JPH01159665A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH01159665A
JPH01159665A JP31795087A JP31795087A JPH01159665A JP H01159665 A JPH01159665 A JP H01159665A JP 31795087 A JP31795087 A JP 31795087A JP 31795087 A JP31795087 A JP 31795087A JP H01159665 A JPH01159665 A JP H01159665A
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JP
Japan
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layer
resin
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charge
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Application number
JP31795087A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tamura
宏 田村
Hideki Akeyoshi
明吉 秀樹
Reiko Suzuki
玲子 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電子写真用感光体、特に正帯電型の電子写真
用感光体の改良に関する。
〔従来技術〕
従来より、電荷発生物質と共に各種の樹脂を配合させた
電荷発生層を設けた電子写真用感光体は知られている。
このような例としては、ポリビニルブチラール(特開昭
58−105154号)、脂肪酸セルロースエステル(
特開昭58−166353号)、Tgが70℃以下で酸
価数10〜40のアクリル樹脂(特開昭58−1920
40号)、Tgが70℃以下の樹脂と、 Tgが75℃
以上の樹脂を混合したもの(特開昭58−1!1135
49号)、電荷発生物質−樹脂−溶剤の系に相溶性のよ
り低い樹脂−溶剤系を加えて再分散したもの(特開昭5
6−12646号)、ポリビニルピロリドン(特開昭5
6−113140号)、ポリビニルホルマール樹脂(特
開昭61−235844号)等の樹脂を用いたものが挙
げられる。
しかしながら、従来公知の感光体にあっては、電荷発生
物質とバインダー樹脂の混合比によって感度と前露光疲
労に対する帯電性が異なるという問題があった。
即ち、従来の感光体は電荷発生物質に対するバインダー
樹脂の使用量を少くすると感度を増大することができる
が、前露光疲労に対する帯電性の低下が著しくなり、逆
に電荷発生物質に対するバインダー樹脂の使用量を多く
すると前露光疲労に対する帯電性の低下を抑制できるが
、感度が著しく低下するという問題点を包含する。
また、近年、有機感光体特に支持体上に電荷発主層及び
電荷移動層を順次積層した負帯電型感光体が多く使用さ
れている。この感光体はプラス帯電型のものに比べてオ
ゾンの発生量が多く、このため感光体表面が化学変化を
受は易く画像のボケや残留電位が上昇するという難点が
ある。
また、電荷移動層にヒドラゾン化合物、ピラゾリン化合
物、オキサゾール化合物、スチリル化合物等の淡黄色〜
黄色系の正孔移動物質を用いているため、短波長光たと
えば500nm以下のブルー光はこの電荷移動層に吸収
されてしまい、かかる感光体は短波側波長域の感度が著
しく弱いという欠点がある。この感度の低下はブルー光
に対して著しく、このため光量を増大しないと光減衰効
果が発揮されない。しかしながら、このように光量を増
大すると感光体に疲労が蓄積しその耐久性が低下すると
いう問題を生じる。
一方、電荷移動層及び電荷発生層をその順に積層したプ
ラス帯電型の感光体は、電荷発生層が表面層となり、帯
電、露光、Tjf、像、転写、クリーニングの複写をプ
ロセスの繰り返しにより表面層が摩耗し、その耐久性が
低下する。
これらの欠点を解消する方法として、電荷発生層の膜厚
を厚くする方法が提案されているが(特開昭59−22
4846号、特開昭59−174849号)、この方法
には電荷発生層中でのキャリアトラップによる残留電位
の87積や4r;電性の劣化が生じるという難点がある
また、感光層に樹脂保厩層を設けたものも知られている
が(特開昭57−30844号、特開昭57−3084
5号)、このものもその膜厚を2〜5μとすると残留電
位が上昇し、また1μ以下にする実質的に耐久性が低下
する。
更に、感光層とに中間層及び保護層を設けた感光体も提
案されているが(特開昭58−18637号、特開昭5
8−18638号、特開昭58−60748号)、この
ものはガス転移の低いものを感光層として用いた場合に
はクラックが発生し、凹凸の激しい感光体となるため耐
久性が劣るという欠点があった。
〔目  的〕
本発明は残留電位の蓄積や帯電性の劣化がなく、しかも
耐久性に優れた電子写真感光体を提供することを目的と
する。
〔構  成〕
本発明によれば、導電性支持体上に電荷移動層。
電荷発生層、中間層及び保護層を順次設けた電子写真用
感光体において、電荷移動層に使用される樹脂の溶解パ
ラメーター値と電荷発生層、中間層及び保護層に使用さ
れる樹脂の溶解パラメータ値が0.2以上異なることを
特徴とする電子写真用感光体が提供される。
本発明の電子写真用感光体は、電荷移動層に用いる樹脂
の溶解パラメーター値(SP値)と電荷発生層、中間層
及び保護層に用いる樹脂の溶解パラメーター値(SP値
)が少くとも0.2以上異なることから、前記各層の境
界面が明瞭となるため、残留電位の上昇や帯電特性の劣
化がなく耐久性に優れたものとなる。
なお、樹脂のSP値は屈折率から求める方法(D、D。
Lawson etal Nature223,614
(1969)を化学組成から求める方法(P、S、Sm
all J、Appl、CheIm、371(1953
)、R,F、Fadors、Polym、Eng、Sc
i 14[:2)147(1974)、K、L、Hoy
 J、Pa1nt Technol 42(541)7
6(1970)などから計算する事が出来るが、実測す
る場合はJ、D。
Crowley etal J、Pa1nt、Tech
nol 3919(1967)、に、11.Suh e
tal J、Po1y+m、Sci、、Part A−
1,51671(1967)、ASTM D 1133
などから求める事もできる。
本発明で採用したSP値の測定法は上記の中でP、 S
、 Small及びRoF、 Fedorsらの方法で
ある。
つぎに、本発明で用いられる各構成材料について説明す
る。
導電性支持体とは、帯電電荷と逆極性の電荷を基体側に
供給することを目的とするものであって、電気抵抗が1
0”ΩC11以下のものが用いられる。これらの例とし
ては、A Q 、 Ni、 Cr、 Zn、ステンレス
等の電気伝導性の金属および合金並びにガラス、セラミ
ックス等の無機絶縁物質およびポリエステル、ポリイミ
ド、フェノール樹脂、ナイロン樹脂、紙等の有機絶縁性
物質の表面を、真空蒸着、スパッタリング、吹付塗装等
の方法によって、AQ、Ni、 Cr、 Zn、ステン
レス、炭素、SnO,、In、 03等の電気導電性物
質を被覆して導電処理を行なったドラム状、シート状及
びプレート状のもの等がアケられる。
電荷移動層は、電荷移動物質および樹脂バインダーを適
当な溶剤に溶解ないし分散し、これを導電性基体上に塗
布、乾燥することにより形成できる。また、必要により
可塑剤やレベリング剤等を添加することもできる。
電荷移動物質としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール
およびその誘導体、ポリ−チーカルバゾリルエチルグル
タメートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド
縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニ
ルフェナントレン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン
誘導体、9−(P−ジエチルアミノスチリル)アントラ
セン、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル
)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリ
ン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘
導体等の電子供与性物質が挙げられる。
電荷移動層で用いる樹脂としては、前記電荷移動物質の
SP値が9〜12であることから、これらSP値と近似
した樹脂を使用し、特に水素結合力の弱〜中程度のもの
が好ましく使用される。このような樹脂としては、ポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリ
エチルメタクリレート、ポリエチルアクリレート、スチ
レン−メチルメタクリレート共重合体、スチレン−メチ
ルアクリレート共重合体、スチレン−アクリルニトリル
共重合体、ポリスチレン、hBs+M脂、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリエステル
、フェノキシ樹脂などのSP値が9.0−10.5を示
すものが挙げられる。電荷移動層はこれら樹脂及び電荷
移動物質を水素結合力が弱〜中程度であってSP値が8
.5〜10.0の溶媒中に均一溶解し導電性支持体上に
塗工する。このような溶媒としてはアセトニトリル、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、シクロヘキサノンなどのケトン系、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル系、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルなどのエステル
系、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロルベンゼン
などのハロゲン系及びトルエン、キシレンなどの芳香族
系があげられる。このような電荷移動層の塗工方法とし
ては、浸漬法、スプレー法、ロール法などの従来公知の
方法が適用される。
電荷移動層の厚さは、5〜50μm、好ましくは10〜
25μI程度が適当である。
電荷発生層は電荷発生物質もしくはこのものと樹脂バイ
ンダーから構成される。
電荷発生層に使用される樹脂バインダーとしては、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアセタール、セルロース
誘導体、ポリウレタン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂
、ポリアミド、アクリルポリオールなどのSP値が9.
5〜12で電荷移動層に用いる樹脂バインダーのSP値
と0.2以上異なるものを用い、水素結合力が中−強程
のものが好適であり、これら樹脂は電荷発生顔料の分散
安定性がすぐれたものでもある。
電荷発生物質としては、例えば、シーアイピグメントブ
ルー25〔カラーインデックス(CI)21180)、
シーアイピグメントレッド41(CI 21200)、
シーアイアシッドレッド52(CI 45100)、シ
ーアイベーシックレッド3(CI 45210)、さら
に、ポリフィリン骨格を有するフタロシアニン系顔料、
アズレニウム塩顔料、スクアリック塩顔料、カルバゾー
ル骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033号公
報に記載)、スチルスチルベン骨格を有するアゾ顔料(
特開昭53−138229号公報に記載)、トリフェニ
ルアミン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−1325
47号公報に記載)、ジベンゾチオフェン骨格を有する
アゾ顔料(特開昭54−21728号公報に記載)、オ
キサジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−1
2742号公報に記載)、フルオレノン骨格を有するア
ゾ顔料(特開昭54−22834号公報に記載)、ビス
スチルベン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−177
33号公報に記載)、ジスチリルオキサジアゾール骨格
を有するアゾ顔料(特開昭54−2129号公報に記載
)、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特
開昭54−17734号公報に記載)、カルバゾール骨
格を有するトリアゾ顔料(特開昭57−195767号
公報、同57−195768号公報に記載)等、さらに
、シーアイピグメントブルー16(CI 74100)
等のフタロシアニン系顔料、シーアイバットブラウン5
(CI 73410)、シーアイバットダイ(CI 7
3030)等のインジゴ系顔料、アルゴスカーレットB
(バイオレット社製)、インダスレンスカーレットR(
バイエル社製)等のペリレン系顔料等の有機顔料を使用
することができる。
電荷発生層の膜厚は、 0.05〜10μm程度が適当
であり、好ましくは0.1〜1μ謹である。
電荷発生層は、適当な溶剤に電荷発生物質および好まし
くは樹脂バインダーを溶解ないし分散し、これを塗布、
乾燥することによって形成できる。
溶剤として、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化メチ
レン、ジクロルエタン、モノクロルベンゼン、ジクロル
ベンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケト
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノ
ン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどを単独ま
たは混合して用いることができる。
本発明はこの電荷発生層の上にコロナ帯電による電荷注
入及び繰り返し使用時の電荷キャリアのトラップの防止
層として、中間層を設ける。
電荷発生層は微粒子のかさなり合った薄層である為、用
いる樹脂のsp値が電荷径II)J層で用いる樹脂のS
、P値と近似していると、電荷移動Jd中へ浸込み、界
面の不明解性による表面正電荷の注入がはげしくなる。
中間層に用いる樹脂のsp値が電荷移動層で用いる樹脂
のsp値と0.2以上異なると、電荷移動層、電荷発生
層及び中間層の界面が明確となる。また中間層で用いる
樹脂は透明で、フィルム性、接着性の良いことが必要で
ある。このような樹脂としては、水素結合力が中〜強程
度であってS、P値が7.0〜13示すもの、たとえば
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシアル
キルメタクリレート、ポリヒドロキシアルキルアクリレ
ート、ポリビニルアルコール、ポリアミド、セルロース
誘導体、フェノール樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリ
エチレングリコール、ポリビニルエーテルなどが挙げら
れる。
中間層はこのような樹脂類をアルコール系、セロソルブ
系、あるいはT、C,Patton著の塗料の流動と顔
料分散(栃原重三訳)P、287記載による混合溶媒な
どで溶解し、前記記載の方法で電荷発生層上に膜厚0.
01〜2μ、好ましくは0.05〜0.5μで塗工する
ことに形成される。
保護層は、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛。
酸化ビスマス、酸化インジュウム、酸化アンチモンなど
の金属酸化物、金、銀、アルミニウム、鉄、銅、ニッケ
ル等の金属に代表される導電性顔料と中間層で用いる樹
脂のsp値とは0.2以上異なる樹脂とを粉砕、分散し
て顔料の粒径を0.3μ以下にしたものから構成される
。保護層樹脂としては透明性に優れ、かつ機械的強度の
高いもの及び接着性に優れたものが望ましい。このよう
な樹脂してはsp値が8.5〜12.0のポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、ポリスチレン、スチレン共重合樹脂、AB
S樹脂、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹
脂等が使用できる。導電性顔料と樹脂の比率は、顔料の
種類、樹脂の種類で異なるが、樹脂100重量に対して
5〜300重量の範囲で用いる。膜厚は必要に応じ適宜
室められるが、1〜20μに設定する事が好ましい。
また1本発明においては、導電性支持体と電荷移動層と
の間に接着機能、電荷注入バリア機能をもつ薄層たとえ
ば樹脂層、酸化膜層、金属酸化物の層などの下地層を塗
工、蒸着、グロー放電、電気分解、メツキなどの方法で
設ける事もできる。
〔効  果〕
本発明の電子写真用感光体は、前記構成からなるので、
残留電位の蓄積や帯電性の劣化がなく、耐久性に優れた
ものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、部は重量部を表わす。
実施例1 80φ340ストロークのアルミニウムシリンダーに下
記の電荷移動層塗工液を!lI整し浸漬法で塗工し、つ
いで120℃、20分間乾燥して膜厚20μの電荷移動
層を設けた。
〔電荷移動層塗工液〕
ジクロルメタン            3200部シ
リコンオイル(KF−50信越化学社製)0.5部次い
で、下記電荷発生層塗工液を調整してスプレー法で前記
電荷移動層上に塗工し、ついで120”C20分間乾燥
して0.4μの電荷発生層を設けた。
〔電荷発生層塗工液〕
シクロへキサノン           440部をボ
ールミルで72時間粉砕分散して、再度600部のシク
ロヘキサノンを加え、3時間分散後、シクロヘキサノン
、メチルエチルケトンの重量比l:lの混合溶媒800
部でレットダウンして塗工液とした。
次に、下記中間層塗工液を調整し、スプレー法で電荷発
生層上に塗工し、120℃lO分間乾燥し、0゜2μの
中間層を設けた。
〔中間層塗工液〕
メタノール               7部n−ブ
タノール              2部ついで、下
記保護層塗工液を調整し、スプレー法で中間層上に塗工
し、120℃20分間乾燥し、4μの保護層を設け、本
発明の電子写真用感光体を作成した。
〔保護)(11塗工液〕 重量比共重合体(sp値9.4〜9.5)      
 4部5nOx(住友セメント社製)        
 6部トルエン                30
部メチルエチルケトン           5部n−
ブタノール              5部を72時
間ボールミルで粉砕分散し、セロソルブアセテートで固
形分2%にレットダウンした。この中にインシアネート
化合物(スミジュールIIT、住友バイエルウレタン社
製)3部加え塗工液とした。
この感光体の断面を電子顕微鏡で観察した結果。
電荷移動層、電荷発生層、中間JI’J及び保R層の各
界面が鮮明に形成されていることがわかった。すなわち
、ポリカーボネートのsp値は9.8及びポリアミドの
sp値は12.7〜13.6であり、ポリカーボネート
とは相溶しない界面が形成されるものと推定される。ま
た、保#!層で用いるスチレン−メチルメタクリレート
−2−ヒドロキシエチルメタクリレートの共重合体のs
p値はポリスチレンsp値が9.1、メチルメタクリレ
ートsp値が9.0〜G、5.2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートsp値が11−12であり、その共重合比
率から9.4〜9.5である。この後、電荷移動層で用
いられる樹脂のsp値と電荷発生層、中間層あるいは保
護層で使用されている樹脂のsp値が0.2以上異なる
ことからこれらの界面が明瞭になるものと思われる。
実施例2 実施例1において、中間)0塗工液を下記のものに代え
その膜厚を0.1μとした以外は実施例1と同様にして
本発明の電子写真用感光体を作成した。
〔中間層塗工液〕
エチルセルロース(sp(111xo、3)     
   1部メタノール              7
部n−ブタノール              2部実
施例3 実施例1において、中間層塗工液を下記のものに代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用感光体
を作成した。
〔中間)C1塗工液〕 ポリスチレン(sp値9.1)          1
部メタノール               7部n−
ブタノール              2部実施例4 実施例1において、中間層塗工液を下記のものに代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用感光体
を作成した。
〔中間2層塗工液〕 ポリウレタン(sp値10.0)          
1部メタノール              7部n−
ブタノール              2部実施例5 実施例1において、中間層塗工液を下記のものに代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用感光体
を作成した。
〔中間層塗工液〕
ポリビニルブチラール(SP値10〜11.5)   
 1部メタノール               7部
n−ブタノール              2部実施
例6 80φ340mmストロークのアルミシリンダーに下記
の電荷移動層塗工液を調整し浸漬法で塗工、100℃2
0分間乾燥して20μmの電荷移動層を設けた。
〔電荷移動層塗工液〕
ポリスチレン(sp値9.1118阿デンガ社製)34
0部トルエン               3200
部シリコンオイル(KF−50信越化学社製)0.5部
次いで下記電荷発生j〜塗工液を調整してスプレー法で
電荷移動層」二に塗工し、110℃20分間乾燥して0
.5μの電荷発生層を設けた。
〔電荷発生JC’j塗工液〕
ポリビニルブチラール(BL−1積木化学社製)5部メ
タノール/n−ブタノール=l/1の混合溶媒20部上
記割合で混合し、アトライターで12時間粉砕分散した
。これを塗工液とした。
次いで、下記中間層塗工液を調整しスプレー法で電荷発
生層」二に塗工し120℃10分間乾燥して0.15μ
の中間ノVを設けた。
〔中間Jfl塗工液〕
水                        
  20部次いで下記保護層塗工液を調整し、スプレー
法で中間層上に塗工し、120℃で20分間乾燥し4μ
の保護層を設け、本発明の電子写真感光体を作成した。
〔保護層塗工液〕
5nOx (住友セメント社製)         6
部シクロへキサノン           100部を
ボールミルで72時間粉砕分散し、TI(Fでレッドダ
ウンして塗工液とした。
実施例7 80φ340mmストロークのアルミニウムシリンダー
に下記の電荷移動層塗工液を調整し浸漬法で塗工、12
0℃20分間乾燥して20μmの電荷移動層を設けた。
〔電荷移動層塗工液〕
ら11゜ トルエン               2800部シ
リコンオイル(にF−50信越化学社製)0.3部次い
で下記電荷発生層塗工液を調整してスプレー法で電荷移
動層−ヒに塗工し、120℃20分間乾燥し0.3μの
電荷発生層を設けた。
〔電荷発生層塗工液〕
シクロへキサノン           500部を4
8時間ボールミルで粉砕、分散し、その後MEに500
gでレットダウンして塗工液とした。
次いで、この電荷発生層上に実施例1と同様な中間層を
設けた。更に、下記保護層塗工液を調整しスプレー法で
中間層上に塗工し、120℃20分間乾燥して3μの保
護層を設け、本発明の電子写真感光体を作成した。
〔保護層塗工液〕
5nOx (住友セメンi〜社製)         
6部シクロへキサノン           100部
をボールミルで72時間粉砕分散し、THFでレットダ
ウンして塗工液とした。
比較例1 実施例1において、中間層を削除した以外は実施例1と
同様にして比較例1の電子写真感光体を作成した。
比較例2 実施例1において、中間層を形成する樹脂をポリカーボ
ネート樹脂に代え、その膜厚を0.3μとした以外は実
施例1と同様にして比較例2の電子写真感光体を作成し
た。
比較例3 実施例1において、中間層を形成する樹脂をエポキシ樹
脂(sp値9.75 PKHIIUCC社製)に代え、
その膜厚を0.3μとし、更に保護IcIJ塗工液を実
施例6で使用したものに変更した以外は実施例1と同様
にして比較例3の電子写真感光体を作成した。
前記で得た各種の電子写真感光体を特開昭60−100
167号に示されている装置でlooorpmで回転さ
せながら、暗所+5KVの電圧を印加させ、20秒間帯
電させた。その時の値をvlll、又はそのまま20秒
間放電後の電位をVoとして暗減衰率Vo/Vmをもと
めた。その後、 26Luxのタングステン光をスリッ
ト巾6mmから照射した。Voから半減露光斌をE1/
2(Lux−see)、1/10になった露光社をEl
/10(Lux−sec)で示した。露光開始から30
秒後の電位をVRとした。
耐久試験は■リコー製FT−5510に装填して、クエ
ンチングランプには460部m以下の光をカットするフ
ィルターを付けた。帯電は暗部電位800v、明部電位
80■に帯電器とランプ光量を調整した行った。
その結果を表−1及び図面に示した。
これらの結果からも明らかなように1本発明の電子写真
感光体は各層の界面が明確となっているため帯電性に優
れ、しかも耐久性も良好であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例1及び比較例3で得られる電子写真感光体
の耐久試験結果を表わすグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に電荷移動層、電荷発生層、中間
    層及び保護層を順次設けた電子写真用感光体において、
    電荷移動層に使用される樹脂の溶解パラメーター値と電
    荷発生層、中間層及び保護層に使用される樹脂の溶解パ
    ラメータ値が0.2以上異なることを特徴とする電子写
    真用感光体。
JP31795087A 1987-12-16 1987-12-16 電子写真用感光体 Pending JPH01159665A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2017195304A1 (ja) * 2016-05-11 2019-03-07 日立化成株式会社 封止用液状樹脂組成物及び電子部品装置

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