JPH01111769A - セラミックグリーンシートの製造方法 - Google Patents

セラミックグリーンシートの製造方法

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JPH01111769A
JPH01111769A JP62266496A JP26649687A JPH01111769A JP H01111769 A JPH01111769 A JP H01111769A JP 62266496 A JP62266496 A JP 62266496A JP 26649687 A JP26649687 A JP 26649687A JP H01111769 A JPH01111769 A JP H01111769A
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JP
Japan
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weight
meth
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group
monomer
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JP62266496A
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Inventor
Shigemi Osaka
大坂 重美
Kazuo Hata
和男 秦
Norikazu Aikawa
規一 相川
Hiroshi Tsuboi
坪井 啓史
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はドクターブレード法によるセラミックグリーン
シートの製造方法に関するものである。
さらに具体的にはサブミクロンのセラミック微粉末と、
水溶解系の有機バインダーを用い、十分な強度、可撓性
を有するとともに表面平滑性にすぐれ、膜厚が均一で0
.511II11以下の特に100μm以下のグリーン
シートの製造方法に関するものである。
[従来の技術および問題点コ ドクターブレード法はセラミックス粉末を有機溶剤2分
散剤、可塑剤、有機溶剤系バインダー等と混合して調製
したスラリーをキャリヤーフィルム上にドクターブレー
ドで厚みを調整してキャスティングし、乾燥してシート
状のセラミックグリーンシートに成形する方法である。
有機溶剤としてトルエン、トリクロロエチレン、イソプ
ロピルアルコール、エチルアルコール等が用いられるが
引火による爆発、火災の危険性、成形時の臭気、人体へ
の有毒性、乾燥時の蒸発有機ガスの公害問題等多くの問
題点がある。ざらに防爆設備、排ガス処理設備、溶剤回
収設備などの設置も必要となる。有機溶剤系バインダー
としては一般にポリビニルブチラール等のブチラール系
樹脂が用いられているが、グリーンシートに成形した後
の乾燥時あるいは打抜き等の取扱い時にグリーンシート
が割れたり、ヒビが入ったりすることがある。そのため
フタル酸エステル等の可塑剤を使用しなければならず、
成形後の貯蔵中の可塑剤の表面へのブリージングや揮発
により成形品が脆くなる。また、熱分解性が悪く脱バイ
ンダー後に残存するカーボン、Na分等の灰分のために
焼成工程におけるフクレ、ワレ、キレツなどの変形の原
因となり、IC基板、ICパッケージ、誘電体等電子部
品として用いた場合には電気絶縁性などの電気的特性が
損なわれる原因となっている。さらにシートの薄膜化に
伴ない、粒子径が1μm以下のサブミクロン微粒子が用
いられる傾向にあり、その結果バインダー添加量を多く
しなければならず、まずますシートの成形性が劣るよう
になる。
[問題点を解決するための手段] 本発明者はかかる現状に鑑みドクターブレード法による
セラミックグリーンシートの製造方法において平均粒子
径が0.01〜2μlの範囲のジルコニアおよび/また
はアルミナからなるセラミック微粒末を用いた場合のこ
れらの問題点を解決すべく最適な水溶解系バインダーの
選択について鋭意研究を重ねた。
その結果、(1)炭素数が1〜4個のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び炭素数1〜
4個のアルキレン基を有する(メタ)アクリル酸アルコ
キシアルキルエステルからなる群より選ばれた少なくと
も1種のモノマー30〜60重量%と、(2)一般式 (R1、R2およびR3はそれぞれ水素もしくはメチル
基、nは1以上の整数を示す。)または、 (R,sおよびR5はそれぞれ水素もしくはメチル基、
R6は水素もしくは炭素数1〜4のアルキル基、mは2
以上の整数を示す。)で表わされる(メタ)アクリル酸
エステルからなる群より選ばれた少なくとも1種のモノ
マー10〜50重量%と、(3)カルボキシル基含有七
ツマ−10〜40重量%と、(4)これらと共重合可能
な七ツマーa〜50重量%(但し、モノマー全体の合計
は100重量%である。)とを共重合させて得られる分
子量が2,000〜go、 oooの範囲で、かつガラ
ス転移温度が一40〜0℃の範囲であるバインダーがか
かる要求を満たすことを見出し、本発明を完成するにい
たった。
以下、本発明を具体的に説明する。本発明に使用される
セラミック微粉末は平均粒子径が0.01〜2μmの範
囲、特に1μm以下のサブミクロンのジルコニアおよび
/またはアルミナである。具体的に例示すれば特開昭6
0−176921号、特開昭61−44717M、特開
昭61−44718号、特開昭61−279171号、
特願昭60−127161号、特開昭62−15312
1号、特願昭61−51468号、特願昭62−331
6@に製造方法が開示されているジルコニア微粉末や表
面処理されたジルコニア系粒子を挙げることができ、好
ましくは特開昭61−44718号公報に記載されてい
る方法で得られるジルコニア系微粉末である。ざらに好
ましくは、特願昭62−40085号、特願昭62−4
2750号に製造方法が開示されているジルコニア系球
状微粒子やアルミナ球状微粒子がバインダーとの均一な
分散の向上やシート成形状の向上が認められさらに好適
に用いられる。
すなわち、ジルコニアゾルまたはアルミナゾル等を界面
活性剤の存在下に、水不溶性または水難溶性の有機溶媒
と混合して、W10型ゾルエマルションとし、次いで塩
基性物質または電解質を混合し、該エマルション中の水
層を形成するゾルをゲル化させ球状ヒドロゲルをえ、続
いて加熱し当該球状ヒドロゲル中の水を前記有機溶媒と
の混合物として系外に除去して乾燥した後焼成して得た
ジルコニアまたはアルミナ球状微粒子である。
本発明に用いられるバインダーはアクリル酸、メタクリ
ル酸およびこれらのエステルを基本とするものである。
以下にバインダーについて具体的に説明するが、以下の
記載において(メタ)アクリル酸はアクリル酸および/
またはメタクリル酸を、(メタ)アクリレートはアクリ
レートおよび/またはメタクリレートを表わすものとす
る。
本発明に用いられる炭素数1〜4個のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしてはメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ
)アクリレート。
イソブチル(メタ)アクリレート等を用いることができ
る。
炭素数1〜4個のアルキレン基を有する(メタ)アクリ
ル酸アルコキシアルキルエステルとしては、メトキシメ
チル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)ア
クリレート、エトキシメチル(メタ)アクリレート、エ
トキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシブチル(
メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレ
ート等を用いることができる。
このような炭素数1〜4個のアルキル基を有する(メタ
)アクリル酸アルキルエステル及び炭素数1〜4個のア
ルキレン基を有する(メタ)アクリル酸アルコキシアル
キルエステルからなる群より選ばれた少なくとも1種の
モノマーは全共重合七ツマー100重昂%中30〜60
重8%の範囲の比率で用いなければならない。30重量
%未満の少ない比率では熱分解性が低下したり、バイン
ダーとしての結合力が低下したりする。60 !Ifm
%を超える比率では親水性が低下し、本発明に用いられ
るセラミック微粉末へのぬれや吸着量が低下しバインダ
ーとしての結合力が低下する。一般弐 (R1,R2JJよびR3はそれぞれ水素もしくはメチ
ル基、nは1以上の整数を示す。)で表ねされるモノマ
ーとしては、ボリブロピレングリコールジ(メタ)アク
リレートやポリエチングリコールジ(メタ)アクリレー
ト等を挙げることができる。一般式 R5 (RaおよびR5はそれぞれ水素もしくはメチル基、R
6は水素もしくは炭素数1〜4のアルキル基、国は2以
上の整数を示す。)で表わされるモノマーとしては、ポ
リプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコール[)(メタ)アクリレート、メト
キシポリプロピレン七ノ(メタ)アクリレート、メトキ
シポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート。
エトキシポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、エトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、n−ブトキシポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート。
n−ブトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート等を挙げることができる。これらの一般式で表
わされる少なくとも一種のモノマーは全共重合モノマー
100銀司%中10〜50但沿%の範囲の比率で用いら
れる。10重量%未満の少ない比率では親水性が低下し
て本発明に用いられるセラミック微粉末へのぬれや吸!
fMtが低下し、バインダーとしての結合力が低下する
。また、50小f’ilt%を超える比率では吸湿性が
増大したり、シート強度が低下したりする。
カルボキシル基含有モノマーとしては、(メタ)アクリ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、モノイソプロピルマレ
エート等のマレイン酸半エステル等の1分子中に少なく
とも1個のカルボキシル基を有するモノマーを用いるこ
とができる。これらのカルボキシル基含有モノマーは酸
の状態で用いてもよく、一部または全部をアンモニアあ
るいは有機アミンで中和して用いてもよい。このような
有機アミンとしてはモノエチルアミン、ジエチルアミン
、モノ−ローブチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、
モノ−ローブチルアミン、ジーn −ブチルアミン、モ
ノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレンテト
ラミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンテト
ラミン、ピリジン、ピペリジン、等の低分子アミン類や
ポリジメチルアミノエチルメタクリレート、アルキレン
ジクロリドとアルキレンポリアミンとの縮合物等の高分
子アミン類が使用できる。
このようなカルボキシル基含有モノマーは、全共重合モ
ノマー100重量%中10〜40重量%の範囲の比率で
用いなければならない。10重量%未満の少ない比率で
は親水性が低下し、本発明に用いられるセラミック微粉
末へのぬれや吸着量が低下してバインダーとしての結合
力が低下する。
40重世%を超える比率では熱分解性が低下したり、バ
インダーとしての結合力が低下したりする。
また、吸湿性も増大する。
これらと共重合可能な七ツマ−としては、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、
グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ
)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、アクリル
アミド、N−メヂロールアクリルアミド、スチレン、α
−メチルスチレン、エチレン、塩化ビニル。
酢酸ビニル等を用いることができる。
このような共重合可能なモノマーは必要に応じて用いら
れるもので、全共重合七ツマー100重量%中O〜50
重足%の比率である。50重量%を超える比率では他の
必須共重合モノマーの比率が下限未満の範囲の比率とな
り、前述のような不都合が生じる。
本発明のジルコニアおよび/またはアルミナグリーンシ
ート成形のためのバインダーを得るための重合方法は、
特に制限はなく、従来公知の重合方法を用いることがで
きる。
得られた共重合体の分子mは2,000〜80,000
の範囲に調製される。分子量が2.000を下回るとバ
インダーとしての結合力が低下しグリーンシートの強度
、成形性が劣りバインダーを多量に添加しなければなら
ない。また分子量が80,000を上回るとバインダー
の粘度が高くなり、希釈のための溶煤量が多くなってグ
リーンシートの成形性が劣るようになる。
さらに、上記のようなモノマーの組成比は共重合体のガ
ラス転移温度が一40〜O℃の範囲、より好ましくは−
30〜−10℃の範囲になるように最適に選択される。
−40℃より低温のガラス転移温度では粘着性が大きく
グリーンシートが扱いにくくなる。また、0℃より高温
のガラス転移温度では共重合体がいわゆる硬くシート成
形性が劣るとともに可塑剤を多く用いなければならず、
熱分解性にも問題を有するようになる。
このようにして得られる本発明のバインダーは、そのま
まバインダーとして用いてもよく、あるいはアンモニア
や前記の有機アミン等で適宜中和して用いてもよい。
これらのバインダーはセラミック微粉末100重量部に
対して10〜50重量部の範囲で添加される。この添加
量はセラミック微粉末の粒子径によって規定され、−殻
内に平均粒子径が0.01〜0.5μmの場合は20〜
50重量部、0.5〜2μmの場合は10〜40重量部
の範囲で好適に添加される。バインダー添加量が10重
ω部を越えない場合はグリーンシートへの成形性が不十
分であり、又50重G部を越える場合(よグリーンシー
トの加工性が劣るとともに焼成後の収縮が大きく寸法安
定性が得られなくなる。
水性スラリーは公知の方法でセラミック微粉末。
水、バインダーをボールミル等で混練して得られるが、
必要に応じて分散剤、消泡剤、可塑剤も加えられる。
分散剤としてはポリアクリル酸アンモニウム塩などのア
クリル酸Aリゴマー、ソルビタン脂肪酸エステルなどの
低HL Bの非イオン界面活性剤などが用いられる。
かくして1qられた水性スラリーは真空脱泡されて粘度
を20〜100ボイズ好ましくは40〜80ボイズに調
整されて一定の挟間をもったドクターブレードでキャリ
アフィルム上にシート状にシート引きを行ない、続いて
加熱乾燥されてセラミックグリーンシートが得られる。
[実施例] 本発明を参考例及び実施例により更に詳しく説明するが
、本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない
。なお、参考例及び実施例中の部は全てfflffl部
を、%は全てfflfi%を示すものとする。
参考例1 撹拌器、温度計、冷却管、窒素導入管、混合上ツマー滴
下ロートおよび重合開始剤滴下ロートを備えたセパラブ
ルフラスコに蒸留水150部および乳化剤としてポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル(HL8 18.
2花王(株)製)3部を仕込み、窒素導入管より窒素を
導入し、フラスコ内を窒素雰囲気にした。次に混合モノ
マー滴下ロートヘエチルアクリレート45部、エトキシ
メチルメタアクリレート10部、ポリエチレングリコー
ルモノメタクリレ−ト ンマーPE−200、日本油脂(株)製、ta −4〜
5)25部およびメタクリル11120部からなる混合
モノマー100部を仕込み、重合開始剤滴下ロートへ2
%t−ブチルヒドロパーオキシド水溶液20部を仕込ん
だ。80℃にフラスコの内温を調節しながら混合モノマ
ー及び重合開始剤を2時間かけて滴下し、さらに80℃
で1時間加熱後冷却し、アンモニア水でpf−18,0
に調整して固形分温度40%の水系バインダーを1qだ
参考例2 参考例1と同様の装置で重合を行なった。フラスコに蒸
留水100部及びポリオキシエチレンサルフェートのア
ンモニウム塩(ハイテノールN−08、第一工業製薬(
株)製)2部を仕込んだ。
次に混合モノマー滴下ロートヘエヂルアクリレート25
部、メトキシエチルアクリレート10部、メトキシポリ
エチレングリコールモノメタクリレート NKエステルM−90G新中村化学工業(株)製YN=
9)40部、メタクリル酸20部及び2−とドロキシエ
チルアクリレート5部からなる混合上ツマー100部を
仕込み参考例1と同様にして固形分濃度45%の水系バ
インダーを得た。
参考例3 101のトルエンにソルビタン脂肪酸エステルからなる
HLB8.6の界面活性剤230(+を添加し溶解させ
ホモジナイザーで激しく撹拌しながらイツトリアゾルと
ジルコニアゾルの混合ゾルを61添加した。この混合ゾ
ルはY203がZrO2中に3モル%含有するように調
製され、ゾル濃度はZrO2として3重量%であった。
該混合ゾルを添加後、さらに約1時間撹拌を行いW10
型ゾルエマルションを調製した。次いで、このW10型
ゾルエマルションを撹拌しながら100%アンモニアガ
スを流速200m/分で約2時間吹き込みゾルエマルシ
ョンをゲル化させ、その後これを加熱共沸させることに
より水分を除去した。かくして得られる球状微粒子を炉
別した後メタノール11を用いて洗浄し150℃で30
分間乾燥させ、次いで、800℃で2時間焼成すること
により平均径0.5μmのY2O3が3モル%含有の球
状ジルコニア微粒子を得た。
参考例4 Y203として8モル%を含有するように塩化イツトリ
ウムおよびオキシ塩化ジルコニウムの混合水溶液を調製
した。液濃度はZrO2として0.2モル/iとした。
撹拌器付種型反応器に水1.21を入れさらにアンモニ
ア水を加えてpHを8.5とした。これに上記混合水溶
液を波速毎分200ccの割合で、またアンモニア水(
28fNf1%水溶液)を毎時200ccの割合で定量
ポンプを用いそれぞれ撹拌下注加した。反応器内の液!
bがほぼ一定となるように別の定吊ポンプで反応液を搬
出しながら中和共沈反応を連続的に行った。反応中pH
が8.5±0.2となるように該混合水溶液およびアン
モニア水の波速を微調整しながら中和共沈反応を行った
。搬出液中の水酸化物を濾過により母液より分離し、次
いで水洗いすることにより塩化アンモニウムを除去した
えられた水酸化物をn−ブタノール中に分散し、溶液温
度が105℃になるまで常圧蒸留を行うことにより脱水
を行い、次いでこの脱水された酸化物を含むn−ブタノ
ール分散液を噴霧乾燥させ流動性のよい粉体をえた。こ
の粉体を950℃1時間焼成することにより凝集塊の認
められないイツトリア8モル%含有ジルコニア微粉末が
えられた。
この微粉体の平均粒子径は0.05μであった。
参考例5 11のトルエンにソルビタン脂肪酸エステルからなる界
面活性剤10aを添加し、溶解させ、ホモジナイザーで
激しく撹拌しながら8重a%のアルミナゾル0.81を
加え、更に約1時間撹拌を行いW10型シルエマルショ
ンを調製した。次いでこのW10型ゾルエマルションを
撹拌しながら100%アンモニアガスを流速20d/分
で約2時間吹き込みゾルエマルションをゲル化させ、そ
の後、これを加熱共沸させることにより水分を除去した
。かくして得られる球状微粒子を炉別した後、メタノー
ルを用いて洗浄し、150℃で30分間乾燥させ、次い
で400℃で2時間焼成することにより平均1μmのア
ルミナ球状微粒子を14だ。
実茄例1 参考例3で得られた平均粒子径が0.5μmのイツトリ
ア3モル%を含有するジルコニア球状微粒子100部と
蒸留水 50部及び分散剤としてポリアクリル酸アンモ
ニウム(アクアリンクNL。
日本触媒化チエ@(株)製)1部をボールミルで混練り
した。2時間経過後参考例1で得られた40%の水系バ
インダー25部を添加し、さらに23.5時間経過後消
泡剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテル 触媒化学工業(株)製)0.1部を添加し、さらに0、
 5時間継続して水性スラリーを得た。
このスラリーを200メツシユの金網を用いて濾過し4
 0 rpmの速度で攪拌しながら熟成し、次いで真空
脱泡して50ボイズの粘度に調整したのちドクターブレ
ードを用いてシート成形を行い、次いで50℃,80℃
,120℃と順次昇温させて乾燥して厚さ50μmのジ
ルコニアグリーンシートを得た。
実施例2 参考例4で得られた1次粒子が0.05μlのイツトリ
ア8モル%を含有するジルコニア微粉末100部と蒸留
水60部及び分散剤としてアクアリックN10.15部
をボールミルで混練りした。
参考例2で得られた水系バインダー35部を添加し、以
下実施例1と同様にして水性スラリーを得、これをドク
ターブレードを用いて厚さ40μmのジルコニアグリー
ンシートを得た。
実施例3 参考例5で得られた平均粒子径が1μmのアルミナ球状
微粒子100部と参考例1で得られた水系バインダー1
5部を用いて実施例1と同様にして水性スラリーを得、
これをドクターブレードを用いて厚さ80μmのアルミ
ナグリーンシートを(qだ。
比較例1 参考例3で得られた平均粒子径が0.5μmのイツトリ
ア3モル%を含有するジルコニア球状微粒子100部と
エチルアルコール30部とメチルエチルケトン30部1
分散剤としてグリセリルトリオレエート1部をボールミ
ルで混練りした。2時間経過後ポリビニルブチラール(
3000K 、電気化学工業(株)製) 20部、可塑
剤としてn−オクチルフタレート5部を添加し、さらに
22時間継続して非水性スラリーを1qだ。
次いで、実施例1と同様にして65ボイズの粘度に調整
したのち、ドクターブレードを用いてシート成形を行い
、厚さ40μmのジルコニアグリーンシートを得た。
比較例2 エチルアクリレート40部、エトキシメチルメタアクリ
レート30部、ポリエチレングリコールモノメタクリレ
ート25部およびメタクリル酸5部からなる混合モノマ
ーを100部を用いる以外は参考例1と同様にしてm合
を行い、固形分濃度38%の水系バインダーを得た。こ
のバインダーを用いて実施例1と同様にして厚さ50μ
mのジルコニアグリーンシートを得た。
比較例3 参考例1でqられた水系バインダーを5部用いた以外は
全て実施例3と同様にして厚さ85μmのアルミナグリ
ーンシートを得た。
実施例4 実施例1〜3、比較例1〜3で得られたジルコニアおよ
びアルミナグリーンシートの生密度と柔軟性を測定する
とともにダンベル3号形(JISk6301 )に打法
き引張速度0.5cm/分で引張り、破Igi時の伸び
と強度を測定した。
これらの結果を第1表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドクターブレード法によってセラミックグリーンシ
    ートを製造するにおいて平均粒子径が0.01〜2μm
    の範囲のジルコニアおよび/またはアルミナ微粉末10
    0重量部に対して (1) 炭素数1〜4個のアルキル基を有する(メタ)
    アクリル酸アルキルエステル及び炭素数1〜4個のアル
    キレン基を有する(メタ)アクリル酸アルコキシアルキ
    ルエステルからなる群より選ばれた少なくとも1種のモ
    ノマー30〜60重量%と、 (2) 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_1,R_2およびR_3はそれぞれ水素もしくは
    メチル基、nは1以上の整数を示す。)または、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_4およびR_5はそれぞれ水素もしくはメチル基
    、R_6は水素もしくは炭素数1〜4のアルキル基、m
    は2以上の整数を示す。)で表わされる(メタ)アクリ
    ル酸エステルからなる群より選ばれた少なくとも1種の
    モノマー10〜50重量%と、 (3) カルボキシル基含有モノマー10〜40重量%
    と (4) これらと共重合可能なモノマー0〜50重量%
    (但し、モノマー全体の合計は100重量%である。) とを共重合させて得られる分子が2,000〜80,0
    00の範囲で、かつガラス転移温度が−40〜0℃の範
    囲である水溶性バインダーを樹脂分として10〜50重
    量部添加して得た水性スラリーを用いることを特徴とす
    るセラミックグリーンシートの製造方法。 2 ジルコニアおよび/またはアルミナ微粉末が球状微
    粒子である特許請求の範囲(1)記載の方法。
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