JPH0113642Y2 - - Google Patents

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JPH0113642Y2
JPH0113642Y2 JP18257281U JP18257281U JPH0113642Y2 JP H0113642 Y2 JPH0113642 Y2 JP H0113642Y2 JP 18257281 U JP18257281 U JP 18257281U JP 18257281 U JP18257281 U JP 18257281U JP H0113642 Y2 JPH0113642 Y2 JP H0113642Y2
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room lamp
transistor
resistor
switch
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両の室内に装着されたルームラン
プを1モードでなる自動復帰式常開接点機構のル
ームランプスイツチをON作動することにより、
前記ルームランプを点灯又は消灯に切り換え、且
つ、ルームランプの点灯状態によりドアの開閉に
より応動するドアスイツチをON又はOFFに作動
することにより適宜にルームランプを点灯又は所
定時間経過後に消灯すべく制御する車両用ルーム
ランプ制御装置に関するものである。
従来から車両の室内にはルームランプなどの室
内灯が配備されており、該ルームランプはOFF
位置、ON位置及びドア位置の3モードを有する
ルームランプスイツチをON位置にするか、若し
くはドア位置にしてドアスイツチをONすると点
灯し、またルームランプスイツチがドア位置で該
ドアスイツチをOFFすると所定時間経過後に消
灯するように、ルームランプ制御装置で制御され
るものである。しかしこの従来におけるルームラ
ンプ制御装置は、ルームランプスイツチにおける
スイツチモードにより該ルームランプの制御が決
定される構成となつている。例えば、ルームラン
プスイツチをON位置にした場合、ルームランプ
は点灯し、該ルームランプスイツチをON位置以
外に切り換えない限り該ルームランプは点灯状態
を保持する。又、該ルームランプスイツチを
OFF位置にした場合、ルームランプは該ルーム
ランプスイツチをOFF位置以外に切り換えない
限り該ルームランプはOFF状態を保持する。又
該ルームランプスイツチをドアー位置にした場
合、ドアスイツチに連動されて該ルームランプは
制御される。即ち、ドアが開けられるとドアスイ
ツチはONされルームランプは点灯し、ドアが閉
められるとドアスイツチはOFFされ該ルームラ
ンプは消灯、あるいは自動減光タイマー等により
徐々に減光され消灯する。
前記従来に係るルームランプ制御装置では、ル
ームランプの制御を一般に3モードのスイツチ位
置を有するルームランプスイツチを切り換えるこ
とにより行なうための煩わしさ及び不便さを乗員
に与えていた。
例えば、夜間に車両室内をルームランプを点灯
させて照明する場合、ルームランプスイツチを
ON位置にするか、該ルームランプスイツチをド
アー位置にしドアを開けて該ドアーの開閉に連動
するドアースイツチをONさせてルームランプを
点灯させた。
その後、乗員は目的を果し該ルームランプを消
灯する場合、再度ルームランプスイツチをON位
置よりOFF位置に切り換えるか、該ルームラン
プスイツチをドア位置に保持しドアを閉めてドア
スイツチをOFFにする必要がある。前記夜間で
のルームランプスイツチの操作は手探りでスイツ
チ位置を設定する等の操作性の不便さがあるばか
りでなく、該ルームランプスイツチのスイツチ位
置をON位置にしたまま消し忘れて車両からドラ
イバー等乗員が離れた場合、バツテリー上りの起
因となる問題があつた。
又、通常、乗員の多くはルームランプスイツチ
のスイツチ位置をドア位置としドアの開閉により
ルームランプをON,OFFさせているため、昼間
に車両室内を清掃等により長時間ドアを開放した
まま作業をする必要が生じた場合、ルームランプ
スイツチがドア位置のためルームランプは点灯の
ままとなるので、乗員はバツテリー上りを防止す
るためルームランプスイツチをOFF位置としル
ームランプを消灯させて作業を行なう。乗員は前
記作業を終了すると、通常ルームランプスイツチ
をOFF位置よりドア位置に切り換える。該ルー
ムランプスイツチをドア位置に切り換えることを
忘れると、夜間に車両に乗る際ドアを開けたとき
ルームランプスイツチがOFF位置となつている
ためルームランプは点灯しない。そこで乗員は手
探りで車両に乗らなければならないと言う不便さ
があつた。
本考案は叙上の欠点を解消するために操作性が
良好且つ簡易で、ルームランプの点灯状況に応
じ、ルームランプスイツチ及びドアスイツチの作
動によりルームランプを点灯及び消灯又は自動減
光して消灯等の制御を行なうことを目的とするも
のである。
以下、本考案に係る車両用ルームランプ制御装
置の好適な実施例を図面に基づい詳細に説明す
る。
第1図において、1は電源であり、その正極側
は逆流防止用ダイオードD1を介在させた電流ラ
インLを構成しており、2は自動復帰式常開接点
機構のルームランプスイツチである。
3はルームランプスイツチ2のONにより所定
の信号を発生するパルス発生回路であり、PNP
形の第1トランジスタT1、ダイオードD2ないし
D3、コンデンサC1ないしC2及び抵抗RないしR3
で構成している。第1トランジスタT1はそのエ
ミツタ側を電源ラインLに接続しており、又その
ベース側は抵抗R2、コンデンサC2及びダイオー
ドD2を介してルームランプスイツチ2に接続し
ている。
第1トランジスタT1と抵抗R2との接続点は抵
抗R3を介して電源ラインLに接続されている。
又、抵抗R2とコンデンサC2の接続点はダイオー
ドD3を介して電源ラインLに接続されている。
コンデンサC2とダイオードD2の接続点は並列接
続された抵抗R1とコンデンサC1とを介して電源
ラインLに接続している。
4は前記パルス発生回路3より導出された信号
により作動し、後述するルームランプ10が点灯
状態か消灯状態かの判別を行ない適宜の信号を導
出するON−OFF判別回路であり、NPN形の第
2トランジスタT2、NPN形の第3トランジスタ
T3、PNP形の第4トランジスタT4、コンデンサ
C3ないしC5、抵抗R4ないしR10、及びダイオード
D4,D5で構成している。第2トランジスタT2
コレクタ側は抵抗R4を介して第1のトランジス
タT1のコレクタ側に接続されている。該第2ト
ランジスタT2のベース側はコンデンサC3を介し
て第1トランジスタT1のコレクタ側に接続する
と共に、ダイオードD4及び抵抗R5を介して第1
トランジスタT1のコレクタ側に接続している。
第3トランジスタT3のコレクタ側は抵抗R6を介
して第1トランジスタのコレクタ側に接続してい
る。ダイオードD4と抵抗R5との接続点はダイオ
ードD5を介して第3トランジスタT3のコレクタ
側に接続している。該第3トランジスタT3のエ
ミツタ側はアースされている。第4トランジスタ
T4のエミツタ側は電流ラインLに接続され、コ
レクタ側は抵抗R7及び抵抗8を介してアースして
おり、該抵抗R7と抵抗R8の接続点は第3トラン
ジスタT3のベース側に接続している。又、第4
トランジスタT4のベース側とエミツタ側の間に
は抵抗9とコンデンサC4が接続されると共にベ
ース側には抵抗R10が接続されている。コンデン
サC5は電源ラインLとアース間に接続されてい
る。
5はルームランプ10が消灯状態でルームラン
プスイツチ2をONした時に前記ON−OFF判別
回路4より導出されるON信号により作動し、該
ルームランプ10を点灯させるべく出力信号を導
出するON記憶回路であり、NPN形の第5トラ
ンジスタT5、PNP形の第6トランジスタT6、コ
ンデンサC6、抵抗R11ないしR16及びダイオード
D6,D7で構成している。第5トランジスタT5
コレクタ側は抵抗R11及びR12を介して電源ライ
ンL接続しており、エミツタ側はダイオードD6
及び抵抗R13を介してアースに接続されている。
該第5トランジスタT5のベース側は抵抗R16及び
ダイオードD7を介してON−OFF判別回路の出力
部に接続される。第6トランジスタT6のベース
側は前記抵抗R12と抵抗R11の接続点に接続され、
エミツタ側は電源ラインLに接続される。又、該
第6トランジスタのコレクタ側は抵抗R15を介し
て前記第5トランジスタのベース側に接続される
と共に後述するルームランプタイマー回路8へ接
続している。第5トランジスタT5と抵抗R16との
接続点は、抵抗R14とコンデンサC6とに並列接続
後アースしている。
6はルームランプ10が点灯状態でルームラン
プスイツチ2をONした時にON−OFF判別回路
4より導出されるOFF信号により作動し、該ル
ームランプ10を消灯させるべく出力信号を導出
するOFF記憶回路であり、NPN形の第7トラン
ジスタ、PNP形の第8トランジスタ、コンデン
サC7、抵抗R17ないしR23及びダイオードD8,D9
で構成している。第7トランジスタのコレクタ側
は抵抗R18及び抵抗R17を介して電源ラインLに
接続され、エミツタ側はアースされている。
更に該第7トランジスタのベース側は抵抗19
を介して前記ON−OFF判別回路のOFF信号出力
部へ接続している。第8トランジスタT8のエミ
ツタ側は抵抗R20を介して電源ラインLに接続さ
れ、コレクタ側は抵抗R23、抵抗R22及びダイオ
ードD9を介して前記第7トランジスタT7のベー
ス側に接続されている。又該第7トランジスタの
ベース側とダイオードD9のカソード側の接続点
は、抵抗R21とコンデンサC7とに並列接続後アー
スしている。
7は後述するドアスイツチ9のON,OFFに連
動して前記ON記憶回路5とOFF記憶回路6との
作動を停止すべく信号を導出して適宜にルームラ
ンプを制御するキヤンセル回路であり、オペアン
プA1,NPN形の第9トランジスタ、NPN形の
第10トランジスタ、コンデンサC8,C9、抵抗R24
ないしR31、ダイオードD10ないしD13で構成して
いる。オペアンプA1の出力部はダイオードD12
び抵抗R24を介して電源ラインしに接続してい
る。該オペアンプA1の反転入力側は電源ライン
Lとアース間に直列接続している抵抗R27と抵抗
R26との接続点に接続しており、非反転入力側は
抵抗R25、ダイオードD14及びドアスイツチ9を
介してアースしている。該オペアンプA1の非反
転入力側と抵抗R25との接続点はコンデンサC9
介してアースしている。第9トランジスタT9
コレクタ側を前記OFF記憶回路6の抵抗R22と抵
抗R23との接続点E1に接続し、エミツタ側はアー
スしている。更に、該第9トランジスタT9のベ
ース側はダイオードD11及びコンデンサC8を介し
てダイオードD12のアノード側に接続すると共に
抵抗R28を介してアースしている。第10トランジ
スタのコレクタ側は前記ON記憶回路5の抵抗
R16とダイオードD7の接続点E2に接続されている
と共にダイオードD13を介してオペアンプA1の出
力側に接続されており、エミタ側はアースしてい
る。更に、該第10トランジスタT10のベース側は
抵抗R30を介して前記ON−OFF判別回路4の抵
抗R4と第2トランジスタT2のコレクタ側との接
続点に接続されると共にOFF記憶回路6の抵抗
R19に接続されている。又、該第10トランジスタ
のベース側は抵抗R29を介してアースしている。
前記第9トランジスタのベース側とダイオード
D11との接続点は抵抗R31を介して前記ON−OFF
判別回路4の抵抗R6と第3トランジスタT3のコ
レクタ側との接続点に接続している。コンデンサ
C8とダイオードD11との接続点はダイオードD10
介して第9トランジスタのコレクタ側に接続して
いる。
8は前記ドアスイツチ、ON記憶回路5及び
OFF記憶回路6等の信号を受けルームランプを
点灯、消灯及び自動減光後に消灯等の制御を行な
うルームランプタイマー回路であり、発振回路部
8a、タイマー回路部8b及び駆動回路部8cよ
り構成している。
8aは所定周期の連続パルスを出力する発振回
路であり、オペアンプA2、コンデンサC10,C11
及び抵抗R32ないしR37で構成している。オペア
ンプA2は、その非反転入力側を電源ラインLの
電圧を分割する抵抗R32と抵抗R33との接続点に
接続すると共に、抵抗R35を介して出力側に接続
し、又反転入力側をコンデンサC10を介してアー
スすると共に、抵抗R34を介して出力側に接続し
ている。該オペアンプA2の出力側は抵抗R36を介
して電源ラインLと接続すると共に、抵抗R37
コンデンサC11とで構成する積分回路に接続して
いる。前記抵抗R32は電源ラインLに接続してい
る。
8bはドアスイツチ9がON状態でルームラン
プ10が点灯している場合、該ドアスイツチ9を
ONからOFFにした時点からタイマ作動し、出力
信号を連続ONから徐々にOFFへ切り換えるタイ
マ回路であり、オペアンプA3,A4、コンデンサ
C12、抵抗R38ないしR45、及びダイオードD12ない
しD14で構成している。
オペアンプA3は、その非反転入力側を電源ラ
インLの電圧を分割する抵抗R40と抵抗R41との
接続点に、反転入側を抵抗R39及び抵抗R38を介
して電源ラインLに、又出力側を抵抗R44を介し
て該電源ラインLにそれぞれ接続している。抵抗
R38と抵抗R39との接続点はダイオードD14及びド
アスイツチ9を介してアースしている。オペアン
プA4は、その反転入力側をダイオードD13を介し
て前記オペアンプA3の出力側に接続し、又、コ
ンデンサC12と抵抗R43とに並列接続後アースして
いる。更に、該オペアンプA4の非反転入力側は
抵抗R45を介して前記発振回路部8aの出力部で
ある抵抗R37とコンデンサC11との接続点に接続し
ている。
8cは前記タイマ回路部8bの出力を増幅し、
ルームランプ10を点灯させる駆動回路部であ
り、PNP形の第11トランジスタ、NPN形の第12
トランジスタコンデンサC15,C16、抵抗R46ない
しR49及びダイオードD16,D17で構成している。
第11トランジスタT11は、そのベース側を抵抗
R46を介して電源ラインLに接続すると共に抵抗
R47を介して前記タイマ回路部8bのオペアンプ
A4の出力部に接続し、エミツタ側は電源ライン
Lに接続しており、又コレクタ側は抵抗R48を介
して第12トランジスタのベース側に接続してい
る。更に該第11トランジスタのコレクタ側はダイ
オードD16を介して前記ON記憶回路5の第6ト
ランジスタT6のコレクタ側に接続している。第
12トランジスタT12は、そのベース側を抵抗R49
とコンデンサC15とに並列接続後アースし、コレ
クタ側はルームランプ10に接続すると共にコン
デンサC16とツエナーダイオードD17とに並列接続
後アースしている。又、該第12トランジスタT12
のコレクタ側は前記ON−OFF判別回路4の抵抗
R10と接続している。
電源1の正極側には、半ドアを知らせる警告ラ
ンプ11及びダイオードD18がドアスイツチ9を
介してアースへ接続している。
而して、上記ルームランプスイツチ2、パルス
発生回路3、ON−OFF判別回路4、ON記憶回
路5、OFF記憶回路6、キヤンセル回路7、ル
ームランプタイマ回路8及びドアスイツチ9によ
り、ルームランプ10でなる車両用ルームランプ
制御装置を構成している。
本考案に係る車両用ルームランプ制御装置は、
上記した構成であるので下記の如く作動する。
まず、作動の概要を説明する。
自動復帰式常開接点機構のルームランプスイツ
チ2を所定時間ONすることによつて、ON記憶
回路5とOFF記憶回路6とを交互に作動させ、
ルームランプ10を消灯状態から点灯、又は点灯
状態から消灯させる。
又、ドアスイツチ9をOFFからON、若しくは
ONからOFFすることによつてキヤンセル回路7
より導出される信号により、ON記憶回路5及び
OFF記憶回路6を同時に作動停止させ、尚且つ、
ルームランプ10が点灯状態で、ドアスイツチ9
をOFFからONにした時は該ルームランプ10は
点灯状態を保持し、ONからOFFにした時はルー
ムランプタイマ回路8が作動し該ルームランプ1
0は自動減光して消灯する。そして又、ルームラ
ンプ10が消灯状態で、ドアスイツチ9をOFF
からONにした時は該ルームランプ10は点灯
し、ONからOFFにした時は消灯状態を保持す
る。
次に、本考案に係る車両用ルームランプ制御装
置の作動を一実施例を示す第1図,第2図及び第
3図に基づいて詳細に説明する。
まず、ドアスイツチOFFでルームランプ10
消灯時の作動を説明する。
第2図において作動点S1に示す様にルームラン
プスイツチ2を適宜の時間ONすると、パルス発
生回路3の抵抗R2とコンデンサC2により決定さ
れる時定数により所定の時限第1トランジスタ
T1がONし、該第1トランジスタT1のコレクタ
側よりパルスが導出される。ルームランプ10は
消灯しているので、第12トランジスタT12はOFF
状態のため該第12トランジスタT12のコレクタ電
圧はほぼ電源1の電圧となるため、第4トランジ
スタT4はOFFとなる。又、該第4トランジスタ
T4がOFFであれば第3トランジスタT3もOFFと
なる。この時、前記第1トランジスタT1のコレ
クタより導出されたパルスは、第3トランジスタ
T3がOFFなので抵抗R5及びダイオードD4を介し
て第2トランジスタT2のベースに印加され該第
2トランジスタT2はONする。而して、第2トラ
ンジスタT2のコレクタ側がアースされることに
より、第10トランジスタT10はOFF状態を持続し
ている。従つて、前記第1トランジスタT1のコ
レクタより導出されたパルスは、抵抗R6、ON記
憶回路5のダイオードD7及び抵抗R16を介して第
5トランジスタT5のベースにも印加され該第5
トランジスタT5はONする。該第5トランジスタ
T5がONすることにより第6トランジスタT6
ONし、該第5トランジスタT5と第6トランジス
タT6はON状態を保持し、当該ON記憶回路5が
作動状態となる。前記第6トランジスタT6のON
により、電源ラインL、第6トランジスタT6
ダイオードD16及び抵抗R48を介して第12トラン
ジスタがONとなり、ルームランプ10が点灯す
る。又、前記第1トランジスタT1より導出され
るパルスは、OFF記憶回路6が作動中、つまり、
第7トランジスタT7及び第8トランジスタT8
ON状態を保持している時に第1トランジスタ
T1、抵抗R6及び抵抗R31を介して第9トランジス
タT9のベースに電圧が印加され、第9トランジ
スタT9をONさせることにより、点E1をアース
し、前記第7トランジスタT7と第8トランジス
タT8をOFFとし、OFF記憶回路6の作動を停止
する。
次に、ドアスイツチ9OFFでルームランプ1
0点灯時の作動を説明する。
ルームランプ10が点灯している時は、第12ト
ランジスタT12はONしているため、ON−OFF判
別回路4の第4トランジスタT4がONとなり、該
第4トランジスタT4がONすれば第3トランジス
タT3もONとなる。この状態において、第3トラ
ンジスタT3のコレクタ側がアースされることに
より、第2トランジスタT2はOFF状態となる。
この時、第2図において作動点S2に示す様にルー
ムランプスイツチ2を適宜の時間ONすると第1
トランジスタT1のコレクタ側より導出されるパ
ルスは、抵抗R4、キヤンセル回路7の抵抗R30
介して第10トランジスタT10のベース側へ印加さ
れ、該第10トランジスタはONし、点E2はアース
されることにより、第5トランジスタT5がOFF
となり、該第5トランジスタT5のOFFにより第
6トランジスタT6もOFFとなる。即ちON記憶回
路5の作動は停止する。又更に、前記第1トラン
ジスタT1より導出されたパルスは、抵抗R4
OFF記憶回路6の抵抗R19を介して第7トランジ
スタT7のベース側に印加され該第7トランジス
タT7をONさせる。該第7トランジスタT7がON
すると第8トランジスタT8がONされ、該第7ト
ランジスタT7と第8トランジスタT8はON状態
を保持し、当該OFF記憶回路6は作動状態とな
る。該OFF記憶回路6の第7トランジスタT7
ONにより、後述するルームランプタイマ回路8
におけるタイマ回路部8bのコンデンサC12充電
されている電荷を抵抗R42、ダイオードD8及び第
7トランジスタT7を介して急速放電させると共
に前記ON記憶回路5の作動停止により第12トラ
ンジスタT12がOFFし、ルームランプ10は消灯
する。
次にルームランプ10消灯時にドアスイツチ9
をOFFからONにした時の作動を第1図、第2図
及び第3図に基づいて説明する。
前記動作モードは第2図において作動点S3時に
示す。
ドアを開けてドアスイツチ9をONにすると、
キヤンセル回路におけるオペアンプA1の反転入
力側より非反転入力側の方が低レベルになるため
該オペアンプA1の出力は高レベルより低レベル
となる。すると、第10トランジスタT10がONし
たのと同様の作用をなす。即ち、該第10トランジ
スタT10のコレクタ側はダイオードD13を介して
オペアンプA1の出力側に導通され、ON記憶回路
5における点E2は低レベルとなり、該ON記憶回
路5を停止させる信号をオペアンプA1は導出す
る。又、該オペアンプA1はOFF記憶回路6を停
止させる作用も同時に行なう。即ち、該OFF記
憶回路における点E1をダイオードD10、コンデン
サC8及びダイオードD12を介してオペアンプA1
接続されているため、該オペアンプA1の出力側
が低レベルとなると点E1は所定の時間低レベル
となりOFF記憶回路6を停止させる。
又、ルームランプタイマ回路8における発振回
路部8aはオペアンプA2が発振作動しており、
抵抗R37とコンデンサC11とで構成した積分回路で
第3図aに示すような略鋸形の波形Aに形成し点
Pから出力する。タイマ回路部8bにおいて、オ
ペアンプA3はドアスイツチ9がONのため反転入
力側電圧が低レベルになり、且つ非反転入力側に
電源ラインL電圧の分圧が印加されるので、その
出力電圧は高レベルとなる。このため、コンデン
サC12はほぼ瞬時に充電され、それに伴ないオペ
アンプA4の反転入力側電圧は第3図aに示す波
形Bのように高レベルになる。この場合、波形B
の高レベル電圧を波形Aより高レベル電圧になる
ように設定しておけば、オペアンプA4の出力電
圧は低レベルになる。すると、第11トランジスタ
T11は第3図bに示すようにONとなり、第12ト
ランジスタT12がONで、ルームランプ10を点
灯させる。
次にルームランプ10点灯時にドアスイツチ9
をONからOFFにした時の作動を第1図、第2図
及び第3図に基づき説明する。
前記動作モードは第2図において作動点S4時を
示す。
ドアを閉じドアスイツチ9をONからOFFにす
ると、オペアンプA3は反転入力側電圧が高レベ
ルになるので、その出力電圧は高レベルから低レ
ベルになる。すると、コンデンサC12と抵抗R43
構成した放電回路は徐々に放電を開始する。それ
に伴ない、オペアンプA4の反転入力側電圧は第
3図aに示す波形Bのように低レベル迄徐々に低
下する。従つて、オペアンプA4の出力側電圧は、
波形Bの電圧が波形Aの電圧より高電圧時のみ低
レベルになり、第11トランジスタT11及び第12ト
ランジスタT12は第3図bに示すように間欠ON
になつて、最後にはOFF状態を持続することに
なる。ルームランプ10は徐々に照度が低下し最
後には消灯する。
次にルームランプ10が点灯時にドアスイツチ
9をOFFからONにした時の作動を第1図及び第
2図に基づき説明する。
前記動作モードは第2図において作動点S6時を
示す。
ドアスイツチ9のOFF時に、第2図における
作動点S5時に示すようにルームランプスイツチ2
のON操作によりルームランプ10が点灯してい
る時にドアを開けて作動点S6時に示すようにドア
スイツチ9をOFFからONにする。すると、前述
したように、キヤンセル回路7におけるオペアン
プA1の出力が高レベルから低レベルになりON記
憶回路5における第5トランジスタT5及び第6
トランジスタT6をOFFするため、タイマ回路8
bにおけるコンデンサC12が充電される時間ルー
ムランプ10が消灯してしまう。
そこで、キヤンセル回路7におけるオペアンプ
A1の非反転入力側に接続されているコンデンサ
C9の作用により、オペアンプA1の出力が高レベ
ルより低レベルになる時間を遅らせルームランプ
10の点灯状態を保持し、ルームランプ10の消
灯を防止している。
上記構成、作動を有するので、下記のような効
果を奏する。
(イ) ルームランプスイツチが1モードでなる自動
復帰式常開接点機構で構成されているため、ル
ームランプの点灯及び消灯への切換操作が、同
一操作で行なうことが出来るようになり、操作
性が向上する。
(ロ) ドアスイツチのON,OFFに関係なく、ルー
ムランプを点灯又は消灯に保持した場合、従来
のようにルームランプスイツチのスイツチ位置
の切換えにより行なつていないので、該ルーム
ランプを点灯のまま保持しても、ドアを開けた
状態から閉めればルームランプは必らず消灯す
るため、従来のようにルームランプを点灯した
まま忘れて車両より離れることが無くなり、バ
ツテリー上りを防止することが出来る。又、反
対にルームランプスイツチに関係なくドアを閉
めた状態から開ければ必らずルームランプが点
灯するので、従来のようにルームランプスイツ
チをOFF位置よりドア位置にセツトすること
を忘れてドアを開けた場合、ルームランプは点
灯せず、ルームランプスイツチを適宜のスイツ
チ位置に切り換えてルームランプを点灯させる
という煩わしさが無くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用ルームランプ制御
装置の一実施例を示す配線図、第2図は第1図の
動作モードを示す図、第3図は第1図の作動を説
明する波形図である。第3図aはドアスイツチの
作動に伴なうオペアンプA4の入力波形図、第3
図bは第11トランジスタの動作波形図である。 1……電源、2……ルームランプスイツチ、3
……パルス発生回路、4……ON−OFF判別回
路、5……ON記憶回路、6……OFF記憶回路、
7……キヤンセル回路、8……ルームランプタイ
マ回路、8a……発振回路部、8b……タイマ回
路部、8c……駆動回路部、9……ドアスイツ
チ、10……ルームランプ、A1,A2,A3,A4
…オペアンプ、T1〜T12……トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動復帰式接点機構を有するルームランプスイ
    ツチと、車両室内に装着され室内を照明するルー
    ムランプと、前記ルームランプスイツチのスイツ
    チ信号に基づき該ルームランプの点消灯条件を判
    別しON−OFF信号を導出するON−OFF判別回
    路と、該ON−OFF判別回路から導出されるON
    −OFF信号を受けて該ルームランプの点消灯を
    保持するOFF記憶回路及びON記憶回路と、ドア
    の開閉に応動するドアスイツチと、該ドアスイツ
    チのON−OFF作動時に前記OFF記憶回路及び
    ON記憶回路を停止させるべく信号を導出するキ
    ヤンセル回路と、前記ルームランプ点灯時にドア
    スイツチが該ドアの閉に応動したとき所定時間経
    過後に消灯させるべく作動するルームランプタイ
    マ回路とから構成されていることを特徴とする車
    両用ルームランプ制御装置。
JP18257281U 1981-12-08 1981-12-08 車両用ル−ムランプ制御装置 Granted JPS5887295U (ja)

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