JP2610142B2 - ケトチフェン貼付剤 - Google Patents

ケトチフェン貼付剤

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JP2610142B2 JP62261840A JP26184087A JP2610142B2 JP 2610142 B2 JP2610142 B2 JP 2610142B2 JP 62261840 A JP62261840 A JP 62261840A JP 26184087 A JP26184087 A JP 26184087A JP 2610142 B2 JP2610142 B2 JP 2610142B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、優れた抗SRS−A作用、抗ヒスタミン作用
及び広範囲な抗アレルギー作用を有するケトチフェン
(一般名)[化学名:4−(1−メチル−4−ピペリジリ
デン)−4H−ベンゾ[4,5]シクロヘプタ[1,2−b]チ
オフェン−10(9H)−オン]を含有する経皮吸収製剤に
関するものである。
(従来の技術及びその問題点) ケトチフェンは、抗原抗体反応によって遊離されるSR
S−A及びヒスタミン等の化学伝達物質の遊離を抑制
し、また化学伝達物質による気管支収縮を抑制する効果
が強く、そのフマル酸塩が気管支喘息、アレルギー性鼻
炎、湿疹・皮膚炎、じんま疹、皮膚掻痒症等の治療にカ
プセル剤、シロップ剤等の経口剤として汎用されてい
る。
また、特開昭62−19517号公報にはケトチフェンを
「カブレ」防止剤として配合した外用貼付剤が開示され
ているが、この発明にあってはケトチフェンが皮膚より
血中に吸収されることが少ないことに立脚し、全身的影
響なく局所の「カブレ」防止に使用することを目的とし
ている。
特開昭62−164624号公報にはケトチフェンを含有した
外用ゲル製剤が開示されている。この発明では、ゲル状
クリーム製剤とすることによって経皮吸収性の乏しいケ
トチフェンの経皮吸収製剤化を可能ならしめている。こ
の場合、例え、ケトチフェンの経皮吸収性があったとし
ても、クリーム状であるから使用量、塗布面積等を一定
にすることが困難であり、全身剤として必要な定用量性
に欠け、塗布部のべとつき、衣服等への移行など、使用
上も問題点が多い。
現在、市販されているフマル酸ケトチフェンの経口剤
には、眠気、胃腸障害、肝障害等の副作用の発現がみら
れることがある。フマル酸ケトチフェンの経口剤は持続
性があり、1日2回の投与で効果を期待することができ
るといわれている。また、季節性の患者に投与するとき
は、好発季節を考慮して、その直前から投与を開始する
ことが推奨されている。
これらの点を考慮し、以下の特長: (i)経皮吸収性がよいこと、 (ii)胃腸障害、肝障害等の副作用が少ないこと、 (iii)持続性があり、短い場合でも1日1回、長い場
合には3〜7日に1回の貼付で充分な効果を発揮するこ
と、 (iv)用量に定量性があること、 (v)「カブレ」などの皮膚障害が少ないこと を有する新規なケトチフェン貼付剤を提供することを目
的として鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至
った。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、低温結晶化法により得られたポリビニルア
ルコールを3〜30重量%含有する水性ゲルマトリックス
中に、有効成分としてケトチフェン又はその塩を含有す
ることを特徴とする経皮吸収貼付剤に関するものであ
る。
本発明に用いるケトチフェンの塩としては、薬学的に
許容される酸付加塩が挙げられるが、特にフマル酸塩が
好ましい。
貼付剤の基剤としては、水を含有する系と水を含有し
ない系の二つに大別される。
水を含有しない系では油性ゲル軟膏、ポリマーマトリ
ックス等が用いられるが、フマル酸ケトチフェンは有機
溶剤に溶け難いので、溶解性の点から適当な分散マトリ
ックスが得られ難い。天然ゴム、石油系脂環族粘着付与
剤及びポリブテンからなるゴム系粘着剤にフマル酸ケト
チフェンを分散したところ溶解せず、フマル酸ケトチフ
ェンが白色状に析出して製剤化できなかった。更に、例
えばフマル酸ケトチフェンをアクリル酸2−エチルヘキ
シルを主成分とするアクリル系粘着剤中に添加して50×
100mmにフマル酸ケトチフェン2mgを含有する試料片を作
成し、ウサギに24時間貼付したところ、剥離後の試料片
に残存するフマル酸ケトチフェンは96.4%であり、殆ど
が吸収されずに残存し、血中にフマル酸ケトチフェンは
検出されなかった。この場合、フマル酸ケトチフェン
は、ポリマー中に溶解するものの放出性が劣り好ましく
はなかった。
水性ゲルとしては、ポリアクリル(又はメタクリル)
酸ナトリウム、ポリアクリル(又はメタクリル)酸、ポ
リビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルアクリレー
ト(又はメタクリレート)、ポリアクリル(又はメタク
リル)アミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオ
キシド、ゼラチン、メチルセルロース等の水溶液のゲル
化物が挙げられるが、放出性の点で中性のマトリックス
が好ましく、薬剤の安定性の点で中性又は弱酸性のマト
リックスが好ましい。ポリビニルアルコールを用いた水
性ゲルは中性であり好ましく、特開昭60−177066号公報
記載の低温結晶化法により得られたポリビニルアルコー
ル水性ゲルは、グルタルアルデヒド、グリオキサール、
ホウ酸等のゲル化剤を含有しないため最も好ましい。グ
リオキサール、ホウ酸等の使用は、薬剤の安定性を低下
せしめ、好ましくはない。
以下、前記低温結晶化法により得られたポリビニルア
ルコール水性ゲルを用いた場合について詳細に説明す
る。
ポリビニルアルコール水性ゲルを用いることにより、
経皮吸収の最大のバリアーである皮膚角質層を水分によ
り膨化させ、油/水分配係数の低い水溶性薬剤の皮膚中
への移行率を向上させることができる。また、このゲル
基剤は、多孔構造を有しており、24時間又はそれ以上の
持続徐放が可能となる。低温結晶化法により得られるポ
リビニルアルコール水性ゲルは、強固な三次元網目構造
を有する高含水率のポリビニルアルコール多孔質体であ
り、これにケトチフェン又はその塩、及び必要に応じて
経皮吸収促進剤、界面活性剤、粘着増強剤等が配合され
て本発明の経皮吸収貼付剤が形成される。
経皮吸収促進剤としては、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール等のグリコール類やグリセリン、トリ
メチロールプロパン等のトリオール類などの多価アルコ
ール;パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸等の脂肪
族カルボン酸類;エタノール、プロパノール、オクタノ
ール等の脂肪族アルコール類;ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、セバシン酸イソプロピ
ル、セバシン酸ジエチル等の高級脂肪酸エステル類;そ
の他、尿素、レシチン、安息香酸、ピロリドン誘導体、
1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オン(商品名
AZONE TM)等が挙げられ、その含有率は通常0〜20重量
%である。
界面活性剤としては、皮膚刺激性など安全性の面から
非イオン性のものが好ましい。例えば、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレエート(花王アトラス社製 Tw
een 80)、ポリオキシエチレンモノラウレート(日光ケ
ミカルス社製 NIKKOLMYL−10)、ポリオキシエチレン
コレステリルエーテル(アメコール社製 Solulan C−2
4)等が挙げられ、その含有率は通常0〜2重量%であ
る。
粘着増強剤としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル
酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチ
ルセルロース等が挙げられる。但し、ポリビニルアルコ
ールゲルにこれらの粘着増強剤を添加すると粘着性は向
上するが、薬剤放出性が低下するので含有率をコントロ
ールすることが好ましい。
ポリビニルアルコール水性ゲルを基剤とする経皮吸収
貼付剤の低温結晶化法による製造は、特開昭60−177066
号公報記載の方法に準じて行うことができる。
例えば、ケトチフェン又はその塩、及び必要に応じて
経皮吸収促進剤、界面活性剤、粘着増強剤等を含有する
ポリビニルアルコール水溶液を氷点以下の温度にて凍結
させ、氷相とポリビニルアルコール高分子相に分離した
後、氷点以上の温度にて高分子相を結晶化させる。
この方法に用いるポリビニルアルコールのケン化度
は、通常95モル%以上、好ましくは97モル%以上、更に
好ましくは99モル%以上である。ケン化度が95モル%未
満、特に85モル%以下のものでは、軟弱なゲルが得られ
るにすぎない。平均重合度は、粘度平均で、通常1,000
以上、好ましくは1,700以上である。ポリビニルアルコ
ールの重合度が低下するとともに、得られるゲルの強度
も低下する。一般には、市販されている重合度1,700〜
2,000程度の高重合度品を用いる。
この方法においては、まずポリビニルアルコール濃厚
水溶液を調製するが、このときのポリビニルアルコール
濃度は、通常3〜30重量%、好ましくは8〜20重量%で
ある。かかる濃厚水溶液の調製は、オートクレーブや電
子レンジを用いて加熱・溶解させることにより行う。
この方法のもう一つの大きな特長は、熱やゲル化剤を
加えずにゲル化することができることである。即ち、前
述のようにして濃厚水溶液を調製し、これに薬剤を加え
て均一に分散した後、冷却、凍結させるだけでよく、熱
に弱かったり、反応性に富む薬剤の製剤化に極めて有利
なことである。
本発明において、ケトチフェン又はその塩の含有率
は、溶解性及び薬効の点から、好ましくは0.01〜4.0重
量%、更に好ましくは0.1〜2.0重量%である。厚さ、面
積、経皮吸収促進剤含量、薬剤含量等を調節することに
より、1日に1回貼付、3日に1回貼付又は1週間に1
回貼付の製剤を自由に製造することができる。
本発明の経皮吸収貼付剤の形状としては、シート状、
パッチ剤状、パップ剤状等、各種のものが挙げられる。
例えば、本剤を直径30mm程度の円盤状に、直径50mm程度
の同心円の不透過性基材粘着シート上に成形し、粘着剤
によって皮膚に固定したり、50×100mm程度の裏打材付
きパップ剤の形状に成形したり、更に、特開昭60−4005
4号公報記載のパッチ剤の形状に成形することも可能で
ある。
(発明の実施例) 以下、実施例、試験例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を何
ら制限するものではない。
実施例1 ポリビニルアルコール((株)ユニチカ製、ケン化度
99.5モル%、平均重合度1,700)135gを水865gに溶解し
て13.5重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製し
た。この水溶液にフマル酸ケトチフェン原末4.17gを添
加して充分に攪拌し溶解させた。この溶液1.2gを直径35
mm、深さ1mmのプラスチック容器中に流し込み、フリー
ザーにより−20℃で約10時間凍結させた後、5℃に維持
した冷蔵庫中で約10時間かけて凍結して結晶化を行い、
直径35mm、厚さ1mmの円盤状ゲル製剤を調製した。この
円盤状ゲル製剤を直径55mmのポリプロピレン粘着シート
上に同心円状に付着せしめてフマル酸ケトチフェン5mg
を含有する経皮吸収貼付剤を得た。
実施例2 ポリビニルアルコール((株)ユニチカ製、ケン化度
99.5モル%、平均重合度1,700)135gを水755gに溶解し
て15.2重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製し
た。この水溶液に非イオン性界面活性剤(花王アトラス
(株)製 Tween 80)10g、経皮吸収促進剤(東京化成
(株)製ミリスチン酸イソプロピル)100g及びフマル酸
ケトチフェン原末4.17gを添加して充分に攪拌し分散せ
しめた。この溶液1.2gを直径35mm、深さ1mmのプラスチ
ック容器中に流し込み、以下実施例1と同様にしてフマ
ル酸ケトチフェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を得
た。
実施例3 経皮吸収促進剤としてパルミチン酸イソプロピル(東
京化成(株)製)を用いた以外は実施例2と同様にして
フマル酸ケトチフェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を
得た。
実施例4 経皮吸収促進剤として1−ドデシルアザシクロヘプタ
ン−2−オン(住商ネルソン(株)、商品名AZONE TM)
を用いた以外は実施例2と同様にしてフマル酸ケトチフ
ェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を得た。
実施例5 ポリビニルアルコール((株)ユニチカ製、ケン化度
99.5モル%、平均重合度1,700)135gを水500gに溶解し
た。一方、粘着増強剤としてポリアクリル酸(グッドリ
ッチケミカル(株)、カーボポール941)60gを水305gに
溶解し、両液を混合して充分に攪拌した。更に、この水
溶液にフマル酸ケトチフェン原末4.17gを添加して充分
に攪拌して溶解させた。この溶液1.2gを直径35mm、深さ
1mmのプラスチック容器中に流し込み、以下実施例1と
同様にしてフマル酸ケトチフェン5mgを含有する経皮吸
収貼付剤を得た。
試験例1 粘着力試験 実施例1〜5で得られたサンプルを上質紙に貼り付
け、それを毎分300mmの速度で引き剥すときの力を測定
した。結果を表1に示す。
表1から、粘着増強剤としてカーボポール941の添加
が有効であることがわかる。
試験例2 溶出試験 溶出試験器(カールツアイス(株)製ザルトリウス
(商品名)溶出試験器)を使用し、メンブランとして硝
酸繊維素膜(ポアサイズ0.1μm)、溶出液としてpH7.4
のリン酸緩衝液を用いて37℃で溶出試験を行った。実施
例1、2又は5で得られたサンプルの測定結果を図1に
示す。
図1から、経皮吸収促進剤であるミリスチン酸イソプ
ロピルが放出性に対しても好結果をもたらすことがわか
る。一方、カルボキシル基を有するカーボポール941の
添加はフマル酸ケトチフェンの放出を著しく抑制するこ
とがわかった。
試験例3 経皮吸収試験 日本在来白色雄性ウサギを用いて実施例1〜5で得ら
れたサンプルについて経皮吸収試験を行った。ウサギの
背部皮毛を剃毛し、サンプルを24時間貼付して経皮吸収
貼付剤中の残存フマル酸ケトチフェン量及び血清中フマ
ル酸ケトチフェン量を定量分析した。結果を表2に示
す。
表2から、経皮吸収促進剤の添加が好結果をもたらす
ことがわかる。一方、カルボキシル基を有するカーボポ
ール941の添加はフマル酸ケトチフェンの経皮吸収を著
しく抑制することがわかった。但し、実施例1、2、3
及び5では貼付部位に著変を認めなかったが、実施例4
では貼付部位に紅斑と浮腫を生じ皮膚刺激が強かった。
比較例1 ポリアクリル酸ナトリウム(日本純薬(株)、アロン
ビス−S)100g及びフマル酸ケトチフェン4.17gを水500
gに溶解した。一方、粘着増強剤としてポリアクリル酸
(グッドリッチケミカル(株)、カーボポール941)100
gを水500gに溶解し、両液を混合して充分に攪拌した。
更に、この水溶液を充分に攪拌しつつ混合し、その1.2g
を直径35mm、深さ1mmのプラスチック容器中に流し込み
静置して直径35mm、厚さ1mmの円盤状濃厚液状ゲル製剤
を調製した。以下実施例1と同様にしてフマル酸ケトチ
フェン5mgを含有する経皮吸収貼付剤を得た。
これをウサギに24時間貼付したところ、剥離後の試験
片に残存するフマル酸ケトチフェンは99.0%であり、ほ
とんど吸収されず残存し、血中濃度は0であり検出され
なかった。
[発明の効果] 本発明によれば、従来、経皮吸収性が乏しいといわれ
たケトチフェンを有効に経皮吸収せしめることができる
経皮吸収貼付剤を提供することができる。
本発明の経皮吸収貼付剤は、人体の皮膚に貼付するこ
とにより、持続的にケトチフェンを体内に送り込むこと
ができ、特に季節性の患者に前もって投与するのに効果
的である。また、夜間、喘息発作に見舞われる患者に本
剤を貼付することは、経皮吸収による薬効は勿論、貼っ
ていることの安心感から精神面での安定感も得られ。効
果的である。1日に1回貼付又は3日に1回貼付の製剤
の場合、飲み忘れによる事故も少なくなる。本剤は、経
皮吸収製剤であるため、消化管の副作用も回避できる。
一定サイズの貼付剤であるため、用量が一定であり、ま
た副作用の発生等で急に投与を中止する必要がある場合
には剥せばよい等の利点があり、有用性の極めて高い薬
剤である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の経皮吸収貼付剤についての溶出試験の
結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/32 A61K 47/32 N (72)発明者 小久保 武政 東京都千代田区九段南2―2―4 ニチ バン株式会社内 (72)発明者 糠塚 ひろし 東京都千代田区九段南2―2―4 ニチ バン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−94316(JP,A) 特開 昭57−14522(JP,A) 特開 昭62−164624(JP,A) 特開 昭60−177066(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低温結晶化法により得られたポリビニルア
    ルコールを3〜30重量%含有する水性ゲルマトリックス
    中に、有効成分としてケトチフェン又はその塩を含有す
    ることを特徴とする経皮吸収貼付剤。
  2. 【請求項2】更に経皮吸収促進剤を含有する特許請求の
    範囲第1項記載の経皮吸収貼付剤。
  3. 【請求項3】経皮吸収促進剤が高級脂肪酸エステルであ
    る特許請求の範囲第2項記載の経皮吸収貼付剤。
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