JPH0111505Y2 - - Google Patents

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JPH0111505Y2
JPH0111505Y2 JP18913980U JP18913980U JPH0111505Y2 JP H0111505 Y2 JPH0111505 Y2 JP H0111505Y2 JP 18913980 U JP18913980 U JP 18913980U JP 18913980 U JP18913980 U JP 18913980U JP H0111505 Y2 JPH0111505 Y2 JP H0111505Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
spring
packing
valve seat
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液状インクの筆記具に用いる筆記具の
バルブ構造に関する。
第1図、第2図で示すように、従来、この種筆
記具のバルブ構造は筒状の弁座Aの一方の開口部
にパツキング用つば部A1を有するパツキング装
着部A2を形成し、他方の開口部に弁体受口A3
が形成されている。また、弁座A内に収納される
弁体Bは孔B1を有する先端部B2が形成され、
中間部に先端から後端に向かつて拡開するテーパ
面部B3が形成され、かつ、後端部にスプリング
係止段部B4が形成され、前記弁体受口A3に挿
入係止する発条軸層B5とが形成された弁軸B6
で形成されている。また、パツキングCは前記の
パツキング装着部A2のつば部A1に係止する係
止つば部C1を形成すると共に、弁体貫通孔C2
を有する弁座嵌入部C3の後端にシールド部C4
を形成してある。そして、弁座A内に収納された
スプリングDの弾発力によつて弁体Bのテーパ面
部B3とパツキングCのシールド部C4とにより
インクの流量を調整可能なるようにしたものであ
つた。
しかし、上記の弁座A内に収納されたスプリン
グDは一方を弁体Bのスプリング係止段部B4と
弁座Aの開口部に形成された弁体受口A3側の内
壁のスプリング係止部A4との間に介在されてお
り、弁体Bのスプリング係止段部B4側のスプリ
ングDは該段部B4によつて固定されてはいる
が、他端のスプリングDは固定されず、しかも、
スプリング係止部A4はスプリングDの前記係止
部A4に当接する範囲が大きいため、使用時にお
いてペン先を押して弁体Bを開放するときスプリ
ングDの動きにガタ付きが生じる。そのため弁体
Bのテーパ面部B3とパツキングCのシールド部
C4とのシールドが不確実であるという欠点を有
していた。
そこで本考案は上記のような欠点を解消しよう
とするもので、筆記具のバルブ構造において、弁
体はその弁軸部の前半部を巻装するスプリングの
内径が軽く当接してガタ付かない太さに形成し、
その後半部を少し細成して段を形成すると共に、
発条軸装を形成しておき、他方、弁座の弁体受口
寄り内壁の適宜箇所にはスプリングのガタ防止用
リブを形成してスプリングの外径と軽く接触する
ように形成しておくことにより、弁体をスプリン
グを介してガタ付きなく保持し、それにより、弁
体の動きを直線的なものとし、弁体とパツキング
とのシールドを確実にするようにした筆記具のバ
ルブ構造を提供するのが目的である。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。第3図は本考案に係る筆記具のバルブ
構造の縦断面図、第4図は弁座の一部半截断面斜
視図である。
図中、1は筒状の弁座であつて、一方の開口部
にパツキング用つば部2aを有するパツキング装
着部2が形成されると共に、該装着部2の内壁の
適宜位置に係止突条部2bを設けておく。他方の
開口部には後記する弁体6を挿入係止する弁体受
口3が形成されている。また、弁座1の弁体受口
3側の近傍位置には第6図で示すように適宜個数
のインク出入孔4,4′,4″,…を開設してあ
る。このため、インクが特に顔料状のインクであ
つても、該出入孔4,4′…は閉じられてしまう
ことがない。従つて、弁体6を押してもインクが
吹き出すこともなく、組立時において誤動作があ
つても製品が不良となることもない。更に弁座1
の弁体受口3側近傍位置に切欠して開設したイン
ク出入孔4,4′,4″,…の間の弁座1の内壁に
はスプリングのガタ防止用リブ11,11,…を
設けてある。該リブ11,11,…は弁座1内に
収納されたスプリング10のガタ付きを防止する
ことにより、弁体受口3と相俟つて弁体6の動き
を直線状となすのに役立ち、弁体6のテーパ面部
8のシールドをより確実なものとするに際して大
きな役割を果たしている。
5はパツキングで、該パツキング5は前記パツ
キング装着部2aに係止する係止つば部5aを形
成すると共に、弁体貫通孔8aを有する弁座嵌入
部5cの後端にシールド部5dを形成しておく。
尚、弁座嵌入部5cのパツキング装着部2側の外
周壁に該装着部2の係止突条部2bと嵌着するよ
うに凹条部5eを形成しておけば、弁座1とパツ
キング5とが不容易に外れることがない。また、
弁体6のテーパ面部8をシールドするパツキング
5のシールド部5dの形状は段状又は突条に形成
されており、弁体6のテーパ面部8との接触が線
接触によつてシールドするようになつている。
一方、6は弁座1内に収納される弁体で、該弁
体6は嵌入孔7aを有する先端部7が形成され、
中間部には先端部側から後端部側に向かつて拡開
するテーパ面部8を形成し、かつ、該テーパ面部
8の後部にスプリング係止段部8aを形成し、そ
のうしろに弁軸部9を突設形成してある。この弁
軸部9は、その前半部が巻装するスプリング10
の内径が軽く当接してガタ付かない太さに形成し
てあり、その後半部は少し細成して段9bを形成
すると共に、発条軸装9aが形成されている。ま
た、弁座1の弁体受口3寄り内壁の適宜箇所には
スプリングガタ防止用リブ11,11,…を形成
して、スプリング10の外径と軽く接触するよう
に形成されている。これは、当該弁軸部にスプリ
ング10を巻装したとき、前半部では内側から弁
軸部9が当接してガタ付きを防止し、後半部では
外側からリブ11,11,…が当接してガタ付き
が防げるようにすると共に、それぞれ反対側はフ
リーな状態を保つことにより、スプリング10の
付勢作用を減殺しないようにするためである。
尚、弁体6の弁軸部9の後半部を所定長に細成
して段9bを形成してあるのは、弁体6を摺動し
たとき、段9bによつて弁軸部9が所定以上に後
退しないようにするためである。
そして、弁座1内に収納されたスプリング10
は弁座1内にある弁体受口3のスプリング係止部
3aと弁体6のスプリング係止段部8aとに当接
しており、スプリング10の弾性力が弁体6を常
時、先端方向に付勢している。このスプリング1
0の弾性力によつて押圧される弁体6のテーパ面
部8はパツキング5のシールド部5dによつて線
状にシールドされ、筆記時に弁体6が押される
と、弁体6が後退し、インクの流量が調整でき
る。
尚、図において3bは保護カバーであつて、該
カバー3bは不使用時に筆記具内の撹拌ボールが
弁体6の後端である発条軸装9aに当たらないよ
うに設けたもので、弁体6とパツキング5とのシ
ールドの変形を防止すると共に、シールドの確保
を確実にするためのものである。
次に本考案に係るバルブ構造を筆記具に用いた
場合について第7図を参照して説明する。図面に
おいて、12は有底筒状の軸筒であつて、その内
部にインク室13が一体に形成されている。この
インク室13にはインク14を撹拌するための撹
拌ボール15が挿入されている。また、軸筒12
の開口部16には本考案に係る弁座1が装着さ
れ、該弁座1の弁体6の嵌入孔7aにはペン芯1
7が挿入されている。一方、軸筒12の開口部1
6には先軸18が装着され、該先軸18の先端部
18aは前記のペン芯17を保持している。19
は先軸18内に内装された吸蔵体で、この吸蔵体
19はインク室から弁座を通つてきたインク14
をペン芯17にスムーズに流出させるためのもの
である。20はキヤツプである。
本考案は叙上のように、一方の開口部にパツキ
ング用つば部2aを有するパツキング装着部2を
形成し、他方の開口部に弁体受口3をそれぞれ左
右に有する筒状の弁座1と、該弁座1内に収納さ
れ、嵌入孔7aを有する先端部7を形成し、中間
部に先端から後端に向かつて拡開するテーパ面部
8を形成し、前記弁体受口3に挿入係止する発条
軸装9aとを形成した弁軸の弁体6と、前記パツ
キング装着部2のつば部2aに係止する係止つば
部を形成すると共に、弁体貫通孔5aを有する弁
座嵌入部5cの後端にシールド部5dを形成した
パツキング5とが弁座1内に収納されたスプリン
グ10の弾発力によつて弁体のテーパ面部8とパ
ツキング5のシールド部5dとによりインクの流
量を調整可能なるようにした筆記具のバルブ構造
において、 弁体6の弁軸部9における前半部は、スプリン
グ10の内径が軽く当接してガタ付かない太さに
形成し、その後半部は少し細成して段9aを形成
すると共に、発条軸装を形成し、前記弁座1の弁
体受口3寄り内壁の適宜箇所にはスプリングガタ
防止用リブ11,11,…を形成して、スプリン
グ10の外径と軽く接触するように形成したもの
である。
従つて、弁体6の弁軸部9における前半部は、
スプリング10の内径に軽く当接してガタ付きな
く保持し、弁体6の弁軸部9における後半部の発
条軸装9aは、弁体受口3に挿入されており、ス
プリング10の外径はスプリングガタ防止用リブ
11,11,…に軽く当接して保持され、それに
より、弁体の動きを直線的なものとすることがで
き、弁体6とパツキング5とのシールドを確実に
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の筆記具のバルブ構造の縦断面
図、第2図は同後端側端面図で、第3図は本考案
に係る筆記具のバルブ構造の縦断面図、第4図は
弁座の一部半截断面斜視図、第5図は第3図の
−線における弁座の断面図で、第6図は本考案
に係るバルブ構造に係る後端側端面図で、第7図
は同バルブを筆記具に適用した縦断面図である。 1……弁座、3……弁体受口、4,4′,4″…
…インク出入孔、6……弁体、11,11……ガ
タ防止用リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方の開口部にパツキング用つば部を有するパ
    ツキング装着部を形成し、他方の開口部に弁体受
    口をそれぞれ左右に有する筒状の弁座と、該弁座
    内に収納され、嵌入孔を有する先端部を形成し、
    中間部に先端から後端に向かつて拡開するテーパ
    面部を形成し、前記弁体受口に挿入係止する発条
    軸装とを形成した弁軸の弁体と、前記パツキング
    装着部のつば部に係止する係止つば部を形成する
    と共に、弁体貫通孔を有する弁座嵌入部の後端に
    シールド部を形成したパツキングとが弁座内に収
    納されたスプリングの弾発力によつて弁体のテー
    パ面部とパツキングのシールド部とによりインク
    の流量を調整可能なるようにした筆記具のバルブ
    構造において、 弁体の弁軸部における前半部は、スプリングの
    内径が軽く当接してガタ付かない太さに形成し、
    その後半部は少し細成して段を形成すると共に、
    発条軸装を形成し、前記弁座の弁体受口寄り内壁
    の適宜箇所にはスプリングガタ防止用リブを形成
    して、スプリングの外径と軽く接触するように形
    成したことを特徴とする筆記具のバルブ構造。
JP18913980U 1980-12-26 1980-12-26 Expired JPH0111505Y2 (ja)

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JPS57108983U JPS57108983U (ja) 1982-07-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005246948A (ja) * 2004-02-06 2005-09-15 Mitsubishi Pencil Co Ltd 液体塗布具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005246948A (ja) * 2004-02-06 2005-09-15 Mitsubishi Pencil Co Ltd 液体塗布具
JP4565894B2 (ja) * 2004-02-06 2010-10-20 三菱鉛筆株式会社 液体塗布具

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JPS57108983U (ja) 1982-07-05

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