JPH01129059A - 改善された溶融流れ特性をもつポリフェニレンエーテルーポリアミドブレンド - Google Patents

改善された溶融流れ特性をもつポリフェニレンエーテルーポリアミドブレンド

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JPH01129059A
JPH01129059A JP63230164A JP23016488A JPH01129059A JP H01129059 A JPH01129059 A JP H01129059A JP 63230164 A JP63230164 A JP 63230164A JP 23016488 A JP23016488 A JP 23016488A JP H01129059 A JPH01129059 A JP H01129059A
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Ronald J Wroczynski
ロナルド・ジェームズ・ウロクジンスキー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリフェニレンエーテル型樹脂及びポリアミド
樹脂を含有する相溶化樹脂組成物に関する。か\る本発
明の樹脂組成物は改善された溶融流れ特性を示し、しか
もその他の重要な物理的性質、たとえば表面外観及び衝
撃強さを保有するものである。
発明の背景技術 ポリフェニレンエーテルは良好な機械的及び電気的性質
を有するので成形用樹脂材料として有用である。しかし
ながら、ポリフェニレンエーテルは耐油性に劣るという
難点をもつ。この不利益を解決するためにポリフェニレ
ンエーテルに耐油性に優れるポリアミドを配合し得るこ
とは既知である(たとえば特開昭56−16525号公
報参照)。ポリアミドの配合によって得られる組成物は
ポリフェニレンエーテル単独の場合と比較して改善され
た耐油性を示す。しかしながら、ポリフェニレンエーテ
ルとポリアミドは相互の相溶性が悪く、したがってこれ
ら二つの樹脂に固有の性質、たとえば優れた機械的性質
、は両樹脂を組合せた場合に十分に発揮されない。
Finholt  (米国特許第3.379,792号
明細書)は0. 1〜25重量%のポリアミドの配合に
よってポリフェニレンエーテルの加工性を改善した重合
体組成物を開示している。しかしながら、Finhol
tの発明のこの利点はポリアミドの濃度が20重量%を
超える場合に他の物理的性質の認め得る低下を生起する
という事実によって制限される。明確にいえば、ポリフ
ェニレンエーテルとポリアミドとは、両者の配合物の成
形時に両樹脂の相分離が生ずるほどに相溶性をもたない
か又は両樹脂からの成形物品の機械的性質が劣悪である
という意味で、最良の場合でも貧弱な相溶性を示すに過
ぎない。
ポリフェニレンエーテル相とポリアミド相との相溶性は
相溶化剤と呼ばれる既知のいくつかの化合物のいずれか
を添加することによって改善することができ、そしてこ
の樹脂生成物は相溶化(すなわち相溶化された)ポリフ
ェニレンエーテル−ポリアミドと呼ぶことができる。相
溶化は化学的手段又は物理的手段又はその両者によって
達成することができると考えられかつ通常相溶化は一方
の樹脂が他方の樹脂中に完全に分散していることを示す
ものである。
上野ら(米国特許第4,315,086号明細書)はポ
リフェニレンエーテルにポリアミドと、(A)液状ジエ
ン重合体、(B)エポキシ化合物及び(C)分子中に(
1)エチレン性炭素−炭素二重結合又は炭素−炭素三重
結合及び(ii )カルボン酸基、酸無水物基、酸アミ
ド基、イミド基、カルボン酸エステル基、アミノ基又は
ヒドロキシル基の両者を有する化合物から本質的になる
群から選んだ特定の化合物とを配合することによって他
の機械的性質を損なうことなしに改善された機械的耐性
をもつポリフェニレンエーテル組成物が得られることを
開示している。
笠原ら(欧州特許第46040号明細書)は耐衝撃性ポ
リフェニレンエーテル−ポリアミド配合物に改善された
耐熱性及び耐油性を付与するための変性剤(改良剤)と
してビニル芳香族化合物単位とα、β−不飽和ジカルボ
ン酸無水物又はそのイミド化合物のいずれかの単位とか
らなる共重合体を使用することを開示している。
Aycockら(米国特許第4.600.741号及び
同第4,642.358号明細書)はポリフェニレンエ
ーテル−ポリアミド配合物の相溶化のためにアシル官能
性相溶化剤、好ましくはポリフェニレンエーテルと無水
トリメリド酸塩化物との反応生成物、を使用することを
開示している。その他の適当な相溶化技術については後
述する。
本発明の目的はか\る相溶化ポリフェニレンエーテル−
ポリアミド組成物にある種の有効なカルボン酸及び関連
化合物を配合することによって該組成物の溶融流れ特性
を改善するにある。
発明の要旨 今般、本発明者は、(a)ポリフェニレンエーテル型樹
脂、(b)ポリアミド樹脂、(c)成分(a)及び(b
)のための相溶化剤及びさらに所望ならば後述する随意
成分を含む相溶化樹脂組成物において、該樹脂組成物の
溶融流れ特性が該組成物中に有効量のある種の有機カル
ボン酸又はその誘導体を配合することによって改善され
ることを見出した。特に改善される溶融流れ特性は溶融
樹脂組成物の成形物品への加工又は成形工程中に該組成
物によって示される特性である。これらの特性は溶融粘
度及びフローチャンネルのような性質によって代表され
る。本発明の改良は特に末端カルボキシル基の量よりも
末端アミノ基を多量に含むポリアミド樹脂を使用する相
溶化ポリフェニレンエーテル−ポリアミド組成物のため
に有用である。その理由はこれらの組成物は一般に、特
に結晶性樹脂と比較して、比較的貧弱な流れ特性をもつ
からである。
したがって本発明は、つぎの成分: (a)ポリフェニレンエーテル樹脂; (b)ポリアミド樹脂; (c)成分(a)及び(b)のための相溶化剤;及び (d)溶融流れを改善する有効量の式:%式%() (式中、Rは約4〜32個の炭素原子をもつ一価のアル
キル又はアルアルキル基であり、R/ は−OH又はハ
ロゲンである)の有機カルボン酸又はその酸無水物誘導
体; を含む相溶化ポリフェニレンエーテル−ポリアミド樹脂
組成物を提供する。Rが約4個よりも少ない炭素原子を
含むカルボン酸も本発明の組成物において溶融流れ改善
効果を有するであろうが、慣用の熱可塑性樹脂用押出機
の典型的な加熱条件下で樹脂の溶融混合物中にこの効果
を保持することは困難であると考えられる。Rが約32
個より多い炭素原子を含む化合物も十分に有効な量で使
用される場合には有効であり得るが、最適の組成物はお
そらくは前記した一般式によって規定される化合物から
選ばれるカルボン酸を実質的な濃度で使用することによ
って達成し得るものである。前記定義の範囲に該当する
有用なカルボン酸及びそれらの誘導体は典型的には純度
に基づく種々の等級で商業的に入手可能であり、それら
は屡々混合物である。直鎖状脂肪酸が特に好ましい。か
\る酸の普通名はステアリン酸、パルミチン酸、ラウリ
ン酸、ベヘン酸、アラキン酸、メンへ一デン酸、オレイ
ン酸、リノレン酸、リノール酸、エルカ酸等を包含する
が、これらに限定されるものではない。
本発明の相溶化樹脂組成物は好ましくはつぎの成分: (a)ポリフェニレンエーテル型樹脂5〜80重量部; (b)ポリアミド樹脂95〜20重量部;(c)成分(
a)及び(b)の合計100重量部に基づいて0.01
〜10重量部の相溶化剤化合物;及び  ・ (d)成分(a)及び(b)の合計100重量部に基づ
いて約0,01〜10重量部、好ましくは約0.1〜3
.0重量部の溶融流れ改善性カルボン酸又はその誘導体
; を含有してなるものである。
本発明の相溶化樹脂組成物は、成分(a)、(b)、(
c)及び(d)に加え、さらに場合によってはつぎの成
分: (e)ゴム状物質; Cf)充填剤; (g)難燃化剤;及び (h)アンチモン化合物; を含み得る。これらの随意成分は単独でも又は任意に組
合わせても使用することができる。随意成分の好ましい
配合量は、随意につぎの範囲である。
(e)成分(a)及び(b)の合計100重量部当りゴ
ム状物質0〜20重量部;(f)成分(a)及び(b)
の合計100重量部当り充填剤5〜150重i部; (g)成分(a)及び(b)の合計100重量部当り難
燃化剤0〜40重量部;及び(h)成分(a)及び(b
)の合計100重量部当りアンチモン化合物0〜20重
量部。
その他の慣用の添加剤、たとえば顔料、安定化剤及び加
工助剤も本発明の組成物に使用することができる。
発明の詳細な説明 本発明において使用されるポリフェニレンエーテル型樹
脂はそれ自体既知であり、一般に一般式:(式中、R1
+ R2+ R3及びR4は水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子とフェニル環
との間に少なくとも2個の炭素原子を存するハロアルキ
ル及びハロアルコキシ基、ただし第3級α−炭素原子を
有する基を除く、から選んだ一価の置換基でありモして
nは重合度を表わす整数で好ましくは少なくとも50の
整数である)によって定義される。この重合体は単独重
合体でもよく又は上記一般式によって表わされる二種又
はそれ以上の共単量体の共重合体でもよい。好ましい具
体例においては、R1及びR2は1〜4個の炭素原子を
もつアルキル基でありかつR3及びR4は水素原子又は
174個の炭素原子をもつアルキル基である。好ましい
ポリフェニレンエーテルの例はつぎのちのを包含する。
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテ
ル; ポリ(2,6−ダニチル−1,4−フエニレン)エーテ
ル; ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フエニレン)
エーテル; ポリ(2−メチル−5−プロピル−1,4−フェニレン
)エーテル; ポリ(2,6−ジプロビルー1.4−フェニレン)エー
テル; ポリ(2−エチル−6−ブロビルー1,4−フェニレン
)エーテル;及び ポリ (2,6−ジイツブロピルー1,4−フェニレン
)エーテル。
特にポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エ
ーテルが好ましい。
典型的なポリフェニレンエーテル共重合体は前述したポ
リフェニレンエーテル反復単位の一部をトリアルキル置
換フェニレン、たとえば2,3゜6−トリメチルフェニ
レン単位で置換した共重合体である。
さらに、これらのポリフェニレンエーテル上にスチレン
型化合物をグラフト結合させて共重合体を得ることもで
きる。スチレン型化合物をグラフト結合させたポリフェ
ニレンエーテルの例はスチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン及びクロルスチレンをグラフト結合させ
た共重合体である。
ポリアミド樹脂はそれ自体既知であり、ナイロン樹脂と
しても普通に知られているものである。
本発明の組成物の製造に適するポリアミドはアミノ基と
カルボン酸基との間に少なくとも2個の炭素原子をもつ
モノアミノ−モノカルボン酸又はそのラクタムの重合に
よって又は2個のアミノ基の間に少なくとも2個の炭素
原子を含むジアミンとジカルボン酸との重合によって又
は前記したモノアミノモノカルボン酸又はそのラクタム
とジアミン及びジカルボン酸との重合によって得ること
ができる。ジカルボン酸はその官能性誘導体、たとえば
エステル又は酸塩化物の形で使用することもできる。
ポリアミドの製造に有用な前記モノアミノモノカルボン
酸又はそのラクタムの例はアミノ基とカルボン酸基との
間に2〜16個の炭素原子を含むか\る化合物を包含し
、そのラクタムの場合には炭素原子は−CO−NH−基
とともに環を形成しているものである。か〜るアミノカ
ルボン酸及びそのラクタムの特定の例としては、γ−ア
ミノカプロン酸、ブチロラクタム、ピバロラクタム、カ
プロラクタム、カプリルラクタム、エナントラクタム、
ウンデカノラクタム、ドデカノラクタム及び3−及び4
−アミノ安息香酸をあげることができる。
ポリアミドの製造に適するジアミンの例は一般式: %式% (式中、nは2〜16の整数である)のジアミン、たと
えばトリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
ペンタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン及び
特にヘキサメチレンジアミンを包゛含する。
ポリアミドの製造に適するジカルボン酸は芳香族ジカル
ボン酸、たとえばイソフタル酸及びテレフタル酸、であ
り得るが、好ましいジカルボン酸は式: %式% (式中、Yは少なくとも2個の炭素原子を含む二価の脂
肪族基である)をもつものであり、か−る酸の例はセバ
シン酸、オクタデカン酸、スペリン酸、グルタル酸、ピ
メリン酸及びアジピン酸である。
ポリアミド又は別名ナイロンの典型的な例はポリアミド
6.6/6,11.12.4/6゜6/3.6/4.6
/10及び6/12ならびにテレフタル酸及びトリメチ
ルへキサメチレンジアミンから得られるポリアミド、ア
ジピン酸及びメタキシリレンジアミンから得られるポリ
アミド、アジピン酸、アゼライン酸及び2,2−ビス(
p−アミノシクロヘキシル)プロパンから得られるポリ
アミド及びテレフタル酸及び4,4′−ジアミノ−ジシ
クロヘキシルメタンから得られるポリアミドを包含する
。好ましいポリアミドはポリアミド6.6/6.4/6
.11及び12であり、ポリアミド6/6又はポリアミ
ド6がもっとも好ましい。
本発明のある特定の実施態様においては、ポリアミド中
の末端アミノ基の量が末端カルボキシル基の量より大で
あることが好ましい。か−るポリアミドは過剰量のたと
えばジアミンのようなカルボキシル基と反応性の基をも
つ化合物をポリアミドの重合系に添加することによって
得ることができる。別法によれば、か−るポリアミドは
ポリアミドの重合後に該ポリアミドをたとえばカルボキ
シル基と反応性の基をもつ化合物と反応させることによ
って得ることができる。末端アミノ基はまた成分(a)
及び(b)の相溶化を助長するために相溶化剤、すなわ
ち成分(c)と相互反応するに足る最低量で存在する。
いわゆる高アミン末端基含量をもつポリアミドの使用に
関する詳細は1987年3月6日付出願の米国特許出願
S、 N。
022836号明細書に記載されている。
ポリフェニレンエーテル、すなわち成分(a)及びポリ
アミド、すなわち成分(b)は任意の割合で、好ましく
は前者5〜80重量部及び後者95〜20重量部の割合
で配合される。成分(b)の量が前記の上限を超えると
成分(a)の所望の性質を維持することは困難である。
他方、成分(b)の量が前記の下限以下になると成分(
b)の添加目的、すなわち耐油性の改善の達成は困難に
なる。成分(’a)対成分(b)の重量比は30〜yo
ニアo〜30であることが好ましい。
最良の結果を達成するためには、成分(c)を成分(a
)及び(b)の合計100重量部当り0゜01〜10重
量部、好ましくは0.01〜5重量部、より好ましくは
0.1〜2重量部の量で配合する。成分(c)の配合量
が0.01重量部より少ない場合には、相溶化剤として
の所望の効果は達成されない。他方、成分(c)の配合
量が10重量部を超えると成形物品の表面外観は不良に
なる場合がある。本発明における成分(C)はポリフェ
ニレンエーテル樹脂、すなわち成分(a)とポリアミド
樹脂、すなわち成分(b)との相溶化を達成することが
知られている任意の化合物又は化合物群であり得る。相
溶化剤の重合体も使用することができる。
適当な相溶化剤は好ましくはつぎの群の化合物を包含す
る。
(+)(1)1個又はそれ以上の炭素−炭素二重結合又
は三重結合及び(2)カルボン酸基、酸無水物基、酸ア
ミド基、イミド基、カルボン酸エステル基及びエポキシ
基から選んだ1個又はそれ以上の官能基をもつ化合物; (ii )飽和脂肪族ポリカルボン酸又はその誘導体; (ii)分子構造中に(a)酸素架橋により炭素原子に
結合した少なくとも1個の珪素原子及び(b)少なくと
も1個のエチレン型炭素−炭素二重結合又は炭素−炭素
三重結合及び/又はアミノ基及びメルカプト基から選ん
だ(ただし珪素原子に直結結合されていな(り官能基を
ともに有するシラン化合物; (iV)(a)ポリフェニレンエーテル及び(b)式(
i) −Z −(ii)  [式中、(1)は少なくと
も式X−C(0)(たりしX−F、CI、B、、I、O
H,−OR又は−〇−C(0) −Rであり、R−H,
アルキル又はアリールである)の基であり、(ii )
は少なくともカルボン酸基、酸無水物基、酸アミド基、
イミド基、カルボン酸エステル基、アミノ基又はヒドロ
キシル基から選んだ基でありかつ基(1)及び(ii 
)は架橋基2を介して互いに共有結合的に連結されてお
り、Zは二価炭化水素基である]の化合物の反応生成物
からなる官能化ポリフェニレンエーテル;(V)場合に
よっては有機ホスファイトと組合わされた酸化されたポ
リオレフィンワックス;(vl)ビニル芳香族化合物の
単位及びα。
β−不飽和ジカルボン酸又はジカルボン酸無水物の単位
をもつ共重合体又はビニル芳香族化合物の単位及びα、
β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物の単位をもつ共
重合体;この相溶化剤はポリアミド及びポリフェニレン
エーテルの合計100重量部当り0.5〜100重量部
の好ましい量で配合し得る。
(■)(a)カルボキシル基又は酸無水物基をもつ1.
2−置換オレフィン性化合物、(b)ポリフェニレンエ
ーテル及び(C)ラジカル開始剤の反応生成物−二の相
溶化剤はポリアミド及びポリフェニレンエーテルの合計
100重量部当り0.5〜150重量部の好ましい量で
配合し得る。
前記(iV)及び(Vii)に記載された相溶性改良剤
は本発明に従う重合体混合物中のポリフェニレンエーテ
ル、すなわち成分(a)の全部又は一部の代りに使用す
ることができる。
本発明において使用される型(1)の成分(C)は無水
マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、マレイミド、マレ
イン酸ヒドラジド、及び無水マレイン酸とジアミンとの
反応生成物を包含する。適当な化合物の多数の他の例は
前記引用した米国特許箱4,315,086号明細書に
示されている。
型(1)の化合物である成分(c)は2個又はそれ以上
の前記不飽和結合(1)及び/又は2個又はそれ以上の
前記官能基(2)を有し得る。
本発明において使用される型(ii )の成分(C)、
すなわち飽和脂肪族ポリカルボン酸又はその誘導体は式
: %式%) (式中、Rは2〜20個、好ましくは2〜10個の炭素
原子をもつ直鎖状又は分枝鎖状飽和脂肪族炭化水素基で
あり;R1は水素、炭素数1〜10個、好ましくは1〜
6個、より好ましくは1〜4個のアルキル、アリール、
アシル及びカルポニルジオキシ基から選んだ一員、もっ
とも好ましくは水素であり;RIIは水素、炭素数1〜
20個、好ましくは1〜10個のアルキル及びアリール
基から選んだ一員であり;RnI及びRI″の各々は水
素、炭素数1〜10個、好ましくは1〜6個、もっとも
好ましくは1〜4個のアルキル及びアリール基から選ん
だ一員であり;mは1でありかつ(n+S)は2又はそ
れ以上、好ましくは2又は3であり、しかもn及びSは
それぞれ0又はそれ以上であり;  (ORI)はカル
ボニル基に対してα又はβ位にありかつ少なくとも2個
のカルボニル基は2〜6個の炭素原子によって分離され
ているものとする)によって表わされる。
本発明に従う飽和脂肪族ポリカルボン酸の誘導体の例は
飽和脂肪族ポリカルボン酸のエステル、アミド、無水物
、水和物及び塩を包含する。飽和脂肪族ポリカルボン酸
の例はクエン酸、リンゴ酸及びアガリシン酸である。酸
エステルの例はアセチルシトレート及びモノ−又はジ−
ステアリルシトレート等を包含する。適当な酸アミドは
たとえばN、N’−ジエチルクエン酸アミド、N、N’
−ジプロピルクエン酸アミド;N−フェニルクエン酸ア
ミド;N−ドデシルクエン酸アミド;N。
N′−ジドデシルクエン酸アミド;及びN−ドデシルリ
ンゴ酸アミドを包含する。成分(c)が飽和脂肪族ポリ
カルボン酸である場合、それはクエン酸又はリンゴ酸で
あるのが好ましい。その塩の例はリンゴ酸カルシウム、
クエン酸カルシウム、リンゴ酸カリウム及びクエン酸カ
リウムを包含する。型(ii )の相溶化剤は1985
年12月5日付で公開されたPCT出願WO35105
372号明細書(1985年5月20日付の米国特許出
願736.t89及び736,490に対応する)によ
り詳細に開示されている。
本発明において使用される型(ii)の成分(c)は酸
素架橋を介して炭素原子に結合される少なくとも1個の
珪素原子を有する相溶化剤を包含する。
この目的のために、通常該シラン化合物中には少なくと
も1個のアルコキシ基又はアセトキシ基が存在するであ
ろう。さらに、酸素架橋基を介して相互に連結される珪
素原子、すなわちシロキサン基、も該シラン誘導体中に
存在し得る。つぎに述べる特性、すなわち分子中に1個
又はそれ以上の炭素−炭素二重結合又は三重結合、アミ
ノ基及び/又はメルカプト基が存在する点に関しては、
該炭素−炭素二重結合又は三重結合は珪素原子に直接結
合することができるが、アミノ基又はメルカプト基は珪
素原子に直接結合され得ない。適当なシラン誘導体の例
はγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビニル−ト
リス−(2−メトキシ−エトキシ)シラン、5−(ビシ
クロへブテニル)トリエトキシシラン及びγ−メルカプ
トープロピルトリメトキシシランである。
本発明において使用される型(iV)の成分(C)はポ
リフェニレンエーテルと、たとえばクロルエタノイル無
水コハク酸、無水トリメリド酸クロリド、クロルホルミ
ル無水コハク酸、1−アセトキシアセチル−3,4−ジ
安息香酸無水物、無水トリメリド酸酢酸無水物、及びテ
レフタル酸の酸クロリドとの反応によって得ることので
きる相溶性改良剤を包含する。かく形成された化合物は
メタノール又はアセトン中に沈澱させることによって精
製することができる。これらの相溶性改良剤は第1級又
は第2級アミン、たとえばブチルアミン、ジブチルアミ
ン、n−オクタデシルアミンと組合わせて使用し得る。
無水トリメリド酸クロリドで官能化されたポリフェニレ
ンエーテルが好ましく、これらの製造法はAycock
らの米国特許箱4,600.741号明細書に記載され
ている。
本発明において使用される型(vi)の成分(C)は欧
州特許出願公開(EP−A)第0.046゜040号及
び第0.147,874号公報に記載されている化合物
を包含する。これらの化合物の例はスチレン−無水マレ
イン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸−メタクリ
レート三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸−アク
リレート三元共重合体及びこれらの化合物のゴム変性体
である。
本発明において使用される型(■)の成分(C)は特開
昭59−059,724号、同59−086.653号
及び同59−066.452号明細書にそれらの製造法
とともに記載されている化合物を包含する。この型の成
分(c)はa)カルボン酸基又は酸無水物基をもつ1.
2−置換オレフィン性化合物(たとえば無水マレイン酸
)、b)ポリフェニレンエーテル及びC)ラジカル開始
剤(たとえば過酸化ベンゾイル)の反応生成物である。
本発明において使用される随意成分であるゴム状物質(
e)は室温で弾性を示す天然又は合成重合体物質を包含
する。か〜る重合体物質の例は天然ゴム、ブタジェン重
合体、ブタジェン−スチレン共重合体(ランダム共重合
体、ブロック共重合体、グラフト共重合体及び任意の他
の構造をもつ共重合体)、イソプレン重合体、クロルブ
タジェン重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合
体、イソブチレン重合体、インブチレン−ブタジェン共
重合体、インブチレン−イソプレン共重合体、アクリル
エステル重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体、チオコールゴム、
ポリスルフィドゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテル
ゴム、たとえばポリプロピレンオキシド及びエピクロル
ヒドリンゴムである。
これらの随意に使用されるゴム状物質は任意既知の方法
、たとえば任意既知の触媒、たとえば過酸化物、トリア
ルキルアルミニウム、リチウムハライド又はニッケル触
媒、を用いる乳化重合又は溶液重合によって製造するこ
とができる。これらゴム状物質は種々の架橋度、及びミ
クロ構造、たとえばシス、トランスとビニル間の種々の
比をもち得る。これらのゴム状物質は種々の平均粒度の
粒子であり得る。さらに、共重合体の場合、これらはラ
ンダム共重合体、ブロック共重合体又はグラフト共重合
体であり得る。これらゴム状物質はまた他の単量体、た
とえばオレフィン、ジエン、芳香族ビニル化合物、アク
リル酸、アクリルエステル及びメタクリルエステル、と
の共重合体であることもできる。これらの共単量体はラ
ンダム共重合、ブロック共重合又はグラフト共重合の任
意の方法で共重合することができる。これらの単量体の
例はエチレン、プロピレン、スチレン、クロルスチレン
、α−メチルスチレン、ブタジェン、イソプレン、クロ
ルブタジェン、ブテン、イソブチレン、アクリル酸、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、メチルメタクリレート及びアクリロニトリルで
ある。部分変性されたゴム状物質、たとえばヒドロキシ
−又はカルボキシ変性末端をもつポリブタジェン及び部
分水添スチレン−ブタジェンブロック共重合体も本発明
において使用し得る。最後に述べた共重合体の中では5
EBSゴムとして知られるトリブロック共重合体及びS
EPゴムとして知られるジブロック共重合体が特に有用
である。
ゴム状物質(e)が使用される場合、それは好ましくは
成分(a)及び(b)の合計100重量部当り0〜20
重量部の割合で配合される。成分(e)は一般に成形物
品の耐衝撃性を改良するために使用される。成分(e)
を含まない成形物品の場合には、主として表面外観は良
好に改善されるが耐衝撃性の改良は成分(e)を使用し
た場合はど良好ではない。
本発明において使用される随意成分である充填剤(f)
は通常プラスチックスに添加される無機及び有機充填剤
、たとえばガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラス球
、アスベスト、珪灰石、炭酸カルシウム、タルク及び硫
酸バリウムを包含する。
これらは単独でも組合わせても使用し得る。これらの充
填剤の中で、ガラス繊維、特に繊維直径6〜30ミクロ
ン及び繊維長30ミクロン又はそれ以上をもつガラス繊
維が好ましく使用される。
充填剤(f)が使用される場合、本発明の組成物は成分
(a)及び(b)の合計100重量部当り5〜150重
量部の充填剤を含むことが好ましい。充填剤を前記範囲
外の割合で使用した場合には、改善された所望の性質を
もつ組成物を得ることは不可能かもしれない。すなわち
、充填剤(f)の配合量が5重量部より少ない場合には
、所望の補強効果は達成され得ないであろう。他方、こ
の配合量が150重量部を超える場合には、成形物品の
表面外観は不満足なものとなり得る。
随意成分である難燃化剤(g)に関しては、ポリフェニ
レンオキシド樹脂に通常使用されている含燐型難燃化剤
又はポリアミド樹脂に通常使用されている窒素型難燃化
剤を使用し得る。しかしながら、ハロゲン型難燃化剤の
使用が好ましい。随意成分であるアンチモン化合物(h
)を随意成分である難燃化剤とともに使用する場合には
、耐火性がさらに増大される。特にハロゲン型難燃化剤
、たとえば臭素化ポリスチレン、臭素化ポリフェニレン
オキシド、臭素化ビスフェノール系エポキシ化合物が好
ましい。臭素化ポリスチレンは優わた熱安定性をもつ難
燃化剤である。臭素化ポリスチレンを含有する樹脂組成
物は一般に成形機中で変色を起すことなしに280℃で
10分間保有せしめ得る。成分(g)も成分(h)も含
まない組成物は耐火性を要求されない用途に使用される
さらに本発明の組成物は必要に応じて通常使用されるそ
の他の添加剤、たとえば顔料及び安定剤を含有し得る。
前記した成分(a)ないしくd)のみ又はこれら゛成分
と随意成分(e)ないしくh)の一種又はそれ以上との
配合はこれらの成分を任意の順序で混合することによっ
て行なうことができそして得られる配合物は射出成形の
ために加熱によって融解される。本発明に従う樹脂組成
物は顕著に改善された溶融流れ特性をもちそして良好な
機械的強度及び表面外観をもつ成形物品を与える。
ポリアミド成分の分解を避けるためにポリアミドを二つ
の部分に分割することがしばしば望ましい。第一の部分
はその他の成分と混合し、それは典型的にはついで多軸
スクリュー押出機中で混和される。第二のポリアミド成
分は押出機中に第一の部分よりも下流の位置で供給され
る。この混合物の適当なコンパウンド処理はポリアミド
成分を典型的な押出機の最終的な剪断条件に過度に暴露
することなしに達成される。
つぎに本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
、これらの実施例は同等本発明を限定するものではない
本発明について実施例に示す以外の種々の修正及び変形
は勿論可能であり、それらは前述した開示から当業者に
は自明であろう。したがつて、本発明の技術思想又は特
許請求の範囲に規定した本発明の範囲を逸脱することな
しに、実施例に示した特定の実施態様に種々の変更を加
え得ることは勿論である。
実施例1−3 本発明に従う組成物をつぎの方法で製造した。
すべての部は重量部でアル。
成  分              !ポリ(2,6
−ジメチル−1.4−49フエニレンエーテル) ポリアミド           10ゴム状耐衝撃性
改良剤       10相溶化剤         
     0.7溶融流れ改良剤          
富下流供給用ポリアミド       31重溶融流れ
改良剤の量及び型は後記の表の各々の物質名の項に特定
する。下流供給用ポリアミド以外の前記した成分をたと
えばブレンディングによって混合しそして熱可塑性樹脂
用押出機の供給口に導入する。これらの実施例では30
鰭のウニルナ−・ブライプラー(Vernor and
 Pflelderer )式の二輪スクリュー押出機
を用いた。この押出機には下流添加口が配設されており
、ニーにポリアミド樹脂31部を添加した。この熱可塑
性樹脂押出体を冷′水により急冷しそしてペレット化し
た。
ペレット状組成物をついでニューバリー(Nevbur
y)式の3オンス射出成形機上で試験片に成形した。こ
れらの組成物について行なった試験及び測定した物理的
性質をつぎの表の各々に示す。
これらの実施例で使用したポリフェニレンエーテルはク
ロロホルム中で25℃で肪1定して0.46 dl/ 
fの固有粘度を有していた。二回の添加に使用したポリ
アミドはいずれもギ酸中で約47の相対粘度をもつポリ
アミド6であった。このポリアミドはアライド・シグナ
ル社(Allled SlgnalCo、 )から等級
XPN1250のナイロン6として入手可能であり、そ
れは酸末端基に比較してより高濃度のアミン末端基を有
するものである。これらの実施例で使用された相溶化剤
はクエン酸であった。ゴム状耐衝撃性改良剤はシェル社
からクレイトン(Kraton) KD 1101−2
の名称でベレットとして入手し得るスチレン−ブタジェ
ン−スチレン型トリブロック共重合体であった。
ステアリン酸はライトコ(Witco )社のハムコ・
デイビジョン(Humco Dlvislon)から入
手し得る混合物であるハイストレーン(■ystren
e) 5016であった。ヘキストワックス(Hoec
hst Wax )“Slはヘキスト・ケミカル(Ho
echst Chemlcal)社から入手し得るC2
8〜C3゜の直鎖状カルボン酸である。
無水フタル酸はアルドリッチ(Aldrich )社か
ら入手し得る芳香族ジカルボン酸無水物である。
表中の性質の項において、Mvは540’Fで測定され
た溶融粘度(秒−1)を示す。FCは成形試料について
測定されたフローチャンネル(インチ)である。この試
験は溶融物を550@Fの温度及び800pslの圧力
で射出する射出成形装置上でチャンネルフロー工具を用
いて行なった。HDTは下で表わした加熱撓み温度であ
る。ダイナタップ(Dynatup )エネルギー値は
室温(RT)及び−201:について記録した。表示記
号“b、d。
b/d及びd/b”はダイナタップ試験における破壊の
様式を示す。すなわち、bは脆性破壊、dは延性破壊そ
してb/d及びd/bは両者の組合せである。引張り特
性は伸び率パーセント(%伸び)、引張降伏強さ(TY
S)(pslで表わす)及び極限引張強さ(TUS)(
psiで表わす)によって示される。N、アイゾツトは
ノツチ付きアイゾツト衝撃強さを、FLEX  YLD
は曲げ降伏強さを、FLEX  MODは曲げ弾性率を
示す。
第1表 ヘキストワックス°S’              
    0.8無水フタル酸            
                0.2100秒−’
           10450   101fil
l    12601   124751500秒−’
           3338    2536  
  3155    2900PC(インチ)    
’       14.7j      lit   
   18      1711DT  (丁)  8
6psl        364    354   
 345    358N、アイゾツト(RT)   
    9.2    11.3    12.7  
  12.IN、アイゾツト(−20丁)     2
.2     ’2.9    3.5    3.2
ダイナタツプ(E)  RT      4110  
   534     511     5!14d、
 b             d      d  
    d      dダイナタップ(E) −20
”F    144     4g0     51B
      432d、b             
b      b      db      bd引
張特性 %伸び           33    50   
 89    98TYS  (psi )     
    8760    8111    7790 
   7636M  (psl )         
7480    7289    7170    7
30g実施例4 第2表に第−次添加用のポリアミド成分としてはy等量
のアミン末端基及び酸末端基をもつナイロン樹脂を用い
、実施例1〜3の方法に従って製造した組成物を示す。
このナイロン成分はアライド・シグナル社から入手し得
る8 202NLとして知られるものであり、押出機の
供給口において組成物中に10部の割合で使用した。下
流添加用ナイロンは実施例1〜3で使用したものと同一
のものであった。
第2表 実施例5−6 第3表は最初の添加口及び下流の添加口の両方に前記と
別のポリアミド樹脂、すなわち宇部化学工業(株)から
Ube1013Aとして入手し得る高いアミン末端基含
量をもつナイロン6を使用した以外は上記実施例1〜3
に示した方法に従って製造されたいくつかの組成物を示
すものである。
1M3表 TUS (psi )     755g     7
300   7137実施例7−8 実施例1〜3の方法に従って、ただしさらに二酸化チタ
ン3重量部を含む組成物を製造した。又実施例7〜25
で使用し・たポリフェニレンエーテルは前述のごとく測
定して0.40dl/gの固有粘度を有していた。第4
表に実施例7及び8の組成物の物理的性質を示す。
第4表 100秒−’         13127     
 9867     97451500秒−’    
      31119      2465    
 2455PC(インチ>         18.2
5      18.5        l1111D
T (’F) 88p81  354  857  8
49N、アイゾツト(RT)      10.1  
   1G、5     9.9(E)     59
7  803  5115d、 b     d   
 d   dFLEX YLJ)(kpsl)   1
1.9   H,ll   12.1世肋(kμs1)
    292  298  301引張特性 %伸び         122      73  
   57TYS  (psi )        8
3111      8150     11410T
LIS  (1)lli )        7309
      7055     7150実施例9−1
2 上記実施例7〜8に従って製造された、ただし溶融流れ
改善用添加剤としてのステアリン酸の量をその効果を判
定するために種々の水準に変えた組成物9〜12の物理
的性質を第5表に示す。
第5表 TUS  (psl )        7943  
 79311   78りl    7849   7
554実施例−13−19 上記実施例7〜8に従って製造された、たソし種々の添
加剤の効果を比較するための、組成物13〜19につい
て測定した物理的性質を第6表に示す。比較例14〜1
7は長鎖脂肪酸アミドが本発明の組成物に使用されたカ
ルボン酸と比較して溶融流れ特性の改善助長効果に劣る
ことを示している。同様に、比較例19は脂肪酸のエス
テル及び塩もこの効果に劣ることを示している。
ケマミド(Kemamlde) P −181はオレイ
ルパルミトアミドであり、S−180はステアリルステ
アロアミドであり、E−221はエルシルエルカアミド
であり、これらはすべてライトコ社のハムコ・デイビジ
ョンから入手し得るものである。
ヘキスト(Hoechst )ワックスOPは前述した
ヘキストワックスSにおけるカルボン酸と同様のカルボ
ン酸から誘導されるブチレングリコールエステル及びカ
ルシウム塩の混合物である。
第6表 ケマミドp−1810,5 ケマミド5−180              0.
5ケマミドE−2210,51 ヘキストワツクス                 
         0・55m ヘキストワックス                 
             0.5″op’ (RT) N、アイゾツト (kμ51) 8実施例14−17及び19は比較のためのものである
実施例20−25 第7表には溶融流れ改良剤としてステアリン酸又はヘキ
ストワックスSを使用した本発明の組成物の別の例を示
す。
第7表 へ+2)’7d’X ”S”            
      0.5  0.75   1性質    
G  20 21 22 23 24 25MY 54
G丁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、つぎの成分: (a)ポリフェニレンエーテル樹脂; (b)ポリアミド樹脂; (c)成分(a)及び(b)に対する相溶 化剤化合物;及び (d)溶融流れを改善する有効量の式; R−CO(R′) (式中、Rは約4〜32個の炭素原子をもつ一価のアル
    キル又はアルアルキル基であり、R′は−OH又はハロ
    ゲンである)の有機カルボン酸又はそれらの酸無水物誘
    導体; を含む改善された溶融流れ特性をもつ相溶化ポリフェニ
    レンエーテル−ポリアミド組成物。 2、前記カルボン酸がステアリン酸、ラウリン酸、ミリ
    スチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
    ノレン酸、ベヘン酸、アラキン酸、メンヘーデン酸、エ
    ルカ酸及びそれらの混合物及び酸無水物からなる群から
    選んだものである請求項1記載の組成物。 3、前記C_1_0〜C_3_2アルキルカルボン酸又
    はその酸無水物をポリフェニレンエーテル−ポリアミド
    基剤樹脂100重量部当り約0.01〜10重量部の量
    で存在させる請求項1記載の組成物。 4、前記C_1_0−C_3_2アルキルカルボン酸又
    はその酸無水物をポリフェニレンエーテル−ポリアミド
    基剤樹脂100重量部当り約0.1〜3重量部の量で存
    在させる請求項1記載の組成物。 5、ポリフェニレンエーテル樹脂が主として2,6−ジ
    メチルフェニレン単位及び/又は2,3,6−トリメチ
    ルフェニレン単位から誘導される重合体である請求項1
    記載の組成物。 6、ポリフェニレンエーテルがポリ(2,6−ジメチル
    −1,4−フェニレンエーテル)である請求項1記載の
    組成物。 7、ポリアミド樹脂がポリアミド6、ポリアミド6,6
    、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド6,3
    、ポリアミド4,6、ポリアミド6,10及びポリアミ
    ド6,12からなる群から選んだものである請求項1記
    載の組成物。 8、ポリアミド樹脂が該樹脂の酸官能基濃度より高濃度
    のアミン官能基を含有する請求項7記載の組成物。 9、ポリフェニレンエーテル樹脂(a)及びポリアミド
    樹脂(b)の合計100重量部に基づいてポリフェニレ
    ンエーテル樹脂を5〜80重量部及びポリアミド樹脂を
    それに対応する95〜20重量部の割合で存在せしめる
    請求項1記載の組成物。 10、カルボン酸がステアリン酸である請求項2記載の
    組成物。 11、ポリフェニレンエーテル−ポリアミド基剤樹脂1
    00重量部に基づいて約20重量部までの量のエラスト
    マー型の衝撃強さ改良剤をさらに含有する請求項1記載
    の組成物。 12、相溶化剤化合物を成分(a)及び(b)の合計1
    00重量部に基づいて0.01〜10重量部の量で存在
    させる請求項1記載の組成物。 13、相溶化剤化合物がクエン酸である請求項12記載
    の組成物。
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