JPH01112914A - 草刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ業上の利用分野） 本発明は、略水平面を回転する左右のカッターブレード
を収納したカッターハウジングを機体に設けられた左右
の車輪の前方に配設し、機体後方にはグラスバッグを配
設して成り、主に芝刈機として用いられる乗用型や歩行
型の草刈機、特にそのカッターハウジングからグラスバ
ッグまでのディスチャージ装置に関するものである。

（従来の技術） 乗用型の草刈機において、略水平面を回転する一枚のカ
ッターブレードを収納したカッターハウジングを車体下
に配設し、カッターハウジングの一側部に接続したシュ
ータ−を左右の後車輪間に配設し、機体の後方に配設し
たグラスバッグ内にシュータ−を介して、刈り取った芝
、草を送り込むようにしたものは、米国特許第３，９６
９，８７６号にて公知となっている。

またカッターハウジングの後面中央に後方からシュータ
−を接続し、左右の後車輪間を通って機体後方に位置す
るシュータ−後部内にブロワ−を設けたものも、米国特
許第４，３５４，４１６号にて公知である。

このようにシュータ−を左右の後車輪間に通したことに
より草刈機の全幅の増大が防げる。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、前者（米国特許第３．９６９，８７６号）の
ものはカッターブレードと一体に設けたフィンによる起
風作用のみによって、刈り取った芝、草を後方のグラス
バッグ内に送り込むため、カッターブレードの回転軌跡
の接線方向であるカッターハウジングの一側部にシュー
タ−を接続しなければならず、このためにシュータ−の
全長が比較的に長くならざるをえない。またグラスバッ
グ内への集積性能を高めるために起風作用を増大する必
要があり、このためにフィンを大きくすると騒音が激し
くなる。

そしてカッターハウジング内に左右のカッターブレード
を収納したものにあっては、カッターハウジングの一側
部にシュータ−を接続したものでは、グラスバッグ内へ
の刈り取った芝、草の送り込みが十分に行えない。

従ってグラスバッグ内への集積性能を高めるためには、
ブロワ−を設ける必要が生じ、例えば後者（米国特許第
４，３５４，４１６号）の如く機体後方に位置するシュ
ータ−後部内にブロワ−を設けることも考えられるが、
これはブロワ−により上方に刈り取った芝、草を吹き上
げてグラスバッグ内へ集積するものであるため、芝、草
を高く吹き上げるためのエネルギーを必要とする。また
シュータ−はカッターハウジングの後面中央に後方から
接続されているため、ブロワ−の吸引によるカッターハ
ウジング内の刈られる前の芝、草の立ち上がり作用は期
待できず、仕上がり性の面で課題が残る。

このようにカッターハウジング内に左右のカッターブレ
ードを収納したものおいては、シュータ−の全長を短く
しながらグラスバッグ内への集積性能を高めこると、刈
り取った芝、草を高く吹き上げるためのエネルギーを必
要としないこと、ブロワ−の吸引を利用して刈られる前
の芝、草を立ち上がらせて仕上がり性を向上すること、
といった要求を満足しつつブロワ−及びその吸込口を最
適位置に配設する必要がある。

そこで本発明の目的は、略水平面を回転する左右のカッ
ターブレードを収納したカッターハウジングを機体に設
けられた左右の車輪の前方に配設し、機体後方にはグラ
スバッグを配設し、左右の車輪間を通して配設したシュ
ータ−を介してカッターハウジングとグラスバッグを接
続するようにした草刈機において、特に左右のカッター
ブレードにより刈り取った芝、草が一番良く集る最適位
置にブロワ−及びその吸込口を配設することで、シュー
タ−の全長を短くしながらグラスバッグ内への集積性能
を高めることができるとともに、刈り取った芝、草を高
く吹き上げるためのエネルギーを必要とせず、更にブロ
ワ−の吸引を利用してカッターハウジング内で刈られる
前の芝、草を立ち上がらせて仕上がり性を向上すること
ができるようにした草刈機を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明は、機体
１に設けられた左右の車輪７．７と、この車輪７．７の
前方に配設されて略水平面を回転する左右のカッターブ
レード１２．１４を収納したカッターハウジング１１と
、このカッターハウジング１１に接続されて左右の車輪
７゜７間に配設したシュータ−５１と、このシュータ−
５１に接続されて機体１の後方に配設したグラスバッグ
７１とを備える草刈機において、カッターハウジング１
１の後部上で、且つ左右のカッターブレード１２．１４
間の略中央に、吸込口２３が下面に開口したブロワ−２
１を設け、このブロワ−２１の後部に開口した放出口２
４にシュータ−５１を接続したこと、を特徴とする。

（作用） 草刈機において、機体１に設けられた左右の車輪７，７
の前方に配設されて略水平面を回転する左右のカッター
ブレード１２．１４を収納したカッターハウジング１１
の後部上で、且つ左右のカッターブレード１２．１４間
の略中央に、吸込口２３が下面に開口したブロワ−２１
を設けたので、ブロワ−２１及びその吸込口２３は左右
のカッターブレード１２．１４により刈り取った芝、草
が一番良く集る最適位置に配設されている。

そしてカッターハウジング１１の後部上の略中央にブロ
ワ−２１を配置したので、このブロワ−２１と機体１の
後方に配設したグラスバッグ７１との間は最短距離とな
り、従ってこのブロワ−２１の後部に開口した放出口２
４とグラスバッグ７１とを接続する左右の車輪７．７間
に配設したシュータ−５１の全長は短くて済むとともに
、ブロワ−２１の吸引によりグラスバッグ７１内への集
積性能が高まる。

またブロワ−２１をカッターハウジング１１側に配置し
たので、このブロワ−２１には刈り取った芝、草を高く
吹き上げるためのエネルギーを必要としない。

更にブロワ−２１下面の吸込口２３をカッターハウジン
グ１１内に開口したので、このブロワ−２１の吸引を利
用してカッターハウジング１１内で刈られる前の芝、草
を立ち上がらせることができ、従って仕上がり性が向上
する。

（実施例） 以下に添付図面を基に実施例を説明する。

第１図は芝刈用としての乗用型の草刈機の概略側面を示
し、１は機体、２はそのフレーム、３はエンジン、４は
ハンドル、５はシート、６は前車輪、７は後車輪であり
、既知の如くエンジン３の駆動力はデフ８を含む動力伝
達系を介して左右の後車輪７．７に伝達される。

機体１の下方で左右の前車輪６．６と後車輪７．７との
間には第２図にも示されるカッターハウジング１１が配
設され、カッターハウジング１１は図示しない高さ調整
手段を介して機体１に支持される。このカッターハウジ
ング１１内には左右一対の大きなカッターブレード１２
．１４とその前方の小さなカッターブレード１６が収納
され、これら三枚のカッターブレード１２，１４．１６
は両端に起風フィン１３，１５．１７を備える。

左右の大きなカッターブレード１２．１４は前後方向に
位置をずらして配置されるとともに、その回転軌跡を近
接し、且つ左右の回転軌跡の全幅は機体１の幅と略等し
い。この左右一対のカッターブレード１２．１４間の前
方略中央に一枚の小さなカッターブレード１６が配置さ
れ、従ってカッターハウジング１１はこれら三枚のカッ
タープレート１２，１４．１６の回転軌跡を覆う外周形
状に形成されている。

左側のカッターブレード１２は矢印りの如く左方向に回
転し、右側のカッターブレード１４と前方のカッターブ
レード１６はともに矢印Ｒの如く右方向に回転する。ま
たカッターハウジング１１内には前方のカッターブレー
ド１６の回転軌跡に後方から近接して仕切壁１８が一体
に垂設され、この仕切壁１８は左右方向に延在してその
右側端部に後方への連通口１９を有している。

そしてカッターハウジング１１の後部上で左右のカッタ
ーブレード１２．１４間の後方略中央には吸込口２３が
下面に開口したブロワ−２１のハウジング２２が設けら
れ、このブロワ−ハウジング２２は内部に羽根車２５を
収納して後部に開口した筒状の放出口２４を備える。こ
の羽根車２５は矢印Ｒの如く右方向に回転する。

各カッターブレード１２．１４．１６を下端に固設した
回転軸２６，２７．２８はカッターハウジング１１上方
に突出し、羽根車２５を下端に固設した回転軸２９もブ
ロワ−ハウジング２２上方に突出し、各回転軸２６．２
７，２８．２９の上部にはプーリー３１．３２，３３．
３４が固設される。エンジン３の図示しない出力軸に設
けたプーリー３５、その下方の左右一対のプーリー３６
．３７、カッターハウジング１１上のプーリー３８、回
転軸２８のプーリー３３及びテンションプーリー３９に
ベルト４１が張設される。またカッターハウジング１１
上のプーリー３８と同軸のプーリー４２、更に別軸のプ
ーリー４３、回転軸２６，２７．．２９のプーリー３１
゜３２．３４及びテンションプーリー４４にも別のベル
ト４５が張設される。

一方、ブロワ−ハウジング２２後方に突出した放出口２
４にはシュータ−５１が接続される。

シュータ５１は前後に分割されたダクト部材５２．５３
で構成され、後部ダクト部材５３の前端内に前部ダクト
部材５２の後端を差し込むとともに、両者の差し込み部
分の左右を横方向の枢着ビン５４．５４で結合すること
により前部ダクト部材５２は首振り自在となっている。

このシュータ−５１を機体フレーム２後部に垂設したガ
イド部材４６内に後方から差し込んで後部ダクト部材５
２の前部をガイド部材４６に支持するとともに、前部ダ
クト部材５２の前端をブロワ−ハウジング２２の放出口
２４に被せて接続する。

そしてシュータ−５１は左右の後車輪７．７間（図示で
はデフ８の一側方）を通って後方へ延び、後部ダクト部
材５３は後止がりに滑らかな立ち上がり形状をなし、こ
の後部ダクト部材５３の後端は機体１後方に装備したグ
ラスバッグ７１内に差し込んで接続される。

即ち機体フレーム２の後端には左右のブラケットプレー
ト４７．４７を介して略縦方向のベースプレート６１が
固設され、ベースプレート６１の姿勢は若干前傾状態を
なす。このベースプレート６１の略中央にはシュータ−
５１の後部ダクト部材５３を差し込むための差込口が開
口され、またベースプレート６１の上端左右には係合溝
６３．６３を有するハンガ一部６２．６２が起設されて
いる。このハンガ一部６２．６２の係合溝６３．６３内
にグラスバッグ７１のフレーム部材７２を掛け、ベース
プレート６１の上端中央に備える押え板６４を弾発力に
よってグラスバッグ７１に対し上方から押圧し、これに
より前面の開口面をベースプレート６１後面に当接状態
に保つ。またグラスバッグ７１の前部上にはフレーム部
材７２と一体化して組み込まれたダンプ操作用レバー７
３が突設されている。

このグラスバッグ７１内の前部略中央にはベースプレー
ト６１の差込口を通してシュータ−５１の後部ダクト部
材５３後端が突出状態で臨んでいる。

このようにして特にカッターハウジング１１の後部上で
あって、その内部に収納された左右のカッターブレード
１２．１４間の略中央にブロワ−２１を設け、その吸込
口２３を下面に開口しているので、ブロワ−２１の吸込
口２３は左右の異なる回転方向り、Ｈに回転駆動される
カッターブレード１２．１４により刈り取った芝、草が
一番良く集る最適位置（前方のカッターブレード１６に
より刈り取った芝、草は連通口１９から右側のカッター
ブレード１４上方を通ってこの位置に集められる）に配
設されており、集積効率の向上の面で好都合であり、更
に以下の利点を発揮できる。

先ずシュータ−５１を左右の後車輪７，７間に通したこ
とにより草刈機の全幅の増大が防げるとともに、カッタ
−ハウジング１１後部上の略中央にブロワ−２１が位置
し、ブロワ−２１と機体１後方のグラスバッグ７１間が
最短距離となるので、左右の後車輪７．７間に配設され
てブロワ−２１後部の放出口２４とグラスバッグ７１と
を接続するシュータ−５１の全長は短くて済むことにな
り、ブロワ−２１の吸引によるグラスバッグ７１内への
集積性能が高まる。またブロワ−２１がカッターハウジ
ング１１側に位置し、シュータ−５１のグラスバッグ７
１内への放出位置が比較的低いことから、ブロワ−２１
には刈り取った芝、草を高く吹き上げるためのエネルギ
ーを必要としなくなる。そしてブロワ−２１下面の吸込
口２３をカッターハウジング１１内に開口したことから
、ブロワ−２１の吸引力による起風作用を利用してカッ
ターハウジング１１内で刈られる前の芝、草を良く立ち
上がらせて、特に左右のカッターブレード１２．１４に
よる芝、草の刈り取りを効率良く行わせ、仕上がり性の
向上に寄与するものとなる。

尚、本発明は実施例の乗用型草刈機に限らず、歩行型草
刈機にも適用できること勿論である。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、草刈機の機体に設けられ
た左右の車輪の前方に配設されて略水平面を回転する左
右のカッターブレードを収納したカッターハウジングの
後部上で、且つ左右のカッターブレード間の略中央に、
吸込口が下面に開口したブロワ−を設け、このブロワ−
の後部に開口した放出口と機体の後方に配設したグラス
バッグとを左右の車輪間に配設したシュータ−を介して
接続したため、先ず左右のカッターブレードにより刈り
取った芝、草が一番良く集る最適位置にブロワ−及びそ
の吸込口が合理的に配設されることとなる。

そしてカッターハウジングの後部上の略中央にブロワ−
が配置されており、ブロワ−とグラスバッグ間が最短距
離となるので、シュータ−の全長を短くすることができ
、合理的に配置したブロワ−の吸引によフてグラスバッ
グ内への集積性能を高めることができる。

またブロワ−はカッターハウジング側に配置されること
から、刈り取った芝、草を高く吹き上げるためのエネル
ギーをブロワ−には必要としなくなる。

更にカッターハウジング内にブロワ−下面の吸込口が開
口しているので、ブロワ−の吸引を利用してカッターハ
ウジング内で刈られる前の芝、草を立ち上がらせること
ができ、仕上がり性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した乗用型草刈機の概略側面図、
第２図はその要部平面図である。 尚、図面中、１は機体、７は車輪、１１はカッターハウ
ジング、１２．１４はカッターブレード、２１はブロワ
−１２３は吸込口、２４は放出口、５１はシュータ−１
７１はグラスバッグである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 機体に設けられた左右の車輪と、この車輪の前方に配設
   されて略水平面を回転する左右のカッターブレードを収
   納したカッターハウジングと、このカッターハウジング
   に接続されて左右の車輪間に配設したシューターと、こ
   のシューターに接続されて機体の後方に配設したグラス
   バッグとを備える草刈機であって、 カッターハウジングの後部上で、且つ左右のカッターブ
   レード間の略中央に、吸込口が下面に開口したブロワー
   を設け、 このブロワーの後部に開口した放出口にシューターを接
   続して成ること、 を特徴とする草刈機。