JPS6040913Y2 - 空気ばね - Google Patents
空気ばねInfo
- Publication number
- JPS6040913Y2 JPS6040913Y2 JP9230880U JP9230880U JPS6040913Y2 JP S6040913 Y2 JPS6040913 Y2 JP S6040913Y2 JP 9230880 U JP9230880 U JP 9230880U JP 9230880 U JP9230880 U JP 9230880U JP S6040913 Y2 JPS6040913 Y2 JP S6040913Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- air spring
- air
- diaphragm
- orifice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は空気ばねの改良に関するものでである。
従来、たとえば鉄道車両用台車においては空気ばねかま
くらばねとして多く用いられ、さらに近頃は台車の揺れ
まくらを省略したいわゆるボルスタレス台車用として車
体と台車わく間に直接空気ばねを取付けて車体と台車と
の相対変位すなわち上下、左右および前後方向の変位を
すべて吸収するようにした構造が公知である。
くらばねとして多く用いられ、さらに近頃は台車の揺れ
まくらを省略したいわゆるボルスタレス台車用として車
体と台車わく間に直接空気ばねを取付けて車体と台車と
の相対変位すなわち上下、左右および前後方向の変位を
すべて吸収するようにした構造が公知である。
ところが前記ボルスタレス台車の場合における空気ばね
は車両が曲線路を通過する際の車体と台車わくとの回転
変位に伴う10CkIr11以上もの大きな前後方向変
位に対応しかつその場合の横(水平方向)ばね定数を小
さくするため、外筒と内筒との直径差を大きくとり、従
って内外筒間に取付けるダイアフラムの内容積も大きく
なっていた。
は車両が曲線路を通過する際の車体と台車わくとの回転
変位に伴う10CkIr11以上もの大きな前後方向変
位に対応しかつその場合の横(水平方向)ばね定数を小
さくするため、外筒と内筒との直径差を大きくとり、従
って内外筒間に取付けるダイアフラムの内容積も大きく
なっていた。
このため空気ばねの上下方向ばね定数が小さくなり過ぎ
て車両の乗心地が悪くなり、またこれを改良するために
空気ばね本体と補助空気室との間にオリフィスを設けて
も空気ばねに大きな自己減衰を与えることは困難であり
、さらにオイルダンパを併用して減衰を図れば台車部品
が増加し、保守の手間が増すと共にオリフィス減衰によ
る高周波振動遮断の効果が減じるという問題があった。
て車両の乗心地が悪くなり、またこれを改良するために
空気ばね本体と補助空気室との間にオリフィスを設けて
も空気ばねに大きな自己減衰を与えることは困難であり
、さらにオイルダンパを併用して減衰を図れば台車部品
が増加し、保守の手間が増すと共にオリフィス減衰によ
る高周波振動遮断の効果が減じるという問題があった。
そこで本考案者等は前記空気ばねのダイアフラム内に無
孔リングまたは小孔を有する中空リングを配置したり、
あるいは液体を封入するなどして内容積を小さくし、上
下方向ばね定数を大きくすると共に空気ばねの減衰能を
向上することを試みたが、いずれも重量増を来た腰ある
いは封入物が空気ばね内圧に耐えうるよう剛性をもたせ
た場合にはダイアフラム内面を損傷する等の虞れがあり
、十分な対策ではなかった。
孔リングまたは小孔を有する中空リングを配置したり、
あるいは液体を封入するなどして内容積を小さくし、上
下方向ばね定数を大きくすると共に空気ばねの減衰能を
向上することを試みたが、いずれも重量増を来た腰ある
いは封入物が空気ばね内圧に耐えうるよう剛性をもたせ
た場合にはダイアフラム内面を損傷する等の虞れがあり
、十分な対策ではなかった。
本考案は従来の上記事情に鑑み、ダイアフラム内に可撓
性を有するホースを巻回して収容し、そのホースの一端
にオリフィスを設け、他端を閉塞するかまたは補助空気
室に連通して前記ホースにより空気ばねの内容積を減小
させ、しかもホース内を補助空気室の全部または一部と
して空気ばね内の空気をオリフィスを経て出入りさせる
ことにより、自己減衰能を向上せしめたことを特徴とす
るもので、以下実施例を示す図面に基づいて説明する。
性を有するホースを巻回して収容し、そのホースの一端
にオリフィスを設け、他端を閉塞するかまたは補助空気
室に連通して前記ホースにより空気ばねの内容積を減小
させ、しかもホース内を補助空気室の全部または一部と
して空気ばね内の空気をオリフィスを経て出入りさせる
ことにより、自己減衰能を向上せしめたことを特徴とす
るもので、以下実施例を示す図面に基づいて説明する。
第1図は縦断面図で、車体1下面にボルト等により固着
するようにした上面板の外周にリング体をボルト締着な
どしてなる外筒2と、台車わく7上に固定するようにし
た内筒3との間にほぼリング状のダイアフラム4が取付
けられており、前記内筒3内にストッパゴム5とその上
面のすり板6とが配置されている公知の構造において、
前記ダイアフラム4内に、ゴム、合成樹脂等の可撓性を
有する材料からなる内径30〜5017Ell+程度の
ホース8を複数回巻回して収容し、そのホース8の一端
には所要直径のオリフィス9を設けて固定金具10等に
より前後方向変位に対して干渉せぬようたとえば横位置
の外筒2上面板下部に取付け、ホース8の他端はエンド
キャップ11等により閉塞しである。
するようにした上面板の外周にリング体をボルト締着な
どしてなる外筒2と、台車わく7上に固定するようにし
た内筒3との間にほぼリング状のダイアフラム4が取付
けられており、前記内筒3内にストッパゴム5とその上
面のすり板6とが配置されている公知の構造において、
前記ダイアフラム4内に、ゴム、合成樹脂等の可撓性を
有する材料からなる内径30〜5017Ell+程度の
ホース8を複数回巻回して収容し、そのホース8の一端
には所要直径のオリフィス9を設けて固定金具10等に
より前後方向変位に対して干渉せぬようたとえば横位置
の外筒2上面板下部に取付け、ホース8の他端はエンド
キャップ11等により閉塞しである。
上記構造により、ダイアフラム4の内容積はホース8を
収容した分だけ減小して上下方向ばね定数は大きくなり
、またホース8内は補助空気室となってダイアフラム4
内の空気圧変動に伴いオリフィス9を経てホース8内に
空気が出入りして所要の減衰を与える。
収容した分だけ減小して上下方向ばね定数は大きくなり
、またホース8内は補助空気室となってダイアフラム4
内の空気圧変動に伴いオリフィス9を経てホース8内に
空気が出入りして所要の減衰を与える。
なおホース8の内容積だけでは補助空気室として容積が
不足する場合にはホース8の他端を閉塞せずに、第2図
に示すように内筒3内の補助空気室12に連通させ、そ
れでもまだ不足するときは鎖線で示すように内筒3を経
て台車わく7の補助空気室13へ連通させるようにして
もよい。
不足する場合にはホース8の他端を閉塞せずに、第2図
に示すように内筒3内の補助空気室12に連通させ、そ
れでもまだ不足するときは鎖線で示すように内筒3を経
て台車わく7の補助空気室13へ連通させるようにして
もよい。
本考案は以上のように構成され、ダイアフラム4内に収
容するホース8は可撓性があるため取付けが容易でしか
もダイアフラム4内面を損傷する虞れはなく、ダイアフ
ラム4内容積を減小して上下方向ばね定数を大きくし、
またホース8内は補助空気室として圧力空気が流入する
ため、内外の圧力差は最大1 kgf /crA程度で
ホース8を薄肉軽量とすることができ、さらにホース8
一端にはオリフィス9を設けて自己減衰能を向上し、あ
るいは空気ばね外部に補助空気室を設ける場合でもその
容積を小さくすることができるなどすぐれた効果がある
。
容するホース8は可撓性があるため取付けが容易でしか
もダイアフラム4内面を損傷する虞れはなく、ダイアフ
ラム4内容積を減小して上下方向ばね定数を大きくし、
またホース8内は補助空気室として圧力空気が流入する
ため、内外の圧力差は最大1 kgf /crA程度で
ホース8を薄肉軽量とすることができ、さらにホース8
一端にはオリフィス9を設けて自己減衰能を向上し、あ
るいは空気ばね外部に補助空気室を設ける場合でもその
容積を小さくすることができるなどすぐれた効果がある
。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は他
の実施例を示す縦断面図である。 1:車体、2:外筒、3:内筒、4:ダイアフラム、5
:ストッパゴム、6:すり板、7:台車わく、8:ホー
ス、9ニオリフイス、10:固定金具、11:エンドキ
ャップ、12,13:補助空気室。
の実施例を示す縦断面図である。 1:車体、2:外筒、3:内筒、4:ダイアフラム、5
:ストッパゴム、6:すり板、7:台車わく、8:ホー
ス、9ニオリフイス、10:固定金具、11:エンドキ
ャップ、12,13:補助空気室。
Claims (1)
- 外筒2と内筒3との間に取付けられたほぼリング状のダ
イアフラム4内に、可撓性を有するホース8を複数回巻
回してその一端にオリフィス9を設け、他端を閉塞また
は補助空気室に連通したことを特徴とする空気ばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230880U JPS6040913Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | 空気ばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230880U JPS6040913Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | 空気ばね |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5716040U JPS5716040U (ja) | 1982-01-27 |
JPS6040913Y2 true JPS6040913Y2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=29454263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9230880U Expired JPS6040913Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | 空気ばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040913Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176653A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道車両用台車枠 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006258209A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Bridgestone Corp | 空気ばね |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP9230880U patent/JPS6040913Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176653A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道車両用台車枠 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5716040U (ja) | 1982-01-27 |
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