JP2574707B2 - 金属薄膜を表面に有するフアスナ− - Google Patents
金属薄膜を表面に有するフアスナ−Info
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- C23C14/20—Metallic material, boron or silicon on organic substrates
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属特有の表面光沢を有し、密着性及び耐ド
ライクリーニング性及び耐温水洗濯性に優れた金属薄膜
を合成樹脂の表面に形成したファスナーに関するもので
ある。
ライクリーニング性及び耐温水洗濯性に優れた金属薄膜
を合成樹脂の表面に形成したファスナーに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、本発明者らは、金属薄膜を表面に有する合成樹
脂成形品として、例えば合成樹脂からなる基体表面に気
相蒸着により形成された金属被膜層を設けた後、その表
面に上塗り塗料層が設けられたもの及び合成樹脂からな
る基体表面に接着力を有する下塗り塗料層を設けた後、
該下塗り塗料層の表面に金属被膜層を設け、その表面に
上塗り塗料層が設けられたもの(特願平1−147333号参
照)、更に合成樹脂からなる基体表面に気相蒸着により
形成された金属被膜層を設けた後、その表面に下塗り塗
料層を設け、更にその表面に金属被膜層、上塗り塗料層
を設けたもの(特願平1−268204号参照)を既に出願し
ている。
脂成形品として、例えば合成樹脂からなる基体表面に気
相蒸着により形成された金属被膜層を設けた後、その表
面に上塗り塗料層が設けられたもの及び合成樹脂からな
る基体表面に接着力を有する下塗り塗料層を設けた後、
該下塗り塗料層の表面に金属被膜層を設け、その表面に
上塗り塗料層が設けられたもの(特願平1−147333号参
照)、更に合成樹脂からなる基体表面に気相蒸着により
形成された金属被膜層を設けた後、その表面に下塗り塗
料層を設け、更にその表面に金属被膜層、上塗り塗料層
を設けたもの(特願平1−268204号参照)を既に出願し
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の金属薄膜を有する合成樹脂成形
品は、種々の製造方法により得られる合成樹脂材料から
なる基体の表面に、金属特有の表面光沢を有し、かつ、
密着性に優れた金属薄膜を形成することを目的とするも
のであるが、しかし特願平1−268204号において、難接
着性樹脂の場合、合成樹脂材料のみからなる製品(例え
ばバックルなど)においては、実用上有用であるが繊維
を含む合成樹脂製品においては、気相蒸着の際、繊維中
のガス成分(水分)が影響して、基体の表面への金属薄
膜の密着力が低下し、上記製品では剥離しなかったもの
でも、剥離が生じるという問題がある。更に、この現象
は難接着性合成樹脂からなる基体の表面に、金属薄膜を
プレートもしくは塗料層(接着材)を塗布する場合、そ
れぞれの合成樹脂材料がもつ密着性、接着性に左右され
るので、一般に難接着性プラスチックといわれる樹脂で
は、繊維中の水分の影響と相乗して、金属薄膜等は合成
樹脂単独の金属薄膜等の密着よりもさらに悪くなった。
品は、種々の製造方法により得られる合成樹脂材料から
なる基体の表面に、金属特有の表面光沢を有し、かつ、
密着性に優れた金属薄膜を形成することを目的とするも
のであるが、しかし特願平1−268204号において、難接
着性樹脂の場合、合成樹脂材料のみからなる製品(例え
ばバックルなど)においては、実用上有用であるが繊維
を含む合成樹脂製品においては、気相蒸着の際、繊維中
のガス成分(水分)が影響して、基体の表面への金属薄
膜の密着力が低下し、上記製品では剥離しなかったもの
でも、剥離が生じるという問題がある。更に、この現象
は難接着性合成樹脂からなる基体の表面に、金属薄膜を
プレートもしくは塗料層(接着材)を塗布する場合、そ
れぞれの合成樹脂材料がもつ密着性、接着性に左右され
るので、一般に難接着性プラスチックといわれる樹脂で
は、繊維中の水分の影響と相乗して、金属薄膜等は合成
樹脂単独の金属薄膜等の密着よりもさらに悪くなった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決し、繊維を含む
合成樹脂製品の場合でもより密着性が良く、金属特有の
表面光沢を有し、かつ、耐ドライクリーニング性及び耐
温水洗濯性に優れた金属薄膜を有するファスナーを提供
することを目的とするものである。
合成樹脂製品の場合でもより密着性が良く、金属特有の
表面光沢を有し、かつ、耐ドライクリーニング性及び耐
温水洗濯性に優れた金属薄膜を有するファスナーを提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ファスナーテープと一体化した合成樹脂エ
レメントを含むファスナーにおいて、前記合成樹脂エレ
メントが該合成樹脂基体の表面に金属の気相蒸着又はホ
ットスタンピングにより形成された表面層を設けた合成
樹脂エレメントであって、かつ前記合成樹脂としてポリ
アミド樹脂又はポリブチレンテレフタレート樹脂に対し
て、相溶性を向上するように変性されたABS樹脂、同変
性されたマレイミド樹脂、同変性されたポリフェニレン
エーテル樹脂をポリマーアロイ化してなるものを用いる
ことを特徴とする金属薄膜を表面に有するファスナーで
ある。
レメントを含むファスナーにおいて、前記合成樹脂エレ
メントが該合成樹脂基体の表面に金属の気相蒸着又はホ
ットスタンピングにより形成された表面層を設けた合成
樹脂エレメントであって、かつ前記合成樹脂としてポリ
アミド樹脂又はポリブチレンテレフタレート樹脂に対し
て、相溶性を向上するように変性されたABS樹脂、同変
性されたマレイミド樹脂、同変性されたポリフェニレン
エーテル樹脂をポリマーアロイ化してなるものを用いる
ことを特徴とする金属薄膜を表面に有するファスナーで
ある。
一般に合成樹脂材料は、結晶性樹脂と非晶性樹脂とに
分けられる。結晶性樹脂としては、例えばポリアミド樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等が挙げられ、こ
れらの樹脂材料は一般に硬く、剛直であり、耐薬品性、
耐摩擦・摩耗性、流動性に優れるという利点を有する
が、脆く、成形収縮率が大きく、寸法精度が劣り、更に
は接着性、密着性に劣るという欠点を有する。又、非晶
性樹脂としては、例えば相溶性を向上するように変性さ
れたABS樹脂、同変性されたマレイミド樹脂、同変性さ
れたポリフェニレンエーテル樹脂(本明細書において変
性とは結晶性ホリアミド樹脂、同ポリブチレンテレフタ
レート樹脂との相溶性を向上するような変性を意味し、
以下単に変性という)等が挙げられ、これらの樹脂材料
は上記結晶性樹脂等の性質と相反する性質を持ち、上記
結晶性樹脂の欠点においては優れた性質を持ち、逆に利
点については劣ったものとなっている。
分けられる。結晶性樹脂としては、例えばポリアミド樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等が挙げられ、こ
れらの樹脂材料は一般に硬く、剛直であり、耐薬品性、
耐摩擦・摩耗性、流動性に優れるという利点を有する
が、脆く、成形収縮率が大きく、寸法精度が劣り、更に
は接着性、密着性に劣るという欠点を有する。又、非晶
性樹脂としては、例えば相溶性を向上するように変性さ
れたABS樹脂、同変性されたマレイミド樹脂、同変性さ
れたポリフェニレンエーテル樹脂(本明細書において変
性とは結晶性ホリアミド樹脂、同ポリブチレンテレフタ
レート樹脂との相溶性を向上するような変性を意味し、
以下単に変性という)等が挙げられ、これらの樹脂材料
は上記結晶性樹脂等の性質と相反する性質を持ち、上記
結晶性樹脂の欠点においては優れた性質を持ち、逆に利
点については劣ったものとなっている。
そこで、上記相反する性質を持つ結晶性樹脂と非晶性
樹脂とをポリマーアロイ化してなる合成樹脂材料とする
ことにより、両方の利点が生かされ、逆に欠点が緩和さ
れた性質を有する合成樹脂材料とすることができる。例
えば、密着性及び接着性に優れ、かつ耐ドライクリーニ
ング性及び耐温水洗濯性に優れたものとすることができ
る。したがって、かかる合成樹脂材料の基体表面に塗料
層を塗布、気相蒸着手段により金属蒸着層を成形又はホ
ットスタンピングにより表面層を形成することによっ
て、密着性(接着性)及び耐溶剤性(耐薬品性)に優れ
た金属薄膜を有するファスナーとなる。
樹脂とをポリマーアロイ化してなる合成樹脂材料とする
ことにより、両方の利点が生かされ、逆に欠点が緩和さ
れた性質を有する合成樹脂材料とすることができる。例
えば、密着性及び接着性に優れ、かつ耐ドライクリーニ
ング性及び耐温水洗濯性に優れたものとすることができ
る。したがって、かかる合成樹脂材料の基体表面に塗料
層を塗布、気相蒸着手段により金属蒸着層を成形又はホ
ットスタンピングにより表面層を形成することによっ
て、密着性(接着性)及び耐溶剤性(耐薬品性)に優れ
た金属薄膜を有するファスナーとなる。
本発明でいう気相蒸着とは、例えば真空蒸着法、イオ
ンプレーティング法、スパッタリング法などが挙げられ
る。これらの手段によって、例えばアルミニウム、クロ
ム、ニッケル、ステンレス、金、銀、銅、真鍮等の金属
又は合金を薄膜状に蒸着形成させ、表面層を形成するも
のである。
ンプレーティング法、スパッタリング法などが挙げられ
る。これらの手段によって、例えばアルミニウム、クロ
ム、ニッケル、ステンレス、金、銀、銅、真鍮等の金属
又は合金を薄膜状に蒸着形成させ、表面層を形成するも
のである。
本発明でいうホットスタンピングにより形成された表
面層とは、金属薄膜の表面層側の面に下塗り塗料層を形
成し、これを基体表面に当てて熱を加えることによって
基体の表面に金属薄膜を形成する場合と、基体の表面に
下塗り層を形成し、これに金属薄膜を配し、これに熱を
加えて形成する場合とがある。この際、加える熱は、例
えば50〜60℃程度の比較的低温の場合と、180℃以上の
比較的高温の場合とがある。
面層とは、金属薄膜の表面層側の面に下塗り塗料層を形
成し、これを基体表面に当てて熱を加えることによって
基体の表面に金属薄膜を形成する場合と、基体の表面に
下塗り層を形成し、これに金属薄膜を配し、これに熱を
加えて形成する場合とがある。この際、加える熱は、例
えば50〜60℃程度の比較的低温の場合と、180℃以上の
比較的高温の場合とがある。
本発明は、繊維部分を付加してなる合成樹脂成形品に
対して実用上有用な効果を発揮する。
対して実用上有用な効果を発揮する。
又、本発明の金属薄膜の表面層を有するファスナー
は、金属薄膜が下塗り塗料層の上に設けられ、かつ、表
面に上塗り塗料層が設けられたもの、又は、金属薄膜、
下塗り塗料層、金属薄膜、上塗り塗料層を順次設けたも
のとしてもよい。
は、金属薄膜が下塗り塗料層の上に設けられ、かつ、表
面に上塗り塗料層が設けられたもの、又は、金属薄膜、
下塗り塗料層、金属薄膜、上塗り塗料層を順次設けたも
のとしてもよい。
上記下塗り塗料層、及び上塗り塗料層に用いる塗料
は、アクリル、ウレタン、ポリエステル、尿素−メラミ
ン、エポキシ、アミノアルキド、ポリイソシアネート、
アルキルチタネート等の熱反応性、電子線硬化性、紫外
線硬化性の合成樹脂又はニトロセルローズ等よりなる塗
料であり、下塗り塗料にあっては、上記基体表面又は金
属薄膜に吹付けて形成し、基体表面又は金属薄膜に対し
て密着力に優れたものである。又、上塗り塗料にあって
は、金属薄膜に吹付け乾燥したもので、これにより優れ
た金属光沢を与えると共に密着性、耐洗濯性を高めるも
のである。ここで上塗り塗料層は下の金属薄膜の色調を
透視できるように透明又は半透明のものであることが必
要であり、又、透視に支障のないような任意の色に着色
されていてもよい。例えば、銀色の光沢を呈しているア
ルミニウムの金属薄膜に、黄色に着色した上塗り塗料層
を施すことにより、金色の金属特有の光沢を呈するファ
スナーを得ることができる。又、アルミニウムの金属薄
膜に緑色に着色した上塗り塗料層を施すことにより緑色
の金属特有の光沢を出すことができる。このようにベー
スとなる色の光沢を持った金属薄膜に透視に支障のない
ように種々の色に着色した上塗り塗料層を施すことによ
り、その色に相応する金属特有の光沢を有する装飾体を
得ることができる。
は、アクリル、ウレタン、ポリエステル、尿素−メラミ
ン、エポキシ、アミノアルキド、ポリイソシアネート、
アルキルチタネート等の熱反応性、電子線硬化性、紫外
線硬化性の合成樹脂又はニトロセルローズ等よりなる塗
料であり、下塗り塗料にあっては、上記基体表面又は金
属薄膜に吹付けて形成し、基体表面又は金属薄膜に対し
て密着力に優れたものである。又、上塗り塗料にあって
は、金属薄膜に吹付け乾燥したもので、これにより優れ
た金属光沢を与えると共に密着性、耐洗濯性を高めるも
のである。ここで上塗り塗料層は下の金属薄膜の色調を
透視できるように透明又は半透明のものであることが必
要であり、又、透視に支障のないような任意の色に着色
されていてもよい。例えば、銀色の光沢を呈しているア
ルミニウムの金属薄膜に、黄色に着色した上塗り塗料層
を施すことにより、金色の金属特有の光沢を呈するファ
スナーを得ることができる。又、アルミニウムの金属薄
膜に緑色に着色した上塗り塗料層を施すことにより緑色
の金属特有の光沢を出すことができる。このようにベー
スとなる色の光沢を持った金属薄膜に透視に支障のない
ように種々の色に着色した上塗り塗料層を施すことによ
り、その色に相応する金属特有の光沢を有する装飾体を
得ることができる。
次に本発明における気相蒸着手段をイオンプレーティ
ング法を例にとって説明する。真空装置内にガス導入管
より例えばアルゴンガスなどの不活性ガスを導入し、合
成樹脂からなる基体あるいはその表面に下塗り塗料層を
形成したものを基材とし、これを陰極として装置内に所
定金属材料からなる蒸発源と対向して配置し、両者間に
電圧を印加して、蒸発源より所定金属材料の原子、分
子、クラスタを蒸発させ、これらを基材と蒸発源との間
に配された高周波用コイルに電圧をかけることにより発
生する高周波電界によってイオン化し、高エネルギーイ
オンを基材表面に照射することで、基材の表面に金属薄
膜を形成するものである。ここで高エネルギーイオンを
高周波電界によって加速して、基材面に衝突させること
により、粒子のもつ大きなエネルギーによって衝突部が
局部的に超高温に加熱され、粒子が基材面に強力に密着
する。更にイオン衝撃によりイオン注入と、それに伴う
ミキシングにより、所定金属材料からなる金属薄膜の原
子に大きなエネルギーを与えることにより、金属層格子
原子は激しく運動し、その結果、高い密度の欠陥を表面
や界面につくり、密着度がよく丈夫な金属薄膜を生成す
ることになる。又、上記金属薄膜の形成前に、基材表面
の油脂層又は不純物を超音波洗浄、エッチングなどを施
すことにより、活性でクリーンな樹脂表面を得ることが
でき、金属薄膜の密着に悪影響を与える要因を除去する
ことができる。
ング法を例にとって説明する。真空装置内にガス導入管
より例えばアルゴンガスなどの不活性ガスを導入し、合
成樹脂からなる基体あるいはその表面に下塗り塗料層を
形成したものを基材とし、これを陰極として装置内に所
定金属材料からなる蒸発源と対向して配置し、両者間に
電圧を印加して、蒸発源より所定金属材料の原子、分
子、クラスタを蒸発させ、これらを基材と蒸発源との間
に配された高周波用コイルに電圧をかけることにより発
生する高周波電界によってイオン化し、高エネルギーイ
オンを基材表面に照射することで、基材の表面に金属薄
膜を形成するものである。ここで高エネルギーイオンを
高周波電界によって加速して、基材面に衝突させること
により、粒子のもつ大きなエネルギーによって衝突部が
局部的に超高温に加熱され、粒子が基材面に強力に密着
する。更にイオン衝撃によりイオン注入と、それに伴う
ミキシングにより、所定金属材料からなる金属薄膜の原
子に大きなエネルギーを与えることにより、金属層格子
原子は激しく運動し、その結果、高い密度の欠陥を表面
や界面につくり、密着度がよく丈夫な金属薄膜を生成す
ることになる。又、上記金属薄膜の形成前に、基材表面
の油脂層又は不純物を超音波洗浄、エッチングなどを施
すことにより、活性でクリーンな樹脂表面を得ることが
でき、金属薄膜の密着に悪影響を与える要因を除去する
ことができる。
又、上記において蒸発源をアルミニウムにした場合、
例えば0.1μm以下のアルミニウムからなる金属薄膜は
合成樹脂からなる基体の表面粗さが0.1μmを超えると
灰白色となり、金属特有の表面光沢を有した表面が得ら
れず、これにアルミニウムと密着力のよい下塗り塗料
(例えば主剤としてポリエステルポリオール、硬化剤と
してポリイソシアネート)を使用し、その後更にアルミ
ニウムからなる金属薄膜を形成することにより、金属特
有の光沢のある銀色を得ることができる。更に金属薄膜
を保護するため、上塗り塗料を塗布することにより、密
着性、耐摩耗性に優れ、金属特有の表面光沢を有するフ
ァスナーを得ることができる。
例えば0.1μm以下のアルミニウムからなる金属薄膜は
合成樹脂からなる基体の表面粗さが0.1μmを超えると
灰白色となり、金属特有の表面光沢を有した表面が得ら
れず、これにアルミニウムと密着力のよい下塗り塗料
(例えば主剤としてポリエステルポリオール、硬化剤と
してポリイソシアネート)を使用し、その後更にアルミ
ニウムからなる金属薄膜を形成することにより、金属特
有の光沢のある銀色を得ることができる。更に金属薄膜
を保護するため、上塗り塗料を塗布することにより、密
着性、耐摩耗性に優れ、金属特有の表面光沢を有するフ
ァスナーを得ることができる。
従って、結晶性樹脂と非晶性樹脂とをポリマーアロイ
化して得られた合成樹脂材料からなる基体の表面に上記
構成の表面層を設けることにより、より密着性に優れ、
金属特有の表面光沢を有するファスナーが得られると共
に、顧客の要望に応じた色彩のファスナーを提供でき
る。又、後者の構成の表面層を設けることにより、無極
性又は無極性に近い合成樹脂材料からなる基体及び上塗
り、下塗り塗料層に極性を持つ金属薄膜を交互に配設す
るものとなり、それぞれの層の間でより密着性に優れた
ものとすることができる。
化して得られた合成樹脂材料からなる基体の表面に上記
構成の表面層を設けることにより、より密着性に優れ、
金属特有の表面光沢を有するファスナーが得られると共
に、顧客の要望に応じた色彩のファスナーを提供でき
る。又、後者の構成の表面層を設けることにより、無極
性又は無極性に近い合成樹脂材料からなる基体及び上塗
り、下塗り塗料層に極性を持つ金属薄膜を交互に配設す
るものとなり、それぞれの層の間でより密着性に優れた
ものとすることができる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 ポリアミド樹脂と変性マレイミドとを比率1:1にてポ
リマーアロイ化して、合成樹脂材料を得て、ファスナー
テープとともに上記合成樹脂材料からなるエレメントを
射出成形した(基体の表面粗さは0.1μm以上であ
る)。得られた成形品をフロンで超音波洗浄をし、その
後高周波イオンプレーティング法により膜厚0.05〜0.1
μmのアルミニウム又はクロムからなる金属薄膜を形成
し、次にこの表面に溶融型ポリエステル100部、ポリイ
ソシアネート30部に配合した下塗り塗料のスプレーガン
にて吹付け、熱風90℃で60分間加熱硬化させ、更にこの
表面に高周波イオンプレーティング法により膜厚0.05〜
0.1μmのアルミニウムからなる金属薄膜を形成し、こ
の表面に溶液型ポリエステル100部、ポリイソシアネー
ト10部に黄色染料を混合して配合した上塗り塗料をスプ
レーガンにて吹付け、熱風70℃で60分間加熱硬化して、
耐性のある金色の表面層を合成樹脂材料からなる基体の
表面に形成した。更にポリアミドと変性ポリフェニレン
エール(以下PPEとする)とに、ポリアミドと変性ABSと
に、ポリブチレンテレフタレート(以下PBTとする)と
変性PPEとに上記と同様の表面層を形成した。なお、合
成樹脂材料からなる基体の表面に金属、薄膜、下塗り塗
料層、金属薄膜、上塗り塗料層を順次設けたものである
表面層を表面層1とする。
リマーアロイ化して、合成樹脂材料を得て、ファスナー
テープとともに上記合成樹脂材料からなるエレメントを
射出成形した(基体の表面粗さは0.1μm以上であ
る)。得られた成形品をフロンで超音波洗浄をし、その
後高周波イオンプレーティング法により膜厚0.05〜0.1
μmのアルミニウム又はクロムからなる金属薄膜を形成
し、次にこの表面に溶融型ポリエステル100部、ポリイ
ソシアネート30部に配合した下塗り塗料のスプレーガン
にて吹付け、熱風90℃で60分間加熱硬化させ、更にこの
表面に高周波イオンプレーティング法により膜厚0.05〜
0.1μmのアルミニウムからなる金属薄膜を形成し、こ
の表面に溶液型ポリエステル100部、ポリイソシアネー
ト10部に黄色染料を混合して配合した上塗り塗料をスプ
レーガンにて吹付け、熱風70℃で60分間加熱硬化して、
耐性のある金色の表面層を合成樹脂材料からなる基体の
表面に形成した。更にポリアミドと変性ポリフェニレン
エール(以下PPEとする)とに、ポリアミドと変性ABSと
に、ポリブチレンテレフタレート(以下PBTとする)と
変性PPEとに上記と同様の表面層を形成した。なお、合
成樹脂材料からなる基体の表面に金属、薄膜、下塗り塗
料層、金属薄膜、上塗り塗料層を順次設けたものである
表面層を表面層1とする。
又、ポリアミド樹脂と変性マレイミドとを比率1:1に
てポリマーアロイ化して、合成樹脂材料を得て、ファス
ナーテープとともに上記合成樹脂材料からなるエレメン
トを射出成形した(基体の表面粗さは0.1μm以上であ
る)。得られた成形品をフロンで超音波洗浄をし、その
後、溶融型ポリエステル100部、ポリイソシアネート30
部に配合した下塗り塗料をスプレーガンにて吹付け熱風
90℃で60分間加熱硬化させ、以下上記と同様に金属薄膜
を高周波イオンプレーティング法により形成し、更に上
塗り塗料を吹付け上塗り塗料層を形成し、金色の表面層
を合成樹脂からなる基体の表面に形成した。又、上記と
同様の結晶性樹脂と非晶性樹脂との組合せのものに同様
の表面層を形成した。
てポリマーアロイ化して、合成樹脂材料を得て、ファス
ナーテープとともに上記合成樹脂材料からなるエレメン
トを射出成形した(基体の表面粗さは0.1μm以上であ
る)。得られた成形品をフロンで超音波洗浄をし、その
後、溶融型ポリエステル100部、ポリイソシアネート30
部に配合した下塗り塗料をスプレーガンにて吹付け熱風
90℃で60分間加熱硬化させ、以下上記と同様に金属薄膜
を高周波イオンプレーティング法により形成し、更に上
塗り塗料を吹付け上塗り塗料層を形成し、金色の表面層
を合成樹脂からなる基体の表面に形成した。又、上記と
同様の結晶性樹脂と非晶性樹脂との組合せのものに同様
の表面層を形成した。
なお、合成樹脂からなる基体の表面に下塗り塗料層、
金属層、上塗り塗料層を順次設けたものである表面層を
表面層2とする。このようにして得られた合成樹脂成形
品の表面をナイフで1mmに切って100コマのマス目を作
り、その後JISセロハンテープにてマス目上にテープを
密着し、これを剥すことにより強制試験を行い、剥離し
たマス目をマス目総数100個当りについて調査した。
金属層、上塗り塗料層を順次設けたものである表面層を
表面層2とする。このようにして得られた合成樹脂成形
品の表面をナイフで1mmに切って100コマのマス目を作
り、その後JISセロハンテープにてマス目上にテープを
密着し、これを剥すことにより強制試験を行い、剥離し
たマス目をマス目総数100個当りについて調査した。
又、比較のためアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、PB
T樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂の射出成形品に、
上記と同様に基体の表面に表面層1及び表面層2を形成
したものについても上記と同様の強制試験を行った。
T樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂の射出成形品に、
上記と同様に基体の表面に表面層1及び表面層2を形成
したものについても上記と同様の強制試験を行った。
更に参考例として繊維を介在しない製品(例えばバッ
クル)について、上記全ての合成樹脂材料からなる基体
の表面に表面層1及び表面層2を形成したものについて
上記と同様の強制試験を行った。又、上記全ての合成樹
脂材料を射出成形し、この表面にABS用ホットスタンピ
ング金属転写箔を転写させたものについても同様の強制
試験を行った。
クル)について、上記全ての合成樹脂材料からなる基体
の表面に表面層1及び表面層2を形成したものについて
上記と同様の強制試験を行った。又、上記全ての合成樹
脂材料を射出成形し、この表面にABS用ホットスタンピ
ング金属転写箔を転写させたものについても同様の強制
試験を行った。
上記試料に対する強制試験の結果を表1に示す。
表1中、変性マレイミドとしては電気化学(株)製
商品名マレッカN1000を、変性PPEとしてはジェネラルエ
レクトリック社製 商品名ノリルDSNを、また変性ABSと
しては電気化学社製 商品名電化ABS、グレードSR−T
−7Hを使用した。
商品名マレッカN1000を、変性PPEとしてはジェネラルエ
レクトリック社製 商品名ノリルDSNを、また変性ABSと
しては電気化学社製 商品名電化ABS、グレードSR−T
−7Hを使用した。
表中の数値は剥離個数/100個碁盤目 表面層1…金属薄膜、下塗り塗料層、金属薄膜、上塗り
塗料層 表面層2…下塗り塗料層、金属薄膜、上塗り塗料層 表1に示すように本発明の金属薄膜を表面に有する合
成樹脂成形品は、繊維を介在しないものは、もちろん繊
維を介在するものにおいても、密着性に優れていること
が分るとともに、ホットスタンピングにおいても密着性
に優れたものとなることが分る。
塗料層 表面層2…下塗り塗料層、金属薄膜、上塗り塗料層 表1に示すように本発明の金属薄膜を表面に有する合
成樹脂成形品は、繊維を介在しないものは、もちろん繊
維を介在するものにおいても、密着性に優れていること
が分るとともに、ホットスタンピングにおいても密着性
に優れたものとなることが分る。
実施例2 上記実施例1と同様の試料について、耐ドライクリー
ニング性及び耐温水洗濯性について調査した。
ニング性及び耐温水洗濯性について調査した。
耐ドライクリーニング性の調査は上記試料をパークロ
ルエチレンの溶剤、約23℃で3分間洗い、これを高速回
転脱液を1分間、これらを3回くり返し、50〜60℃で約
15分間乾燥を行い、この洗いから乾燥までを5回くり返
して行った。
ルエチレンの溶剤、約23℃で3分間洗い、これを高速回
転脱液を1分間、これらを3回くり返し、50〜60℃で約
15分間乾燥を行い、この洗いから乾燥までを5回くり返
して行った。
又、耐温水洗濯性の調査は市販の合成洗剤30g/30、
約40〜45℃で洗い30分間、すずき5分間を2回、乾燥60
℃で30分間を行い、この洗いから乾燥までを20回くり返
して行った。
約40〜45℃で洗い30分間、すずき5分間を2回、乾燥60
℃で30分間を行い、この洗いから乾燥までを20回くり返
して行った。
上記、耐ドライクリーニング性の調査及び耐温水洗濯
性の調査の結果を表2に示す。
性の調査の結果を表2に示す。
表2中その判定は○×により行い、表中○印はメッキ
膜の剥れが無く、成形品にクラック、膨潤などの発生、
その他の外観上の変化がないものであり、表中×印はメ
ッキ膜の剥れ、又は成形品のクラック、膨潤などの発生
又はその他の外観上の変化の何れかの変かがあるもので
ある。表2に示すように本発明の金属薄膜を表面に有す
るファスナーは、耐ドライクリーニング性及び耐温水洗
濯性等に優れたものであることが分る。
膜の剥れが無く、成形品にクラック、膨潤などの発生、
その他の外観上の変化がないものであり、表中×印はメ
ッキ膜の剥れ、又は成形品のクラック、膨潤などの発生
又はその他の外観上の変化の何れかの変かがあるもので
ある。表2に示すように本発明の金属薄膜を表面に有す
るファスナーは、耐ドライクリーニング性及び耐温水洗
濯性等に優れたものであることが分る。
又、合成樹脂材料からなる基体の表面に表面層1又は
表面層2の表面層を設けることにより、射出成形などの
製造方法により得られたもの(表面粗さ0.1μm以上を
有するもの)であっても金属特有の表面光沢を有するも
のとなる。
表面層2の表面層を設けることにより、射出成形などの
製造方法により得られたもの(表面粗さ0.1μm以上を
有するもの)であっても金属特有の表面光沢を有するも
のとなる。
[発明の効果] 本発明は結晶性樹脂に対し、非晶性樹脂をポリマーア
ロイ化して夫々の欠点を緩和し、利点をいかし密着性及
び耐溶剤性に優れた合成樹脂材料とし、この合成樹脂材
料からなる基体の表面に表面層を設けるものであるた
め、密着性及び耐溶剤性に優れ、かつ金属特有の表面光
沢を有する金属薄膜を有する合成樹脂成形品が得られ、
実用上優れた効果を発揮する。
ロイ化して夫々の欠点を緩和し、利点をいかし密着性及
び耐溶剤性に優れた合成樹脂材料とし、この合成樹脂材
料からなる基体の表面に表面層を設けるものであるた
め、密着性及び耐溶剤性に優れ、かつ金属特有の表面光
沢を有する金属薄膜を有する合成樹脂成形品が得られ、
実用上優れた効果を発揮する。
又、繊維部分と合成樹脂部分とからなるファスナーの
合成樹脂部分に設けることにより、製造上繊維部分から
ガス成分(主として水分)が発生し密着性が劣るように
作用しても、それ以上の密着力により形成されるもので
あるため、繊維を介在するファスナーの基体上に密着性
がよい金属薄膜を有するものを得ることができる。
合成樹脂部分に設けることにより、製造上繊維部分から
ガス成分(主として水分)が発生し密着性が劣るように
作用しても、それ以上の密着力により形成されるもので
あるため、繊維を介在するファスナーの基体上に密着性
がよい金属薄膜を有するものを得ることができる。
又、表面層を下塗り塗料層、金属薄膜、上り塗料層を
順次設けたもの、又は金属層、下塗り塗料層、金属薄
膜、上り塗料層を順次設けたものとすることにより、製
造上0.1μm以上の表面粗さを有する基体表面を有する
ものの表面にも金属特有の表面光沢を持つ金属薄膜を有
するファスナーを得ることができる。
順次設けたもの、又は金属層、下塗り塗料層、金属薄
膜、上り塗料層を順次設けたものとすることにより、製
造上0.1μm以上の表面粗さを有する基体表面を有する
ものの表面にも金属特有の表面光沢を持つ金属薄膜を有
するファスナーを得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】ファスナーテープと一体化した合成樹脂エ
レメントを含むファスナーにおいて、前記合成樹脂エレ
メントがその合成樹脂基体の表面に金属の気相蒸着又は
ホットスタンピングにより形成された表面層を設けた合
成樹脂エレメントであって、かつ前記合成樹脂としてポ
リアミド樹脂又はポリブチレンテレフタレート樹脂に対
して、相溶性を向上するように変性されたABS樹脂、同
変性されたマレイミド樹脂又は同変性されたポリフェニ
レンエーテル樹脂をポリマーアロイ化してなるものを用
いることを特徴とする金属薄膜を表面に有するファスナ
ー。 - 【請求項2】金属薄膜が下塗り塗料層の上に設けられ、
かつ、表面に上塗り塗料層が設けられている請求項
(1)記載の金属薄膜を表面に有するファスナー。 - 【請求項3】基体表面に金属薄膜層、下塗り塗料層、金
属薄膜層、上塗り塗料層を順次設けたものである請求項
(1)記載の金属薄膜を表面に有するファスナー。
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---|---|---|---|
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CA002048486A CA2048486A1 (en) | 1990-08-09 | 1991-08-06 | Synthetic resin molded article having metallic thin film on the surface thereof |
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BR919103471A BR9103471A (pt) | 1990-08-09 | 1991-08-08 | Peca moldada em resina sintetica revestida com filme delgado metalico |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016047838A1 (ko) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | 유흥상 | 플라스틱 재질 지퍼레일의 진공코팅층 형성방법 |
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WO2009003901A1 (de) * | 2007-07-03 | 2009-01-08 | Basf Se | Verfahren zur metallisierung von polyamidblends |
CN101549577B (zh) * | 2008-04-02 | 2012-06-06 | 比亚迪股份有限公司 | 一种塑胶制品及其制备方法 |
FR2977254B1 (fr) * | 2011-06-29 | 2013-08-30 | Valeo Securite Habitacle | Piece plastique a metallisation selective et procede de fabrication correspondant |
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JPS596250A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-13 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 表面平滑性に優れた樹脂組成物 |
JPS5949961A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | 豊田合成株式会社 | 金属光輝調有色樹脂製品 |
JPS59210950A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-29 | Toyobo Co Ltd | 金属メツキされたポリエステル成形物およびその製造方法 |
JPS6191239A (ja) * | 1983-09-12 | 1986-05-09 | アトランテイツク・リツチフイ−ルド・カンパニ− | ポリマ−アロイ |
US4764558A (en) * | 1987-03-20 | 1988-08-16 | Arco Chemical Company | Alkyl vinyl ether/N-arylmaleimide copolymer containing polymer alloy |
JPS6420129A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Mitsubishi Rayon Co | Transparent conductive laminated body |
JPH01213360A (ja) * | 1988-02-23 | 1989-08-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 樹脂組成物 |
JPH03100197A (ja) * | 1989-09-12 | 1991-04-25 | Nippon G Ii Plast Kk | ポリマーブレンド成形品へのメッキ処理方法 |
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- 1990-08-09 JP JP2209158A patent/JP2574707B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1991
- 1991-08-03 TW TW080106106A patent/TW201771B/zh active
- 1991-08-06 CA CA002048486A patent/CA2048486A1/en not_active Abandoned
- 1991-08-07 FI FI913749A patent/FI105539B/fi not_active IP Right Cessation
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- 1991-08-08 KR KR1019910013710A patent/KR930011411B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-08-08 BR BR919103471A patent/BR9103471A/pt not_active IP Right Cessation
- 1991-08-08 EP EP91113319A patent/EP0470610B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-06-26 HK HK132397A patent/HK132397A/xx not_active IP Right Cessation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016047838A1 (ko) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | 유흥상 | 플라스틱 재질 지퍼레일의 진공코팅층 형성방법 |
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BR9103471A (pt) | 1992-05-12 |
TW201771B (ja) | 1993-03-11 |
EP0470610A2 (en) | 1992-02-12 |
JPH0493239A (ja) | 1992-03-26 |
FI913749A (fi) | 1992-02-10 |
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