JPH01104811A - 特殊断面繊維の製造方法 - Google Patents
特殊断面繊維の製造方法Info
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- JPH01104811A JPH01104811A JP25883087A JP25883087A JPH01104811A JP H01104811 A JPH01104811 A JP H01104811A JP 25883087 A JP25883087 A JP 25883087A JP 25883087 A JP25883087 A JP 25883087A JP H01104811 A JPH01104811 A JP H01104811A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、衣料用、モケット、ハイバイルなどに適した
合成繊維の製造方法および紡糸口金に関するものであり
、ざらに詳しくは、絹様の落ちつきのある光沢、腰のあ
るタッチ、キシミ感および染色後に染みのある発色性を
有する特殊断面繊維の製造方法に関するものである。
合成繊維の製造方法および紡糸口金に関するものであり
、ざらに詳しくは、絹様の落ちつきのある光沢、腰のあ
るタッチ、キシミ感および染色後に染みのある発色性を
有する特殊断面繊維の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉
従来、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維に絹様の
落ちつきのある光沢を付与するために、その繊維断面形
状を三角形にする方法が公知であり(米国特許第293
9201号明細書、同第3097416号明細書参照)
、該方法として工業的には、第5図(イ)に示すY字型
断面を有する紡糸口金を用いて同(ロ)の繊維横断面形
状を有する繊維を溶融紡糸する方法、第6図(イ)に示
すT字型断面を有する紡糸口金を用いて同(ロ)の繊維
横断面形状を有する繊維を溶融紡糸する方法が採用ざr
している。
落ちつきのある光沢を付与するために、その繊維断面形
状を三角形にする方法が公知であり(米国特許第293
9201号明細書、同第3097416号明細書参照)
、該方法として工業的には、第5図(イ)に示すY字型
断面を有する紡糸口金を用いて同(ロ)の繊維横断面形
状を有する繊維を溶融紡糸する方法、第6図(イ)に示
すT字型断面を有する紡糸口金を用いて同(ロ)の繊維
横断面形状を有する繊維を溶融紡糸する方法が採用ざr
している。
また、キシミ’tl、絹様の光沢を付与する方法として
は、特開昭57−5912号公報に示されている第7図
(イ)に示すような紡糸口金を用い、すなわち、二成分
系複合紡糸を行ない、ざらに、溶剤を用い易溶解性成分
を溶解し異型断面糸を得る方法がある。
は、特開昭57−5912号公報に示されている第7図
(イ)に示すような紡糸口金を用い、すなわち、二成分
系複合紡糸を行ない、ざらに、溶剤を用い易溶解性成分
を溶解し異型断面糸を得る方法がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかしながら、今甲でのところ、単一成分の異型断面糸
で絹様の落ちつきのある光沢、キシミ感、腰のあるタッ
チを有する繊維を得る技術は知られていない。一方、特
開昭57−5912号公報で示ざ几る方法においては、
絹様の光沢、キシミ感は得られるものの、二成分系複合
繊維である上に溶剤を用い易溶解性成分を溶解するとい
った具合に紡糸工程で装置的に煩雑になることまた、後
工程で溶剤処理することにより溶剤の排液処理系を必要
とするなどかなりコスト高にもなることなどの欠点があ
る。ざらに、染色後の染色性の深みの点でやや不満足な
点もあげられる。
で絹様の落ちつきのある光沢、キシミ感、腰のあるタッ
チを有する繊維を得る技術は知られていない。一方、特
開昭57−5912号公報で示ざ几る方法においては、
絹様の光沢、キシミ感は得られるものの、二成分系複合
繊維である上に溶剤を用い易溶解性成分を溶解するとい
った具合に紡糸工程で装置的に煩雑になることまた、後
工程で溶剤処理することにより溶剤の排液処理系を必要
とするなどかなりコスト高にもなることなどの欠点があ
る。ざらに、染色後の染色性の深みの点でやや不満足な
点もあげられる。
本発明の目的は、従来技術では得られなかった絹様の落
ちつきのある光沢性を示し、キシミ([有]、腰のある
タッチを有し、しかも染色後に深みのある発色性を有す
る特殊異型断面繊維を単一成分でもって一気に、後工程
で溶剤処理をすることなく(すなわち繊維表面を処理し
凹凸することなく)製造する方法を提供することにある
。
ちつきのある光沢性を示し、キシミ([有]、腰のある
タッチを有し、しかも染色後に深みのある発色性を有す
る特殊異型断面繊維を単一成分でもって一気に、後工程
で溶剤処理をすることなく(すなわち繊維表面を処理し
凹凸することなく)製造する方法を提供することにある
。
く問題点を解決するための手段〉
本発明者等は、前述した目的を達成すべく鋭急検討し、
その結果、上記目的は、ほぼ同じ大ざざの3個のブーメ
ラン形状スリットとY字形状スリットとが前音の各凸部
と後者の各凹部とで接合した形状の紡糸口金であって、
該形状においてブーメラン形状スリットの凹部における
屈曲角度が100°〜140°で、Y字形状スリットの
中心からブーメラン形状スリットにおける凹部屈曲点ま
での距1i11B+(単位:閣)、Y字形状スリットの
中心からY字形状スリットの末端までの距離Bz(単位
:m)、Y字形状スリットの中心から隣り合うブーメラ
ン形状スリットの各末端間の中点までの距1IIh(単
位:mm)およびブーメラン形状スリットの末端部の幅
n(単位:嘔]が下式 0式% を満足する関係を有する紡糸口金を用いて熱可塑性合成
線状重合体溶融物を押し出し紡出し、紡出糸条を口金直
下3〜50C11のところでo、3m/秒以上の冷却風
を吹き付けて冷却し、紡糸ドラフト80以上で引き取る
ことを特徴とする特殊断面繊維の製造方法によって達成
されることを見出した。
その結果、上記目的は、ほぼ同じ大ざざの3個のブーメ
ラン形状スリットとY字形状スリットとが前音の各凸部
と後者の各凹部とで接合した形状の紡糸口金であって、
該形状においてブーメラン形状スリットの凹部における
屈曲角度が100°〜140°で、Y字形状スリットの
中心からブーメラン形状スリットにおける凹部屈曲点ま
での距1i11B+(単位:閣)、Y字形状スリットの
中心からY字形状スリットの末端までの距離Bz(単位
:m)、Y字形状スリットの中心から隣り合うブーメラ
ン形状スリットの各末端間の中点までの距1IIh(単
位:mm)およびブーメラン形状スリットの末端部の幅
n(単位:嘔]が下式 0式% を満足する関係を有する紡糸口金を用いて熱可塑性合成
線状重合体溶融物を押し出し紡出し、紡出糸条を口金直
下3〜50C11のところでo、3m/秒以上の冷却風
を吹き付けて冷却し、紡糸ドラフト80以上で引き取る
ことを特徴とする特殊断面繊維の製造方法によって達成
されることを見出した。
本発明の製造方法によって得られる繊維の横断面形状を
第3図に示す。また、第4図に該形状を説明するための
概念図を示すが、本発明の製造方法によって得ら几る繊
維の繊維横断面形状としては三辺の長ざ61: 12:
13の比が1:1〜1.2 : 1〜1.2である三
角形と略台形3個とが三角形の各辺と各略台形の上底辺
で一致するように貼り合わされた形状であり、前記三角
形は、鋭角三角形、鋭角二等辺三角形でもよいが、好ま
しくは正三角形となるのかよい。また、前記略台形の下
底の長ざ(う)と上底と下底を結ぶ線分の長さ(mnJ
Q比は0.2≦mn/g、≦0.8、好ましくは0.4
≦mn/ln≦0.6の範囲にある。略台形における上
底と下底との長さは隣り合う台形の陵線のなす角度、す
なわち第4図に示した線分q(略台形の頂点と三角形の
頂点をむすぶ線分、t、、lq、とのなす角度(支)θ
が、20゜≦θ<90°、好ましくは20’≦θ≦60
°となるような長ざにすrしばよい。なお、略台形の下
底部分はほぼ直線か、若干内側に凹状となっていてもよ
い。かかる断面形状を有するため、本発明の製造方法に
よって得られる繊維は、絹様の落ちつきのある光沢性を
示し、キシミ感、腰のあるタッチを有し、染色後に深み
のある発色性を有する。
第3図に示す。また、第4図に該形状を説明するための
概念図を示すが、本発明の製造方法によって得ら几る繊
維の繊維横断面形状としては三辺の長ざ61: 12:
13の比が1:1〜1.2 : 1〜1.2である三
角形と略台形3個とが三角形の各辺と各略台形の上底辺
で一致するように貼り合わされた形状であり、前記三角
形は、鋭角三角形、鋭角二等辺三角形でもよいが、好ま
しくは正三角形となるのかよい。また、前記略台形の下
底の長ざ(う)と上底と下底を結ぶ線分の長さ(mnJ
Q比は0.2≦mn/g、≦0.8、好ましくは0.4
≦mn/ln≦0.6の範囲にある。略台形における上
底と下底との長さは隣り合う台形の陵線のなす角度、す
なわち第4図に示した線分q(略台形の頂点と三角形の
頂点をむすぶ線分、t、、lq、とのなす角度(支)θ
が、20゜≦θ<90°、好ましくは20’≦θ≦60
°となるような長ざにすrしばよい。なお、略台形の下
底部分はほぼ直線か、若干内側に凹状となっていてもよ
い。かかる断面形状を有するため、本発明の製造方法に
よって得られる繊維は、絹様の落ちつきのある光沢性を
示し、キシミ感、腰のあるタッチを有し、染色後に深み
のある発色性を有する。
本発明の製造方法において使用ざ几る紡糸口金について
、図面をもとに説明する。第1図は本発明の紡糸口金の
形状を示すものであり、第2図は該形状を説明するため
の図であり、B1、B2、B3は接合前のブーメラン形
状スリットを示し、Cは接合前のY字形状スリットを示
す。
、図面をもとに説明する。第1図は本発明の紡糸口金の
形状を示すものであり、第2図は該形状を説明するため
の図であり、B1、B2、B3は接合前のブーメラン形
状スリットを示し、Cは接合前のY字形状スリットを示
す。
本発明で使用ざrしる紡糸口金は、第1図に示すように
、ほぼ同じ大きさの3個のブーメラン形状スリットと第
2図(B1. B2およびBa )とY字形状スリット
(第2図C)とが前音の各凸部と後者の各凹部とで接合
した形状の紡糸口金であって、該形状においてブーメラ
ン形状スリットの凹部における屈曲角度か100°〜1
40°で、Y字形状スリットの中心Oからブーメラン形
状スリットにおける凹部屈曲点Δまでの距離Bt(単位
:叫)、Y字形状スリットの中心0からY字形状スリッ
トの末端までの距#)+2(単位:閣)、Y字形状スリ
ットの中心Oから隣り合うブーメラン形状スリットの各
末端間の中点までの距離h(単位:嘔)およびブーメラ
ン形状スリットの末端部の幅n(単位二閣ンか下式 %式% を満足する関係を有するものである。
、ほぼ同じ大きさの3個のブーメラン形状スリットと第
2図(B1. B2およびBa )とY字形状スリット
(第2図C)とが前音の各凸部と後者の各凹部とで接合
した形状の紡糸口金であって、該形状においてブーメラ
ン形状スリットの凹部における屈曲角度か100°〜1
40°で、Y字形状スリットの中心Oからブーメラン形
状スリットにおける凹部屈曲点Δまでの距離Bt(単位
:叫)、Y字形状スリットの中心0からY字形状スリッ
トの末端までの距#)+2(単位:閣)、Y字形状スリ
ットの中心Oから隣り合うブーメラン形状スリットの各
末端間の中点までの距離h(単位:嘔)およびブーメラ
ン形状スリットの末端部の幅n(単位二閣ンか下式 %式% を満足する関係を有するものである。
上記紡糸口金において、ブーメラン形状スリットにおけ
る凹部の屈曲角α1.α2およびα3(単位:度ンは1
00°〜140°の範囲にある。α1、α2およびα3
は互いに異なってもよいが、ほぼ同じ値であるのが望ま
しい。ブーメラン形状スリットと接合して連結するY字
形状スリットにおいては、該スリットを三本のスリット
とみなしたとき、それらのなす角度α4.α6およびα
6は12o0±10’の範囲にあるのが望ましい。α4
.α6およびα6はほぼ同じ値であるのが望ましい。Y
字形状スリットの幅は一定であるのが望ましい。
る凹部の屈曲角α1.α2およびα3(単位:度ンは1
00°〜140°の範囲にある。α1、α2およびα3
は互いに異なってもよいが、ほぼ同じ値であるのが望ま
しい。ブーメラン形状スリットと接合して連結するY字
形状スリットにおいては、該スリットを三本のスリット
とみなしたとき、それらのなす角度α4.α6およびα
6は12o0±10’の範囲にあるのが望ましい。α4
.α6およびα6はほぼ同じ値であるのが望ましい。Y
字形状スリットの幅は一定であるのが望ましい。
次に、上記口金の寸法について説明する。
Y字形状スリットの中心Oからブーメラン形状スリット
の凹部の屈曲点Δまでの距離l11(単位:mm)は0
.1≦B、を満足することが必要であり、この範囲外で
は隣り合うブーメラン形状スリットの2つの陵線((1
,(1’)のなす角度が20°〜90°にならず、本発
明で目的とする深みのある発色性の繊維が得らrしない
。
の凹部の屈曲点Δまでの距離l11(単位:mm)は0
.1≦B、を満足することが必要であり、この範囲外で
は隣り合うブーメラン形状スリットの2つの陵線((1
,(1’)のなす角度が20°〜90°にならず、本発
明で目的とする深みのある発色性の繊維が得らrしない
。
Y字形状スリットの中心とその末端までの距離拘(単位
: mm )は、上記B1との関係できまり、0.2≦
1(2/B4≦0.5を満足することが必要である。l
tz/Thが小さ過ぎると紡糸口金に製造、加工する際
に強度か不足し、問題となり、B2/B1か大き過ぎる
と得られる繊維の断面形状における隣り合うブーメラン
の2陵線のなす角度が90°より大きくなり、目的とす
る断面形状の繊維かできず、その結果、染色後に深みの
ある発色性を示す繊維を得ることか困難となってくる。
: mm )は、上記B1との関係できまり、0.2≦
1(2/B4≦0.5を満足することが必要である。l
tz/Thが小さ過ぎると紡糸口金に製造、加工する際
に強度か不足し、問題となり、B2/B1か大き過ぎる
と得られる繊維の断面形状における隣り合うブーメラン
の2陵線のなす角度が90°より大きくなり、目的とす
る断面形状の繊維かできず、その結果、染色後に深みの
ある発色性を示す繊維を得ることか困難となってくる。
なお、上記においてY字形状スリット末端までの距離に
2いては、該末端が直線であ几ば内接円半径、円弧の場
合には該Y字形状スリットの中心から隣り合うブーメラ
ン形状スリットの各末端間の中点までの距離h(単位:
閣)は、 11.との関係で決まるものであって、hは
1.5B1以下であることが必要であり、1.5B!よ
り小さ過ぎると得られる繊維の断面形状が丸味をおびて
(る。この点を考慮してhは1.5Bl〜15均の範囲
にすることが望1 rシる。
2いては、該末端が直線であ几ば内接円半径、円弧の場
合には該Y字形状スリットの中心から隣り合うブーメラ
ン形状スリットの各末端間の中点までの距離h(単位:
閣)は、 11.との関係で決まるものであって、hは
1.5B1以下であることが必要であり、1.5B!よ
り小さ過ぎると得られる繊維の断面形状が丸味をおびて
(る。この点を考慮してhは1.5Bl〜15均の範囲
にすることが望1 rシる。
ブーメラン形状スリットの末端における幅n°(単位:
vts )はHlとの関係で決まるもので、 n/B
it≦0.6を満足する長さを有するものである。n/
111が06を越えると得られる繊維形状が丸味をおび
てくる。より好適なn/l(1の範囲は0.3〜0.5
である。また、隣り合うブーメラン形状スリットの間隔
はほばnであるのか望ましい。
vts )はHlとの関係で決まるもので、 n/B
it≦0.6を満足する長さを有するものである。n/
111が06を越えると得られる繊維形状が丸味をおび
てくる。より好適なn/l(1の範囲は0.3〜0.5
である。また、隣り合うブーメラン形状スリットの間隔
はほばnであるのか望ましい。
上記紡糸口金の細孔の断面積は0.1−以上、好ましく
は0.13〜0.20−の範囲にあるのが望ましい。こ
の面積か小さ過ぎると、紡糸時のバランス効果の影響が
大きくなり、目的とする繊維断面形状が得に(い。
は0.13〜0.20−の範囲にあるのが望ましい。こ
の面積か小さ過ぎると、紡糸時のバランス効果の影響が
大きくなり、目的とする繊維断面形状が得に(い。
本発明の製造方法を実施する場合、冷却風は、口金直下
3〜500!のところで、紡出糸条に0.3m/秒以上
吹きつけることか望ましい。より好ましくは、紡出糸条
の周りより0.5〜1.0m、7秒の冷却風を吹き付け
るのかよい。冷却風用媒体としては、15〜35℃の空
気か経済的に好ましく、冷却風の方向は、第1図に示し
ている矢印の方向からが好ましい。本発明の冷却条件範
囲よりも緩い条件で冷却する場合、目的とする断面形状
は得に<<、本発明よりも過酷な条件で冷却する場合に
は、紡糸調子が低下し、操業性に問題かでてくる。本発
明の紡糸条件における紡糸ドラフトは、80以上、好ま
しくは100以上である必要がある。また、紡糸引取り
速度は、一般に工業的に用イラれる速度で600〜15
00ffl/分が適当であるか、これを越える例えはa
ooom、7分以上の高速で引取ってもよい。
3〜500!のところで、紡出糸条に0.3m/秒以上
吹きつけることか望ましい。より好ましくは、紡出糸条
の周りより0.5〜1.0m、7秒の冷却風を吹き付け
るのかよい。冷却風用媒体としては、15〜35℃の空
気か経済的に好ましく、冷却風の方向は、第1図に示し
ている矢印の方向からが好ましい。本発明の冷却条件範
囲よりも緩い条件で冷却する場合、目的とする断面形状
は得に<<、本発明よりも過酷な条件で冷却する場合に
は、紡糸調子が低下し、操業性に問題かでてくる。本発
明の紡糸条件における紡糸ドラフトは、80以上、好ま
しくは100以上である必要がある。また、紡糸引取り
速度は、一般に工業的に用イラれる速度で600〜15
00ffl/分が適当であるか、これを越える例えはa
ooom、7分以上の高速で引取ってもよい。
この合成繊維を構成する重合体としては、ポリエステル
、ナイロン、ポリプルピレンなどの溶融紡糸可能な熱可
塑性合成線状重合体が挙げら几る。
、ナイロン、ポリプルピレンなどの溶融紡糸可能な熱可
塑性合成線状重合体が挙げら几る。
本発明の製造方法において特に好適なものとしてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
またはそrしらの変性物(例えば、重合成分にイソフタ
ル酸等の第三成分を用いたもの)などが挙げら几る。紡
糸のための溶融物には艶消剤、帯電防止剤、難燃剤、芳
香剤、抗菌剤、耐光剤、消臭剤などや異種重合体が含有
されていてもよい。
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
またはそrしらの変性物(例えば、重合成分にイソフタ
ル酸等の第三成分を用いたもの)などが挙げら几る。紡
糸のための溶融物には艶消剤、帯電防止剤、難燃剤、芳
香剤、抗菌剤、耐光剤、消臭剤などや異種重合体が含有
されていてもよい。
く実 施 例〉
次に、本発明の特徴を具体的な例により説明する。なお
実施例における各測定値は、下記の方法により測定した
ものである。
実施例における各測定値は、下記の方法により測定した
ものである。
光沢度:綿状の試料をよ(開繊し、白板に引きそろえて
固定し、掬島津製作所製、製 光電分光光電計T−50を用いて入射光線角度22.5
°、45°、50°における各反射率を測定した。ざら
にこrしらの反射率の合計値も求めた。
固定し、掬島津製作所製、製 光電分光光電計T−50を用いて入射光線角度22.5
°、45°、50°における各反射率を測定した。ざら
にこrしらの反射率の合計値も求めた。
i限粘度cη〕ニアエノールとテトラクロルエタンの等
重量混合溶剤に溶かし、 30°にて測定した。
重量混合溶剤に溶かし、 30°にて測定した。
実施例1
極限粘度が0.62617gで二酸化チタン含有量0.
07ffiffi%のポリエチレンテレフタレート溶融
物を第1図に示す如き断面形状で、αl−α2=α3;
130°、α4=α5−α6= 120’、J(1=
0.16. H2/1ix=1/3、h=2.2)1t
、n/B1 = 0.5 、断面積0.13−である細
孔を800個有する口金から押し出し1口金直下4CI
!〜2401のところで紡出糸条の周りより25℃の冷
却風を0.7m/秒で吹きつけ、ドラフト368.引取
り速度t200m/分で引き取った。次いで得らrした
繊維を集束してトウとなし、常法に従って水浴延伸し、
押込捲縮機で1インチあたり12〜13個の捲縮をかけ
、熱処理し、38麿に切断し、単繊度1.3デニールの
ステーブルファイバーとした。この繊維の断面は第3図
に示す如き形状であり、この形状の特徴を第4図に示す
図によって表わすとθ=30〜500.11: J、:
z3+ 1 : 1 : 1、〜り冨0.3〜0.4
であった。またこの繊維は光沢度が22.5°で989
6.45°で62%、50°で43%で合計で20j%
となり、絹様の落ちつきのある光沢および腰のあるタッ
チをした衣料に適したステーブルファイバーであった。
07ffiffi%のポリエチレンテレフタレート溶融
物を第1図に示す如き断面形状で、αl−α2=α3;
130°、α4=α5−α6= 120’、J(1=
0.16. H2/1ix=1/3、h=2.2)1t
、n/B1 = 0.5 、断面積0.13−である細
孔を800個有する口金から押し出し1口金直下4CI
!〜2401のところで紡出糸条の周りより25℃の冷
却風を0.7m/秒で吹きつけ、ドラフト368.引取
り速度t200m/分で引き取った。次いで得らrした
繊維を集束してトウとなし、常法に従って水浴延伸し、
押込捲縮機で1インチあたり12〜13個の捲縮をかけ
、熱処理し、38麿に切断し、単繊度1.3デニールの
ステーブルファイバーとした。この繊維の断面は第3図
に示す如き形状であり、この形状の特徴を第4図に示す
図によって表わすとθ=30〜500.11: J、:
z3+ 1 : 1 : 1、〜り冨0.3〜0.4
であった。またこの繊維は光沢度が22.5°で989
6.45°で62%、50°で43%で合計で20j%
となり、絹様の落ちつきのある光沢および腰のあるタッ
チをした衣料に適したステーブルファイバーであった。
実施例2
8[i!粘度o、s s dtl/gのポリブチレンテ
レフタレート溶融物を第1図に示す如き断面形状で、α
l=α2工α3= 130°%α4=α5=α6エ12
00.111=0.16、H2/H+= 1 / 3、
h = 2.51(t %n/J = o、 5、断面
積0.15−である細孔を800個有する口金から押し
出し1口金直下4aから24CI+1のところで、紡出
糸条の周りより25℃の冷却風を0.877L/秒で吹
き付はトラフl−300,引取り速度1020m/分で
引取り集束してトウとなし、常法に従って水浴延伸し1
機械捲縮をかけ、熱処理し、51mmに切断し、単繊度
2デニールのステーブルファイバーとした。この繊維の
断面は、第3図に示す如き形状であり、この形状の特徴
を第4図に示す図によって表わすとθ=25〜4o0.
11: 12: 13÷1 : 1 : 1 、 m/
l= 0.3〜0.45であった。またこの繊維は、光
沢度か22.5°で94%、45°で60%、50°で
41%で合計19695であり、従来には見られなかっ
た良好な絹様光沢および腰のあるタッチ、キシミ感を有
した、モケット、ノ1イパイルに適したステーブルファ
イバーであった。
レフタレート溶融物を第1図に示す如き断面形状で、α
l=α2工α3= 130°%α4=α5=α6エ12
00.111=0.16、H2/H+= 1 / 3、
h = 2.51(t %n/J = o、 5、断面
積0.15−である細孔を800個有する口金から押し
出し1口金直下4aから24CI+1のところで、紡出
糸条の周りより25℃の冷却風を0.877L/秒で吹
き付はトラフl−300,引取り速度1020m/分で
引取り集束してトウとなし、常法に従って水浴延伸し1
機械捲縮をかけ、熱処理し、51mmに切断し、単繊度
2デニールのステーブルファイバーとした。この繊維の
断面は、第3図に示す如き形状であり、この形状の特徴
を第4図に示す図によって表わすとθ=25〜4o0.
11: 12: 13÷1 : 1 : 1 、 m/
l= 0.3〜0.45であった。またこの繊維は、光
沢度か22.5°で94%、45°で60%、50°で
41%で合計19695であり、従来には見られなかっ
た良好な絹様光沢および腰のあるタッチ、キシミ感を有
した、モケット、ノ1イパイルに適したステーブルファ
イバーであった。
比較例1
極限粘度が0.62 di/gで二酸化チタン含有量が
0.07重flt96のポリエチレンテレフタレート溶
1a物を第5図イ)に示す如き、断面形状で断面積0.
13−の細孔を800個有する口金から押し出し、実施
例1と同様の条件で、紡糸、延伸、捲縮、熱処理および
切断して単繊度が1.3デニールのステーブルファイバ
ーとした。この繊維の断面は、第5図(ロ)に示す如く
、Y型をした形状であり、光沢度は、2265°で85
96.45°で5396.50°で37%で合計175
%であり、目的とする絹様光沢および腰のあるタッチを
した繊維を得ることはできなかった。
0.07重flt96のポリエチレンテレフタレート溶
1a物を第5図イ)に示す如き、断面形状で断面積0.
13−の細孔を800個有する口金から押し出し、実施
例1と同様の条件で、紡糸、延伸、捲縮、熱処理および
切断して単繊度が1.3デニールのステーブルファイバ
ーとした。この繊維の断面は、第5図(ロ)に示す如く
、Y型をした形状であり、光沢度は、2265°で85
96.45°で5396.50°で37%で合計175
%であり、目的とする絹様光沢および腰のあるタッチを
した繊維を得ることはできなかった。
比較例2
極限粘度が0.62 dll/yで、二酸化チタン含有
量か帆07重量%のポリエチレンテレフタレート溶融物
を実施例1と同じ口金から押し出し、口金直下40+1
から24備のところで、紡出糸条の周りから25℃の冷
却風を0.2m、7秒で吹きつけ、ドラフト368、引
取り速度1200fi/分で引取り、実施例1と同様に
して、延伸、捲縮、熱処理および切断して繊度が1.3
デニールのステーブルファイバーを製造したが、この繊
維の断面形状は、丸みをおびた形状で本発明で目的とす
る断面形状および光沢性を得ることはできなかった。ま
た、前記紡糸の冷却風を1 、’7 WL 7秒とした
ところ、融着糸か発生し、満足な紡糸、捲取りを行うこ
とはできなかった。
量か帆07重量%のポリエチレンテレフタレート溶融物
を実施例1と同じ口金から押し出し、口金直下40+1
から24備のところで、紡出糸条の周りから25℃の冷
却風を0.2m、7秒で吹きつけ、ドラフト368、引
取り速度1200fi/分で引取り、実施例1と同様に
して、延伸、捲縮、熱処理および切断して繊度が1.3
デニールのステーブルファイバーを製造したが、この繊
維の断面形状は、丸みをおびた形状で本発明で目的とす
る断面形状および光沢性を得ることはできなかった。ま
た、前記紡糸の冷却風を1 、’7 WL 7秒とした
ところ、融着糸か発生し、満足な紡糸、捲取りを行うこ
とはできなかった。
〈発明の効果〉
本発明の製造方法によって、絹様の落ちつきのある光沢
、腰のあるタッチ、キシミ0を有する上に、染色後、非
常に深みのある発色性を示し、良好な染色性をもち併せ
た繊維が得られる。
、腰のあるタッチ、キシミ0を有する上に、染色後、非
常に深みのある発色性を示し、良好な染色性をもち併せ
た繊維が得られる。
第1図は、本発明の製造方法に用いらルる細糸口金細孔
の一例の断面図、第2図は第1図の口金の説明のための
接合前の各スリットの形状を示す図、第3図は、本発明
の製造方法によって得られる合成繊維の一例の断面図、
第4図は本発明の繊維断面の概略図、第5図、第6図の
(イ)は、従来の紡糸口金細孔の断面図であり、(ロ)
は、該口金を用いて得られる繊維の断面図、第7図(イ
)の(イー1)〜(イー3)は、従来の複合紡糸口金細
孔の一部で(イー1)が非溶解性成分流通孔形状、(イ
ー2ンか易溶解性成分流入用の溝形状、(イー3)は、
複合糸の吐出孔形状、(ロ)は、該口金を用いて得られ
る繊維の断面図でD部が非溶解性成分、E部か易溶解性
成分である。
の一例の断面図、第2図は第1図の口金の説明のための
接合前の各スリットの形状を示す図、第3図は、本発明
の製造方法によって得られる合成繊維の一例の断面図、
第4図は本発明の繊維断面の概略図、第5図、第6図の
(イ)は、従来の紡糸口金細孔の断面図であり、(ロ)
は、該口金を用いて得られる繊維の断面図、第7図(イ
)の(イー1)〜(イー3)は、従来の複合紡糸口金細
孔の一部で(イー1)が非溶解性成分流通孔形状、(イ
ー2ンか易溶解性成分流入用の溝形状、(イー3)は、
複合糸の吐出孔形状、(ロ)は、該口金を用いて得られ
る繊維の断面図でD部が非溶解性成分、E部か易溶解性
成分である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ほぼ同じ大きさの3個のブーメラン形状スリットと
Y字形状スリットとが前者の各凸部と後者の各凹部とで
接合した形状の紡糸口金であつて、該形状においてブー
メラン形状スリットの凹部における屈曲角度が100°
〜140°で、Y字形状スリットの中心からブーメラン
形状スリットにおける凹部屈曲点までの距離R_1(単
位:mm)、Y字形状スリットの中心からY字形状スリ
ットの末端までの距離R_2(単位:mm)、Y字形状
スリットの中心から隣り合うブーメラン形状スリットの
各末端間の中点までの距離h(単位:mm)およびブー
メラン形状スリットの末端部の幅n(単位:mm)が下
式 0.10≦R_1 0.2≦R_2/R_1≦0.5 1.5R_1≦h n/R_1≦0.6 を満足する関係を有する紡糸口金を用いて熱可塑性合成
線状重合体溶融物を押し出し紡出し、該紡出糸条に口金
直下3〜50cmのところで0.3m/秒以上の冷却風
を吹き付けて冷却し、紡糸ドラフト80以上で引き取る
ことを特徴とする特殊断面繊維の製造方法。 2)口金細孔の断面積が0.1mm^2以上である特許
請求の範囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25883087A JPH01104811A (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 特殊断面繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25883087A JPH01104811A (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 特殊断面繊維の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104811A true JPH01104811A (ja) | 1989-04-21 |
Family
ID=17325619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25883087A Pending JPH01104811A (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 特殊断面繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01104811A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022552439A (ja) * | 2019-12-29 | 2022-12-15 | 江蘇恒力化繊股▲ふん▼有限公司 | 編物に用いる複合捲縮繊維及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-10-13 JP JP25883087A patent/JPH01104811A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022552439A (ja) * | 2019-12-29 | 2022-12-15 | 江蘇恒力化繊股▲ふん▼有限公司 | 編物に用いる複合捲縮繊維及びその製造方法 |
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