JPH02421Y2 - - Google Patents
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- JPH02421Y2 JPH02421Y2 JP1985056544U JP5654485U JPH02421Y2 JP H02421 Y2 JPH02421 Y2 JP H02421Y2 JP 1985056544 U JP1985056544 U JP 1985056544U JP 5654485 U JP5654485 U JP 5654485U JP H02421 Y2 JPH02421 Y2 JP H02421Y2
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- Japan
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- tape
- base material
- resin layer
- cloth base
- frame
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はラケツトのフレーム保護用テープの改
良に関するものである。
良に関するものである。
テニス・バトミントン等のラケツトの枠縁に貼
着して使用するフレーム保護用テープとして、伸
張性テープの表面に着色樹脂層を設け、該テープ
の裏面には粘着層を設けたものが公知である。
着して使用するフレーム保護用テープとして、伸
張性テープの表面に着色樹脂層を設け、該テープ
の裏面には粘着層を設けたものが公知である。
ところで、これら保護用テープは、フレームに
沿つて伸張させた状態で、しかも湾曲したフレー
ム外面及び両側面に沿つて張り付けていくため、
貼着後のテープには枠外面では厚さ方向外側へ行
く程大きな引張応力が発生し、また両側面では幅
方向での引張応力分布が異なるため、長期間経過
後は、これら応力による作用によつて、テープに
複雑な縮みが生じ、粘着界面におけるすべりの発
生と相俟つてしわが発生する問題が有つた。
沿つて伸張させた状態で、しかも湾曲したフレー
ム外面及び両側面に沿つて張り付けていくため、
貼着後のテープには枠外面では厚さ方向外側へ行
く程大きな引張応力が発生し、また両側面では幅
方向での引張応力分布が異なるため、長期間経過
後は、これら応力による作用によつて、テープに
複雑な縮みが生じ、粘着界面におけるすべりの発
生と相俟つてしわが発生する問題が有つた。
もつとも、このような問題を解消するには、例
えば実開昭59−44748号に開示したように、ヤン
グ率の大小異なる積層プラスチツクフイルムのヤ
ング率の大なる側の表面に粘着層を設けた粘着テ
ープを使用することが考えられるが、この積層フ
イルムは、保護用テープとしては一枚の厚さが薄
く、激しい擦過衝撃に対する耐久性を持たせる必
要上、厚さを厚くするため何層も重ねて貼り付け
る必要が有り使用が面倒となる他、このように重
ねて貼りつけるとテープの積層界面には、それぞ
れ粘着層が介在することとなるので、これらの流
動的すべりに起因して剥離やずれを生じて見苦し
くなるなどの欠点が有る。
えば実開昭59−44748号に開示したように、ヤン
グ率の大小異なる積層プラスチツクフイルムのヤ
ング率の大なる側の表面に粘着層を設けた粘着テ
ープを使用することが考えられるが、この積層フ
イルムは、保護用テープとしては一枚の厚さが薄
く、激しい擦過衝撃に対する耐久性を持たせる必
要上、厚さを厚くするため何層も重ねて貼り付け
る必要が有り使用が面倒となる他、このように重
ねて貼りつけるとテープの積層界面には、それぞ
れ粘着層が介在することとなるので、これらの流
動的すべりに起因して剥離やずれを生じて見苦し
くなるなどの欠点が有る。
また、一層で所定の厚みとし得るよう、テープ
を厚手のプラスチツクフイルムで構成した場合
は、テープの腰が強くなりすぎ、反撥弾性もそれ
だけ大きくなるので、強い粘着力の貼着層を使用
する必要が有り、構造が大掛かりになりすぎる欠
点が有る。
を厚手のプラスチツクフイルムで構成した場合
は、テープの腰が強くなりすぎ、反撥弾性もそれ
だけ大きくなるので、強い粘着力の貼着層を使用
する必要が有り、構造が大掛かりになりすぎる欠
点が有る。
この考案は上記問題点に鑑み、貼着後であつて
も、しわの発生の防止が出来、しかも唯一回の貼
着でも十分な緩衝作用の行なえるラケツト保護用
テープを提供することを目的としてなされたもの
である。
も、しわの発生の防止が出来、しかも唯一回の貼
着でも十分な緩衝作用の行なえるラケツト保護用
テープを提供することを目的としてなされたもの
である。
即ち、この考案のラケツトのフレーム保護用テ
ープは経糸より緯糸の打込み本数が少なく、か
つ、経糸を長さ方向としたテープ状布基材の片面
に、該布基材の経糸に沿つた方向の伸張性より大
きな伸張性を有する樹脂層を設け、前記布基材の
他面には粘着層を設けたことを特徴とするもので
ある。
ープは経糸より緯糸の打込み本数が少なく、か
つ、経糸を長さ方向としたテープ状布基材の片面
に、該布基材の経糸に沿つた方向の伸張性より大
きな伸張性を有する樹脂層を設け、前記布基材の
他面には粘着層を設けたことを特徴とするもので
ある。
以下、図面により本考案を説明する。
第１図において、１はテープ状布基材であり、
モスまたはコツトン等の布基材で、第２図に示す
ように構成糸として30番手程度のもので単位長さ
当たり打込み本数は縦方向の経糸１Ａが65〜80
本、横方向の緯糸１Ｂが45〜60本としたものが用
いられる。２１はテープ状布基材上に設けた透明
樹脂層（例えば、アクリル樹脂１００重量部に対
し硬化剤を５重量部以下としたもの）、２２並び
に２３は着色樹脂層であり、外側の着色樹脂層２
３の硬度を内側の着色樹脂層２２の硬度よりも大
としてある（例えば、内側の着色樹脂層にはベー
ス樹脂として、アクリル樹脂100％に対し硬化剤
を０〜３％としたものを使用し、外側の着色樹脂
層には、アクリル樹脂100重量部に対し硬化剤を
５〜16重量部としたものを使用する。）上記透明
樹脂層２１は着色樹脂層２２，２３の裏抜けを防
止するためのものである。３はテープ状布基材１
の裏面に設けた粘着層であり、ゴム系、アクリル
系粘着剤を使用できる。上記において、透明樹脂
層２１、着色樹脂層２２，２３からなる積層樹脂
層２の伸張性をテープ状布基材１の伸張性よりも
大としてある。この伸長性は一定張力を加えて伸
ばしたとき、元の状態の長さとの比の大小で評価
でき、例えば、テープ状布基材１の伸び率を約10
％、積層樹脂層２の伸び率を約30％としてある。
モスまたはコツトン等の布基材で、第２図に示す
ように構成糸として30番手程度のもので単位長さ
当たり打込み本数は縦方向の経糸１Ａが65〜80
本、横方向の緯糸１Ｂが45〜60本としたものが用
いられる。２１はテープ状布基材上に設けた透明
樹脂層（例えば、アクリル樹脂１００重量部に対
し硬化剤を５重量部以下としたもの）、２２並び
に２３は着色樹脂層であり、外側の着色樹脂層２
３の硬度を内側の着色樹脂層２２の硬度よりも大
としてある（例えば、内側の着色樹脂層にはベー
ス樹脂として、アクリル樹脂100％に対し硬化剤
を０〜３％としたものを使用し、外側の着色樹脂
層には、アクリル樹脂100重量部に対し硬化剤を
５〜16重量部としたものを使用する。）上記透明
樹脂層２１は着色樹脂層２２，２３の裏抜けを防
止するためのものである。３はテープ状布基材１
の裏面に設けた粘着層であり、ゴム系、アクリル
系粘着剤を使用できる。上記において、透明樹脂
層２１、着色樹脂層２２，２３からなる積層樹脂
層２の伸張性をテープ状布基材１の伸張性よりも
大としてある。この伸長性は一定張力を加えて伸
ばしたとき、元の状態の長さとの比の大小で評価
でき、例えば、テープ状布基材１の伸び率を約10
％、積層樹脂層２の伸び率を約30％としてある。
本考案の保護用テープＡを使用する場合、所定
の引張力のもとで上記伸び率10％、30％に対して
15〜20％の伸び率のもので、第３図に示すように
粘着層において貼着して使用する。
の引張力のもとで上記伸び率10％、30％に対して
15〜20％の伸び率のもので、第３図に示すように
粘着層において貼着して使用する。
この場合、保護用テープＡの中央部分Ａ１をラ
ケツトＲの枠外縁部分R1に沿わせて張力を与え
つつ貼りつけていくと第４図に示すようにテープ
状布基材１の中央部分Ａ１の経糸１Ａのみの伸び
によりテープ状布基材１の緯糸１Ｂは屈曲変形し
この結果第５図に示すように枠両側面R2，R2の
湾曲面に沿つて無理なく貼りつけていくことが出
来る。
ケツトＲの枠外縁部分R1に沿わせて張力を与え
つつ貼りつけていくと第４図に示すようにテープ
状布基材１の中央部分Ａ１の経糸１Ａのみの伸び
によりテープ状布基材１の緯糸１Ｂは屈曲変形し
この結果第５図に示すように枠両側面R2，R2の
湾曲面に沿つて無理なく貼りつけていくことが出
来る。
而して、かかる状態では積層保護層の引張り率
が弾性限界内にあるから、その貼着状態のテープ
の粘着界面がテープの内部引張応力のために縮ん
でも、積層樹脂層は塑性変形を受けることなく、
元の状態に回復する。従つて、積層樹脂層でのし
わの発生をも防止できる。
が弾性限界内にあるから、その貼着状態のテープ
の粘着界面がテープの内部引張応力のために縮ん
でも、積層樹脂層は塑性変形を受けることなく、
元の状態に回復する。従つて、積層樹脂層でのし
わの発生をも防止できる。
また、テープ状布基材１は、積層樹脂層に対し
比較的分厚に形成され、かつ、長手方向に対して
は緯糸の打込み本数が少ないため長さ方向折れ線
に沿つて折り曲げ易く、厚さの割りにはラケツト
の枠両側面の湾曲面に対し良く馴染み折り曲げ貼
着もし易くなる。
比較的分厚に形成され、かつ、長手方向に対して
は緯糸の打込み本数が少ないため長さ方向折れ線
に沿つて折り曲げ易く、厚さの割りにはラケツト
の枠両側面の湾曲面に対し良く馴染み折り曲げ貼
着もし易くなる。
上述した通り、本考案に係る保護テープは、テ
ープ状布基材の採用により、ラケツトのフレーム
保護用テープ全体の厚さを厚くでき、単一層の貼
着でも緩衝性が充分に発揮され、かつ、厚さの割
りには長手方向および幅方向に対する屈曲柔軟性
が充分に付与されるため、ラケツト等の湾曲枠の
枠外面及び両側面にかけてくるむように無理なく
貼りつけることができ、かつ貼着後使用中に引張
応力のために縮んでも、表面の樹脂層でのしわの
発生を防止でき、外観を良好に保持できると言つ
た実用的効果を有する。
ープ状布基材の採用により、ラケツトのフレーム
保護用テープ全体の厚さを厚くでき、単一層の貼
着でも緩衝性が充分に発揮され、かつ、厚さの割
りには長手方向および幅方向に対する屈曲柔軟性
が充分に付与されるため、ラケツト等の湾曲枠の
枠外面及び両側面にかけてくるむように無理なく
貼りつけることができ、かつ貼着後使用中に引張
応力のために縮んでも、表面の樹脂層でのしわの
発生を防止でき、外観を良好に保持できると言つ
た実用的効果を有する。
第１図は本考案に係る保護用テープを示す説明
図、第２図はテープ状基材の説明図、第３図は本
考案に係るテープの使用状態を示す説明図、第４
図は実施例の張力付加時の作用説明図、第５図は
同ラケツト枠に貼りつけた状態を示す要部拡大説
明図である。 図において、１はテープ状布基材、２は樹脂
層、３は粘着層、Ａはラケツトのフレーム保護用
テープである。
図、第２図はテープ状基材の説明図、第３図は本
考案に係るテープの使用状態を示す説明図、第４
図は実施例の張力付加時の作用説明図、第５図は
同ラケツト枠に貼りつけた状態を示す要部拡大説
明図である。 図において、１はテープ状布基材、２は樹脂
層、３は粘着層、Ａはラケツトのフレーム保護用
テープである。
Claims (1)
- 経糸より緯糸の打込み本数が少なく、かつ、経
糸を長さ方向としたテープ状布基材の片面に、該
布基材の経糸に沿つた方向の伸張性より大きな伸
張性を有する樹脂層を設け、前記布基材の他面に
は粘着層を設けたことを特徴とするラケツトのフ
レーム保護用テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985056544U JPH02421Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985056544U JPH02421Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61172143U JPS61172143U (ja) | 1986-10-25 |
| JPH02421Y2 true JPH02421Y2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=30580240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985056544U Expired JPH02421Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02421Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5944748B2 (ja) * | 1975-12-16 | 1984-10-31 | 松下電器産業株式会社 | チクデンチ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5944748U (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-24 | 日東電工株式会社 | 粘着テ−プ |
-
1985
- 1985-04-16 JP JP1985056544U patent/JPH02421Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5944748B2 (ja) * | 1975-12-16 | 1984-10-31 | 松下電器産業株式会社 | チクデンチ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61172143U (ja) | 1986-10-25 |
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