JPH01106820A - ケトチフェン貼付剤 - Google Patents

ケトチフェン貼付剤

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JPH01106820A
JPH01106820A JP26184087A JP26184087A JPH01106820A JP H01106820 A JPH01106820 A JP H01106820A JP 26184087 A JP26184087 A JP 26184087A JP 26184087 A JP26184087 A JP 26184087A JP H01106820 A JPH01106820 A JP H01106820A
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Toshio Ito
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武政 小久保
Hiroshi Nukazuka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、優れた抗5R3−A作用、抗ヒスタミン作用
及び広範囲な抗アレルギー作用を有するケトチフェン(
一般名)[化学名:4−(1−メチル−4−ピペリジリ
デン)−4H−ベンゾ[4、5]シクロヘプタ[1,2
−b]チオフェン−10(9H)−オン]を含有する経
皮吸収製剤に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) ケトチフェンは、抗原抗体反応によって遊離される5R
5−A及びヒスタミン等の化学伝達物質の遊離を抑制し
、また化学伝達物質による気管支収縮を抑制する効果が
強く、そのフマル酸塩が気管支喘息、アレルギー性鼻炎
、湿疹・皮膚炎、じんま疹、皮膚掻痒症等の治療にカプ
セル剤、シロップ剤等の経口剤として汎用されている。
また、特開昭62−19517号公報にはケトチフェン
を「カブレ」防止剤として配合した外用貼付剤が開示さ
れているが、この発明にあってはケトチフェンが皮膚よ
り血中に吸収されることが少ないことに立脚し、全身的
影響なく局所の「カブレ」防止に使用することを目的と
している。
特開昭62−164624号公報にはケトチフェンを含
有した外用ゲル製剤が開示されている。この発明では、
ゲル状クリーム製剤とすることによって経皮吸収性の乏
しいケトチフェンの経皮吸収製剤化を可能ならしめてい
る。この場合、例え、ケトチフェンの経皮吸収性があっ
たとしても、クリーム状であるから使用量、塗布面積等
を一定にすることが困難であり、全身剤として必要な定
用量性に欠け、塗布部のべとつき、衣服等への移行など
、使用上も問題点が多い。
現在、市販されているフマル酸ケトチフェンの経口剤に
は、眠気、胃腸障害、肝障害等の副作用の発現がみられ
ることがある。フマル酸ケトチフェンの経口剤は持続性
があり、1日2回の投与で効果を期待することができる
といわれている。
また、季節性の患者に投与するときは、好発季節を考慮
して、その直前から投与を開始することが推奨されてい
る。
これらの点を考慮し、以下の特長: (i)  経皮吸収性がよいこと、 (11)  胃腸障害、肝障害等の副作mが少ないこと
、GiD  持続性があり、短い場合でも1日1回、長
い場合には3〜7日に1回の貼付で充分な効果を発揮す
ること、 (財) 用量に定量性があること、 (V)「カブレ」などの皮膚障害が少ないことを有する
新規なケトチフェン貼付剤を提供することを目的として
鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、ポリビニルアルコールを含有する水性ゲルマ
トリックス中に有効成分としてケトチフェンスはその塩
を含有せしめてなることを特徴とする経皮吸収貼付剤に
関するものである。
本発明に用いるケトチフェンの塩としては、薬学的に許
容される酸付加塩が挙げられるが、特にフマル酸塩が好
ましい。
貼付剤の基剤としては、水を含有する系と水を含有しな
い系の二つに大別される。
水を含有しない系では油性ゲル軟膏、ポリマーマトリッ
クス等が用いられるが、フマル酸ケトチフェンは有機溶
剤に溶は難いので、溶解性の点から適当な分散マトリッ
クスが得られ難い、天然ゴム、石油系脂環族粘着付与剤
及びポリブテンからなるゴム系粘着剤にフマル酸ケトチ
フェンを分散したところ溶解せず、フマル酸ケトチフェ
ンが白色状に析出して製剤化できなかった。更に、例え
ばフマル酸ケトチフェンをアクリル酸2−エチルヘキシ
ルを主成分とするアクリル系粘着剤中に添加して50X
100mmにフマル酸ケトチフェン2mgを含有する試
料片を作成し、ウサギに24時間貼付したところ、剥離
後の試料片に残存するフマル酸ケトチフェンは96.4
%であり、殆どが吸収されずに残存し、血中にフマル酸
ケトチフェンは検出されなかった。この場合、フマル酸
ケトチフェンは、ポリマー中に溶解するものの放出性が
劣り好ましくはなかった。
本発明は、ポリビニルアルコールを含有する水性ゲルマ
トリックス中に有効成分としてケトチフェン又はその塩
を含有せしめることを特徴とするものである。
水性ゲルとしては、ポリアクリル(又はメタクリル)酸
ナトリウム、ポリアクリル(又はメタクリル)酸、ポリ
ビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルアクリレート
(又はメタクリレート)、ポリアクリル(又はメタクリ
ル)アミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキ
シド、ゼラチン、メチルセルロース等の水溶液のゲル化
物が挙げられるが、放出性の点で中性のマトリックスが
好ましく、薬剤の安定性の点で中性又は弱酸性のマトリ
ックスが好ましい、ポリビニルアルコールを用いた水性
ゲルは中性であり好ましく、特開昭60−177066
号公報記載の低温結晶化法により得られたポリビニルア
ルコール水性ゲルは、グルタルアルデヒド、グリオキサ
ール、ホウ酸等のゲル化剤を含有しないため最も好まし
い、グリオキサール、ホウ酸等の使用は、薬剤の安定性
を低下せしめ、好ましくはない。
以下、前記低温結晶化法により得られたポリビニルアル
コール水性ゲルを用いた場合について詳細に説明する。
ポリビニルアルコール水性ゲルを用いることにより、経
皮吸収の最大のバリアーである皮膚角質層を水分により
膨化させ、油/水分配係数の低い水溶性薬剤の皮膚中へ
の移行率を向上させることができる。また、このゲル基
剤は、多孔構造を有しており、24時間又はそれ以上の
持続徐放が可能となる。低温結晶化法により得られるポ
リビニルアルコール水性ゲルは、強固な三次元網目構造
を有する高含水率のポリビニルアルコール多孔質体であ
り、これにケトチフェン又はその塩、及び必要に応じて
経皮吸収促進剤、界面活性剤、粘着増強剤等が配合され
て本発明の経皮吸収貼付剤が形成される。
経皮吸収促進剤としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコール類やグリセリン、トリメ
チロールプロパン等のトリオール類などの多価アルコー
ル;パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸等の脂肪族
カルボン酸類:エタノール、プロパツール、オクタツー
ル等の脂肪族アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル
、パルミチン酸イソプロピル、セバシン酸イソプロピル
、セバシン酸ジエチル等の高級脂肪酸エステル類;その
他、尿素、レシチン、安息香酸、ピロリドン誘導体、1
−ドデシルアザシクロへブタン−2−オン(商品名 A
ZONETM)等が挙げられ、その含有率は通常0〜2
0重量%である。
界面活性剤としては、皮膚刺激性など安全性の面から非
イオン性のものが好ましい0例えば、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート (花王アトラス社製Tw
een 80 ) 、ポリオキシエチレンモノラウレー
ト(日光ケミカルス社製NIKKOLMYL−10) 
、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル(アメコー
ル社製5olulan C−24)等が挙げられ、その
含有率は通常0〜2重量%である。
粘着増強剤としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチル
セルロース等が挙げられる。但し、ポリビニルアルコー
ルゲルにこれらの粘着増強剤を添加すると粘着性は向上
するが、薬剤放出 ・性が低下するので含有率をコント
ロールすることが好ましい。
ポリビニルアルコール水性ゲルを基剤とする経皮吸収貼
付剤の低温結晶化法による製造は、特開昭60−177
066号公報記載の方法に準じて行うことができる。
例えば、ケトチフェン又はその塩、及び必要に応じて経
皮吸収促進剤、界面活性剤、粘着増強剤等を含有するポ
リビニルアルコール水溶液を氷点以下の温度にて凍結さ
せ、氷相とポリビニルアルコール高分子相に分離した後
、氷点以上の温度にて高分子相を結晶化させる。
この方法に用いるポリビニルアルコールのケン化度は、
通常95モル%以上、好ましくは97モル%以上、更に
好ましくは99モル%以上である。ケン化度が95モル
%未満、特に85モル%以下のものでは、軟弱なゲルが
得られるにすぎない、平均重合度は、粘度平均で、通常
1 、000以上、好ましくは1.700以上である。
ボリビ・ニルアルコールの重合度が低下するとともに、
得られるゲルの強度も低下する。一般には、市販されて
いる重合度1.700〜2,000程度の高重合度品を
用いる。
この方法においては、まずポリビニルアルコール濃厚水
溶液を調製するが、このときのポリビニルアルコール濃
度は、通常3〜30重量%、好ましくは8〜20重量%
である。かかる濃厚水溶液の調製は、オートクレーブや
電子レンジを用いて加熱φ溶解させることにより行う。
この方法のもう一つの大きな特長は、熱やゲル化剤を加
えずにゲル化することができることである。即ち、前述
のようにして濃厚水溶液を調製し、これに薬剤を加えて
均一に分散した後、冷却、凍結させるだけでよく、熱に
弱かったり、反応性に富む薬剤の製剤化に極めて有利な
ことである。
本発明において、ケトチフェン又はその塩の含有率は、
溶解性及び薬効の点から、好ましくは0、O1〜4.0
重量%、更に好ましくは0.1〜2.0重量%である。
厚さ、面積、経皮吸収促進剤含量、薬剤含量等を調節す
ることにより、1日に1回貼付、3日に1回貼付又は1
週間に1回貼付の製剤を自由に製造することができる。
本発明の経皮吸収貼付剤の形状としては、シート状、パ
ッチ網状、パップ剤状等、各種のものが挙げられる。例
えば、水剤を直径30層層程度の円盤状に、直径50m
1+程度の同心円の不′透過性基材粘着シート上に成形
し、粘着剤によって皮膚に固定したり、50X100+
+uw程度の裏打材付きパップ剤の形状に成形したり、
更に、特開昭60−40054号公報記載のパッチ剤の
形状に成形することも可能である。
(発明の実施例) 以下、実施例、試験例及び比較例により本発明を更に詳
細に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を何ら
制限するものではない。
実施例1 ポリビニルアルコール(■ユニチカ製、ケン化度99.
5モル%、平均重合度1,700)135gを水865
gに溶解して13.5重量%のポリビニルアルコール水
溶液を調製した。この水溶液にフマル酸ケトチフェン原
末4.17gを添加して充分に攪拌し溶解させた。この
溶液1.2gを直径35+*m、深さ1mmのプラスチ
ック容器中に流し込み、フリーザーにより一20℃で約
10時間凍結させた後、5℃に維持した冷蔵庫中で約1
0時間かけて解凍して結晶化を行い、直径35mm、厚
さ1■の円盤状ゲル製剤を調製した。この円盤状ゲル製
剤を直径55mmのポリプロピレン粘着シート上に同心
円状に付着せしめてフマル酸ケトチフェン5a+gを含
有する経皮吸収貼付剤を得た。
実施例2 ポリビニルアルコール(■ユニチカ製、ケン化度99.
5モル%、平均重合度1,700)135gを水755
gに溶解して15.2重量%のポリビニルアルコール水
溶液を調製した。この水溶液に非イオン性界面活性剤(
花王アトラス■製Tween 80 ) l Og、経
皮吸収促進剤(東京化成■製ミリスチン酸イソプロピル
)100g及びフマル酸ケトチフェン原末4.17gを
添加して充分に攪拌し分散せしめた。−0この溶液1.
2gを直径35mm、深さll1mのプラスチック容器
中に流し込み、以下実施例1と同様にしてフマル酸ケト
チフェン5agを含有する経皮吸収貼付剤を得た。
実施例3 経皮吸収促進剤としてパルミチン酸イソプロピル(東京
化成■製)を用いた以外は実施例2と同様にしてフマル
酸ケトチフェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を得た
実施例4 経皮吸収促進剤として1−ドデシルアザシクロへブタン
−2−オン(住商ネルソン■、商品名AZONETM)
を用いた以外は実施例2と同様にしてフマル酸ケトチフ
ェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を得た。
実施例5 ポリビニルアルコール(■ユニチカ製、ケン化度99.
5モル%、平均重合度1,700)135gを水500
gに溶解した。一方、粘着増強剤としてポリアクリル酸
(グツドリッチケミカル■、カーポボール941)60
gを水305gに溶解し、両液を混合して充分に攪拌し
た。更に、この水溶液に7マル酸ケトチフエン原末4.
17gを添加して充分に攪拌して溶解させた。この溶液
1.2gを直径35+wm、深さ1■のプラスチック容
器中に流し込み、以下実施例1と同様にしてフマル酸ケ
トチフェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を得た。
試験例1 粘着力試験 実施例1〜5で得られたサンプルを上質紙に貼り付け、
それを毎分300mmの速度で引き剥すときの力を測定
した。結果を表1に示す。
表  1 表1から、粘着増強剤としてカーポボール941の添加
が有効であることがわかる。
試験例2 溶出試験 溶出試験器(カールツアイス■製ザルトリウス(商品名
)溶出試験器)を使用し、メンプランとして硝Pj#t
R維素膜(ポアサイズ0.1ルm)、溶出液としてpH
7,4のリン酸緩衝液を用いて37°Cで溶出試験を行
った。実施例1,2又は5で得られたサンプルの測定結
果を図1に示す。
図1から、経皮吸収促進剤であるミリスチン酸イソプロ
ピルが放出性に対しても好結果をもたらすことがわかる
。一方、カルボキシル基を有するカーポボール941の
添加はフマル酸ケトチフェンの放出を著しく抑制するこ
とがわかった。
試験例3 経皮吸収試験 日本在来白色雄性ウサギを用いて実施例1〜5で得られ
たサンプルについて経皮吸収試験を行った。ウサギの背
部皮毛を剃毛し、サンプルを24時間貼付して経皮吸収
貼付剤中の残存フマル酸ケトチフェン量及び血清中フマ
ル酸ケトチフェン量を定量分析した。結果を表2に示す
表  2 表2から、経皮吸収促進剤の添加が好結果をもたらすこ
とがわかる。一方、カルボキシル基を有するカーポボー
ル941の添加はフマル酸ケトチフェンの経皮吸収を著
しく抑制することがわかった。但し、実施例1.2.3
及び5では貼付部位に著変を認めなかったが、実施例4
では貼付部位に紅斑と浮腫を生じ皮膚刺激が強かった。
比較例1 ポリアクリル酸ナトリウム(日本紬薬■、アロンビス−
3)100g及びフマル酸ケトチフェン4.17gを水
500gに溶解した。一方、粘着増強剤としてポリアク
リル酸(グツドリッチケミカル株、カーポボール941
)100gを水500gに溶解し、両液を混合して充分
に攪拌した。更に、この水溶液を充分に攪拌しつつ混合
し、その1.2gを直径35mm、深さ11のプラスチ
ック容器中に流し込み静置して直径35mm、厚さ1I
II11の円盤状濃厚液状ゲル製剤を調製した。
以下実施例1と同様にしてフマル酸ケトチフェン5I1
gを含有する経皮吸収貼付剤を得た。
これをウサギに24時間貼付したところ、剥離後の試験
片に残存するフマル酸ケトチフェンは99.0%であり
、はとんど吸収されず残存し。
血中濃度は0であり検出されなかった。
[発明の効果] 本発明によれば、従来、経皮吸収性が乏しいといわれた
ケトチフェンを有効に経皮吸収せしめることができる経
皮吸収貼付剤を提供することができる。
本発明の経皮吸収貼付剤は、人体の皮膚に貼付すること
により、持続的にケトチフェンを体内に送り込むことが
でき、特に季節性の患者に前もって投与するのに効果的
である。また、夜間、喘息発作に見舞われる患者に水剤
を貼付することは、経皮吸収による薬効は勿論、貼って
いることの安心感から精神面での安定感も得られ、効果
的である。1日に1回貼付又は3日に1回貼付の製剤の
場合、飲み忘れによる事故も少なくなる。水剤は、経皮
吸収製剤であるため、消化管の副作用も回避できる。一
定サイズの貼付剤であるため、用量が一定であり、また
副作用の発生等で急に投与を中止する必要がある場合に
は剥せばよい等の利点があり、有用性の極めて高い薬剤
である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の経皮吸収貼付剤についての溶出試験の
結果を示す図である。 図1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ポリビニルアルコールを含有する水性ゲルマトリ
    ックス中に有効成分としてケトチフェン又はその塩を含
    有せしめてなることを特徴とする経皮吸収貼付剤。 (2)ケトチフェン又はその塩の含有率が 0.01〜4.0重量%である特許請求の範囲第1項記
    載の経皮吸収貼付剤。 (3)ポリビニルアルコールの含有率が3〜30重量%
    である特許請求の範囲第1項記載の経皮吸収貼付剤。 (4)水性ゲルマトリックスが低温結晶化法により得ら
    れたものである特許請求の範囲第3項記載の経皮吸収貼
    付剤。 (5)更に経皮吸収促進剤を含有する特許請求の範囲第
    1項記載の経皮吸収貼付剤。 (6)経皮吸収促進剤が高級脂肪酸エステルである特許
    請求の範囲第5項記載の経皮吸収貼付剤。
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