JP2003525219A - 多価アルコールの合成において形成される高沸点副生成物の分解のための方法 - Google Patents

多価アルコールの合成において形成される高沸点副生成物の分解のための方法

Info

Publication number
JP2003525219A
JP2003525219A JP2001549323A JP2001549323A JP2003525219A JP 2003525219 A JP2003525219 A JP 2003525219A JP 2001549323 A JP2001549323 A JP 2001549323A JP 2001549323 A JP2001549323 A JP 2001549323A JP 2003525219 A JP2003525219 A JP 2003525219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tmp
distillation
mixture
boiling
polyhydric alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001549323A
Other languages
English (en)
Inventor
デルンバッハ マティアス
クラッツ デトレフ
シュタマー アーヒム
シュルツ ゲルハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2003525219A publication Critical patent/JP2003525219A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C29/80Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by distillation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明はメチロール化されたアルカナールから水素添加によって得られる多価アルコールの製造において、該アルコールの誘導体の分解によって収率を向上させるための方法に関し、その際、該誘導体を含む無水の混合物に5ppm〜1質量%、有利には100〜1000ppmの適当な酸を添加し、該混合物を100〜300℃の温度に加熱し、引き続き多価アルコールを蒸留によって分離する。該方法によって、多価アルコールより高沸点であり、かつこの合成において不所望に形成される化合物を容易にかつ効率的に分解できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は工業有機化学の分野に関する。より正確には、本願は高級アルデヒド
とのホルムアルデヒドの縮合及び引き続いての水素添加によって製造された多価
アルコールを、製造時に形成される高沸点成分質から遊離させる方法に関する。
【0002】 少なくとも1つの酸性の水素原子をカルボニル官能基に対してα−位に有する
アルデヒドはホルムアルデヒドとの反応において塩基の存在下にまずメチロール
化されたアルデヒドを簡単なアルドール縮合によって形成する。これらのメチロ
ール化されたアルデヒドを次いで、アルデヒド基のアルコール基への還元によっ
て上述の多価アルコールの製造のための出発バッチとして用いる。
【0003】 この場合、種々の変法の間でどのように還元を実施するかに応じて多様である
【0004】 一方で、無機のカニッツァーロ法が存在する。この場合、ホルムアルデヒドは
化学量論的量の無機塩基、一般にNaOH、Ca(OH)又はBa(OH) の存在下に高級アルデヒドと反応する。縮合の後に、メチロール化されたアルデ
ヒドを次いで塩基の作用下に更なるホルムアルデヒドと、いわゆる交差カニッツ
ァーロ反応(gekreuzten Cannizzaro Reaktion)において反応し、その際、多価
アルコール及びギ酸の不均化によってその塩の形で生成する。再利用できず、か
つ廃棄物処理せねばならないギ酸塩の生成は欠点である。これは環境に負荷をか
け、更には1モルの得られるアルコールあたり1モルのホルムアルデヒドを消費
する。
【0005】 広範に広まった変法によれば、いわゆる有機カニッツァーロ法において無機塩
基は第3級アミン、一般にトリアルキルアミンによって置き換えられる。また、
このアミンは化学量論的量で使用される。
【0006】 反応の進行はアルカリ金属又はアルカリ土類金属のギ酸塩の代わりに使用され
るアミンのトリアルキルアンモニウムホルミエートが生成する無機カニッツァー
ロ法におけるのと同様である。この有機カロツッァロ反応は、後処理が容易なア
ルカリ金属塩の形成なく進行する。更にトリアルキルアンモニウムホルミエート
を更に後処理し、かつ形成されたアミンを回収することができ、次いで再び反応
で使用する。トリアルキルアンモニウムホルミエートの前記の反復後処理の種々
の変法は出願EP−A−289921号、WO97/17313号及びDE−A
−19848568号に記載されている。
【0007】 最後に、多価アルコールをいわゆる水素添加法によって製造することも公知で
ある。この場合、ホルムアルデヒド及び高級アルデヒドの間の縮合反応は、該反
応をメチロール化されたアルカナールの段階で止まるように実施する。これは、
触媒量に過ぎない第3級アミン、本願では一般にトリアルキルアミンの添加によ
って達成される。メチロール化されたアルカナールの還元は自体公知の方法にお
いて水素添加によって生じ、かつこうして所望の多価アルコールが得られる。
【0008】 水素添加法の種々の反応変法は、例えばDE−A−2507461号、DE−
A−2702582号及びDE−A−2813201号の出願に見られる。特に
適当な方法はWO98/28253号に開示されている。本願では出発材料を完
全に反応させてメチロール化されたアルカナールにすることは、第一に得られる
反応混合物の比較的簡単な効果的な分離法及びこうして得られたフラクションの
リサイクルによって達成される。得られたアルカナールを次いで自体公知の方法
で水素添加する。第1の反応段階において、更に出発アルデヒドを2ないし8倍
量のホルムアルデヒドと、約5〜10モル%のトリアルキルアミン、有利にはト
リメチルアミンの存在下に反応させる。反応の完了後に、次いで得られた混合物
の分離を実施する。この場合、蒸留によってアルカナールを含有する底部流およ
び未反応の出発材料を含有する留分流が得られる。選択的に粗製反応混合物を水
相及び有機相に相分離させることによっても分離でき、その際、有機相は未反応
の反応生成物を含有する。留分流もしくは有機相を第1段階に戻す。このように
して、ごく僅かな部分の出発化合物のみが消費される。蒸留によって得られる底
部流もしくは相分離によって得られる水相に、次いで触媒負荷もしくは熱負荷を
もたらし、不完全な反応又は排除によって生成する副生成物を所望のアルキロー
ル化されたアルカナールに完全に変換することが達成される。引き続き再度蒸留
し、かつ底部生成物を取り出し、これを第1の反応段階に戻す。この最後の蒸留
によって得られる底部生成物を次いで水素添加して多価アルコールを製造する。
【0009】 水素添加法によって得られる粗製生成物混合物は、カニッツァーロ法によって
得られた粗製混合物よりも高い生成物含有率を有する。この方法によって製造さ
れた混合物の後処理は従って該水素添加法によって得られたものとは基本的に異
なる。
【0010】 両者の方法の共通点は単に、多価アルコールを蒸留によって該アルコールより
も容易に揮発する成分(いわゆる低沸点成分)もしくは該アルコールよりも揮発
しにくい成分(いわゆる高沸点成分)から遊離させるということだけである。こ
の場合、低沸点成分は特に水、メタノールであり、触媒としてアミンを使用する
場合には遊離アミン及びトリアリル−アンモニウムホルミエートである。
【0011】 高沸点成分はしばしば製造される多価アルコールの誘導体であってかつ該誘導
体から、例えばホルムアルデヒド、メタノール又は更なる製造されるアルコール
分子との反応によって生じる化合物である。典型的な高沸点副成分は、例えば三
価アルコールの合成の場合に関しては、触媒量のトリアルキルアミンの存在下に
ホルムアルデヒド及びn−ブチルアルデヒドからのトリメチロールプロパン(T
MP)CC(CHOH)、以下に上げる化合物である。これは一方で
、いわゆるDi−TMP[CC(CHOH)CH]O、直鎖状のビ
ス−TMP−ホルマール[CC(CHOH)CHO]CH、環
式のTMP−ホルマール:
【0012】
【化1】
【0013】 TMP、ホルムアルデヒド及びメタノールの縮合生成物(TMP−FA−MeO
H)、ジメチロールブタノールとトリメチロールプロパンとのアセタール(DM
B−TMP−アセタール)並びにTMP−ホルミエート、トリメチロールプロパ
ンのギ酸モノエステルである。
【0014】 これらのTMP−単位を含む高沸点成分の形成は望ましくないこと明らかであ
る。それというのもこれらは所望の生成物の収率を明らかに低下させるからであ
る。しかしながら、これらの高沸点成分の形成は、慎重な反応の実施においても
決して抑えることができない。収率を高めるために、高沸点成分を分解させるこ
とが望ましい。この場合、文献にはこれを達成するための種々の方法が開示され
ている。
【0015】 特許文献DE−P−287251号は、TMPの製造において無機のカニッツ
ァーロ法によって、得られたTMPの蒸留的分離の後に得られた溶液中での高沸
点成分、特にビス−TMP−ホルマールの分解を記載している。こうして得られ
た底部生成物を次いで1〜10質量%の強酸又は中等強酸(mittelstarke Sauer
e)、例えば硫酸又はリン酸と混合し、かつ引き続き80〜180℃の温度に6
分〜10時間加熱する。TMPから誘導された高沸点成分の幾つかが分解される
。例えば5質量%の濃硫酸を高沸点成分に添加し、130℃で12分間加熱する
ことによって引き続いてのTMPを得るための蒸留によってビス−TMP−ホル
マールの完全な分解が得られ、かつこうしてTMPの収率向上を達成することが
できる。しかしながらこの場合にも、かなりの量の事前に存在しない環式のTM
P−ホルマールが形成し、これは望ましくない。
【0016】 開示が実質的に文献“ソビエト化学工業(The Soviet Chemical Industry)”
1977,9:8、599〜600ページと同一であるSU335141号にお
いて、低沸点フラクションを無機のカニッツァーロ法によって得られるTMPか
ら、1〜8質量%の硫酸を添加し、かつ該溶液中に、過熱された180〜200
℃の温度の水蒸気を底部温度170〜180℃で導入して後処理する方法を開示
している。引き続き底部生成物からTMPを留去する。このように、TMPの全
収率向上は環式TMP−ホルマール並びにTMP−ホルミエートの加水分解によ
って達成でき、その際、分解工程におけるTMPの収率は18〜20%で示され
る。しかしながら、53〜55%の収率においても不所望の高沸点生成物が生じ
る。
【0017】 最後に、US3259662号においても、無機のカニッツァーロ法によって
得られるTMP粗製溶液を酸の添加下に蒸留する方法を開示している。この場合
、酸は低沸点成分の蒸留の間に、ホルムアルデヒドの除去の後に添加する。引き
続きTMPを高沸点成分から留去し、その際、底部をアルカリ性のpH値に調節
した。更に、無臭のTMPを得ることができる。
【0018】 しかしながら前記の方法は水素添加法によって得られたTMP又は別の多価ア
ルコールの後処理のために適当でない。後処理されるべき反応混合物は明らかに
カニッツァーロ法の反応排出物とは異なる。これはアルカリ金属又はアルカリ土
類金属のイオンを含有せず、かつ少量の第3級アミンもしくは相応のトリアルキ
ルアンモニウムホルミエートを含有するにすぎない。水素添加によって得られた
アルコールの簡単な脱水によって、生成物含有率80〜85%を有する粗製アル
コール混合物が得られる。カニッツァーロ法(有機又は無機)によって得られる
粗製混合物に対して、純粋なTMPは脱水された粗製溶液から蒸留工程によって
得られる。これは少量の不純物を分離しなくてはならない。大量の酸の添加、更
に、例えば水蒸気の導入及び付加的な分離工程は望ましくない。それというのも
収率の改善はつまりTMPの出発材料の分解によって非常に望ましいが、この出
発材料の量は水素添加法においては、カニッツァーロ法よりも少量であり、かつ
従って多くの消費量は即さない。
【0019】 従って本発明の課題は、水素添加法によって製造された多価アルコールの収率
を改善するための方法を提供することである。この方法は効率的であり、かつ高
価であるべきでないが、同時に多価アルコールの収率を水素添加での使用に値す
るように改善するべきである。
【0020】 前記課題は、メチロール化されたアルカナールから水素添加によって得られる
多価アルコールを製造する際に、前記アルコールの誘導体の分解によって、該誘
導体を含む混合物に5ppm〜1質量%、有利には100〜1000ppmの適
当な酸を添加し、該混合物を100〜300℃に加熱し、かつ引き続き多価アル
コールを蒸留によって分離して収率を改善するための方法によって解決される。
【0021】 意想外にも、少量の酸を、高沸点成分を含み、多価アルコールの製造において
水素添加法により生じるフラクションに添加し、かつ300℃までの高い温度に
加熱することよってそれぞれの多価アルコールから誘導される高沸点成分の明ら
かな分解を達成できる。この簡単な方法によって、複数パーセントであってよい
収率の向上が生じる。本発明による方法によって、多価アルコールの合成、従っ
てホルムアルデヒド及び高級アルデヒドの間の触媒量の第3級アミンの存在下で
の縮合反応は文献に記載されるような前記の混合物の触媒的水素添加に起因する
。種々の変法の例はこの場合、前記に既に引用された出願DE−A−25074
61号、DE−A−2702582号およびDE−A−2813201号に見ら
れる。本発明による方法は、特にWO98/28253号に記載される方法によ
って製造された混合物における高沸点成分除去のために適当である。該方法の簡
略化された記載は前記に見られる。次いで後処理は文献に記載されるような慣用
の方法において、一般に水の除去及び引き続いての蒸留によって実施する。
【0022】 本発明の範囲においては、あらかじめ脱水された粗製アルコール混合物で良好
な結果が達成され、これは慣用の方法で実施できる。更に、含水量≦5質量%が
望ましく、含水量≦0.5質量%がより良好である。
【0023】 本発明により高沸点成分の分解のために脱水された混合物に添加される酸の量
は、従来の技術に存在する全てのカニッツァーロ法に関連する方法より明らかに
少量である。本発明によれば5ppm〜1質量%の酸が用いられ、有利な量は1
00〜1000ppmである。しばしば、本願に挙げられる範囲内にある酸の量
の添加において、加熱又は形成されるアルコールの分離に用いられる蒸留におい
て混合物の重合が生じることが認められた。
【0024】 酸としては、本発明によれば強酸又は中等強酸を使用してよい。これらは当業
者に公知である。例は、気体状又は水性形における硫酸、亜硫酸、ハロゲン水素
酸、例えばHCl、リン酸、スルホン酸、例えばアリールスルホン酸及びアルキ
ルスルホン酸、酸性イオン交換体、亜リン酸、ホウ酸、アルカン酸及び炭酸であ
る。有利にはリン酸が使用される。
【0025】 本発明による高沸点成分の分解は100〜300℃、有利には150〜280
℃、最も有利には180〜250℃の温度で実施する。更にTMP供給に関連す
る滞留時間が選択され、これらは0.1〜20時間、有利には0.5〜5時間に
及ぶ。
【0026】 本発明による方法は明らかに圧力依存性ではない。分解は真空中、常圧下で又
は外圧の適用下にも実施できる。反応を大気圧未満で1〜950ミリバール、有
利には10〜100ミリバール、最も有利には10〜50ミリバールで実施する
場合に有利である。更に不活性ガス雰囲気を使用せず、又は例えばアルゴン雰囲
気又は窒素雰囲気を使用して作業してよい。
【0027】 高沸点成分の分解のために本発明により用いられる前記の反応条件は更に種々
の時点で、かつ脱水された粗製アルコール混合物の後処理の間の種々のプロセス
段階の間に使用できる。一方で、例えば生成アルコールを高沸点成分から蒸留に
より分離する際に底部生成物に必要な量の酸量を一回添加し、かつ蒸留の際に高
沸点成分の分解のために必要であり、かつ前記された条件を保持する。留去され
た混合物中の生成アルコールの量はこうして高めることができる。
【0028】 また高沸点フラクションを適当な措置によって生成物及び低沸点成分から、例
えば蒸留によって分離することができる。別個の段階において、次いで高沸点フ
ラクションで本発明による方法を実施し、高沸点成分の分解によって得られる生
成アルコールを留去する。次いでこの生成アルコールをそれ自体で、場合により
蒸留による更なる精製によって単離できる。しかしながら、留分を生成アルコー
ルが純粋形で蒸留によって得られる前記の蒸留段階の1つに戻す。分解反応は、
例えば管型反応器または攪拌槽において実施できる。
【0029】 本発明による高沸点成分の分解は、特に良好に、表題“連続的蒸留による、水
素添加によって得られたトリメチロールプロパンの精製のための方法(Verfahre
n zur Reinigung von durch Hydrierung erhaltenem Trimethlolpropan durch k
ontinuierliche Destillation)”を有するドイツ国出願、番号1996343
5.1(出願人:BASF AG)に記載される方法と組み合わせて実施できる
。更に2,2−ジメチロールブタナールの水素添加によって生じるトリメチロー
ルプロパン(TMP)を蒸留によって後処理し、その際、第1段階で水素添加に
よって得られた混合物から水及び別の低沸点成分、例えばメタノール、トリアル
キルアミン及びトリアルキルアンモニウムホルミエートを蒸留によって分離する
。こうして得られるTMP、高沸点成分及び低沸点成分の一部を含有する混合物
を場合により再利用のための更なる処理及び副生成物、TMP及び低沸点成分か
らの分離によって蒸留により高沸点成分から分離し、かつ次いで後処理する。高
沸点フラクションを廃棄するか、又は反応に戻してよい。前記の出願の開示は本
願に参照することによって記載されたものとする。
【0030】 目下、この引用された出願に開示される方法においてTMP及び他の低沸点成
分の高沸点成分からの分離の間に底部生成物に酸を本発明による濃度で添加し、
かつ蒸留の際に本発明による条件を保持する場合には、収率の向上を達成できる
。しかしながら、また高沸点底部生成物を蒸留後に本発明による方法によって別
々に処理し、かつ得られたTMPを留去することができる。
【0031】 本発明の更なる有利な態様において、粗製排出物に脱水の後に無水のジアルキ
ルアミンを添加して、多価アルコールのホルミエートを、特に相応のアルコール
及びホルムアミドに分解する。かかる方法は、表題“トリメチロールアルカンの
製造の際に生じるトリメチロールアルカンホルミエートの再利用方法(Verfahre
n zur Umwandlung von bei der Trimethlolalkan-Herstellung anfallenden Tri
methylolalkanformiat)”を有するドイツ国出願、番号19963444.0(
出願人:BASF AG)に開示されている。また該方法は本願の不可欠成分で
あり、かつ参照によって記載されたものとする。ホルミエートの分解の後に、次
いで本発明による後処理を酸の添加下に実施する。
【0032】 本発明は、触媒量のトリアルキルアミンの添加下での高級アルデヒドとのホル
ムアルデヒドの縮合及び後続の水素添加によって製造できる全ての多価アルコー
ルで使用できる。適当な高級アルデヒドは、実質的に酸性の水素原子をカルボニ
ル基に対してα−位で有する全てのアルカナールである。それらは、2〜24個
のC原子を有する脂肪族アルデヒドを出発材料として使用でき、これらは直鎖状
又は分枝鎖状であってよく、又は非環式の基を含んでよい。同様に、芳香脂肪族
アルデヒドは出発材料として適当であるが、但し、これらはメチレン基をカルボ
ニル基に対してα−位に有することを前提とする。一般に8〜24個のC原子、
有利には8〜12個のC原子を有するアラルキルアルデヒド、例えばフェニルア
セトアルデヒドを出発材料として使用する。2〜12個のC原子を有する脂肪族
アルデヒド、例えば3−エチル−、3−n−プロピル−、3−イソプロピル−、
3−n−ブチル−、3−イソブチル−、3−s−ブチル−、3−t−ブチル−ブ
タナール並びに相応のn−ペンタナール、−n−ヘキサナール、−n−ヘプタナ
ール;4−エチル−、4−n−プロピル−、4−イソプロピル−、4−n−ブチ
ル−、4−イソブチル−、4−s−ブチル−、4−t−ブチル−ペンタナール、
−n−ヘキサナール、−n−ヘプタナール;5−エチル−、5−n−プロピル−
、5−イソプロピル−、5−n−ブチル−、5−イソブチル−、5−s−ブチル
−、5−t−ブチル−n−ヘキサナール、−n−ヘプタナール;3−メチル−ヘ
キサナール、3−メチル−ヘプタナール;4−メチル−ペンタナール、4−メチ
ル−ヘプタナール、5−メチル−ヘキサナール、5−メチルヘプタナール;3,
3,5−トリメチル−n−ペンチル−、3,3−ジエチル−ペンチル−、4,4
−ジエチルペンチル−、3,3−ジメチル−n−ブチル−、3,3−ジメチル−
n−ペンチル−、5,5−ジメチルヘプチル−、3,3−ジメチルヘプチル−、
3,3,4−トリメチルペンチル−、3,4−ジメチルヘプチル−、3,5−ジ
メチルヘプチル−、4,4−ジメチルヘプチル−、3,3−ジエチルヘキシル−
、4,4−ジメチルヘキシル−、4,5−ジメチルヘキシル−、3,4−ジメチ
ルヘキシル−、3,5−ジメチルヘキシル−、3,3−ジメチルヘキシル−、3
,4−ジエチルヘキシル−、3−メチル−4−エチルペンチル−、3−メチル−
4−エチルヘキシル−、3,3,4−トリメチルペンチル−、3,4,4−トリ
メチルペンチル−、3,3,4−トリメチルヘキシル−、3,4,4−トリメチ
ルヘキシル−、3,3,4,4−テトラメチルペンチルアルデヒド;特にC
12−n−アルカナールが有利である。
【0033】 本発明の範囲における特に有利な多価アルコールはトリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ネオペンチルグリコール及びペ
ンタエリトリトールである。最も有利なアルコールはトリメチロールプロパンで
ある。
【0034】 本発明を以下の実施例において説明する。
【0035】 オーバーフローパイプによって互いに接続された全容量72lを有する2つの
加熱可能な攪拌槽を新鮮なホルムアルデヒド水溶液(40%の水溶液の形で43
00g/時間)及びn−ブチルアルデヒド(1800g/時間)で及び45%の
水溶液の形での触媒としての新鮮なトリメチルアミン(130g/時間)で充填
した。反応器を40℃に加熱した。
【0036】 排出物を直接、取り付けられた塔(11バール過熱蒸気)を有する流下薄膜型
蒸発器の上部に供給し、かつそこで常圧において蒸留によって実質的にn−ブチ
ルアルデヒド、エチルアクロレイン、ホルムアルデヒド、水及びトリメチルアミ
ンを含有する低沸点頂部生成物と高沸点の底部生成物に分離した。
【0037】 頂部生成物を連続的に凝縮し、かつ前記の反応器中に戻した。
【0038】 蒸発器からの高沸点底部生成物(約33.5kg/時間)を連続的に新鮮なト
リメチルアミン触媒(45%の水溶液の形での50g/時間)と混合し、かつ充
填体を備えた空容量12lを有する加熱可能な管型反応器に導入した。反応器を
40℃に加熱した。
【0039】 第2の反応器の排出物を連続的に、ホルムアルデヒド分離(11バールの過熱
蒸気)の他の蒸留装置の上部に添加し、かつそこで蒸留によって、実質的にエチ
ルアクロレイン、ホルムアルデヒド、水及びトリメチルアミンを含有する低沸点
頂部生成物と高沸点の底部生成物に分離した。低沸点の頂部生成物(27kg/
時間)を連続的に凝縮し、かつ第1の攪拌槽に戻し、一方で高沸点の底部生成物
を回収した。
【0040】 こうして得られた底部生成物は水のほかに実質的にジメチロールブチルアルデ
ヒド、ホルムアルデヒド及び微量のモノメチロールブチルアルデヒドを含有した
。次いで、連続的に水素添加を実施した。このために反応溶液を90バール及び
115℃で第1の反応器中でループ法/トリクル法によって水素添加し、かつ後
接続された第2の反応器中でループ法によって水素添加した。触媒をDE198
09418号のDと同様に製造した。これは24%のCuO、20%のCu及び
46%のTiOを含有する。使用された装置は10mの長さを有する加熱され
た第2の反応器(内径:25mm)から構成される。ループスループットは25
l/時間の液体であり、反応器供給は4kg/時間に調整した。それに相応して
4kg/時間の水素添加排出物が得られた。
【0041】 水素添加によって得られた混合物を引き続き、表題“水素添加によって得られ
るトリメチロールプロパンの連続的蒸留による精製のための方法(Verfahren zu
r Reinigung von durch Hydrierung erhaltenem Trimethlolpropan durch konti
nuierliche Destillation)”を有するドイツ国出願、番号19963435.
1(出願人:BASF AG)に従って水及びトリメチルアミンから遊離させた
。粗製混合物をまず低沸点成分カラムに導き、その際、400ミリバール及び1
80℃での脱水を実施した。供給をカラムの中間で実施した。還流比を0.3に
選択した。クロマトグラフィーによって測定される以下の組成を有する底部排出
物(1.1kg/時間)が得られた:
【0042】
【表1】
【0043】 前記の底部排出物から、引き続き充填塔において20ミリバールの圧力で1.
15kg/時間のTMPを頂部を介して頂部温度184℃で留去した。底部温度
は230℃であった。66g/時間の塔底生成物を規則的な間隔で抽出した。蒸
留の間に、1mlの85%のリン酸を底部生成物にめいめい3日添加した。こう
して、約90〜530ppmの底部生成物中の酸濃度を保持した。頂部を介して
1.07kg/時間の粗製TMPを留去した。この生成物の組成はガスクロマト
グラフィー(メチルシリルトリフルオロアセトアミドによるTMPの事前のシリ
ル化)によれば以下のようであった:
【0044】
【表2】
【0045】 従って全体で965g/時間のTMPを頂部から留去できた。
【0046】 比較例1 蒸留を例1に記載のように実施したが、その際、リン酸を添加せず、かつ1.
02kg/時間のTMPを取り出した。得られた生成物は、ガスクロマトグラフ
ィー分析によれば以下の組成を有していた:
【0047】
【表3】
【0048】 従って全体で916g/時間のTMPが頂部から留去できた。
【0049】 例2 例1に記載のように製造され、かつ脱水された1000gのTMP粗製排出物
を2ミリバールにおいて20cmの高さ及び直径2.9cmの充填塔を介して断
続的に精留した。蒸留開始の前に250ppmのリン酸を85%の水溶液の形で
添加した。底部生成物の出発温度は180℃であり、かつ徐々に235℃に加熱
した。3種の以下のフラクションが得られた: 18gの低沸点成分(頂部温度60〜145℃) 915gの主フラクション(頂部温度148〜165℃) 40gの残留物 主フラクションのガスクロマトグラフィー分析は全体で828gのTMPが蒸
留できることを示した。
【0050】 例3 例2と同様に作業したが、1000ppmのHPOを85%の水溶液の形
で添加した。例2と同じ温度で取り出された3種のフラクションが再び得られた
【0051】 17gの低沸点成分 932gの主フラクション及び 20gの残留物 が得られた。主フラクションのガスクロマトグラフィー分析は、全体で815g
のTMPが蒸留できることを示した。
【0052】 比較例2 例2と同様に実施したが、その際、リン酸を添加しなかった。例2と同じ温度
で取り出された3種のフラクションが得られた。
【0053】 31gの低沸点成分 860gの主フラクション及び 100gの残留物 が得られた。主フラクションのガスクロマトグラフィー分析は、797gのTM
Pが蒸留されることを示した。
【0054】 例4 例1によって製造され脱水された1000gのTMP粗製排出物を41gのジ
エチルアミンと混合し、かつ55℃で1時間攪拌した。過剰のジエチルアミンを
引き続き蒸留によって除去し、かつ残留する混合物に250ppmのHPO (85%の水溶液)を添加した。
【0055】 該混合物を引き続き例2と同様に蒸留した。例2と同じ温度で取り出された3
種のフラクションが再び得られた: 57gの低沸点成分 890gの主フラクション 43gの残留物 主フラクションのGC分析は、全体で848gのTMPを主フラクションにお
いて蒸留できることを示した。
【0056】 例5 例1による底部生成物から抽出された高沸点成分流400gを断続的に精留し
た。更に20cmの高さ及び2.9cmの直径の充填塔を用い、圧力は2ミリバ
ールであった。底部生成物に125ppmのリン酸を85%の水溶液の形で添加
した。底部温度は180℃で開始して、かつ235℃の温度にまで高めた。16
0〜190℃の頂部温度で取り出される152gの留分が得られ、同時に240
gの残留物が得られた。留分のガスクロマトグラフィー分析は、全体で104g
のTMPを蒸留できることを示した。
【0057】 例6 例5に記載されるように実施するが、その際、85%のリン酸の添加される量
は625ppmであった。160〜170℃の頂部温度で取り出される206g
の留分、同様に186gの残留物が得られた。留分のガスクロマトグラフィー分
析は、全体で158gのTMPを蒸留できることを示した。ガラス状に凝固した
残留物が残留した。
【0058】 比較例3 例5に記載されるのと同様に実施するが、リン酸を添加しなかった。73gの
留分を150〜195℃の頂部温度において取り出し、得られた残留物は320
gであった。留分のガスクロマトグラフィー分析は、全体で55gのTMPを蒸
留できることを示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アーヒム シュタマー ドイツ連邦共和国 フラインスハイム ブ ットシュテッター シュトラーセ 6 (72)発明者 ゲルハルト シュルツ ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ウーラントシュトラーセ 55 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC41 AD11 AD30 BC19 BC51 BC52 BE04 BE20 FE11 FG30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メチロール化されたアルカナールから水素添加によって得ら
    れる多価アルコールの製造方法における、該アルコールの誘導体の分解による収
    率向上のための方法において、これらの誘導体を含有する混合物に5ppm〜1
    質量%、有利には100〜1000ppmの適当な酸を添加し、該混合物を10
    0〜300℃の温度に加熱し、かつ引き続き多価アルコールを蒸留によって分離
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 150〜280℃、最も有利には180〜250℃の温度で
    ある、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 反応を、高められた圧力、大気圧又は低められた圧力におい
    て実施する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 多価アルコールの誘導体を含有する混合物が少量の水、有利
    には≦5質量%の水、最も有利には≦0.5質量%の水のみを含有する、請求項
    1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 アルコール供給に対する滞留時間が0.1〜20時間、有利
    には0.5〜5時間である、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 強酸又は中等強酸、有利にはリン酸を使用する、請求項1か
    ら5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 多価アルコールが、トリメチロールエタン、トリメチロール
    プロパン、トリメチロールブタン、ネオペンチルグリコール及びペンタエリトリ
    トール、最も有利にはトリメチロールプロパンからなる群から選択されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸の添加の前に、混合物に第2級アミンを添加する、請求項
    1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 方法を、多価アルコールが蒸留により依然として除去されな
    かった混合物において実施する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法
  10. 【請求項10】 方法を、多価アルコールが既に蒸留によって除去された混
    合物において実施する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
JP2001549323A 1999-12-28 2000-12-28 多価アルコールの合成において形成される高沸点副生成物の分解のための方法 Withdrawn JP2003525219A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19963437A DE19963437A1 (de) 1999-12-28 1999-12-28 Verfahren zur Zersetzung von bei der Synthese mehrwertiger Alkohole gebildeter hochsiedender Nebenprodukte
DE19963437.8 1999-12-28
PCT/EP2000/013308 WO2001047848A1 (de) 1999-12-28 2000-12-28 Verfahren zur zersetzung von bei der synthese mehrwertiger aklohole gebildeter hochsiedender nebenprodukte

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003525219A true JP2003525219A (ja) 2003-08-26

Family

ID=7934785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001549323A Withdrawn JP2003525219A (ja) 1999-12-28 2000-12-28 多価アルコールの合成において形成される高沸点副生成物の分解のための方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6586641B2 (ja)
EP (1) EP1246785B1 (ja)
JP (1) JP2003525219A (ja)
KR (1) KR20020062666A (ja)
CN (1) CN1211332C (ja)
AT (1) ATE269288T1 (ja)
AU (1) AU2370401A (ja)
DE (2) DE19963437A1 (ja)
ES (1) ES2223637T3 (ja)
MX (1) MXPA02006395A (ja)
MY (1) MY125203A (ja)
WO (1) WO2001047848A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10234016A1 (de) * 2002-07-26 2004-02-05 Basf Ag Verfahren zur Ausbeuteerhöhung bei der Herstellung von mehrwertigen Alkoholen durch Spaltung acetalhaltiger Nebenprodukte
RU2531613C2 (ru) 2008-12-09 2014-10-27 Басф Се Способ получения полиметилолов
DE102010033844B4 (de) * 2010-08-11 2013-01-03 Oxea Gmbh Verfahren zur Gewinnung von Di-Trimethylolpropan und mit Trimethylolpropan angereicherten Produktströmen aus den Nebenströmen der Trimethylolpropanherstellung
CN104640831B (zh) * 2012-09-17 2017-03-08 欧季亚毕夏普有限责任公司 纯化残余物中的三羟甲基丙烷的回收
US8921618B2 (en) * 2012-09-17 2014-12-30 Oxea Bishop Llc Recovery of trimethylolpropane from purification residue
US8759593B2 (en) * 2012-09-17 2014-06-24 Oxea Bishop Llc Recovery of alcohols from purification residue
US9056824B2 (en) 2013-01-31 2015-06-16 Eastman Chemical Company Preparation of hydroxy aldehydes
US8710278B1 (en) 2013-01-31 2014-04-29 Eastman Chemical Company Process for producing polyols
JP7022215B2 (ja) * 2018-02-01 2022-02-17 エルジー・ケム・リミテッド ジメチロールブタナールの製造方法および蒸留装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE287251C (ja)
US3259662A (en) 1962-04-02 1966-07-05 Exxon Research Engineering Co Purification of trimethylolpropane
DE2507461C3 (de) 1975-02-21 1986-05-07 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Herstellung von 2,2- Dimethylolalkanalen
DE2702582C3 (de) 1977-01-22 1980-12-04 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung von Trimethylolalkanen
DE2813201A1 (de) 1978-03-25 1979-10-04 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von 2,2-dimethylolalkanalen
DE3207746A1 (de) * 1982-03-04 1983-09-08 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von trimethylolpropan
DE3340791A1 (de) * 1983-11-11 1985-05-23 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur herstellung von trimethylolalkanen aus alkanalen und formaldehyd
DE3715035A1 (de) 1987-05-06 1988-11-17 Basf Ag Verfahren zur gewinnung von trialkylaminen und methylformiat bei der herstellung von trimethylolalkanen
DD287251A5 (de) * 1989-08-21 1991-02-21 Veb Leuna-Werke "Walter Ulbricht",De Verfahren zur gewinnung von trimethylolpropan
US5763690A (en) * 1992-09-25 1998-06-09 Aristech Chemical Corporation Manufacture of trimethylolpropane
DE19542036A1 (de) 1995-11-10 1997-05-15 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyalkoholen
DE19653093A1 (de) 1996-12-20 1998-06-25 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyalkoholen
IT1305123B1 (it) 1997-10-22 2001-04-10 Koei Chemical Co Procedimento di produzione di trimetilolalcano.
JP4284477B2 (ja) * 1998-12-25 2009-06-24 三菱瓦斯化学株式会社 高純度トリメチロールプロパンの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1413179A (zh) 2003-04-23
MXPA02006395A (es) 2002-11-29
ATE269288T1 (de) 2004-07-15
WO2001047848A1 (de) 2001-07-05
ES2223637T3 (es) 2005-03-01
EP1246785A1 (de) 2002-10-09
US20030088131A1 (en) 2003-05-08
AU2370401A (en) 2001-07-09
CN1211332C (zh) 2005-07-20
DE50006856D1 (de) 2004-07-22
DE19963437A1 (de) 2001-07-05
US6586641B2 (en) 2003-07-01
EP1246785B1 (de) 2004-06-16
MY125203A (en) 2006-07-31
KR20020062666A (ko) 2002-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5485501B2 (ja) 脱水方法
EP1848679B1 (en) Method for preparing trimethylolpropane
JP3224547B2 (ja) ネオペンチルグリコールの連続的製造方法
US6692616B2 (en) Method for purifying trimethylolpropane, which is produced by hydrogenation, by means of continuous distillation
KR20050025357A (ko) 아세탈을 함유하는 부산물의 분해에 의한 다가 알콜의제조에서의 수율 향상 방법
KR20010102420A (ko) 고순도 1,3-부틸렌글리콜, 1,3-부틸렌글리콜의 제조 방법,및 부생 부탄올과 초산부틸의 제조 방법
JP2000191568A (ja) 高純度トリメチロ―ルプロパンの製造法
JP2003525219A (ja) 多価アルコールの合成において形成される高沸点副生成物の分解のための方法
EP1577287A2 (en) Cycloalkanone composition
KR100714335B1 (ko) 증류 이전 및(또는) 동안에 용매를 첨가함으로써 폴리올함유 반응 혼합물로부터 포름알데히드를 분리하는 방법
JP3285439B2 (ja) 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法
JP2002226426A (ja) ジメチロールブタン酸の製造法
HU205060B (en) Process for producing 2,2-dimethyl propanediole-(1,3)
EP0614453A1 (en) Manufacture of trimethylolpropane
JPH09110792A (ja) ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルの製造方法
CN1314332A (zh) 发酵甲醇的提纯方法
JP2002003422A (ja) 多価アルコールの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304