JPS62223119A - 外用クリ−ム製剤 - Google Patents

外用クリ−ム製剤

Info

Publication number
JPS62223119A
JPS62223119A JP4098786A JP4098786A JPS62223119A JP S62223119 A JPS62223119 A JP S62223119A JP 4098786 A JP4098786 A JP 4098786A JP 4098786 A JP4098786 A JP 4098786A JP S62223119 A JPS62223119 A JP S62223119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ketotifen
cream
weight
nonionic surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4098786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0735332B2 (ja
Inventor
Akira Nakagawa
晃 中川
Tadanori Yano
忠則 矢野
Satoru Miyata
悟 宮田
Minoru Wada
稔 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc filed Critical Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority to JP61040987A priority Critical patent/JPH0735332B2/ja
Publication of JPS62223119A publication Critical patent/JPS62223119A/ja
Publication of JPH0735332B2 publication Critical patent/JPH0735332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は薬効成分としてケトチフェン(−船名)〔化学
名:4−(1−メチル−4−ビペリジデ7)−48−ヘ
ンゾ(4,5) シフoへ7”夕(1,2−b)チオフ
ェン−10(9[()−オン〕を含有する外用クリーム
製剤に関するものである。
更に詳しくは、抗ヒスタミン作用および抗5R3−A作
用、並びに広範囲な抗アレルギー作用を有するケトチフ
ェンを局所適用することを目的とした外用クリーム製剤
に関するものである。
(II)従来の技術 ケトチフェンは(fれた抗ヒスタミン作用、抗5R3−
A作用および広範囲な抗アレルギー作用を有し、ケトチ
フェンにフマル酸を付加した塩の形態で気管支喘息、鼻
アレルギー等の疾患の治療剤として使用されている経口
型の薬物である。
また、ケトチフェンおよびその塩を含有するクリーム製
剤に関する先行技術として、特開昭51−32724号
公報に脂肪族アルコール、陰イオン性界面活性剤、両性
界面活性剤および水からなるクリーム製剤、更に特開昭
51−142543号公報においてワックス、炭化水素
および水からなるクリーム製剤に関する記載がなされて
いる。しかし、これらは未だ実用化されるに至っていな
いのは勿論、上記公知文献には本発明のクリーム製剤に
関する内容は何ら記載されておらず、また、それを示唆
する記載もないものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 現在、市販されているケトチフェン〔商品名:ヂジテン
〕の経口型製剤は、眠気、倦怠感等の神経系に対する副
作用、あるいは肝臓に対する副作用等の発現がみられ、
長期間服用する際は、特に慎重な配慮が必要であると言
われている。そこで、本発明者らは、上記副作用の軽減
を目的として当薬物の外用製剤の研究に着手したのであ
る。更に、公知の当薬物配合のクリーム製剤が、 (1)!!!剤上の熱安定性 (2)経皮吸収性 (3)使用感(べたつき、のびまたはかわき等)(4)
薬効の持続性 (5)基剤からの薬物放出性 等において、満足しうる外用製剤とは言い難いものであ
るため、この問題を解決することが本発明の次の目的で
ある。尚、上記公知クリーム製剤の問題についてその原
因を本発明者らは下記の通り推察している。即ち、その
原因とはクリーム基剤そのものに起因するものと判断さ
れる。
更に詳細に説明すると、公知のクリーム基剤は室温で固
体のワックス、高級アルコール、および炭化水素等を多
量配合した基剤を用いるため、製剤における長期の保存
安定性、40〜70℃における苛酷条件下での物理化学
的熱安定性、また、基剤からの薬効成分の放出性、経皮
吸収性、薬効の持続性および使用域等に問題が生じてい
るものと察せられる。そこで、上記(1)〜(5)の要
件を満足しうるクリーム製剤を製剤上から種々検討した
ところ、従来の当該基剤成分であるワックスおよび室温
状態で固体の炭化水素等を配合することのない、新規組
成のクリーム製剤処方を見出し、本願発明を完成したの
である。
本願発明は、親水性ポリマー、非イオン性界面活性剤、
溶解補助剤、中和剤および水からなるクリーム基剤に、
薬効成分のケトチフェンを配合したところの新規組成よ
りなり、従来のクリーム製剤が具備した前述の欠点を克
服したものである。
特に、その中でも本願発明のクリーム製剤は、基剤とし
て親水性ポリマーを配合することにより、著しく熱安定
性に優れた製剤であるということを主張することができ
る。
尚、本発明のクリーム製剤およびその配合組成は全く文
献未載の新規知見であり、本発明者らの鋭意研究の結果
、初めで見出されたものである。
(=)問題を解決するための手段 本発明は薬効成分としてケトチフェンまたはその薬学的
に許容される塩をクリーム基剤中に含有せしめてなる外
用クリーム製剤に関するものである。
尚、ケトチフヱンの薬学的に許容される塩としては、例
えば塩酸塩、硫酸塩等の無機塩、フマル酸塩、マレイン
酸塩、酒石酸塩等の有機塩が挙げられる。
ケトチフェンまたはその塩の薬理学的に許容される塩は
、クリーム製剤の全体量中、0.01〜5重量%配合さ
れる。また本発明の外用製剤に用いられるクリーム基剤
としては、当薬効成分を製剤的に安定に保持し、かつ経
皮適用にあたっては薬効成分を充分に放出可能なりリー
ム基剤が選択され、これらの基剤は親水性ポリマー、非
イオン性界面活性剤、溶解補助剤、中和剤および水から
なる配合組成物である。また、本発明の配合組成比とし
て、親水性ポリマー0.1〜3重量%、非イオン性界面
活性剤0.5〜10重量%、溶解補助剤5〜40重量%
、中和剤0.2〜3重量%および水50〜90重量%か
らなるクリーム基剤中に薬効成分のケトチフェンが0.
01〜5重量%配合された製剤に関するものである。
次に、本発明の基剤成分について、更に具体的に説明す
る。
親木性ポリマーとしては、カルボキシビニルポリマー(
例えば、グ・7ドリソチケミ力ル社製のカーボボール9
34.940.941あるいは和光純薬社製のハイビス
和光103.104.105等)、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニル
アルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドンメチルセルロース、アルギン酸プロピレング
リコールエステル等が挙げられるが、その中でも力。
ルボキシビニルボリマーが最適である。また、これらの
親水性ポリマーは1種もしくは2種以上の配合処方でも
って、クリーム剤の調度および使用感、あるいは物理的
熱安定性等の条件を十分に考慮した配合量、つまり、0
.1〜3重量%、好ましくは0.2〜1.5重量%配合
するのが良い。
非イオン界面活性剤としては、エステル系の非イオン性
界面活性剤、例えばソルビタン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、
プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。また、エーテル
系の非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル等が挙げられる。これらの非イオン
性界面活性剤は1種もしくは2種以上の配合処方でもっ
て、薬物の放出、使用感または乳化の条件等を十分に考
慮した配合量、つまり、0.5〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%配合される。
溶解補助剤としては、クロタミトン、ベンジルアルコー
ル、フェニルエチルアルコール、サリチル酸メチル、サ
リチル酸グリコール、パノカ油、l−メントール、炭素
数04〜C,Aのモノカルボン酸のC3〜C6のアルコ
ールエステル(例えば、パルミチン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸イソプロピル等)、あるいは炭素数C4〜C
1゜のジカルボン酸のC1〜G、のアルコールのジエス
テル(例えば、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸
ジイソプロピル等)、グリセリンまたはプロピレングリ
コールのモノ、ジまたはトリ脂肪酸エステル(例えば、
モノカプリン酸グリセリン、シカプリン酸プロピレング
リコール、トリカプリル酸グリセリン等)、あるいは高
級脂肪酸エタノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジェ
タノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、
ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジェタノ
ールアミド、ミリスチン酸ジェタノールアミド、ミリス
チン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジェタノー
ルアミド、オレイン酸ジェタノールアミド等)、あるい
は液状の高級アルコール(例えば、2−オクチルドデカ
ノール、オレイルアルコール、2−へキシルデカノール
等)、あるいは多価アルコール(例えば、グリセリン、
プロピレングリコール、エチレングリコール、1.3−
ブチレングリコール等)、あるいは室温で液状のスクワ
ランまたは流動パラフィン等が挙げられる。尚、これら
の溶解補助剤は単一または2種以上の配合でもって使用
され、薬効成分の経皮吸収性、製剤の熱安定性、使用感
または薬効成分の溶解性等を十分に考慮したうえで、5
〜40重量%、好ましくは10〜20重量%配合される
中和剤はクリーム製剤OpH値を調整するために0.2
〜3重量%の範囲内で使用され、例えば水酸化カリウム
、水酸化ナトリウム、アンモニア水等の無機塩基、トリ
エチルアミン、アルギニン、トリエタノールアミン、ト
リイソプロパツールアミン、ジェタノールアミン、ジイ
ソプロパツールアミン等の有機塩基が挙げられる。尚、
この中和剤はクリーム製剤のpit値が中性付近、つま
りpl(値5〜9、好ましくはρ11値6〜8.5にな
るよう調整すべく添加する方が、薬効成分の基剤中にお
ける安定性、基剤からの放出性、経皮吸収、あるいは皮
膚刺激性の点から最も好ましいものである。
また、必要に応じ防腐剤が配合される。例えばメチルパ
ラベン、エチルパラベン、プロビルバラベンまたはブチ
ルパラベン等のバラヘン類、ヂモール、クロルクレゾー
ル、オルトフェニルフェノール、イソプロピルメチルフ
ェノール等のフェノール類、あるいはピオニン等が3重
量%以下でもって添加される。また、必要に応じジブチ
ルヒドロキシI・ルエン、dl−α−トコフェロール等
の抗酸化剤も添加することができる。
次に本発明のクリーム製剤の製造法について、その−例
を説明する。
本発明のクリーム製剤を製造するには、まず(八)ケト
チフェン、溶解補助剤、非イオン性界面活性剤、または
必要に応じ防腐剤を加えて、加熱溶解する。一方(B)
親水性ポリマーを水に溶解し、この中に(A)の油相を
加え、適度な速度で攪拌しながら乳化せしめ、次いで、
これに中和剤−水の溶液を徐々に加え、pH値が5〜9
の範囲内に収まるよう調整し、均一な々リーム製剤処方
になるよう攪拌することにより本発明の目的とするクリ
ーム製剤を製造することができる。また、上記の製造法
においては、(A)の油相の中に(B)の水相を加える
等の逆の方法でも製造可能であり、製造工程の順序は特
に限定されるものでなく、他の方法でもっても製造可能
である。
(ネ)実施例 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるもの
ではない。
実施例1 ケトチフェン1gにクロタミトン2g、ミリスチン酸イ
ソプロピル10g、オレイルアルコール5g、ポリオキ
シエチレン(20)ソルビタンモノステアレート5g、
メチルパラベン0.1gおよびプロピルパラベン0.1
gを加え70℃に加熱して溶解する。一方、カルボキシ
ビニルポリマー0.8gを水65gに?容解する。この
カルボキシビニルポリマー水溶液に先の油相を攪拌しな
がら加え乳化する。
次に、これにジイソプロパツールアミン1gを水Log
に溶解した溶液を加え均一になるまで攪拌してクリーム
製剤を得た。
実施例2 ケトチフェン0.01 gにアジピン酸ジイソプロピル
2g,ポリオキシエチレン(45)モノステアレート3
g,プロピレングリコールシカブリレート10g,プロ
ピレングリコール5gおよびビオニン0、002 gを
加え70°Cに加熱し溶解する。一方、カルボキシビニ
ルポリマー0.8gを水68.2gに溶解する。このカ
ルボキシビニルポリマー水溶液に先の油相を撹拌しなが
ら加え乳化する。次に、これにトリエタノールアミン1
gを水Logに溶解した溶液を加え、均一になるまで攪
拌してクリーム製剤を得た。
実施例3 ケトチフェン0.1gにアジピン酸ジイソプロピル2g
,ミリスチン酸イソプロピル10g,オレイルアルコー
ル5g,ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノス
テアレート5gおよびメチルパラベン0.2gを加え7
0℃に加熱して溶解する。一方、カルボキシビニルポリ
マー 解する。このカルボキシビニルポリマー水溶液に先の油
相を攪拌しながら加え乳化する。次に、これにジイソプ
ロパツールアミン1.2gを水10gに溶解した溶液を
加え、均一になるまで攪拌してクリーム製剤を得た。
実施例4 ケトチフェン0.3gにセバシン酸ジイソプロピル51
T,プロピレングリコールシカプリレート5g。
2−オクチルドデカノール5g,ポリオキシエチレン(
60)硬化ヒマシ油3g.およびイソプロピルメチルフ
ェノール0.1gを加え70℃に加熱して溶解する。一
方、カルボキシビニルポリマー0.8gを水70gに溶
解する。このカルボキシビニルポリマー水溶液に先の油
相を攪拌しながら加え乳化する。次に、これにトリエタ
ノールアミン0.8gを水Logに溶解した溶液を加え
、均一になるまで攪拌してクリーム製剤を得た。
実施例5 ケトチフェン0.01 gにヘンシルアルコール2g。
グリセリントリカブリレーHOg、  プロピレングリ
コール5gおよびポリオキシエチレン(20)ソルビタ
ンモノラウレート3gを加え70℃に加温して溶解する
。一方、カルボキシビニルポリマ−1,3gを水67.
7gに溶解する。このカルボキシビニルポリマー水溶液
に先の油相を攪拌しながら加え乳化する。次に、これに
ジイソプロパツールアミン1gを水10gに溶解した溶
液を加え、均一になるまで攪拌してクリーム製剤を得た
実施例6 ケトチフェン0.1gにクロタミトン2g、ミリスチン
酸イソプロピル5g、ポリオキシエチレン(20)ソル
ビタンモノステアレート3g、スクワラン5g、メチル
パラベン0.18 gおよびプロピルパラベン0.02
gを加え、70℃に加熱して溶解する。
一方、カルボキシビニルポリマー0.7gを水73gに
)岩屑する。このカルボキシビニルポリマー水溶液に先
の油相を攪拌しながら加え乳化する。次に、これにトリ
イソプロパツールアミンIgを水10gに溶解した溶液
を加え、均一になるまで攪拌してクリーム製剤を得た。
実施例7 ケトチフェン0.5gにクロタミトン3g、セバシン酸
ジイソプロピル5g、ポリオキシエチレン(23)セチ
ルエーテル2gおよびメチルパラベン0.2gを加え、
70℃に加熱して溶解する。一方、カルボキシビニルポ
リマー0.6gを水77.6gに溶解する。このカルボ
キシビニルポリマー水溶液を先の油相に撹拌しながら加
え乳化する。次に、これにジイソプロパツールアミン1
.1gを水10gに溶解した溶液を加え、均一になるま
で攪拌してクリーム製剤を得た。
実施例8 カルボキシビニルポリマー0.5gを水47.6 gに
溶解する。このカルボキシビニルポリマー水?8 ?&
にジイソプロパツールアミン 屑した溶液を加え攪拌する。一方、ケトチフェン3gに
クロタミトン3g2 ミリスチン酸イソプロピル10g
,2−へキシルデカノール4g,1.3−ブチレングリ
コール15g,ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
モノステアレート6gおよびメチルパラベン0.2gを
加え、70℃に加温して溶解する。
この油相を先の水相に攪拌しながら加え、更に均一にな
るまで撹拌してクリーム製剤を得た。
参考例1 ウールワックス63g,液体パラフィン15 g ヲ7
5°Cに加温し溶解した。一方、ケトチフェン・フマル
酸塩0.006gに水22gを加え75℃に加温して溶
解した。次に、先の油相に水相を攪拌しながら加えて乳
化し、室温まで攪拌しながら冷却してクリーム製剤を得
た。
試験例1  熱安定性試験 〔実験方法〕 :実施例1および参考例1のり17一ム
製剤薬3gを4ml透明試料瓶に充填密栓後、60℃の
恒温器に保存して外観変化を観察した。
〔実験結果〕 :実施例1および参考例1のりIJ−ム
製剤を60℃に保存した時の外観変化を表1に示す。
表1 熱安定性試験 以上の試験結果で明らかな如く、本発明のクリーム製剤
は長期間にわたり熱安定性が大変優れていることが判明
した。
(へ)発明の作用・効果 本発明のクリーム製剤は、製剤自体の物理化学的安定性
、特にその中でも熱安定性に最も優れ、また、基剤から
の薬効成分の放出性が顕著である。
しかも、基剤として使用している親水性ポリマーが皮膜
形成能力を有しているため、使用部位に対する密封療法
(ODT療法)的作用を発揮し、薬効成分の皮膚移行性
、即ち、経皮吸収効果を著しく促進させる等の外用剤と
して有用な効果を有する。更に、木製剤は皮膚に対する
のびも良く、また、べたつきもなく、しかも速乾性で使
用上、大変優れているという効果も有している。また、
木製剤はpH値が中性付近に調整されているため、皮膚
刺激を与えることなく、基剤から充分に薬効成分が放出
され、しかも経皮吸収も充分に期待できる等の効果も有
するものである。
更に、本製剤は薬効成分の経皮吸収性が大変優れている
ため、顕著な薬理作用並びに治療効果が充分に期待でき
るものである。
又、本製剤は人体部位における皮膚、口腔、鼻腔、直腸
等の局所において使用可能であり、胃腸アレルギー、暮
麻疹、了ドビー性皮膚炎、鼻炎、気管支喘息、枯草熱、
湿疹、皮膚掻痒症等のアレルギー疾患の局所または全身
性の治療剤として医療上を用であり、且つ、経口型の製
剤が具備していた各種副作用が著しく軽減されるという
効果を有するものである。
手続補正書(、え、 昭和62年 4月14日 1、 事件の表示 昭和61年 特許願第40987号 2、発明の名称 外用クリーム製剤 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 4、補正命令の日付     自発 (1)  明細書中、「3、発明の詳細な説明」の欄の
第7真上から第12行目の「調度」とあるを、「稠度」
と訂正する。
(2)同書中、第9真下から第6行目よりの「液状の高
級アルコール」とあるを、「高級アルコール」と訂正す
る。
(3)  同書中、第18頁の下から第8行目の次に「
別紙1」を挿入する。
別紙1 試験例2  経皮吸収性試験 〔試験方法〕 ウィスター系雄性ラット(5週令、体重110〜125
g)を1群4匹としてその剪毛背部に実施例1及び参考
例1で調製したクリーム製剤90+ngを塗布し、その
上をアルミホイルで覆いテープで固定した。ラットは首
かせを付け、−匹づつ飼育ゲージに収容した。
塗布後、0.5.1,2,4.6,8.12時間後に大
腿部動静豚切断により採血し、3000 r、p、mで
遠心分離し血清を得た。この血清中のケトチフェンの含
有量を液体クロマトグラフ法により定量した。
結果を表2に示す。
[゛ 以上の結果より明らかな如く、本発明のクリーム製剤は
参考例のクリーム製剤に対し、高い血中濃度を示した。
このことは本発明のクリーム製剤が優れたケトチフェン
の放出性及び経皮吸収性を充分に示唆するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効成分としてケトチフェンまたはその塩、更に
    基剤として親水性ポリマー、非イオン性界面活性剤、溶
    解補助剤、中和剤および水からなる外用クリーム製剤。
  2. (2)有効成分としてケトチフェンまたはその塩0.0
    1〜5重量%、更に基剤として親水性ポリマー0.1〜
    3重量%、非イオン性界面活性剤0.5〜10重量%、
    溶解補助剤5〜40重量%、中和剤0.2〜3重量%お
    よび水50〜90重量%からなる組成物である特許請求
    の範囲第一項記載の外用クリーム製剤。
JP61040987A 1986-02-25 1986-02-25 外用クリ−ム製剤 Expired - Lifetime JPH0735332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61040987A JPH0735332B2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25 外用クリ−ム製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61040987A JPH0735332B2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25 外用クリ−ム製剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62223119A true JPS62223119A (ja) 1987-10-01
JPH0735332B2 JPH0735332B2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=12595778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61040987A Expired - Lifetime JPH0735332B2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25 外用クリ−ム製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0735332B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6456622A (en) * 1987-08-28 1989-03-03 Ss Pharmaceutical Co Percutaneous absorbefacient base composition
JPH01246219A (ja) * 1988-03-25 1989-10-02 Nippon Nohyaku Co Ltd 抗真菌外用クリーム組成物
JPH0256429A (ja) * 1988-08-19 1990-02-26 Shionogi & Co Ltd モルフィン類を含有する外用製剤
JPH02124824A (ja) * 1988-11-02 1990-05-14 Eisai Co Ltd アゼラスチン或いはその塩類含有経皮適用製剤
JPH02131426A (ja) * 1988-11-11 1990-05-21 Sansei Seiyaku Kk ブナゾシン或いはその塩類含有経皮適用製剤
US5894019A (en) * 1995-03-17 1999-04-13 Gebro Broschek Gesellschaft M.B.H. Topically applied pharmaceutical composition, method of preparing it and its use
WO2007052802A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Kaneka Corporation 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132724A (ja) * 1974-07-05 1976-03-19 Sandoz Ag
JPS51142543A (en) * 1975-05-20 1976-12-08 Sandoz Ag Improvement in organic compound
JPS54119024A (en) * 1978-03-07 1979-09-14 Toko Yakuhin Kogyo Kk Steroid containing cream and production
JPS58185514A (ja) * 1982-04-22 1983-10-29 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 新規な局所用消炎鎮痛ゲル状クリ−ム剤

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132724A (ja) * 1974-07-05 1976-03-19 Sandoz Ag
JPS51142543A (en) * 1975-05-20 1976-12-08 Sandoz Ag Improvement in organic compound
JPS54119024A (en) * 1978-03-07 1979-09-14 Toko Yakuhin Kogyo Kk Steroid containing cream and production
JPS58185514A (ja) * 1982-04-22 1983-10-29 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 新規な局所用消炎鎮痛ゲル状クリ−ム剤

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6456622A (en) * 1987-08-28 1989-03-03 Ss Pharmaceutical Co Percutaneous absorbefacient base composition
JPH01246219A (ja) * 1988-03-25 1989-10-02 Nippon Nohyaku Co Ltd 抗真菌外用クリーム組成物
JPH0256429A (ja) * 1988-08-19 1990-02-26 Shionogi & Co Ltd モルフィン類を含有する外用製剤
JPH02124824A (ja) * 1988-11-02 1990-05-14 Eisai Co Ltd アゼラスチン或いはその塩類含有経皮適用製剤
JPH02131426A (ja) * 1988-11-11 1990-05-21 Sansei Seiyaku Kk ブナゾシン或いはその塩類含有経皮適用製剤
US5894019A (en) * 1995-03-17 1999-04-13 Gebro Broschek Gesellschaft M.B.H. Topically applied pharmaceutical composition, method of preparing it and its use
AT408067B (de) * 1995-03-17 2001-08-27 Gebro Pharma Gmbh Pharmazeutische zusammensetzung zur topischen applizierung und verfahren zu ihrer herstellung
WO2007052802A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Kaneka Corporation 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法
JP5103188B2 (ja) * 2005-11-07 2012-12-19 株式会社カネカ 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法
US8574568B2 (en) 2005-11-07 2013-11-05 Kaneka Corporation Reduced coenzyme Q10-containing composition comprising a surfactant which is stable against oxidation and method for stabilization by mixing with surfactant(s)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0735332B2 (ja) 1995-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2930623B2 (ja) 医薬活性剤の経皮デリバリー用組成物
JP3908795B2 (ja) ケトチフェン含有経皮投与製剤
KR100486705B1 (ko) 펜타닐함유경피투여테이프제제
WO2012011192A1 (ja) タクロリムスを含有する水中油型クリーム状組成物
WO1993023083A1 (en) Anhydrous formulations for administering lipophilic agents
JP2012126739A (ja) 経皮吸収型製剤
JP4549006B2 (ja) ゲル軟膏
JPH02191215A (ja) ブプレノルフイン塩類の経皮デリバリー用組成物
DK175621B1 (da) Præparater med forbedret penetration
WO2004035054A1 (ja) フェンタニル経皮外用貼付剤
US20170281580A1 (en) Topical diclofenac sodium compositions
WO1996004902A1 (fr) Composition pour preparation a usage externe
JP2004051487A (ja) 経皮吸収製剤
JP4195178B2 (ja) 消炎鎮痛外用剤
JP3091285B2 (ja) 外用消炎鎮痛剤
WO2006103638A2 (en) Topical pharmaceutical compositions of terbinafine and processes for their preparation
JPS62223119A (ja) 外用クリ−ム製剤
JPWO2005011683A1 (ja) 経皮吸収型製剤
KR20070059079A (ko) 경피 페로스피론 투여용 의약적 조성물
JPH01121218A (ja) 外用皮膚疾患治療クリーム剤
JPS62223118A (ja) 外用クリ−ム組成物
CA2203566C (en) Percutaneously administration preparation
JPS62164624A (ja) 外用ゲル製剤
JPH11343248A (ja) 局所タ―ゲティング用組成物
JPH0276816A (ja) 外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term