JPS6326585Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6326585Y2 JPS6326585Y2 JP1982156275U JP15627582U JPS6326585Y2 JP S6326585 Y2 JPS6326585 Y2 JP S6326585Y2 JP 1982156275 U JP1982156275 U JP 1982156275U JP 15627582 U JP15627582 U JP 15627582U JP S6326585 Y2 JPS6326585 Y2 JP S6326585Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- insulator
- shock absorber
- hole
- spring constant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 31
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 31
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 19
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 15
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 14
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 241001247986 Calotropis procera Species 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シヨツクアブソーバの目玉ブツシユ
に関し、耐久性の向上と、乗心地及びロードノイ
ズの改良とを図つたものである。
に関し、耐久性の向上と、乗心地及びロードノイ
ズの改良とを図つたものである。
乗用車等の車輌には各種のシヨツクアブソーバ
が使用されているが、シヨツクアブソーバと車体
間の結合部の構造によつて乗心地やロードノイズ
が左右される。通常はシヨツクアブソーバの目玉
部にゴムブツシユが介装されている。
が使用されているが、シヨツクアブソーバと車体
間の結合部の構造によつて乗心地やロードノイズ
が左右される。通常はシヨツクアブソーバの目玉
部にゴムブツシユが介装されている。
第1図、第2図に従来のゴムブツシユの各構造
例を示すが、それぞれ問題がある。第1図の例は
ソリツドタイプであり、シヨツクアブソーバ1の
端部のアウターパイプ1a(目玉部)内に一定の
バネ定数を有する環状のゴムブツシユ2が挿入さ
れてかしめ付けられている。第2図の例は穴明き
タイプであり、アウターパイプ1a内には、円周
方向に沿つて部分的に穴3aをあけたゴムブツシ
ユ3が挿入されてかしめ付けられている。第1,
2図中、1bは車体側に設けられ、ゴムブツシユ
2,3内を貫通するインナーパイプである。
例を示すが、それぞれ問題がある。第1図の例は
ソリツドタイプであり、シヨツクアブソーバ1の
端部のアウターパイプ1a(目玉部)内に一定の
バネ定数を有する環状のゴムブツシユ2が挿入さ
れてかしめ付けられている。第2図の例は穴明き
タイプであり、アウターパイプ1a内には、円周
方向に沿つて部分的に穴3aをあけたゴムブツシ
ユ3が挿入されてかしめ付けられている。第1,
2図中、1bは車体側に設けられ、ゴムブツシユ
2,3内を貫通するインナーパイプである。
ソリツドタイプの場合は、バネ定数が線形であ
るため1〜3mmという微小変位に対してはゴムブ
ツシユとしての効果が期待できず、乗心地やロー
ドノイズを改善できない。つまり、微小変位を吸
収するにはバネ定数を下げる必要があるが、単純
にゴムブツシユの硬度を下げてしまうと、大入力
に対する変形が大きくなり耐久性が損われてしま
う。この耐久性を向上させるにはゴムブツシユ2
を大容量化即ち大形化すれば良いが、これではコ
ストアツプになつてしまう。
るため1〜3mmという微小変位に対してはゴムブ
ツシユとしての効果が期待できず、乗心地やロー
ドノイズを改善できない。つまり、微小変位を吸
収するにはバネ定数を下げる必要があるが、単純
にゴムブツシユの硬度を下げてしまうと、大入力
に対する変形が大きくなり耐久性が損われてしま
う。この耐久性を向上させるにはゴムブツシユ2
を大容量化即ち大形化すれば良いが、これではコ
ストアツプになつてしまう。
一方、穴明きタイプの場合は、穴3aの変形が
あるためバネ定数が非線形となり、微小変位に効
果があつて乗心地やロードノイズが改善される。
しかし、穴3aがあるため耐久性に難がある。つ
まり、悪路走行時などにはシヨツクアブソーバの
目玉部に高周波の揺動など複雑な入力が加わるの
で、穴3aから亀裂が発生する恐れがある。
あるためバネ定数が非線形となり、微小変位に効
果があつて乗心地やロードノイズが改善される。
しかし、穴3aがあるため耐久性に難がある。つ
まり、悪路走行時などにはシヨツクアブソーバの
目玉部に高周波の揺動など複雑な入力が加わるの
で、穴3aから亀裂が発生する恐れがある。
本考案は上記従来技術に鑑み、バネ定数が非線
形であり且つ耐久性に優れたシヨツクアブソーバ
の目玉ブツシユを提供することを目的とする。こ
の目的は、ゴムブツシユを硬軟2種のゴムの複合
タイプとし、両ゴムを接着することにより達成で
きる。
形であり且つ耐久性に優れたシヨツクアブソーバ
の目玉ブツシユを提供することを目的とする。こ
の目的は、ゴムブツシユを硬軟2種のゴムの複合
タイプとし、両ゴムを接着することにより達成で
きる。
つまり、本考案によるシヨツクアブソーバの目
玉ブツシユは、シヨツクアブソーバの端部に形成
された円筒状のアウターパイプに嵌着されるゴム
製のインシユレータと、このインシユレータの中
央部に形成されてインナーパイプを挿通するため
の貫通穴と、この貫通穴を挾んで前記シヨツクア
ブソーバの緩衝方向に対向するように前記インシ
ユレータに形成され且つ当該貫通穴と平行な一対
の空腔と、これら空腔に挿入されて前記インシユ
レータと一体に接着され且つ前記インシユレータ
を構成するゴムよりも小さいばね定数のゴムで形
成された一対のインサートラバーとを具えたもの
である。
玉ブツシユは、シヨツクアブソーバの端部に形成
された円筒状のアウターパイプに嵌着されるゴム
製のインシユレータと、このインシユレータの中
央部に形成されてインナーパイプを挿通するため
の貫通穴と、この貫通穴を挾んで前記シヨツクア
ブソーバの緩衝方向に対向するように前記インシ
ユレータに形成され且つ当該貫通穴と平行な一対
の空腔と、これら空腔に挿入されて前記インシユ
レータと一体に接着され且つ前記インシユレータ
を構成するゴムよりも小さいばね定数のゴムで形
成された一対のインサートラバーとを具えたもの
である。
以下、図面により本考案の一実施例を説明す
る。なお、図面中で第1,2図と同じ部分には同
一符号を付して説明の重複を省く。
る。なお、図面中で第1,2図と同じ部分には同
一符号を付して説明の重複を省く。
第3図a,bは本考案の一実施例を示し、4が
本実施例に係るゴムブツシユである。ゴムブツシ
ユ4は、ツシユ4は、中央部にインナーパイプ1
bを挿通するための貫通穴を有するゴム製のイン
シユレータ4aと、このインシユレータ4aの中
に貫通穴と平行にこれを挾んで上下に対向するよ
うに形成された一対の円弧状をなす空腔にそれぞ
れ挿入され且つインシユレータ4aのゴムよりも
ばね定数の小さいゴムで形成された円弧状をなす
一対のインサートラバー4bとからなる。即ち、
インシユレータ4aを硬いばね定数のものに設定
し、インサートラバー4bを軟らかいばね定数の
ものに設定することにより、全体として上下方向
に非線形のばね定数となり、左右(前後)方向に
は剪断応力を大きくとれるような構成としてい
る。更に、これらインシユレー更に、インシユレ
ータ4aとインサートラバー4bの両ゴムは接着
して一体化してある。
本実施例に係るゴムブツシユである。ゴムブツシ
ユ4は、ツシユ4は、中央部にインナーパイプ1
bを挿通するための貫通穴を有するゴム製のイン
シユレータ4aと、このインシユレータ4aの中
に貫通穴と平行にこれを挾んで上下に対向するよ
うに形成された一対の円弧状をなす空腔にそれぞ
れ挿入され且つインシユレータ4aのゴムよりも
ばね定数の小さいゴムで形成された円弧状をなす
一対のインサートラバー4bとからなる。即ち、
インシユレータ4aを硬いばね定数のものに設定
し、インサートラバー4bを軟らかいばね定数の
ものに設定することにより、全体として上下方向
に非線形のばね定数となり、左右(前後)方向に
は剪断応力を大きくとれるような構成としてい
る。更に、これらインシユレー更に、インシユレ
ータ4aとインサートラバー4bの両ゴムは接着
して一体化してある。
以上の構成により、インシユレータ4aに対し
てインサートラバー4bの大きさ及びばね定数を
相対的に小さく選定するだけで、上下方向のバネ
定数が非線形となり、微小変位時のバネ定数を十
分に下げ、また左右方向に発生する振動を低く抑
え、その結果乗心地及びロードノイズの改良が図
れた。また、インシユレータ4aとインサートラ
バー4bは接着によつて一体化されていて、イン
シユレータ4aには第2図の穴3aのような空間
がないので、悪路走行時等の入力によつて亀裂が
生じることもなく耐久性に極めて優れている。
てインサートラバー4bの大きさ及びばね定数を
相対的に小さく選定するだけで、上下方向のバネ
定数が非線形となり、微小変位時のバネ定数を十
分に下げ、また左右方向に発生する振動を低く抑
え、その結果乗心地及びロードノイズの改良が図
れた。また、インシユレータ4aとインサートラ
バー4bは接着によつて一体化されていて、イン
シユレータ4aには第2図の穴3aのような空間
がないので、悪路走行時等の入力によつて亀裂が
生じることもなく耐久性に極めて優れている。
第4図は他の実施例を示し、第3図aとの比較
で判るように、インシユレータ4aとインサート
ラバー4bとが同じ長さになつている点だけが異
なり、効果は先の実施例と同じである。
で判るように、インシユレータ4aとインサート
ラバー4bとが同じ長さになつている点だけが異
なり、効果は先の実施例と同じである。
第1図及び第2図は従来のゴムブツシユの各例
を示す側面図、第3図aは本考案の一実施例を示
す断面図、第3図bは同図aのA−A矢視断面
図、第4図は他の実施例を示す断面図である。 図面中、1はシヨツクアブソーバ、1aはその
アウターパイプ、1bはインナーパイプ、4はゴ
ムブツシユ、4aはそのインシユレータ、4bは
インサートラバーである。
を示す側面図、第3図aは本考案の一実施例を示
す断面図、第3図bは同図aのA−A矢視断面
図、第4図は他の実施例を示す断面図である。 図面中、1はシヨツクアブソーバ、1aはその
アウターパイプ、1bはインナーパイプ、4はゴ
ムブツシユ、4aはそのインシユレータ、4bは
インサートラバーである。
Claims (1)
- シヨツクアブソーバの端部に形成された円筒状
のアウターパイプに嵌着されるゴム製のインシユ
レータと、このインシユレータの中央部に形成さ
れてインナーパイプを挿通するための貫通穴と、
この貫通穴を挾んで前記シヨツクアブソーバの緩
衝方向に対向するように前記インシユレータに形
成され且つ当該貫通穴と平行な一対の空腔と、こ
れら空腔に挿入されて前記インシユレータと一体
に接着され且つ前記インシユレータを構成するゴ
ムよりも小さいばね定数のゴムで形成された一対
のインサートラバーとを具えたシヨツクアブソー
バの目玉ブツシユ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15627582U JPS5962341U (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | シヨツクアブソ−バの目玉ブツシユ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15627582U JPS5962341U (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | シヨツクアブソ−バの目玉ブツシユ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5962341U JPS5962341U (ja) | 1984-04-24 |
JPS6326585Y2 true JPS6326585Y2 (ja) | 1988-07-19 |
Family
ID=30344887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15627582U Granted JPS5962341U (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | シヨツクアブソ−バの目玉ブツシユ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5962341U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58138832U (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-19 | マツダ株式会社 | 防振体 |
-
1982
- 1982-10-18 JP JP15627582U patent/JPS5962341U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5962341U (ja) | 1984-04-24 |
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