JPH01157713A - カローゼルリール設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、精整、酸洗、タンデムミル等の出側に設置さ
れるカローゼルリール設備の材料通板装置に係り、特に
、形状の悪いものや非磁性体の材料でも、容易に巻取り
のための通板を行なうとともに、高速ラインの巻取り通
板に適したカローゼルリール設備に関する。

〔従来の技術〕

連続ラインに於けるストリップの巻取りは、通常二台の
リールで交互に行なわれるが、出側り−ルで巻取る場合
、ストリップ尾端が、入側リール上に落下するため、従
来特公昭５６−４３８０７号公報に記載のように、スト
リップ尾端を上部よりマグネットで吊り上げ、入側リー
ル上への落下を防止していたが、非磁性体のストリップ
は、マグネットで吊り上げる事は不可能であったり、形
状の悪い材料の場合、落下し下部の機械を破損する等の
不具合があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術はストリップ尾端を上部よりマグネットで
吸い上げ１尾端の落下を防止する方式であり、非磁性体
の巻取りは不可能であったり、リールドラム上にマグネ
ット取付フレームの架台等を要するため、リールドラム
の保守性が悪かった。

又、形状の悪いものは吸着性が無いため落下するなどの
点に多くの問題点があった。

さらに、従来方式は、高速で入側リールへ噛み込ませよ
うとすると、ストリップ先端げ慣性により入側リールを
飛び越えてしまうため、噛み込み時には、ライン速度を
下げざるを得なかった。

本発明の目的は、非磁性体や形状の悪い材料でも上記不
具合が発生することなしに、ストリップ尾端を巻取るこ
とができ、高速ラインでも、次コイルのストリップ先端
を確実に入側リールへ案内するカローゼルリール設備を
提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記不具合を解決する方法として、ストリップ尾端を上
部よりマグネットで吊り上げるのでなく。

ストリップ尾端の下面にガイドを設置することが考えら
れる。つまり、非磁性体のストリップであっても、形状
不良材、薄板、挟板なと吸引力の弱いものであっても、
下面より受けることによりストリップの落下は発生し得
ない。

しかし、カローゼルリールでは、第４図に示す様に、入
側にて巻始めたストリップはただちに公転を開始し、出
側で巻取る方式であるため、ストリップの下面部に固定
ガイドを設けることは不可能である。そこで、カローゼ
ルリールが、公転する際第５図に示すガイド６をオフラ
インへ抜き出し可能な機構をもったガイドを設置したこ
とにより容易に達成できる。

さらに、このガイドの下面を次コイルのストリップ先端
の案内ガイドにすることにより、高速でストリップが突
込んできても、入側リールをオーバラインし、巻取りミ
スを防ぐことができる。

しかし、高速巻取りの場合、この案内ガイドだけでは不
十分である。第５図に示すように、次コイルのストリッ
プ１の先端を、入側リール４へ案内するためには、三角
ガイトロの下面と、下ガイド８の上面の間隔をかなりあ
けてやらないとスムーズに行なえない、この間隔あけた
ために、ストリップ１の先端はループを描いて入側リー
ル４へ案内される。

これをベルトラッパ７を用いてリールに噛み込ませると
、このループがなくなる瞬間に、リールの回転慣性によ
り大きな張力がストリップに発生し、板切れ等の問題が
発生する。

これを解決するためには、ストリップ先端をデフローラ
２と入側リール４の間で直線的に通板する。

〔作用〕

本発明の機構図を第６図に示す。

第６図（ａ）に於いて出側のＮａ　１リール５にてコイ
ルが所定の径に達するとストリップ１はシャーにより分
割されるがその尾端が落下し、Ｎα２リール（入側リー
ル４）に噛み込まないようストリップ下面を受ける三角
ガイド６が設置されている。

このため、ストリップ１はこの三角ガイド６上を流れ尾
端は落下することなく巻取られる。この際。

次コイルのストリップ先端はただちにＮα２リールに誘
導されるが、この誘導時に三角ガイド６の下面よりエア
を吹き付はストリップ先端を下ガイド８の上面に押付な
がらＮα２リールへ誘導する６次に、第６図に示すよう
に誘導されたストリップ先端が＆２リールに噛み込むと
同時に三角ガイド６はオンラインへ撤去され、カローゼ
ルリール３は公転を開記する。

さらに、第６図６（ｃ）のように、次の切断開始前に、
再び、三角ガイド６はオンラインの中へ入れられる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図により説
明する。

本図に於いてデフローラ２と入側リール４間には、デフ
ローラ２と入側リール４間を直線的に結んだ状態に近い
下ガイド８が設置されている。下ガイド８の上部に本発
明の三角ガイド６が設置され、架台１１に施設されたレ
ール１２を介して車軸９で連結されている。さらに、三
角ガイドの操作側に架台１１に固定されたシリンダと直
結されている。そして、カローゼルリール３が公転する
際には、三角ガイド６はオフラインへ引き出せる。

又、この三角ガイド６は内部にエアーを供給するための
配管ホース１０が架台から取り付けられており、第３図
のＡ−Ａ矢視に示すように空気孔１４が設けられている
。この三角ガイド６の内部は、空気孔１４以外は完全に
密閉されているため、配管ホース１０から供給されたエ
アーはこの空気孔以外の部分より外部へ漏れることはな
いにのため、配管ホース１０から供給されたエアは全て
この空気孔より吐出され、次コイルのストリップ先端が
三角ガイド６の下面を沿って流れようとするのを押えつ
け、下ガイド８上を流れて入側り−ル４に案内される。

尚、公転する際に三角ガイドをオフラインに引き出す手
段としてシリンダ動力でなくモータ動力、及び、その他
の動力源を使用することもできる。

又、三角ガイド下面に直接空気孔を加工するのでなく、
ノズルを埋め込んだり、その他の方式によりエアーを高
速で吐出させる方式を採用することもできる。

本実施例によれば、カローゼルリールの上部に従来のよ
うにマグネット及びその架台等がなくカローゼルリール
のメンテナンスが非常に容易に行なえる。

又、高速でも入側リール４を飛び越し巻取り失敗等は皆
無になるばかりでなく、ループ発生による板切れ等がな
くなり、常に、高速で効率よく巻取りが可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、巻終りの後端ストリップを下部から受
けられるので、形状の悪い材料でも、非磁性性のコイル
でも、入側のリール上に落下させることなく巻取りが出
来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図は本発明の
一実施例の平面図、第３図は本発明の詳細断面図、第４
図は従来技術のカローゼルリール設備に於いて下ガイド
設置が不可能とされていた理由の説明図、第５図は単な
る三角ガイド設置に伴なう不具合説明図、第６図は本発
明の機構説明図である。 ６・・・可動機構付三角ガイド、９，１２．１３・・・
三角ガイド可能装置、１０・・・ストリップループ発生
防止エア供給配管ホース、１４・・・ストリップループ
発生防止エア吐出孔。 ゛・＼ゝ゛′。 ＼ニー７ １４　図 畜５図 畜ろ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カローゼル型巻取り装置の入側リール上部と、その
   入側に設置されたデフローラ間に三角形状のガイドを設
   置したことを特徴とするカローゼルリール設備。 ２、特許請求の範囲第１項において、 前記ガイドを前記カローゼル型巻取り装置の公転時には
   、オンラインからオフラインへ引き出し可能は動作機構
   を設置したことを特徴とするカローゼルリール設備。 ３、特許請求の範囲第１項において、 前記三角形状のガイドの内部に空筒を設け、下面に複数
   個の空気孔、又は、ノズルを設置したことを特徴とする
   カローゼルリール設備。 ４、特許請求の範囲第１項において、 前記三角形状のガイドの内部の空筒内に空気を送り込み
   、下面の複数個の空気孔、又は、ノズルよりこの空気を
   吐出させることを特徴とするカローゼルリール設備。