JP2501296Y2 - ゾ―ン形成装置 - Google Patents
ゾ―ン形成装置Info
- Publication number
- JP2501296Y2 JP2501296Y2 JP1989135031U JP13503189U JP2501296Y2 JP 2501296 Y2 JP2501296 Y2 JP 2501296Y2 JP 1989135031 U JP1989135031 U JP 1989135031U JP 13503189 U JP13503189 U JP 13503189U JP 2501296 Y2 JP2501296 Y2 JP 2501296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- zone
- suction port
- suction
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ventilation (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は大気中に気流によって囲まれるゾーンを形成
するのに好適なゾーン形成装置に関する。
するのに好適なゾーン形成装置に関する。
(従来の技術) 本出願人は第4図及び第5図に示されるゾーン形成装
置を特願昭63−511号により特許出願した。
置を特願昭63−511号により特許出願した。
第4図において、20は円筒状の吸入管、21は吸入管20
のまわりに所定の間隔を隔ててこれと同芯に配列された
吐出管、22は吐出管21の下端に取り付けられたコーン
で、下方に向かって拡開している。吸入管20の下端は流
体吸込口23を限界し、この流体吸込口23の周囲には吸入
管20の下端外周面と吐出管21の下端内周面とによって環
状の流体吐出口24が限界されている。
のまわりに所定の間隔を隔ててこれと同芯に配列された
吐出管、22は吐出管21の下端に取り付けられたコーン
で、下方に向かって拡開している。吸入管20の下端は流
体吸込口23を限界し、この流体吸込口23の周囲には吸入
管20の下端外周面と吐出管21の下端内周面とによって環
状の流体吐出口24が限界されている。
上記のように構成されたノズル25の上端は図示しない
空気洗浄機、空気調和機、換気装置等の流体処理機に二
重ダクト等を介して連結されていて、流体吸込口23から
流量Qsの流体が吸い込まれ、流体吐出口24からの流量Qd
の流体が吐出されるようになっている。
空気洗浄機、空気調和機、換気装置等の流体処理機に二
重ダクト等を介して連結されていて、流体吸込口23から
流量Qsの流体が吸い込まれ、流体吐出口24からの流量Qd
の流体が吐出されるようになっている。
Qs/Qdの比を0.5以下、望ましくは0.3以下とし、コー
ン22の拡がり角αを45°以上、望ましくは60°以上とす
ると、第5図に示すように、吐出流体流れがコアンダ効
果等によりコーン22の内面に沿って拡散し、その外周縁
から流出する膜状流れにその周囲の流体が誘引されるこ
とによってコーン22の下方に大きな再循環領域Rが形成
される。
ン22の拡がり角αを45°以上、望ましくは60°以上とす
ると、第5図に示すように、吐出流体流れがコアンダ効
果等によりコーン22の内面に沿って拡散し、その外周縁
から流出する膜状流れにその周囲の流体が誘引されるこ
とによってコーン22の下方に大きな再循環領域Rが形成
される。
これに伴って、流体吸込口23の下方の流体はその周囲
の流体の再循環に基づく上方の流れが誘引されて流体吸
込口23に向かって付勢され、かつ、流体吸込口23から吸
引されることによって更に加速されるので、流体の吸込
可能距離Lは流体吐出口24の外径Dの7倍程度に長くな
る。
の流体の再循環に基づく上方の流れが誘引されて流体吸
込口23に向かって付勢され、かつ、流体吸込口23から吸
引されることによって更に加速されるので、流体の吸込
可能距離Lは流体吐出口24の外径Dの7倍程度に長くな
る。
そして、この状態で流れが安定し、ノズル25の下方に
流体吐出口24から吐出された流体の膜状流れによって囲
まれる大きなゾーンが形成される。
流体吐出口24から吐出された流体の膜状流れによって囲
まれる大きなゾーンが形成される。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の装置においては、Qs/Qdを0.5以上とする
と、再循環領域Rが流体吸込口23に発生する負圧によっ
て吸着されることにより小さくなって吸込可能距離Lが
短くなり、流体吐出口24から吐出される流体の膜状流れ
がショートサーキットを起こすという不具合があった。
と、再循環領域Rが流体吸込口23に発生する負圧によっ
て吸着されることにより小さくなって吸込可能距離Lが
短くなり、流体吐出口24から吐出される流体の膜状流れ
がショートサーキットを起こすという不具合があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために提案されたもので
あって、その要旨とするところは、鉛直に伸びる円筒状
吸入管のまわりに所定の間隔を隔ててこれと同芯に配列
された円筒状吐出管の下端に下方に向かって拡開するコ
ーンを取り付け、上記円筒状吸入管の下端に限界された
流体吸込口から流体を吸引すると同時にこの流体吸込口
の周囲にこれと同芯に限界された環状の流体吐出口から
上記流体吸込口に吸引される吸込流体量以上の流体を吐
出させることによってこの吐出流体の膜状流れにより囲
まれるゾーンを形成するゾーン形成装置において、上記
環状の流体吐出口を部分的に閉塞するための半径方向に
伸びる複数の仕切板を周方向に沿って相互に所定の間隔
を隔てて配設したことを特徴とするゾーン形成装置にあ
る。
あって、その要旨とするところは、鉛直に伸びる円筒状
吸入管のまわりに所定の間隔を隔ててこれと同芯に配列
された円筒状吐出管の下端に下方に向かって拡開するコ
ーンを取り付け、上記円筒状吸入管の下端に限界された
流体吸込口から流体を吸引すると同時にこの流体吸込口
の周囲にこれと同芯に限界された環状の流体吐出口から
上記流体吸込口に吸引される吸込流体量以上の流体を吐
出させることによってこの吐出流体の膜状流れにより囲
まれるゾーンを形成するゾーン形成装置において、上記
環状の流体吐出口を部分的に閉塞するための半径方向に
伸びる複数の仕切板を周方向に沿って相互に所定の間隔
を隔てて配設したことを特徴とするゾーン形成装置にあ
る。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、流体
吐出口から流出する流体の流れは仕切板によって円周方
向に沿って複数に分断されるので、流体の膜状流れが分
断され、この分断された個所から周囲の流体がゾーン内
に流入する。かくして、ゾーン内の負圧が小さくなって
再循環領域が拡大するため、大きなゾーンを維持でき
る。
吐出口から流出する流体の流れは仕切板によって円周方
向に沿って複数に分断されるので、流体の膜状流れが分
断され、この分断された個所から周囲の流体がゾーン内
に流入する。かくして、ゾーン内の負圧が小さくなって
再循環領域が拡大するため、大きなゾーンを維持でき
る。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図(A)、(B)及び第2図
に示されている。
に示されている。
第1図(A)、(B)に示すように、環状の流体吐出
口24には周方向に沿って等間隔を隔てて複数個(図には
4個)の仕切板30が配設されている。これら仕切板30は
半径方向に伸び、その内端に吸入管20に固着され、その
外端は吐出管21に固着されている。そして、これら複数
の仕切板30によって流体吐出口24は部分的に閉塞されて
いる。なお、複数の仕切板30の合計面積は流体吐出口24
の面積の5%程度で十分である。
口24には周方向に沿って等間隔を隔てて複数個(図には
4個)の仕切板30が配設されている。これら仕切板30は
半径方向に伸び、その内端に吸入管20に固着され、その
外端は吐出管21に固着されている。そして、これら複数
の仕切板30によって流体吐出口24は部分的に閉塞されて
いる。なお、複数の仕切板30の合計面積は流体吐出口24
の面積の5%程度で十分である。
しかして、環状の流体吐出口24から流出する流体は複
数の仕切板30によって周方向に沿って複数に分断され、
コーン24の外周縁から流出する流体の膜状流れには仕切
板30の後流部分で切れ目ができる。
数の仕切板30によって周方向に沿って複数に分断され、
コーン24の外周縁から流出する流体の膜状流れには仕切
板30の後流部分で切れ目ができる。
すると、この膜状の流れの外部の流体がこの切れ目か
らゾーンQ内に流入するため、ゾーンQ内の負圧が小さ
くなる。
らゾーンQ内に流入するため、ゾーンQ内の負圧が小さ
くなる。
膜状流れの弯曲、即ち、流体膜の流線方向の曲率は流
体膜に作用する遠心力とゾーンQ内の負圧の釣合によっ
て決まるので、ゾーンQ内の負圧が小さくなると、流体
膜の内方への弯曲が緩和されるので、Qs/Qd>0.5とし
た場合であっても、第2図に示すように、ゾーンQの大
きさをQs/Qd<0.5のときと同程度の大きさとすること
ができる。
体膜に作用する遠心力とゾーンQ内の負圧の釣合によっ
て決まるので、ゾーンQ内の負圧が小さくなると、流体
膜の内方への弯曲が緩和されるので、Qs/Qd>0.5とし
た場合であっても、第2図に示すように、ゾーンQの大
きさをQs/Qd<0.5のときと同程度の大きさとすること
ができる。
上記第1の実施例においては、流体吐出口24に複数の
仕切板30が配設されているが、第3図(A)、(B)に
示すように、コーン22の内面に複数の仕切板31を立設し
てコーン22に沿って流れる流体の流れを円周方向に沿っ
て複数に分断しても良い。
仕切板30が配設されているが、第3図(A)、(B)に
示すように、コーン22の内面に複数の仕切板31を立設し
てコーン22に沿って流れる流体の流れを円周方向に沿っ
て複数に分断しても良い。
(考案の効果) 本考案においては、流体の膜状流れが複数に分断さ
れ、この分断された個所から周囲の流体がゾーン内に流
入するため、ゾーン内の負圧が小さくなって再循環領域
が拡大し、この結果、大きなゾーンを維持できる。
れ、この分断された個所から周囲の流体がゾーン内に流
入するため、ゾーン内の負圧が小さくなって再循環領域
が拡大し、この結果、大きなゾーンを維持できる。
第1図(A)、(B)及び第2図は本考案の1実施例
を示し、(A)は縦断面図、(B)は下面図、第2図は
フローパターンを示す図である。第3図(A)、(B)
は本考案の第2の実施例を示し(A)は縦断面図、
(B)は下面図である。第4図及び第5図は従来装置の
1例を示し、第4図は斜視図、第5図はQs/Qd<0.5と
した場合のフローパターンを示す図である。 流体吸込口…23、流体吐出口…24、仕切板…30、31、32
を示し、(A)は縦断面図、(B)は下面図、第2図は
フローパターンを示す図である。第3図(A)、(B)
は本考案の第2の実施例を示し(A)は縦断面図、
(B)は下面図である。第4図及び第5図は従来装置の
1例を示し、第4図は斜視図、第5図はQs/Qd<0.5と
した場合のフローパターンを示す図である。 流体吸込口…23、流体吐出口…24、仕切板…30、31、32
Claims (1)
- 【請求項1】鉛直に伸びる円筒状吸入管のまわりに所定
の間隔を隔ててこれと同芯に配列された円筒状吐出管の
下端に下方に向かって拡開するコーンを取り付け、上記
円筒状吸入管の下端に限界された流体吸込口から流体を
吸引すると同時にこの流体吸込口の周囲にこれと同芯に
限界された環状の流体吐出口から上記流体吸込口に吸引
される吸込流体量以上の流体を吐出させることによって
この吐出流体の膜状流れにより囲まれるゾーンを形成す
るゾーン形成装置において、上記環状の流体吐出口を部
分的に閉塞するための半径方向に伸びる複数の仕切板を
周方向に沿って相互に所定の間隔を隔てて配設したこと
を特徴とするゾーン形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989135031U JP2501296Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | ゾ―ン形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989135031U JP2501296Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | ゾ―ン形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0373851U JPH0373851U (ja) | 1991-07-25 |
JP2501296Y2 true JP2501296Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=31682323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989135031U Expired - Lifetime JP2501296Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | ゾ―ン形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501296Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITTO20031008A1 (it) * | 2003-12-16 | 2005-06-17 | Fiat Ricerche | Sistema di distribuzione di aria per una plancia di autoveicolo e plancia di autoveicolo comprendente tale sistema. |
JP4549417B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2010-09-22 | 克昭 岩崎 | 具にバターと味噌とを含む饅頭 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5925039U (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-16 | 木村工機株式会社 | 全周吹出型空調機におけるシヨ−トサ−キツト防止装置 |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP1989135031U patent/JP2501296Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0373851U (ja) | 1991-07-25 |
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