JPH0111705Y2 - - Google Patents

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JPH0111705Y2
JPH0111705Y2 JP1982139173U JP13917382U JPH0111705Y2 JP H0111705 Y2 JPH0111705 Y2 JP H0111705Y2 JP 1982139173 U JP1982139173 U JP 1982139173U JP 13917382 U JP13917382 U JP 13917382U JP H0111705 Y2 JPH0111705 Y2 JP H0111705Y2
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JP
Japan
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tape
adhesive
young
modulus
layer
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JP1982139173U
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JPS5944748U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は粘着テープに関し、詳しくは電気絶
縁テープなどのように被着体に巻回粘着される粘
着テープに関する。
一般に、従来使用されている粘着テープは単層
から成るテープ状支持体の片面に粘着剤層を設け
た構造とされている。
このような粘着テープを使用し、例えば電力ケ
ーブルの接続個所の絶縁層を設けるためにテーピ
ングを行う場合、粘着テープの巻回終端部が粘着
剤層を設けているにもかかわらず、剥れて浮き上
ることがしばしば生じるといつた問題があつた。
これは、電力ケーブルなどに巻き付けて粘着さ
せる場合、巻層間に隙間が生じないようテープに
張力を与えつつ巻き付けるためであり、この際に
残留する内部応力の作用によりテープ末端部が剥
れて浮き上るからであると考えられる。
このような現象は、上記の場合に限らず、粘着
テープを被着物品周囲に巻回する場合に生じ、例
えばロツド、バーなどに粘着テープを利用して把
持部を形成するような場合、二以上のロツド体を
接続し仮支持するような場合にも同様に生じる。
このため、従来にあつては、このような現象を
防止するため、粘着テープの粘着力を強くする、
あるいはテープ製造時、テープ支持体内にできる
だけ残留応力を残さないといつた手段が採られて
いるが、前者の場合、コイル状に巻回されて供給
される粘着テープの巻戻しに大なる力を要し、作
業性が著しく悪くなり、又、後者の場合、いかに
製造時の残留応力を除去してもテーピング時の張
力によつて内部残留応力が発生するので、テーピ
ング後のテープ末端の剥れは多かれ少なかれさけ
られないといつた問題があつた。
この考案は上記問題に鑑み、多少の張力を加え
てテーピングを行つても、巻回終端が剥れて浮き
上ることのない粘着テープを提供することを目的
としてなされたものであつて、ヤング率の異なる
二枚の熱可塑性合成樹脂フイルムを貼り合わせて
形成された複合体から成るテープ状支持体のヤン
グ率の大なる側の表面に粘着剤層を設けたことを
特徴とするものである。
以下、この考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の要部拡大断面図、
第2図は作用説明図である。
この考案の粘着テープAは、ヤング率の異なる
二枚の熱可塑性合成樹脂フイルム1A,1Bを貼
り合わせて形成された複合体から成るテープ状支
持体1であつて、複合されたフイルム1A,1B
のヤング率をそれぞれEA,EB(EA>EB)としたと
き、ヤング率の大きい方の面1A′に粘着剤層2
を設けて構成される。
なお、上記実施例としてテープ状支持体1と粘
着剤層2との構成について説明したが、第3図に
示すように、複層構造とした支持体1に、接着剤
層3を介し粘着剤層2を設けた構成あるいは第4
図に示すように、粘着テープAをコイル状巻回体
とした場合の巻き戻し性を良くするため、粘着剤
層2の設けられない面(即ちヤング率EBの小さ
い面側)に剥離剤層4を設けた構成、さらには、
上記実施例を組み合わせ、剥離剤層4、及び接着
剤層3を設け、各層1A,1B、及び2を構成し
ても良い。
上記ヤング率の異なる二種の熱可塑性合成樹脂
フイルムの組み合わせとしては、可塑剤の添加量
によつてヤング率の異ならされた例えば、硬質ポ
リ塩化ビニルフイルムと軟質ポリ塩化ビニルフイ
ルム、重合度の相違によつてヤング率の異ならさ
れた二枚のフイルム、例えば高密度ポリエチレン
フイルムと低密度ポリエチレンフイルムあるいは
異種の組成からなるヤング率の異なるフイルム、
例えばポリプロピレンフイルムと低密度ポリエチ
レンフイルムなどがある。なお、上記の組み合わ
せにおいて、いずれも最初に記したものがヤング
率が大きく、次に記したものがヤング率が小であ
る。
この考案は以上のように構成されているので、
テーピング時に張力を与えつつ巻回粘着を行つて
も、残留応力により必ずヤング率の大きい方にテ
ープがカールするため、巻回終了後テープを切断
しても、粘着テープは巻き付け方向にカールし、
浮き上つて剥れるといつたことは完全に防止でき
るのである。又、このような現象が生じるため、
特に粘着剤層の粘着力を強くする必要はなく、従
来の粘着剤を使用することができるといつた利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部拡大断面図、
第2図は実施例の作用説明図、第3図〜第5図は
他の実施例の要部拡大断面図である。 A……粘着テープ、1A……ヤング率大のフイ
ルム層、1B……ヤング率小のフイルム層、1…
…支持体、2……粘着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヤング率の異る二枚の熱可塑性合成樹脂フイル
    ムを貼り合わせて形成された複合体から成るテー
    プ状支持体のヤング率の大なる側の表面に粘着剤
    層を設けたことを特徴とする粘着テープ。
JP13917382U 1982-09-13 1982-09-13 粘着テ−プ Granted JPS5944748U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13917382U JPS5944748U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 粘着テ−プ

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JP13917382U JPS5944748U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 粘着テ−プ

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Publication Number Publication Date
JPS5944748U JPS5944748U (ja) 1984-03-24
JPH0111705Y2 true JPH0111705Y2 (ja) 1989-04-06

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ID=30312026

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JP13917382U Granted JPS5944748U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 粘着テ−プ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02421Y2 (ja) * 1985-04-16 1990-01-08
JPH0627636Y2 (ja) * 1987-04-28 1994-07-27 日東電工株式会社 両面粘着テ−プ
JP6431256B2 (ja) * 2013-10-11 2018-11-28 デクセリアルズ株式会社 接着フィルム、フィルム巻装体、接続構造体の製造方法、接続方法、接続構造体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544544U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12

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JPS544544U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12

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