ配管する。
くその他の透水機材例4〉 他山側に透水機材2を食い込ませて施工する場合におい
て、1スパン分の地中壁の片面に部分的ではなくその全
面に透水機材2を設けることも可能である。
本例によれば、透水機材2を設置空間を地中壁側に求め
ずに済むため、地中壁の壁厚を均一にできる。
また、以上説明した各透水機材2を各地中壁A1〜.へ
3・・・の片面に連続して設けても良い。
くその他の実施例〉(第12〜15図)地下水の静水圧
を低減するその他の方法として、先行地中壁Al、A2
と後行地中壁A3の各打継部から地下水を回収すること
も考えられる。
本実施例では、先行地中壁A2と後行地中壁A3との打
継部から排水する場合について説明する。
すなわち、先行地中壁A2の端部に後行地中壁A3の端
部を接合するに際し、先行地中壁A2の端部と後行地中
壁A3との接合部間に、Hm等の接合用鋼材15を縦方
向に沿って連続して介在させて、地下水の静水圧を低減
する方法である。
接合用鋼材15はそのフランジの中央付近の側面に多数
の透水孔16を有し、さらに各7ランジに帯状のシール
材17と、その中間を折り返したシール材18がそれぞ
れ固定されている。
これらの各シール材17.18はコンクリート打設時に
、地山と接合用鋼材15の外周面との間にコンクリート
が回り込んで地下水の透過を阻止させないために設置す
る。
また、接合用鋼材15のウェブの両面または一方には透
水性を有する帯状のポーラス板13が貼着しである。
そして、施工する場合は、先行して構築した先行地中壁
A2の端部に、上記構造の接合用鋼材を建て込んでおき
、増設予定のトレンチ8内には砂利等の埋戻材20を充
填しておく。
つぎに増設予定地盤を開削した後、別途の鉄筋篭1を建
て込みコンクリートを打設して後行地中壁A3を構築す
る。
なお、シール材として第15図に示すようなパッカー2
1を用いることも考えられる。
このパッカー21は膨脹しないタイプやエアーや各種の
流体を注入して膨脹するタイプ等公知のものを使用する
ことができる。
く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるからつぎのような効果
を潮待することができる。
(イ)地中壁の一部に透水層を形成して地中の地下水を
排水できるから、地中壁に作用する静水圧を大幅に低減
できる。
そのため、従来施工が困難とされていたような大深度の
位置に地中壁を構築することができる。
(ロ)地中壁に作用する地下水の静水圧を低減できるか
ら、地中壁の壁厚を従来に比べて薄くできる。
そのため、施工コストの低減が図れる。
(ハ)集水位置を選択することにより水頭位を所望のレ
ベルまで下げることができる。
そのため、設計上極めて有益である。
(ニ)設計上および施工上の問題を一挙に解決できる。
従って、地下構造物の構築だけでな(、捷壁工等の種々
の工事に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係る一実施例の説明図であって地中壁
の斜視図 第2図:透水機材の部分拡大図 第3図−先行地中壁間に後行地中壁を構築した時の横断
面図 第4図ニドレンチ開削時の縦断面図 第5図:鉄筋篭と一体の透水機材をトレンチ内に建て込
む時の縦断面図 第6図:後行地中壁を構築するためにトレンチ内にコン
クリートを打設した時の縦断面図第7図:地下水を回収
している時の縦断面図    第第8〜11図:他の透
水機材例を示す横断面図第12図:その他の実施例の説
明図であって後行地中壁の上端部の斜視図 第13図:その横断面図 第14図:後行地中壁を構築した時の横断面図第15図
:他のシール方法を示す横断面図第6図 第7図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 地中にトレンチを開削し、 鉄筋篭と一体構造の透水部材を開削予定地盤の反対の地
    山へ向けて前記トレンチ内に建て込み、つぎにトレンチ
    内にコンクリートを打設して地中壁を構築し、 地中壁の一方の面に露出して形成された透水部材を経て
    地下水を回収して地下水の水頭位を下げて行う、 連続地中壁工法。
JP31745687A 1987-12-17 1987-12-17 連続地中壁工法 Pending JPH01163315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31745687A JPH01163315A (ja) 1987-12-17 1987-12-17 連続地中壁工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31745687A JPH01163315A (ja) 1987-12-17 1987-12-17 連続地中壁工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01163315A true JPH01163315A (ja) 1989-06-27

Family

ID=18088428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31745687A Pending JPH01163315A (ja) 1987-12-17 1987-12-17 連続地中壁工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01163315A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249814A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Asahi Eng Co Ltd 地中壁
ES2224796A1 (es) * 2002-07-05 2005-03-01 Pilar Armas Alvarez Disposicion interior de pantalla de pilotes.

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854210A (ja) * 1981-09-25 1983-03-31 日産自動車株式会社 部材連結フアスナ−
JPS5869923A (ja) * 1981-10-20 1983-04-26 Kajima Corp 地下連続壁を利用した構造物の構築方法
JPS62194316A (ja) * 1986-02-18 1987-08-26 Shimizu Constr Co Ltd 地盤掘削用デイ−プウエル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854210A (ja) * 1981-09-25 1983-03-31 日産自動車株式会社 部材連結フアスナ−
JPS5869923A (ja) * 1981-10-20 1983-04-26 Kajima Corp 地下連続壁を利用した構造物の構築方法
JPS62194316A (ja) * 1986-02-18 1987-08-26 Shimizu Constr Co Ltd 地盤掘削用デイ−プウエル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249814A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Asahi Eng Co Ltd 地中壁
ES2224796A1 (es) * 2002-07-05 2005-03-01 Pilar Armas Alvarez Disposicion interior de pantalla de pilotes.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4741644A (en) Environmental cut-off and drain
JPS6122698B2 (ja)
KR100877452B1 (ko) 쓰리아치 굴착 터널의 중간벽체 시공 방법
CN113216213B (zh) 一种地下室防水基坑结构及施工方法
GB2264739A (en) Diaphragm wall with liquid tight joints
JP3645773B2 (ja) 地下壁の排水処理方法および、この方法で構築した地下壁
JPH01163315A (ja) 連続地中壁工法
JP2784317B2 (ja) オープンケーソンの構造
KR100645324B1 (ko) 대심도용 케이슨 지지구조
JPS5936058B2 (ja) 地下連続壁を利用した構造物の構築方法
JPH09158174A (ja) 地中連続壁の躯体間の止水機構及び止水方法
JP3603272B2 (ja) 地下連続壁施工方法及び外殻付鉄筋籠
JP3614587B2 (ja) 被圧地下水地盤に立坑を設置する方法
JP2611104B2 (ja) 連続地中壁における通水工法
JP4274898B2 (ja) 地下水流動保全工法
JP2634442B2 (ja) 地中壁
JP3445923B2 (ja) 連続地中壁とその構築方法
JP3264437B2 (ja) 遮水装置及び透水係数測定方法
JP3407066B2 (ja) 地中に排水壁を連続して形成する方法及び板状排水材打設用ケーシング
JP2745202B2 (ja) 多孔壁吸水トンネルブロック体、それを用いたトンネル並びにそのトンネルを利用した地滑り防止工法
JP2001207444A (ja) 遮水壁及びその構築方法
JPS62117911A (ja) 井戸用パイプの設置方法
JP2004124554A (ja) 地下室構造
JP2852709B2 (ja) 止水壁の構築方法
JPH0433326B2 (ja)