JPH01103671A - 高防錆クリア塗膜 - Google Patents

高防錆クリア塗膜

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JPH01103671A
JPH01103671A JP32764187A JP32764187A JPH01103671A JP H01103671 A JPH01103671 A JP H01103671A JP 32764187 A JP32764187 A JP 32764187A JP 32764187 A JP32764187 A JP 32764187A JP H01103671 A JPH01103671 A JP H01103671A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、透明性および防錆性能に特に優れた高防錆ク
リア塗膜に関する。本発明の高防錆クリア塗膜は、自動
車のアルミホイールなどの防錆用として有用である。
[従来の技術] 従来、自動車のアルミホイールには、アルミニウムの金
属感、を引立たせるために、一般にクリア塗料が用いら
れている。このクリア塗料に要求される性能としては、
透明性、耐候性および防錆性能がl?Uされ、これらの
性能に比較的優れたアクリル樹脂とメラミン樹脂、エポ
キシ樹脂を組み合せた焼付塗料が用いられている。しか
しながら塗膜の膜Jワが薄いと、小石の衝突などにより
傷付きやすく、その傷の部分から腐蝕が生じてしまう。
また傷が付かないまでも、海浜地域および融雪剤を散布
する地域などにおける防錆性能は充分とはいえなかった
。そこで充分な膜厚を確保するために、同種の塗料を塗
装する度に乾燥させながら数回塗り手ねる多コート多ベ
ーク方式で塗装することが行なわれている。
しかしながら、多コート多ベーク方式を行なう場合には
、居間付着性が不十分となる場合が多く、乾燥塗膜表面
を研磨した後次の塗料を塗布している。しかし研磨は工
数が多大となり、かつ研磨不良の部位では(−1着不良
が生ずる恐れが大きい。これを解決するため、例えば特
開昭62−95364号公報には、層間付着性向上のた
めのN−n−ブトキシメチルアクリルアミドを共重合成
分として合成されたアクリル樹脂を含有する防錆塗料組
成物の開示がある。
なお、ウェット−Δンーウエットで塗装した後、2種の
塗膜を同時に硬化させる方法では、層間付着性の問題は
生じないが、タレが生じない程度の膜厚しか塗布するこ
とができず、所望の膜厚が確保できない。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した特開昭62−95364号公報に開示された塗
料組成物などによれば、研磨を省略した多口−1〜多ベ
ータ塗装によりg!厚を確保でき、防錆性能に優れた塗
膜が得られる。しかしながら、上記した従来の塗料組成
物では、特に面肌、光沢などの外観品質性能を重視する
ために、基体樹脂としては軟質タイプのガラス転移温度
(TCI)の低いものが使用されている。従って焼付時
には基体樹脂の粘度が低下し、アルミホイールの切削面
のエツジ部の膜厚が薄くなる場合があった。この現象は
一般に潮引き現象と呼ばれている。さらにスプレー塗装
などの場合には、エツジ部に塗料が乗りにくいという現
象もある。
このような事情により、多コート多ベークで塗装しても
、エツジ部の膜厚が所望の厚さとならない場合があった
。そのためエツジ部からの腐蝕が生じやすいという問題
点がある。またエツジ部が所望の膜厚となるように塗装
置ると、他の部分が必要以上に厚くなり、資源の無駄が
生じるとともに、性能低下が生じる場合もある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり
、エツジ部分にも充分な膜厚で被覆され、かつ高い透明
性を有するとともに表面も平滑で光沢も良好な高防錆ク
リア塗膜を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の高防錆クリア塗膜は、基体樹脂(1)(固形分
)100手量部と基体樹脂(I>中に分散された透明性
フィラー10〜40重量部とを含有する塗料から形成さ
れた透明な下塗り塗膜と、下塗り塗膜表面に一体的に被
覆されガラス転移温度が0〜40℃の基体樹tut(I
I)を主成分とするクリア塗料から形成された透明な上
塗り塗膜と、から構成される。
下塗り塗膜は、基体樹脂(I)と透明性フィラーを含有
する塗料が硬化して形成されている。
基体樹脂(1)は透明性フィラーが混合され、塗膜とし
て硬化した状態で透明であれば、はとんどの樹脂を用い
ることができる。例えば、従来と同様に、アクリル樹脂
、ポリエステル樹脂などの樹脂にメラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂などの硬化剤、および付着性付与剤とし
てのエポキシ樹脂などを混合した焼付は硬化用樹脂を用
いることができる。また、ラッカータイプのエポキシ樹
脂、アクリル化アルキド樹脂などを単独で用いることも
できる。
基体樹脂(I)には、ガラス転移温度(以下T9と略す
)が70〜100℃の硬質タイプの樹脂を用いることが
望ましい。このようにすれば、焼付時の昇温による塗膜
の粘度の低下が小さくなり、焼付時の塗膜の潮引き現象
が防止され、エツジ部の膜厚が薄くなるのを防止するこ
とができる。T9が70℃未満であると焼付時に粘度が
低下しやすくな2て、後述の透明性フィラーの配合量が
少ない場合などにはエツジ部の膜厚が薄くなりやすい。
またTOが100℃をこえると塗装時の不揮発分が低く
なって所望の膜厚を得にく(、スプレー塗装時に糸引き
が生ずるなど、スプレー作業上好ましくない。
透明性フィラーは、上記基体樹脂(I)に混合された状
態で高いチクソトロピー性を示し、かつ塗膜とされた時
に透明となるものが用いられる。
このような透明性フィラーとしては、例えば市販のアエ
ロジル130.200.3001380、R−972<
日本アエロジル株式会社製)、G100、G130、G
300.G310(Gl 1dden  5LCRON
社1II)、超疎水性シリカッタラノックスTM−50
0(グンゼ産業株式会社製)等の微粉シリカを用いるこ
とができる。なかでも比表面積が300m2/g以上の
超微粉シリカを用いれば、特に高いチクソトロピー性と
高い透明性を得ることができる。このような超微粉シリ
カとしてはアエロジル380が市販されている。
この透明性フィラーは、基体樹脂(1)(固形分>10
0ffi量部に対し10〜40重量部、望ましくは15
〜25重吊部用重量れる。10重量部より少ないとチク
ソト[Jピー性が小さくタレやすいためエツジ部にft
J膜に塗布できず、40重量部をこえると被塗物との付
着性、塗膜性能などに不具合が生ずる。
上塗り塗膜は、主として基体樹1it(If)が硬化し
て形成されたクリア塗膜である。この基体樹脂(ff)
は、硬化した時に透明であり、かつ諸物性に優れた樹脂
が望ましい。例えばアクリル樹脂とメラミン樹脂との混
合樹脂が挙げられる。本発明の高防錆クリア塗膜ではエ
ツジ部などの膜厚はほとんど下塗り塗膜で確保されるた
め、上塗り塗膜は薄膜で充分であり、塗料はチクソトロ
ピー性を有する必要がない。従って塗面の平滑性に潰れ
た組成とすることができる。
基体樹脂(II>にはToがO〜40’C1望ましくは
15〜30℃の範囲のものが用いられる。このようにす
ることで塗膜の外観品!2を保持し、面肌、光沢を良く
することができる。Toが0℃未満であると硬度、耐薬
品性などの塗膜物性に劣り、Tgが40℃をこえると面
肌、光沢などが劣り外観品質上好ましくない。
なお、本発明の高防錆クリア塗膜には、下塗り塗膜およ
び上塗り塗膜を問わず、紫外線吸収剤、硬化促進剤、レ
ベリング剤、増粘剤、消泡剤などの添加剤を使用するこ
とができることはいうまでもない。
また、本発明のクリア塗膜が形成される被塗物の素材は
特に制限されないが、アルミニウムを始めとして、鉄、
銅、スズ、亜鉛などの金属およびこれらの合金を用いれ
ば、その金属感をひきたたせることができる。なお、被
塗物の形状にtII)限はない。
本発明の高防錆クリア塗膜を形成するには、まず基体樹
脂(1)に透明性フィラーが分散された下塗り塗料を被
塗物に塗布する。この下塗り塗料は高いチクソトロピー
性を有しているため、静置状態では粘度が高く塗装は困
難であるが、攪拌したり、振動さゼたすして応力を加え
ることによって粘度が低下し、通常のエアスプレーなど
で塗布することができる。応力を加えながら塗装するの
が望ましい。そして被塗物に塗着した下塗り塗料は、静
置状態となるため急激に粘度が上昇し、エツジ部にも厚
膜に塗装することができる。
塗布された下塗り塗膜に上塗り塗膜を形成するには、下
塗り塗膜を乾燥させた後上塗り塗料を塗装する2コ一ト
2ベーク方式で塗装してもよいし、ウェット−オン−ウ
ェットで塗装する2コ一ト1ベータ方式で行なうことも
できる。この上塗り塗料は従来と同様に塗装することが
できる。そして数分のセツティングタイムをおいた後、
所定の温度で所定時間加熱することにより、下塗り塗膜
と上塗り塗膜とは一体的に結合しながら硬化する。
[発明の作用および効果] 本発明の高防錆クリア塗膜は、基体樹脂(1)(固形分
)100f!量部と基体樹脂(I)中に分散された透明
性フィラー10〜40重量部とを含有する塗料から形成
された透明な下塗り塗膜と、TOが0〜40℃の基体樹
脂(II)を主成分とする透明な上塗り塗膜とから構成
されている。従って下塗り塗膜でエツジ部の被覆性を向
上させて高い防錆性を付与するとともに、上塗り塗膜で
外観品質を向上させるという背反事象の機能を分割して
与えることができる。また、上塗り塗膜の架橋密度を大
きくして耐薬品性、耐油性などを付与するとともに、下
塗り塗膜の架橋密度を小さくして内部歪の発生を少なり
シ、付着性を向上させることも容易にできる。
また、下塗り塗料はチクソト[]ビー性が高いため、エ
ツジ部にも厚く塗布できるとともに、焼付時に塗膜の粘
度低下が少なくエツジ部の潮引き現象が防止される。こ
れにより下塗り塗膜でエツジ′部の膜厚を大きく確保で
き、高い防錆性能を有する。また上塗り塗膜は、主とし
てTOが0〜40℃の軟質系の基体樹脂(If)から形
成されているため、面肌、光沢などに優れた外観品質を
有している。そして下塗り塗膜および上塗り塗膜は透明
性に優れているので、アルミホイールなどに塗装された
場合にアルミニウムの金属光沢をl(1うことなく表出
させることができる。
[実施例1 以下実施例により説明づる。なお、以下にいう「部」は
全てlff1部を意味する。
第1図に本実施例の高防錆クリア塗膜の模式的な断面図
を示す。この塗膜は、自動車のアルミホイール1表面に
形成され超微粉シリカ21が分散された下塗り塗膜2と
、下塗り塗膜2表面に形成された上塗り塗膜3とから構
成される。下塗り塗11q2と上塗り塗膜3とは優れた
透明性を示し、上塗り塗膜3表面は平滑で良好な光沢を
有している。
またアルミホイール1のエツジ部にも充分な膜厚が確保
されている。
以下、上記塗膜の構成および性能について詳述する。
「第1のシリーズの実施例」 (実施例1) (1)基体樹脂の製造 1リツトルの4ツロフラスコに、イソブチルアルコール
30部、n−ブチルアルコール20部、キシレン10部
、ツルペッツ(#100)40部を加え、窒素ガスを流
しながら100〜110℃に加熱し、撹拌を開始する。
次にスチレン32部、アクリル酸エチル44部、N−n
−ブトキシメチルアクリルアミド15部、アクリル酸−
2とドロキシエチル7部およびアクリル酸2部との混合
物に、2.2′−アゾビスイソブチロニトリル1゜9部
を加えて溶解し、上記の溶液の入ったフラスコ内に2時
間を要して滴下する。滴下終了後1時間後に、2.2′
−アゾビスイソブチロニトリル0.95部を4時間かけ
て添加し、添加後さらに1時間加熱および撹拌を続けた
後冷却して濾過して、透明なアクリル樹脂を1!?た。
このアクリル樹脂は固形分50%、1!平均分子量は2
07001TCIは約20℃である。
上記のアクリル樹脂130部と、n−ブチル化メラミン
樹脂(三井東圧化学(株)製ニーパン208E−60(
固形分60%))20部およびエポキシ樹脂(油化シェ
ル化学(株)製エピコート1001B−80(固形分8
0%))10部ヲ配合して基体樹脂(I)とした。
(2)下塗り塗料の調製 上記基体樹脂(I)80部に対して超微粉シリカ(「ア
エロジル380」日本アエロジル(株)製、比表面!a
380m2/Q)を15部配合し、3本ロールミルに3
回通して分散後、さらに基体樹脂<I)を80部加えて
乳濁状の下塗り塗料を製造する。この下塗り塗料はチク
ソトロピー性が非常に高く、静置状態ではほとんど流動
せず、粘度の測定が困難である。
、〈3)上塗り塗料の調製 本実施例では上記せ体樹脂(I>をそのまま上塗りクリ
ア塗料として用いた。
(4)塗装 予めアルカリ脱脂後、リン酸ジルコニウム系の化成処理
剤により表面処理されたアルミホイールを用意し、不揮
発分が25%となるようにシンナー(酢酸エチル/トル
エン/イブゾール150=7/2/1 )で稀釈された
下塗り塗料を、平面部で15〜20μmになるようにエ
アスプレーで塗装する。なお、稀釈された下塗り塗料は
静置状態では粘度が高く塗装不可能であるが、振動を加
えながら塗装すれば粘度が低下し、エアスプレーによる
塗装が可能である。
そして1分間のフラッシュタイムをおいた後、粘度25
秒(フォードカップNo、4.20℃)となるようにシ
ンナー(トルエン/キシレン/ツルペッツ100/イブ
ゾール150 = 3 / 2 / 4/1)で調整さ
れた上塗りクリヤー塗料を、平面部で25〜30μmに
なるようにウェット−オン−ウェットで塗装し、7分間
のセツティングタイムをおいて、140℃にて20分間
焼付乾燥した。
(5)試験 本実施例の塗膜をもつアルミホイールについて、ごばん
目付着試験、テスターによるエツジ部の導通試験、およ
び塩水噴霧48時間開40℃×85%湿度下で10日間
保持する糸サビ試験を行い、結果を第1表に示す。
(実施例2) 超微粉シリカ(アエ[1ジル380)の配合量を13部
としたこと以外は実施例1と同様である。結果を第1表
に示す。
(実施例3) 超微粉シリカ(アエロジル380)の配合量を11部と
したこと以外は実施例1と同様である。
結果は第1表に示す。
(実施例4) 透明t!1フィラーとして超微粉シリカ(アエロジル3
80)の代りに、疎水性シリカ(アエロジルR−972
>を使用し、その配合量を30部としたこと以外は実施
例1と同様である。結果は第1表に示づ。
(実施例5) 透明性フィラーとして超微粉シリカ(アエロジル380
)の代りに、超疎水性シリカ(タラノックスTM−50
0)を使用し、その配合量を30部としたこと以外は実
施例1と同様である。結果は第1表に示す。
(比較例1) 超微粉シリカ(アエロジル38o)を用いず、づなわら
下塗り塗料として基体樹脂(II>を用いたこと以外は
実施例1と同様である。結果は第1表に示す。
〈比較例2) 超微粉シリカ(アエロジル380)の配合量を8部とし
たこと以外は実施例1と同様である。結果は第1表に示
す。
〈比較例3) 疎水性シリカ(アエロジルR−972)の配合量を8部
としたこと以外は実施例4と同様である。
結果は第1表に示す。
(比較例4) 超疎水性シリカ(「タラメツ92フ 以外は実施例5と同様である。結果は第1表に示す。
(比較例5) 疎水性シリカ(アエロジルR−972>の配合量を40
部としたこと以外は実施例4と同様である。結果は第1
表に示す。
(比較例6) 超疎水性シリカ(タラノックスTM−500)の配合量
を40部としたこと以外は実施例5と同様である.VJ
果は第1表に示す。
(評価) 第1表より、超微粉シソ力(アエロジル380)の配合
δが減少し、ある限度を超えると導通試験および糸ナピ
試験の結果が悪くなっていることがあきらかである。そ
してその配合量はPWC (Pigment  Wei
ght  Concentral:1on)で約10%
以上が望ましいこともわかる。またシリカが多く含まれ
ると塗膜が脆くなり、ゴバン目試験で剥離が発生してい
る。また透明なフィラーの種類としては、超微粉シリカ
がエツジカバー性に対して効果的であることがわかる。
「第2のシリーズの実施例J (実施例6) (1)下塗り塗料のgA製 基体樹脂<I)として市販のエポキシ樹脂(「エビクロ
ンH3O3−45部大日本インキ化学工業(株)製、固
形分45%、Tg約90℃)を用い、このエポキシ樹脂
100部に対し、キシレン/セロソルブアセテート/シ
クロヘキサノン−45/25/30 (重量比)のシン
ナー80部を加えて、樹脂限度25%のワニスを(りた
このワニス180部に対し超微粉シリカ(アエロジル3
80)20部を混合し、3本ロールミルに3回通過させ
るとともに、上記エポキシ樹脂150部および上記シン
ナー100部をロール上に徐々に投入して分散混合して
、非常にチタントロピー性の高い透明な下塗り塗料が得
られた。
(2)上塗り塗料の調製 第1のシリーズの実施例で合成したアクリル樹脂100
部と、n−ブチル化メラミン樹脂(ニーパン208E−
60)35部とを混合し、上塗りクリア塗料とした。
(3)塗装 上記下塗り塗料100部に対して上記シンナーを30部
配合し、第1のシリーズの実施例と同様のアルミホイー
ルに、平面部で15〜20μmになるようにエアスプレ
ーで塗装し、2分間のセツティングタイムをおいて、1
10℃にて15分間乾燥させて下塗り塗膜を形成した。
1時間後アルミホイールの表面温度が常温に下がったの
を確認して、上記シンナーで粘度25秒(フォードカッ
プN094.20℃)に調整された上塗りクリ髪2−塗
料を平面部で25〜30μmになるように塗装し、7分
間のセツティングタイムをおいて、140℃にて30分
間焼付乾燥した。
(4)試験 この2コ一ト2ベイク方式で塗装されたアルミホイール
について、第1のシリーズの実施例と同様の試験を行な
った。結果は第2表に示す。
〈実流例7) 透明性フィラーとして、超微粉シリカ(アエロジル38
0)の代りに、疎水性シリカ(アエロジルR−972>
を使用しIC以外は実施例6と同様の塗料を用い、同様
に塗装、試験を行なった。結果は第2表に示す。
(実施例8) 透明性フィラーとして超疎水性シリカ(「タラノックス
T M −500,1グンゼ産業(株)製)を用いたこ
と以外は実施例6と同様である。結果は第2表に示す。
(実施例9) 下塗り塗料の基体樹脂(I)として、アクリル樹脂△(
[アクリディックM−1156部大日本インキ化学工業
(株)装、不揮発分50% Tg約78℃)を使用した
こと以外は実施例7と同様である。結果を第2表に示す
(実施例10) 基体樹脂(I)として、アクリル樹脂B(rアクリディ
ックA−111−50部大日本インキ化学工業(株)製
、不揮発分50%、1962℃)を使用し、超微粉シリ
カ(アエロジル380)の配合量を30部としたこと以
外は、実施例6と同様である。結果を第2表に示す。
(比較例7) 透明性フィラーを用いないこと以外は実施例6と同様で
ある。結果を第2表に示す。
(比較例8) 超微粉シリカ(アエロジル380)の配合量を10部と
したこと以外は実施例6と同様である。
結果は第2表に示す。
(比較例9) 超微粉シリカ(アエロジル380)の配合量を10部と
したこと以外は実施例9と同様である。
結果は第2表に示す。
(比較例10) 超微粉シリカ(アエロジル380)の配合量を10部と
したこと以外は実施例10と同様である。
結果は第2表に示す。
(評価) 第2表より透明フィラーの配合量の少ないものについて
、基体樹脂のTgが高いものほど導通試験、糸ザビ試験
において良好な結果である。
また第1表と第2表より、基体樹脂のTりが70℃以上
であり、透明性フィラーとして超微粉シリカを使用する
組合せがエツジカバーに対しては最も効果的であること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の塗膜の構成を示す模式的断
面図である。 1・・・アルミホイール 3・・・上塗り塗膜    21・・・超微粉シリカ特
許出願人 アイシン化工株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体樹脂( I )(固形分)100重量部と該基
    体樹脂( I )中に分散された透明フィラー10〜40
    重量部とを含有する塗料から形成された透明な下塗り塗
    膜と、 該下塗り塗膜表面に一体的に被覆されガラス転移温度が
    0〜40℃の基体樹脂(II)を主成分とするクリア塗料
    から形成された透明な上塗り塗膜と、からなることを特
    徴とする高防錆クリア塗膜。
  2. (2)透明性フィラーは比表面積が100m^2/g以
    上の超微粉シリカである特許請求の範囲第1項記載の高
    防錆クリア塗膜。
  3. (3)基体樹脂( I )のガラス転移温度は70〜10
    0℃である特許請求の範囲第1項記載の高防錆クリア塗
    膜。
  4. (4)下塗り塗膜を形成する塗料には基体樹脂( I )
    (固形分)100重量部に対して15〜25重量部の透
    明性フィラーが含有されている特許請求の範囲第1項記
    載の高防錆クリア塗膜。
  5. (5)基体樹脂(II)のガラス転移温度は15〜30℃
    である特許請求の範囲第1項記載の高防錆クリア塗膜。
  6. (6)下塗り塗膜と上塗り塗膜とはウェット−オン−ウ
    ェットで塗装され同時に焼付け乾燥されて硬化したもの
    である特許請求の範囲第1項記載の高防錆クリア塗膜。
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