JPH01141924A - 着色層を有する透明樹脂成形体 - Google Patents

着色層を有する透明樹脂成形体

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JPH01141924A
JPH01141924A JP62301784A JP30178487A JPH01141924A JP H01141924 A JPH01141924 A JP H01141924A JP 62301784 A JP62301784 A JP 62301784A JP 30178487 A JP30178487 A JP 30178487A JP H01141924 A JPH01141924 A JP H01141924A
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colored layer
hard coat
transparent resin
molded item
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JP62301784A
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Katsuo Sakurauchi
桜内 勝夫
Kiyoshi Ogino
荻野 淑
Shizuo Okuyama
奥山 静夫
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、着色層を有し、かつプラスチック材料の最大
の欠点である耐串耗性の低さを改善するためのハードコ
ート層を有する耐候性等各種物性に優れた透明樹脂成形
体に関するものである。
[従来の技術] 近年、透明プラスチック材料からなる成形体が、透明ガ
ラスに替わってその軽量性、易加工性および優れた耐衝
撃性等の長所を有することから、ビルや列車、自動車等
の窓材として広く用いられている。しかし、これらのプ
ラスチック材料は摩擦に対して強度が十分ではなく、傷
つきやすいためハードコート剤によるハードコート処理
が施されるがハードボート面は親水性に乏しく、しがち
化学的に安定であるため、通常の塗料は付着しにくく、
また接着性も悪い、一方、これらプラスチック材料には
、当然、各種の表示をおこなうため、着色層を形成する
必要性が生じることもある0例えば自動車のウィンドガ
ラスのかわりにポリカーボネート板あるいはアクリル板
等の樹脂板を用いたものがあるが、自動車ウィンドガラ
スは一般に窓枠に取りつけるにあたり、その周囲をゴム
からなるウェザ−ストリップに嵌め込むようにしている
が、より視界を広くするために、ガラス周縁部を直接窓
枠に接着し、この接着部を外部から隠すため、周縁部の
みを黒く塗装を施すようにすることがある。従ってウィ
ンドガラスのがわりに透明プラスチック材料を用いる場
合にも、このような塗装を施す必要がある。プラスチッ
ク材料は一般に塗料が乗りにくい材料であり、特に、プ
ラスチック表面の耐摩耗性を向上させるためのハードコ
ート剤はシリコーン系の薬剤が一般的であり、各種塗料
との密着性がほとんどないものであるため、ハードコー
ト処理が施されたプラスチック材料をこのような用途に
使用することは困難なものであった。かかる問題点を解
決する手段として、シリコーン系のハードコート層を有
するポリカーボネート板の周縁部をサンドブラストする
ことにより、ハードコート層を除去したのち、この除去
された部分に黒色塗膜を形成することが提案されている
(実開昭61−78628号公報)が、この手段では一
工程余分にかかることとなり、非効率的である。また、
シリコーン系ハードコート層の表面を粗面化したのちプ
ラズマ処理を行い表面の活性を高めたのち塗膜を形成す
る方法が提案されている(特開昭62−121735号
公報)が、この方法においても粗面化、プラズマ処理と
いう余分な工程を必要とする上、装置も高価で工業的で
はない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らはかかる従来の問題点に鑑み、鋭意検討の結
果、本発明に到達したものである。すなわち本発明は透
明樹脂成形体の上にビニル・アクリル樹脂系、ビニル・
メタクリル樹脂系、変性ポリエステル樹脂系のうちから
選ばれた少なくとも1種の着色層、ポリメチルメタクリ
レート系ブライマー層、シリコーン系ハードコート層が
順次形成されていることを特徴とする着色層を有する透
明樹脂成形体である。
本発明の対象とする透明樹脂成形体としては、ポリカー
ボネート、アクリル樹脂等耐衝撃性に優れ、かつ透明度
の高い樹脂が挙げられる。
本発明においては、着色層形成ののちハードコート処理
を施すものであるため、平坦な樹脂板に着色層を形成さ
せることができ、スクリーン印刷により精度の高い印刷
が可能である。一方、ハードコート処理を施したのちに
着色層を形成する場合には、ハードコート層が硬いため
ハードコート層形成ののちに湾曲成形することができず
予め湾曲成形をする必要があるばかりでなく、着色層形
成にあたっては湾曲面をなしているためスクリーン印刷
ができず、スプレー等の手段を用いることとなるが、ハ
ードコート層を介しての密着性に優れた着色層の形成は
容易ではなく、着色層形成部分のハードコート層を予め
剥離処理するか、あるいはハードコート処理するに当り
予め着色層形成部分をマスキングしておかなければなら
ず、湾曲処理したハードコート面に密着性に優れた着色
層を形成することができるにしても、その際マスキング
を要する上、精度の高い着色が困難であり、作業環境も
悪くなり好ましくない。
本発明においては着色層は透明樹脂体とプライマー層に
挾まれる構成となるため、そのいずれともよく馴染むこ
とが必要であることは勿論であるが、着色層形成ののち
のプライマー層形成処理によりプライマー薬剤中の溶剤
等の影響を受は溶出等の起こらないものであることが必
要である。
本発明者らは、かかる観点から、各種の塗料、インクに
つき鋭意検討の結果、ビニル・アクリル樹脂系、ビニル
・メタクリル樹脂系あるいは変性ポリエステル樹脂系の
インクがこれらの要求性能を満たすものであることを見
いだしたものである。
かかるインクとしては例えばビニル・アクリル樹脂系と
して東洋インキ製造■製スクリーンプロセスインキSS
8 、ビニル・メタクリル樹脂系としては■永瀬スクリ
ーン印刷研究所製エイト特別、変性ポリエステル樹脂系
として■セイコーアドバンス製PACn等が挙げられる
。また、本発明で用いるプライマー薬剤としてはポリメ
チルメタクリレート系のものを用いるものが好ましく、
通常エチルセロソルブ等の溶剤により稀釈した、例えば
、東芝シリコーン■製PH91あるいはPH93等があ
る。
本発明においてはこのプライマー層の上にトップコート
としてシリコーン系のハードコート層を形成するもので
あるが、薬剤としては、特にコロイダルシリカを混入し
たものが好ましく、東芝シリコーン■製トスガード51
0等が挙げられる。
本発明で使用するような着色層用インクは通常は常温で
乾燥されるものであるが、この上に適用されるブライマ
ーによる変性を防ぐためには約100℃程度で乾燥する
ことが好ましい。
以下、本発明を実施例により、詳細に説明する。
実施例1 50 m X 200鶴X3mのポリカーボネート板(
音大化成パンライト)に250メツシユのテトロンスク
リーンを用いて各種黒色インクをスクリーン印刷した。
100℃、30分間乾燥ののち着色層の密着性を評価す
るためゴバン目試験をおこなった。この結果が100/
100のものについてのみトリクロロトリフルオロエタ
ン−エタノール共沸系溶剤(セントラル硝子■製CGト
リフロンE)にて洗浄し、次いでブライマーとして東芝
シリコーン特製プライマーPH91(PMMA系)を室
温下、1分間のディッピングにより塗布した。洗浄、ブ
ライマー処理による黒色インク層の変化を目視により観
察し、異常のないもののみについて25℃、30分間乾
燥ののち、シリコーン系ハードコート剤として東芝シリ
コーン■製トスガード510を室温下、1分間のディッ
ピングにより塗布した。100℃、1時間乾燥して試験
片とし、各種性能テストを行った。この結果を、第1表
に示した。なお、各塗膜層の厚みは、着色層約8μ、プ
ライマー層約1μ、ハードコート層約5μであった。
性能テスト方法は次のとおりである。
耐傷付性  : JASOM312−’855.9のA
法による。
スチールウール(# 000)を用い、面圧66g/a
j、速度600cm/winでこすりJISDO202
−9−1の外観判定基準表15の1級であるか否か ゴバン目試験: JISK5400−6−15およびJ
ISDO202−8−12に準じ、JISK5400−
6−15表11での評価点数10および接着 テープ試験で100/100であるか 否か 耐沸騰水性 : JISK5400−7−3による(2
時間)耐液性   ニスボイドにて0.3〜0.5cc
を滴下し、室温で4時間放置後90℃± 2℃で4時間放置し、JISDO202−9,1の外観
判定基準表15の1級 であるか否か(ガソリン、軽油 については室温で8時間放置) 冷熱繰返試験: JASOM312−85−5. l−
4−(41に準じ、高温はB法による。冷熱サイク ルは次のとおりである。
110℃X3Hr−+室温X0.5Hr −)−40℃
X2Hr−e室温X0.5Hr −+70℃、90%R
HX3Hr−+室温×0゜5Hr→−40℃X 14H
r−*室温X0゜5)1r(2サイクル以上) JISDO202−9,1外観判定基準表15の1級で
あるか否か 促進耐候性 : JISDO205−19767,7表
13のサンシャインカーボンウユザーメー ターによる 耐溶剤性  : JISK54007.7に準するまた
、用いたインクは次のとおりである。
インク■:東洋インキ製造■製5S8−コンク911墨
(塩ビ酢ビ・アクリル樹脂系) インク■:■セイコーアドバンス製PAC■銘版用(変
性ポリエステル系) インク■:n永瀬スクリーン印刷研究所製エイト特別(
塩ビ酢ビ・メタクリル樹脂 系) インク■:■永瀬スクリーン印刷研究所製MPX(変性
塩化ビニル系) インク■:藤倉化成■製しクラツク#72(アクリル樹
脂系) インク■:日本油脂側製ハイウレタンNo、5000P
(アクリルポリオール系) また、耐液性テストに用いた液は次のとおりである。
硫酸     =10%濃度 エンジンオイル:シェルl0W−30 炭酸ソーダ溶液:5%濃度 洗剤     :花王 ファミリーフレッシュ人工汗 
   ニリン酸2ナトリウム(無水)3.17g、塩化
ナトリウム8g、 酢酸8gを蒸留水1gに溶解 − エタノール  :特級 ウt ”tシャー液: AUTOCHEMICAL製 
原液ガソリン       − 軽油         − (以下余白) 第1表 実施例2 透明樹脂体としてアクリル樹脂板くバラグラスR1協和
ガス化学■製)を用い、プライマーとして東芝シリコー
ン■製プライマーP)193 (PMMA系)、ハード
コート剤として東芝シリコーン■製トスガード520(
シリコーン系)を用いる以外は実施例1と同様にして性
能試験を行った。この結果を第2表に示した。ただしイ
ンク■、■は密着性が悪く性能試験を行わなかった。
(以下余白) 第2表 [発明の効果コ 本発明によればポリカーボネート樹脂板、アクリル樹脂
板等の高い耐衝撃性を有する樹脂に汎用のインクのうち
特定の樹脂成分を選ぶことによりスクリーン印刷で密着
性に優れた着色層を容易かつ高精度で形成でき、プライ
マー層、ハードコート層を順次形成することにより得ら
れた成形体は耐摩耗性に優れるとともにこれら各層間の
密着性が極めて高く、耐候性に優れ、例えば自動車のウ
ィンドガラスの代替品として十分に使用できるものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  透明樹脂成形体の上にビニル・アクリル樹脂系、ビニ
    ル・メタクリル樹脂系、変性ポリエステル樹脂系のうち
    から選ばれた少なくとも1種の着色層、ポリメチルメタ
    クリレート系プライマー層、シリコーン系ハードコート
    層が順次形成されていることを特徴とする着色層を有す
    る透明樹脂成形体。
JP62301784A 1987-11-30 1987-11-30 着色層を有する透明樹脂成形体 Expired - Lifetime JPH0725910B2 (ja)

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