JP5103188B2 - 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法 - Google Patents

酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5103188B2
JP5103188B2 JP2007542844A JP2007542844A JP5103188B2 JP 5103188 B2 JP5103188 B2 JP 5103188B2 JP 2007542844 A JP2007542844 A JP 2007542844A JP 2007542844 A JP2007542844 A JP 2007542844A JP 5103188 B2 JP5103188 B2 JP 5103188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reduced coenzyme
oil
fatty acid
propylene glycol
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007542844A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007052802A1 (ja
Inventor
尚宏 植田
志郎 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP2007542844A priority Critical patent/JP5103188B2/ja
Publication of JPWO2007052802A1 publication Critical patent/JPWO2007052802A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5103188B2 publication Critical patent/JP5103188B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4841Filling excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/4858Organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/045Hydroxy compounds, e.g. alcohols; Salts thereof, e.g. alcoholates
    • A61K31/05Phenols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4841Filling excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/4875Compounds of unknown constitution, e.g. material from plants or animals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Description

本発明は、還元型補酵素Q10を含有する安定な組成物及び還元型補酵素Q10の安定化方法に関する。還元型補酵素Q10は、酸化型補酵素Q10と比較して高い経口吸収性を示し、優れた、食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等として有用な化合物である。
還元型補酵素Q10は、例えば、合成、発酵、天然物からの抽出等の従来公知の方法により補酵素Q10を得た後、クロマトグラフィーにより流出液中の還元型補酵素Q10区分を濃縮する方法等により得られることが知られている(特許文献1)。この場合には、上記還元型補酵素Q10中に含まれる酸化型補酵素Q10を、水素化ホウ素ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム(次亜硫酸ナトリウム)等の一般的な還元剤を用いて還元した後、クロマトグラフィーによる濃縮を行っても良いこと、また、還元型補酵素Q10は、既存の酸化型を主成分とする高純度補酵素Q10に上記還元剤を作用させる方法によっても得られることが、該特許公報中に記載されている。
しかしながら、このようにして得られる還元型補酵素Q10は、必ずしも純度が高い状態では取得できず、例えば、酸化型補酵素Q10をはじめとする不純物を含有する低純度結晶や油状物、半固体状物質として得られやすい。
本発明者らは、鋭意検討の結果、高品質の還元型補酵素Q10を得るための製法を確立し特許出願した(例えば、特許文献2〜4)。
しかしながら、還元型補酵素Q10は、分子酸素によって酸化型補酵素Q10に酸化されやすく、上記出願特許のような方法により高品質の還元型補酵素Q10を製造した場合でも、還元型補酵素Q10を食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等或いはそれらの素材や組成物に加工する際、及び/又は、加工後保存する際、還元型補酵素Q10の安定化が重要な課題として残されている。上記の加工や保存に際して、完全な酸素の除去或いは遮断は極めて難しく、特に加工時の加温や長期にわたる保存において、残存する或いは混入する酸素が大きな悪影響を及ぼす。上記酸化は、酸化型補酵素Q10の副生といった品質面の問題に直結する。
このように還元型補酵素Q10を安定化する(酸化から防護する)ことは非常に重要な課題であるが、現在まで還元型補酵素Q10が市販されていないために、還元型補酵素Q10を安定に保持するための方法及び還元型補酵素Q10が安定に保持された組成物に関する研究はあまりなされていない。従来の還元型補酵素Q10を安定に保持するための方法としては、還元剤を添加する方法が知られているが、これら使用する還元剤には、食品用や医薬用途で使用するには不適切であるものもあり、また、目的とする安定性も十分でないものも多かった。
例えば、還元剤を共存させた組成物並びにその製造法について記述した例(特許文献5)では、1)還元型補酵素Q10、還元型補酵素Q10が酸化型補酵素Q10に酸化されるのを抑制するために有効な量の還元剤、及び、上記還元型補酵素Q10と上記還元剤を溶解するために有効な量の界面活性剤又は植物油又はこれらの混合物、そして必要に応じて溶媒からなる組成物、2)上記組成物をゼラチンカプセル又はタブレットに製剤化した経口投与のための組成物、更に、3)酸化型補酵素Q10並びに還元剤を用いてinsituで還元型補酵素Q10を含有する上記組成物を調製する方法が開示されているが、組成物中に含まれる還元型補酵素Q10の品質や安定化効果等に関する詳細な記述はなく、どの程度の安定化が見込めるかは明らかでない。
また、上記の組成物やその調製方法は、組成物に複数の役割(すなわち、第一に酸化型補酵素Q10を還元型補酵素Q10に還元する反応の場としての役割、第二に還元型補酵素Q10を安定に保持する役割)を持たせるため、非常に複雑・煩雑なものとなっており、さらに、上記組成物やその調製方法においては、反応混合物がそのまま用られているために必ずしも安全であるとは言い難い。
また、還元剤として使用されるアスコルビン酸類は酸化されて相当量のデヒドロアスコルビン酸類を生じ、それが上記組成物中に混入するという問題もある。デヒドロアスコルビン酸類やその分解により生成するシュウ酸は、アスコルビン酸類とは異なり、有害性が高い。たとえば、肝臓や腎臓中の過酸化脂質量の増加と抗酸化物質の減少や腎臓中のシュウ酸量の増加が報告されており、酸化ストレスに対する抵抗力の低下や尿管結石を発症し易い(非特許文献1)等の副作用が懸念される。
本発明者らは上記課題を解決したものとして、還元型補酵素Q10と、オリーブ油以外の油脂及び/又はポリオールと、必要に応じてポリグリセリン脂肪酸エステルとを含有する、還元型補酵素Q10の安定化を実質的に阻害しない組成物を報告しているが(特許文献6)、長期や悪条件下での保存などさらなる酸化安定性が要求される条件では、該方法の酸化安定性も必ずしも十分とはいえない場合もある。
特開平10−109933号公報 WO03/06408号公報 WO03/06409号公報 WO03/32967号公報 WO01/52822号公報 WO03/062182号公報 ニュートリション リサーチ(Nutriton Research)13巻、667−676項、1993年
本発明は、上記に鑑み、還元型補酵素Q10含有組成物をそのまま、あるいは食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等に加工及び/又は保存するに際して、還元型補酵素Q10を酸化から防護して安定に保持することのできる好適な組成物やその簡便な方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等の調製にこれまで報告されてきた成分が還元型補酵素Q10の安定化(すなわち、酸化からの防護)に対して必ずしも好適に作用しないこと、複雑・煩雑な組成物を調製しなくとも、還元型補酵素Q10がプロピレングリコール脂肪酸エステルとの共存下では、分子酸素による酸化から驚くほど好適に防護されること、更にはプロピレングリコール脂肪酸エステルが還元型補酵素Q10を溶解させるための溶媒としても好適であることを見出した。
すなわち、本発明は、還元型補酵素Q10を含有する組成物中に、プロピレングリコール脂肪酸エステルを共存させることを特徴とする還元型補酵素Q10の安定化方法に関する。
また、本発明は、還元型補酵素Q10とプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有する還元型補酵素Q10含有組成物に関する。
本発明によれば、ことさらに複数の成分を添加することなく、酸化に対して安定で且つ好適な還元型補酵素Q10含有組成物及び還元型補酵素Q10の安定化方法を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、分子酸素による還元型補酵素Q10の酸化型補酵素Q10への酸化を抑制(酸化を防護)する為に、還元型補酵素Q10を含有する組成物中に、プロピレングリコール脂肪酸エステルを共存させる。すなわち、還元型補酵素Q10とプロピレングリコール脂肪酸エステルを構成必須成分として含有する組成物とするだけで、酸化に対して安定な組成物を得ることが可能となる。
本発明において、還元型補酵素Q10は、還元型補酵素Q10単独でも良く、又、酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物である補酵素Q10であっても良い。上記混合物の場合、補酵素Q10の総量(すなわち、還元型補酵素Q10及び酸化型補酵素Q10の合計量)に対する還元型補酵素Q10の重量比は、特に制限されないが、例えば20重量%以上、普通40重量%以上、好ましくは60重量%以上、より好ましくは80重量%以上、とりわけ90重量%以上、なかんずく96重量%以上である。上限は100重量%であり、特に限定されないが、普通99.9重量%以下である。以下、本明細書において、補酵素Q10とのみ記載した場合は、酸化型と還元型の混合物、又は、還元型補酵素Q10単独の場合の両者を示す。
本発明において、プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、プロピレングリコールジ脂肪酸エステルのいずれも好適に使用できる。プロピレングリコール脂肪酸エステルの脂肪酸残基としては、飽和、不飽和を問わず、各種脂肪酸残基からなるプロピレングリコール脂肪酸エステルが使用できるが、特に炭素数が8〜18の脂肪酸残基を有するプロピレングリコール脂肪酸エステルが好ましく用いられる。
上記脂肪酸残基としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸等からなる群より選択される1種以上の脂肪酸の残基が挙げられる。
このようなプロピレングリコール脂肪酸エステルとしては特に制限されないが、プロピレングリコールモノカプリル酸エステル、プロピレングリコールジカプリル酸エステル、プロピレングリコールモノカプリン酸エステル、プロピレングリコールジカプリン酸エステル、プロピレングリコールモノラウリン酸エステル、プロピレングリコールジラウリン酸エステル、プロピレングリコールモノミリスチン酸エステル、プロピレングリコールジミリスチン酸エステル、プロピレングリコールモノパルミチン酸エステル、プロピレングリコールジパルミチン酸エステル、プロピレングリコールモノステアリン酸エステル、プロピレングリコールジステアリン酸エステル、プロピレングリコールモノイソステアリン酸エステル、プロピレングリコールジイソステアリン酸エステル、プロピレングリコールモノオレイン酸エステル、プロピレングリコールジオレイン酸エステル、プロピレングリコールモノリノール酸エステル、プロピレングリコールジリノール酸エステル、プロピレングリコールモノリノレン酸エステル、プロピレングリコールジリノレン酸エステル等を挙げることができる。また、上記以外に2つの脂肪酸残基が異なるプロピレングリコールジ脂肪酸エステルでもよい。
上記プロピレングリコール脂肪酸エステルのうち、取り扱いやすさ等から、プロピレングリコールモノカプリル酸エステル、プロピレングリコールジカプリル酸エステル、プロピレングリコールモノカプリン酸エステル、プロピレングリコールジカプリン酸エステル、プロピレングリコールモノラウリン酸エステル、プロピレングリコールジラウリン酸エステル、プロピレングリコールモノパルミチン酸エステル、プロピレングリコールジパルミチン酸エステル、プロピレングリコールモノステアリン酸エステル、プロピレングリコールジステアリン酸エステル、プロピレングリコールモノオレイン酸エステル、プロピレングリコールジオレイン酸エステル等が好ましい。
また、プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、食用又は医薬用に許容されるものであるのが好ましい。
上記プロピレングリコール脂肪酸エステルは、それぞれ単独でも使用できるし、混合物としても使用しうる。
上記プロピレングリコール脂肪酸エステルは、後述する油脂よりも還元型補酵素Q10の溶解度が高い。還元型補酵素Q10が溶解している組成物が望まれる場合、油脂等に比べ、プロピレングリコール脂肪酸エステルは、還元型補酵素Q10(あるいは還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との混合物)を溶解する媒体(溶媒)としても使用しやすく、他の溶媒(例えば油脂)を必要としない、あるいは、他の溶媒よりもより高濃度に還元型補酵素Q10を溶解・含有した組成物とすることが可能であるという利点もある。また、プロピレングリコール脂肪酸エステルを、還元型補酵素Q10を溶解する媒体として使用することで、還元型補酵素Q10の生体内への吸収性を高める事も期待できる。
すなわち、本発明の一つの態様においては、還元型補酵素Q10と上記のプロピレングリコール脂肪酸エステルとを主成分とする組成物が提供される。上記組成物中、還元型補酵素Q10が一般にプロピレングリコール脂肪酸エステルに溶解又は懸濁された液状の組成物であることが好ましいが、使用するプロピレングリコール脂肪酸エステルの種類により、該組成物は固体又はスラリーの形態であってもかまわない。
本発明の最も単純な構成は、言うまでもなく、プロピレングリコール脂肪酸エステルと還元型補酵素Q10からなる組成物であるが、本発明においては、還元型補酵素Q10の安定化を実質的に阻害しないその他の成分を添加することは許容されうるし、還元型補酵素Q10の安定化を阻害する成分であっても実質的に阻害しない程度の量であれば当該他の成分を添加することも許容されうる。また、そのような成分は数多く存在するであろう。この観点から、プロピレングリコール脂肪酸エステルと還元型補酵素Q10を含有し、且つ、還元型補酵素Q10の安定化を実質的に阻害しないような組成物とすることが本発明の本質であり、本発明においては、還元型補酵素Q10の安定化を実質的に阻害しないその他の成分が含まれることを妨げない。このような成分としては、例えば、油脂や、プロピレングリコール脂肪酸エステル以外の界面活性剤、エタノール、水等を挙げることができる。
上記油脂としては、動植物からの天然油脂であってもよく、合成油脂や加工油脂であってもよい。植物油脂としては、例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油、アマニ油、つばき油、玄米胚芽油、オリーブ油、菜種油、米油、落花生油、コーン油、小麦胚芽油、大豆油、エゴマ油、綿実油、ヒマワリ種子油、カポック油、月見草油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ゴマ油、サフラワー油等を挙げることができ、動物油脂としては、例えば、豚脂、乳脂、魚油、牛脂等を挙げることができ、更に、これらを分別、水素添加、エステル交換等により加工した油脂(例えば、硬化油)も挙げることができる。言うまでもなく、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)、脂肪酸の部分グリセリド、リン脂質等も使用しうる。
中鎖脂肪酸トリグリセリドとしては、例えば、脂肪酸の炭素数が各々6〜12、好ましくは8〜12のトリグリセリドを挙げることができ、また、脂肪酸の部分グリセリドとしては、例えば、脂肪酸の炭素数が各々6〜18、好ましくは6〜12のモノグリセリドやジグリセリドを挙げることができる。
リン脂質としては、特に制限されないが、例えば、レシチン(卵黄レシチン、精製大豆レシチンなど)、リゾレシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン、ジセチルリン酸、ステアリルアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、ホスファチジルイノシトールアミン、カルジオリピン、セラミドホスホリルエタノールアミン、セラミドホスホリルグリセロール、及び、これらの混合物等を挙げることができる。
上記油脂のうち、取り扱い易さ、臭気等の面から植物油脂、合成油脂や加工油脂が好ましい。また、食用又は医薬用に許容されるものであるのが好ましい。これらはさらに、油脂の価格、還元型補酵素Q10の安定性や補酵素Q10の溶解性等を考慮して選定するのが好ましい。例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油、オリーブ油、菜種油、米油、大豆油、綿実油、MCT、リン脂質等が好ましく、米油、大豆油、菜種油、MCT、リン脂質等が特に好ましい。尚、補酵素Q10の溶解性の観点からはMCTを特に好適に使用することができる。
上記プロピレングリコール脂肪酸エステル以外の界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ショ糖脂肪酸エステル、縮合リシノレイン酸ポリグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等を挙げることができる。
グリセリン脂肪酸エステルとしては特に制限されず、モノグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルのいずれも使用できるが、グリセリンの重合度は、10以下であるのが好ましい。グリセリン脂肪酸エステル中の脂肪酸残基は飽和、不飽和を問わず、各種脂肪酸残基を有するグリセリン脂肪酸エステルを使用することができ、特に制限されない。さらには、脂肪酸残基の炭素数が8以上、18以下である、グリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
有機酸モノグリセリドとしては、特に制限されないが、例えば、酢酸モノグリセリド、乳酸モノグリセリド、クエン酸モノグリセリド、ジアセチル酒石酸モノグリセリド、コハク酸モノグリセリド等を挙げることができる。
ショ糖脂肪酸エステルとしては特に制限されないが、例えば、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖イソステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ベヘニン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル等を挙げることができる。上記ショ糖脂肪酸エステルは、モノエステル、ポリエステルを問わず使用できる。言うまでもなく、複数の脂肪酸残基を有する混合脂肪酸エステルであっても良い。
縮合リシノレイン酸ポリグリセリドとしては特に制限されないが、例えば、縮合リシノレイン酸モノグリセリド、縮合リシノレイン酸ジグリセリド、縮合リシノレイン酸トリグリセリド、縮合リシノレイン酸テトラグリセリド、縮合リシノレイン酸ペンタグリセリド、縮合リシノレイン酸ヘキサグリセリド、縮合リシノレイン酸オクタグリセリド等を挙げることができる。好ましくは、縮合リシノレイン酸テトラグリセリド、縮合リシノレイン酸ヘキサグリセリド等である。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては特に制限されないが、例えば、ソルビタンステアリン酸エステル、ソルビタンイソステアリン酸エステル、ソルビタンパルミチン酸エステル、ソルビタンミリスチン酸エステル、ソルビタンオレイン酸エステル、ソルビタンラウリン酸エステル、ソルビタンベヘニン酸エステル、ソルビタンエルカ酸エステル等を挙げることができる。上記ソルビタン脂肪酸エステルは、モノエステル、ポリエステルを問わず使用できる。言うまでもなく、複数の脂肪酸残基を有する混合脂肪酸エステルであっても良い。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては特に制限されないが、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンステアリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンイソステアリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンパルミチン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンミリスチン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンベヘニン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンエルカ酸エステル等を挙げることができる。上記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、モノエステル、ポリエステルを問わず使用できる。言うまでもなく、複数の脂肪酸残基を有する混合脂肪酸エステルであっても良い。
また、上記界面活性剤の中でも、食用又は医薬用に許容されるものであるのが好ましい。
組成物中の、上記油脂やプロピレングリコール脂肪酸エステル以外の界面活性剤の含有量は特に制限されず、価格や取り扱いやすさ等を考慮して適宜設定することができるが、下限は、普通約1重量%以上、好ましくは約3重量%以上、より好ましくは約5重量%以上、特に好ましくは約10重量%以上であり、上限は、普通約90重量%以下、好ましくは約70重量%以下、より好ましくは約60重量%以下、とりわけ約30重量%以下、なかんずく約20重量%以下である。但し、必要に応じて、上記以外の量も使用しうる。尚、言うまでもなく、上記油脂や界面活性剤を2種以上使用しても何ら差し支えはない。
また本発明において、プロピレングリコール脂肪酸エステルと還元型補酵素Q10を含有する組成物に、更に他の薬学上許容できる成分を添加することを妨げない。このような物質としては、特に制限されないが、例えば、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、酸化防止剤、着色剤、凝集防止剤、吸収促進剤、有効成分の溶解補助剤、安定化剤、粘度調整剤等を挙げることができる。言うまでもなく、補酵素Q10以外の他の活性成分を共存させることも妨げない。
上記賦形剤としては特に制限されないが、例えば、白糖、乳糖、ブドウ糖、コーンスターチ、マンニトール、結晶セルロース、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム等を挙げることができる。
上記崩壊剤としては特に制限されないが、例えば、でんぷん、寒天、クエン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、デキストリン、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、トラガント等を挙げることができる。
上記滑沢剤としては特に制限されないが、例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化植物油等を挙げることができる。
上記結合剤としては特に制限されないが、例えば、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、トラガント、シェラック、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ソルビトール等を挙げることができる。
上記酸化防止剤としては、特に制限されないが、例えば、アスコルビン酸やその誘導体、トコフェロールやその誘導体、ビタミンAやその誘導体、β−カロチン、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、クエン酸やその誘導体等を挙げることができる。
上記着色剤としては特に制限されないが、例えば、医薬品、食品に添加することが許可されているもの等を挙げることができる。
上記凝集防止剤としては特に制限されないが、例えば、ステアリン酸、タルク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ酸等を挙げることができる。
上記吸収促進剤としては特に制限されないが、例えば、高級アルコール類、高級脂肪酸類、先述した界面活性剤等を挙げることができる。
上記有効成分の溶解補助剤としては特に制限されないが、例えば、フマル酸、コハク酸、リンゴ酸等の有機酸等を挙げることができる。
上記安定化剤としては特に制限されないが、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル等が挙げられる。
上記粘度調整剤としては特に制限されないが、例えば、ミツロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウ、シェラクロウ、ホホバロウ等を挙げることができる。好ましくは、ミツロウ、カルナウバロウ、コメヌカロウであり、特に好ましくはミツロウである。
上記還元型補酵素Q10以外の他の活性成分としては特に制限されないが、例えば、アミノ酸、ビタミンCやビタミンE等のビタミン類やその誘導体、β−カロチンやアスタキサンチン等のカロチノイド類、ミネラル、ポリフェノール、有機酸類、糖類、ペプチド、タンパク質等を挙げることができる。
本発明において、組成物中の還元型補酵素Q10の含有量は、特に制限されないが、還元型補酵素Q10の安定性や使用の容易さ・便利さ等を考慮して、例えば、普通約1重量%以上、好ましくは約3重量%以上、より好ましくは約5重量%以上、さらに好ましくは約8重量%以上、特に好ましくは約10重量%以上である。組成物中の還元型補酵素Q10の含有量の上限は特に制限されないが、液性状等を考慮して、普通約50重量%以下、好ましくは約40重量%以下、より好ましくは約30重量%以下である。
また、本発明において、組成物中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量は、特に制限されないが、還元型補酵素Q10への安定化効果や溶解性等を考慮して、例えば、普通約5重量%以上、好ましくは約10重量%以上、より好ましくは約15重量%以上、特に好ましくは約20重量%以上、さらに好ましくは約30重量%以上である。また、組成物中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量の上限は特に制限されないが、普通約99重量%、好ましくは約95重量%、より好ましくは約90重量%である。
尚、本発明において、組成物中の還元型補酵素Q10は、外部添加された還元型補酵素Q10であっても良く、上記のプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有する組成物中で、酸化型補酵素Q10を亜ジチオン酸ナトリウム(次亜硫酸ナトリウム)、アスコルビン酸類等の還元剤を用いて還元することにより得た還元型補酵素Q10であっても良い。通常は、組成物の成分が単純化でき調製も容易であることから、還元型補酵素Q10が外部添加されたものであるのが好ましい。
本発明の還元型補酵素Q10含有組成物は、そのまま使用することもできるが、それをカプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセル、マイクロカプセル)、錠剤、散剤、チュアブル錠、シロップ、飲料等の経口投与形態に加工しても好ましく使用しうるし、クリーム、坐薬、練り歯磨き等外用剤や医薬部外品のための形態に加工しても使用しうる。特に好ましい加工形態は、カプセル剤であり、とりわけ、ソフトカプセルである。この場合のカプセル基材としては特に制限されず、牛骨、牛皮、豚皮、魚皮等を由来とするゼラチンをはじめとして、他の基材(例えば、食品添加物として使用しうるカラギーナン、アルギン酸等の海藻由来品やローカストビーンガムやグアーガム等の植物種子由来品等の増粘安定剤やセルロース類を含む製造用剤)も使用しうる。
本発明の効果を最大限に発揮するためには、例えば、脱酸素雰囲気において、本発明の還元型補酵素Q10含有組成物を調製及び/又は保存するのが好ましい。また、上記の種々の形態への加工や加工後の保存も脱酸素雰囲気に行うのが好ましい。脱酸素雰囲気は、不活性ガスによる置換、減圧、沸騰やこれらを組み合わせることにより達成できる。少なくとも、不活性ガスによる置換、即ち、不活性ガス雰囲気を用いるのが好適である。上記不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス、水素ガス、炭酸ガス等を挙げることができ、好ましくは窒素ガスである。
以上のように、還元型補酵素Q10を含有する組成物中に、プロピレングリコール脂肪酸エステルを共存させ、還元型補酵素Q10とプロピレングリコール脂肪酸エステルを構成必須成分として含有する組成物とし、必要に応じて、該組成物を経口投与形態等の形態に加工することにより、所定期間の保存後、還元型補酵素Q10を、その保持率として約90重量%以上、好ましくは約95重量%以上維持することが期待できる。なお、ここでいう保持率とは、所定期間保存後の還元型補酵素Q10の組成物中の絶対量(あるいは濃度)/保存前の還元型補酵素Q10の組成物中の絶対量(あるいは濃度)の比として求められるものである。上記保存期間は、例えば、1日以上、好ましくは1週間以上、より好ましくは1ヶ月以上、特に好ましくは半年以上、とりわけ1年以上、なかんずく2年以上である。
本発明における「安定化」(あるいは「安定な組成物」)とは、還元型補酵素Q10を他の方法や他の組成物中で保存するよりも酸化から防護しその保持率を高めること(あるいはその保持率が高められた組成物)をいい、特に限定されるものではないが、例えば、上記保存期間に上記保持率を維持すること(あるいは維持できる組成物)であり、一例として、40℃、空気中にて2週間保存後の還元型補酵素Q10の保持率が約80%以上、好ましくは約85%以上、より好ましくは約90%以上であること等を挙げることができる。
本発明によれば、還元型補酵素Q10を酸化から好適に防護することができ、また、デヒドロアスコルビン酸類等の還元剤の酸化物が共存しない組成物を提供することができる。更に、還元型補酵素Q10の高い生体吸収性を有する組成物を提供することもできる。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
また、実施例中の還元型補酵素Q10の純度、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との重量比は下記HPLC分析により求めたが、得られた還元型補酵素Q10の純度は本発明における純度の限界値を規定するものではなく、また、同様に、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との重量比も、補酵素Q10に対する還元型補酵素Q10の重量比の上限値を規定するものではない。
(HPLC分析条件)
カラム:SYMMETRY C18(Waters製)250mm(長さ)4.6mm(内径)、移動相;C25OH:CH3OH=4:3(v:v)、検出波長;210nm、流速;1ml/min、還元型補酵素Q10の保持時間;9.1min、酸化型補酵素Q10の保持時間;13.3min。
(製造例1)
1000gのエタノール中に、100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)、60gのL−アスコルビン酸を加え、78℃にて攪拌し、還元反応を行った。30時間後、50℃まで冷却し、同温を保持しながらエタノールを400g添加した。このエタノール溶液(還元型補酵素Q10を100gを含む)を攪拌しながら、10℃/時間の冷却速度で2℃まで冷却し、白色のスラリーを得た。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶95gを得た(有姿収率95モル%)。なお、減圧乾燥を除くすべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の純度は99.2%であった。
(実施例1)
製造例1で得られた還元型補酵素Q100.3gを、表1に記載のプロピレングリコール脂肪酸エステル10gに加えて混合し、40℃、空気中にて保存した。2週間経過後の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表1に示す。製造例1で得られた還元型補酵素Q10結晶をそのまま同条件にて3日保存した結果も併せて示す。
Figure 0005103188
(実施例2)
製造例1で得られた還元型補酵素Q100.3gを、表2に記載のプロピレングリコール脂肪酸エステルと油脂の混合物10g(プロピレングリコール脂肪酸エステルと油脂の重量比は5/5)に加えて混合し、40℃、空気中にて保存した。2週間経過後の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表2に示す。
Figure 0005103188
(実施例3)
製造例1で得られた還元型補酵素Q100.3gを、プロピレングリコールモノカプリル酸エステルとMCTの混合物10g(重量比は表3に記載)に加えて混合し、40℃、空気中にて保存した。2週間経過後の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表3に示す。
Figure 0005103188
(実施例4,比較例1)
製造例1で得られた還元型補酵素Q100.3gを、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT、炭素数8:10=6:4)と表4に記載の界面活性剤の混合物(重量比は表4に記載)10gに加えて混合し、40℃、空気中にて保存した。所定期間経過後の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表4に示す。
Figure 0005103188
(実施例5,比較例2)
製造例1で得られた還元型補酵素Q100.3gを、表5に記載のプロピレングリコール脂肪酸エステル又は油脂10gに加え、40℃、空気中にて保存した。7日経過後の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表5に示す。
Figure 0005103188
以上、実施例1〜5と比較例1,2の結果より、プロピレングリコール脂肪酸エステルを共存させることで、還元型補酵素Q10が酸化に対して安定に保存されること、またプロピレングリコール脂肪酸エステルの還元型補酵素Q10に対する安定化効果は、一般的に使用される油脂や他の界面活性剤よりも優れていることが分かる。
(参考例1)
製造例1で得られた結晶を用いて、プロピレングリコールモノカプリル酸エステル、プロピレングリコールジカプリル酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT、炭素数8:10=6:4)、大豆油、ナタネ油に対する30℃での還元型補酵素Q10の溶解度を調べた。結果を表6に示す。
Figure 0005103188
上記結果より、プロピレングリコール脂肪酸エステルは、従来、還元型補酵素Q10を溶解するのに使用されてきた油脂(更には油脂の中でも特に溶解性が高いことから好ましく用いられてきたMCT)よりも、還元型補酵素Q10に対する高い溶解性を示し、還元型補酵素Q10を溶解する媒体としても優れていることが分かる。
(製剤例1)
プロピレングリコールジカプリル酸エステルに製造例1で得られた結晶を50℃にて添加し、常法により下記成分よりなるゼラチンのソフトカプセル製剤を得た。
還元型補酵素Q10 100重量部
プロピレングリコールジカプリル酸エステル 900重量部
(製剤例2)
プロピレングリコールモノカプリン酸エステルと中鎖脂肪酸トリグリセリドの混合物に製造例2で得られた結晶を50℃にて添加し、常法により下記成分よりなるゼラチンのソフトカプセル製剤を得た。
還元型補酵素Q10 60重量部
プロピレングリコールモノカプリン酸エステル 440重量部
中鎖脂肪酸トリグリセリド 500重量部
(製剤例3)
プロピレングリコールモノカプリル酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、硬化油、ミツロウ、レシチンの混合物に製造例1で得られた結晶を50℃にて添加し、常法により下記成分よりなるゼラチンのソフトカプセル製剤を得た。
還元型補酵素Q10 100重量部
プロピレングリコールモノカプリル酸エステル 400重量部
中鎖脂肪酸トリグリセリド 350重量部
硬化油 70重量部
ミツロウ 60重量部
レシチン 20重量部
(製剤例4)
プロピレングリコールモノカプリン酸エステル、ナタネ油、硬化油、ミツロウ、レシチンの混合物に製造例1で得られた結晶を50℃にて添加し、常法により下記成分よりなるゼラチンのソフトカプセル製剤を得た。
還元型補酵素Q10 100重量部
プロピレングリコールモノカプリン酸エステル 400重量部
ナタネ油 350重量部
硬化油 70重量部
ミツロウ 60重量部
レシチン 20重量部
(製剤例5)
プロピレングリコールモノオレイン酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、硬化油、ミツロウ、レシチンの混合物に製造例1で得られた結晶とL−アスコルビルパルミテートを50℃にて添加し、常法により下記成分よりなるゼラチンのソフトカプセル製剤を得た。
還元型補酵素Q10 100重量部
L−アスコルビルパルミテート 100重量部
プロピレングリコールモノオレイン酸エステル 320重量部
中鎖脂肪酸トリグリセリド 350重量部
硬化油 60重量部
ミツロウ 50重量部
レシチン 20重量部

Claims (32)

  1. 還元型補酵素Q10を酸化から防護するための方法であって、還元型補酵素Q10を含有する組成物中に、プロピレングリコール脂肪酸エステルを共存させることを特徴とする還元型補酵素Q10の安定化方法であって、組成物中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量が5重量%以上である還元型補酵素Q 10 の安定化方法
  2. プロピレングリコール脂肪酸エステルの脂肪酸残基の炭素数が、8〜18である請求項1記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  3. 脂肪酸残基が、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸からなる群より選択される1種以上の脂肪酸の残基である請求項2記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  4. プロピレングリコール脂肪酸エステルが食用又は医薬用に許容されるものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  5. プロピレングリコール脂肪酸エステルが、プロピレングリコールジ脂肪酸エステルである請求項1〜4のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q 10 の安定化方法。
  6. 組成物中に油脂を含有する請求項1〜のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  7. 油脂が、ヤシ油、パーム油、パーム核油、アマニ油、つばき油、玄米胚芽油、オリーブ油、菜種油、米油、落花生油、コーン油、小麦胚芽油、大豆油、エゴマ油、綿実油、ヒマワリ種子油、カポック油、月見草油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ゴマ油、サフラワー油、豚脂、乳脂、魚油、牛脂、これらを分別、水素添加又はエステル交換により加工した油脂、中鎖脂肪酸トリグリセリド、脂肪酸の部分グリセリド及びリン脂質からなる群より選択される1種以上である請求項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  8. 組成物中にプロピレングリコール脂肪酸エステル以外の界面活性剤を含有する請求項1〜のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  9. 界面活性剤が、グリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ショ糖脂肪酸エステル、縮合リシノレイン酸ポリグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選択される1種以上である請求項記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  10. 油脂及び/又は界面活性剤が、食用又は医薬用に許容されるものである請求項のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  11. 組成物中に他の活性成分を含有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  12. 組成物中の還元型補酵素Q10の含有量が1重量%以上である請求項1〜11のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  13. 組成物中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量が30重量%以上である請求項1〜12のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  14. 還元型補酵素Q10は外部添加したものである請求項1〜13のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  15. 脱酸素雰囲気下に組成物を調製又は保管することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10の安定化方法。
  16. 還元型補酵素Q10とプロピレングリコール脂肪酸エステルを含有する還元型補酵素Q10含有組成物であって、組成物中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量が5重量%以上である還元型補酵素Q 10 含有組成物
  17. プロピレングリコール脂肪酸エステルの脂肪酸残基の炭素数が、8〜18である請求項16記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  18. 脂肪酸残基が、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸からなる群より選択される1種以上の脂肪酸の残基である請求項17記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  19. プロピレングリコール脂肪酸エステルが食用又は医薬用に許容されるものである請求項1618のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10 含有組成物
  20. プロピレングリコール脂肪酸エステルが、プロピレングリコールジ脂肪酸エステルである請求項16〜19のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q 10 含有組成物。
  21. さらに油脂を含有する請求項1620のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  22. 油脂が、ヤシ油、パーム油、パーム核油、アマニ油、つばき油、玄米胚芽油、オリーブ油、菜種油、米油、落花生油、コーン油、小麦胚芽油、大豆油、エゴマ油、綿実油、ヒマワリ種子油、カポック油、月見草油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ゴマ油、サフラワー油、豚脂、乳脂、魚油、牛脂、これらを分別、水素添加又はエステル交換により加工した油脂、中鎖脂肪酸トリグリセリド、脂肪酸の部分グリセリド及びリン脂質からなる群より選択される1種以上である請求項21に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  23. さらにプロピレングリコール脂肪酸エステル以外の界面活性剤を含有する請求項1622のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  24. 界面活性剤が、グリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ショ糖脂肪酸エステル、縮合リシノレイン酸ポリグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選択される1種以上である請求項23記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  25. 油脂及び/又は界面活性剤が、食用又は医薬用に許容されるものである請求項2124のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  26. さらに他の活性成分を含有する請求項1625のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  27. 組成物中の還元型補酵素Q10の含有量が1重量%以上である請求項1626のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  28. 組成物中のプロピレングリコール脂肪酸エステルの含有量が30重量%以上である請求項1627のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  29. 還元型補酵素Q10が外部添加されたものである請求項1628のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  30. 経口投与形態に加工された請求項1629のいずれか1項に記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  31. カプセル剤である請求項30記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
  32. カプセル剤が、ソフトカプセルである請求項31記載の還元型補酵素Q10含有組成物。
JP2007542844A 2005-11-07 2006-11-07 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法 Active JP5103188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007542844A JP5103188B2 (ja) 2005-11-07 2006-11-07 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005321798 2005-11-07
JP2005321798 2005-11-07
JP2007542844A JP5103188B2 (ja) 2005-11-07 2006-11-07 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法
PCT/JP2006/322139 WO2007052802A1 (ja) 2005-11-07 2006-11-07 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007052802A1 JPWO2007052802A1 (ja) 2009-04-30
JP5103188B2 true JP5103188B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=38005953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007542844A Active JP5103188B2 (ja) 2005-11-07 2006-11-07 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8574568B2 (ja)
JP (1) JP5103188B2 (ja)
WO (1) WO2007052802A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9757332B2 (en) 2013-05-20 2017-09-12 Uha Mikakuto Co., Ltd. Gel-like composition having high ubiquinol content

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2186789B1 (en) 2007-08-22 2013-12-25 Kaneka Corporation Method of producing reduced coenzyme q10 and method of stabilizing the same
JPWO2009025372A1 (ja) * 2007-08-23 2010-11-25 株式会社カネカ 還元型補酵素q10含有組成物及びその安定化方法
GB201505938D0 (en) 2015-04-08 2015-05-20 Reckitt Benckiser Llc Compositions comprising C0-Q10, krill oil and vitamin D
CN105360355A (zh) * 2015-11-30 2016-03-02 山东龙大粮油有限公司 一种减少烹饪过程中油脂用量的油脂组合物及其制备方法
JP7022973B2 (ja) * 2017-07-31 2022-02-21 富士カプセル株式会社 ソフトカプセル充填用組成物およびソフトカプセル剤
US11471426B2 (en) 2019-10-16 2022-10-18 American River Nutrition, Llc Compositions comprising quinone and/or quinol and methods of preparations and use thereof

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61221131A (ja) * 1985-03-28 1986-10-01 Eisai Co Ltd 吸収促進したユビデカレノン含有組成物
JPS62223119A (ja) * 1986-02-25 1987-10-01 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 外用クリ−ム製剤
JPS62298526A (ja) * 1986-06-16 1987-12-25 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 安定なケトプロフエン含有クリ−ム製剤
WO1999044617A1 (fr) * 1998-03-04 1999-09-10 Teijin Limited Lotions de vitamines d3 activees sous forme d'emulsion
JP2003026625A (ja) * 2001-05-09 2003-01-29 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 還元型補酵素qの安定な溶液
JP2005047851A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Nisshin Pharma Inc ユビデカレノン含有組成物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571587B2 (ja) 1987-12-22 1997-01-16 旭電化工業株式会社 油脂のエステル交換方法
DE4132892A1 (de) 1991-10-04 1993-04-22 Krupp Maschinentechnik Stoffgemischfraktionierung
US6200550B1 (en) * 1998-12-11 2001-03-13 Q-Pharma, Inc. Oral care compositions comprising coenzyme Q10
US6562869B1 (en) * 1999-09-23 2003-05-13 Juvenon, Inc. Nutritional supplement for increased energy and stamina
US6740338B1 (en) * 2000-01-20 2004-05-25 Raj K. Chopra Reduced form of Cenzyme Q in high bioavailability stable oral dosage form
AU2003266689A1 (en) 2002-09-30 2004-04-19 Fuji Oil Company, Limited Dry fractionation method for fat
EP1818088A1 (en) 2006-01-20 2007-08-15 De Smet Engineering N.V. Crystallisers useful in fractionation processes for oils and fats

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61221131A (ja) * 1985-03-28 1986-10-01 Eisai Co Ltd 吸収促進したユビデカレノン含有組成物
JPS62223119A (ja) * 1986-02-25 1987-10-01 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 外用クリ−ム製剤
JPS62298526A (ja) * 1986-06-16 1987-12-25 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 安定なケトプロフエン含有クリ−ム製剤
WO1999044617A1 (fr) * 1998-03-04 1999-09-10 Teijin Limited Lotions de vitamines d3 activees sous forme d'emulsion
JP2003026625A (ja) * 2001-05-09 2003-01-29 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 還元型補酵素qの安定な溶液
JP2005047851A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Nisshin Pharma Inc ユビデカレノン含有組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9757332B2 (en) 2013-05-20 2017-09-12 Uha Mikakuto Co., Ltd. Gel-like composition having high ubiquinol content

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2007052802A1 (ja) 2009-04-30
WO2007052802A1 (ja) 2007-05-10
US8574568B2 (en) 2013-11-05
US20090181002A1 (en) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8506956B2 (en) Method for stabilizing reduced coenzyme Q10
JP4572073B2 (ja) 還元型補酵素q10を安定化するための方法並びに組成物
JP5103188B2 (ja) 酸化に対して安定な還元型補酵素q10含有組成物、及び還元型補酵素q10を安定化する方法
JP5352235B2 (ja) 酸化型補酵素q10含有高吸収性経口用組成物
JP5286081B2 (ja) 還元型補酵素q10の安定化方法
JP6523971B2 (ja) 還元型補酵素q10を含有する組成物
EP1864659B1 (en) Lignane compound-containing oil-in-water emulsion and composition comprising the same
JP5015548B2 (ja) 還元型補酵素q10を安定化するための方法
JP5286086B2 (ja) 還元型補酵素q10及びリゾレシチンを含有する組成物
JP5324755B2 (ja) 粒子状組成物およびその製造方法
JP5053544B2 (ja) 還元型補酵素q10の保存方法
JPWO2005097091A1 (ja) 還元型補酵素q10およびカロチノイド類を含有した組成物
US8067217B2 (en) Method for preserving reduced coenzyme Q10
US20100168249A1 (en) Composition containing reduced coenzyme q10, and method for stabilizing the composition
JPWO2005033054A1 (ja) 安定性に優れた還元型補酵素q10結晶及び還元型補酵素q10結晶を含有する組成物
JPWO2005035477A1 (ja) キノン骨格を有する化合物の安定化方法及び安定化された組成物
Ueda et al. Method of stabilizing reduced coenzyme Q10
JP2008001669A (ja) 脂溶性還元型補酵素q10組成物およびその製造方法
EP1927349A1 (en) Composition for life extension and method of extending the life

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5103188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250