JPH0569743A - サンバイザ装置 - Google Patents
サンバイザ装置Info
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- JPH0569743A JPH0569743A JP26045991A JP26045991A JPH0569743A JP H0569743 A JPH0569743 A JP H0569743A JP 26045991 A JP26045991 A JP 26045991A JP 26045991 A JP26045991 A JP 26045991A JP H0569743 A JPH0569743 A JP H0569743A
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- JP
- Japan
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- window glass
- shielding member
- sun visor
- visor device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 窓ガラスが下方に向かって広がるほぼ台形状
をなす場合にも、遮光部材の下端部を妄りに揺動するこ
となく確実に案内することができるようにしたサンバイ
ザ装置を提供することを目的とする。 【構成】 遮光部材(8)は、不使用時には、収納部内
(7)に収納しておき、使用したいときには、下方に引き
下げることにより、収納部(7)から繰り出させる。この
とき、筒体(11)の両端部から可動軸(13)が外側方に進出
することにより、両ガイドレール(15)間の間隔の変動を
吸収することができ、遮光部材(8)は、ガイドレール(1
5)に案内され、前後に揺動することなく、円滑に移動す
ることができる。
をなす場合にも、遮光部材の下端部を妄りに揺動するこ
となく確実に案内することができるようにしたサンバイ
ザ装置を提供することを目的とする。 【構成】 遮光部材(8)は、不使用時には、収納部内
(7)に収納しておき、使用したいときには、下方に引き
下げることにより、収納部(7)から繰り出させる。この
とき、筒体(11)の両端部から可動軸(13)が外側方に進出
することにより、両ガイドレール(15)間の間隔の変動を
吸収することができ、遮光部材(8)は、ガイドレール(1
5)に案内され、前後に揺動することなく、円滑に移動す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や航空機等の窓ガ
ラス用のサンバイザ装置に関する。
ラス用のサンバイザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のサンバイザ装置は、例えば
図7に示すように、ルーフ(01)の下面に、ほぼ水平な支
杆(02)の一端に連設した上向き折曲部(02a)の上端を固
着又は枢着し、支杆(02)の水平部(02b)に、遮光板(03)
の前縁部を枢着し、遮光板(03)を、図7に想像線で示す
ように、ルーフ(01)の下面とほぼ平行をなす不使用位置
(A)と、図7に実線で示すように、車両のフロントガラ
ス(04)とほぼ平行をなす使用位置(B)とに回動しうるよ
うにしたものがほとんどである。
図7に示すように、ルーフ(01)の下面に、ほぼ水平な支
杆(02)の一端に連設した上向き折曲部(02a)の上端を固
着又は枢着し、支杆(02)の水平部(02b)に、遮光板(03)
の前縁部を枢着し、遮光板(03)を、図7に想像線で示す
ように、ルーフ(01)の下面とほぼ平行をなす不使用位置
(A)と、図7に実線で示すように、車両のフロントガラ
ス(04)とほぼ平行をなす使用位置(B)とに回動しうるよ
うにしたものがほとんどである。
【0003】このような従来のサンバイザ装置において
は、不使用時に、遮光板(03)がルーフ(01)の下面に露呈
し、室内の美観を損なうだけでなく、遮光板(03)が室内
の空間を占有し、ルーフ(01)の下面への他の装置類の取
付を妨げる等の問題点がある。
は、不使用時に、遮光板(03)がルーフ(01)の下面に露呈
し、室内の美観を損なうだけでなく、遮光板(03)が室内
の空間を占有し、ルーフ(01)の下面への他の装置類の取
付を妨げる等の問題点がある。
【0004】すなわち、近年の車両の高級化指向に伴
い、車両のルーフ(01)側にも、航空機のコックピットの
ように、計器類や各種のスイッチ類等を設けたいという
要望があるが、従来は、上記のようにルーフ(01)の下面
に遮光板(03)が装着されているため、同部に他の装置類
を設けることができなかったのが現状である。
い、車両のルーフ(01)側にも、航空機のコックピットの
ように、計器類や各種のスイッチ類等を設けたいという
要望があるが、従来は、上記のようにルーフ(01)の下面
に遮光板(03)が装着されているため、同部に他の装置類
を設けることができなかったのが現状である。
【0005】また、従来の遮光板(03)は、後視鏡(05)と
の干渉を避けるように、切欠き(03a)を設けていたた
め、この切欠き(03a)と後視鏡(05)との間隙から太陽光
線が洩れ、運転者等の視界を幻惑させるおそれがあっ
た。
の干渉を避けるように、切欠き(03a)を設けていたた
め、この切欠き(03a)と後視鏡(05)との間隙から太陽光
線が洩れ、運転者等の視界を幻惑させるおそれがあっ
た。
【0006】このような問題点を解決するため、本出願
人は、被遮光面に連続する壁部に、被遮光面に向かって
開口する収納部を設け、該収納部に、被遮光面に沿って
進退しうる遮光部材を収納することによって、ルーフへ
の他の装置類の取付を妨げることがなく、かつ室内の美
観を向上しうるようにするとともに、後視鏡に影響され
ることなく移動しうるようにしたサンバイザ装置につ
き、既に特許出願(特願平3-117817号)している。
人は、被遮光面に連続する壁部に、被遮光面に向かって
開口する収納部を設け、該収納部に、被遮光面に沿って
進退しうる遮光部材を収納することによって、ルーフへ
の他の装置類の取付を妨げることがなく、かつ室内の美
観を向上しうるようにするとともに、後視鏡に影響され
ることなく移動しうるようにしたサンバイザ装置につ
き、既に特許出願(特願平3-117817号)している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のサンバ
イザ装置においては、車両や航空機等の窓ガラス、特に
フロントガラスは、下方に向かって広がるほぼ台形状を
なし、かつ窓ガラスの両側方における支柱部が下方に向
かって互いにハ字状に拡開し、遮光部材の進退方向と異
なる方向を向いているため、遮光部材の下端部の進退を
案内するガイドレールを前記両支柱部に設けることがで
きないという問題点がある。また、遮光部材を引き下げ
たとき、遮光部材の両側端と支柱部との間に、遮光でき
ない三角形の空間ができるという問題点もある。
イザ装置においては、車両や航空機等の窓ガラス、特に
フロントガラスは、下方に向かって広がるほぼ台形状を
なし、かつ窓ガラスの両側方における支柱部が下方に向
かって互いにハ字状に拡開し、遮光部材の進退方向と異
なる方向を向いているため、遮光部材の下端部の進退を
案内するガイドレールを前記両支柱部に設けることがで
きないという問題点がある。また、遮光部材を引き下げ
たとき、遮光部材の両側端と支柱部との間に、遮光でき
ない三角形の空間ができるという問題点もある。
【0008】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、窓ガラスが下方に向かって広がるほぼ
台形状をなす場合にも、遮光部材の下端部を妄りに揺動
することなく確実に案内することができるようにしたサ
ンバイザ装置を提供することを目的としている。また、
本発明は、窓ガラスが下方に向かって広がるほぼ台形状
をなす場合にも、窓ガラスの両側部に未遮光部が残るこ
とのないように、窓ガラスの全幅にわたって確実に遮光
しうるようにしたサンバイザ装置を提供することをも目
的としている。
な問題点に鑑み、窓ガラスが下方に向かって広がるほぼ
台形状をなす場合にも、遮光部材の下端部を妄りに揺動
することなく確実に案内することができるようにしたサ
ンバイザ装置を提供することを目的としている。また、
本発明は、窓ガラスが下方に向かって広がるほぼ台形状
をなす場合にも、窓ガラスの両側部に未遮光部が残るこ
とのないように、窓ガラスの全幅にわたって確実に遮光
しうるようにしたサンバイザ装置を提供することをも目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のサンバイザ装置は、下方に向かって広がる
ほぼ台形状の窓ガラス用のサンバイザ装置であって、窓
ガラスの上方の壁部に形成した収納部より窓ガラスに沿
って繰り出し可能に配設した可撓性を有する遮光部材の
下端部に、ほぼ水平な筒体を設け、該筒体の両端に外側
方に向かって進退自在に嵌合した可動軸の外端部を、窓
ガラスの両側方における支柱部に固着した下方に向かっ
て互いにハ字状に拡開する1対のガイドレールに摺動自
在に嵌合したことを特徴としている。
め、本発明のサンバイザ装置は、下方に向かって広がる
ほぼ台形状の窓ガラス用のサンバイザ装置であって、窓
ガラスの上方の壁部に形成した収納部より窓ガラスに沿
って繰り出し可能に配設した可撓性を有する遮光部材の
下端部に、ほぼ水平な筒体を設け、該筒体の両端に外側
方に向かって進退自在に嵌合した可動軸の外端部を、窓
ガラスの両側方における支柱部に固着した下方に向かっ
て互いにハ字状に拡開する1対のガイドレールに摺動自
在に嵌合したことを特徴としている。
【0010】また、本発明のサンバイザ装置は、下方に
向かって広がるほぼ台形状の窓ガラス用のサンバイザ装
置であって、窓ガラスの上方の壁部に形成した収納部よ
り、窓ガラスに沿って繰り出し可能に配設した遮光部材
を、少なくとも両側部が側方に向かって伸縮しうる伸縮
性材料をもって構成し、該遮光部材の下端両側部に設け
た摺動子を、窓ガラスの両側方における支柱部に固着し
た下方に向かって互いにハ字状に拡開する1対のガイド
レールに摺動自在に嵌合したことを特徴としている。
向かって広がるほぼ台形状の窓ガラス用のサンバイザ装
置であって、窓ガラスの上方の壁部に形成した収納部よ
り、窓ガラスに沿って繰り出し可能に配設した遮光部材
を、少なくとも両側部が側方に向かって伸縮しうる伸縮
性材料をもって構成し、該遮光部材の下端両側部に設け
た摺動子を、窓ガラスの両側方における支柱部に固着し
た下方に向かって互いにハ字状に拡開する1対のガイド
レールに摺動自在に嵌合したことを特徴としている。
【0011】
【作用】遮光部材は、不使用時には、収納部内に収納し
ておき、使用したいときには、下方に引き下げることに
より、収納部から繰り出させる。このとき、筒体の両端
部から可動軸が外側方に進出することにより、両ガイド
レール間の間隔の変動を吸収することができ、遮光部材
は、ガイドレールに案内され、前後に揺動することな
く、円滑に移動することができる。遮光部材の少なくと
も両側部を、両側方に伸縮しうる材料により形成したと
きには、遮光部材の下降に伴って、遮光部材の両側部は
外側方に伸長して、窓ガラスを全幅にわたって遮光する
ことができる。
ておき、使用したいときには、下方に引き下げることに
より、収納部から繰り出させる。このとき、筒体の両端
部から可動軸が外側方に進出することにより、両ガイド
レール間の間隔の変動を吸収することができ、遮光部材
は、ガイドレールに案内され、前後に揺動することな
く、円滑に移動することができる。遮光部材の少なくと
も両側部を、両側方に伸縮しうる材料により形成したと
きには、遮光部材の下降に伴って、遮光部材の両側部は
外側方に伸長して、窓ガラスを全幅にわたって遮光する
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。図1〜図3は、本発明を常用自動車に適用した
第1実施例を示す。
明する。図1〜図3は、本発明を常用自動車に適用した
第1実施例を示す。
【0013】(1)は、被遮光面である自動車のフロント
ガラス(窓ガラス)で、下方に向かって広がるほぼ台形状
をなしている。 (2)は、フロントガラス(1)の上端に適宜の鈍角をなし
て連続する壁部であるルーフで、アウターパネル(3)
と、インナーパネル(4)とからなっている。
ガラス(窓ガラス)で、下方に向かって広がるほぼ台形状
をなしている。 (2)は、フロントガラス(1)の上端に適宜の鈍角をなし
て連続する壁部であるルーフで、アウターパネル(3)
と、インナーパネル(4)とからなっている。
【0014】ルーフ(2)の前部には、アウターパネル
(3)とインナーパネル(4)とにより上下が閉塞されると
ともに、両パネル(3)(4)間の両側部に配設された前後
方向を向く1対の補強板(5)により左右が閉塞され、か
つ前端部がフロントガラス(1)に向かって開口(6)する
収納部(7)が形成されている。
(3)とインナーパネル(4)とにより上下が閉塞されると
ともに、両パネル(3)(4)間の両側部に配設された前後
方向を向く1対の補強板(5)により左右が閉塞され、か
つ前端部がフロントガラス(1)に向かって開口(6)する
収納部(7)が形成されている。
【0015】収納部(7)内における両補強板(5)間に
は、開口(6)よりほぼフロントガラス(1)に沿って繰出
し可能としたキャンバス地又は可撓性を有する合成樹脂
材料製のシート等よりなる遮光部材(8)を巻取る左右方
向を向く水平な巻取り筒(9)が、軸(10)をもって回転自
在に枢設され、巻取り筒(9)と軸(10)との間には、巻取
り筒(9)を、遮光部材(8)を巻取る方向に常時付勢する
比較的弱いぜんまいばね又はコイルばね等よりなる付勢
手段(図示略)が設けられている。
は、開口(6)よりほぼフロントガラス(1)に沿って繰出
し可能としたキャンバス地又は可撓性を有する合成樹脂
材料製のシート等よりなる遮光部材(8)を巻取る左右方
向を向く水平な巻取り筒(9)が、軸(10)をもって回転自
在に枢設され、巻取り筒(9)と軸(10)との間には、巻取
り筒(9)を、遮光部材(8)を巻取る方向に常時付勢する
比較的弱いぜんまいばね又はコイルばね等よりなる付勢
手段(図示略)が設けられている。
【0016】開口(6)より繰り出された遮光部材(8)の
下端には、左右方向を向く水平な筒体(11)が止着されて
おり、この筒体(11)の両端には、図3に明示してあるよ
うに、外端に若干上部内向き傾斜する直方形状の摺動子
(12)を備える左右1対の可動軸(13)が、外側方に向かっ
て進退自在に嵌合されている。
下端には、左右方向を向く水平な筒体(11)が止着されて
おり、この筒体(11)の両端には、図3に明示してあるよ
うに、外端に若干上部内向き傾斜する直方形状の摺動子
(12)を備える左右1対の可動軸(13)が、外側方に向かっ
て進退自在に嵌合されている。
【0017】各摺動子(12)は、フロントガラス(1)の両
側方に設けられた下方に向かってハ字状に拡開する支柱
部(14)の内面に固着された、又は支柱部(14)と一体的に
形成された支柱部(14)と同方向を向く左右1対のガイド
レール(15)に摺動自在に嵌合されている。
側方に設けられた下方に向かってハ字状に拡開する支柱
部(14)の内面に固着された、又は支柱部(14)と一体的に
形成された支柱部(14)と同方向を向く左右1対のガイド
レール(15)に摺動自在に嵌合されている。
【0018】各ガイドレール(15)は、内側面に長手方向
を向く狭幅のスリット状の開口(15a)が形式された角管
状をなしている。開口(15a)を可動軸(13)が挿通するよ
うにして、ガイドレール(15)内に嵌合された摺動子(12)
の前後の側面には、中位部が前後に突出して、ガイドレ
ール(15)の内側面に圧接するようにした板ばね(16)(そ
の後方のもののみを図3に図示する)の上下の端部が止
めねじ(17)をもって止着されている。なお板ばね(16)の
下端部における止めねじ(17)の挿通部は上下方向を向く
長孔(18)とし、板ばね(16)の弾性撓曲を許容しうるよう
にしてある。
を向く狭幅のスリット状の開口(15a)が形式された角管
状をなしている。開口(15a)を可動軸(13)が挿通するよ
うにして、ガイドレール(15)内に嵌合された摺動子(12)
の前後の側面には、中位部が前後に突出して、ガイドレ
ール(15)の内側面に圧接するようにした板ばね(16)(そ
の後方のもののみを図3に図示する)の上下の端部が止
めねじ(17)をもって止着されている。なお板ばね(16)の
下端部における止めねじ(17)の挿通部は上下方向を向く
長孔(18)とし、板ばね(16)の弾性撓曲を許容しうるよう
にしてある。
【0019】第1実施例においては、遮光の不要時に
は、筒体(11)を、図1に想像線(A)で示すように、開口
(6)に近接した位置で停止しておく。このとき、板ばね
(16)が摺動子(12)とガイドレール(15)の内側面との間に
突張ることにより、ガイドレール(15)に沿う摺動子(12)
の移動が阻止され、筒体(11)が妄りに移動することはな
い。
は、筒体(11)を、図1に想像線(A)で示すように、開口
(6)に近接した位置で停止しておく。このとき、板ばね
(16)が摺動子(12)とガイドレール(15)の内側面との間に
突張ることにより、ガイドレール(15)に沿う摺動子(12)
の移動が阻止され、筒体(11)が妄りに移動することはな
い。
【0020】この状態から、自動車の走行時等にフロン
トガラス(1)に入射する太陽光線の一部を遮光したい場
合には、筒体(11)を、図1に実線で示すように、必要な
高さまで引き下げればよい。
トガラス(1)に入射する太陽光線の一部を遮光したい場
合には、筒体(11)を、図1に実線で示すように、必要な
高さまで引き下げればよい。
【0021】すると、遮光部材(8)が収納部(7)から必
要量だけ繰り出されるとともに、両摺動子(12)が各ガイ
ドレール(15)に沿って下降し、この下降に伴なって、両
可動軸(13)が、筒体(11)の両端から外側方に向かって漸
次進出し、それによって、両ガイドレール(15)が下向き
にハ字状に拡開していることによる両摺動子(12)間の間
隔の変動を吸収することができる。
要量だけ繰り出されるとともに、両摺動子(12)が各ガイ
ドレール(15)に沿って下降し、この下降に伴なって、両
可動軸(13)が、筒体(11)の両端から外側方に向かって漸
次進出し、それによって、両ガイドレール(15)が下向き
にハ字状に拡開していることによる両摺動子(12)間の間
隔の変動を吸収することができる。
【0022】筒体(11)を所望位置まで引き下げた後、筒
体(11)から手を離すと、板ばね(16)の弾発力によりガイ
ドレール(15)に対する摺動子(12)の移動が阻止され、筒
体(11)及び遮光部材(8)が妄り移動することはない。駐
車時等において、真夏の直射日光がフロンドガラス(1)
に入射し、車内温度が異常に上がるのを防止するには、
筒体(11)を、図1の想像線(B)で示すように、のガード
レール(15)の下端まで引き下げればよい。
体(11)から手を離すと、板ばね(16)の弾発力によりガイ
ドレール(15)に対する摺動子(12)の移動が阻止され、筒
体(11)及び遮光部材(8)が妄り移動することはない。駐
車時等において、真夏の直射日光がフロンドガラス(1)
に入射し、車内温度が異常に上がるのを防止するには、
筒体(11)を、図1の想像線(B)で示すように、のガード
レール(15)の下端まで引き下げればよい。
【0023】このときも、上記の途中までの引き下げの
場合と同様の作用で、両可動軸(13)が筒体(11)よりさら
に外側方に進出し、両ガイドレール(15)の間隔の変動を
吸収することができる。図1に実線示す状態、及び同じ
く想像線(B)で示す状態から、同じく想像線(A)で示す
状態まで戻すには、筒体(11)を単に押し上げるだけでよ
い。すると、ぜんまいばね等の付勢手段の付勢力によ
り、遮光部材(8)が巻取り筒(9)に巻取られる。図4〜
図6は、本考案の第2実施例を示す。なお、第1実施例
のものと同一の部材には、同一の符号を付して図示し、
その詳細な説明は省略する。
場合と同様の作用で、両可動軸(13)が筒体(11)よりさら
に外側方に進出し、両ガイドレール(15)の間隔の変動を
吸収することができる。図1に実線示す状態、及び同じ
く想像線(B)で示す状態から、同じく想像線(A)で示す
状態まで戻すには、筒体(11)を単に押し上げるだけでよ
い。すると、ぜんまいばね等の付勢手段の付勢力によ
り、遮光部材(8)が巻取り筒(9)に巻取られる。図4〜
図6は、本考案の第2実施例を示す。なお、第1実施例
のものと同一の部材には、同一の符号を付して図示し、
その詳細な説明は省略する。
【0024】第2実施例においては、ルーフ(2)におけ
るアウターパネル(3)とインナーパネル(4)との間に形
成された奥行きの長い扁平な収納部(7)内に、上下方向
に撓曲可能で、かつ両側部に、外側方に向かって伸縮し
うる蛇腹部(20a)を有する合成樹脂製の板状の遮光部材
(20)を、開口(6)よりフロントガラス(1)に沿って繰り
出し可能に設けるとともに、遮光部材(20)の下端部両側
面に左右方向を向く軸(22)をもって枢着したローラ状の
摺動子(21)を、ガイドレール(15)に摺動及び転動自在に
嵌合している。
るアウターパネル(3)とインナーパネル(4)との間に形
成された奥行きの長い扁平な収納部(7)内に、上下方向
に撓曲可能で、かつ両側部に、外側方に向かって伸縮し
うる蛇腹部(20a)を有する合成樹脂製の板状の遮光部材
(20)を、開口(6)よりフロントガラス(1)に沿って繰り
出し可能に設けるとともに、遮光部材(20)の下端部両側
面に左右方向を向く軸(22)をもって枢着したローラ状の
摺動子(21)を、ガイドレール(15)に摺動及び転動自在に
嵌合している。
【0025】(20b)は、遮光部材(20)の下縁中央部に連
設した車内側を向く取手、(23)は、遮光部材(20)の下面
に圧接するように、開口(6)の下部に設けた左右方向を
向くガイドローラである。第2実施例においては、図4
に想像線(A)で示す収納状態から、取手(20b)を押し下
げて、遮光部材(20)を図4に実線で示す状態および想像
線(B)で示す状態まで下降させると、遮光部材(20)は下
向きに撓曲しつつ収納部(7)から繰り出されるととも
に、摺動子(21)が両ガイドレール(15)に沿って外下方に
下降し、それにつれて、遮光部材(20)の蛇腹部(20a)が
外側方に向かって漸次扇状に広がることにより、両ガイ
ドレール(15)が下向きにハ字状に拡開していることによ
る両摺動子(21)間の間隔の変動が許容される。
設した車内側を向く取手、(23)は、遮光部材(20)の下面
に圧接するように、開口(6)の下部に設けた左右方向を
向くガイドローラである。第2実施例においては、図4
に想像線(A)で示す収納状態から、取手(20b)を押し下
げて、遮光部材(20)を図4に実線で示す状態および想像
線(B)で示す状態まで下降させると、遮光部材(20)は下
向きに撓曲しつつ収納部(7)から繰り出されるととも
に、摺動子(21)が両ガイドレール(15)に沿って外下方に
下降し、それにつれて、遮光部材(20)の蛇腹部(20a)が
外側方に向かって漸次扇状に広がることにより、両ガイ
ドレール(15)が下向きにハ字状に拡開していることによ
る両摺動子(21)間の間隔の変動が許容される。
【0026】このように、遮光部材(20)の蛇腹部(20a)
が下方に向かって漸次外側方に広がることにより、フロ
ントガラス(1)のほぼ全面を遮光することができ、フロ
ントガラス(1)の両側部に三角形の未遮光部が残ること
がない。また、第2実施例においては、遮光部材(20)が
開口(6)を通過する部分で上下方向に弾性撓曲され、そ
のときの弾性復元力により、遮光部材(20)の後端部がア
ウターパネル(3)の下面に、また摺動子(21)がガイドレ
ール(15)の前側片の内面にそれぞれ圧接させられること
により、遮光部材(20)の移動が阻止されるので、第1実
施例における板ばね(16)等を設ける必要がない。
が下方に向かって漸次外側方に広がることにより、フロ
ントガラス(1)のほぼ全面を遮光することができ、フロ
ントガラス(1)の両側部に三角形の未遮光部が残ること
がない。また、第2実施例においては、遮光部材(20)が
開口(6)を通過する部分で上下方向に弾性撓曲され、そ
のときの弾性復元力により、遮光部材(20)の後端部がア
ウターパネル(3)の下面に、また摺動子(21)がガイドレ
ール(15)の前側片の内面にそれぞれ圧接させられること
により、遮光部材(20)の移動が阻止されるので、第1実
施例における板ばね(16)等を設ける必要がない。
【0027】本考案は、上記実施例の他に、例えば遮光
部材を横方向に伸縮可能な織布、ゴム製シート、蛇腹部
(20a)と同様の蛇腹を全面に施した合成樹脂製シート、
又は波板状シート等とするなどの変化変形が可能であ
る。
部材を横方向に伸縮可能な織布、ゴム製シート、蛇腹部
(20a)と同様の蛇腹を全面に施した合成樹脂製シート、
又は波板状シート等とするなどの変化変形が可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 遮光部材の下端部を、支柱部に固着したガイドレ
ールにより確実に案内させることができるので、使用時
に遮光部材の下端部が前後に揺動することがない(請求
項1及び2記載の発明)。 (b) 筒体の両端部から可動軸が外側方に進退すること
により(請求項1記載の発明)、また遮光部材の少なくと
も両側部が外側方に伸縮することにより(請求項2記載
の発明)、両ガイドレールが下向きにハ字状に拡開して
いることに伴なう両摺動子間の間隔の変動を吸収するこ
とができ、遮光部材はガイドレールに沿って円滑に移動
することができる。 (c) 遮光部材の少なくとも両側部を外側方に伸縮しう
る材料により形成したことにより、遮光部材の下降に伴
なって、遮光部材の両側部が外側方に伸長し、窓ガラス
を全幅にわたって遮光することができ、窓ガラスの両側
部に三角形の未遮光部が残ることがない(請求項2記載
の発明)。
ることができる。 (a) 遮光部材の下端部を、支柱部に固着したガイドレ
ールにより確実に案内させることができるので、使用時
に遮光部材の下端部が前後に揺動することがない(請求
項1及び2記載の発明)。 (b) 筒体の両端部から可動軸が外側方に進退すること
により(請求項1記載の発明)、また遮光部材の少なくと
も両側部が外側方に伸縮することにより(請求項2記載
の発明)、両ガイドレールが下向きにハ字状に拡開して
いることに伴なう両摺動子間の間隔の変動を吸収するこ
とができ、遮光部材はガイドレールに沿って円滑に移動
することができる。 (c) 遮光部材の少なくとも両側部を外側方に伸縮しう
る材料により形成したことにより、遮光部材の下降に伴
なって、遮光部材の両側部が外側方に伸長し、窓ガラス
を全幅にわたって遮光することができ、窓ガラスの両側
部に三角形の未遮光部が残ることがない(請求項2記載
の発明)。
【図1】本発明の第1実施例を車内側より見た背面図で
ある。
ある。
【図2】図1のX−X線に沿う縦断側面図である。
【図3】第1実施例の要部の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を車内側より見た背面図で
ある。
ある。
【図5】図4のY−Y線に沿う縦断側面図である。
【図6】図4のZ−Zに沿う拡大断面図である。
【図7】従来のサンバイザ装置を備える常用自動車の一
例を車内側より見た背面図である。
例を車内側より見た背面図である。
(1)フロントガラス(窓ガラス) (2)ルーフ(壁
部) (3)アウターパネル (4)インターパ
ネル (5)補強板 (6)開口 (7)収納部 (8)遮光部材 (9)巻取り筒 (10)軸 (11)筒体 (12)摺動子 (13)可動軸 (14)支柱部 (15)ガイドレール (15a)開口 (16)板ばね (17)止めねじ (18)長孔 (20)遮光部材 (20a)蛇腹部 (20b)取手 (21)摺動子 (22)軸 (23)ガイドローラ
部) (3)アウターパネル (4)インターパ
ネル (5)補強板 (6)開口 (7)収納部 (8)遮光部材 (9)巻取り筒 (10)軸 (11)筒体 (12)摺動子 (13)可動軸 (14)支柱部 (15)ガイドレール (15a)開口 (16)板ばね (17)止めねじ (18)長孔 (20)遮光部材 (20a)蛇腹部 (20b)取手 (21)摺動子 (22)軸 (23)ガイドローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 下方に向かって広がるほぼ台形状の窓ガ
ラス用のサンバイザ装置であって、窓ガラスの上方の壁
部に形成した収納部より窓ガラスに沿って繰り出し可能
に配設した可撓性を有する遮光部材の下端部に、ほぼ水
平な筒体を設け、該筒体の両端に外側方に向かって進退
自在に嵌合した可動軸の外端部を、窓ガラスの両側方に
おける支柱部に固着した下方に向かって互いにハ字状に
拡開する1対のガイドレールに摺動自在に嵌合したこと
を特徴とするサンバイザ装置。 - 【請求項2】 下方に向かって広がるほぼ台形状の窓ガ
ラス用のサンバイザ装置であって、窓ガラスの上方の壁
部に形成した収納部より、窓ガラスに沿って繰り出し可
能に配設した遮光部材を、少なくとも両側部が側方に向
かって伸縮しうる伸縮性材料をもって構成し、該遮光部
材の下端両側部に設けた摺動子を、窓ガラスの両側方に
おける支柱部に固着した下方に向かって互いにハ字状に
拡開する1対のガイドレールに摺動自在に嵌合したこと
を特徴とするサンバイザ装置。 - 【請求項3】 遮光部材の少なくとも両側部を、稜線が
ほぼ遮光部材の繰り出し方向を向く蛇腹状としたことを
特徴とする請求項2記載のサンバイザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26045991A JPH0569743A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | サンバイザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26045991A JPH0569743A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | サンバイザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569743A true JPH0569743A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17348243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26045991A Pending JPH0569743A (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | サンバイザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569743A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7314079B2 (en) | 2003-09-09 | 2008-01-01 | Asmo Co., Ltd. | Sunshade system having blind sheet |
JP2009529459A (ja) * | 2006-03-14 | 2009-08-20 | ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 自動車用のヘッドライナモジュール |
JP2010158952A (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Toyota Boshoku Corp | サンシェード装置 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP26045991A patent/JPH0569743A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7314079B2 (en) | 2003-09-09 | 2008-01-01 | Asmo Co., Ltd. | Sunshade system having blind sheet |
JP2009529459A (ja) * | 2006-03-14 | 2009-08-20 | ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 自動車用のヘッドライナモジュール |
JP2010158952A (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Toyota Boshoku Corp | サンシェード装置 |
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