JPH0112966Y2 - - Google Patents

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JPH0112966Y2
JPH0112966Y2 JP1985101279U JP10127985U JPH0112966Y2 JP H0112966 Y2 JPH0112966 Y2 JP H0112966Y2 JP 1985101279 U JP1985101279 U JP 1985101279U JP 10127985 U JP10127985 U JP 10127985U JP H0112966 Y2 JPH0112966 Y2 JP H0112966Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輛用空気調和装置に関し、さらに詳
言すれば起動時における吹出口切替えを改善した
車輛用空気調和装置に関する。
(従来技術) 従来の車輛用空気調和装置における吹出口切替
えとして、たとえば特開昭56−63512号に示され
ている如く吹出空気温度および外気温度から自動
的に切替えるものがある。しかし、かかる従来の
車輛用空気調和装置においては、暖房起動時ヒー
ト吹出口から空気が吹き出すべく制御され、デフ
ロスタ吹出口から吹き出される空気量は少なく、
車窓内面が結露によつて曇る問題があつた。
また、暖房起動時の吹出口切替えとしては、た
とえば特開昭59−20719号に示されている如く、
加熱能力が要求値に満たない場合にデフロスタ吹
出口とヒート吹出口との両方を選択させて、乗員
に冷感を与えないで送風量を増加させ、車室内の
温度を早期に上昇させるようにしたものが知られ
ている。この従来例によるときは暖房起動時に、
デフロスタ吹出口とヒート吹出口とが選択されて
車窓内面が結露により曇る問題は解消される。し
かし、暖房起動時における送風量の増加は車載内
燃機関の冷却水温度にともなつて制御されるた
め、車室内温度に無関係にモードの切替えと送風
量の増加が行なわれ、乗員に不快感を与える場合
があるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記にかんがみなされたもので、暖房
起動時、加熱器の加熱能力が所定値に達した後、
起動送風量を一定量から室温に関連して増加させ
るとともに起動送風量が所定量に達するまでの
間、デフロスタ吹出口とヒート吹出口とを選択す
ることにより、暖房起動時における車窓内面の結
露による曇りを防止するとともに、乗員に冷感を
与えないことは勿論、快感を与える車輛用空気調
和装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図で
ある。
通過空気と熱交換をする熱交換手段1と、熱交
換手段1を介して空気を車室45へ送風する送風
機2と、熱交換された空気を車室45へ導くデフ
ロスタ吹出口29、ベント吹出口30、ヒート吹
出口31の1つ以上を選択する切替選択手段3
と、車室内温度検出手段4により検出した車室内
温度と温度設定手段5により設定された設定温度
との偏差にともなつて熱交換手段1の熱交換量を
および送風機2の送風量を制御しかつ車室45へ
の吹き出し空気温度に対応して切替選択手段3を
制御する第1の制御手段6を備えており、車室内
気温度を所望温度に制御する。また、デフロスタ
吹出口29は車窓内面に沿つて空気を吹き出すよ
うに、ヒート吹出口31は乗員足元から空気を吹
き出すように、ベント吹出口30は乗員顔部に向
けて空気を吹き出すように設けてある。
さらにまた本考案においては、熱交換器1の加
熱能力、たとえば車載内燃機関の冷却水温度が所
定値を超えたことを判別する第1の判別手段7
と、第1の判別手段7の判別出力および車室内気
温度検出手段4の出力をうけて、第1の判別手段
7の判別出力発生時から少なくとも車室内温度に
対応して送風機2の送風量を増加させかつ第1の
制御手段6により制御された送風量に達するまで
送風量を制御する第2の制御手段8と、第2の制
御手段8によつて制御された送風量が所定量未満
であることを判別する第2の判別手段9と、第2
の判別手段9の判別出力発生中、第1の制御手段
6に代つてデフロスタ吹出口29およびヒート吹
出口31を選択する選択手段10とを備えてい
る。
(考案の作用) 上記の如くに構成された本考案において、車室
内気温度と設定温度との偏差にともなつて熱交換
手段1の熱交換量および送風機2の送風量が制御
されて、車室45内の温度は所望温度に制御され
る。また、車室45内への空気吹出口は吹き出し
空気温度に対応して選択される。これは従来の車
輛用空気調和装置の場合と同一である。
しかるに、車輛運転開始からの期間が短い等の
場合において、熱交換手段1の加熱能力が未だ十
分に増加していない場合がある。
一方、熱交換手段1の加熱能力が所定値を超え
たか否かは第1の判別手段によりチエツクされて
おり、所定値を超えたときから送風機送風量は第
2の制御手段8により、車室内温度に対応して増
加させられる。この増加により車室内に供給され
る空気熱量が増加させられて車室内温度が速かに
上昇させられて暖房効果が速かに発揮される。ま
たこの場合に送風量が第2の判別手段9により所
定量未満であると判別されている期間、選択手段
10によりデフロスタ吹出口29とヒート吹出口
31とが選択される。したがつて車窓の曇りも発
生せず、かつ乗員の足元から空気が吹き出して乗
員に頭寒足熱感が与えられる。また、デフロスタ
吹出口29およびヒート吹出口31が選択されて
いる期間は、第2の判別手段9において設定され
ている所定値で定まり、熱交換手段1の加熱能力
とは独立して設定できることになる。
また、第2の制御手段8による送風量制御は第
2の制御手段8により制御された送風量が、第1
の制御手段6による制御送風量に達するまでであ
り、これ以降は第1の制御手段6による送風量制
御になされる。さらに、第2の制御手段6による
制御送風量は車室内温度に対応して増加させられ
るため、乗員に不快感を与えることもない。
(考案の実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。
第2図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
21は空気調和装置本体であり、22は空気調
和装置本体21を制御するマイクロコンピユータ
からなる制御装置である。
空気調和装置本体21は、ダクト23の上流側
からインテークドア24、送風機25、エバポレ
ータ26、ミツクスドア27、ヒータコア28が
順次配設してあり、最下流側に車室45へ空気を
吹出すデフロスタ吹出口29、ベント吹出口30
およびヒート吹出口31を選択するモード切替用
のドア32および33が設けてある。
インテークドア24はモータアクチユエータ4
2により車室内気循環、全外気導入、車室内気と
外気とが混入される一部外気導入の状態に制御さ
れる。インテークドア24を介して送風機25に
よつて吸入された空気はエバポレータ26を通過
し、エバポレータ26を含む冷却機38が動作中
のときに冷却される。34はコンプレツサ、35
はコンデンサ、36はレシーバタンク、37は膨
張弁を示し、エバポレータ26と共に冷却機38
を構成している。車載内燃機関出力軸の回転はプ
ーリ39に伝送されている。プーリ39の回転は
マグネツトクラツチ40を介してコンプレツサ3
4に伝達され、この伝達によりコンプレツサ34
が駆動される。
ヒータコア28には車載内燃機関の冷却水が導
入されていて加熱器として作用する。また車載内
燃機関の冷却水(以下、単に冷却水と記す)の温
度は温度スイツチ41により所定設定温度以下か
否かが検出される。
ミツクスドア27はモータアクチユエータ43
により開度制御がなされ、ミツクスドア27の開
度によつてエバポレータ26を通過した全空気
中、ヒータコア28を通過する空気量が制御され
る。一方、後記する如く制御装置22からの出力
により送風機25の送風量、冷却機38の稼動時
期および期間、ミツクスドア27の開度が車室内
気温度と設定温度との偏差に関連した値に対応し
てそれぞれ各別に制御されて車室内気温度が所望
温度に制御される。
ドア32および33はモータアクチユエータ4
4により駆動されて、デフロスタ吹出口29、ベ
ント吹出口30、ヒート吹出口31、デフロスタ
吹出口39およびヒート吹出口31、ベント吹出
口30およびヒート吹出口31から空気を吹き出
すべき1つのモードがドア32および33によつ
て選択される。
なお、第2図において46〜50はそれぞれモ
ータアクチユエータ42、送風機25、マグネツ
トクラツチ40、モータアクチユエータ43、モ
ータアクチユエータ44を駆動する駆動回路であ
る。
車室内温度を検出する内気温度検出センサ5
1、日射量を検出する日射量検出センサ52、エ
バポレータ出口空気温度すなわちA点の温度を検
出するエバポレータ出口空気温度検出センサ5
3、外気温度を検出する外気温度検出センサ5
4、車室温度を設定する設定器55、ミツクスド
ア27の開度を検出するポテンシヨメータ56、
送風機25の送風量を手動設定する手動設定器5
7、送風機25の送風量を手動制御指示するか自
動制御指示するかを選択する送風機動作指示スイ
ツチ58、ドア32および33を自動制御するか
手動にて通風させる吹出口を選択するかを指示す
る吹出口選択指示スイツチ59が設けてある。
内気温度検出センサ51の出力、日射量検出セ
ンサ52の出力、エバポレータ出口空気温度検出
センサ53の出力、外気温度検出センサ54の出
力、設定器55の出力、ポテンシヨメータ56の
出力、手動設定器57の出力は図示していないマ
ルチプレクサを介してA/D変換器(以下、
ADCと記す)60に供給してデジタルデータに変
換され、ADC60にて変換されたデジタルデータ、
温度スイツチ41の出力、送風機動作指示スイツ
チ58の出力および吹出口選択指示スイツチ59
の出力は制御装置22に供給されている。
制御装置22は基本的にCPU22−1、プログラ
ムを記憶させたROM22−2、データを記憶する
RAM22−3、入力ポート22−4、出力ポート22−5
を備えている。入力ポート22−4を介して、
ROM22−2に記憶されているプログラムにしたが
つて温度スイツチ41の出力、送風機動作指示ス
イツチ58の出力、吹出口選択指示スイツチ59
の出力およびADC60の出力が読み込まれ、
ROM22−2に記憶されているプログラムにしたが
つてCPU22−1で処理、演算されたデータが出力
ポート22−5を介して駆動回路46〜50に出力
される。
ROM22−2に記憶されているプログラムにした
がつて本考案の一実施例の作用を第3図〜第6図
のフローチヤートおよび線図により説明する。
たとえばイグニツシヨンスイツチを閉成するこ
とによりプログラムが開始され、CPU22−1がリ
セツトされるとともにRAM22−3の記憶内容をク
リアする等の初期設定がなされる(ステツプa)。
ついで温度スイツチ41の出力、送風機動作指示
スイツチ58の出力、吹出口選択指示スイツチ5
9の出力およびADC60の出力は入力ポート22−4
を介して読み込まれ、RAM22−3の所定エリアに
記憶され、総合データT=TR+K1TS+K2TA
K3TE−K4TD+K5が演算のうえ記憶される(ステ
ツプb)。ここで、TRは車室内温度、TSは日射
量、TAは外気温度、TEはエバポレータ出口空気
温度、TDは設定器55により設定された設定温
度であり、K1〜K5は定数である。総合データT
は車室内温度と設定温度との偏差を日射量、外気
温度、エバポレータ出口空気温度により補正した
値に対応している。
ステツプbに続いて総合データTにもとづいて
ミツクスドア27の開度制御がなされ(ステツプ
c)、続いて送風機25のモータ回転数を制御し
て送風量制御がなされる(ステツプd)。ステツ
プdに続いてコンプレツサ34の稼動時期および
期間を制御するコンプレツサ制御がなされる(ス
テツプe)。ステツプc〜eは車室45内の温度
制御である。
ステツプeに続いて、吹出空気温度に対応した
データTF=TE+K6θ+βが演算、記憶され、ド
ア32および33を制御して吹出口を選択する吹
出口選択制御がなされる(ステツプf)。ここで
θはミツクスドア27の開度であり、エバポレー
タ26を通過した全空気をヒータコア28に通す
ようにしたときの開度をθ=100%としている。
K6およびβは定数である。
ステツプfに続いてインテークドア24の開度
制御がなされ(ステツプg)、ステツプgに続い
てステツプbが再び実行される。
送風量制御は第4図に示す如くになされる。ま
ず送風機スイツチのオン・オフ状態がチエツクさ
れ(ステツプd1)、送風機スイツチがオフ状態の
ときは送風機25のモータ電源が遮断され(ステ
ツプd2)、続いて送風機起動モードフラグがリセ
ツトされる(ステツプd3)。ステツプd1において
送風機スイツチがオン状態のときは送風機動作指
示スイツチ58が自動制御指示になされているか
否かがチエツクされる(ステツプd4)。ステツプ
d4において送風機動作指示スイツチ58が手動制
御指示になされているときは、ステツプd4に続い
て送風量が手動設定器57によつて設定された量
に制御され(ステツプd5)、続いて送風機起動モ
ードフラグがリセツトされる(ステツプd6)。
ステツプd4において送風機動作指示スイツチ5
8が自動制御指示になされているときは、ステツ
プd4に続いて自動制御中における送風量BAが第
5図aに示したパターンにしたがつて演算され
る。(ステツプd7)。第5図aにおいて横軸は総合
データTを、縦軸は送風量BAを示している。ス
テツプd7に続いて送風機起動モードフラグがセツ
トされているか否かがチエツクされる(ステツプ
d8)。ステツプd8において送風機起動モードフラ
グがリセツトされているときは送風機起動モード
は終了しており、ステツプd8に続いて送風機送風
量BAに送風量が制御される(ステツプd9)。ス
テツプd8において送風機起動モードフラグがセツ
トされているときは送風機起動モードにある場合
であつて、ステツプd8に続いて温度スイツチ41
の出力がオン状態か否かがチエツクされる(ステ
ツプd10)。温度スイツチ41は冷却水温度が所定
設定温度以下のときにオン状態になる。ステツプ
d10において温度スイツチ41がオン状態のとき
はステツプd10に続いて送風機送風量は第5図b
に示す如く低風量(LO)に制御され(ステツプ
d11)、続いて送風機起動モードフラグがセツトさ
れる(ステツプd15)。すなわち、内燃機関運転開
始時からの経過期間が短い場合等、冷却水温度が
所定設定温度以下のときは送風量は予め設定され
た低風量(LO)に制御されて、送風機起動モー
ドにあると判断されることになる。
ステツプd10において冷却水温度が所定設定温
度を超えているときは、ステツプd10に続いて起
動送風量BSが第5図bに示したパターンにした
がつて演算される(ステツプd12)。第5図bにお
いて横軸はデータm=TD+(TR−K7)を、縦軸
は起動送風量BSを示し、m1は冷却水温度が所定
設定温度に達したときにおける車室内気温度TR1
に対する値であり、このときにおける送風量は低
送風量LOとし、予め定められたm2における送風
量をHIとして、送風量BSはBS=〔(HI−LO)/
m2−m1〕(m−m1)+LOで得られる。但しm1
m≦m2である。なおここでK7は定数であつてた
とえば基準温度を25℃としたときは“25”であ
る。さらにまたmは車室内温度TRと設定温度TD
とに関連しており、車室内温度TRが変化したと
きのみならず設定温度TDを変更したときも起動
送風量BSは変化させられることになる。
ステツプd12に続いて、起動送風量BSと送風量
BAとがBA>BSか否かがチエツクされる(ステ
ツプd13)。ステツプd13においてBA>BSのとき
は、ステツプd13に続いて送風機25の送風量が
起動送風量BSに制御され(ステツプd14)、次い
でステツプd15が実行されて送風機起動モードフ
ラグがセツトされる。ステツプd13においてBA≦
BSのときは、ステツプd13に続いて送風機25の
送風量が自動制御中における送風量BAに制御さ
れ(ステツプd16)、次いでステツプd6が実行され
る。
ステツプd3,d6,d9およびd15に次いでステツ
プeが実行される。したがつて送風量制御におい
ては送風機送風量が暖房起動のとき、起動送風量
BSが自動制御中における送風量BAより小さいと
きのみ送風量が起動送風量に制御されることにな
る。
吹出口選択制御は第6図に示す如くになされ
る。まず吹出口選択指示スイツチ59が手動にて
通風させる吹出口を選択することを指示している
か否かがチエツクされる(ステツプf1)。ステツ
プf1において吹出口選択指示スイツチ59が手動
にて通風させる吹出口を選択することを指示して
いるときは、ステツプf1に続いて、吹出口選択指
示スイツチ59によつて指示されている吹出口が
ドア32および33によつて選択され、選択され
た吹出口から空気の吹き出しがなされる(ステツ
プf2)。ステツプf1において手動にて通風させる
吹出口を選択することを指示していないときは、
ステツプf1に続いて送風機起動モードフラグがセ
ツトされているか否かがチエツクされる(ステツ
プf3)。ステツプf3においてフラグがリセツトさ
れているときは、ステツプf3に続いて吹出口が自
動選択される(ステツプf4)。吹出口の自動選択
は公知の如く前記したデータTFにしたがつてな
され、選択された吹出口から空気の吹き出しがな
される。
ステツプf3において送風機起動モードフラグが
セツトされているときは、ステツプf3に続いて、
起動送風量BSが予め設定された値pを超えてい
るか否かがチエツクされる(ステツプf5)。ステ
ツプf5において起動送風量BSが値p以下のとき
はステツプf5に続いてヒート吹出口31およびデ
フロスタ吹出口29がドア32および33によつ
て選択されて、ヒート吹出口31およびデフロス
タ吹出口29から空気の吹き出しがなされる(ス
テツプf6)。ステツプf5において起動送風量BSが
値pを超えているときはステツプf5に続いてヒー
ト吹出口31が選択されて、ヒート吹出口31か
らのみ空気の吹き出しがなされる(ステツプf7)。
ステツプf2,f4,f6およびf7に続いてステツプ
gが実行されることになる。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば暖房起動の場
合に、冷却水温度が低い等の加熱能力が所定値に
まで達したときから車室内温度にともなつて送風
量を増加するようにしたため、車室内に供給され
る空気熱量が増加させられて車室内温度が速かに
上昇して、暖房効果が速かに発揮される。また送
風量のこの増加は車室内温度に対応してなされる
ため、乗員に不快感を与えることはない。さらに
送風量が所定量未満のときデフロスタ吹出口とヒ
ート吹出口とが選択されて、車窓の曇りも発生せ
ず、かつ乗員の足元から空気が吹き出して乗員に
頭感足熱感を与えることができる。さらにまた、
デフロスタ吹出口およびヒート吹出口が選択され
ている期間は送風量によつて設定でき、冷却水温
度に無関係に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の機能ブロツク図。
第2図は本考案の一実施例の構成を示すブロツク
図。第3図、第4図および第6図は本考案の一実
施例の作用の説明に供するフローチヤート。第5
図は本考案の一実施例における送風量特性を示す
線図。 1……熱交換手段、2……送風機、3……切替
選択手段、4……車室内温度検出手段、5……温
度設定手段、6……第1の制御手段、7……第1
の判別手段、8……第2の制御手段、9……第2
の判別手段、10……選択手段、29……デフロ
スタ吹出口、30……ベント吹出口、31……ヒ
ート吹出口、45……車室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通過空気と熱交換をする熱交換手段と、前記熱
    交換手段を介して空気を車室へ送風する送風機
    と、熱交換された空気を車室へ導くデフロスタ吹
    出口、ヒート吹出口およびベント吹出口の1つ以
    上を選択する切替選択手段と、車室内温度と設定
    温度との偏差にともなつて前記熱交換手段の熱交
    換量および前記送風機の送風量を制御しかつ車室
    への吹き出し空気温度に対応して前記切替選択手
    段を制御する第1の制御手段を備えた車輛用空気
    調和装置において、前記熱交換手段の加熱能力を
    検出して所定値を超えたことを判別する第1の判
    別手段と、第1の判別手段の判別出力発生時から
    少なくとも車室内温度に対応して送風機の送風量
    を増加させかつ第1の制御手段による送風量に達
    するまで送風量を制御する第2の制御手段と、第
    2の制御手段により制御された送風量が所定量未
    満であることを判別する第2の判別手段と、第2
    の判別手段の判別出力発生中、第1の制御手段に
    代つて前記デフロスタ吹出口およびヒート吹出口
    を選択する選択手段とを備えたことを特徴とする
    車輛用空気調和装置。
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