JPH0115124Y2 - - Google Patents

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JPH0115124Y2
JPH0115124Y2 JP2116083U JP2116083U JPH0115124Y2 JP H0115124 Y2 JPH0115124 Y2 JP H0115124Y2 JP 2116083 U JP2116083 U JP 2116083U JP 2116083 U JP2116083 U JP 2116083U JP H0115124 Y2 JPH0115124 Y2 JP H0115124Y2
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JP
Japan
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temperature coefficient
positive temperature
coefficient thermistor
heat
heat sink
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JP2116083U
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JPS59127204U (ja
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  • Thermistors And Varistors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、正の抵抗温度係数を有するチタン酸
バリウム系半導体磁器サーミスタ(以下正特性サ
ーミスタと言う)を使用した正特性サーミスタ装
置に関する。
正特性サーミスタは、キユリー温度を適当に選
定することにより任意の発熱温度が得られるこ
と、発熱温度または外部から与えられる温度があ
る特定温度に達すると、電気抵抗値が急激に増加
する正の抵抗温度特性を有し、自己発熱を自動的
に制御する自己温度制御機能または電流制御機能
が得られること等の特異な性質があり、これらの
特性、機能の故に各種発熱装置の定温発熱素子、
電流制御用素子或は感熱素子として利用されてい
る。
従来技術 第1図は例えばビデオ・テープ・レコーダ(以
下VTRと称する)の回転ドラムヘツドの結路防
止用等に使用される従来の正特性サーミスタ装置
の分解斜視図、第2図は同じく正面断面図であ
る。図において、1は例えばアルミニユウム等の
熱伝導性の良好な金属板材によつて構成された放
熱板であり、この例ではL型に形成し、一方の平
面部に凸環部101を突設すると共に、他方の平
面部に取付ネジ等を通す取付孔102を設けた構
造のものを示している。
2は該放熱板1の前記凸環部101内に取付け
られた正特性サーミスタである。正特性サーミス
タ2は円板状に形成された正特性磁器素体201
の一面側に、中央のギヤツプGによつて互いに分
離された一対の分割電極202及び203を被着
形成すると共に、他面側に前記分割電極202及
び203に共通に対向する共通電極204を被着
形成した構造となつている。この正特性サーミス
タ2は、絶縁板3を間に挾んで、エポキシ樹脂で
代表される高温硬化接着剤4によつて、共通電極
204側を前記放熱板1の凸環部101内に固着
した構造となつている。5は放熱板1上に正特性
サーミスタ2を接着した後、正特性サーミスタ2
の全体を被覆するように塗布された絶縁塗料、6
及び7は分割電極202及び203のそれぞれに
半田付け等の手段によつて固着されたリード線で
ある。
従来技術の欠点 しかしながら、上記した従来の正特性サーミス
タには次のような欠点があつた。
(イ) 正特性サーミスタ2を放熱板1に接着するに
当り、粘度の低い高温硬化接着剤4を使用して
いることから、接着剤4の乾燥及び硬化に長時
間を必要とし、作業効率が悪い。
(ロ) しかも、放熱板1上で絶縁板3及び正特性サ
ーミスタ2を重ねて、これらを一体に接着する
構造であるため、絶縁板3と正特性サーミスタ
2との間の形状的なバランスがとれていない
と、接着剤4の乾燥及び硬化工程において、こ
れらが互いに動いて位置ズレを起し、電気的絶
縁が破れてしまう等の問題を生じ易い。特に接
着剤4として、粘度が低く、乾燥及び硬化に長
時間を要する高温硬化型のものを使用した場合
は、接着が不完全で位置ズレを生じ易い時間が
長くなるため、この弊害が一層出易い。
(ハ) この弊害をなくするためには、接着剤4が完
全に硬化するまで、次の工程に入ることができ
ない。このため、完成まで長時間を要し、生産
効率が悪く、コスト高になる。
本考案の目的 本考案は上述する従来の欠点を除去し、放熱板
と正特性サーミスタとを固着する接着剤が完全に
硬化する前であつても、両者間の電気的絶縁を低
下させることなく次の工程に入ることができ、組
立作業効率及び生産性が非常に高く、しかも絶縁
塗料を施すことなく完全な電気的絶縁を確保する
ことの可能な正特性サーミスタ装置を提供するこ
とを目的とする。
本考案の構成 上記目的を達成するため、本考案は、放熱板の
一面上に正特性サーミスタを接着して成る正特性
サーミスタ装置において、前記放熱板及び前記正
特性サーミスタに熱収縮チユーブを被せ、かつ熱
収縮によつて密着させたことを特徴とする。
実施例 第3図は本考案に係る正特性サーミスタ装置の
分解斜視図、第4図は同じく正面部分断面図であ
る。図において、第1図及び第2図と同一の参照
符号は同一性ある構成部分を示している。図にお
いて、8は放熱板1及び正特性サーミスタ2に密
着された熱収縮チユーブである。該熱収縮チユー
ブ8は、接着剤4を用いて正特性サーミスタ2及
び絶縁板3を放熱板1上に接着した後、この組立
部分を完全に覆うように被せ、しかるのち熱処理
して熱収縮させる。この熱収縮作用により、熱収
縮チユーブ8が放熱板1及び正特性サーミスタ2
に一体的に密着される。このため、仮に接着剤4
が完全に硬化する前であつても、正特性サーミス
タ2及び絶縁板3が放熱板1上で位置ズレを起す
ことがなくなるから、接着剤4の完全硬化を待た
ずに次の処理工程に入ることが可能になり、作業
効率及び生産性が著しく向上することとなる。ま
た、位置ズレが防止されるから、正特性サーミス
タ2と絶縁板3との間の形状がアンバランスであ
つても、それが原因となつて電気的絶縁が不完全
になる等の弊害をなくすこともできる。しかも、
熱収縮チユーブ8の熱収縮により、熱収縮チユー
ブ8が正特性サーミスタ2の表面に密着し、ほぼ
完全な絶縁層が被着形成されるから、電気的絶縁
も完全になる。このため、従来必要であつた正特
性サーミスタ2の表面に対する絶縁コーテイング
が不要になり、工程が短縮される。
前記接着剤4としては常温硬化接着剤を使用す
る。常温硬化接着剤4は、従来使用していた高温
硬化接着剤に比べて、粘度が高く正特性サーミス
タ2及び絶縁板3の位置ズレが起きにくい上に、
短時間で乾燥硬化するから、信頼性が高く、生産
性に富んだ正特性サーミスタ装置が得られる。
なお、上記実施例では、VTR回転ヘツド結露
防止用として使用するのに好適な正特性サーミス
タ装置を例にとつて説明したが、他の一般発熱装
置、電流制御素子または感熱素子等にも広く適用
できる。
本考案の効果 以上述べたように、本考案は、放熱板の一面上
に正特性サーミスタを接着して成る正特性サーミ
スタ装置において、前記放熱板及び前記正特性サ
ーミスタに熱収縮チユーブを被せ、かつ熱収縮に
よつて密着させたことを特徴とするから、熱収縮
チユーブを組立時の全体の結合具として作用させ
ると同時に、組立後は電気的絶縁体として作用さ
せ、放熱板と正特性サーミスタとを固着する接着
剤が完全に硬化する前であつても、両者間の電気
的絶縁を低下させることなく次の工程に入ること
ができ、組立作業効率及び生産性が非常に高く、
しかも、絶縁塗料を施すことなく完全な電気的絶
縁を確保することの可能な正特性サーミスタ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の正特性サーミスタ装置の分解斜
視図、第2図は同じくその正面断面図、第3図は
本考案に係る正特性サーミスタ装置の分解斜視
図、第4図は同じく正面断面図である。 1……放熱板、2……正特性サーミスタ、3…
…絶縁板、9……熱収縮チユーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 放熱板の一面上に正特性サーミスタを接着し
    て成る正特性サーミスタ装置において、前記放
    熱板及び前記正特性サーミスタに熱収縮チユー
    ブを被せ、かつ熱収縮によつて密着させたこと
    を特徴とする正特性サーミスタ装置。 (2) 前記放熱板と前記正特性サーミスタとの間を
    接着剤で接着した後、全体に前記熱熱収縮チユ
    ーブを被せ、かつ熱収縮させることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の正特
    性サーミスタ装置。 (3) 前記接着剤は常温硬化接着剤であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第2項に記載
    の正特性サーミスタ装置。 (4) 前記正特性サーミスタは、一面側に一対の分
    割電極を有し、他面側に前記分割電極に対する
    共通電極を有し、前記共通電極側を絶縁板を間
    に挾んで前記放熱板の一面側に接着したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、第
    2項または第3項に記載の正特性サーミスタ装
    置。
JP2116083U 1983-02-15 1983-02-15 正特性サ−ミスタ装置 Granted JPS59127204U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2116083U JPS59127204U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 正特性サ−ミスタ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2116083U JPS59127204U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 正特性サ−ミスタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59127204U JPS59127204U (ja) 1984-08-27
JPH0115124Y2 true JPH0115124Y2 (ja) 1989-05-08

Family

ID=30152292

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JP2116083U Granted JPS59127204U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 正特性サ−ミスタ装置

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JPS59127204U (ja) 1984-08-27

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