JPH01132768A - タングステン膜の気相化学堆積法 - Google Patents

タングステン膜の気相化学堆積法

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JPH01132768A
JPH01132768A JP29133687A JP29133687A JPH01132768A JP H01132768 A JPH01132768 A JP H01132768A JP 29133687 A JP29133687 A JP 29133687A JP 29133687 A JP29133687 A JP 29133687A JP H01132768 A JPH01132768 A JP H01132768A
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JP
Japan
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tungsten
tungsten film
layer
film
melting point
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Pending
Application number
JP29133687A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ito
博巳 伊藤
Masanobu Iwasaki
岩崎 正修
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、気相化学堆積法によるタングステン薄膜の
堆積す法に関するものである。
[従来の技術] 従来から、タングステン薄膜を基板上に堆積させる最も
簡便な方法として、スパッタリング法がある。しかしな
がら、この方法はスパッタターゲットの高純度化が難し
いため、堆積した膜の純度を上げにくいという欠点があ
った。また、段差被覆性が不十分であり、下地のデバイ
ス構造にダメージを導入しやすいという欠点もあった。
そこで、最近では気相化学堆積法(以下CVD法という
)によるタングステン薄膜の堆積が有望視されてきてい
る。
CVD法では、多くの場合反応気体として六フッ化タン
グステンが用いられており、この六フッ化タングステン
の還元反応により基板上にタングステン薄膜を堆積させ
る。還元は、水素、または基板上に設けられたシリコン
層もしくはアルミニウム等の金属層によりなされる。
250℃以上500℃以下程度の通常の反応温度では、
水素還元よりシリコンまたは金属による還元の方が起こ
りやすく、また、水素還元はシリコン等による還元で基
板に形成された直後のタングステン薄膜上でしか起こら
ない。このため、基板上のシリコン酸化膜等の絶縁膜部
分にはタングステン薄膜が堆積せず、シリコンの露出し
た部分または金属部分にしか堆積しない。このようない
わゆる選択CVDは、コンタクトホールやスルーホール
の埋め込み等に利用されている。
六フッ化タングステンを原料ガスとするCVD法による
薄膜形成は、このようにコンタクトホール部やスルーホ
ール部の平坦化をもたらし、アルミスパッタ等の配線工
程の不良率低減を図ることができるため、技術的に極め
て意義のあるものである。しかし、デバイスを作成する
際、絶縁膜上にもタングステン薄膜が必要とされる用途
にとっては不利なものとなる。このようなものとして、
たとえばゲート絶縁膜上のゲート電極金属としてタング
ステン薄膜を用いようとする場合や、アルミ配線に代わ
る耐熱性の配線金属としてタングステン薄膜を用いよう
とする場合等がある。
このような非選択性の堆積を可能にする方法としては、
以下のような方法が考えられる。
1) 絶縁膜上でも水素還元が起こるように、反応温度
を高くする。
2) 堆積を開始し密着力を向上させるための層として
、絶縁膜上に予めシリサイド層を薄く堆積しておく。
3) 2)と同じ目的で、ポリシリコン層を予め薄く堆
積しておく。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上記のそれぞれの方法では、以下のよう
な問題があった。すなわち、上記1)では、絶縁膜上に
もタングステンの堆積が認められるものの、密告力が極
めて弱く、したがって堆積した後基板を室温に戻すと、
熱収縮によりたやすく剥離してしまうという問題があっ
た。
2)では、シリサイド表面が水素還元の場になるため、
低温でも堆積が進行するが、シリサイド層と絶縁膜との
密着力があまり強くないため、剥離しやすく不安定であ
るという問題があった。
3)では、以下に示す式のような化学反応が生じ、タン
グステン膜の最下面は、ポリシリコン層の内部に食込み
、さらにポリシリコンと絶縁膜の雷管性は一般に良好で
あるため、堆積直後の各層の密着性は十分に高くなる。
2WF6 +3S i  (ポリ)→2W+3SiF4
 ↑しかじ、後工程で熱処理を受けた場合、タングステ
ン層とシリコン層の界面でシリサイド化反応が進行し、
タングステン膜の電気抵抗が増大してしまうという問題
がある。
この発明の目的は、上記の3)による方法の問題を解消
し、絶縁膜上にも密着性良くタングステン膜を堆積させ
ることのできる方法を提供することにある。
c問題点を解決するための手段コ この発明の気相化学堆積法では、基板上にポリシリコン
層およびタングステン以外の高融点金属の層を順次積層
し、この高融点金属の層の上にタングステン膜を堆積さ
せている。
この発明で堆積するタングステン膜の原料ガスとして、
六フッ化タングステンが用いられる場合が多いと考えら
れるが、原料ガスは必ずしも六フッ化タングステンに限
定されるものではない。
また、この発明で基板上方に積層される高融点金属の層
は、タングステン以外の高融点金属であれば特に限定さ
れるものではない。たとえば、このような高融点金属と
して、チタン、コバルトおよびタンタル等を挙げること
ができる。これらの高融点金属の層は、たとえばスパッ
タリング法等で形成させることができる。
さらに、十分な密着性および熱処理安定性を得るために
は、初期のタングステン膜を高融点金属の層による還元
により堆積させ、次いで水素還元により残りのタングス
テン膜を堆積させることができる。
[作用] この発明では、原料ガスが高融点金属の層により還元さ
れ、その結果生じたタングステンはこの高融点金属の層
の内部に所定の深さだけ食込む。
この深さは反応条件で定まり、通常数10O,から10
0OA以下である。このようなタングステンの高融点金
属の層への食込みにより、密着性が著しく高められる。
また、この高融点金属層とポリシリコン層の密着性はも
ともと良好なものである。
このような方法でタングステン膜を堆積させた場合には
、タングステン膜のシリサイド化が起こる前に、高融点
金属の層のシリサイド化およびタングステン膜と高融点
金属の層との間の合金化が進行する。したがって、同じ
熱処理を受けた場合、高融点金属の層を有しない従来の
場合に比べ、タングステン膜のシリサイド化による電気
抵抗値の増大は著しく小さくなり、熱処理を受けた後も
、タングステン膜の低い抵抗値は確保される。
[実施例] 第1図〜第3図は、この発明の気相化学堆積法を説明す
るための概略断面図である。
第1図は、タングステン膜を堆積させる前の構造を示し
ており、基板1上には絶縁膜2が形成され、該絶縁膜2
の上にはポリシリコン層3が積層され、さらにその上に
高融点金属の層4が積層されている。
第2図は、高融点金属層4による六フッ化タングステン
の還元が終了した状態を示している。この還元反応は、
次式で示される反応であり、この反応の結果タングステ
ン膜5が高融点金属層4の内部に食込んでいる。
WF6 +xM−*W+xMFy ↑ (ここで、Mは高融点金属層の金属を示しており、x+
Vは金属Mで定まる定数である。)第3図は、タングス
テン膜5の堆積が終了した状態を示している。上記の高
融点金属による六フッ化タングステンの還元は、高融点
金属層4の表面がタングステンで被覆されてしまうと停
止する。
この還元反応に代わり、タングステン膜5上で六フッ化
タングステンの水素還元が起こり、タングステンの堆積
が続行される。
第4図は、タングステン膜を堆積させた後、熱処理を加
えた後の状態を示す概略断面図である。
第4図に示されるように、タングステン膜5の下方には
、高融点金属とタングステンとの合金からなる合金層6
および高融点金属のシリサイド層7が形成される。この
ようにこの発明の気相化学堆積法で堆積したタングステ
ン膜は、熱処理が加えられても、はとんどシリサイド化
されずに残る。
したがって、タングステン膜の電気抵抗を高めることな
く、通常の熱処理が可能になる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の気相化学堆積法によれ
ば、絶縁膜の上に密若性良くタングステン膜を堆積させ
ることができる。また、タングステン膜の電気抵抗値を
上げることなく、堆積後の熱処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を説明するための一実施例を示す概
略断面図であり、タングステン膜を堆積する前の状態を
示している。第2図は、同じくこの発明を説明するため
の一実施例を示す概略断面図であり、初期のタングステ
ン膜を堆積した状態を示している。第3図は、同じくこ
の発明を説明するための一実施例を示す概略断面図であ
り、タングステン膜の堆積を終了した状態を示している
。 第4図は、タングステン膜堆積後に、熱処理を加えた後
の状態を示す概略断面図である。 図において、1は基板、2は絶縁膜、3はポリシリコン
層、4は高融点金属層、5はタングステン膜、6は合金
層、7はシリサイド層を示している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上にポリシリコン層およびタングステン以外
    の高融点金属の層を順次積層し、前記高融点金属の層の
    上にタングステン膜を堆積させる、タングステン膜の気
    相化学堆積法。
  2. (2)前記タングステン膜は、六フッ化タングステンの
    還元により堆積される、特許請求の範囲第1項記載のタ
    ングステン膜の気相化学堆積法。
  3. (3)前記高融点金属の層による還元により、初期のタ
    ングステン膜を堆積させ、次いで水素還元により残りの
    タングステン膜を堆積させる、特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載のタングステン膜の気相化学堆積法。
JP29133687A 1987-11-17 1987-11-17 タングステン膜の気相化学堆積法 Pending JPH01132768A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6248752A (ja) * 1985-07-15 1987-03-03 ケルンフオルシユングスツエントルム・カ−ルスル−エ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 工業用装置中での六弗化ウラン及び/又はガス状弗素化剤からの加水分解生成物の形成をさける方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6248752A (ja) * 1985-07-15 1987-03-03 ケルンフオルシユングスツエントルム・カ−ルスル−エ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 工業用装置中での六弗化ウラン及び/又はガス状弗素化剤からの加水分解生成物の形成をさける方法

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