JPS6240191Y2 - - Google Patents

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JPS6240191Y2
JPS6240191Y2 JP17007282U JP17007282U JPS6240191Y2 JP S6240191 Y2 JPS6240191 Y2 JP S6240191Y2 JP 17007282 U JP17007282 U JP 17007282U JP 17007282 U JP17007282 U JP 17007282U JP S6240191 Y2 JPS6240191 Y2 JP S6240191Y2
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JP
Japan
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air spring
elastic body
suspension device
chamber
spring suspension
Prior art date
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JP17007282U
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English (en)
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JPS5973648U (ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両を支持するための空気ばね懸架装
置に係り、特に鉄道車両、中でもボルスターレス
台車用の枕ばね装置に最適な空気ばね懸架装置に
関する。
ボルスターレス台車に適用されて大きな水平方
向変位を十分に許容することができる空気ばね懸
架装置は、空気ばねと補助空気室が環状ゴム質弾
性体を介して連結されており、空気ばねと補助空
気室とが環状ゴム質弾性体を貫通する連通孔で互
いに連通された構造となつている。
このような空気ばね懸架装置では、車両の垂直
方向の移動は空気ばねと環状ゴム質弾性体によつ
て支持され、また垂直方向の振動は空気ばねと補
助空気室との間に設けられた絞りによつて制御さ
れて車両の乗り心地が向上される。
ところがこの絞りに連らなる空気通路は環状ゴ
ム質弾性体の中央部を貫通するため、環状ゴム質
弾性体と絞りとの間及び環状ゴム質弾性体の内外
を機密に保持する必要がある。
絞りと環状ゴム質弾性体との間の機密性を向上
するためには両者を加硫接着すればよいが、成形
時の中子を引き出すスペースを考慮すると、環状
ゴム質弾性体の一方に設けた絞りのみが環状ゴム
質弾性体と加硫接着可能であり、環状ゴム質弾性
体の他方に設ける絞りは環状ゴム質弾性体と加硫
接着不可能となる。
本考案は上記事実を考慮し、空気ばね室に絞り
を設ける場合に、この絞り部分における機密性を
向上することができる空気ばね懸架装置を得るこ
とが目的である。
本考案に係る空気ばね懸架装置は、空気ばねと
補助空気室との少なくとも一方へ絞りを連通し、
この絞りへ弾性蛇腹筒体を連結して空気ばねと補
助空気室とを連通状態とし、絞りと環状ゴム質弾
性体との間の機密構造を不用とするようになつて
いる。
以下本考案の実施例を図面に従い説明する。
図に示されるごとく本実施例に係る空気ばね懸
架装置は空気ばね10が環状ゴム質弾性体12を
介して補助空気室14と連通された軸心が垂直の
構造となつている。
空気ばね10は頂部に上面板16が設けられて
おり、この上面板16上へ車両が搭載される。こ
の上面板16は保護ゴム18で被覆された下面に
筒状ゴム20の上端が連結されており、この筒状
ゴム20の下端は、上面板16と適宜間隔をおい
た下方に配置される内筒22の上端外周へ連結さ
れている。
この筒状ゴム20の中間部は外方に向けて凸状
の円弧部20Aとなつており、この円弧部20A
の上端部付近は保護ゴム18の下端部に形成され
空気ばねの軸芯に向つた傾斜面18Aに接触して
水平方向の変位が拘束されるようになつている。
この筒状ゴム20は円弧部20Aの曲率中心間
の長さである有効直径Deを、筒状ゴム20の上
端部と上面板16への連結部における直径Doよ
りも大きくすることにより空気ばね10へセルフ
シール特性を付与することができる。
内筒22の中間部は上面板16方向に向けて突
出した隆起部22Aとされており、上面板16の
底面から下方へ突出したゴム突起24と対応して
ストツパを構成している。すなわち車両が下方向
に大きく変位した場合にゴム突起24は隆起部2
2Aと当接して移動量を規制するが、この場合に
もゴム突起24の下端面に設けた凹凸部分が空気
ばね10内を遮断しないようになつている。
内筒22の底面は基板26へ溶着されており、
この基板26の下面には上端板28が溶接等によ
り接着されている。この上端板28の下方へ適宜
間隔離間して配置された下端板30との間にはゴ
ム32が配置されており、このゴム32の中間部
へ適宜枚数の金属製剛性リング34が多段状に積
層されて環状ゴム質弾性体12を構成している。
これらの端板28,30、剛性リング34とゴム
32とは加硫接着されている。
この実施例では剛性リング34が5枚用いられ
ているが、環状ゴム質弾性体12に要求されるば
ね定数によつて使用される枚数及び間隔が決定さ
れる。この環状ゴム質弾性体12は車両から加え
られる垂直方向の力を空気ばね10と共に支持す
る役目を有している。
下端板30はベースプレート36へ固着されて
おり、このベースプレート36は補助空気室14
上へ固定されている。
環状ゴム質弾性体12はその外径が補助空気室
14にかけて次第に増大されて横方向変位時にお
ける傾斜を少くしている。
またこの環状ゴム質弾性体12の軸芯部には中
空室38が形成されており、空気ばね10と連通
する絞り40及び補助空気室14と連通する絞り
42とを互いに連通する蛇腹筒体44が配置され
ている。
絞り40は上端部にフランジ40Aが形成され
ておりこのフランジ40Aが内筒22へ溶着され
ている。またこの絞り40は中空室38への突出
部外周に筒体46が圧入されており、この筒体4
6の下端面に薄肉プレート48が溶着されてい
る。
一方絞り42は補助空気室14に設けられた筒
体50へ圧入されて絞り40よりも大きな内径を
有しており、上端面に薄肉プレート52が溶着さ
れている。
これらの薄肉プレート48は蛇腹筒体44の上
下端部に形成されるフランジ部54を把持するた
めにかしめられており、これによつて空気ばね1
0及び補助空気室14を蛇腹筒体44と連通して
いる。
蛇腹筒体44は凸部44Aと凹部44Bを交互
に有したゴム製であり、好ましくはコード角30〜
40゜の静止角以下に配列した補強層56が埋設さ
れている。
また凹部44Bには半径方向の膨張規制手段で
あるワイヤ58がリング状に配列されており、フ
ランジ部54にも補強ワイヤ60が埋設されてい
る。
更にこの蛇腹筒体44は取りつけ状態において
10〜15%の初期圧縮状態とすることが好ましく、
これによつて水平方向の変位時に歪みが除去され
るので耐久性が向上する。
補助空気室14は空気ばね10へ有効な空気減
衰及び適正な垂直方向のばね定数を付与させるた
め、一般的に空気ばね10の容積の2倍以上の容
積を有している。
このように構成された本実施例の空気ばね懸架
装置では、車両が上下方向に振動すると、上下方
向力はばね定数を適宜に選択した空気ばね10及
び環状ゴム質弾性体12によつて支持され、垂直
方向の振動は絞り40,42部分の空気抵抗によ
つて吸収されるので乗り心地が向上される。また
水平方向の振動及び荷重は環状ゴム質弾性体12
のゴム32によつて吸収される。
特にこの実施例では絞り40,42が蛇腹筒体
44を介して連通されているため、蛇腹筒体44
は確実に機密が保持されており、環状ゴム質弾性
体12と絞り40,42との機密を保持する必要
がなく、上下方向の変位時には蛇腹筒体44の長
手寸法伸縮により、水平方向の移動時には蛇腹筒
体44の曲率変化により容易に追従するので、耐
久性が向上し、長期間の使用に耐えることができ
る。
なお上記構成中の絞り40,42は一方のみで
機能上充分である場合には他方の内径を大きく形
成して単に接続リングとして使用することもでき
る。
以上説明したごとく本考案に係る空気ばね懸架
装置では、空気ばねと補助空気室との少なくとも
一方へ絞りを連通し、この絞りへ弾性蛇腹筒体を
連結して空気ばねと補助空気室とを連通状態とす
るのでこれらの絞りと環状ゴム質弾性体との機密
構造を不用にし且つ耐久性を向上することができ
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る空気ばね懸架装置の実施例を
示す軸方向に沿つた垂直断面図である。 10……空気ばね、12……環状ゴム質弾性
体、14……補助空気室、20……筒状ゴム、4
0,42……絞り、44……蛇腹筒体、56……
補強層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気ばねと補助空気室とを環状ゴム室弾性体
    を介して連結し、空気ばねと補助空気室との少
    なくとも一方へ絞りを連通し、この絞りへ弾性
    体蛇腹筒体を連結して空気ばねと補助空気室と
    を連結したことを特徴とする空気ばね懸架装
    置。 (2) 前記蛇腹筒体はコード角30〜40゜の静止角以
    下に配列した補強層を埋設することを特徴とし
    た前記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    空気ばね懸架装置。 (3) 前記蛇腹筒体は凹部へ径方向の膨張規制手段
    を配置したことを特徴とする前記実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の空気ばね
    懸架装置。 (4) 前記蛇腹筒体は10〜15%の初期圧縮状態で取
    付けられることを特徴とした前記実用新案登録
    請求の範囲第1項から第3項の何れか1項に記
    載の空気ばね懸架装置。
JP17007282U 1982-11-10 1982-11-10 空気ばね懸架装置 Granted JPS5973648U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17007282U JPS5973648U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 空気ばね懸架装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17007282U JPS5973648U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 空気ばね懸架装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5973648U JPS5973648U (ja) 1984-05-18
JPS6240191Y2 true JPS6240191Y2 (ja) 1987-10-14

Family

ID=30371372

Family Applications (1)

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JP17007282U Granted JPS5973648U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 空気ばね懸架装置

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