JPH01106832A - 2−ブチンジオールー1,4の水溶液からホルムアルデヒドを除去する方法 - Google Patents

2−ブチンジオールー1,4の水溶液からホルムアルデヒドを除去する方法

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JPH01106832A
JPH01106832A JP63239877A JP23987788A JPH01106832A JP H01106832 A JPH01106832 A JP H01106832A JP 63239877 A JP63239877 A JP 63239877A JP 23987788 A JP23987788 A JP 23987788A JP H01106832 A JPH01106832 A JP H01106832A
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JP
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butynediol
formaldehyde
soln
methanol
acid
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JP63239877A
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Franz Merger
フランツ・メルガー
Hans Horler
ハンス・ホルラー
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BASF SE
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BASF SE
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C33/00Unsaturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C33/04Acyclic alcohols with carbon-to-carbon triple bonds
    • C07C33/042Acyclic alcohols with carbon-to-carbon triple bonds with only one triple bond
    • C07C33/044Alkynediols
    • C07C33/046Butynediols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/88Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2−ブチンジオール−1,4の水溶液から、
ホルムアルデヒドを除去する方法に関する。
2−ブチンジオール−1,4は、例えばブタンジオール
−1,4を製造するための工業上重要な中間体である。
2−ブチンジオール−1,4は、例えばレツペ法により
アセチレン及びホルムアルデヒドから製造される。その
障碍られる粗製ブチンジオール水溶液は、水素化してブ
タンジオールを製造するために用いられる。しかしエチ
ニル化により生成したブチンジオールは、アセタール生
成によりホルムアルデヒドの反応を困難にするので、粗
製ブチンジオール溶液のホルムアルデヒド残留含量は約
0.2〜2重量%で、これは水素化に不利な影響を与え
る。すなわちホルムアルデヒドは水素化触媒に悪影響を
与えて、分離困難な副生物例えば2−メチルブタンジオ
ール−1,4を生成し、これがブタンジオールの収率及
び純度を低下させる。したがってブチンジオール水溶液
からホルムアルデヒドを分離するための種々の方法が試
みられた。
米国特許3130236号明細書に記載の方法では、ブ
チンジオール溶液を125〜200°Cで加圧下に長時
間加熱することにより、ホルムアルデヒド含量を減少さ
せている。この方法は一部樹脂化に導き、長い反応時間
及び大きいエネルギー消費を必要にする。米国特許32
32996号の方法によれば、ホルムアルデヒドを含有
するブチンジオール溶液を、アルカリ性作用剤により8
0〜110℃で処理して、ホルムアルデヒドの除去を行
うが、同様に樹脂によってブチンジオールの著しい損失
を起こす。西独時開2931692号明細書には、ブチ
ンジオール水溶液を50〜150℃で過酸化水素及びア
ルカリ性作用剤を用いて処理する方法が記載されている
。少量のホルムアルデヒドの除去は過酸化水素との反応
によって行われるが、充分な反応速度のためには比較的
大きいアルカリ過剰が必要である。ブチンジオール溶液
は次の加工前に過剰のアルカリを中和せねばならないの
で、この方法によると塩の濃度が高くなり、後の蒸留に
おいてブチンジオール、ブチンジオール又はブタンジオ
ールの収率損失が避けられない。東独特許214605
号明細書によれば、ブチンジオール水溶液をアニオン交
換体で処理したのちアンモニアと反応させ、そして生成
したヘキサメチレンテトラミンをカチオン交換体を用い
て分離することにより、ポルムアルデヒドを除去する。
しかしこの方法は不適当なイオン交換体量を必要とし、
そして分離の程度も不満足である。
本発明の課題は、これら公知方法の欠点を避けて、経済
的に有利な手段によって、2−ブチンジオールの水溶液
からホルムアルデヒドの分に、メタノール及び酸性作用
剤を添加し、混合物から高められた温度でジメチルホル
マールを留去することにより、2−ブチンジオール−1
,4の水溶液からホルムアルデヒドを、工業的に簡単に
かつ特に効果的に除去しうろことを見出した。
本発明の方法には、ホルムアルデヒドを含有する任意の
2−ブチンジオール−1,4水溶液を利用できる。アセ
チレンとホルムアルデヒド水溶液からの工業的反応にお
いて得られ、ブチンジオール含量が10〜80重量%好
ましくは60〜70重量%特に60〜50重量%で、ホ
ルムアルデヒド含量が0.1〜3重量%特に0.2〜2
重量%の水溶液が特に好適である。
酸性作用剤としては、無機又は有機の酸、カチオン交換
体又は酸性作用するゼオライトが用−・られる。有機酸
としては例えばメタンスルホン酸が、そして無機酸とし
ては例えば硫酸が用いられる。好ましいカチオン交換体
の例は、レワチット5P0118又はレヮソルプAC1
0の市販品として入手できる強酸性カチオン交換体(バ
イエル社製)である。酸性作用剤はブチンジオールj 
kgに対し、0.01〜3.0当量(val )好まし
くは0.04〜1.0当量の量で用いられる。
メタノールは、ブチンジオール1kgに対し、0゜05
〜2. Okg好ましくは0.10〜0.80kp特に
0.15〜0.60 kyの量で用いられる。
水性混合物中で生成したジメチルホルマールは、高めら
れた温度例えば5o〜iao’c好ましくは90〜10
0℃の温度で留去され、蒸留は非連続的又は連続的に常
圧で行われる。しかし減圧又は加圧で蒸留を行うことも
できる。
本発明の方法によれば、2−ブチンジオール−1,4の
水溶液から、ホルムアルデヒドを特に効果的にそして工
業的に簡単な手段によって除去できる。この方法の効果
及び選択率は全く予想外である。なぜならば高級アルコ
ール例えばブチンジオールのアセタールの加水分解は、
公知のようにジメチルホルマールの加水分解より困難だ
からである。そのほかブチンジオ−ルアら セタールか^ジメチルホルマールへのホルムアルデヒド
の移行が、ブチンジオールの収得に悪影響を与えないで
進行することも予想外であった。
なぜならば酸性媒質中では公知のように、これは転位反
応を起こしやすいからである。そのほかの利点は、普通
のようにブチンジオール水溶液中で得られた蟻酸ナトリ
ウムは、本発明の処理において蟻酸メチルに変わり(同
時に添加された酸のナトリウム塩が生成する)、そして
これが蒸留によって同様に除去されることである。
本発明の方法によれば、意外にも蟻酸ナトリウムは0.
06%まで減少し、ホルムアルデヒドの除去は残量10
0卿以下まで達成される。
下記実施例中の%は重量%である。
実施例1 組成がブチンジオール47%、水51.7%、ホルムア
ルデヒド1.2%及び蟻酸ナトリウム0゜17%である
粗製ブチンジオール水溶液500Iに、ブチンジオール
1 kyに対し0.27 k、%のメタノールを添加し
、さらにレワチット5PC118の名で得られる市販の
カチオン交換体(0,17val酸/ktブチンジオー
ル)を添加する。混合物を大気圧で沸騰加熱したのち、
50Crnの充填体塔により10:1の還流比で蒸留す
ると、毎時0.06 kg蒸留物/ktブチンジオール
が反応混合物から留去される。同時に蒸留底液に同量の
メタノールを供給する。6時間後に水性混合物中には、
メタノール不含の溶液に対し、0.03%のホルムアル
デヒド及び0.06%の蟻酸が検出される。このブチン
ジオール水溶液は、イオン交換体を分離したのち、その
まま水素化に使用できる。
実施例2 実施例1と同様に操作し、ただしブチンジオール1kP
に対し0.54 kyのメタノールを添加する。6時間
後に得られた水溶液を分析すると、ホルムアルデヒド含
量は、メタノール不含の溶液に対しo、 o o s%
である。
実施例3 実施例1と同様に操作し、ただしブチンジオール1kg
に対し毎時0.09 kyの留出物を反応混合物から除
去し、その間に同量のメタノールを供給する。5時間後
に、メタノール不含の溶液に対し0.02%のホルムア
ルデヒドが検出される。
実施例4 実施例1と同様に操作し、ただし600mバールの減圧
下に80℃(塔底温度)で反応を行う。6時間後に、メ
タノール不含の溶液に対し0.45%のホルムアルデヒ
ドが検出される。
実施例5 実施例1と同様に操作し、ただし酸としてレワソルプA
C10の名で市販品として得られるカチオン交換体を使
用する( 0.17 val酸/kyブチンジオール)
。5時間後に、メタノール不含の溶液に対し0.2%の
ホルムアルデヒドが検出される。
実施例6 実施例1と同様に操作し、ただし酸として硫酸(0,8
5valAブチンジオール)を使用する。
6時間後に、メタノール不含の溶液に対し0.06%の
ホルムアルデヒドが検出される。
実施例7 実施例1と同様に操作し、ただしレワチット5pc11
8の存在で(0,09val酸/ kyブチンジオール
)反応を行う。6時間後に、メタノール不含の溶液に対
し0.4%のホルムアルデヒドが検出される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2−ブチンジオール−1,4の水溶液に、メタノー
    ル及び酸性作用剤を添加し、混合物から高められた温度
    でジメチルホルマールを留去することを特徴とする、2
    −ブチンジオール−1,4の水溶液からホルムアルデヒ
    ドを除去する方法。 2、ブチンジオール水溶液に、ブチンジオール1kgに
    対し0.05〜2kgのメタノール及び0.01〜3当
    量の酸を添加することを特徴とする、第1請求項に記載
    の方法。 3、蒸留を50〜180℃で行うことを特徴とする、第
    1請求項に記載の方法。 4、酸性作用剤として、無機又は有機の酸、カチオン交
    換体又は酸性作用するゼオライトを使用することを特徴
    とする、第1請求項に記載の方法。 5、ブチンジオール含量が10〜80重量%でホルムア
    ルデヒド含量が0.1〜3重量%の水溶液を使用するこ
    とを特徴とする、第1請求項に記載の方法。
JP63239877A 1987-09-30 1988-09-27 2−ブチンジオールー1,4の水溶液からホルムアルデヒドを除去する方法 Pending JPH01106832A (ja)

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DE19873732955 DE3732955A1 (de) 1987-09-30 1987-09-30 Verfahren zur entfernung von formaldehyd aus waessrigen loesungen von 2-butindiol-1,4
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EP0309915A1 (de) 1989-04-05

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