JPH0114755Y2 - - Google Patents

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JPH0114755Y2
JPH0114755Y2 JP1983076594U JP7659483U JPH0114755Y2 JP H0114755 Y2 JPH0114755 Y2 JP H0114755Y2 JP 1983076594 U JP1983076594 U JP 1983076594U JP 7659483 U JP7659483 U JP 7659483U JP H0114755 Y2 JPH0114755 Y2 JP H0114755Y2
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JP
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fuel injection
injection pump
pulley
tension
side wall
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JP1983076594U
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JPS59181268U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、デイーゼルエンジンの燃料噴射ポン
プの駆動構造に関する。
(従来技術) FF車に塔載するデイーゼルエンジンにおいて
は、レイアウト上燃料噴射ポンプをエンジン本体
のフロント側に配置することが困難であるため、
燃料噴射ポンプをリヤ側に配置せざるを得ない場
合がある。この場合にも、燃料噴射ポンプは、エ
ンジンの回転に同期させて駆動する必要があるた
め、エンジンのカムシヤフトに取付けた駆動プー
リに巻掛けたタイミングベルトにより燃料噴射ポ
ンプをベルト駆動する駆動構造が採用されてい
る。
ところで、上記のように燃料噴射ポンプをベル
ト駆動する場合には、ベルトの張力を適正に維持
する必要があり、実開昭56−38161号公報には、
燃料噴射ポンプのブラケツトの固定位置を長孔に
沿つて回動可能として、ベルトの張力を調整する
ようにした構造が開示されている。
かかる構造は、燃料噴射ポンプの支持構造上、
信頼性に問題があり、全体として構造の複雑化が
さけられない不具合がある。
かかる不具合を解消するため、適当なベルトテ
ンシヨナを用いてベルトの張力調整を行なうよう
にすればよいが、その場合には、ベルトテンシヨ
ナの構造および配置部位が問題となる。
即ち、ベルト駆動系は、カバーにより包囲され
ることから、ベルトテンシヨナとしては、その取
付けが容易でサービス性にすぐれていることが要
求される。
(考案の目的) 本考案の目的は、燃料噴射ポンプ自体のサービ
ス性のために確保されている燃料噴射ポンプの上
方のスペースを利用して、ベルトテンシヨナとし
てのテンシヨンプーリをサービス性よく取付ける
ことができる燃料噴射ポンプ駆動構造を提供する
ことにある。
(考案の構成) 本考案の構成の特徴は、水平方向の断面が略L
字状の取付ブラケツトを設けて、その本体壁部を
シリンダブロツク側壁に固定する一方、燃料噴射
ポンプを取付ブラケツトの側壁部に取付けて支持
したこと、燃料噴射ポンプの駆動軸には、上記側
壁部の背面側においてポンプ駆動用プーリを結合
してこの駆動用プーリをエンジンにより駆動され
る駆動プーリに巻回したタイミングベルトで駆動
するようにしたこと、および取付ブラケツトの側
壁部のタイミングベルトの軌道の上方外側にはテ
ンシヨンプーリ取付部を設け、この取付部にタイ
ミングベルトの張力を調整するためのテンシヨン
プーリを取付けたことにある。
(考案の効果) 本考案にかかる燃料噴射ポンプ駆動構造によれ
ば、燃料噴射ポンプのサービス性を確保するため
のスペースをそのまま利用して、テンシヨンプー
リの取付けや調整作業が行なえることから、テン
シヨンプーリに対するサービス性が格段に向上で
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面を参考に説明す
る。
第1図に燃料噴射ポンプ駆動構造の概略を示す
ように、デイーゼルエンジン本体を構成するシリ
ンダブロツク1の側壁2のリヤ側には、燃料噴射
ポンプ3をシリンダブロツク1に支持するための
取付ブラケツト4が固定されている。この取付ブ
ラケツト4は、シリンダブロツク1の側壁2に沿
つた本体壁部4aと、シリンダブロツク1のリヤ
側端壁5とほぼ平行をなすように本体壁部4aに
対しほぼ直角に折曲された側壁部4bとからなる
水平断面略L字状のブラケツトとして形成されて
おり、側壁部4bの上部にはテンシヨンプーリ取
付部4cが設けられている。
上記燃料噴射ポンプ3は、その駆動軸3aが側
壁部4bに開設した穴部4dを貫通した状態で側
壁部4bにボルト・ナツト等により固定される。
燃料噴射ポンプ3の駆動軸3aには、側壁部4b
の背面側において燃料噴射ポンプ駆動用プーリ6
が固定され、この燃料噴射ポンプ駆動用プーリ6
は、カムシヤフト(図示せず)の後端に取付けた
カムプーリ7(駆動プーリ)により、両プーリ
6,7間に懸張したタイミングベルト8を介して
ベルト駆動される。
そして、上記タイミングベルト8の張力を調整
するテンシヨンプーリ9は、取付ブラケツト4の
側壁部4bに設けたテンシヨンプーリ取付部4c
に取付けられ、このテンシヨンプーリ9によつて
タイミングベルト8に所要の張力を付与する。
第2図および第3図により具体的に示すよう
に、取付ブラケツト4の本体壁部4aは、支持剛
性を低下させない範囲で適当に設けたぬすみを有
し、計4個のボルト10によりシリンダブロツク
側壁2に固定される。
また、燃料噴射ポンプ3は、取付ブラケツト4
の側壁部4bの穴部4dの両側に予め植設した植
込みボルト11,11に、燃料噴射ポンプ3に一
体に設けた取付用フランジ部3bに設けた円弧状
の長穴12,12が位置調整可能に嵌合されたう
えで、締結ナツト13,13により締結固定され
る。なお、燃料噴射ポンプ3の底部は、本体壁部
4aに固定した支持金具14により支持すること
が好ましい。
そして、取付ブラケツト4の側壁部4bの上部
に設けるテンシヨンプーリ取付部4cには、ネジ
穴15およびスプリング端係止用の穴16とが設
けられている。
第4図に具体的に示すように、ベルト駆動系
は、デイーゼルエンジン(図示せず)の出力軸に
同期して回転駆動されるカムシヤフト20のリヤ
側の軸部に取付けたカムプーリ7によつてタイミ
ングベルト8を駆動し、取付ブラケツト4によつ
て支持された燃料噴射ポンプ(図示せず)の駆動
軸3aの軸端に取付けた燃料噴射ポンプ駆動用プ
ーリ6を回転駆動するようにしたものであつて、
燃料噴射ポンプ3を上記出力軸に同期して駆動す
る駆動系を構成している。
なお、21は上記ベルト駆動系を取付ブラケツ
ト4の側壁4b側からカバーする内カバーで、具
体的には図示しないが、内カバーに対応する外カ
バーによつて外側からもカバーされる(第6図参
照)。
上記タイミングベルト8に対しては、上記取付
ブラケツト4の側壁部4bに設けたテンシヨンプ
ーリ取付部4cに取付けたテンシヨンプーリ9に
よつて、タイミングベルト8に付与するベルト張
力の初期設定を行なう。
上記テンシヨンプーリ9は、第5図に示すよう
に、タイミングベルト8に当接するテンシヨンプ
ーリ9を、プーリシヤフト22にベアリング23
で回転自在に支持している。このプーリシヤフト
22の軸心に対して偏心させて設けた偏心孔24
には、ベース部材としての取付ブラケツト側壁部
4bのテンシヨンプーリ取付部4cに設けたネジ
穴15に先端ネジ部26aが螺合される支承部材
としての植込みボルト26を嵌合して、植込みボ
ルト26の中間軸部26bの回りでプーリシヤフ
ト22を偏心回動可能に支持している。そして、
プーリシヤフト22には適当な間隔をおいてコイ
ルスプリング27を巻装し、コイルスプリング2
7の一端27aは、プーリシヤフト22の軸心と
ほぼ平行な軸方向に折曲して、この折曲端27a
を取付ブラケツト側壁部4bのテンシヨンプーリ
取付部4cに予め設けたスプリング端係止用穴1
6に挿入するとともに、該穴16のテンシヨンプ
ーリ9とは反対側からは、折曲端27aを嵌合す
るブツシユ28を嵌合して、コイルスプリング2
7が倒れないように、コイルスプリング27の折
曲端27aを支持する。そして、コイルスプリン
グ27の他端27bは、プーリシヤフト22の半
径方向内向きに折曲して、この折曲端27bをプ
ーリシヤフト22の半径方向に設けた嵌合孔29
に挿入係止している。
上記のコイルスプリング27はテンシヨンプー
リ9のプーリシヤフト22を植込みボルト26の
回りで回動させる捩り力を与える。そして、タイ
ミングベルト8に対する張力調整は、植込みボル
ト26の自由端側のネジ部26cに螺合する締結
ナツト30を僅かにゆるめ、コイルスプリング2
7の捩り力でプーリシヤフト22を偏心回動させ
て、テンシヨンプーリ9をタイミングベルト8に
当接させた状態で、最適なテンシヨンをタイミン
グベルト8に与えるプーリシヤフト22の偏心回
動位置を定め、この位置で締結ナツト30を植込
みボルト26に強く締付けるようにすればよい。
なお、上記第5図に示すテンシヨンプーリ9の
取付構造では、偏心軸を植込みボルト26によつ
て形成したが、第6図に示すように、偏心軸を形
成するボルト32をテンシヨンプーリ取付部4c
の裏面側に突出させ、そのネジ部32aに締結用
ナツト33を螺合するようにしてもよい。
この場合には、ボルト32とプーリシヤフト2
2との間に回り止めが必要となるが、かかる構造
であれば、裏面側から締結用ナツト33を操作す
ることにより張力調整が行なえるので、第6図に
示すように、外カバー34を取外す必要なしに、
張力の再調整が行なえることとなり、テンシヨン
プーリ9に対するサービス性がより一層向上でき
る。
以上の実施例では、燃料噴射ポンプ3をエンジ
ンのリヤ側に配置する場合について説明したが、
本考案はこれに限定されるものではなく、燃料噴
射ポンプ3をエンジンのフロント側に配置する場
合についても適用しうることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の概略構成を示す斜
視説明図、第2図、第3図は燃料噴射ポンプの取
付構造を示す側面図、背面図、第4図は実施例の
ベルト駆動系を示す正面図、第5図は第4図のA
−A線方向の拡大断面図、第6図はテンシヨンプ
ーリの取付構造の変形例を示す第5図と同様の断
面図である。 1……シリンダブロツク、2……側壁、3……
燃料噴射ポンプ、3a……駆動軸、4……取付ブ
ラケツト、4a……本体壁部、4b……側壁部、
4c……テンシヨンプーリ取付部、6……燃料噴
射ポンプ駆動用プーリ、7……カムプーリ、8…
…タイミングベルト、9……テンシヨンプーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツク側壁に沿つた本体壁部と該本
    体壁部の一側からシリンダブロツク端壁とほぼ平
    行となるように外側に折曲された側壁部とからな
    る取付ブラケツトに燃料噴射ポンプが取付けら
    れ、エンジンによつて駆動される駆動プーリによ
    り燃料噴射ポンプ駆動用プーリがタイミングベル
    トでベルト駆動されるようになつており、上記取
    付ブラケツトの側壁部の上記シリンダブロツクと
    燃料噴射ポンプ取付部との間であつて、上記タイ
    ミングベルトの軌道の上方外側に、タイミングベ
    ルトの張力調整用のテンシヨンプーリが取付けら
    れるテンシヨンプーリ取付部が設けられているこ
    とを特徴とする燃料噴射ポンプ駆動構造。
JP7659483U 1983-05-20 1983-05-20 燃料噴射ポンプ駆動構造 Granted JPS59181268U (ja)

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JP7659483U JPS59181268U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 燃料噴射ポンプ駆動構造

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JP7659483U JPS59181268U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 燃料噴射ポンプ駆動構造

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JPS59181268U JPS59181268U (ja) 1984-12-03
JPH0114755Y2 true JPH0114755Y2 (ja) 1989-04-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638161B2 (ja) * 1972-02-12 1981-09-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016776Y2 (ja) * 1979-08-31 1985-05-24 マツダ株式会社 デイ−ゼルエンジンにおける燃料噴射ポンプ取付装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638161B2 (ja) * 1972-02-12 1981-09-04

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JPS59181268U (ja) 1984-12-03

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