JPH0114421Y2 - - Google Patents

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JPH0114421Y2
JPH0114421Y2 JP1982171384U JP17138482U JPH0114421Y2 JP H0114421 Y2 JPH0114421 Y2 JP H0114421Y2 JP 1982171384 U JP1982171384 U JP 1982171384U JP 17138482 U JP17138482 U JP 17138482U JP H0114421 Y2 JPH0114421 Y2 JP H0114421Y2
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JP
Japan
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bubble
air
air cooling
rings
ring
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JP1982171384U
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JPS5975017U (ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 目的 (産業上の利用分野) この考案は、インフレーシヨン方式により扁平
チユーブを成形する途中のバブル冷却装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、この種のバブル冷却装置は、バブルに対
して一段又は、上下2段に風冷リングを設け、各
風冷リングより直接冷風を吹き付けているもの
で、このような装置では、バブルとの熱交換を促
進するため冷風の吹き出し速度を増加させると、
バブルが振動し、フイルム表面に波目模様が発生
するため、その冷風の速度を12m/sec以上に増
大することは出来ず、インフレーシヨンフイルム
成形の高速化を阻んでいた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、前記従来技術の欠陥を改善し、風
冷リングから吹き出す冷風の速度を、バブルの振
動を伴わずに増速させ、冷却能力を向上させ、イ
ンフレーシヨンフイルムの高速度成形化を図るこ
とをその目的とする。
ロ 構成 (課題を解決する手段) この考案は、バブルを囲繞する位置のバブル流
れ方向に順次2つの風冷リングが設けてあり、こ
のうち上流側の風冷リングは環状樹脂吐出口の近
傍に配置され、上流側風冷リングと下流側風冷リ
ングは、バブル径より相当に大きい気密性円筒部
材で連結され、これら風冷リングとこの円筒部材
で囲まれた空間により圧力室が形成され、上流側
風冷リングの外壁は直接乃至間接に前記環状樹脂
吐出口を形成しているダイに結合してあり、前記
各風冷リングは独立の送風機に各々連結されてい
ると共に、上、下各々の風冷リングの吹き出し口
は、バブルの進行方向に向き開口していることを
特徴とするバブル冷却装置とする。
(作用) 叙上のように構成しているこの考案の冷却装置
において、環状樹脂吐出口より吐出したばかりの
バブルの周面は上流側の風冷リングの吹き出し口
から吹き出される空気により、若干冷却されると
共に、この冷風はバブルと円筒部材の間の大きな
断面積をもつ前記圧力室内において減速され、か
つ、前記の円筒部材は外気に対して機密性をもつ
からこの圧力室内における静圧は上昇し、バブル
周面を外方より軽く押さえつつ、バブル周面に沿
つて層流となつてゆつくりと流れ、下流側の風冷
リングの吹き出し口を形成する内、外リツプのう
ち内側リツプとバブル間の狭い間隙に前記上流側
風冷リングからの冷風が到達すると、この冷風の
速度は急速に高まり、この高速気流に伴う外圧の
減少により、バブルのネツクイン部を外側へ吸引
し不安定なバブルを真円に保持しつつネツクイン
部Nを安定させる。
次いで、ネツクイン部で安定させられた未冷却
のバブルを、一気に膨張させ、かつ下流側の風冷
リングの吹き出し口から高速の冷風をバブルに吹
付け、バブルを振動を伴わずに冷却し、バブルを
上方へ引き上げ高速成形する。
この際、別個の送風機の作動で、異なる吹付け
速度及び風量の冷風が、上、下風冷リングの吹き
出し口からバブルに吹き付けられる。
実施例 この考案の代表的な実施例を図に基ずき説明す
る。
図において、10は、インフレーシヨン成形機
の成形ダイで、この成形ダイ10の環状樹脂吐出
口11から吐出され成形されるバブルBの周りを
囲繞する上、下2段の冷風リング12,13の吹
き出し口14,15は、バブルBの進行方向に冷
風を吹き出す形状としてある。上流側の風冷リン
グ12は、前記環状樹脂吐出口11の近傍に設け
られ、これら上、下の風冷リング12と13は、
バブルBの径より大きい(図示では約3乃至4
倍)外気との通気孔の全くないつまり気密性の円
筒部材16により相互連結され、これら風冷リン
グ12,13と前記円筒部材16で囲まれた空間
により、圧力室17が形成されており、各風冷リ
ング12,13は、独立の送風機F1,F2に各々
連結されている。
また上流側風冷リングの下側は、成形ダイ10
に連結されている。
実施例の作用 前記のように構成しているこの実施例の冷却装
置において、環状樹脂吐出口11より吐出したば
かりのバブルBの周面は、上流側の風冷リング1
2の吹き出し口14から吹き出しされる空気によ
り、若干冷却されると共に、この冷風はバブルB
と円筒部材16間の大きな断面積をもつ前記圧力
室17内で減速され、かつ前記円筒部材16は全
く通気孔がなく外気に対して、気密性を有するか
ら前記圧力室17内においては静圧は上昇し、バ
ブルBを周囲から軽く押えつつ、バブルB周面に
沿つて層流となつてゆつくりと流れ、下流側の風
冷リング13の吹き出し口15を形成する内、外
リツプ15a,15bのうち内側リツプ15bと
バブルB間の狭い間隙Sに前記上流側風冷リング
12からの冷風が到達すると、この冷風の速度は
急速に高まり、この高速気流に伴う外圧の減少に
より、バブルBのネツクイン部を外側へ吸引し不
安定なバブルBを真円に保持しつつネツクイン部
Nを安定させる。
次いで、ネツクイン部Nで安定させられた未冷
却のバブルBを、一気に膨脹させ、かつ下流側の
風冷リング13の吹き出し口15から高速の冷風
をバブルBに吹付け、バブルBを振動を伴わずに
冷却し、バブルBを上方へ引き上げ高速成形す
る。
この際、別個の送風機F1,F2の作動で、異な
る吹付け速度及び風量の冷風が、上下風冷リング
12,13の吹き出し口14,15からバブルB
に吹き付けられる。
ハ 考案の効果 前記のように構成し作用するこの考案のバブル
冷却装置においては、上下の風冷リングは円筒部
材により連結され、外気と気密性のある前記圧力
室を形成しているため、前記上流側のリングから
吹き出した冷風は、バブルBと下流側の風冷リン
グの間隙以外に外部に放出されるところがなく、
冷風はバブルの周面に充分接触し、冷却効果をあ
げると共に、前記圧力室内においては、冷風の速
度をゆるやかとなり、外気よりも圧力室内の圧力
が上昇するため、この圧力室の中心にバブルを安
定化させることができ、かつ下流側の冷風リング
位置を通過後の圧力減少によりバブルを一気に所
望径に膨脹させることができる。
更に、前記下流側の風冷リングとバブルの間隙
を冷風が通過するときの冷風速度の急速化により
外圧を減少させバブルのネツクイン部を外側へ吸
引し、いまだ完全に冷却していないバブルを真円
とし安定した状態に保持することができ、上流側
の風冷リングに連結した送風機と別個の送風機の
作動により下流側の風冷リングの吹き出し口から
高速の冷風(例えば21m/s)をバブルに向け吹
き付けても、バブルを振動させることなく冷却す
ることができ、バブルと冷風の単位時間当たりの
熱交換率を大幅に向上することができ、インフレ
ーシヨンフイルムを高速度で成形することができ
る。
実施例の効果 前記のように構成し作用するこの実施例のバブ
ル冷却装置においては、上下の風冷リング12,
13はバブル直径の3乃至4倍の全く孔などが設
けてない気密性の円筒部材16により連結され、
かつ、上流側の風冷リング12は成形ダイ10と
隙間なく結合されて前記圧力室17を形成してい
るため、前記上流側の風冷リング12から吹き出
した冷風は、バブルBと下流側の風冷リング13
の間隙S以外に外部に放出されるところがなく、
冷風はバブルBの周面に充分接触し、冷却効果を
上げると共に、前記圧力室17内においては、冷
風の速度はその気流の断面積が大きいため流速は
ゆるやかとなり、外気よりも圧力室17内の圧力
が上昇するため、この圧力室17の中心にバブル
Bを安定化させることができ、かつ下流側の冷風
リング13位置を通過後の圧力減少によりバブル
を一気に所望径に膨脹させることができる。
更に、前記間隙Sを下流側の風冷リング13か
らの冷風が通過する時、一種のベンチユリー効果
による冷風速度の急速化により外圧を下降させバ
ブルBのネツクイン部を外側へ吸引し、不安定
で、いまだ完全に冷却していないバブルB真円と
し安定した状態に保持することができ、上流側の
風冷リング12に連結した送風機F1と別個の送
風機F2の作動により下流側の風冷リング13の
吹き出し口15から高速の冷風(例えば21m/
s)をバブルBに向け吹き付けても、バブルBと
冷風の単位時間当たりの熱交換率を大幅に向上す
ることができ、インフレーシヨンフイルムを高速
度で成形することができる。
殊に実施例において、下流の風冷リング13の
吹き出し口15を、内、外リツプ15a,15b
で形成し、外側リツプ15aの立上り寸法を、内
側リツプ15bのそれより大きくすることで、風
冷の案内壁をバブルB周囲に形成した装置におい
ては、冷風をバブルB周囲に沿い上方へ案内する
ことができる。
また圧力リング室17を構成している気流断面
積は上流側風冷リング12の吹き出し孔14の面
積よりは格段に広いからこの圧力室17内の流速
は極めて遅く、この部分でのバブルの振動源とな
らず、充分気流とバブルとの熱交換が行われ、か
つ、静圧によりバブルを支持する効果が顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の代表的実施例を示す概略縦断正
面図である。 12,13……風冷リング、16……円筒部
材、17……圧力室、F1,F2……送風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バブルを囲繞する位置のバブル流れ方向に順次
    2つの風冷リングが設けてあり、このうち上流側
    の風冷リングは環状樹脂吐出口の近傍に配置さ
    れ、上流側風冷リングと下流側風冷リングは、バ
    ブル径より相当に大きい気密性円筒部材で連結さ
    れ、これら風冷リングとこの円筒部材で囲まれた
    空間により圧力室が形成され、上流側風冷リング
    の外壁は直接乃至間接に前記環状樹脂吐出口を形
    成しているダイに結合してあり、前記各風冷リン
    グは独立の送風機に各々連結されていると共に、
    上、下各々の風冷リングの吹き出し口は、バブル
    の進行方向に向き開口していることを特徴とする
    バブル冷却装置。
JP17138482U 1982-11-12 1982-11-12 バブル冷却装置 Granted JPS5975017U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17138482U JPS5975017U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 バブル冷却装置

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JP17138482U JPS5975017U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 バブル冷却装置

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JPS5975017U JPS5975017U (ja) 1984-05-22
JPH0114421Y2 true JPH0114421Y2 (ja) 1989-04-27

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JP17138482U Granted JPS5975017U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 バブル冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63256423A (ja) * 1987-04-13 1988-10-24 Kao Corp インフレ−シヨンフイルム成形装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58219021A (ja) * 1982-06-16 1983-12-20 Nippon Petrochem Co Ltd インフレーションフィルムの成形法

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