JP2004105108A - 走行型芝刈機における刈取芝のキャッチャー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記キャッチャーボックス37を、前記走行機体1の後部に、当該キャッチャーボックス37における開口部37aが前記排出ダクトの後端口に対面するように前向きになる位置と、下向きになる位置とに矢印C方向に回動するように装着する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行機体にロータリーモアを装着して成る走行型芝刈り機において、前記ロータリーモアによる刈取芝をキャッチするためのキャッチャー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の走行型芝刈機におけるキャッチャー装置は、その走行機体に、ロータリーモアにおける刈取芝を受け入れるためのキャッチャーボックスを装着し、このキャッチャーボックスを、本体と蓋体とに二つ割りにして、前記蓋体をその上面における枢着部を中心とする回転にて開くことにより、その内部に蓄えた刈取芝の放出を行うように構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−9757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来におけるキャッチャー装置は、そのキャッチャーボックスを、本体と蓋体とに二つ割りにして、前記蓋体をその上面における枢着部を中心とする回転にて開くという構成であることにより、構造複雑で、部品点数が多く高価であるばかりか、著しく大型するとともに重量がアップするのであり、しかも、この従来におけるキャッチャー装置は、そのキャッチャーボックスを、走行機体の横側に、走行機体より高くなるように斜め上向きに延びるように設けた排出ダクトの上端に装着していることにより、このキャッチャーボックスの地面からの高さが高くなり、ひいては、芝刈機における重心が高くなる等の問題があった。
【0005】
本発明は、この問題を解消したキャッチャー装置を提供することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は、
「走行機体のうちこれを支持する前車輪と一対の後車輪との間に、ロータリーモアを装着する一方、このロータリーモアにおける刈取芝の排出ダクトを、前記両後車輪の間を後方に延びるように配設して成る走行型芝刈機において、
前記走行機体に、一側面に開口部を設けて成るキャッチャーボックスを、当該キャッチャーボックスにおける開口部が前記排出ダクトの終端に対面する位置と、下向きになる位置とに回動するように装着した。」
ことを特徴としている。
【0007】
また、本発明の請求項2は、
「前記請求項1の記載において、前記キャッチャーボックスに、当該キャッチャーボックスにおける前記回動を補助する弾性手段を設けた。」
ことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用・効果】
請求項1のように構成することにより、キャッチャーボックスを回転するだけで、刈取芝を受け入れる状態と、受け入れた刈取芝を放出する状態とに任意に切り換えることができるから、操作及び構造が至極簡単であるとともに、小型・軽量化でき、且つ、安価に提供できる。
【0009】
しかも、前記キャッチャーボックスは、走行機体のうち、両後車輪の間に後方に延びるように配設した排気ダクトの後端部分に、回動可能に枢着したものであることにより、このキャッチャーボックスの地面からの高さを低くできて、芝刈機における重心を下げることができるのである。
【0010】
また、請求項2の記載によると、前記キャッチャーボックスを回動操作することに要する操作力を軽減でき、換言すると、前記キャッチャーボックスを、比較的軽い操作力にて回転操作できるから、その操作性を向上できる利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図7の図面について説明する。
【0012】
この図において、符号1は、前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム1aにて構成した走行機体を示し、この走行機体1は、左右一対の前車輪2と、同じく左右一対の後車輪3とで支持され、且つ、この走行機体1の前部上面には、エンジン4が搭載されているとともに、前記両前車輪2を同時に回動するように舵取りするための操縦ハンドル5が設けられ、また、前記走行機体1の後部上面には、作業者が座る操縦座席6が設けられている。更にまた、前記走行機体1の上面には、前記両後車輪3の上部を覆うフェンダー7aと、前記操縦座席の前側の部分にステップ台7bとを備えたフロントカウル7が、走行機体1の全体を覆うように設けられ、このフロントカウル7には、前記エンジン4に対するボンネットカバー8が開閉可能に設けられている。
【0013】
前記両後車輪3は、前記走行機体1における両サイドフレーム1aの外側面に上下方向に延びるように固着したブラケット9の下端に装着されている。
【0014】
一方、前記両前車輪2は、前記走行機体1における前部下面のうち平面視において走行機体1における横幅方向の中心線1b上の部位に中央部をセンターピン10にて上下方向に回動自在に枢着したフロントアクスル11の両端に、水平方向に旋回自在に枢着されている。
【0015】
前記走行機体1における下面側で、且つ、前記両前車輪2と両後車輪3との間には、ロータリーモア12が、左右一対の前部リンク13と、後部リンク14とにより上下動可能に装着され、且つ、前記操縦座席6の右側に配設した昇降操作レバー15の回動によって、上下動するように構成されている。
【0016】
すなわち、前記走行機体1のうち前車輪2と後車輪3との間の部分に、横方向に延びる昇降操作軸16を両サイドフレーム1aに回転自在に軸支して設け、この昇降操作軸16の両端から突出したアーム17の先端と、前記ロータリーモア12を昇降自在に支持する前記後部リンク14の先端との間を連杆18にて連結することにより、前記昇降操作軸16の回転に連動して前記ロータリーモア12が昇降動するように構成する。
【0017】
一方、前記昇降操作レバー15の基端を、前記走行機体1のうち操縦座席6の後側の部位に回転自在に軸支した横軸19に固着する一方、前記昇降操作レバー15と、前記昇降操作軸16との間を連杆20にて連結することにより、昇降操作レバー15における実線矢印A方向への回動によって昇降操作軸16がロータリーモア12を上昇する方向に回転し、昇降操作レバー15における点線矢印B方向への回動によって昇降操作軸16がロータリーモア12を下降する方向に回転するように構成する。
【0018】
前記ロータリーモア12は、軸線を略鉛直にして回転する左右一対の刈取り羽根19a,19bと、この両刈取り羽根19a,19bにおける上面側の全体を覆うカバーケース20とを備えている。
【0019】
前記エンジン4における一方の出力軸4aを、エンジン4から前向きに、他方の出力軸4bを、エンジン4から後ろ向きに各々突出し、前記前向きに突出する一方の出力軸4aの回転を、前記走行機体1の前部に軸支した中間軸21にベルト22にて動力伝達する。
【0020】
一方、前記ロータリーモア12におけるカバーケース20の上面に、これに取付けた歯車ケース24を介して縦軸23を回転自在に軸支し、前記歯車ケース24には、前記縦軸23に傘歯車を介して連動する入力軸25を回転自在に軸支して、この入力軸25を水平前向きに突出し、この入力軸25の先端と、前記中間軸21の後端とを、両端に自在軸継ぎ手を備えた伸縮式の動力伝達軸26を介して連結することにより、前記エンジン4における動力を、前記中間軸21、動力伝達軸26及び入力軸25を介して前記縦軸23に伝達し、この縦軸23の回転を、当該縦軸23と、両刈取り羽根19a,19bにおける支持軸19a′,19b′との間に巻掛けした無端ベルト27を介して前記両刈取り羽根19a,19bに伝達することにより、この両刈取り羽根19a,19bを、図4に点線矢印で示すように、走行機体の走行方向に対して互いに内向きの方向に回転するよう構成する。
【0021】
一方、前記走行機体1における両サイドフレーム1aの後部を、後方に向かって斜め上向きに傾斜するにように折り曲げて、この下面のうち前記両後車輪3間、正確には、後車輪3が取付く左右一対のブラケット9間の部分に、ロータリーモア12における刈取芝に対する排出ダクト28を、後方に延びるように配設する。
【0022】
また、前記走行機体1のうち前記前記排出ダクト28の上部で、且つ、前記操縦座席6の下部の部位に、前記エンジン4の回転を適宜変速して前記両後車輪3に伝達するするための走行ミッション機構29を、当該走行ミッション機構29への縦向きの入力軸29aが上向きに突出するように配設して、この走行ミッション機構29の左右両側より横外向きに突出する出力軸29bから前記両後車輪3に対して無端チエン30にて動力伝達するように構成する。
【0023】
前記走行ミッション機構29よりも前側で、且つ、この走行ミッション機構29に隣接する部分に、縦向きに延びる中間軸31を、走行機体1に取付く歯車ケース32にて回転自在に軸支し、この中間軸31の上端と、前記走行ミッション機構29における入力軸29aとのに無端ベルト33を巻掛けする一方、前記中間軸31を軸支する歯車ケース32の下端に、前記中間軸31に傘歯車を介して連動する横軸34を前向きに突出するように設けて、この横軸34と、前記エンジン4における後向きの出力軸4bとの間を、両端に自在在軸継ぎ手を備えた伸縮式の動力伝達軸35を介して連結することにより、前記エンジン4から動力を、動力伝達軸35、横軸34、中間軸31及び無端ベルト33を介して前記走行ミッション機構29に伝達するように構成する。
【0024】
前記走行機体1における後部には、前記ロータリーモア12にて刈り取り、前記排出ダクト28から後方に放出される刈取芝をキャッチして溜めるようにしたキャッチャー装置36が着脱自在に装着されている。
【0025】
このキャッチャー装置36は、キャッチャーボックス37と、このキャッチャーボックス37を前記走行機体1における両サイドフレーム1aの後端に対して着脱自在に装着するためのブラケット38とからなり、前記キャッチャーボックス37は、前側面にのみ開口部37aを形成するようにその他の全ての側面を布又は網等にて囲うように構成されている一方、前記ブラケット38は、前記両サイドフレーム1aの後端に着脱自在に被嵌され且つねじ38bにて固着される鞘管38aと、前記両鞘管38aを横方向に延びて互いに連結するパイプ部材38cとで構成されている。
【0026】
前記ブラケット38におけるパイプ部材38c内に回転自在に挿入した支持軸39の両端を、前記キャッチャーボックス37における上面のうち前面に近い部分に固着することにより、前記キャッチャーボックス37を、前記支持軸39を中心として、当該キャッチャーボックス37における開口部37aが前記排出ダクト28の後端に対して対面するように前向きに成る状態(図に実線で示す状態)と開口部37aが下向きになる状態(図に二点鎖線で示す状態)とに自在に回動するように構成する。
【0027】
前記支持軸39のうち前記キャッチャーボックス37からの突出端部に、三角形レバー40を回転自在に装着する一方、前記走行機体1における後部には、両サイドフレーム1aの間に、横向きに延びる操作軸41を回転自在に軸支して、この操作軸41に、前記操縦座席6の右側を前方向に延びる操作レバー42を固着する一方、この操作軸41から突出したアーム41aと、前記支持軸39上の三角形レバー40と間を、当該操作レバー42における下から上向きへの回動操作に連動して前記三角形レバー40が反時計方向に回転するように連杆43を介して着脱自在に連動連結する。
【0028】
この場合において、前記三角形レバー40に支持軸39を中心とする円弧状に穿設した長溝孔44内に、前記キャッチャーボックス37から突出したピン45を嵌まり係合することにより、前記操作レバー42における下から上向きへの回動操作のうち最初の小さい角度θ1の回転では、前記三角形レバー40のみが反時計方向に回転して前記キャッチャーボックス37は回転しないが、前記最初の小さい角度θ1から更なる大きい角度θ2への回転により、前記三角形レバー40に次いで前記キャッチャーボックス37が、矢印Cで示す方向に回転して、当該キャッチャーボックス37における開口部37aが前記排出ダクト28の後端に対して対面する前向きの状態(図に実線で示す状態)から開口部37aが下向きの状態(図に二点鎖線で示す状態)になり、また、前記キャッチャーボックス37が、矢印Dで示す方向に逆回転して、開口部37aが下向きの状態から前記排出ダクト28の後端に対して対面する前向きの状態になるように構成する。
【0029】
また、前記支持軸39には、捩じりばね46を設けることにより、この捩じりばね46にて、前記キャッチャーボックス37をその開口部37aが前記排出ダクト28の後端に対して対面する前向きの状態に保持するように付勢する。これに加えて、前記ブラケット38の後端には、前記支持軸39を迂回するように円弧状に形成した支点越えリンク47を枢着し、この支点越えリンク47と、前記キャッチャーボックス37の前端上部との間に引っ張りばね48を装架することにより、この引っ張りばね48によっても、前記キャッチャーボックス37をその開口部37aが前記排出ダクト28の後端に対して対面する前向きの状態に保持するように付勢する。
【0030】
なお、前記操作軸41には、操作レバー42を下から上向きに回動するように付勢する捩じりばね59が設けられているが、この捩じりばね59におけるばね力は、前記捩じりばね46及び引っ張りばね48におけるばね力よりも小さい。
【0031】
前記キャッチャーボックス37における前端下部には、前記排出ダクト28の後端下部に設けた係合片49に対して着脱自在に係合する鉤レバー50を回転自在に枢着し、この鉤レバー50の枢着した連杆51の上端を、前記三角形レバー40の他端に回転自在に枢着した連結体52内に軸線方向に摺動自在に挿入して、この連杆52の上端に止めリング53を固着する一方、この連杆52に、前記連結体52を前記止めリング53に接当するように付勢するばね54を設けることにより、前記操作レバー42における最初の小さい角度θ1の回転に連動して前記鉤レバー50が二点鎖線で示すように走行機体1側における係合片49から外れて前記キャッチャーボックス37の矢印C方向への回動が可能になり、前記操作レバー42の上から下向きへの回動によって前記キャッチャーボックス37が前記排出ダクト28の後端に対して対面する前向きの状態に矢印Dの方向に回動すると、前記鉤レバー50が走行機体1側における係合片49に自動的に係合して、前記キャッチャーボックス37を回動不能にロックするように構成している。
【0032】
この構成において、走行機体1を、そのロータリーモア12を回転駆動しながら前進走行することにより、所定の芝刈りを行うことができ、この芝刈りにて刈り取った刈取芝は、排出ダクト28を介して前記キャッチャーボックス37内に排出され、このキャッチャーボックス37内に溜められる。
【0033】
このキャッチャーボックス37内に刈取芝が溜まると、前記操作レバー42を下から上向きに回動操作することにより、前記前記キャッチャーボックス37を、その支持軸39を中心にして矢印Cで示す方向に回動して、当該キャッチャーボックス37における開口部37aが前記排出ダクト28の後端に対して対面する前向きの状態(図に実線で示す状態)から開口部37aが下向きの状態(図に二点鎖線で示す状態)することにより、その内部に蓄えていた刈取芝を地上に放出するのである。
【0034】
ところで、前記キャッチャーボックス37における矢印Cで示す方向への回動に際して、このキャッチャーボックス37における重心は、図5に示すように、G1点からG2点に移動し、その回転中心であるところの支持軸39から重心点までの距離が、前記キャッチャーボックス37における回動に伴いL1からL2へと増大し、ひいては、前記操作レバー42を回動操作することに要する操作力が増大することになる。
【0035】
これに対して、前記捩じりばね46と、前記支持軸39に対して支点越えする引っ張りばね48とが設けられている。この場合において、前記捩じりばね46によって前記キャッチャーボックス37を矢印Cの方向に回動するように付勢するばね力は、前記キャッチャーボックス37の矢印C方向への回動に伴って次第に低下するが、前記キャッチャーボックス37の矢印C方向への回動に伴って、前記引っ張りばね48の軸線が、支持軸39よりも上側から支持軸39よりも下側になるように支点越えすると、この引っ張りばね48のばね力にて、今度は、前記キャッチャーボックス37を矢印Cの方向に回動するように付勢することになる。
【0036】
つまり、前記ねじりばね46及び支点越えする引っ張りばね48が、前記キャッチャーボックス37の矢印C方向への回動を、弾性的に付勢するように補助するから、前記キャッチャーボックス37を回動操作することに要する操作力を軽減できるのである。
【0037】
なお、本発明の実施の形態においては、前記排出ダクト28の後端下部に、底板55をはね上げ回動自在にピン56にて枢着し、この底板55をリンク機構57を介して前記操作レバー42に連動連結することにより、前記操作レバー42を上向きに回動して前記キャッチャーボックス37を矢印C方向への回動したとき、これに連動して、底板55が、図5に実線の状態から二点鎖線で示す状態にはね上げ回動し、前記キャッチャーボックス37を矢印A方向への回動したあとにおいて、前記排出ダクト28から排出される刈取芝を、二点鎖線の矢印で示すように下向きにガイドし、以て、刈取芝が舞い上がらないように構成している。
【0038】
また、前記キャッチャー装置36は、そのブラケット38の鞘管38aにおけるねじ38bを緩めるとともに、操作レバー42と三角形レバー40との連杆43による連結を切り離すことにより、走行機体1から取り外すことができる。
【0039】
更にまた、前記キャッチャーボックス37における前端の上部には、固定のカバー58が、前記ブラケット38に支持して設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部を示す拡大図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図2のV−V視拡大断面図である。
【図6】図5の一部切欠平面図である。
【図7】図5の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 走行機体
2 前車輪
3 後車輪
4 エンジン
5 操縦ハンドル
6 操縦座席
12 ロータリーモア
28 排出ダクト
36 キャッチャー装置
37 キャッチャーボックス
37a 開口部
38 ブラケット
39 支持軸
42 操作レバー
46 ねじりばね
48 引っ張りばね
Claims (2)
- 走行機体のうちこれを支持する前車輪と一対の後車輪との間に、ロータリーモアを装着する一方、このロータリーモアにおける刈取芝の排出ダクトを、前記両後車輪の間を後方に延びるように配設して成る走行型芝刈機において、
前記走行機体の後部に、一つの開口部を設けて成るキャッチャーボックスを、当該キャッチャーボックスにおける開口部が前記排出ダクトの後端口に対面するように前向きになる位置と、下向きになる位置とに回動するように装着したことを特徴とする走行型芝刈機における刈取芝のキャッチャー装置。 - 前記請求項1の記載において、前記キャッチャーボックスに、当該キャッチャーボックスにおける前記回動を補助する弾性手段を設けたことを特徴とする走行型芝刈機における刈取芝のキャッチャー装置。
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