JPS6232884Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6232884Y2
JPS6232884Y2 JP1981134276U JP13427681U JPS6232884Y2 JP S6232884 Y2 JPS6232884 Y2 JP S6232884Y2 JP 1981134276 U JP1981134276 U JP 1981134276U JP 13427681 U JP13427681 U JP 13427681U JP S6232884 Y2 JPS6232884 Y2 JP S6232884Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
mode
blower fan
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981134276U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5839304U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981134276U priority Critical patent/JPS5839304U/ja
Publication of JPS5839304U publication Critical patent/JPS5839304U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6232884Y2 publication Critical patent/JPS6232884Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外気温が低い場合は空調動作開始時
の吹出し風量をゆるやかに増すようにした空調装
置において、日射を受けて長時間駐車した後外気
温が低いと緩冷却却になつてしまうことを防止す
るようにした車両用空調装置に関する。
最近の車両には車室内の温度を最適に調整する
空調装置が設けられている。従来の空調装置は、
高温時や低温時においては空調作動開始直後は室
温と設定温度との差が大きいのでフアンスイツチ
をオンすると冷風や温風が急に吹出して乗員に不
快感を与えることがある。そこで、エバポレータ
の温度が一定温度以下になるまでまたはエンジン
冷却水の温度が一定温度以上になるまでブロアフ
アンの作動を停止したり低速回転にしておくよう
にした方式のものもあるが、この方式でもその後
エバポレータの温度やエンジン冷却水の温度が一
定温度に達すると突然大風量の冷風または温風が
吹出すので驚くことがある。
そこで空調動作開始時の風量制御を適確にする
ため、ブロアフアンモータの回転速度を、外気温
または室温が所定温度以上であるときは比較的に
急速に増加させるが、前記所定温度を下まわつた
ときにはエンジン冷却水温が所定値以上であるか
下まわるかにより、回転速度の増加の割合を変え
るようにした空調装置が考えられている(たとえ
ば特願昭55−153721号(特開昭57−77219号公報
参照))第1図はそのような空調装置の概略構成
を示しており、モータ1により回転されるブロア
フアン2により空気取入口3から空気を取入れ、
エバポレータ4により一旦冷却した後エアミツク
スドア5の開度に応じて一部をヒータコア6によ
り加熱し、加熱しない部分と再び混合して所望温
度の空気を得、吹出し口7から室内足元へ、吹出
し口8から室内上方へ、吹出し口9からデフロス
タノズルへ吹出している。10はコンプレツサ、
11はエアミツクスドア作動用アクチユエータ、
12はエアミツクスドア開度センサ、13はエア
ミツクスドアの位置に連動するスライドスイツ
チ、14および15はアクチユエータ11を作動
するソレノイドバルブで、14がエンジン吸気管
の負圧をアクチユエータ11に導くバルブ、15
は11を大気に開放するバルブである。ブロアフ
アン2により取入れられる空気は内外気切換ドア
16により切換えられるようになつており、ドア
16が図示した実線位置にあるときは外気導入
(大気を取り入れる)Aとなり、破線位置にある
ときは内気循環(車室内の空気を取り入れる)B
となる。車室内の空気を浄化する場合には外気導
入とし、効率よく冷暖房を行なう場合には内気循
環が利用される。17,18,19は各吹出し口
7,8,9のドアを開閉するアクチユエータで、
各々にソレノイドバルブ17a,18a,19a
が接続されており、吹出しモードが「VENTモー
ド」のときは吹出し口8のみが開き、「BI−
LEVELモード」のときは吹出し口7と8が開
き、「HEATモード」のときは吹出し口7と9が
開き、「DEFモード」のときは吹出し口9のみが
開き、冷風または温風を吹出すようになつてい
る。
上記空調装置においては、温風または冷風の吹
出し風量は第2図に示したような制御回路により
通常エアミツクスドアと連動したスイツチまたは
可変抵抗器によりブロアフアンモータ1の印加電
圧を変えて制御している。すなわち第2図の制御
回路において、20は室温設定器、21は室温セ
ンサ、22は外気温センサ、23はエンジン冷却
水温センサ、24はフアンスイツチ、25は室温
設定器20および温度センサ21,22,23か
ら出力される温度信号をデジタル化するA/D変
換器、26は室温設定器20により設定された温
度TOと室温センサ21により検出された室温TR
とから後述するようにブロアフアンモータ電圧V
MOを演算し出力する電圧演算回路、28はブロア
フアンモータを電圧演算回路26からの出力VMO
とタイマー演算回路27からの出力VTとを判別
し小さい方を出力する判別回路、29は判別回路
28からの出力によりブロアフアンモータ30へ
の印加電圧を制御するモータ電圧制御回路であ
る。
次にこの制御回路の作動を第3図および第4図
のフローチヤートにより説明する。
まず室温設定器20により設定された温度TO
と、室温センサ21、外気温センサ22、エンジ
ン冷却水温センサ23によりそれぞれ検出された
温度TR,TA,TWとがA/D変換器25により
デジタル化され、ブロアモータ電圧演算回路26
のメモリに記憶される。次にフアンスイツチ24
によりフアンスイツチがオンか否かを判別し、オ
ンのときのみ演算回路26で設定温度TOと室温
Rとからたとえば第5図に示すような温度差
(TO−TR)に比例したブロアフアンモータ電圧
を基準電圧VMOとして演算する。フアンスイツチ
24がオンされると、タイマーモードとなりタイ
マー演算が行なわれる。タイマーモードには第6
図に示すように時間とともに電圧がゆるやかに増
加するタイマー1モードVT=f1(t)と、第7
図に示すように時間とともに比較的急勾配で電圧
が増加するタイマー2モードVT=f2(t)とが
設定されており、フアンスイツチ24によりタイ
マー1モードがセツトされる。タイマ演算は第4
図に示すように行なわれる。フアンスイツチ24
がオンされているとタイマー1モードになつてい
るからこの条件で外気温TAが予め設定した外気
温TAO以上か以下かを判断し、以下であれば次に
エンンジン冷却温度TWが予め設定した水温TWO
以上か以下かを判断し、以下であればタイマー1
モードを確認した上VT=f1(t)に従つてブロ
アフアンモータ電圧VTを演算する。逆に外気温
Aが所定の外気温TAO以上であるときおよびエ
ンジン冷却水温度TWが所定水温TWO以上である
ときはタイマーモードをタイマー2モードに設定
する。その結果VT=f2(t)に従つてブロアフ
アンモータ電圧VTを演算する。
第3図にもどり、このようにしてタイマー演算
回路27により演算されたブロアフアンモータ電
圧VTは判別回路28においてブロアフアンモー
タ電圧演算回路26からの基準電圧VMOと比較さ
れVT<VMOならばVM=VTを出力し、VT>VMO
ならばタイマーモード解除してVM=VMOを出力
する。そのの結果外気温TAが所定外気温TAO
下であるときは第6図に示すようなブロアフアン
モータ電圧VMが得られ、その電圧増加率はエン
ジン冷却水温TWが所定水温TWO以下ではゆるや
かに、以上では急に変化する。そのため外気温が
低く且つエンジン始動直後のエンジン冷却水温が
低いときはフアンスイツチを入れてからブロアフ
アンの風量は零から徐々に増加し、エンジン冷却
水温が所定値に達したところで風量の増加率が大
きくなる。一方外気温TAが所定外気温TAO以上
であるか、または外気温TAは所定外気温TAO
下でもエンジン冷却水温VWが所定水温TWO以上
であるときはフアンスイツチを入れてから風量は
ある程度急激に増加していく。
このような風量制御を行なえば、空調装置を作
動させた直後に冷風や温風が急に吹き出したり、
突然、大風量の冷風や温風が吹き出すことがなく
快適な空調ができる。
ところで、残暑の頃などのように外気温はそれ
ほど高くないのに車両を日射の強い場所に長時間
駐車しておくと、車両内の温度が相当高くなつて
いることがある。このような場合には乗車後でき
るだけ早く大量の冷風を吹き出して車室内を冷房
したいところであるが、上記空調装置では、外気
温が所定値以下の場合はエンジン冷却水温が所定
温度に達するまではブロアフアンの回転はゆるや
かに増加するので空調に時間がかかり快適な室温
がすぐに得られないという問題がある。空調時間
を短くしようとすればブロアフアンを手動で高速
に切換える手動操作が必要であり煩わしい。
本考案は上記の点にかんがみてなされたもの
で、外気温が所定温度より低い場合は空調動作開
始時の吹出し風量をゆるやかに増すようにした空
調装置において、日射を受けて長時間駐車した後
外気温が低いと冷房モードで動作開始時に緩冷却
になつてしまうことを防止するため空調動作が
VENTモードのときは外気温が所定温度を下まわ
つていても吹き出し風量を即座に増加させるよう
にしたものである。
以下本考案を図面に基づいて説明する。
第8図は本考案による空調装置の風量制御回路
をブロツク線図で示したもので、第2図と同じ参
照番号は同じ構成部分を示している。この実施例
が第2図に示した従来例と構成上異なる点は、吹
出し口モード検出器31を設け、そこから出力す
る吹出し口モード信号をタイマー演算回路27′
に入力している点である。この実施例では、吹出
し口モードは第1図に示すスライドスイツチ13
および吹出口開閉用アクチユエータ17,18,
19によりエアミツクスドアの位置に応じて頭寒
足熱の考え方から第9図に示すように切換換えら
れるので、吹出し口モード検出器31はエアミツ
クスドアの位置により吹出し口モードを検出す
る。タイマー演算回路27′では、第10図にフ
ローチヤートで示したように、第4図で示した動
作のほかに吹出し口モードの判別すなわち吹出し
口モードがVENTモードか否かの判断を行なう。
吹出し口モードがVENTモードであるときはタイ
マーモードをタイマー2モードに設定しVT=f2
(t)に従つてブロアフアンモータ電圧VTを演算
するが、吹出し口モードがVENTモードでないと
きは外気温TAが所定の外気温TAO以上か以下か
を判断し、それ以後第4図に示したと同じような
ステツプでブロアフアンモータ電圧VTを演算す
る。
エアミツクスドアおよび吹出し口モードの切換
えは第11図に示した制御回路で行なわれる。第
11図中第1図および第8図と同じ参照数字は同
じ構成部分を示す。第11図において、41は空
調装置に取入れられた空気の吸込み温度TIを検
出する吸込温センサ、50はエアミツクスドア開
度演算部で演算部50は目標吹出し温度TACを演
算する目標吹出し温度演算回路51と、吸込温T
Iと目標吹出し温度TACとからエアミツクスドア
開度Xを演算するエアミツクスドア開度演算回路
52と、このように演算されたエアミツクスドア
開度Xとエアミツクスドア開度センサ12から出
力するエアミツクスドア開度信号X′とを比較す
る比較器53とにより構成されている。54は比
較器53から出力するアナログ開度信号をデジタ
ル化するD/A変換器、55はエアミツクスドア
アクチユエータ駆動回路である。
上記制御回路の動作を説明する。
室温設定器20により設定された温度TOと室
温センサ21により検出された室温TRと、外気
温センサ22により検出された外気温TAとから
目標吹出し温度演算回路51により目標吹出し温
度TACをたとえば次式に基づいて演算する。
AC=A・TO+B・TA +C・(TO−TR)+D ここでA〜Dは定数 次にエアミツクスドア開度演算回路52におい
て吸込温TIと目標吹出し温度とから目標とすべ
きエアミツクスドア開度Xを演算し比較器53に
おいて実際のエアミツクスドア開度X′と比較
し、X′≠Xの場合には実際の開度X′が目標開度
Xになるようにアクチユエータ駆動回路55から
の出力によりエアミツクスドア作動用のアクチユ
エータ11が動く。吹出し口のモードはスライド
スイツチ13および吹出し口開閉用アクチユエー
タ17,18,19によりエアミツクスドアの位
置に応じて第9図に示すように切換えられる。
このように外気温が所定値以下で且つエンジン
冷却水温も所定値以下の場合には、目標吹出し温
度が高くて吹出し口モードがHEATもしくは
BILEVELの時にはタイマー1モードによりブロ
アフアンの風量をゆるやかに増加させるが、目標
吹出し温度が低くて吹出し口モードがVENTにな
つているときはタイマー2モードとして風量を比
較的急に増加させる。なお上記実施例は吹出し口
モードをエアミツクスドア開度に連動して切換え
る方式であるが、吹出し口モードの切換えを手動
で行なう方式の場合についても同様にVENTモー
ドのときだけタイマー2モードとして風量を比較
的速く増加するようにしてもよいことはいうまで
もない。また上記実施例では吹出し口モードが
VENTモードのときだけについて風量増加を考慮
したが、DEFモードの場合も空調動作開始直後
の風量を急増させた方がよい場合もある。この場
合はDEFモードへの切換スイツチの操作により
タイマー演算回路27′でのタイマーモードをタ
イマー2モードに切換えるようにすればよい。
以上説明したように、本考案においては、外気
温が低い場合は空調動作開始時の吹出し風量をゆ
るやかに増すようにした空調装置において、空調
動作がVENTモードのときは外気温が低くてもブ
ロアフアンモータの回転速度を急に増加させるよ
うにしたので、外気温が低くても日射を強く受け
て駐車していた後などのように車室内温度が高い
ときは空調動作開始後すぐに風量が比較的急に増
加し車室内の熱気を速かに取除くことができ車室
内をできるだけ早く快適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空調装置の概略構成図、第2図
は第1図に示した空調装置の風量制御回路のブロ
ツク線図、第3図および第4図は第1図に示した
従来の空調装置の動作を説明するフローチヤー
ト、第5図は第1図に示した空調装置のブロアフ
アンモータ電圧特性図、第6図および第7図は第
1図に示した空調装置のブロアフアンモータ電
圧、第8図は本考案による空調装置の風量制御回
路のブロツク線図、第9図はエアミツクスドア開
度と吹出し口モードとの関係を示す図、第10図
は第8図に示した本考案による空調装置の動作を
説明するフローチヤート、第11図は本考案によ
る空調装置のエアミツクスドア制御回路のブロツ
ク線図である。 1……モータ、2……ブロアフアン、3……空
気取入口、4……エバポレータ、5……エアミツ
クスドア、6……ヒータコア、7,8,9……吹
出し口、10……コンプレツサ、11……エアミ
ツクスドア作動用アクチユエータ、12……エア
ミツクスドア開度センサ、13……スライドスイ
ツチ、14,15……ソレノイドバルブ、16…
…内外気切換ドア、17,18,19……吹出し
口開閉用アクチユエータ、20……室温設定器、
21……室温センサ、22……外気温センサ、2
3……エンジン冷却水温センサ、24……フアン
スイツチ、25……A/D変換器、26,27…
…タイマー演算回路、28……判別回路、29…
…モータ電圧制御回路、30……ブロアフアンモ
ータ、41……吸込温センサ、50……開度演算
部、51……目標吹出し温度演算回路、52……
エアミツクスドア開度演算回路、53……比較
器、54……D/A変換器、55……エアミツク
スドアアクチユエータ駆動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調動作開始時に、外気温が所定温度以上であ
    るときはブロアフアンモータの回転速度を即座に
    増加させ、前記所定温度を下まわつているときは
    ゆるやかに増加させる空調装置において、空調動
    作がVENTモードのときは、外気温が前記所定温
    度を下まわつていてもブロアフアンモータの回転
    速度を即座に増加させる回転速度調整手段を設け
    たことを特徴とする車両用空調装置。
JP1981134276U 1981-09-11 1981-09-11 車両用空調装置 Granted JPS5839304U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981134276U JPS5839304U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981134276U JPS5839304U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5839304U JPS5839304U (ja) 1983-03-15
JPS6232884Y2 true JPS6232884Y2 (ja) 1987-08-22

Family

ID=29927705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981134276U Granted JPS5839304U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5839304U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5839304U (ja) 1983-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6218362B2 (ja)
JPS6248616B2 (ja)
JP3931634B2 (ja) 車両用空調装置
JP2021059234A (ja) コンバーチブル車両の温調デバイス制御装置
JPS6232884Y2 (ja)
JPS6029319A (ja) 車両用空調装置
JPH07186684A (ja) 車両用空調装置
JPH04135915A (ja) 自動車用空調装置
JP2921187B2 (ja) 車両用空調装置
JPS58105820A (ja) 車両用空気調和装置の湿度制御方法
JPS5936484Y2 (ja) 車輌用空調装置に於ける送風ファン速度制御装置
JP3605871B2 (ja) 空調装置
JPS635922Y2 (ja)
JPS63484Y2 (ja)
JPS6216082Y2 (ja)
JP3196244B2 (ja) 車両用空調装置
JPS6232881Y2 (ja)
JP3399284B2 (ja) 車両用空調装置
JP3271283B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPH05345515A (ja) 車両用空気調和装置
JP2002211226A (ja) 自動車用空調装置
JPH0635713Y2 (ja) 車両用空調装置
JPH07172139A (ja) 車両用前後席独立温調制御装置
JPH08318725A (ja) 車両用空調装置
JPH0537846Y2 (ja)