JPH0110253Y2 - - Google Patents
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- JPH0110253Y2 JPH0110253Y2 JP1045783U JP1045783U JPH0110253Y2 JP H0110253 Y2 JPH0110253 Y2 JP H0110253Y2 JP 1045783 U JP1045783 U JP 1045783U JP 1045783 U JP1045783 U JP 1045783U JP H0110253 Y2 JPH0110253 Y2 JP H0110253Y2
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Links
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Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はウインドウガラスの採光部に取付け
使用する車両用遮光装置に関する。
使用する車両用遮光装置に関する。
従来の車両用遮光装置としては、例えば実開昭
56−53621号公報に示す自動車用巻取式日よけ装
置のようなものがある。この自動車用巻取式日よ
け装置にあつては、車体への固定具に日よけシー
トを巻取り支持させた装置本体に一対のガイドプ
レートを伸延して設け、このガイドプレートに日
よけシートの引延ばし端部と接続した摺動子を係
合させることで、日よけシートの引延ばし端部を
ガイドプレートにてガイドし、日よけシート巻取
時の危険性を除去すると共に走行中の引延ばし端
部の「ガタツキ」を防止するようにしている。し
かし、この自動車用巻取式日よけ装置の場合、日
よけシートを引延ばした際日よけシートは引延ば
し端部がガイドプレートに支持されているだけな
ので、日よけシートの中央部分が室内側にたれ下
つてしまう心配がある。このため、実開昭49−
148616号公報に示す自動車のサンバイザーのよう
に、フロントガラスに近接した天井部に収納壁を
設け、この収納壁に適度の弾性を有する着色透明
素材からなる日除プレートを収納自由に構成し、
この日除プレートをフロントガラスの内面に沿つ
てスライド可能にし、日除プレートの弾性力で停
止し得るようにして、室内側のたれ下がりを防止
したようなものも知られている。しかし、この自
動車のサンバイザーの場合、日除プレートそれ自
体に日射による熱変形が生じると、収納壁内に収
納しきれない場合があるというものであつた。
56−53621号公報に示す自動車用巻取式日よけ装
置のようなものがある。この自動車用巻取式日よ
け装置にあつては、車体への固定具に日よけシー
トを巻取り支持させた装置本体に一対のガイドプ
レートを伸延して設け、このガイドプレートに日
よけシートの引延ばし端部と接続した摺動子を係
合させることで、日よけシートの引延ばし端部を
ガイドプレートにてガイドし、日よけシート巻取
時の危険性を除去すると共に走行中の引延ばし端
部の「ガタツキ」を防止するようにしている。し
かし、この自動車用巻取式日よけ装置の場合、日
よけシートを引延ばした際日よけシートは引延ば
し端部がガイドプレートに支持されているだけな
ので、日よけシートの中央部分が室内側にたれ下
つてしまう心配がある。このため、実開昭49−
148616号公報に示す自動車のサンバイザーのよう
に、フロントガラスに近接した天井部に収納壁を
設け、この収納壁に適度の弾性を有する着色透明
素材からなる日除プレートを収納自由に構成し、
この日除プレートをフロントガラスの内面に沿つ
てスライド可能にし、日除プレートの弾性力で停
止し得るようにして、室内側のたれ下がりを防止
したようなものも知られている。しかし、この自
動車のサンバイザーの場合、日除プレートそれ自
体に日射による熱変形が生じると、収納壁内に収
納しきれない場合があるというものであつた。
この考案は、このような従来の点に着目してな
されたもので、使用時に室内側へのたれ下がりが
生ぜず、しかも熱変形による収納不可能な状態が
生じることのない車両用遮光装置を提供すること
を目的としている。
されたもので、使用時に室内側へのたれ下がりが
生ぜず、しかも熱変形による収納不可能な状態が
生じることのない車両用遮光装置を提供すること
を目的としている。
具体的には、この考案の車両用遮光装置にあつ
ては、巻取り可能な遮光膜を車体に配設し該遮光
膜をウインドウ面に沿つて進退可能にすると共
に、ウインドウ面に対し交差状態で車体側に支持
させ且つウインドウに対し遮光膜と同時に進退可
能にした弾性支持部材にて上記遮光膜をウインド
ウ面に押付け支持可能な構成とすることにより、
上記従来の点を解消している。
ては、巻取り可能な遮光膜を車体に配設し該遮光
膜をウインドウ面に沿つて進退可能にすると共
に、ウインドウ面に対し交差状態で車体側に支持
させ且つウインドウに対し遮光膜と同時に進退可
能にした弾性支持部材にて上記遮光膜をウインド
ウ面に押付け支持可能な構成とすることにより、
上記従来の点を解消している。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は、この考案の第1実施例を示
す図である。図中1が自動車、2がルーフパネ
ル、3がリヤウインドウガラス、そして4が遮光
装置である。この遮光装置4は、遮光膜5と該遮
光膜5用の弾性支持部材6とから主に構成され
る。遮光膜5は、樹脂繊維、例えばポリエステル
繊維、を織成した布状のものをリヤウインドウガ
ラス3に相応する幅及び長さにヒートカツトして
形成した柔軟な材質のものとされている。そし
て、この遮光膜5の一端をルーフパネル2の後端
部内側面7、具体的にはホルダー8を介してリヤ
ルーフレール9に固定したリトラクタ10へ巻取
り可能に取付け、且つ他端に遮光膜5引出し用の
取手11を取付けて、該遮光膜5をリヤウインド
ウガラス3の内側面12に沿つて進退可能にして
いる。また、上記ホルダー8の後方部位にはリヤ
ルーフレール9に沿つてローラホルダー13が一
体に設けてあり、該ローラホルダー13に支持さ
せたローラシヤフト14にて遮光膜5をガイド
し、該遮光膜5をリヤウインドウガラス3の内側
面12に近接した状態で引出し得るようにしてい
る。更に、上記ホルダー8の前方部位には一対の
ローラホルダー15が取付けられ且つこれら一対
のローラホルダー15には夫々ルーフパネル2に
沿つて車両前後方向に延びる合成樹脂製のパイプ
状のガイドレール16が取付けられており、この
一対のガイドレール16内に上記弾性支持部材6
が摺動可能に挿入せしめられている。この弾性支
持部材6は上記遮光膜5をリヤウインドウガラス
3の内側面12に押付け支持するもので、ここで
は丸形棒材製のものを用いている。そして、この
弾性支持部材6を、上記ローラホルダー13,1
5に取付けたガイドローラ17,18,19にて
支持すると共に、この弾性支持部材6の後端部2
0と上記遮光膜5の引延ばし端部21とを連結・
固定して弾性支持部材6及び遮光膜5がリヤウイ
ンドウガラス3に対し同時に進退し得るようにし
ている。即ち、上記ガイドローラ17,18はリ
トラクタ10の前方位置で弾性支持部材6に対し
上方から当接し、またガイドローラ19はリトラ
クタ10の後方のリヤウインドウガラス3に近接
した位置で弾性支持部材6に対し下方から当接
し、これらガイドローラ17,18及び19にて
弾性支持部材6を挾持した状態で支持しリヤウイ
ンドウガラス3の内側面12に対し一定角度の交
差状態で位置決めすると共に、弾性支持部材6の
移動軌跡を規制し弾性支持部材6がルーフパネル
2からリヤウインドウガラス3に沿つて近接した
状態で移動し得るようにしている。従つて、上記
ガイドローラ17,18及び19に支持された弾
性支持部材6はリヤウインドウガラス3の内側面
12に沿つて引き出される際、ガイドローラ19
位置で下方に折曲げられる状態となり、その復元
力が弾性支持部材6の後端部20のリヤウインド
ウガラス3に対する押付力として作用し、該後端
部20が遮光膜5の引延ばし端部21をリヤウイ
ンドウガラス3の内側面12に押付けて室内22
側へのたれ下がりを防止し、且つその摩擦抵抗に
て引き出し状態を維持することとなる。また、遮
光膜5の引延ばし端部21にはリヤウインドウガ
ラス3への当接用の干渉部材23が設けられてい
る。尚、ガイドローラ19はローラシヤフト24
を介してローラホルダー15に取付けられてい
る。また、上記弾性支持部材6の前端部25には
熱収縮チユーブ製のストツパ26が設けられてお
り、弾性支持部材6の引出し時該ストツパ26が
ガイドローラ17と係合して弾性支持部材6のガ
イドレール16からの脱落を防止するようにして
いる。更に、遮光装置4はヘツドライニング材2
7にて覆れて、遮光膜5の収納時には遮光膜5及
び弾性支持部材6が室内22に露出せぬようにさ
れている。
す図である。図中1が自動車、2がルーフパネ
ル、3がリヤウインドウガラス、そして4が遮光
装置である。この遮光装置4は、遮光膜5と該遮
光膜5用の弾性支持部材6とから主に構成され
る。遮光膜5は、樹脂繊維、例えばポリエステル
繊維、を織成した布状のものをリヤウインドウガ
ラス3に相応する幅及び長さにヒートカツトして
形成した柔軟な材質のものとされている。そし
て、この遮光膜5の一端をルーフパネル2の後端
部内側面7、具体的にはホルダー8を介してリヤ
ルーフレール9に固定したリトラクタ10へ巻取
り可能に取付け、且つ他端に遮光膜5引出し用の
取手11を取付けて、該遮光膜5をリヤウインド
ウガラス3の内側面12に沿つて進退可能にして
いる。また、上記ホルダー8の後方部位にはリヤ
ルーフレール9に沿つてローラホルダー13が一
体に設けてあり、該ローラホルダー13に支持さ
せたローラシヤフト14にて遮光膜5をガイド
し、該遮光膜5をリヤウインドウガラス3の内側
面12に近接した状態で引出し得るようにしてい
る。更に、上記ホルダー8の前方部位には一対の
ローラホルダー15が取付けられ且つこれら一対
のローラホルダー15には夫々ルーフパネル2に
沿つて車両前後方向に延びる合成樹脂製のパイプ
状のガイドレール16が取付けられており、この
一対のガイドレール16内に上記弾性支持部材6
が摺動可能に挿入せしめられている。この弾性支
持部材6は上記遮光膜5をリヤウインドウガラス
3の内側面12に押付け支持するもので、ここで
は丸形棒材製のものを用いている。そして、この
弾性支持部材6を、上記ローラホルダー13,1
5に取付けたガイドローラ17,18,19にて
支持すると共に、この弾性支持部材6の後端部2
0と上記遮光膜5の引延ばし端部21とを連結・
固定して弾性支持部材6及び遮光膜5がリヤウイ
ンドウガラス3に対し同時に進退し得るようにし
ている。即ち、上記ガイドローラ17,18はリ
トラクタ10の前方位置で弾性支持部材6に対し
上方から当接し、またガイドローラ19はリトラ
クタ10の後方のリヤウインドウガラス3に近接
した位置で弾性支持部材6に対し下方から当接
し、これらガイドローラ17,18及び19にて
弾性支持部材6を挾持した状態で支持しリヤウイ
ンドウガラス3の内側面12に対し一定角度の交
差状態で位置決めすると共に、弾性支持部材6の
移動軌跡を規制し弾性支持部材6がルーフパネル
2からリヤウインドウガラス3に沿つて近接した
状態で移動し得るようにしている。従つて、上記
ガイドローラ17,18及び19に支持された弾
性支持部材6はリヤウインドウガラス3の内側面
12に沿つて引き出される際、ガイドローラ19
位置で下方に折曲げられる状態となり、その復元
力が弾性支持部材6の後端部20のリヤウインド
ウガラス3に対する押付力として作用し、該後端
部20が遮光膜5の引延ばし端部21をリヤウイ
ンドウガラス3の内側面12に押付けて室内22
側へのたれ下がりを防止し、且つその摩擦抵抗に
て引き出し状態を維持することとなる。また、遮
光膜5の引延ばし端部21にはリヤウインドウガ
ラス3への当接用の干渉部材23が設けられてい
る。尚、ガイドローラ19はローラシヤフト24
を介してローラホルダー15に取付けられてい
る。また、上記弾性支持部材6の前端部25には
熱収縮チユーブ製のストツパ26が設けられてお
り、弾性支持部材6の引出し時該ストツパ26が
ガイドローラ17と係合して弾性支持部材6のガ
イドレール16からの脱落を防止するようにして
いる。更に、遮光装置4はヘツドライニング材2
7にて覆れて、遮光膜5の収納時には遮光膜5及
び弾性支持部材6が室内22に露出せぬようにさ
れている。
次に作用を説明する。まず、遮光膜5の収納状
態に於いて、遮光膜5はリトラクタ10に巻取ら
れ、また弾性支持部材6はガイドレール16内に
収納され、遮光膜5の引延ばし端部21のみがヘ
ツドライニング材27の後端部より室内2に露出
した状態となつている。そして、この状態から遮
光膜5を引延ばすには遮光膜5の引延ばし端部2
1に設けた取手11を把持し、該取手11をリヤ
ウインドウガラス3の内側面12に沿つて下方へ
引張る。すると、遮光膜5がリトラクタ10から
巻戻し・引延ばされてリヤウインドウガラス3に
対し進出すると同時に弾性支持部材6もリヤウイ
ンドウガラス3に対して進出する。この場合、遮
光膜5はローラシヤフト14にガイドされ、また
弾性支持部材6はガイドローラ19にガイドされ
て夫々リヤウインドウガラス3の内側面12に近
接した状態で進出してくることとなる。次いで、
適宜量引延ばした位置で取手11を離せば、弾性
支持部材6の復元力で弾性支持部材6の後端部2
0が遮光膜5の引延ばし端部21をリヤウインド
ウガラス3の内側面12に押付け且つその摩擦抵
抗により進出状態で容易に停止することとなる。
この場合、上記弾性支持部材6及び遮光膜5はリ
ヤウインドウガラス3の内側面12に沿つて近接
位置決めされるので室内空間が狭められるような
ことはなく、しかも遮光膜5は弾性支持部材6に
ガイドされる状態となつて室内2へのたれ下がり
状態は防止されることとなる。次に、遮光膜5を
収納する際には、取手11を把持し、該取手11
を室内2内に引いてリヤウインドウガラス3の内
側面12に対する遮光部材5の引延ばし端部21
の当接を解除した状態で、上記取手11を上方に
押し上げれば、遮光膜5は容易にリトラクタ10
に巻取られ且つ弾性支持部材6はガイドレール1
6内に収納されることとなる。
態に於いて、遮光膜5はリトラクタ10に巻取ら
れ、また弾性支持部材6はガイドレール16内に
収納され、遮光膜5の引延ばし端部21のみがヘ
ツドライニング材27の後端部より室内2に露出
した状態となつている。そして、この状態から遮
光膜5を引延ばすには遮光膜5の引延ばし端部2
1に設けた取手11を把持し、該取手11をリヤ
ウインドウガラス3の内側面12に沿つて下方へ
引張る。すると、遮光膜5がリトラクタ10から
巻戻し・引延ばされてリヤウインドウガラス3に
対し進出すると同時に弾性支持部材6もリヤウイ
ンドウガラス3に対して進出する。この場合、遮
光膜5はローラシヤフト14にガイドされ、また
弾性支持部材6はガイドローラ19にガイドされ
て夫々リヤウインドウガラス3の内側面12に近
接した状態で進出してくることとなる。次いで、
適宜量引延ばした位置で取手11を離せば、弾性
支持部材6の復元力で弾性支持部材6の後端部2
0が遮光膜5の引延ばし端部21をリヤウインド
ウガラス3の内側面12に押付け且つその摩擦抵
抗により進出状態で容易に停止することとなる。
この場合、上記弾性支持部材6及び遮光膜5はリ
ヤウインドウガラス3の内側面12に沿つて近接
位置決めされるので室内空間が狭められるような
ことはなく、しかも遮光膜5は弾性支持部材6に
ガイドされる状態となつて室内2へのたれ下がり
状態は防止されることとなる。次に、遮光膜5を
収納する際には、取手11を把持し、該取手11
を室内2内に引いてリヤウインドウガラス3の内
側面12に対する遮光部材5の引延ばし端部21
の当接を解除した状態で、上記取手11を上方に
押し上げれば、遮光膜5は容易にリトラクタ10
に巻取られ且つ弾性支持部材6はガイドレール1
6内に収納されることとなる。
第5図及び第6図には第2実施例を示す。この
実施例では、前記実施例に於ける弾性支持部材6
のストツパ26に代えて、弾性支持部材6の前端
部25を波形に加工してこれをストツパ30にす
ると共に、ガイドレール16の後端部31に該ス
トツパ30と係合するストツパ受部32を設ける
ことにより、弾性支持部材6のガイドレール16
からの脱落を確実に防止するようにすると共に、
遮光膜5を巻取り量以上に引き出そうとして遮光
膜5に無理な力が加わり伸びや破断が生じるのを
防止し得るようにしている。また、上記ストツパ
30に代えて、例えば第7図イ,ロ,ハの如くす
ることも可能である。即ち、第7図イでは、弾性
支持部材6の前端部25に厚肉の合成樹脂製のス
トツパ33を設けるようにしており、また第7図
ロでは、弾性支持部材6の前端部25にコイルス
プリング製のストツパ34を設けて遮光膜5の最
終引延ばし時の停止状態を緩和させるようにして
おり、そして第7図ハでは弾性支持部材6の前端
部25に合成樹脂で形成した蛇腹状のストツパ3
5を設け該蛇腹部分の変形・弾性力を利用して第
7図ロと同様の作用を得るようにしている。他の
構成及び作用は前記実施例と同様につき、説明は
省略する。
実施例では、前記実施例に於ける弾性支持部材6
のストツパ26に代えて、弾性支持部材6の前端
部25を波形に加工してこれをストツパ30にす
ると共に、ガイドレール16の後端部31に該ス
トツパ30と係合するストツパ受部32を設ける
ことにより、弾性支持部材6のガイドレール16
からの脱落を確実に防止するようにすると共に、
遮光膜5を巻取り量以上に引き出そうとして遮光
膜5に無理な力が加わり伸びや破断が生じるのを
防止し得るようにしている。また、上記ストツパ
30に代えて、例えば第7図イ,ロ,ハの如くす
ることも可能である。即ち、第7図イでは、弾性
支持部材6の前端部25に厚肉の合成樹脂製のス
トツパ33を設けるようにしており、また第7図
ロでは、弾性支持部材6の前端部25にコイルス
プリング製のストツパ34を設けて遮光膜5の最
終引延ばし時の停止状態を緩和させるようにして
おり、そして第7図ハでは弾性支持部材6の前端
部25に合成樹脂で形成した蛇腹状のストツパ3
5を設け該蛇腹部分の変形・弾性力を利用して第
7図ロと同様の作用を得るようにしている。他の
構成及び作用は前記実施例と同様につき、説明は
省略する。
第8図〜第10図には、第3実施例を示す。こ
の実施例では、遮光膜5の引延ばし時該遮光膜5
と弾性支持部材6とをベルベツトクロスフアスナ
40にて止着し、遮光膜5の両側部を支持して遮
光膜5に張りを付与し、遮光膜5の中央部のたる
みを防止するようにしている。具体的には、弾性
支持部材6の上面41長手方向にわたつてベルベ
ツトクロスフアスナ40の雌側部材42を取付
け、且つ遮光膜5の弾性支持部材6との対応位置
に上記雌側部材42に対する雄側部材43を取付
けると共に、リトラクタ10から巻戻されて遮光
膜5が出て行くホルダー8の出口部44に遮光膜
5と弾性支持部材6とを密着させる押圧板45を
設け、更にこの押圧板45に近接させてその前方
位置に遮光膜5と弾性支持部材6とを分離させる
ベルベツトクロスフアスナ40用の剥離板46を
設けるようにしている。そして、遮光膜5の引延
ばし時には、第9図に示すように、リトラクタ1
0から巻戻されてゆく遮光膜5とガイドレール1
6から引出されてゆく弾性支持部材6とを、上記
押圧板45にて密着させベルベツトクロスフアス
ナ40の雌側部材42及び雄側部材43を係合さ
せて遮光膜5及び弾性支持部材6を止着一体化
し、また遮光膜5の収納時には、第10図に示す
ように係合状態の雌側部材42と雄側部材43と
を剥離板46にて剥離させて遮光膜5と弾性支持
部材6とを分離し、夫々リトラクタ10及びガイ
ドレール16に収納し得るようにしている。尚、
この実施例では、リトラクタ10から巻戻された
状態で遮光膜5は弾性支持部材6と一体化される
ので、遮光膜5用のローラシヤフト14は設けて
いない。また、弾性支持部材6は丸棒材製とされ
ているが、これを帯状材製としてベルベツトクロ
スフアスナ40〔具体的には雌側部材42〕の取
付けを確実にすること勿論可能である。他の構成
及び作用は前記実施例と同様につき説明を省略す
る。
の実施例では、遮光膜5の引延ばし時該遮光膜5
と弾性支持部材6とをベルベツトクロスフアスナ
40にて止着し、遮光膜5の両側部を支持して遮
光膜5に張りを付与し、遮光膜5の中央部のたる
みを防止するようにしている。具体的には、弾性
支持部材6の上面41長手方向にわたつてベルベ
ツトクロスフアスナ40の雌側部材42を取付
け、且つ遮光膜5の弾性支持部材6との対応位置
に上記雌側部材42に対する雄側部材43を取付
けると共に、リトラクタ10から巻戻されて遮光
膜5が出て行くホルダー8の出口部44に遮光膜
5と弾性支持部材6とを密着させる押圧板45を
設け、更にこの押圧板45に近接させてその前方
位置に遮光膜5と弾性支持部材6とを分離させる
ベルベツトクロスフアスナ40用の剥離板46を
設けるようにしている。そして、遮光膜5の引延
ばし時には、第9図に示すように、リトラクタ1
0から巻戻されてゆく遮光膜5とガイドレール1
6から引出されてゆく弾性支持部材6とを、上記
押圧板45にて密着させベルベツトクロスフアス
ナ40の雌側部材42及び雄側部材43を係合さ
せて遮光膜5及び弾性支持部材6を止着一体化
し、また遮光膜5の収納時には、第10図に示す
ように係合状態の雌側部材42と雄側部材43と
を剥離板46にて剥離させて遮光膜5と弾性支持
部材6とを分離し、夫々リトラクタ10及びガイ
ドレール16に収納し得るようにしている。尚、
この実施例では、リトラクタ10から巻戻された
状態で遮光膜5は弾性支持部材6と一体化される
ので、遮光膜5用のローラシヤフト14は設けて
いない。また、弾性支持部材6は丸棒材製とされ
ているが、これを帯状材製としてベルベツトクロ
スフアスナ40〔具体的には雌側部材42〕の取
付けを確実にすること勿論可能である。他の構成
及び作用は前記実施例と同様につき説明を省略す
る。
第11図〜第13図には第4実施例を示す。こ
の実施例では、遮光膜5を適宜の引延ばし位置で
係止させるロツク装置50を設け且つこのロツク
装置50のロツク解除を運転車側の操作レバー5
1の操作にてなし得るようにして遮光装置4の操
作性を向上させている。具体的には、上記ロツク
装置50はローラホルダー15に取付け弾性支持
部材6を貫通させたケース52内に略三角形のロ
ツクシユー53を偏心回転可能に配し、このロツ
クシユー53を弾性支持部材6に当接させその摩
擦抵抗を利用して弾性支持部材6を適宜引出し位
置でロツクし得るようにしている。即ち、弾性支
持部材6を失印A方向に引出す際にはロツクシユ
ー53の回転中心からの距離の短い部分54が弾
性支持部材6に当接して摩擦抵抗が小となり弾性
支持部材6を移動可能とし、また弾性支持部材6
が収納方向(矢印B方向)に移動しようとした際
にはロツクシユー53の回転中心からの距離の長
い部分55が弾性支持部材6に当接して摩擦抵抗
が大となり弾性支持部材6の矢印B方向への移動
を阻止してロツク状態となるようにしている。そ
して、このロツクシユー53のロツク状態を操作
レバー51にて作動するロツク解除装置56にて
解除し得るようにしている。このロツク解除装置
56は、両ロツク装置50間に設けたケース57
内に、コントロールワイヤ58を介して操作レバ
ー51と連結し該操作レバー51と連動して回転
するリンクアーム59を配すると共に、このリン
クアーム59の両端部60に、一端部がロツクシ
ユー53と当接可能にケース52内に係入したプ
ツシユロツド61の他端部を回転可能に取付けて
いる。従つて、ロツクシユー53のロツク状態に
於いて、操作レバー51を矢印C方向に回転させ
ればコントロールワイヤ58を介しリンクアーム
59が矢印D方向に回転してプツシユロツド61
を矢印の如く押出し、該プツシユロツド61がロ
ツクシユー53を押圧して矢印E方向に回転させ
ロツクシユー53のロツク状態を解除することと
なる。尚、62はリターンスプリングで、一方の
プツシユロツド61に嵌装され、リンクアーム5
9をニユートラル位置に付勢している。また、6
3は操作ノブで、リンクアーム59と一体に設け
られ、後席乗員がこの操作ノブ63を操作してロ
ツク状態を解除し得るようになつている。他の構
成及び作用は前記実施例と同様につき、説明を省
略する。
の実施例では、遮光膜5を適宜の引延ばし位置で
係止させるロツク装置50を設け且つこのロツク
装置50のロツク解除を運転車側の操作レバー5
1の操作にてなし得るようにして遮光装置4の操
作性を向上させている。具体的には、上記ロツク
装置50はローラホルダー15に取付け弾性支持
部材6を貫通させたケース52内に略三角形のロ
ツクシユー53を偏心回転可能に配し、このロツ
クシユー53を弾性支持部材6に当接させその摩
擦抵抗を利用して弾性支持部材6を適宜引出し位
置でロツクし得るようにしている。即ち、弾性支
持部材6を失印A方向に引出す際にはロツクシユ
ー53の回転中心からの距離の短い部分54が弾
性支持部材6に当接して摩擦抵抗が小となり弾性
支持部材6を移動可能とし、また弾性支持部材6
が収納方向(矢印B方向)に移動しようとした際
にはロツクシユー53の回転中心からの距離の長
い部分55が弾性支持部材6に当接して摩擦抵抗
が大となり弾性支持部材6の矢印B方向への移動
を阻止してロツク状態となるようにしている。そ
して、このロツクシユー53のロツク状態を操作
レバー51にて作動するロツク解除装置56にて
解除し得るようにしている。このロツク解除装置
56は、両ロツク装置50間に設けたケース57
内に、コントロールワイヤ58を介して操作レバ
ー51と連結し該操作レバー51と連動して回転
するリンクアーム59を配すると共に、このリン
クアーム59の両端部60に、一端部がロツクシ
ユー53と当接可能にケース52内に係入したプ
ツシユロツド61の他端部を回転可能に取付けて
いる。従つて、ロツクシユー53のロツク状態に
於いて、操作レバー51を矢印C方向に回転させ
ればコントロールワイヤ58を介しリンクアーム
59が矢印D方向に回転してプツシユロツド61
を矢印の如く押出し、該プツシユロツド61がロ
ツクシユー53を押圧して矢印E方向に回転させ
ロツクシユー53のロツク状態を解除することと
なる。尚、62はリターンスプリングで、一方の
プツシユロツド61に嵌装され、リンクアーム5
9をニユートラル位置に付勢している。また、6
3は操作ノブで、リンクアーム59と一体に設け
られ、後席乗員がこの操作ノブ63を操作してロ
ツク状態を解除し得るようになつている。他の構
成及び作用は前記実施例と同様につき、説明を省
略する。
第14図及び第15図には第5実施例を示す。
この実施例では、遮光膜5の側縁70をヒートカ
ツトしたままの状態にしておくと、織成された繊
維の端末がそのまま露出してトゲトゲした感じに
なり、しかも端末がほつれ易かつたり、延び易く
なつたりするため、上記遮光膜5の側縁70を塩
化ビニル等の帯状シート71にて被覆し且つこの
帯状シート71を例えば高周波溶着にて接着し、
遮光膜5の品質感を向上させるようにしている。
また、上記遮光膜5を均一幅に形成すると、遮光
膜5をリトラクタ10に巻取つた際帯状シート7
1分だけ側縁70部分が高くなるため、遮光膜5
の形状をリトラクタ10側から引延ばし端部21
側にかけて順次幅狭になるようにして、巻取り時
に全体が均一になるようにしている。他の構成及
び作用は前記実施例と同様につき、説明は省略す
る。
この実施例では、遮光膜5の側縁70をヒートカ
ツトしたままの状態にしておくと、織成された繊
維の端末がそのまま露出してトゲトゲした感じに
なり、しかも端末がほつれ易かつたり、延び易く
なつたりするため、上記遮光膜5の側縁70を塩
化ビニル等の帯状シート71にて被覆し且つこの
帯状シート71を例えば高周波溶着にて接着し、
遮光膜5の品質感を向上させるようにしている。
また、上記遮光膜5を均一幅に形成すると、遮光
膜5をリトラクタ10に巻取つた際帯状シート7
1分だけ側縁70部分が高くなるため、遮光膜5
の形状をリトラクタ10側から引延ばし端部21
側にかけて順次幅狭になるようにして、巻取り時
に全体が均一になるようにしている。他の構成及
び作用は前記実施例と同様につき、説明は省略す
る。
以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を、巻取り可能な遮光膜を車体に配設し
該遮光膜をウインドウ面に沿つて進退可能にする
と共に、ウインドウ面に対し交差状態で車体側に
支持させ且つウインドウに対し遮光膜と同時に進
退可能にした弾性支持部材にて上記遮光膜をウイ
ンドウ面に押付け支持可能にしたため、遮光膜が
巻取り可能な柔軟な材質であるにも拘わらず弾性
支持部材にて確実に遮光膜をウインドウ面に押付
け支持することができ、この弾性支持部材の押付
けにて遮光膜の室内側へのたれ下がりを確実に防
止して室内外観を向上させ且つ室内空間、特にヘ
ツドクリアランス、を確保することができる上
に、遮光膜は柔軟な材質なので日射熱により熱変
形して巻取り不能の状態になることがなく、確実
な収納をなすことができるという効果がある。
その構成を、巻取り可能な遮光膜を車体に配設し
該遮光膜をウインドウ面に沿つて進退可能にする
と共に、ウインドウ面に対し交差状態で車体側に
支持させ且つウインドウに対し遮光膜と同時に進
退可能にした弾性支持部材にて上記遮光膜をウイ
ンドウ面に押付け支持可能にしたため、遮光膜が
巻取り可能な柔軟な材質であるにも拘わらず弾性
支持部材にて確実に遮光膜をウインドウ面に押付
け支持することができ、この弾性支持部材の押付
けにて遮光膜の室内側へのたれ下がりを確実に防
止して室内外観を向上させ且つ室内空間、特にヘ
ツドクリアランス、を確保することができる上
に、遮光膜は柔軟な材質なので日射熱により熱変
形して巻取り不能の状態になることがなく、確実
な収納をなすことができるという効果がある。
第1図はこの考案の第1実施例に係る遮光装置
を装備した自動車の外観斜視図、第2図は第1図
−線に沿う遮光装置使用時の拡大断面図、第
3図は遮光装置非使用時の状態を示す第2図相当
の断面図、第4図は遮光装置を室内側から観た状
態を示す斜視図、第5図はこの考案の第2実施例
を示す第2図相当の断面図、第6図は第5図の弾
性支持部材のストツパを示す部分拡大図、第7図
イ,ロ及びハは各々弾性支持部材のストツパの変
形例を示す第6図相当の拡大図、第8図はこの考
案の第3実施例を示す第2図相当の断面図、第9
図は遮光膜引出し時の状態を示す第8図部の拡
大断面図、第10図は遮光膜巻取り時の状態を示
す第9図相当の断面図、第11図はこの考案の第
4実施例を示す第1図相当の斜視図、第12図は
第11図の遮光装置を示す第4図相当の斜視図、
第13図は第12図のロツク機構の状態を示す説
明図、第14図はこの考案の第5実施例を示す遮
光装置の平面図、そして、第15図は第14図
−線に沿う遮光膜巻取り時の拡大断面図で
ある。 3……リヤウインドウガラス、4……遮光装
置、5……遮光膜、6……弾性支持部材。
を装備した自動車の外観斜視図、第2図は第1図
−線に沿う遮光装置使用時の拡大断面図、第
3図は遮光装置非使用時の状態を示す第2図相当
の断面図、第4図は遮光装置を室内側から観た状
態を示す斜視図、第5図はこの考案の第2実施例
を示す第2図相当の断面図、第6図は第5図の弾
性支持部材のストツパを示す部分拡大図、第7図
イ,ロ及びハは各々弾性支持部材のストツパの変
形例を示す第6図相当の拡大図、第8図はこの考
案の第3実施例を示す第2図相当の断面図、第9
図は遮光膜引出し時の状態を示す第8図部の拡
大断面図、第10図は遮光膜巻取り時の状態を示
す第9図相当の断面図、第11図はこの考案の第
4実施例を示す第1図相当の斜視図、第12図は
第11図の遮光装置を示す第4図相当の斜視図、
第13図は第12図のロツク機構の状態を示す説
明図、第14図はこの考案の第5実施例を示す遮
光装置の平面図、そして、第15図は第14図
−線に沿う遮光膜巻取り時の拡大断面図で
ある。 3……リヤウインドウガラス、4……遮光装
置、5……遮光膜、6……弾性支持部材。
Claims (1)
- 巻取り可能な遮光膜を車体に配設し該遮光膜を
ウインドウ面に沿つて進退可能にすると共に、ウ
インドウ面に対し交差状態で車体側に支持され且
つウインドウに対し遮光膜と同時に進退可能にさ
れた弾性支持部材にて上記遮光膜をウインドウ面
に押付け支持可能にして成ることを特徴とする車
両用遮光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045783U JPS59116214U (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | 車両用遮光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045783U JPS59116214U (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | 車両用遮光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59116214U JPS59116214U (ja) | 1984-08-06 |
JPH0110253Y2 true JPH0110253Y2 (ja) | 1989-03-23 |
Family
ID=30141893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1045783U Granted JPS59116214U (ja) | 1983-01-26 | 1983-01-26 | 車両用遮光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59116214U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058906Y2 (ja) * | 1987-08-24 | 1993-03-05 | ||
JP7151577B2 (ja) * | 2019-03-25 | 2022-10-12 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械のキャブ |
-
1983
- 1983-01-26 JP JP1045783U patent/JPS59116214U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59116214U (ja) | 1984-08-06 |
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