JPS63500590A - 被膜製品及びその製造法 - Google Patents
被膜製品及びその製造法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
被膜製品及びその製造法
この発明は使用時に怒号性のガラス、又はポリカーボネート支持体のようなプラ
スチック支持体のための防曇用の被膜及びその被膜の塗布方法に関する。特にこ
の発明は親水性ポリウレタン製の防曇性被膜に関する。
ガラス又はポリカーボネートのようなプラスチック製の、眼鏡、安全ガラス、双
眼鏡及びカメラに使用されるレンズや、安全バイザー(visor )及びその
他の透明表面材と同様に自動車、列車並びに航空機の窓の曇りの問題はよく知ら
れている。包まれる支持体が呼吸の湿気や外気の水蒸気による曇りが事故の原因
となり得る保護眼鏡、眼鏡、スクリーン又はバイザーのように安全装置の一部と
なる場合、曇りの発生は特に危険である。
それ故に透明な防曇用被膜が、高光透過性と最小の光学的ひずみを有することが
一つの要件である。親水性ポリアクリレートポリマーやコポリマーから形成され
る防曇性被膜は例えば英国特許第1205767、 1260948及び149
8345号並びにX国特許第3488215、 3515579. 35209
49及び3635156号に開示されている。しかしながら、このような被膜は
1つ又はそれ以上の次のような欠点を有し完全に満足すべきものは見出されてい
ない。
(al水和時に被膜が柔かい故、使用時や清掃の際に摩耗やひっかき傷ができや
すい;
(b)飽和した時、被膜が支持体に十分にうまく付着せずに容易に離層した。そ
のことは特に支持体がガラス、又はポリカーボネートのようなプラスチック支持
体である時、当てはまることで、特にポリカーボネートのような後者の支持体は
その高度の耐衝撃性の故に安全メガネ、バイザー及びスクリーンに巾広く使用さ
れ、その場合には特に大きな欠点である:(C)アクリレートを含む被膜過程に
必要な硬化温度は通常は80℃以上の高温であり、従って操作は高価で、長い加
熱と冷却の期間が必要で、製造工程が遅くなる。
やすく1曲げるとひびが入りやすくなる。
英国特許第1423269号及び米国性¥’F 4018939及び39353
67号はポリウレタンと親水性ポリアクリレートの交互ブロックを含有するブロ
ック・コポリマーよりなる不骨性フィルム被膜を開示している。不曇性被膜を支
持体にキャストする前、又は後のいずれかに一定条件の紫外線を照射した支持体
にこのコポリマーを付着させる。本発明に用いられる被膜はこの余分の製造工程
を必要としない。
米国特許第4467073号及び国際特許公開第WO36/ 00916号はイ
ソシフネートプレポリマーと架橋した親水性ポリマーと界面活性剤を複合させる
か又は反応させて形成された防曇性液体被膜組成物を記載している。使用される
親水性ポリマーとしてはポリビニルービ0リドン及びそのコポリマー及びポリジ
メチルアクリルアミドが含まれている。これらの特許は本発明に必要とする親水
性ポリウレタンの使用を開示或いは示唆していない。この特許は本発明で使用す
る親水性のポリウレタンの水和された時の水分を含有する親水性ポリマーを開示
していない。
本発明に用いられる親水性ポリウレタンは有効とされる界面活性剤を含まないか
、又は必要としない。
米国特許第4079160及び4435450号はガラスやポリマー支持体に適
用できる耐磨耗性ポリウレタンの被膜を記載している。
しかしながら防曇性被膜あるいは親水性ポリウレタンの使用は開示又は示唆して
いない。
米国特許第41560t37及び4255550号はポリマーの主鎖にカルボン
酸基や水酸基を含有するポリウレタン ポリエーテル樹脂を記載している。この
ようなポリウレタンは、ことに防曇被膜として適切であると記載されている。し
かしながらこれらポリマーはアルカリ条件下で溶解すると記載されていて例えば
支持体を洗浄する時のように、アルカリと接触しそうな支持体にはこのポリマー
の使用は妨げとなろう。
米国特許第3975350号は架橋親水性ポリウレタンが防曇性被膜として使用
できることを示唆しているが、しかしこの発明での使用に必要な水分含有範囲を
有する親水性ポリウレタンは開示していない。この特許は親水性ポリウレタンで
の被膜に適切な特別の支持体を開示していない。
驚くべきことに、プラスチック支持体又はガラス支持体に被膜をつくるために水
和した時、35〜60%の水分を含む親水性ポリウレタンの使用によって、磨耗
による耐損傷性のある効果的防曇用被膜であるだけでなく、乾時及び湿時共に支
持体に強く付着することが見出された。このような被膜はポリカーボネート又は
ポリエステル支持体と共に使用する時、特に効果的である。ポリウレタンの使用
によって必要な低い硬化温度はより安価な、より短時間の製造法を提供する。
この発明で使用される親水性ポリウレタンは水に不溶で、水に分散ぜず、又はそ
うでなければ水で分解しないものであり、またアンモニアのようなりリーニング
用アルカリ性水溶液で影響を受けないであろう。驚くべきことに、この発明で使
用されるポリウレタンは、他の親水性のモノマーと共重合する必要がなく、或い
は照射か架橋のような特別の硬化法を必要としないでこれらの基準を満足するこ
とができる。
この発明によれば、使用時に怒号性のガラス支持体が、少くともその一つの表面
に、被膜が水和時に35〜60重間%の水を含む、親水性ポリウレタンから形成
され、無水状態で3〜50μmの厚さを有することを特徴とする親水性ポリマー
の防曇性被膜を有するガラス支持体を提供する。
第二の観点では、この発明は使用時に怒号性のプラスチック支持体か、少くとも
その1つの表面に、被膜が水和時に35〜60111fi%の水分を含む親水性
ポリウレタンから形成され、無水状態で3〜50μ鴎の摩さを有することを特徴
とする親水性ポリマーの防曇性被膜を有するプラスチック支持体を提供する。
適切な被膜の厚さは3〜50μmで、より適切なのは3.5〜40μ隋であり、
好ましくは4・〜20μmで、例えば6μm、8μm110μm、15μl又は
20μmである。被膜が厚ければ厚い程、水分をより多く吸収し、そして被膜が
飽和されるまでに長時間かかることが明らかであるので、支持体上の被膜の厚さ
は支持体が置かれるべきR柊用途によるであろう。上記の厚さは多くの用途に対
してもつとも適切なものであり、良好な光の透明度と光学的明澄度と、支持体へ
の十分な付着性をもつ被膜を提供する。
この発明のガラス又はプラスチック支持体の被膜として用いられる親水性ポリウ
レタンは水蒸気を速やかに吸収及び脱離できるものが適切る。水蒸気にさらされ
た時に被膜は好ましくはV温、即ち20℃で5秒以内に一面に曇って透明になる
ことが望ましい。被膜の防曇性がはっきりする速度は、操作する環境の温度によ
って変化する。水和した時、35〜60重量%の水を含む親水性ポリウレタンは
この発明で被膜として特に適切である。
より適切には水和時に3185〜55.0%の水を含む親水性ポリウレタンであ
って、好ましくは40〜50%で、例えば40%、45%、48%及び50%で
ある。
この発明において被膜として使用できる親水性ポリウレタンは上記のような水含
量を有するもののいずれかである。しかしながら、親水性ポリウレタンの水含量
が飽和していても、支持体からの離層の原因とはなり得ない。この発明に使用さ
れる好ましい親水性ポリウレタンは直鎖状で、即ち実質上架橋がなく、従って有
機溶媒に溶解しやすいものである。
この発明において被膜としての使用に適切な親水性ポリウレタンはポリエーテル
或いはポリエステル ポリウレタンである。
ポリウレタンを生じる適切なポリエステルはブチレン アジペートのようなアジ
ピン酸のポリエステルを含む。しかしながらポリエーテル ポリウレタンである
親水性ポリウレタンの使用が好ましい。それ故に直鎖状のポリエーテル ポリウ
レタンである親水性ポリウレタンの使用が特に好ましい。
適切な直鎖状のポリエーテル ポリウレタンはジイソシアネートと反応するジオ
ール化合物から誘導されるニーデル構造を含む任意のポリマーである。適切な直
鎖状ポリエーテル ポリウレタンはヨーロッパ特許出願第5003!J312頁
1行から14頁10行まで、及び32頁7行から33頁12行までに記載された
もので(参照としてここに入れる)、このものは水和時に所要の水含量を有する
。
特に適切なのはポリ(エチレングリコール)誘導ブロック単独と連鎖延長剤及び
ジイソシアネートとを使用している直鎖状ポリエーテル ポリウレタンである。
適切なポリ(エチレングリコール)は分子邑600〜6000であり、より適切
なのは800〜2000である。特に適切なポリエチレングリコールは分子11
54゜である。適切な連鎖延長剤は炭素数10個以内の脂肪族ジオール、ジアミ
ン又はアミンオールであり、最も適切なのは炭素数4個以内である。適切なジイ
ソシアネートはトルエン ジイソシアネート、1.6−へキザメチレン ジイン
シアネート又は4.4′−ジシクOへキシル−メタン ジイソシアネートのよう
な芳香族又は脂肪族又は脂環族ジイソシアネートである。好ましいジイソシアネ
ートは4.4′−ジシクロヘキシルメタン ジイソシアネートである。
親水性のポリウレタンで被膜される支持体はプラスチック材及びガラスである。
適切なプラスチック材としては4.4′−イソプロピリジン ジフェノール ポ
リカーボネートを含むポリカーボネート及び米国特許第3305520F)に記
載のその他のポリカーボネート及び一般にシイアール(CR)39(商標)とし
て公知のポリ
【ジエチレングリコールビスくアリルカーボネート)〕、例えばメ
リネツクス(fylelinex) (商標)として一般に公知のポリ(オキシ
−1,2−エタンジイル オキシカルボニル−1,4−)】ニレン カルボニル
)のようなポリエステル、例えばセルロースアセテートのようなセルロースエス
テル、ポリメチルメタアクリレート、例えばナイロン11のような1lll[撃
性の高いポリアミドが挙げられる。プラスチック材の支持体は親水性ポリウレタ
ンで片面又は両面を被膜してできることも考案されている。
メリネックスのようなポリエステル月に親水性ポリウレタンの防曇性被膜を使用
することによる他の特別な利点はこの組合せが湿空や二重窓のガラスの代りに使
用できるということである。渦空の場合には、窓ガラスとして用いられるガラス
又は未被膜プラスチックは凝結を受け易く、窓ガラスにより化学線の透過を減じ
るので特に有用である。親水性のポリウレタンの被膜の使用により、窓ガラスは
透明のままであり、その結果この方法で処理した窓ガラスを用いた温室はより北
緯の所でもより効果的に使用できることを意味する。
ガラス支持体は強化ガラス、厚板ガラス又は安全ガラスの形でもよい。
用いる支持体がガラスである時、ガラスと親水性ポリウレタンの付着はガラスと
ポリウレタンの結合を補強するシラン シーラント又はカップリング剤の使用に
よりさらに改良できる。
適切なシランとしてはアミノシラン、メルカプトシラン及びエポキシシランが挙
げられる。好ましいのはγ−グリシドオキシブOピルトリメトキシ シラン(ユ
ニオンカーバイド A−187、商標、として公知)及びγ−アミノプロピルト
リエトキシーシラン(ユニオンカーバイド A−1100、商標、として公知)
のようなアミノシラン及びエポキシシランである。
カンプリング剤は下塗りとしてガラス表面に塗布でき、ポリウレタンはこの被膜
の上に塗布してもよいが、カップリング剤をポリウレタンの中に1〜5重量%ま
ぜ合わせ、及びこの二つの化合物を一緒に塗布することが好ましい。
親水性ポリウレタンの防曇性被膜の使用には次の特別の利点がある。(a)乾燥
及び湿測両方の条件下での付着性、+b+剪断応力下での離農がない、+C1C
1高耐性破損性、+d>適用されるポリカーボネートの衝撃抵抗に影響しない、
(e)強靭で、耐擦傷性である、(hr−40℃〜100℃の温度で有効である
。
被膜の塗布法はポリマーがポリマーとして塗布され、その場での重合及び/又は
架橋がなく、そして被膜は室温で硬化するのでより安価でより敏速な被膜支持体
製造を行えるという長所を有する。
効果的な防曇性被膜として役に立つためには、被膜は一面に曇ってから次に透明
になるまで5秒以内でな警プればならない、即ち被膜は水の吸収及び脱離の両方
を素早くしなければならない。この吸収及び脱離の速度は温度による。
親水性ポリウレタン被膜の形をとる時この被膜は色収差、曇り又は変色を示さな
いで、塗布される支持体の光透過に影響しない。被H9はまた、紫外線や、産業
1の環境で遭遇プるかも知れない弱い酸やアルカリの蒸気によって影響を受けな
い。親水性ポリウレタン被膜の形での被膜は、はこりのような小さな硬い粒子の
埋封に抵抗するのに十分に硬く、しかも6フイート(1,83メートル)離れた
所から金属球を被膜の表面に落下させる時の衝撃による表面損傷に抵抗できる。
親水性ポリウレタン被膜の形での被膜は鈍な物体による摩擦に抵抗するのに十分
に硬く従って未被膜のとぎ柔軟で掻ききずの出易いポリカーボネートや特にポリ
[ジエチレングリフールビス(アリルカーボネート)]のようなププラスツクの
保護手段となる。
この発明の被膜した支持体は浸漬被覆、スプレー、塗装、ナイフ塗布、オンライ
ン被覆のような表面被覆の方法や印刷により作製できる。このような方法では、
親水性ポリウレタンは適切な有機溶媒に溶解され、例えば1〜15(ilり%液
として、より適切には4〜8%の浸漬被覆用の液として、またスプレー被覆用に
は1〜4%溶液とされる。適切な有機溶媒どしてはメチレンクロリドのようなハ
ロゲン化炭化水素類、メタノールやエタノールのようなアルカノール類(少量の
水を含んでもよい)、アセトン又はメチル エチルケトンのようなケトン類、2
−メトキシエタノール或いはこれらの溶媒の温合物が挙げられる。好ましい溶媒
は工業用変性アルコール(IMS)又はIMSと2−メトキシエタノールが3:
1の比で混合したものである。親水性のポリウレタンは非水和状態で適用する
のが普通でかつ好ましい。
被膜がレンズのような良質の光学的製品に使用される時には浸漬被覆法を用いて
被膜を塗布するのが好ましい。この方法では支持体を浸プためにポリマーの溶液
を機械的に調節して引揚げられる適当な容器に入れる。ついで、望ましい被膜の
厚さにするためにこの容器を適当な速度で下げる。被膜の厚さは溶液の濃度、溶
液の粘度及び容器から支持体の取出し速度に従属する。この方法は15〜30℃
で行われるのが好ましい。溶液から取出した後、空気流中、好ましくは50〜7
0℃の温風を用いて、被膜から溶媒を除く。この温度で乾燥すると被膜につやを
与え、被膜し1=支持体の光学的外観がよくなる。
好ましくはないが、親水性のポリウレタンの薄いフィルムを予め作って、防曇性
を与えるのが必要なガラス又はプラスナック支持体の表面にそのフィルムを付着
させて被膜にすることができる。適切な薄いフィルムを、フィルムと支持体とに
不活性な、透明な接着剤により付着させてもよい。
その結果、もう一つの観点にj3いて、この発明はプラスチック支持体の少くと
も一つの表面に、水和時に、35〜60重石%の水を含む親水性のポリウレタン
から形成され、無水状態で3〜50μ論の厚みを@するフィルムを支持体の表面
に付着させることよりなる親水性ポリマーの防暑性被膜を形成する製造法を提供
する。
ぞの結果、もう一つの観点において、この発明はガラス支持体の少くとも一つの
表面に、水和時に、35〜60重邑%の水を含む親水性のポリウレタンから形成
され、無水状態で3〜50μmの厚みを有するフィルムを支持体の表面に付着さ
せることよりなる親水性ポリマーの防曇性被膜を形成する製造法を提供する。
その結果、もう一つの観点にa3いて、この発明は支持体をポリウレタン溶液に
浸漬し、一定速度で支持体をその溶液から離し、最後に空気流によって溶媒を除
いて、ポリウレタンの防曇性被膜を提供することよりなる、プラスチック支持体
の少くとも一つの表面に、親水性ポリウレタンの防曇性被膜を形成づる製造法を
提供する。
その結果、もう一つの観点において、この発明は支持体をポリウレタン溶液に浸
漬し、一定速度で支持体をその溶液から離し、最後に空気流によって溶媒を除い
て、ポリウレタンの防曇性被膜を提供することよりなる、ガラス支持体の少くと
も一つの表面に、親水性ポリウレタンの防曇性被膜を形成する製造法を提供する
。
この発明の別の観点では、ガラス又はプラスデック支持体は、支持体にVAF&
する被膜が、それに続く第二層の被膜よりも、水和した時に、含水量が低いよう
な、2以上の多層のポリウレタン被膜で被膜されていてもよい。2以上の多層の
被膜の右する利点は2倍である。第一に含水量の低いポリウレタンは含水量の多
いものより支持体により強い付着を示し、第二に、高含水量のポリウレタンは飽
和した時支持体に付着ツるよりも他のポリウレタンにより強く付着する。叩ら少
くとも二種の異なるポリウレタンを用いることにより、大量の水を吸収し、同時
に支持体からIllしない被膜を作製することができる。
適切なポリウレタンは上に記載したもので、必要な含水量と厚さを有するもので
ある。支持体上の第一の被膜を形成するポリウレタンの適切なものは、水和した
時、0〜35重量%の水分を有し、より適切なのは10〜32%であり、好まし
くは20〜30%である。次の第二被膜を形成する適切なポリウレタンは、水和
した時、60〜90重量%の水分を含み、より適切には65〜85%の水分、及
び好ましくは70〜80%の水力を合む。
この被膜はここに記載σるような常法で塗布できる。水和した時、低水量のポリ
ウレタンの被膜を支持体上に最初に形成し、ついで次の第二被膜を第一被膜の上
に形成する。
この発明に従えば使用時に怒号性のガラス支持体の少くとも一つの表面に、支持
体に隣接の第一層は水和時に0〜35重量%の水を含むポリウレタンからなり、
無水状態で3〜50μmの厚みを有し、次の第二層は、水和時に60〜90重量
%の水を含むポリウレタンからなり、無水状態で3〜50μmの厚さを有するも
ので少くとも二層からなる被膜で特徴づけられる親水せのポリマーの防曇性被膜
を有するガラス支持体を提供する。
この光明に従えば使用時に怒号性のプラスチック支持体の少くとも一つの表面に
、支持体に近い第一の層は水和時に0〜35重量%の水を含むポリウレタンから
なり、無水状態で3〜50μmの厚みを有する次の第二層は水和時に60〜90
重間%の水を含むポリウレタンからなり、無水状態で3〜50μmの厚みを有す
るもので、少くとも二層からなる被膜で特徴づけられる親水性ポリマーの防曇性
被膜を有するプラスチック支持体を提供する。
説明 1 (1)escription 1 )親水性ポリウレタンの調製
水和時に45(重量)%の潜在水を有するポリウレタンは、次のように調製され
た。
ポリニブレンゲリコール(分子量1540) 154.Og(0,1t−ル)エ
タンジオール 18,60 < 0.3モル)4.4′−ジシクロヘキシルメタ
ン ジイソシアネ−1−1051;l (0,4モル)
ジ−n−ブチル錫ジラウレート 0.2%W/Vポリエチレングリコールとエタ
ンジオールの重量を測ってビーカーに入れ、このポリエチレングリコールとジオ
ールをかきまぜながらゆっくりと加温した。次にジイソシアネートを加え、均一
な溶液になるまでこの混合物を@拝した。触媒を加え、さらにもう1分間撹拌を
続りた。ついでこの混合物を高密度ポリプロピレンの皿に入れ、硬化のために2
時間90’Cのオーブンに入れた。そのように形成されたポリウレタンは、完全
に水和時には吸収水が45%の水分を与えることができ、通常のfrll、溶媒
に溶解する。
親水性ポリウレタンの調製
水和時に45%(重量)の潜在水を有するポリウレタンは次のように調製された
。
ポリエチレングリコール(分子量148B> 300.68gエタンジアミン
24,28a
4.4−−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート175.03g
ジ−n−ブチル錫ジラウレート 0.2%(w/w )メチレンジクロリド 1
125,00 xiイソプロピルアルコール 375,00 vl親水性ポリウ
レタンの調製
水和時に65重量%の潜在水をイiTIるポリウレタンは次のように調製された
。
ポリエチレングリコール(分子fft6000)60(1(0,01モル)
エタンジオール 7,440 < 0.12モル)4.4′ジシクロヘキシルメ
タンジイリシアネート33.5!I+ (0,13モル)
ジ−n−ブチル錫ジラウレート 0,2%W/W親水性ポリウレタンの[1
水和時に90重量%の潜在水を右づるポリウレタンは次のように調製された。
ポリエチレングリコール(分子fit 8360 )83.6g(0,01モル
)
ブタンジオール 0.18(1(0,005モル)4、じジシクロt−キシルメ
タンジイソシアネート5.64g(0,018モル)
ジ−n−ブチル錫ジラウレート 0.2%W/W友裏鰺工
(水和時に45¥8吊%の水を含む)親水性ポリウレタン溶液は、工業用変性メ
タノール<IMS)と2−メトキシエタノールが3: 1比の混合物からなる溶
媒(IOQ)にポリウレタン(600g>を溶かし、このポリウレタンと溶媒を
共にガラス又はボリエチレン容器中で24時間撹拌しC作られた。この期間の最
後に、仕上げ被膜の量を減らすように溶液を濾過して不溶物を除いた。
この濾液を無塵の環境で囲)だ、垂直に可動づるプラットホーム上の清潔なガラ
スの浸漬タンクに入れた。
ポリカーボネートから作られたバイザー型の支持体はグリースを除くためにイソ
プロパツールに浸し、ついで表面に高圧空気を噴射させて洗浄した。この浸漬工
程は無塵環境で行われた。
このバイザーをフック又は吊下げ用クリップで浸漬タンク上の枠にかける。浸漬
タンクのあるプラットホームをゆっくりと上に揚げ、バイザーを6%ポリマー溶
液に浸す。浸漬速度はこの実施例では毎分1cmにコントロールされる。溶液が
吊下げ用クリップに到達する前に浸漬をストップする、そうでないとバイザーの
表面に見苦しい、ドレイン跡をつけることになるからである。浸漬が正確な水位
に到達した時、浸漬タンクは一定速度で、例えばブリードバルブを使って下ろさ
れる。バイザーをタンクから引きはなす速度が、被膜の厚さを調節する。種々の
厚さの被膜を作るため及びバイザーの底の縁にポリマーの付着を避けるために、
取り出し工程中速度を変化しうろことは明らかである。この実施例では引離し速
度は最初16SeC,/cmであり、最後の2印は30sec、 / c+++
に減少させた。
溶液から引き離した後、溶液の残存滴を流下させ、ついでバイザーを温風のオー
ブンに移し、50℃の温風でいくらが残っている溶媒を除去した。乾燥工程は2
〜5分行う。バイザーはさらに5分間室温の上界気流で乾燥した。バイザーの両
側に形成された被膜は曇りの徴候がなかった。この被膜は乾湿両方時に支持体に
良好な付着を示した。この被膜は蒸留水を飽和し、剪断に付した。この被膜の破
断は観察されなかった。
被膜の防曇性は被膜した表面と被膜しない表面について湿った空気を用いてテス
トし、各場合に曇りから透明になるまでを観察した。これは20℃、0℃及び−
25℃の三種の異なった温度で行われた。被膜したバイザーは未被膜バイザーよ
り三種の異った温度全部ですっと甲く透明になった。
被膜は目視検査では光学的収差を示さなかった。
実施例2
バイザーは片側を予め加硫したゴムラテックスでマスクし、−表面を実施例1に
記載と同様の方法で被膜する。親水性ポリウレタン、溶液の中で澄酒と取出しの
ザイクルを行った後、ラテックス膜をはずず。
一表面上の被膜は望ましい付着及び防曇の性質を示す。
実施例3
親水性ポリウレタン溶液(水和時、26重量%の水を含み、英国特許出願第20
93190号の実施例2に記載と同様に製造)はボウレタン(600i) )を
工業用変性メタノールと2−メトキシエタノールが3= 1の比の混合溶媒(i
n)に溶かして製する。次にポリカーボネートのバイザーは実施例1に記載の方
法を用いて被膜される。第一の被膜が乾燥した時、第二の親水性ポリウレタン溶
液(水和時、85重量%の水を含む)を用いて第一被膜の上に第二の被fluを
作る。
この二層のwI膜が、イの外層に天吊の水を吸収でき、支持体から分離しない澄
明で、透明なバイザーを提供する。
実施例4
ポリエステル シート、メリネツクスを実施例2に記載と同様の方法で一つの表
面に被膜した。次いでポリエステル シートは、温室の窓ガラスパネルとして使
用され、親水性ポリウレタン被膜は温室の掌内に向けられる。
実施例5
親水性ポリウレタン溶液をユニオンカーバイト A−187(シランカップリン
グ剤) 100(lを更に加えた以外、実施例1に記載の方法で作製した。
安全ガラス片の!X11の支持体を、イソプロパツールに浸漬してグリースを除
去して洗浄し、ついで表面に高圧空気をジェット噴射した。次にこの支持体は実
施例1に記載の浸漬法で被膜した。
最終の乾燥工程の後で被膜したガラスは未被膜ガラスに比して防曇性に改良がみ
られた。飽和させた時の被膜はガラスへの適当な付着性を示した。
実施例6
親水性ポリウレタン溶液(水和時、26重量%の水を含み、英国特許出願第20
93490号の実施例2に記載と同様に製造)はポリウレタン(600g)を工
業用変性メタノールと2−メトキシエタノールが3: 1の比の混合溶媒(10
R)に溶かして製する。
次にポリカーボネートのバイザーは実施例1に記載の方法を用いて被膜される。
第一の被膜が乾燥した時、第二の親水性ポリウレタン溶液(水和時、85重量%
の水を含む)を用いて第一被膜の上に第二の被膜を作る。
この二層の被膜が、その外層に天吊の水を吸収でき、支持体から分離しない澄明
で、透明なバイザーを提供する。
国際調査報告
ANNEX ) τHE XNTERNATIONAI:、!jEARCHRE
P ’T 0NXNTERNATIONAL APWXCATtON No、
FCT/CiB 86100497 (SA 14299)1頁の続き
■Int、CI、’ 識別記号 庁内整理番号優先権主張 [相]198岬8月
20日[相]イギリス(GB)[有]8520839発明者 パーカ、ロバート
シトニー イギリス、ハートフリチャード ド、リットル ハリ
ワース“(無番地)
特衣H肛3−500590 (7)
7オードシア、ビショップス・ストート フオーノングベリー、ラッチモア バ
ンク、“ウェント
Claims (13)
- 1.被膜が水和時に35〜60重量%の水を含む親水性ポリウレタンから形成さ れ、無水状態で3μm〜50μmの厚みを有することを特徴とする親水性ポリマ ーの防暑性被膜を、ガラス支持体の少なくとも一つの表面に有する、使用時に感 覚性のガラス支持体。
- 2.被膜が水和時に35〜60重量%の水を含む親水性ポリウレタンから形成さ れ、無水状態で3μm〜50μmの厚みを有することを特徴とする親水性ポリマ ーの防暑性被膜を、アラスチック支持体の少なくとも一つの表面に有する、使用 時に感覚性のプラスチック支持体。
- 3.支持体がポリカーボネートフイルムである請求の範囲第2項記載のプラスチ ック支持体。
- 4.支持体がポリエステルフイルムである請求の範囲第2項記載のプラスチック 支持体。
- 5.防暑性被膜が直鎖状親水性ポリエーテルポリウレタンからなる請求の範囲第 1項〜第4項のいずれかに記載の支持体。
- 6.分子量600〜6000のポリ(エチレングリコール)、炭素数が10個以 内の脂肪族ジアミン連鎖延長剤及び脂環族ジイソシアネートから誘導されるポリ ウレタンである、請求の範囲第5項記載の支持体。
- 7.分子量800〜2000のポリ(エチレングリコール)、エタンジアミン及 び4,4′−ジシクロヘキシルメタンから誘導されるポリウレタンである請求の 範囲第6項記載の支持体。
- 8.ポリウレタンに1〜5重量%のシランを含める請求の範囲第1項記載の支持 体。
- 9.被膜が支持体に隣接の第一層は水和時に0〜35重量%の水を含むポリウレ タンから形成され、無水状態で3μm〜50μmの厚みを有し、それに続く第二 層は水和時に60〜90重量%の水を含むポリウレタンから形成され、無水状態 で3μm〜50μmの厚みを有する、少なくとも二層からなることを特徴とする 親水性ポリマーの防暑性被膜をガラス支持体の少なくとも一つの表面に有する、 使用時に感覚性のガラス支持体。
- 10.被膜が支持体に隣接の第一層は水和時に0〜35重量%の水を含むポリウ レタンから形成され、無水状態で3μm〜50μmの厚みを有し、それに続く第 二層は水和時に60〜90重量%の水を含むポリウレタンから形成され、無水状 態で3μm〜50μmの厚みを有する、少なくとも二層からなることを特徴とす る親水性ポリマーの防暑性被膜をプラスチック支持体の少なくとも一つの表面に 有する、使用時に感覚性のプラスチック支持体。
- 11.支持体をポリウレタン溶液に浸漬し、一定速度でその溶液から支持体を除 去し、空気流で溶媒を除き、ポリウレタンの防暑性被膜を作ることからなる親水 性ポリウレタンの防暑性被膜を、支持体の少なくとも一つの表面に形成する方法 。
- 12.水和時に35〜60重量%の水を含む親水性ポリウレタンから形成され、 無水状態で3μm〜5μmの厚みを有するフイルムを支持体の表面に付着させる ことよりなる親水性ポリマーの防暑性被膜を、支持体の少なくとも一つの表面に 形成する方法。
- 13.被膜が水和時に35〜60重量%の水を含む親水性ポリウレタンから形成 され、無水状態で3μm〜50μmの厚みを有することを特徴とする親水性ポリ マーの防暑性被膜をガラス又はプラスチック支持体の少なくともその一つの表面 に有する、使用時に感覚性のガラス又はプラスチック支持体。
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