JPH01151134A - 偏向装置およびその製造法 - Google Patents

偏向装置およびその製造法

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JPH01151134A
JPH01151134A JP30760887A JP30760887A JPH01151134A JP H01151134 A JPH01151134 A JP H01151134A JP 30760887 A JP30760887 A JP 30760887A JP 30760887 A JP30760887 A JP 30760887A JP H01151134 A JPH01151134 A JP H01151134A
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JP
Japan
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conductor wire
deflection
deflection coil
layer
fusion layer
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Application number
JP30760887A
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English (en)
Inventor
Koji Hirota
廣田 耕司
Kiyoshi Tokita
清 時田
Toshihisa Sone
曽根 敏尚
Nobuhiko Akou
阿光 信彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、陰極線管、例えばテレビジョン受像管、コン
ピューター用デイスプレィ管等に使用される偏向装置に
関し、特に、水平偏向周波数の増加等に起因する発熱を
低減させた偏向装置およびその製造法を提供するもので
ある。
(従来の技術) 一般に偏向装置は、主として一対の水平偏向コイルと、
一対の垂直偏向コイルおよび両コイルを保持するモール
ドと、略円錐状のコアとで構成されており、水平偏向コ
イルをサドル型、垂直偏向コイルをトロイダル型にした
ものや、水平・垂直偏向コイル共サドル型としたものが
多く使用されている。そして、水平偏向コイルには、一
般のカラー受像管の場合、15.75KHzの高周波偏
向電流が通電され、高解像度性および視認性の高度化が
要求されるデイスプレィ管では、25KHz、 31K
Hzおよび64KHz等の高周波偏向電流が通電される
使用条件が増えている。また、デイスプレィ管に限らず
一般のカラー受像管においても、高品位化の必要性から
、31KHz等の高周波で偏向する場合も増えている。
このような高い偏向周波数で偏向装置を動作させた場合
、偏向装置の発熱量は膨大なものとなる。
この発熱の原因としては、コアの鉄損(ヒステリシス損
・渦電流損)や、偏向コイルの巻線自身の交流損失(銅
損、渦電流損および表皮損失)などである。なかでも水
平偏向コイル自身の発熱は特に大きく、本発明者等の実
験によると、例えば、28吋110°偏向管においては
31KHzの水平偏向周波数で動作させただけで、水平
偏向コイルの温度上昇△Tは70℃近くとなる。このよ
うに、水平偏向コイルが高温となると、例えば、耐熱温
度の低いモールド等は熱変形し、特性上および信頼性上
重大な問題となる。
上記のような問題点を解決するためには、第4図に示す
ように、従来から広く知られている複数本の導体細線を
より合せたリッツ線■を使用して偏向コイルを形成する
方法がある。これはリッツ線を使用することで、高周波
数偏向時の表皮効果損を低減させ、偏向コイルの発熱を
抑制する効果がある。
また、特開昭62−186446号公報に示されたよう
に、直径に影響を与えないで導体の断面積を増加させる
ため、少なくとも一つの導体細線を裸線としたものを平
行に束ねたもので#グ、中心となる裸線を太くしたりし
てその導体部分の断面積を多くしようとするものがある
。しかしながら、この特開昭62−186446号公報
に示されたような複合線では、その明細書に記載された
製造方法例えばラツカ−ジェットによる方法によれば、
第5図に示すように、ラッカー(11)が重力によって
複合線(10)のラッカー層(12)の下方が上方より
厚くなり、複合線(lO)が丸くならずコイルを巻くと
き不都合が生ずる。 また、第6図のように、中心の銅
線(15)にのみ熱可塑性樹脂(接着層) (16)を
つけるものにおいては、銅線(15)の中心線と周囲線
間には結合力があるが、周囲線同士には結合力がなく、
全体として結合力不足でコイルを巻くときの張力で離れ
やすいという欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) このようなリッツ線を使用した場合、複数本の導体細線
を精度よく撚り合わすにはかなりの手間がかかり、量産
性に乏しい。また、たとえ精度よく撚り合わせても偏向
コイル巻型にリッツ線を巻回する場合、各導体細線の撚
り合わせのため生じるリッツ線表面の凹凸のため、精度
よく偏向コイル巻型の空隙を埋められず、コンバージェ
ンスやラスター歪特性におよぼす影響が極めて大きく、
その特性の再現性も乏しくなり、特性上および信頼性上
重大な問題となる。さらに、撚り合わさないタイプのも
のでも複合線全体の外被(合成樹脂)の厚さが不均一と
なったり、導体細線同士の結合力が弱く、精度良く偏向
コイルを巻回することができないという問題がある。
本発明は、上記偏向装置の欠点に鑑みなされたもので、
高い水平偏向周波数による動作においても発熱が少なく
、巻線精度が良くコンバージェンスやラスター歪特性に
悪影響をおよぼさない偏向装置およびその製造法を提供
することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、偏向コイルを形成する導体線が、複数本の導
体細線を束ねて構成され、この導体細線は、熱可塑性の
絶縁物からなる融着層を有し、偏向コイルを形成する際
は、複数本の導体細線を撚り合わすことなく束ねた状態
で、融着層を加熱溶融し、その後、冷却することで、導
体細線同士を仮固着させ1単位の導体線とし、さらに、
この1単位の導体線を偏向コイル巻型に巻回した後、再
度融着層を加熱溶融後、冷却することで前述の1単位の
導体線同士を固着し、コイル形状を形成するようにした
偏向装置およびその製造方法である。
(作用) 上記構成および製造法により、偏向コイルの巻回精度が
良く、コンバージェンスやラスター歪特性に悪影響をお
よぼさないで、高い水平偏向周波数による動作において
も、表皮効果による損失を低減し、発熱を抑制すること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について、第1図、第2図およ
び第3図を用いて説明する。第1図は、本発明による偏
向装置の偏向コイルを形成する1単位の導体線の斜視図
であり、1単位の導体線■は、複数本の導体細線■を、
撚り合わすことなく束ねて構成されている。
第2図は、偏向コイル■を構成する導体細線の断面図で
あり、芯線■(例えば銅芯線)の周囲に絶縁層(イ)(
例えばポリエステルイミド)を有し、その外側に熱可塑
性の絶縁物から成る第1の融着層(5a) 、そして最
外周には、第1の融着層(5a)より低融点である熱可
塑性の絶縁物からなる第2の融着層(5b)を有してい
る。第1および第2の融着層は、例えばエポキシ樹脂で
形成するのが好適であり、エポキシ当量(1g当量のエ
ポキシ基を含む樹脂のg数)を変えることで簡単に第1
と第2の融着層の融点を異ならしめることができる。こ
れは、各種のものが市販されているので簡単に選択する
ことができる。例えば、ビスフェノールA系エポキシ樹
脂の場合、 エポキシ当量900〜1000(融点96
℃〜104℃)のものを第2の融着層(5b)として用
い、エポキシ当量2400〜3300 (融点144℃
〜158℃)のものを第1の融着層(5a)として用い
ることで導体細線(2)を形成する。また、他の樹脂で
も良く、例えば第1の融着層(5a)をエポキシ系(融
点100℃前後)、第2の融着層(5b)をナイロン系
(融点130℃前後)とすることもできる。
偏向コイルを形成するには、まず第2図に示す導体細線
■を複数本(−例として7本が好適である。)を撚り合
わすことなく単に束ねた状態で導体細線(2)の低融点
である第2の融着層(5b)のみが溶融する程度の加熱
を行なう。その後、冷却することで導体細線■同士の仮
固着をし、第1図に示すような1単位の導体線とする。
1単位の導体線し ■の直径とは、0.3m乃至0.8mm程度が好適であ
る。
次に、このように構成された1単位の導体線のを偏向コ
イル巻型(図示せず)に巻回し、成形するのであるが、
導体細線■同士は仮固着されているので、巻回時に導体
細線■は、はぐれることなく、また巻回時の導体線に加
わるパックテンションに対しても十分耐え得る強度を有
し、精度良く偏向コイル巻型に巻回される。そして、導
体細線■は、撚り合わされていないため、各1単位の導
体線■同士は、より密度を高く巻回することかでき、偏
向コイルの精度を向上することができる。
1単位の導体線■を巻回、成形した後は、第1の融着層
(5a)を加熱溶融し、冷却することで1単位の導体線
同士を固着させ第3図に示すような偏向コイル0を形成
する。 ここで、第1の融着層(5a)を加熱溶融する
とともに、第2の融着層(5b)も溶融する場合がある
が、既に偏向コイル巻型に巻回し、成形しであるので偏
向コイルの形成上は問題とならない。
尚、融着層(5a)、 (5b)を加熱する手段しては
、導体細線■に通電して自己発熱させる方法が極く簡単
で好適であるが、外部から加熱しても良い。
この実施例では融着層を2層構造としているが、これに
より導体細線(2a)同士の仮固着に寄与する第2の融
着層の膜厚を導体線巻回時の応力に耐え得る固着力を発
生する程度に薄くすることができる。つまり、−層構造
の融着層では、仮固着後の融着層硬化によって1単位の
導体線を巻回する際、多少巻き難くなる場合があるが、
2層構造の融着層とすることにより仮固着時に硬化する
のは第2の融着層のみであるため、巻回作業もより容易
となり、巻線精度がさらに良い偏向装置とすることがで
きる。
上述のように偏向コイルを形成することで、すッツ線を
使用の場合に比べて、撚り合わす手間がかからず、簡単
で、巻線精度が良く信頼性を向上するとともに、高い偏
向周波数で動作させても表皮効果損による発熱を低減し
た偏向装置とすることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば高い偏向周波数で動作さ
せた場合でも発熱が少なく、かつ巻線の精度が良くコン
バージェンスやラスター歪特性に悪影響をおよぼさない
偏向装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1単位の導体線の一実施例の斜視図、
第2図は第1図の導体細線の模式断面図、第3図は本発
明の偏向コイルの全体図、第4図は従来の偏向装置に使
用される導体線を示す斜視図、第5図および第6図は従
来の導体線の断面図である。 (1)・・・1単位の導体線 (2)・・・導体細線(
3)・・・芯線      (4)・・・絶縁層(5a
)・・・第1の融着層  (5b)・・・第2の融着層
(6)・・・偏向コイル    (7)・・・リンツ線
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同    竹 花 喜久男 第  1  図 第  3  図 第5図 第  2  図 第4図 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルを備えてな
    る偏向装置において、前記偏向コイルの少なくとも一方
    の導体線が、熱可塑性の絶縁物からなる第1の融着層と
    、この第1の融着層の外側にあって第1の融着層より融
    点の低い熱可塑性の絶縁物からなる第2の融着層を有す
    る複数の導体細線を平行に束ねてなることを特徴とする
    偏向装置。
  2. (2)第2の融着層の膜厚が、第1の融着層より薄い特
    許請求の範囲第1項記載の偏向装置。
  3. (3)水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルの少なくと
    も一方を構成する導体線が複数本の導体細線を束ねてな
    る偏向装置の製造法において、前記導体細線が、熱可塑
    性の絶縁物からなる第1の融着層と、この第1の融着層
    の外側にあって、前記第1の融着層より融点の低い熱可
    塑性の絶縁物からなる第2の融着層を有し、前記複数本
    の導体細線を略平行に束ねた状態で前記第2の融着層を
    加熱溶融した後、冷却することにより、前記複数本の導
    体細線同士を仮固着して1単位の導体線とする工程と、
    前記1単位の導体線を偏向コイル巻型に巻回する工程と
    、前記第1の融着層を加熱溶融後、冷却することにより
    、前記1単位の導体線同士を固着し、偏向コイル形状を
    形成する工程とを有することを特徴とする偏向装置の製
    造法。
JP30760887A 1987-12-07 1987-12-07 偏向装置およびその製造法 Pending JPH01151134A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01197945A (ja) * 1988-02-03 1989-08-09 Totoku Electric Co Ltd 偏向ヨークの製造方法
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