JPH0111384Y2 - - Google Patents

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JPH0111384Y2
JPH0111384Y2 JP1983103438U JP10343883U JPH0111384Y2 JP H0111384 Y2 JPH0111384 Y2 JP H0111384Y2 JP 1983103438 U JP1983103438 U JP 1983103438U JP 10343883 U JP10343883 U JP 10343883U JP H0111384 Y2 JPH0111384 Y2 JP H0111384Y2
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JP
Japan
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metal saw
pipe
auxiliary roller
workpiece material
burrs
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JP1983103438U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はメタルソーを用いたパイプカツタ、特
にパイプ、棒材等の被加工素材を回転させながら
切断する型のパイプカツタに関する。
従来技術 近年、ガス管や水道管として腐食あるいは防食
等の目的のためにポリエチレン等のプラスチツク
で管内周あるいは管外周をライニングしたプラス
チツクライニング鋼管が多用されるようになつて
きている。従来、斯かるプラスチツクライニング
鋼管の切断には一般にローラ刃式のカツタが用い
られるが切断面でのいわゆるプラスチツクの“か
えり”が発生し易くきれいな切断面が得られない
という問題があつた。一方、このような“かえ
り”はメタルソーを用いた場合には発生しにくい
ことが判つている。
しかるに、このようなメタルソー式パイプカツ
タによればパイプ切断面のかえりやばり(以下、
単に“ばり”と言う)の発生は確かにローラ刃式
のものに比しはるかに少なくなるがそれでも完全
にばりの発生を抑えることはできなかつた。特
に、パイプ内径側のばりはほとんど発生しないが
パイプ外径側のばりは依然として生じていた。
そのため従来からメタルソー式パイプカツタに
おいて、メタルソーにばり取り用補助ローラ刃を
同軸的に取り付け、この補助ローラ刃によりパイ
プ切断端面を面取りし、それによりばりを切除す
ることが行われている。しかしながらこのような
補助ローラ刃による面取り方法では面取り部のエ
ツジ自体にまたばりが発生する可能性があるし、
またパイプ切断端面を面取りしてはいけない規格
品の如き場合にはこのような方法は全く採用でき
ない。
考案の目的 上述の如き点に鑑み、本考案の目的は面取りに
よらずにパイプ外周面のばりを簡単かつ確実に除
去し得るメタルソー式パイプカツタを提供するこ
とである。
考案の構成 上述の目的を達成するために、本考案によれ
ば、メタルソーには該メタルソーよりも小径の所
定の径の補助ローラがメタルソーと同軸的かつ一
体的に回転可能に隣接せしめられ、この補助ロー
ラによりメタルソーによる切断加工時に被加工材
の切断端面外周に生じるばりを除去する。
実施例 本願出願人は先にメタルソーのみならず被加工
素材も回転させる構成のパイプカツタを提案した
(実願昭57−103096号、同57−221122号)。本願考
案は基本的には斯かる型のパイプカツタに改良を
加えたものであるので、初めに上述の先行出願に
おいて提案したパイプカツタについて簡単に説明
する(第1,2図)。
一般にメタルソーにおいては被加工素材(以
下、パイプ等という)は固定である。即ち、メタ
ルソーは当然のことながらモータ等により回転駆
動せしめられるがパイプ等は回転せずに固定保持
されたままである。換言すればパイプ等を回転さ
せながらメタルソーを用いて切断を行うようにし
たパイプカツタは先に本願出願人が提案するまで
は存在しなかつた。そのためパイプ等の径が大き
い場合にはメタルソーの径もそれに合わせて大き
くしなければならずカツタ全体として大型化する
のみならず消費電力も増大するという好ましから
ざる問題を惹起していた。
そこで本願出願人は先に、メタルソーのみなら
ず被加工素材も回転させる構成とすることにより
メタルソーの小型化を可能ならしめ上述の如き問
題を解消したメタルソー式パイプカツタを提案し
たのである。
第1,2図に示すパイプカツタは既存のねじ切
機にメタルソーを取付けたものであり、特別な設
計変更を何ら必要としない。ねじ切機自体は公知
の如く基台2上に主軸台1が設けられ、該主軸台
1にはその前端にハンマーチヤツク4、後端にス
クロールチヤツク8が夫々取付けられる。これら
チヤツク4,8は基台2内に設けた主軸モータ9
に連結されそれにより回転駆動せしめられる。パ
イプ等の被加工素材Pはこれらチヤツクにより掴
持され自身の長手軸線X−Xを中心として回転せ
しめられる。尚、13は主軸モータ9の始動、停
止スイツチである。。
基台2上には主軸台1からパイプ長手軸線X−
Xと平行に延びる一対の案内棒10,10が設け
られる。案内棒10,10には往復台3が摺動自
在に取り付けられ、該往復台3にチエーザ等のね
じ切工具を保持するダイヘツドあるいはリーマ等
(共に図示せず)を取り付けることができる。尚、
11は往復台3を移動させる際のハンドルレバー
である。
上述の如きねじ切り機をそのまま利用するため
に、往復台3にメタルソー21を有する枢動腕2
0が枢ピン23を介して揺動自在に枢着される2
0→20′,21→21′。メタルソー21はパイ
プPの切断面内において枢動腕20に回転自在に
軸支され、かつ枢動腕20に取付けられるメタル
ソーモータ27により回転駆動せしめられる。
尚、16,28は夫々モータ9、モータ27の電
源コードである。枢動腕20は好ましくは把手2
9を有し枢動腕20を枢軸23を中心として揺動
する際の操作を容易にする。
尚、40はメタルソー周囲を部分的に包囲する
安全用の保護カバーである。
上述の如きメタルソー式パイプカツタにおい
て、本考案によれば第3,4図に示す如くメタル
ソー21の回転軸41にはばり取用の補助ローラ
45がメタルソー21に同軸的に設けられ。補助
ローラ45はその周囲にローレツトや歯等の欠刻
46を有する。補助ローラ45はメタルソー21
に隣接せしめられかつその直径D2はメタルソー
の直径D1よりも所定値だけ小さい(D1>D2)。直
径D2とD1の大きさはメタルソー21がパイプP
(P1は外周樹脂層、P2は鋼管部を示す)の肉厚を
突つ切りパイプPの切断を完了したときに補助ロ
ーラ45の外周がパイプ外周に接するように設定
される。
メタルソー21は補助ローラ45とその反対側
からメタルソー押えとしての座金49とにより挟
まれナツト47により固定される。そのため回転
軸41の端部はねじ軸となつている。補助ローラ
45は反対側から押えリング46により保持固定
される。補助ローラ45の押えリング46と回転
軸41の大径肩部41aとの間には位置決め用の
スペーサリング48が挿入され、このスペーサリ
ング48はその外径を補助ローラ45の外径と同
一にすることにより切断完了時にメタルソー21
がパイプP内に入りすぎるのを防止するストツパ
の役目をはたすことができる。またスペーサリン
グ48を適当な幅はものに取り替えることにより
メタルソー21及び補助ローラ45のパイプ軸線
方向位置をパイプ切断位置に応じて調節すること
ができる。
尚、メタルソー21、補助ローラ45、補助ロ
ーラ押えリング46、ナツト47は好ましくは第
4図に示す如く一体的に回転するように回転軸4
1にキー着される。
以上の如く構成することによりメタルソー21
によるパイプ切断部外周にばり50(第5図)が
生じてもこれを補助ローラ45により容易かつ確
実に除去することができる。尚、ばりはパイプ内
径側には殆ど発生しないし、またよしんば発生し
たとしても実用上問題とならない。従つて、本考
案では切断端面外周に発生するばりのみが対象で
ある。ばりは第5図においてメタルソー21の左
側(補助ローラ45のある側)に発生することに
なる。従つて、メタルソー21がパイプPを完全
に突つ切つた時に補助ローラ45(メタルソー2
1と共に自身の軸線を中心として回転する)がば
りに当たりこれを削り飛ばす。本考案においては
補助ローラ45は従来の如く面取り加工しないの
で、即ち切削加工をしないので(刃物ではないの
で)ばりの除去時に新たなばりが生じるという可
能性は全くない。
尚、第3図において補助ローラ45をメタルソ
ー21の両側にとりつけることも可能である。即
ち、メタルソー21と座金49との間にも補助ロ
ーラ45を取り付けることにより切り取られる方
のパイプ部の切断端面外周に生じるばりも同様に
除去することができる。また補助ローラ45を平
面ローラとする代りに或る角度をもつた略円錐台
形状とすることも可能である。
実際のパイプPの切断加工に当つては、初めに
スイツチ26によりメタルソーモータ20を回転
してメタルソー21によりパイプPに切り込み
(完全に突つ切るまで)を行つた後メインスイツ
チ13により主軸モータ9を始動させパイプPを
ゆつくりと一回転させる。
考案の効果 以上の如く本考案によればメタルソー式パイプ
カツタにおいて、メタルソーによる切断時にパイ
プの切断部外周に生じるばりを面取り加工によら
ずに簡単かつ確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のメタルソー式パイプカツタの
全体正面図、第2図は第1図の右側面図、第3図
は本考案に係るばり取り用補助ローラ取付部の拡
大図、第4図はメタルソー、補助ローラ及び被切
断パイプの位置関係を示す図、第5図はばりの発
生を説明するための図解図。 1……主軸台、4,8……チヤツク、9……主
軸モータ、20……枢動腕、21……メタルソ
ー、27……メタルソーモータ、45……補助ロ
ーラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工素材を回転自在に掴持するチヤツク装置
    を具えた主軸台に、被加工素材の長手軸線と平行
    に延びる軸線を中心として揺動自在な枢動腕を介
    してメタルソーを被加工素材の切断面内で回転自
    在に軸支せしめると共に上記メタルソーに該メタ
    ルソーよりも小径の所定の径のばり取り用補助ロ
    ーラと、メタルソーの被加工素材径方向への食い
    込み量を制限するスペーサリングとをメタルソー
    と同軸的かつ一体的に回転可能に隣接せしめ、上
    記ばり取り用補助ローラの外周にメタルソーによ
    る切断加工時に被加工材の切断端面外周に生じる
    ばりを除去する欠刻を形成したことを特徴とする
    メタルソー式パイプカツタ。
JP10343883U 1983-07-05 1983-07-05 メタルソ−式パイプカツタ Granted JPS6011721U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10343883U JPS6011721U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 メタルソ−式パイプカツタ

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JP10343883U JPS6011721U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 メタルソ−式パイプカツタ

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Publication Number Publication Date
JPS6011721U JPS6011721U (ja) 1985-01-26
JPH0111384Y2 true JPH0111384Y2 (ja) 1989-04-03

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JP10343883U Granted JPS6011721U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 メタルソ−式パイプカツタ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4754847A (en) * 1986-12-31 1988-07-05 Dana Corporation Interaxle differential for tandem axle assembly
KR100765190B1 (ko) 2006-05-19 2007-10-09 최제홍 파이프 가공 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613215Y2 (ja) * 1980-12-09 1986-02-01

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JPS6011721U (ja) 1985-01-26

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