JPH01120806A - 電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造方法Info
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- JPH01120806A JPH01120806A JP62278885A JP27888587A JPH01120806A JP H01120806 A JPH01120806 A JP H01120806A JP 62278885 A JP62278885 A JP 62278885A JP 27888587 A JP27888587 A JP 27888587A JP H01120806 A JPH01120806 A JP H01120806A
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Landscapes
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、寛解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造
方法、特に電極箔の化成方法に関するものである。
方法、特に電極箔の化成方法に関するものである。
(ロ)従来の技術
従来、アルミニウム電極箔の化成に使用する電解液とし
て、硼酸に硼酸アンモニウムや硼砂、あるいはアンモニ
ウムを加えたものが多く使、用されてきている。しかし
ながら、これらの酸性液では陽極−化膜の電気絶縁性が
悪く、陽極箔の静電容量も小さい。
て、硼酸に硼酸アンモニウムや硼砂、あるいはアンモニ
ウムを加えたものが多く使、用されてきている。しかし
ながら、これらの酸性液では陽極−化膜の電気絶縁性が
悪く、陽極箔の静電容量も小さい。
また電解質としてクエン酸を溶解したものも使用されて
いるが、陽極箔の静電容量は増大するものの、コンデン
サの漏れ電流が大きく、寿命試験中の容量変化率も大き
いという問題がある。
いるが、陽極箔の静電容量は増大するものの、コンデン
サの漏れ電流が大きく、寿命試験中の容量変化率も大き
いという問題がある。
さらに特開昭60−234310号公報に示されるよう
に、アジピン酸等にクエン酸類θ〜0.05%)含有す
る電解液により、規定電圧まで化成した後熱処理を行な
い、その後リン酸で化成する方法も提案されているが、
静電容量の増加率も不十分であり、また寿命試験(高温
負荷試験)における容量変化率も大きくなるという問題
がある。
に、アジピン酸等にクエン酸類θ〜0.05%)含有す
る電解液により、規定電圧まで化成した後熱処理を行な
い、その後リン酸で化成する方法も提案されているが、
静電容量の増加率も不十分であり、また寿命試験(高温
負荷試験)における容量変化率も大きくなるという問題
がある。
(ハ)発明が解決しようとする問題点
本発明は、上記問題点を解決するもので、化成処理後の
静電容量、を大幅に増大さセ、且つ漏れ電流が小さく、
更に高温負荷試験における容量変化率の小さい電極慣を
提供せんとするものである。
静電容量、を大幅に増大さセ、且つ漏れ電流が小さく、
更に高温負荷試験における容量変化率の小さい電極慣を
提供せんとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段
本発明は、アルミニウム電極箔に耐電圧酸化皮膜を陽極
酸化により形成するための電解液を、純水11当り、ク
エン酸又はその塩を0.5〜8gおよびリン酸又はその
塩を0.05〜1g溶解して構成するものである。
酸化により形成するための電解液を、純水11当り、ク
エン酸又はその塩を0.5〜8gおよびリン酸又はその
塩を0.05〜1g溶解して構成するものである。
(ホ) 作用
クエン酸がアルミニウム電極箔表面に生じる耐圧性の低
い水酸化アルミニウムを溶解すると共に、酸化皮膜中に
リン酸が残留することにより水和しにくくなり、漏れ電
流の低下や容量変化を小きくすることができる。
い水酸化アルミニウムを溶解すると共に、酸化皮膜中に
リン酸が残留することにより水和しにくくなり、漏れ電
流の低下や容量変化を小きくすることができる。
(へ) 実施例
以下本発明を第1表〜第3表および第1図〜第4図に従
って説明する。第1表は、化成のための電解液A−Fの
組成について示したものである。
って説明する。第1表は、化成のための電解液A−Fの
組成について示したものである。
Aは従来例の電解液で、純水1ゑ当り硼酸100&と2
5%のアンモニア水を3.5ell加えたもの、Bは他
の従来例の電解液で、純水11当りアジピン酸5gと2
5%のアンモニア水を、1mR加えたもの、Cは別の従
来例の電解液で、純水1j!当りアジピン酸10gとク
エン酸0,5gを加えたもの、Dは本発明一実施例の電
解液で、純水1!当りクエン酸1gとリン酸0.1gを
加えたもの、Eは本発明の他の実施例の電解液で、純水
1p、当りクエン酸アンモニウム8gとリン酸o、 o
s gを加えたもの、Fは本発明の別の実施例の電解液
で、純水1り当りクエン酸0.5gとリン酸第1アンモ
ニウム1gを加えたものである。
5%のアンモニア水を3.5ell加えたもの、Bは他
の従来例の電解液で、純水11当りアジピン酸5gと2
5%のアンモニア水を、1mR加えたもの、Cは別の従
来例の電解液で、純水1j!当りアジピン酸10gとク
エン酸0,5gを加えたもの、Dは本発明一実施例の電
解液で、純水1!当りクエン酸1gとリン酸0.1gを
加えたもの、Eは本発明の他の実施例の電解液で、純水
1p、当りクエン酸アンモニウム8gとリン酸o、 o
s gを加えたもの、Fは本発明の別の実施例の電解液
で、純水1り当りクエン酸0.5gとリン酸第1アンモ
ニウム1gを加えたものである。
第 1 表
次に上記電解液A−Fを用いで化成処理を行なった結果
を第2表に示す、尚、Cの電解液の場合は、化成後40
0°Cで3分間熱処理を行ない、その後純水11当りリ
ン酸第1アンモニウム1gの電解液で化成したものであ
る。
を第2表に示す、尚、Cの電解液の場合は、化成後40
0°Cで3分間熱処理を行ない、その後純水11当りリ
ン酸第1アンモニウム1gの電解液で化成したものであ
る。
tたアルミニウム電極箔は市販のエツチングアルミニウ
ム箔を使用し、各電解液とも80℃の洛中で240vの
電圧をかけて化成を行なった。エツチングアルミニウム
箔は浸漬後40mA/cm’の電流密度で所定電圧(2
40V )まで化成した後、240Vで10分間の加電
、2分間の熱処理を数回繰り返した。
ム箔を使用し、各電解液とも80℃の洛中で240vの
電圧をかけて化成を行なった。エツチングアルミニウム
箔は浸漬後40mA/cm’の電流密度で所定電圧(2
40V )まで化成した後、240Vで10分間の加電
、2分間の熱処理を数回繰り返した。
尚、試料の数は各5個で数値はそれぞれ5個の平均値で
ある。
ある。
第2表に示すように本発明の化成処理を行なうと、従来
例に比べ静電容量が増加し、且−つ漏れ電流も小さいこ
とがわかる。これはクエン酸がアルミニウム箔表面に生
じる耐圧性の低い水酸化アルミニウムを溶解することに
より静電容量が増加し、更にリン酸が酸化皮膜中に残留
し水和しにくくなるために漏れ電流が低下するものと考
えられる。
例に比べ静電容量が増加し、且−つ漏れ電流も小さいこ
とがわかる。これはクエン酸がアルミニウム箔表面に生
じる耐圧性の低い水酸化アルミニウムを溶解することに
より静電容量が増加し、更にリン酸が酸化皮膜中に残留
し水和しにくくなるために漏れ電流が低下するものと考
えられる。
次に上記電解液A−Fを用いて定格電圧180V、容量
150μFのコンデンサを試作し、95℃で1000時
間の高温負荷試験を行なった結果を第3表に示す、尚、
試料の数は各10個で数値はそれぞれ10個の平均値で
あり、初期および1000時間後の静電台l C、ta
n 8 s漏れt流LCを測定した。
150μFのコンデンサを試作し、95℃で1000時
間の高温負荷試験を行なった結果を第3表に示す、尚、
試料の数は各10個で数値はそれぞれ10個の平均値で
あり、初期および1000時間後の静電台l C、ta
n 8 s漏れt流LCを測定した。
以下余白
第3表から明らかなように本発明の各実施例D〜Fは9
5℃、1000時間の高温負荷試験においても特性が安
定している。
5℃、1000時間の高温負荷試験においても特性が安
定している。
第1図はクエン酸単独の溶解量と化成時の火花発生電圧
(火花電圧)の関係を示すグラフである。
(火花電圧)の関係を示すグラフである。
第1図から火花電圧を240v以上にするためにはクエ
ン酸は10g以下にする必要がある。
ン酸は10g以下にする必要がある。
第2図はリン酸第1アンモニウム単独の溶解量と火花電
圧の関係を示すグラフである。第2図から火花電圧を2
40v以上にするためにはリン酸第1アンモニウムは1
g以下にする必要がある。
圧の関係を示すグラフである。第2図から火花電圧を2
40v以上にするためにはリン酸第1アンモニウムは1
g以下にする必要がある。
第3図はクエン酸の溶解量とリン酸第1アンモニウムの
溶解量に対する高温負荷試験後の静電容量変化率の関係
を示すグラフである。静電容量変化率を一5%以内に抑
えるためには、クエン酸は0.2〜9.5g/り、リン
酸第1アンモニウムは0.05〜0.98g#!の範囲
が適当である。 ゛第4図はリン酸第1アンモニウ
ムの溶解量を(A )0.05g /l、(B)0.5
g/j!、(C)1 g/Rにした場合のクエン酸の溶
解量に対する静電容量の関係を示すグラフである。第4
図から静電容量1.4μp/cm’以上を確保するため
には、クエン酸は0.2g72以上が必要である。
溶解量に対する高温負荷試験後の静電容量変化率の関係
を示すグラフである。静電容量変化率を一5%以内に抑
えるためには、クエン酸は0.2〜9.5g/り、リン
酸第1アンモニウムは0.05〜0.98g#!の範囲
が適当である。 ゛第4図はリン酸第1アンモニウ
ムの溶解量を(A )0.05g /l、(B)0.5
g/j!、(C)1 g/Rにした場合のクエン酸の溶
解量に対する静電容量の関係を示すグラフである。第4
図から静電容量1.4μp/cm’以上を確保するため
には、クエン酸は0.2g72以上が必要である。
以上の結果から、電か液の組成としては、純水11当り
、クエン酸又はその塩を0.5〜8gおよびリン酸又は
その塩を0.05〜0.98 g溶解したものが適当で
ある。
、クエン酸又はその塩を0.5〜8gおよびリン酸又は
その塩を0.05〜0.98 g溶解したものが適当で
ある。
(ト)発明の詳細
な説明したように本発明によれば、静電容量が大きく且
つ漏れ電流の小言い電解コンデンサ用アルミニウム電極
箔を製造することができ、又この電極箔を使用して製造
した電解コンデンサは高温負荷試験においても特性が安
定している。
つ漏れ電流の小言い電解コンデンサ用アルミニウム電極
箔を製造することができ、又この電極箔を使用して製造
した電解コンデンサは高温負荷試験においても特性が安
定している。
第1図はクエン酸単独の溶解量と火花電圧の関係を示す
グラフ、第2図はリン酸第1アンモニウム単独の溶解量
と火花電圧の関係を示すグラフ、第3I2Iはクエン酸
の溶解量とリン酸第1アンモニウムの溶解量に対する高
温負荷試験後の静電容量変化率の関係を示すグラフ、第
4図はクエン酸の溶解量に対する静電容量の関係を示す
グラフで、<A>はリン酸第1アンモニウムが0.05
g #! (7)場合、(B )ハ0.5g/f! (
7)場合、(C)ハ1 g /j! 0)8合である。
グラフ、第2図はリン酸第1アンモニウム単独の溶解量
と火花電圧の関係を示すグラフ、第3I2Iはクエン酸
の溶解量とリン酸第1アンモニウムの溶解量に対する高
温負荷試験後の静電容量変化率の関係を示すグラフ、第
4図はクエン酸の溶解量に対する静電容量の関係を示す
グラフで、<A>はリン酸第1アンモニウムが0.05
g #! (7)場合、(B )ハ0.5g/f! (
7)場合、(C)ハ1 g /j! 0)8合である。
Claims (1)
- (1)アルミニウム電極箔に耐電圧酸化皮膜を陽極酸化
により形成するための電解液を、純水1l当り、クエン
酸又はその塩を0.5〜8gおよびリン酸又はその塩を
0.05〜0.98g溶解して構成することを特徴とす
る電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278885A JPH01120806A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278885A JPH01120806A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01120806A true JPH01120806A (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=17603456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62278885A Pending JPH01120806A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01120806A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021106182A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP62278885A patent/JPH01120806A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021106182A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
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