JP5053544B2 - 還元型補酵素q10の保存方法 - Google Patents

還元型補酵素q10の保存方法 Download PDF

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Description

本発明は、還元型補酵素Q10の保存方法に関する。還元型補酵素Q10は、酸化型補酵素Q10と比較して高い経口吸収性を示し、優れた食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等として有用な化合物である。
補酵素Qは、細菌から哺乳動物まで広く生体に分布する必須成分であり、生体内の細胞中におけるミトコンドリアの電子伝達系構成成分として知られている。補酵素Qは、ミトコンドリア内において酸化と還元を繰り返すことで、電子伝達系における伝達成分としての機能を担っているほか、還元型補酵素Qは抗酸化作用を持つことが知られている。ヒトでは補酵素Qの側鎖が繰り返し構造を10個持つ補酵素Q10が主成分であり、生体内においては、通常、40〜90%程度が還元型として存在している。補酵素Qの生理的作用としては、ミトコンドリア賦活作用によるエネルギー生産の活性化、心機能の活性化、細胞膜の安定化効果、抗酸化作用による細胞の保護効果等が挙げられている。
補酵素Q10は、酸化型補酵素Q10が、欧米では健康食品として、日本では鬱血性心不全薬として用いられており、近年では、日本でも栄養機能食品としても用いられてきている。特に、健康食品、栄養機能食品の分野においては、酸化型補酵素Q10をソフトカプセル化した商品が主流となっている。
一方、還元型補酵素Qは、それ自身でも強い抗酸化作用を持つため、血中に十分量の還元型補酵素Qを送り込むことにより、血中の抗酸化作用活性を効果的に増加させることが可能となる。血中の抗酸化活性を増加させることは、虚血再還流時の血管障害、動脈硬化の再狭窄防止、脳梗塞後の再血管障害の防止、動脈硬化の予防、糖尿病の合併症の予防等、活性酸素種によって増悪が示唆されている多くの疾患に対して幅広い有用性が考えられる。
還元型補酵素Q10は、例えば、合成、発酵、天然物からの抽出等の従来公知の方法により補酵素Q10を得た後、クロマトグラフィーにより流出液中の還元型補酵素Q10区分を濃縮する方法等により得られることが知られている(特許文献1)。この場合には、上記還元型補酵素Q10中に含まれる酸化型補酵素Q10を、水素化ホウ素ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム等の一般的な還元剤を用いて還元した後、クロマトグラフィーによる濃縮を行っても良いこと、また、還元型補酵素Q10は、既存の高純度補酵素Q10に上記還元剤を作用させる方法によっても得られることが、該特許文献1に記載されている。
さらに、本発明者らは、鋭意検討の結果、高品質の還元型補酵素Q10を得るための製法を確立し、特許出願した(特許文献2〜8)。
しかしながら、還元型補酵素Q10は、分子酸素によって酸化型補酵素Q10に酸化されやすく、上記特許出願のような方法により高品質の還元型補酵素Q10を製造した場合でも、還元型補酵素Q10を食品、栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助剤、栄養剤、動物薬、飲料、飼料、化粧品、医薬品、治療薬、予防薬等、或いはそれらの素材や組成物に加工する際、及び/又は、加工後保存する際の安定化が重要な課題として残されている。上記の加工や保存に際して、完全な酸素の除去或いは遮断は極めて難しく、特に加工時の加温や長期にわたる保存において、残存する或いは混入する酸素が大きな悪影響を及ぼす。上記酸化は、酸化型補酵素Q10の副生といった品質面の問題に直結する。
このように還元型補酵素Q10を安定化する(酸化から防護する)ことは非常に重要な課題であるが、還元型補酵素Q10を安定に保持するための方法及び組成物に関する研究はほとんどなされていない。わずかに、還元剤を共存させた組成物並びにその製造法について記述した例(特許文献9)及び油脂中で還元型補酵素Q10を安定化させた例(特許文献10)を認めるのみである。
この特許文献9には、1)還元型補酵素Q10、還元型補酵素Q10が酸化型補酵素Q10に酸化されるのを抑制するために有効な量の還元剤、及び、上記還元型補酵素Q10と上記還元剤を溶解するために有効な量の界面活性剤又は植物油又はこれらの混合物、そして必要に応じて溶媒からなる組成物、2)上記組成物をゼラチンカプセル又はタブレットに製剤化した経口投与のための組成物、さらに、3)酸化型補酵素Q10並びに還元剤を用いてin situで還元型補酵素Q10を含有する上記組成物を調製する方法、が開示されている。
しかしながら、上記特許文献9には、組成物中に含まれる還元型補酵素Q10の品質や安定化効果等に関する詳細な記述はない。また、上記の組成物やその調製方法は、組成物に複数の役割(すなわち、第一に酸化型補酵素Q10を還元型補酵素Q10に還元する反応の場としての役割、第二に還元型補酵素Q10を安定に保持する役割)を持たせるため、非常に複雑・煩雑なものとなっている。
また、上記組成物やその調製方法においては、反応混合物がそのまま用いられているために必ずしも安全であるとは言い難い点に注目すべきである。具体的には、酸化型補酵素Q10を還元型補酵素Q10に還元する際に還元剤としてアスコルビン酸類を用いているが、このアスコルビン酸類が酸化されて相当量のデヒドロアスコルビン酸類を生じ、それが上記組成物中に混入する点である。デヒドロアスコルビン酸類や分解により生成したシュウ酸は、アスコルビン酸類とは異なり、有害性が高い。例えば、肝臓や腎臓中の過酸化脂質量の増加と抗酸化物質の減少や、腎臓中のシュウ酸量の増加が報告されており、酸化ストレスに対する抵抗力の低下や尿管結石を発症し易い等の副作用が懸念される(非特許文献1)。
さらに、上記特許文献9では、アスコルビン酸類が使用されているが、一般に、アスコルビン酸類をゼラチンソフトカプセルに封入した場合、ゼラチンカプセルの崩壊性が悪化することが知られている。そのため、この場合には、生体への吸収性に悪影響を及ぼすことも懸念される。
特許文献10には、還元型補酵素Q10を酸化から防護するための方法として、還元型補酵素Q10を、主成分が油脂(但し、オリーブ油を除く)及び/又はポリオールからなり、且つ、還元型補酵素Q10の安定化を実質的に阻害しない組成物とすることを特徴とする還元型補酵素Q10の安定化方法が開示されている。しかし、上述の安定化方法においては、使用できる資材が限定されており、例えば、還元型補酵素Q10とソルビタン脂肪酸エステル類及び/又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類との共存においては、還元型補酵素Q10は安定に保存できなかった。
特開平10−109933号公報 WO03/006408 WO03/006409 WO03/006410 WO03/006411 WO03/006412 WO03/008363 WO03/032967 WO01/052822 WO03/062182 ニュートリション リサーチ(Nutrition Research)13巻、667−676頁、1993年
上記のような状況下、還元型補酵素Q10を安定に保存できる方法が求められていた。
上記に鑑み、本発明者らが鋭意検討した結果、驚くべきことに、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を特定の条件で保存することによって、還元型補酵素Q10を酸化から防護できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を製造又は入手し、当該カプセル剤の周囲の環境を相対湿度0%以上60%以下に制御することを特徴とする、還元型補酵素Q10の保存方法に関する。
また、本発明は、包装材料中に、相対湿度0%以上60%以下に制御された気体、及び、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤が、梱包又は包装されていることを特徴とする、包装体に関する。
以下に、本発明を詳細に説明する。
なお、本明細書において、補酵素Q10とのみ記載した場合は、酸化型、還元型を問わず、両者が混在する場合には混合物全体を表すものである。
本発明の還元型補酵素Q10の保存方法は、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を製造又は入手し、当該カプセル剤の周囲の環境を相対湿度0%以上60%以下に制御することを特徴とするものである。
還元型補酵素Q10は、式(1):
Figure 0005053544
(式中、n=10である)で示される。
本発明で使用する還元型補酵素Q10は、例えば、合成、発酵、天然物からの抽出等の従来公知の方法により得ることができる。具体的には、還元型補酵素Q10は、特開平10−109933号公報に記載されているように、例えば、合成、発酵、天然物からの抽出等の従来公知の方法により酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物を得た後、クロマトグラフィーを用いて、流出液中の還元型補酵素Q10区分を濃縮する方法等により製造できる。この場合には、上記還元型補酵素Q10中に残存する酸化型補酵素Q10を、水素化ホウ素ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム等の一般的な還元剤を用いて還元した後、クロマトグラフィーによる濃縮を行っても良い。
また、還元型補酵素Q10は、既存の高純度補酵素Q10に上記還元剤を作用させることにより、得ることもできる。好ましくは、既存の高純度補酵素Q10等の酸化型補酵素Q10、或いは酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物を、一般的な還元剤、例えば、亜ジチオン酸ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、アスコルビン酸類等を用いて還元することにより得られたものである。より好ましくは、既存の高純度補酵素Q10等の酸化型補酵素Q10、或いは酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物を、アスコルビン酸類を用いて還元することにより得られたものである。
本発明に使用する還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤について説明する。
還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤は、例えば、以下のようにして製造又は入手することができる。
還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤は、例えば、還元型補酵素Q10を含有する組成物をカプセル化して得ることができる。
還元型補酵素Q10を含有する組成物は、還元型補酵素Q10を含むものであれば特に限定されず、酸化型補酵素Q10をさらに含んでも良い。
該組成物に含まれる還元型補酵素Q10の濃度の上限値は、特に限定されないが、製剤化の容易さの観点から、該組成物の総重量に対して、普通50重量%、好ましくは40重量%、より好ましくは30重量%、さらに好ましくは20重量%である。該組成物に含まれる還元型補酵素Q10の濃度の下限値は、特に限定されないが、還元型補酵素Q10の持つ機能を効果的に発揮させる等の観点から、該組成物の総重量に対して、普通0.1重量%、好ましくは0.5重量%、より好ましくは1重量%、さらに好ましくは3重量%である。
本発明に使用する補酵素Q10の総量(すなわち、還元型補酵素Q10及び酸化型補酵素Q10の合計)に占める還元型補酵素Q10の割合は、特に制限されないが、還元型補酵素Q10の持つ機能を効果的に発揮させる等の観点から、例えば20重量%以上、普通40重量%以上、好ましくは60重量%以上、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上、特に好ましくは96重量%以上である。上限は100重量%であり、特に限定されないが、普通99.9重量%以下である。
なお、本明細書にいう還元型補酵素Q10及び酸化型補酵素Q10の重量は、後述の実施例に記載の方法で測定したものである。
還元型補酵素Q10を含有する組成物中において、還元型補酵素Q10は、結晶状態として存在してもよく、或いは、溶液状態として存在してもよい。言うまでもなく、結晶が一部溶解したスラリーとして存在してもよい。
還元型補酵素Q10が溶液状態、もしくは、結晶が一部溶解したスラリー状態にて存在する場合、組成物中の液状成分としては、特に制限されないが、例えば、油脂、界面活性剤、エタノールや水のような液状物質等を挙げることができる。なお、本発明においては、上記組成物を用いて得られたカプセル剤の周囲環境を相対湿度0%以上60%以下に制御することにより、還元型補酵素Q10を安定に保存できるので、油脂、界面活性剤は、その種類によらず各種用いることができる。
油脂としては、動植物からの天然油脂であってもよく、合成油脂や加工油脂であっても良い。より好ましくは、食用又は医薬用に許容されるものである。植物油脂としては、例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油、アマニ油、つばき油、玄米胚芽油、菜種油、米油、落花生油、コーン油、小麦胚芽油、大豆油、エゴマ油、綿実油、ヒマワリ種子油、カポック油、月見草油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ゴマ油、サフラワー油、オリーブ油等を挙げることができる。動物油脂としては、例えば、豚脂、乳脂、魚油、牛脂等を挙げることができる。さらに、これらを分別、水素添加、エステル交換等により加工した油脂(例えば硬化油)も挙げることができる。言うまでもなく、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)も使用しうる。また、これらの混合物を使用しても良い。
中鎖脂肪酸トリグリセリドとしては、特に制限されないが、例えば、脂肪酸の炭素数が各々6〜12、好ましくは8〜12のトリグリセリド等を挙げることができる。
上記油脂のうち、取り扱い易さ、臭気等の面から、植物油脂、合成油脂、加工油脂、中鎖脂肪酸トリグリセリドが好ましい。これらの中でも、油脂の価格や還元型補酵素Q10の安定性や溶解性等を考慮して選定するのが好ましい。例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油、菜種油、米油、大豆油、綿実油、サフラワー油、オリーブ油、MCT等がより好ましく、米油、大豆油、菜種油、サフラワー油、MCT等がさらに好ましい。
界面活性剤としては、例えば、脂肪酸の部分グリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステル、リン脂質、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等を挙げることができる。
脂肪酸の部分グリセリドとしては、特に制限されないが、例えば、脂肪酸の炭素数が各々6〜18、好ましくは6〜12のモノグリセリドやジグリセリド等を挙げることができる。
プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、特に制限されないが、例えば、脂肪酸の炭素数が各々6〜18、好ましくは6〜12のモノエステルやジエステル等を挙げることができる。
リン脂質としては、特に制限されないが、例えば、卵黄レシチン、精製大豆レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン、ジセチルリン酸、ステアリルアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、ホスファチジルイノシトールアミン、カルジオリピン、セラミドホスホリルエタノールアミン、セラミドホスホリルグリセロール、及び、これらの混合物等を挙げることができる。
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、それぞれにおける脂肪酸部分の炭素数が6以上、好ましくは8以上のものが挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、特に制限されないが、例えば、脂肪酸の炭素数が各々6以上、特に8以上であるのが好ましく、また、グリセリンの重合度が10以下、特に4以下であるのが好ましい。
上記界面活性剤の中でも、脂肪酸の部分グリセリド、リン脂質、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が特に好ましい。
還元型補酵素Q10を含有する組成物中に共存させることが可能な物質としては、特に制限されないが、例えば、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、酸化防止剤、着色剤、凝集防止剤、吸収促進剤、有効成分の溶解補助剤、安定化剤、粘度調整剤等を挙げることができる。言うまでもなく、補酵素Q10以外の他の活性成分を共存させることも妨げない。
上記賦形剤としては特に制限されないが、例えば、白糖、乳糖、ブドウ糖、コーンスターチ、マンニトール、結晶セルロース、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム等を挙げることができる。
上記崩壊剤としては特に制限されないが、例えば、デンプン、寒天、クエン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、デキストリン、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、トラガント等を挙げることができる。
上記滑沢剤としては特に制限されないが、例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化植物油等を挙げることができる。
上記結合剤としては特に制限されないが、例えば、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、トラガント、シェラック、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ソルビトール等を挙げることができる。
上記酸化防止剤としては特に制限されないが、例えば、アスコルビン酸、トコフェロール、ビタミンA、β−カロチン、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、クエン酸等を挙げることができる。
上記着色剤としては特に制限されないが、例えば、医薬品、食品に添加することが許可されているもの等を挙げることができる。
上記凝集防止剤としては特に制限されないが、例えば、ステアリン酸、タルク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ酸等を挙げることができる。
上記吸収促進剤としては特に制限されないが、例えば、高級アルコール類、高級脂肪酸類、前述した界面活性剤等を挙げることができる。
上記有効成分の溶解補助剤としては特に制限されないが、例えば、フマル酸、コハク酸、リンゴ酸等の有機酸等を挙げることができる。
上記安定化剤としては特に制限されないが、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル等を挙げることができる。
上記粘度調整剤としては特に制限されないが、例えば、ミツロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウ、シェラクロウ、ホホバロウ等を挙げることができる。好ましくは、ミツロウ、カルナウバロウ、コメヌカロウであり、特に好ましくはミツロウである。
上記補酵素Q10以外の他の活性成分としては、例えば、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、有機酸、糖類、ペプチド、タンパク質等を挙げることができる。
上記のようにして調製した還元型補酵素Q10を含有する組成物を、定法により、ソフトカプセル、ハードカプセル、マイクロカプセル等を用いてカプセル化することができる。好ましくは、ソフトカプセルである。
上記カプセル剤の材質としては特に制限されないが、例えば、牛骨、牛皮、豚皮、魚皮等を由来とするゼラチン;食品添加物として使用しうるカラギーナン、アルギン酸等の海藻由来品;ローカストビーンガム、グアーガム等の植物種子由来品;セルロース類を含む製造用剤;小麦デンプン、馬鈴薯デンプン、甘藷デンプン、とうもろこしデンプン、デキストリン等のデンプン類等を挙げることができる。
入手容易性の観点からは、ゼラチンが好ましい。牛海綿状脳症(BSE)等の動物由来感染症を排除する、宗教上等の理由による動物由来物質の摂取を避ける等の観点からは、海藻由来品、植物種子由来品、セルロース類、デンプン類が好ましく、海藻由来品、デンプン類がより好ましく、カラギーナン、デンプン類がさらに好ましい。製剤を保存する際の環境が高湿度であっても還元型補酵素Q10の酸化が防御される観点からは、カラギーナンが特に好ましい。言うまでもなく、これらカプセル剤の材質は複数を併用しても良く、カラギーナンとデンプン類を併用したものが好ましい。
本発明の保存方法においては、上記のようにして得られた還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を、相対湿度約0%以上約60%以下に制御された周囲の環境で保存する。
相対湿度は、好ましくは約50%以下、より好ましくは約40%以下、さらに好ましくは約30%以下、特に好ましくは約20%以下、最も好ましくは約10%以下である。また、上記制御された環境の相対湿度の下限値は、0%である。
上記環境下にて、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を保存することにより、カプセル中の還元型補酵素Q10を安定に保存することができる。
本発明において、相対湿度60%以下に制御された環境は、例えば、環境からの除湿;除湿された気体(好ましくは乾燥不活性ガス、例えば乾燥窒素等)の環境への導入等により与えられる。上記除湿は、特に制限されないが、湿気の氷結、除湿機や乾燥剤(シリカゲル等)の使用等により達成される。なお、言うまでもなく、相対湿度60%以下の環境が与えられれば、その方法は特に問わない。
本発明において、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤の保存温度は、特に限定されないが、カプセル外皮の安定性等の観点から、普通60℃以下、好ましくは40℃以下、より好ましくは30℃以下、さらに好ましくは25℃以下である。保存温度の下限値は、普通0℃、好ましくは5℃、より好ましくは10℃、さらに好ましくは15℃である。通常、常温下に好適に保存することができる。
また、本発明の保存方法は、常圧下、加圧下、減圧下のいずれでも行うことができ、通常、常圧下に好適に行うことができる。
本発明において、上記カプセル剤の周囲の環境における相対湿度の制御は、該還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を、包装材料で梱包又は包装すること等によって行うことが好ましい。
当該包装材料としては、実質的に気体の流通のない包装材料が好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチック製及びガラス製等の、フィルム、ビン、ボトル等が挙げられる。また、プラスチックフィルムに、アルミ等の金属フィルムをラミネートしたもの等も挙げられる。
当該梱包及び包装は、内部環境の相対湿度を0%以上60%以下に保持し得る限り、任意の梱包及び包装手段によって達成し得る。具体的には、実質的に気体の流通のないように、好ましくは実質的に水蒸気の流通のないように、梱包又は包装すること、例えば密封すること等が挙げられる。
プラスチックフィルム、アルミラミネートフィルム等を用いて梱包・包装する場合には、PTP包装、三方シール包装、四方シール包装、ピロー包装、ストリップ包装、成型包装、スティック包装等とすることができる。また、これらの2種以上を併用(例えば、PTP包装後、該包装体をさらにアルミラミネートピロー包装等)してもよい。
必要に応じて、或いは、好ましくは、防湿剤を梱包・包装中に同封できる。防湿剤としては、例えば、シリカゲル、塩化カルシウム、酸化カルシウム、モレキュラシーブ等が挙げられる。
また、梱包・包装した後に、必要に応じて、或いは、好ましくは、鋼製のドラム、ファイバードラム、ダンボール等の外装中に入れることもできる。
本発明の保存方法においては、上記カプセル剤を梱包・包装する作業は、相対湿度約0%以上60%以下の環境下にて行うのが好ましい。なお、相対湿度が60%より高い環境下で梱包・包装する際には、上述した防湿剤を包装容器内の乾燥剤として同封することにより、包装容器内を相対湿度約60%以下の環境としても良い。言うまでもなく、相対湿度約60%以下の環境下で梱包・包装する際に、上記防湿剤を同封しても良い。
本発明の還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤の保存方法は、脱酸素雰囲気下で実施することにより、酸化防止効果をさらに高めることができ、好ましい。脱酸素雰囲気は、不活性ガスによる置換、減圧やこれらを組み合わせることにより達成できる。少なくとも、不活性ガスによる置換、即ち、不活性ガス雰囲気を用いるのが好適である。上記不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス、水素ガス、炭酸ガス等を挙げることができ、好ましくは窒素ガスである。
上記本発明の保存方法を利用することにより、カプセル中の還元型補酵素Q10は安定に保持される。カプセル化した時の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を100%としたときの、所定期間保存後の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比(還元型補酵素Q10の保持率)は、普通約70%以上、好ましくは約80%以上、より好ましくは約90%以上、さらに好ましくは約93%以上、特に好ましくは約95%以上、とりわけ好ましくは約97%以上、最も好ましくは約98%以上である。
なお、本発明の保存方法においては、上記還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を直接取り巻く環境の相対湿度を0%以上60%以下にすればよい。例えば、上記カプセル剤を包装してなる包装体で、包装体内部の相対湿度を60%以下としたものは、この包装体を相対湿度が60%を超える環境下に置いても、還元型補酵素Q10を安定に保存することができる。
本発明の包装体は、上記包装材料中に、相対湿度0%以上60%以下に制御された気体、及び、上記還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤が、梱包又は包装されていることを特徴とするものである。
ここに言う気体としては、保存条件において気体であればよく、内部環境の相対湿度を0%以上60%以下に保持し得る限り、特に限定されない。
また、当該包装材料中には、さらに防湿剤が梱包又は包装されていることが好ましい。
本発明の方法によれば、多大なコストや手間、或いは、特殊な設備を要することなく、還元型補酵素Q10を安定に保存することができる。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
また、実施例中の還元型補酵素Q10の純度、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との重量比は下記HPLC分析により求めた。なお、得られた還元型補酵素Q10の純度は本発明における純度の限界値を規定するものではなく、また同様に、還元型補酵素Q10と酸化型補酵素Q10との重量比における還元型補酵素Q10の割合も、その上限値を規定するものではない。
(HPLC分析条件)
カラム:SYMMETRY C18(Waters製)250mm(長さ)4.6mm(内径)、移動相;COH:CHOH=4:3(v:v)、検出波長;210nm、流速;1ml/min、還元型補酵素Q10の保持時間;9.1min、酸化型補酵素Q10の保持時間;13.3min。
(製造例1)
1000gのエタノール中に、100gの酸化型補酵素Q10、60gのL−アスコルビン酸を加え、78℃にて攪拌し、還元反応を行った。30時間後、50℃まで冷却し、同温を保持しながらエタノールを400g添加した。このエタノール溶液(還元型補酵素Q10を100g含む)を攪拌(攪拌所要動力0.3kW/m)しながら、約10℃/時間の冷却速度で2℃まで冷却し、白色のスラリーを得た。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶95gを得た。なお、減圧乾燥を除く全ての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の純度は99.4%であった。
(製造例2)
菜種油、ジグリセリンモノオレエート(理研ビタミン製、ポエムDO−100V)、硬化油、蜜蝋、レシチンからなる混合物に、製造例1で得た還元型補酵素Q10結晶を添加し、定法により、下記成分からなる還元型補酵素Q10を30mg含有するゼラチンのソフトカプセルを得た。
還元型補酵素Q10 9.94重量%
酸化型補酵素Q10 0.06重量%
(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6)
ジグリセリンモノオレエート 32.0重量%
菜種油 33.0重量%
硬化油 17.0重量%
蜜蝋 6.0重量%
レシチン 2.0重量%
(実施例1)
製造例2にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤を、遮光条件、40℃±5℃下で、表1に示す相対湿度に設定したデシケータ内に静置した。1ヶ月経過後のゼラチンソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表1に示す。40%相対湿度条件での保存に関しては、ソフトカプセル化する前の還元型補酵素Q10を含有する組成物を用いた場合の結果も併せて示す。
Figure 0005053544
(実施例2)
製造例2にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤を、遮光条件、25℃±5℃下で、表2に示す相対湿度に設定したデシケータ内に静置した。1ヶ月経過後のゼラチンソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表2に示す。
Figure 0005053544
(実施例3)
製造例2にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤を、遮光条件、20±5℃、相対湿度30〜60%の環境下にて表3に示す包装を行った。
Figure 0005053544
(実施例4)
実施例3にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤の包装体を、遮光条件、40℃±5℃、相対湿度75%の恒温恒湿槽にて静置した。2ヶ月経過後のゼラチンソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表4に示す。
Figure 0005053544
(実施例5)
20±5℃、相対湿度70%の環境下にて、製造例2にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤と、シリカゲルを同封したアルミラミネートの三方シール包装体(内部の相対湿度10%)を作成した。この包装体を40℃±5℃、相対湿度75%の恒温恒湿槽にて静置した。2ヶ月経過後のソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.3/0.7であった。
(製造例3)
菜種油、ジグリセリンモノオレエート(理研ビタミン製、ポエムDO−100V)、硬化油、蜜蝋、レシチンからなる混合物に、製造例1で得た還元型補酵素Q10結晶を添加し、定法により、下記成分からなる還元型補酵素Q10を50mg含有するカラギーナン/デンプンのソフトカプセルを得た。
還元型補酵素Q10 9.94重量%
酸化型補酵素Q10 0.06重量%
(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6)
ジグリセリンモノオレエート 32.0重量%
菜種油 33.0重量%
硬化油 17.0重量%
蜜蝋 6.0重量%
レシチン 2.0重量%
(実施例6)
製造例3にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤を、25±5℃、相対湿度50%の環境下でガラス瓶に入れ、密封した。このガラス瓶を40±5℃、相対湿度75%の恒温恒湿槽にて保存した。1ヶ月経過後のカラギーナン/デンプンソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6であった。
(実施例7)
製造例3にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤を、遮光条件、40℃±5℃下で、表5に示す相対湿度に設定したデシケータ内に静置した。1ヶ月経過後のカラギーナン/デンプンソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表5に示す。
Figure 0005053544
(実施例8)
製造例3にて得られた還元型補酵素Q10を含有するソフトカプセル剤を、遮光条件、25℃±5℃下で、表6に示す相対湿度に設定したデシケータ内に静置した。1ヶ月経過後のカラギーナン/デンプンソフトカプセル中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を表6に示す。
Figure 0005053544
本発明の方法によれば、多大なコストや手間、或いは、特殊な設備を要することなく、還元型補酵素Q10を安定に保存することができる。

Claims (12)

  1. 還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤を製造又は入手し、当該カプセル剤の周囲の環境を、分子酸素存在下に相対湿度0%以上40%以下に制御することを特徴とする、還元型補酵素Q10の保存方法。
  2. 還元型補酵素Q10が、使用する補酵素Q10の総量の20重量%以上を占めることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. カプセル剤が、ソフトカプセル、ハードカプセル又はマイクロカプセルの形態である請求項1又は2に記載の方法。
  4. カプセル剤の材質が、ゼラチン、カラギーナン、アルギン酸、ローカストビーンガム、グアーガム、デンプン類及びセルロース類から選ばれる少なくとも1つである請求項3に記載の方法。
  5. カプセル剤の材質が、カラギーナン及びデンプン類を併用したものである請求項4に記載の方法。
  6. 該相対湿度の制御が、該カプセル剤を、包装材料で梱包又は包装することによって行われるものである、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 該カプセル剤を、さらに防湿剤とともに梱包又は包装することを含む、請求項6記載の方法。
  8. 該防湿剤が、シリカゲル、塩化カルシウム、酸化カルシウム及びモレキュラシーブから選ばれる少なくとも1つである請求項7記載の方法。
  9. 相対湿度0%以上40%以下に制御された環境下で、該カプセル剤を梱包又は包装することをさらに含む、請求項6〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 梱包又は包装形態が、ビン、ボトル、PTP包装、三方シール包装、四方シール包装、ピロー包装、ストリップ包装、成型包装及びスティック包装から選ばれる少なくとも1つである請求項6〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 包装材料中に、相対湿度0%以上40%以下に制御された分子酸素を含む気体、及び、還元型補酵素Q10を含有するカプセル剤が、梱包又は包装されていることを特徴とする、包装体。
  12. 該包装材料中に、さらに防湿剤が梱包又は包装されている、請求項11記載の包装体。
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