JPH01142089A - メタル・コア基板及びその製造方法 - Google Patents
メタル・コア基板及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH01142089A JPH01142089A JP29971287A JP29971287A JPH01142089A JP H01142089 A JPH01142089 A JP H01142089A JP 29971287 A JP29971287 A JP 29971287A JP 29971287 A JP29971287 A JP 29971287A JP H01142089 A JPH01142089 A JP H01142089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- substrate
- coating layer
- alumina
- layer made
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 title claims abstract description 78
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 17
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 96
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 96
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 82
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 36
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims abstract description 32
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 17
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000002243 precursor Substances 0.000 claims description 9
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 7
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 abstract description 6
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 21
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 9
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 6
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 5
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 4
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 2
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000963 austenitic stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000833 kovar Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002386 leaching Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/05—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は各種電子機器に用いられるメタル・コア基板及
びその製造方法に関し、特に複雑な形状に成形でき(例
えばプレス成形)、寸法精度に優れ且つ、電磁遮蔽性を
有する等の特徴を有するメタル・コア基板及びその製造
方法に関する。
びその製造方法に関し、特に複雑な形状に成形でき(例
えばプレス成形)、寸法精度に優れ且つ、電磁遮蔽性を
有する等の特徴を有するメタル・コア基板及びその製造
方法に関する。
(従来の技術及び解決すべき問題点)
熱伝導性の良好な金属材を芯材とし、これに絶縁皮膜層
を積層したメタル・コア基板は、機械加工が可能で大型
寸法の板が得られるため機械的設計の自由度が高く、ま
た機械的強度があり、耐熱性についても優れているので
セラミック基板に劣らず、また現在量も広く使用されて
いるガラスエポキシ基板より遥かに優れている。さらに
、金属の芯材として、Alを除くメタル基板(例えば、
低炭素鋼板、42合金等)を使用したものは、磁気回路
や磁気シールドに利用できるという利点もある。
を積層したメタル・コア基板は、機械加工が可能で大型
寸法の板が得られるため機械的設計の自由度が高く、ま
た機械的強度があり、耐熱性についても優れているので
セラミック基板に劣らず、また現在量も広く使用されて
いるガラスエポキシ基板より遥かに優れている。さらに
、金属の芯材として、Alを除くメタル基板(例えば、
低炭素鋼板、42合金等)を使用したものは、磁気回路
や磁気シールドに利用できるという利点もある。
しかしながら、このような多くの利点を有するメタル・
コア基板において、問題点の1つとしてメタルプリント
基板上に搭載するセラミックチップキャリヤのハンダ接
続部における熱疲労に基く剥離(破壊)がある。これを
避けるためにメタル・コア基板もしくは絶縁層の熱膨脹
係数をセラミック(アルミナセラミック)の熱膨脹係数
(64〜70×1o−’/℃)に近ずける試みがなされ
ている。例えば金属基板上にアルミナペーストを塗布、
焼成してアルミナセラミック絶縁層を形成したり、金属
基板上にCuまたはNi及び金属酸化物よりなる焼結層
を形成した後、その上に順次に10〜50%ガラス成分
を含むアルミナ絶縁被覆層と高アルミナセラミックを材
料とした絶縁被覆層をそれぞれ塗布、焼成する方法(特
開昭59−208892号参照)、或は金属基板表面に
アルミナ粉末を溶射してアルミナ絶縁層を形成した後、
該アルミナ絶縁層の上に高アルミナセラミックを材料と
する絶縁被覆層を塗布、焼成して形成する方法(特開昭
59−208893号参照)があるが、これらの方法は
コスト高であったり、或は熱膨張の差による剥離が生ず
る等の欠点がみられた。
コア基板において、問題点の1つとしてメタルプリント
基板上に搭載するセラミックチップキャリヤのハンダ接
続部における熱疲労に基く剥離(破壊)がある。これを
避けるためにメタル・コア基板もしくは絶縁層の熱膨脹
係数をセラミック(アルミナセラミック)の熱膨脹係数
(64〜70×1o−’/℃)に近ずける試みがなされ
ている。例えば金属基板上にアルミナペーストを塗布、
焼成してアルミナセラミック絶縁層を形成したり、金属
基板上にCuまたはNi及び金属酸化物よりなる焼結層
を形成した後、その上に順次に10〜50%ガラス成分
を含むアルミナ絶縁被覆層と高アルミナセラミックを材
料とした絶縁被覆層をそれぞれ塗布、焼成する方法(特
開昭59−208892号参照)、或は金属基板表面に
アルミナ粉末を溶射してアルミナ絶縁層を形成した後、
該アルミナ絶縁層の上に高アルミナセラミックを材料と
する絶縁被覆層を塗布、焼成して形成する方法(特開昭
59−208893号参照)があるが、これらの方法は
コスト高であったり、或は熱膨張の差による剥離が生ず
る等の欠点がみられた。
(発明の目的)
本発明は上記の欠点を解決すべく種々検討した結果、本
発明を完成するに至ったもので本発明の目的は通常のセ
ラミック基板と同等もしくはそれ以上の耐熱性を有して
おり、且つ金属基板と絶縁層の密着性に優れたメタル・
コア基板及びその製造方法を提供することにある。
発明を完成するに至ったもので本発明の目的は通常のセ
ラミック基板と同等もしくはそれ以上の耐熱性を有して
おり、且つ金属基板と絶縁層の密着性に優れたメタル・
コア基板及びその製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、本発明はAlを含有する鋼よりなる金属基板
または表面にAlをメッキした金属よりなる金属基板と
高アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層とからな
るメタル・コア基板において、前記金属基板表面と前記
絶縁被覆層との間にアルミナウィスカーまたはアルミナ
皮膜よりなる絶縁層を介在せしめたことを特徴とするメ
タル・コア基板であり、また、本発明はAlを含有する
鋼よりなる金属基板と高アルミナセラミックを材料とす
る絶縁被覆層とからなるメタル・コア基板の製造方法に
おいて、前記金属基板表面を真空中若しくは非酸化性ガ
スの雰囲気下で加熱して、Alを金属内部に拡散させて
表面をAl含有状態にしてアルミナ前駆体を形成したの
ち、空気中で800℃より950℃未満の温度範囲に加
熱することによりアルミナウィスカーよりなる絶縁層を
形成し、該絶縁層の上に高アルミナセラミックを材料と
する絶縁被覆層を形成することを特徴とするメタル・コ
ア基板の製造方法であり、また、Alを含有する鋼より
なる金属基板と高アルミナセラミックを材料とする絶縁
被覆層とからなるメタル・コア基板の製造方法において
、該金属基板表面を真空中若しくは非酸化性ガスの雰囲
気下で加熱してlを金属内部に拡散させて表面をAl含
有状態にしてアルミナ前駆体を形成したのち、空気中で
950℃より1100℃の温度範囲に加熱することによ
りアルミナ皮膜よりなる絶縁層を形成し、該絶縁層の上
に高アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層を形成
することを特徴とするメタル・コア基板の製造方法であ
る。
または表面にAlをメッキした金属よりなる金属基板と
高アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層とからな
るメタル・コア基板において、前記金属基板表面と前記
絶縁被覆層との間にアルミナウィスカーまたはアルミナ
皮膜よりなる絶縁層を介在せしめたことを特徴とするメ
タル・コア基板であり、また、本発明はAlを含有する
鋼よりなる金属基板と高アルミナセラミックを材料とす
る絶縁被覆層とからなるメタル・コア基板の製造方法に
おいて、前記金属基板表面を真空中若しくは非酸化性ガ
スの雰囲気下で加熱して、Alを金属内部に拡散させて
表面をAl含有状態にしてアルミナ前駆体を形成したの
ち、空気中で800℃より950℃未満の温度範囲に加
熱することによりアルミナウィスカーよりなる絶縁層を
形成し、該絶縁層の上に高アルミナセラミックを材料と
する絶縁被覆層を形成することを特徴とするメタル・コ
ア基板の製造方法であり、また、Alを含有する鋼より
なる金属基板と高アルミナセラミックを材料とする絶縁
被覆層とからなるメタル・コア基板の製造方法において
、該金属基板表面を真空中若しくは非酸化性ガスの雰囲
気下で加熱してlを金属内部に拡散させて表面をAl含
有状態にしてアルミナ前駆体を形成したのち、空気中で
950℃より1100℃の温度範囲に加熱することによ
りアルミナ皮膜よりなる絶縁層を形成し、該絶縁層の上
に高アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層を形成
することを特徴とするメタル・コア基板の製造方法であ
る。
本発明において使用する金属基板とは通常メタル・コア
基板の芯材として使用されている金属のうちAlを含有
する鋼、例えば18Cr −3A Q 、 20Cr
−5AΩなどのステンレス鋼、若しくはフェライト系ス
テンレス鋼(例えば5O3430,409,410,4
44)、オーステナイト系ステンレス鋼(例えば5US
304,301゜316.309,310)若しくは4
2合金(42Ni−Fe)やコバールなどのような金属
の表面にliメッキを施した金属であってもよい。
基板の芯材として使用されている金属のうちAlを含有
する鋼、例えば18Cr −3A Q 、 20Cr
−5AΩなどのステンレス鋼、若しくはフェライト系ス
テンレス鋼(例えば5O3430,409,410,4
44)、オーステナイト系ステンレス鋼(例えば5US
304,301゜316.309,310)若しくは4
2合金(42Ni−Fe)やコバールなどのような金属
の表面にliメッキを施した金属であってもよい。
次に、高アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層と
しては、1%以下のガラス成分を含むアルミナ粉末ペー
スト(例えばDupont#4275を非酸化性雰囲気
下において900℃の温度で焼成したもの)である。ガ
ラス成分が1%以下のペーストが好適である理由は、ア
ルミナセラミック絶縁被覆層に後で印刷回路の導体パタ
ーン(例えばCuの厚膜)を形成したときに、その表面
にガラス質の薄層が浸出してハンダ付性を低下させるの
を防止するためである。
しては、1%以下のガラス成分を含むアルミナ粉末ペー
スト(例えばDupont#4275を非酸化性雰囲気
下において900℃の温度で焼成したもの)である。ガ
ラス成分が1%以下のペーストが好適である理由は、ア
ルミナセラミック絶縁被覆層に後で印刷回路の導体パタ
ーン(例えばCuの厚膜)を形成したときに、その表面
にガラス質の薄層が浸出してハンダ付性を低下させるの
を防止するためである。
本発明のメタル・コア基板の製造手段としては、Alを
含有する錆よりなる金属基板上にアルミナウィスカーま
たはアルミナ皮膜よりなる絶縁層を形成した後、該絶縁
層の上に高アルミナセラミックを塗布、焼成して絶縁被
覆層を形成せしめるものであって、更に詳細に説明する
と該金属基板表面上にアルミナウィスカーまたはアルミ
ナ皮膜よりなる絶縁層を形成する手段としては、先ず、
アルミナ前駆体を形成させるため、酸素分圧をコントロ
ールした雰囲気下で加熱する熱処理(1st oxid
ation)及び、得られたアルミナ前駆体よりアルミ
ナウィスカーまたはアルミナ皮膜を生成させるため酸化
性雰囲気下で熱処理(2nd oxidation)を
施してアルミナウィスカーまたはアルミナ皮膜を生成す
る。しかる後、前述したようにアルミナセラミックを塗
布、焼成して絶縁被覆層を形成する。
含有する錆よりなる金属基板上にアルミナウィスカーま
たはアルミナ皮膜よりなる絶縁層を形成した後、該絶縁
層の上に高アルミナセラミックを塗布、焼成して絶縁被
覆層を形成せしめるものであって、更に詳細に説明する
と該金属基板表面上にアルミナウィスカーまたはアルミ
ナ皮膜よりなる絶縁層を形成する手段としては、先ず、
アルミナ前駆体を形成させるため、酸素分圧をコントロ
ールした雰囲気下で加熱する熱処理(1st oxid
ation)及び、得られたアルミナ前駆体よりアルミ
ナウィスカーまたはアルミナ皮膜を生成させるため酸化
性雰囲気下で熱処理(2nd oxidation)を
施してアルミナウィスカーまたはアルミナ皮膜を生成す
る。しかる後、前述したようにアルミナセラミックを塗
布、焼成して絶縁被覆層を形成する。
また、金属基板としては、上述したAfiを含有する鋼
よりなる金属基板の代わりに表面にliをメッキした金
属よりなる金属基板を使用することができる。
よりなる金属基板の代わりに表面にliをメッキした金
属よりなる金属基板を使用することができる。
次に、本発明における熱処理について詳細に説明すると
、前記1st oxidationとは、lを含有する
鋼にあっては金属表面に酸化皮膜であるアルミす前駆体
を生成する熱処理を言い、また、表面に11をメッキし
た金属よりなる金属基板にあっては前記アルミナ前駆体
を生成すると同時に表面のAlが金属基板中に拡散され
る熱処理を言う。2ndoxidationとは、前記
アルミナ前駆体よりアルミナウィスカーまたはアルミナ
皮膜を生成する熱処理を言い、800℃から950℃未
満の温度範囲ではアルミナウィスカーが生成され、95
0℃から1100℃の温度範囲ではアルミナ皮膜が生成
される。
、前記1st oxidationとは、lを含有する
鋼にあっては金属表面に酸化皮膜であるアルミす前駆体
を生成する熱処理を言い、また、表面に11をメッキし
た金属よりなる金属基板にあっては前記アルミナ前駆体
を生成すると同時に表面のAlが金属基板中に拡散され
る熱処理を言う。2ndoxidationとは、前記
アルミナ前駆体よりアルミナウィスカーまたはアルミナ
皮膜を生成する熱処理を言い、800℃から950℃未
満の温度範囲ではアルミナウィスカーが生成され、95
0℃から1100℃の温度範囲ではアルミナ皮膜が生成
される。
金属表面にAlをメッキする手段としては、特に本件出
願人が先に特願昭61−107764号で開示した金属
表面にAl又はA2合金よりなる金属ブラシで摩擦接触
させて金属表面にAlメッキ層を形成するメカニカルメ
ッキ法を用いることが有利である。
願人が先に特願昭61−107764号で開示した金属
表面にAl又はA2合金よりなる金属ブラシで摩擦接触
させて金属表面にAlメッキ層を形成するメカニカルメ
ッキ法を用いることが有利である。
次に実施例をもって本発明の詳細な説明する。
(実施例1)
本発明の実施例につき図を用いて説明する。第1図は本
発明に基くメタル・コア基板の一実施例を示す部分断面
図である。
発明に基くメタル・コア基板の一実施例を示す部分断面
図である。
本実施例においては、金属基板1としてSUS430に
Alをメッキした材料を用いる。
Alをメッキした材料を用いる。
先ず、金属基板1の表面上をAlよりなるワイヤーブラ
シで研磨して金属基板1の表面にAlメッキ層を形成す
る。このメッキ層を形成する手段としては金属表面をA
l又はAl合金よりなる金属ブラシで摩擦接触させて金
属表面にAlメッキ層を形成するメカニカルメッキ法(
特願昭61−107764号参照)によって行う。次に
、得られたメッキ層のAlを金属基板1に拡散させるこ
ととアルミナ前駆体を形成させることを兼ねた熱処理(
1st oxidation)を実施する。その条件は
900℃×10分、5 X 10−’Torrの減圧下
で行なった。ついで大気中で900℃×16時間加熱し
た。こうすることにより金属表面上にアルミナウィスカ
ー2が生成される。アルミナウィスカー2は金属基板1
より生成したものであるから密着性に優れ、広い範囲の
温度域で剥離することはない。次に、ガラス成分1%以
下を含むアルミナ粉末ペースト(例えばDupont#
4275)をアルミナウィスカー2の上に塗布して焼成
し、厚さ約30μmの高アルミナセラミック絶縁被覆層
3を形成し、焼成条件としては窯業炉など非酸化性雰囲
気炉中で900℃まで加熱する。上記のアルミナセラミ
ック絶縁被覆層用のアルミナペーストの塗布には、スク
リーン印刷法を採用した。
シで研磨して金属基板1の表面にAlメッキ層を形成す
る。このメッキ層を形成する手段としては金属表面をA
l又はAl合金よりなる金属ブラシで摩擦接触させて金
属表面にAlメッキ層を形成するメカニカルメッキ法(
特願昭61−107764号参照)によって行う。次に
、得られたメッキ層のAlを金属基板1に拡散させるこ
ととアルミナ前駆体を形成させることを兼ねた熱処理(
1st oxidation)を実施する。その条件は
900℃×10分、5 X 10−’Torrの減圧下
で行なった。ついで大気中で900℃×16時間加熱し
た。こうすることにより金属表面上にアルミナウィスカ
ー2が生成される。アルミナウィスカー2は金属基板1
より生成したものであるから密着性に優れ、広い範囲の
温度域で剥離することはない。次に、ガラス成分1%以
下を含むアルミナ粉末ペースト(例えばDupont#
4275)をアルミナウィスカー2の上に塗布して焼成
し、厚さ約30μmの高アルミナセラミック絶縁被覆層
3を形成し、焼成条件としては窯業炉など非酸化性雰囲
気炉中で900℃まで加熱する。上記のアルミナセラミ
ック絶縁被覆層用のアルミナペーストの塗布には、スク
リーン印刷法を採用した。
(実施例2)
本発明の実施例につき第2図を用いて説明する。
第2図は本発明に基くメタル・コア基板の一実施例を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
本実施例においては、金属基板(とじて厚さ1mの5U
S430冷間圧延板にAl1をメッキした材料を用、
いる。
S430冷間圧延板にAl1をメッキした材料を用、
いる。
先ず、金属基板士の表面上を、lよりなるワイヤーブラ
シで研磨して金属基板lの表面にAlメッキ層を形成す
る。次に、得られたメッキ層のAlを金属基板1に拡散
させることと、アルミナ前駆体を形成させることを兼ね
た熱処理(1st oxidation)を実施する。
シで研磨して金属基板lの表面にAlメッキ層を形成す
る。次に、得られたメッキ層のAlを金属基板1に拡散
させることと、アルミナ前駆体を形成させることを兼ね
た熱処理(1st oxidation)を実施する。
その条件は900℃xio分、5 X 10”” To
y丁芹の減圧下で行なった。ついで大気中で980’C
Xt g 16時間加熱し、金属基板1に均一なアルミナ皮膜1を
生成させた。こうすることにより金属表面上にものであ
るから密着性に優れ、広い範囲の温度域で剥離し難い。
y丁芹の減圧下で行なった。ついで大気中で980’C
Xt g 16時間加熱し、金属基板1に均一なアルミナ皮膜1を
生成させた。こうすることにより金属表面上にものであ
るから密着性に優れ、広い範囲の温度域で剥離し難い。
特に膜厚1μm程度であると密着性に優れている。次に
、ガラス成分1%以下を含むアルミナ粉末ペースト(例
えばDuponlJ4275)を前ψ 記アルミナ皮膜8の上に塗布し、非酸化性雰囲気炉中で
900℃加熱して焼成して、厚さ約30μmのアルミナ
セラミック絶縁被覆層3を形成する。上記のアルミナセ
ラミック絶縁被覆層用のアルミナベ、 −ストの塗布に
は、スクリーン印刷法を採用した。
、ガラス成分1%以下を含むアルミナ粉末ペースト(例
えばDuponlJ4275)を前ψ 記アルミナ皮膜8の上に塗布し、非酸化性雰囲気炉中で
900℃加熱して焼成して、厚さ約30μmのアルミナ
セラミック絶縁被覆層3を形成する。上記のアルミナセ
ラミック絶縁被覆層用のアルミナベ、 −ストの塗布に
は、スクリーン印刷法を採用した。
(発明の効果)
以上述べたように本発明は金属基板よりアルミナウィス
カー又はアルミナ皮膜を生成させ、アルミナセラミック
絶縁被覆層との密着強度を確保したものであるから、従
来のものに比して剥離等の点においてはるかにすぐれて
いる。
カー又はアルミナ皮膜を生成させ、アルミナセラミック
絶縁被覆層との密着強度を確保したものであるから、従
来のものに比して剥離等の点においてはるかにすぐれて
いる。
第1図は本発明に係るメタル・コア基板の層構成を示す
説明図で、アルミナウィスカーを生成させた場合を示す
ものであり、第2図は本発明に係るメタル・コア基板の
層構成を示す説明図で、アルミナ皮膜を生成させた場合
を示すものである。 1!!金属基板 2・・・アルミナウィスカー 3・・・アルミナセラミック絶縁被覆層4・・・アルミ
ナ皮膜
説明図で、アルミナウィスカーを生成させた場合を示す
ものであり、第2図は本発明に係るメタル・コア基板の
層構成を示す説明図で、アルミナ皮膜を生成させた場合
を示すものである。 1!!金属基板 2・・・アルミナウィスカー 3・・・アルミナセラミック絶縁被覆層4・・・アルミ
ナ皮膜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、Alを含有する鋼よりなる金属基板または表面にA
lをメッキした金属よりなる金属基板と高アルミナセラ
ミックを材料とする絶縁被覆層とからなるメタル・コア
基板において、該金属基板表面と前記絶縁被覆層との間
にアルミナウィスカーよりなる絶縁層を介在せしめたこ
とを特徴とするメタル・コア基板。 2、Alを含有する鋼よりなる金属基板または表面にA
lをメッキした金属よりなる金属基板と高アルミナセラ
ミックを材料とする絶縁被覆層とからなるメタル・コア
基板において、該金属基板表面と前記絶縁被覆層との間
にアルミナ皮膜よりなる絶縁層を介在せしめたことを特
徴とするメタル・コア基板。 3、Alを含有する鋼よりなる金属基板と高アルミナセ
ラミックを材料とする絶縁被覆層とからなるメタル・コ
ア基板の製造方法において、前記金属基板表面を真空中
若しくは非酸化性ガスの雰囲気下で加熱したのち、空気
中で800℃より950℃未満の温度範囲に加熱するこ
とによりアルミナウィスカーよりなる絶縁層を形成し、
該絶縁層の上に高アルミナセラミックを材料とする絶縁
被覆層を形成することを特徴とするメタル・コア基板の
製造方法。 4、Alを含有する鋼よりなる金属基板と高アルミナセ
ラミックを材料とする絶縁被覆層とからなるメタル・コ
ア基板の製造方法において、該金属基板表面を真空中若
しくは非酸化性ガスの雰囲気下で加熱したのち、空気中
で950℃より1100℃の温度範囲に加熱することに
よりアルミナ皮膜よりなる絶縁層を形成し、該絶縁層の
上に高アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層を形
成することを特徴とするメタル・コア基板の製造方法。 5、表面にAlをメッキした金属よりなる金属基板と高
アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層とからなる
メタル・コア基板の製造方法において、前記金属基板表
面を真空中若しくは非酸化性ガスの雰囲気下で加熱して
Alを金属内部に拡散させて表面をAl含有状態にして
アルミナ前駆体を形成したのち、空気中で800℃より
950℃未満の温度範囲に加熱することによりアルミナ
ウィスカーよりなる絶縁層を形成し、該絶縁層の上に高
アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層を形成する
ことを特徴とするメタル・コア基板の製造方法。 6、表面にAlをメッキした金属よりなる金属基板と高
アルミナセラミックを材料とする絶縁被覆層とからなる
メタル・コア基板の製造方法において、該金属基板表面
を真空中若しくは非酸化性ガスの雰囲気下で加熱してA
lを金属内部に拡散させて表面をAl含有状態にしてア
ルミナ前駆体を形成したのち、空気中で950℃より1
100℃の温度範囲に加熱することによりアルミナ皮膜
よりなる絶縁層を形成し、該絶縁層の上に高アルミナセ
ラミックを材料とする絶縁被覆層を形成することを特徴
とするメタル・コア基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29971287A JPH01142089A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | メタル・コア基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29971287A JPH01142089A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | メタル・コア基板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142089A true JPH01142089A (ja) | 1989-06-02 |
JPH0368116B2 JPH0368116B2 (ja) | 1991-10-25 |
Family
ID=17876052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29971287A Granted JPH01142089A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | メタル・コア基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01142089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06101064A (ja) * | 1992-04-17 | 1994-04-12 | General Electric Co <Ge> | ウィスカーで固定された断熱被覆 |
JPH09206598A (ja) * | 1996-02-07 | 1997-08-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 触媒体およびその製造方法 |
JP2007284703A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Fujikura Ltd | 金属複合体及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53126011A (en) * | 1977-04-12 | 1978-11-02 | Miyaoka Nenshi Kk | Method of coating ceramic on aluminum |
JPS559461A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of detecting improper jit |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP29971287A patent/JPH01142089A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53126011A (en) * | 1977-04-12 | 1978-11-02 | Miyaoka Nenshi Kk | Method of coating ceramic on aluminum |
JPS559461A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of detecting improper jit |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06101064A (ja) * | 1992-04-17 | 1994-04-12 | General Electric Co <Ge> | ウィスカーで固定された断熱被覆 |
JPH09206598A (ja) * | 1996-02-07 | 1997-08-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 触媒体およびその製造方法 |
JP2007284703A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Fujikura Ltd | 金属複合体及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368116B2 (ja) | 1991-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6227393A (ja) | セラミツク基材に銅膜を形成する方法 | |
JP3563832B2 (ja) | 表面還元を用いたフェライトの金属化方法 | |
JP2990955B2 (ja) | 銅メタライズ法 | |
JPH01142089A (ja) | メタル・コア基板及びその製造方法 | |
JP3157520B2 (ja) | 窒化アルミニウム基板の製造方法 | |
JPH05191038A (ja) | 金属層を備えたセラミックス基板とその製造方法 | |
JPH0223498B2 (ja) | ||
US4936010A (en) | Method of forming dielectric layer on a metal substrate having improved adhesion | |
JPH02174145A (ja) | 窒化アルミニウム構造体及びその製造方法 | |
JP2598931B2 (ja) | メタル・コアプリント基板及びその製造方法 | |
JPH0264081A (ja) | 窒化アルミニュームのメタライズ法 | |
JPH107480A (ja) | 金属−セラミックス複合基板及びその製造法 | |
JPH1087385A (ja) | 金属−セラミックス複合基板及びその製造法 | |
JPS63119242A (ja) | 基板 | |
JPH058866B2 (ja) | ||
JPS60107845A (ja) | 半導体用回路基板 | |
JPH0245354B2 (ja) | Kinzokukairoojusuruseramitsukusukibannoseizohoho | |
JPH0477702B2 (ja) | ||
JPS6149828B2 (ja) | ||
JPS63318759A (ja) | セラミックス回路基板 | |
JPS6378742A (ja) | 高熱伝導性銅貼基板の製造方法 | |
JPS62198187A (ja) | 電気装置用絶縁基板 | |
JPS6336595A (ja) | 厚膜パタ−ンの形成方法 | |
JPS6318647A (ja) | 半導体装置用セラミツク基板の製造方法およびその方法に使用するクラツド材 | |
EP0273227A2 (en) | A method of improving bond strength between a metal layer and a non-metallic substrate |