JPH0115957Y2 - - Google Patents

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JPH0115957Y2
JPH0115957Y2 JP3075882U JP3075882U JPH0115957Y2 JP H0115957 Y2 JPH0115957 Y2 JP H0115957Y2 JP 3075882 U JP3075882 U JP 3075882U JP 3075882 U JP3075882 U JP 3075882U JP H0115957 Y2 JPH0115957 Y2 JP H0115957Y2
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JP
Japan
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diaphragm
cord
wire diameter
increasing
cord angle
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JP3075882U
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JPS58133651U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に車両の進行方向に直交する横(水
平)方向変位の大きな空気ばねに使用するダイア
フラムの改良に関するものである。
従来、たとえば鉄道車両用台車には車体と台車
わくとの間に直接空気ばねを取付けるようにした
いわゆるボルスタレス台車が既に公知であり、こ
の場合の空気ばねは車両が曲線路を通過する際の
車体と台車わくとの回転変位に伴ない車両の進行
方向に対し100mm以上もの大きな前後方向変位に
対応する必要があり、そのうえ空気ばね自体とし
ては良好な振動特性を得るための車両の進行方向
に直交する横(水平)方向剛性を極力低下させ、
すなわちばね定数を小さくする必要がある。
ところで、前記用途の空気ばねはたとえば第1
図に示すように、ほぼリング形のダイアフラム1
の小径側端部を内筒2上部外周部に嵌着し、大径
側端部を天板3下部外周部に図示のセルフシール
構造またはクランプ構造などにより装着してあ
り、第1図に示す中心軸下端部を台車わく上に、
上端部を車体下面側にそれぞれ取付てなり、この
空気ばねが例えば矢印で示すように横方向変位を
するときは、ダイアフラム1の一部矩形範囲を考
えてみると、鎖線形状に変形することになるので
ある。
しかしながら、前記ダイアフラム1は通常、内
層ゴムと外層ゴムとの間に第2図の模式的展開平
面図に示すように中間補強層としてポリエステ
ル、レーヨン、ナイロン等のコード4が、第2図
に一点鎖線で示す垂直方向軸線に対し対称に例え
ば5〜10゜の同一コード角(またはバイヤス角と
もいう)θで互いに斜交するように重ねて張り付
けられ、一体に接着されているため、ダイアフラ
ム1の車両の進行方向に直交する横方向剛性(ば
ね定数)とある程度以下に下げることはきはめて
困難である。
本考案は前記ダイアフラムにおいて、横方向剛
性に大きな割合を占める中間補強層の交差する各
コードのコード角および線径を相違させることに
より、内圧に対する強度を低下することなく、車
両の進行方向に直交する横方向剛性を下げてやわ
らかい空気ばねを得るようにしたことを特徴とす
るもので、以下図面に基づいて説明する。
第3図は本考案の一実施例における前記第2図
に対応する中間補強層のコードを模式的に示す展
開平面図で、互いに交差する二方向のコード4
A,4Bのうち、一方向のコード(例えば4A)
は他方向のコード4Bに対して、一点鎖線で示す
垂直方向軸線に対するコード角θAを小さくすると
共にその線径DAを太くしてあり、また逆説的に
言えばコード4Bはコード4Aに対してコード角
θBを大きくすると共に線径DBを細くしてある。
すなわち実施例で示すと、コード4Aのコード
角θA=5゜、線径DA=1.5mmに対し、コード4Bの
コード角θB=10゜、線径DB=0.7mmとしてある。
この場合、小さなコード角θAで太い線径DA
したコード4Aによりダイアフラム1に負荷され
る張力の大半を負担し、それより大きなコード角
θBで細い線径DBとしたコード4Bにより前記太
いコード4A間の拘束を行ない、車両の進行方向
に直交する横方向の強度を保持するのであり、特
にコード角を小さくすることにより車両の進行方
向に直交する横方向剛性を減少させ、その代わり
増加する張力に対しては線径を太くして対処する
のである。
なお前記各コードのコード角および線径はダイ
アフラムに作用する内圧および車両の進行方向に
直交する横方向変位量に応じて適宜選定すればよ
い。
本考案は以上のように構成されるから、強度を
低下させることなく、振動性能のよい空気ばね用
ダイアフラムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダイアフラムの一例における使
用状態を示す一部破断正面図、第2図は第1図
部におけるダイアフラム内中間補強層のコードを
模式的に示す展開平面図、第3図は本考案の一実
施例における前記第2図に対応する展開平面図で
ある。 1:ダイアフラム、2:内筒、3:天板、4,
4A,4B:コード、θA,θB:コード角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内層ゴムと外層ゴムとの間に、中間補強層とし
    て互いに交差する二方向のコードをそれぞれバイ
    アス状に介在させた空気ばね用ダイアフラムにお
    いて、前記二方向のコード4A,4Bのうち、一
    方向のコード4Aまたは4Bを他方向のコード4
    Bまたは4Aに対して、一点鎖線で図示する垂直
    方向軸線に対するコード角θAを小さくすると共に
    線径DAを太く(または前記垂直方向軸線に対す
    るコード角θBを大きくすると共に線径DBを細く)
    したことを特徴とする空気ばね用ダイアフラム。
JP3075882U 1982-03-03 1982-03-03 空気ばね用ダイアフラム Granted JPS58133651U (ja)

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JP3075882U JPS58133651U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 空気ばね用ダイアフラム

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JP3075882U JPS58133651U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 空気ばね用ダイアフラム

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Publication Number Publication Date
JPS58133651U JPS58133651U (ja) 1983-09-08
JPH0115957Y2 true JPH0115957Y2 (ja) 1989-05-11

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ID=30042453

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JP3075882U Granted JPS58133651U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 空気ばね用ダイアフラム

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JP (1) JPS58133651U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117733A (ja) * 1984-06-30 1986-01-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気バネ装置

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Publication number Publication date
JPS58133651U (ja) 1983-09-08

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