JPH01127664A - 装飾用樹脂部品 - Google Patents

装飾用樹脂部品

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Publication number
JPH01127664A
JPH01127664A JP28609387A JP28609387A JPH01127664A JP H01127664 A JPH01127664 A JP H01127664A JP 28609387 A JP28609387 A JP 28609387A JP 28609387 A JP28609387 A JP 28609387A JP H01127664 A JPH01127664 A JP H01127664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
molding method
ornament
decorative
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28609387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Inoue
井上 邦弘
Norihisa Okamoto
岡本 則久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH01127664A publication Critical patent/JPH01127664A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は装飾用樹脂部品の装飾部の構造に関する。
(従来の技術〕 従来の装飾用樹脂部品の装飾色は次に示す様な手段で作
製されていた。
すなわち、 (1)樹脂に着色剤を添加し成形。
(2)成形した樹脂に湿式法でメツキ。
(3)成形した樹脂にスプレー等により吹き付け。
(4)成形した樹脂に乾式法により金属層を付着。
であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の従来技術ではそれぞれ以下の問題を有す
る。
まず、樹脂に着色剤を添加し成形する方法は成形後の後
処理が必要ないため部品の作製は容易であるが、着色剤
の添加量には制限があり単一色としては薄く混合色にお
いては濁ってしまい、装飾効果としては良好でない。更
にまた装飾効果をよりひき出すために、は外観的に光沢
性が要求されるが、この方法においては金型の樹脂との
接触面を超精密研磨を施さなければならず非常に高価な
ものになってしまう。
次に成形した樹脂に湿式法でメツキする方法については
、樹脂にメツキするためには表面処理(エツチング等)
が重要であり、この表面処理のレベルによりメツキ膜の
密着強度が規定される。このため日常の環境で密着性を
保障するためにはかなりの表面処理が必要でこれを行な
うとメツキ液に光沢剤を添加してもきれいな光沢は得ら
れない。
また成形した樹脂にスプレー等で塗料を吹き付は処理す
る方法については、吹き付けた厚みが不均一の場合ムラ
がでたり、厚すぎると割れの原因になる等の問題がある
その他の方法である成形した樹脂に乾式法により金属層
を付着するものは、前述の手段に比べ膜の光沢性、厚み
の均−性等を含み色合いも様々な金属を付着できるため
自由であり、優位点は多いが、現状では密着性の良い膜
が得られないという問題がある。
そこで本発明はこれらの手段の中で最も有効的な手段を
選択し、かつその中の問題点を容易に解決するもので、
その目的とするところは成形された樹脂部品に、装飾効
果を容易にかつ低コストで付与できるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の装飾用樹脂部品は成形後乾式法により、酸化物
層を一層または複数層設け、更にその上部に装飾効果を
生じさせるための金属層を順次積層したことを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明の上記の構成によれば、樹脂部品に乾式法で装飾
用金属を付着する際にあらかじめ、酸化物を一層または
複数層設けその後装飾用金属を付着させることで、樹脂
と酸化物の界面では樹脂の炭素成分と酸化物の酸素成分
が互いに化学結合し結合力を高め、酸化物と金属の界面
では酸化物の酸素成分と金属イオンの化学結合により結
合力が高まる。ゆえに各界面の結合力が高いため樹脂上
の金属も充分な密着を得るものである。
〔実施例1〕 第1図は本発明の実施例における図であって、第1図−
(a)は腕時計のケースの概観図、第1図−(b)はケ
ース表面の部分断面図である。
第1図−(a)は射出成形により打ち出されたアクリル
製の腕時計ケースであり、1はケース基体である。この
樹脂のケース基体lに金属光沢を付与するには、まずケ
ース基体1をデボッシュ(商品名)等の洗浄剤でよく洗
浄し、IPA(イソプロピルアルコール)で水切りを行
なう。その後洗浄後に含水した水分を除去するために6
5°Cの乾燥機に入れ数時間乾燥する。乾燥後、電子ビ
ーム蒸着機にセットし充分な排気を行なう。樹脂へ膜を
付着させるには基体の含水量により密着性が大きく左右
されるため、特に排気には水分子(HtO)をより効果
的に除去可能な排気系を使用した。
充分な排気、充分な水分除去の状態において、まず下地
層として一酸化珪素(SiO)2を1000人付着人付
次に装飾効果を生じさせるための金属層としてアルミニ
ウム(AI)3を5000人、更に保i[Nとして五酸
化タンタル(Ta、O,)4を5ooo人蒸着した。
これにより出来た用脂製腕時計ケースは、外観的にはメ
タリック色で光沢も非常に有り、金属ケースと何ら差は
ない様に見えるものであった。この後、信軌性を確認す
るため60°C×90%の恒温恒湿槽に入れ、3日間放
置後、剥離試験を行なったが何ら問題はなかった。
〔実施例2〕 実施例1と同様の方法により腕時計のケースをABS樹
脂により成形した。成形されたケースは外面に模様が設
けられている。これについても、洗浄し、乾燥後、タラ
イオボンプのついた電子ビーム蒸着機にセットし外面を
蒸着した。この時の方法は、−酸化珪素を2000人付
着後2蒸着機のペルジャー内に窒素ガス(N2)を導入
しながらチタン(Ti)を1500人付着人付た。この
出来たものは外観は金色で、かつ表面はTiNであるた
め特に表面を保護する必要もな(耐久性も優れていた。
装飾効果では前述しである様に表面は金色で、かつ模様
面は凹凸しているが光沢があるため、より一層装飾効果
が発揮された。概観図を第2図に示す。
(実施例3) 第3図に本実施例で作製した樹脂製カラー板の断面図を
示す。作製法は他の実施例とほぼ同様であるが、樹脂板
ll上に下地層として一酸化珪素10、二酸化珪素9の
二層とし、装飾材としては銀(Ag)8を付着させ、表
面保護層として酸化チタン(T i O□)7を付着さ
せた。この出来たカラー板に於ても耐環境性は優れてお
り膜がはげることもなかった。また、このカラー板は装
飾品だけでなく一般的なミラーにも用いることが出来た
〔実施例4〕 実施例1〜3以外に行った組み合わせの材料を示す、樹
脂材としては、ポリカーボネイト、ナイロン、フェノー
ル、エポキシ、ポリフェニールサルファイド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリイミド、下地層の酸化物とし
ては、酸化アルミニ’y ム(A 1! 03)、酸化
チタン(T i’ Oz)、酸化クロム(CrO□)、
酸化亜鉛(ZnO冨)、酸化ジルコニウム(ZrOz)
、酸化インジウム(InzO+)、酸化スズ(S n 
Oz)、酸化タンタル(T a Oz)等、これ等は単
一または複数層どの組み合わせでも良い。また装飾効果
用の金属としては、カーボン(C)、マグネシウム(M
g)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、コバルト(co)
、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、モリ
ブデ7(MO)、スズ(Zn)、タンタル(Ta)、タ
ングステン(W)、イリジウム(Ir)、プラチナ(P
t)、金(Aix)であるがこれらは単一として用いて
も良く、また窒化、酸化、炭化等により色合いを変化さ
せることもできる0表面の保護層としては特に規定はな
く、使用用途により必要だったり、不必要だったりする
ため特に限定はしない。
〔発明の効果〕
以上述べた様に発明によれば、射出、押し出し、圧縮、
成形法により得られる樹脂部品を乾式法で、酸化物付着
後装飾金属を付着させることで、装飾用効果を充分に満
たし、かつ信顧性も高く、形状自由度が多く安価に作製
可能という絶大な効果を有するものである。
特につけ加えると、最も有効的なものは彫刻品であり、
同一の金型で複雑な表面パターンを忠実に再現し、かつ
同一の製品でも全く異なった色に変化させることが可能
なため、一つの金型で様々な色の製品展開を可能にする
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明の一実施例における腕時
計のケースの図であり、第1図−(a)は概観図、第1
図−(b)は部分断面図。 第2図は本発明の一実施例における置時計の主要概観図
。 第3図は本発明の一実施例におけるカラー板の主要断面
図。 1・・・ケース基体 2・・・−酸化珪素 3・・・アルミ 4・・・五酸化タンタル 5・・・模様(突起部) 6・・・表示部 7・・・酸化チタン 8・ ・ ・銀 9・・・二酸化珪素 10・・・−酸化珪素 11・・・樹脂板 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 射出成形法または押し出し成形法、圧縮成形法により作
    製される装飾用樹脂部品において、前記装飾用樹脂部品
    の装飾効果は樹脂部品上に配置された金属層よりなり、
    該金属層と樹脂部品の間には密着性を高めるための酸化
    物層が一層または複数層設けられていることを特徴とす
    る装飾用樹脂部品。
JP28609387A 1987-11-12 1987-11-12 装飾用樹脂部品 Pending JPH01127664A (ja)

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JP28609387A JPH01127664A (ja) 1987-11-12 1987-11-12 装飾用樹脂部品

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JPH01127664A true JPH01127664A (ja) 1989-05-19

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ID=17699846

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JP28609387A Pending JPH01127664A (ja) 1987-11-12 1987-11-12 装飾用樹脂部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002050331A3 (en) * 2000-12-20 2002-10-31 Seiko Epson Corp Surface treatment method for ornamental parts and ornamental parts produced by the method

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WO2002050331A3 (en) * 2000-12-20 2002-10-31 Seiko Epson Corp Surface treatment method for ornamental parts and ornamental parts produced by the method

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