JP7780903B2 - 半導体ウエハ用外縁保護シートおよび接着シート - Google Patents
半導体ウエハ用外縁保護シートおよび接着シートInfo
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Description
また、半導体ウエハ用外縁保護シート(接着シート)を構成する基材が、第1エネルギーによって変形する第1エネルギー変形材を備え、同半導体ウエハ用外縁保護シート(接着シート)を構成する接着剤層が、第2エネルギーによって変形する第2エネルギー変形材を備えているので、半導体ウエハ(被着体)に貼付する貼付材料を1つとすることができ、シート貼付品を製造する製造プロセスが煩雑になることを防止することができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。なお、方向を示す矢印を記載していない図は、全て図1(B)と同じ方向から観た図とする。
本発明の半導体ウエハ用外縁保護シート(以下、単に「保護シート」ともいう)PS1は、図1(A)に示すように、基材BS1と当該基材BS1に支持された接着剤層AL1とを備え、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」ともいう)WFにおける第1面WF1および、当該第1面WF1の背面側に位置する第2面WF2の外縁部を保護するものである(図1(D)参照)。
本第1実施形態では、第1エネルギー変形材ET1は、第1エネルギーとしての160℃の熱によって変形するポリオレフィン(PO)系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムが採用され、第2エネルギー変形材ET2は、第2エネルギーとしての180℃の熱によって変形するポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムが採用されている。
なお、ポリオレフィン系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムは、例えば、特開2006-51862号公報や特開2021-66775号公報に記載の熱収縮フィルムを使用することができ、何ら限定されるものではない。
また、ポリエチレンテレフタレート系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムは、例えば、特開昭61-203161号公報や特表2016-521807号公報に記載の熱収縮シートを使用することができ、何ら限定されるものではない。
すなわち、シート貼付装置EAは、保護シートPS1を供給する供給工程を実施する供給手段10と、供給手段10で供給された保護シートPS1がウエハWFにおける第1面WF1の外縁からはみ出したはみ出し領域PS1Hを形成するように、保護シートPS1を第1面WF1に押圧して貼付する押圧工程を実施する押圧手段20と、はみ出し領域PS1Hに熱を付与して変形させ、当該はみ出し領域PS1Hを第2面WF2方向に折り曲げて貼付する折り曲げ貼付工程を実施する折り曲げ貼付手段30とを備え、押圧手段20とウエハWFとを相対移動させる移動工程を実施する移動手段40の近傍に配置されている。
なお、第1実施形態では、基準位置WFRを中心とする円形形状のウエハWFが採用されている。
第1エネルギー付与手段31は、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の図示しない加熱機器で大気やガス等の気体を加熱し、はみ出し領域PS1Hを160℃に加熱可能な第1熱気AR1を生成する第1熱気生成手段31Aと、第1熱気生成手段31Aで生成され、配管31Bを介して送風された第1熱気AR1を噴出する噴出口31Cが形成された環状ノズル31Dとを備えている。なお、噴出口31Cは、Z軸と平行な直線である中心線CLを中心とした円環形状に設けられている。
第2エネルギー付与手段32は、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の図示しない加熱機器で大気やガス等の気体を加熱し、はみ出し領域PS1Hを180℃に加熱可能な第2熱気AR2を生成する第2熱気生成手段32Aと、第2熱気生成手段32Aで生成され、配管32Bを介して送風された第2熱気AR2を噴出する噴出口32Cが形成された環状ノズル32Dとを備えている。なお、環状ノズル32Dは、ブラケット32Eを介して駆動機器としての直動モータ32Fの出力軸32Gに支持され、噴出口32Cは、中心線CLを中心とした円環形状に設けられている。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EAに対し、当該シート貼付装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、供給手段10が回動モータ14Aを駆動し、原反RSを繰り出して先頭の保護シートPS1の繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、回動モータ14Aの駆動を停止する。次いで、使用者または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が、図1(A)に示すように、基準位置WFRがリフトテーブル中心44Rと重なるように、ウエハWFを保持面42A、44A上に載置すると、移動手段40が図示しない減圧手段を駆動し、当該保持面42A、44Aでの吸着保持を開始する。
本発明の半導体ウエハ用外縁保護シートは、図2(A)に示すような保護シートPS2としてもよい。
保護シートPS2は、基材BS2と当該基材BS2に支持された接着剤層AL2とを備え、ウエハWFにおける第1面WF1および、当該第1面WF1の背面側に位置する第2面WF2の外縁部を保護するものである。
第2実施形態では、第1エネルギー変形材ET3は、第1エネルギーとしての160℃の熱によって変形するポリオレフィン系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムが採用されているが、第1エネルギーとしての180℃の熱によって変形するポリエチレンテレフタレート系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムが採用されてもよい。
なお、ポリオレフィン系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムや、ポリエチレンテレフタレート系樹脂を主成分とする熱収縮フィルムは、第1実施形態で示した熱収縮フィルムを使用することができ、何ら限定されるものではない。
第2実施形態では、第2エネルギー変形材ET4は、第2エネルギーとしての紫外線UVによって変形する紫外線硬化型接着剤が採用されている。
なお、紫外線硬化型接着剤は、例えば、特開平11-116934号公報や特開2021-70707号公報に記載の紫外線硬化型接着剤を使用することができ、何ら限定されるものではない。
すなわち、シート貼付装置EAは、供給手段10が保護シートPS2を供給し、折り曲げ貼付手段30が、はみ出し領域PS2Hに熱および紫外線UVを付与して変形させ、当該はみ出し領域PS2Hを第2面WF2方向に折り曲げて貼付する。以下は、第1実施形態で例示したシート貼付装置EAと異なる点のみ説明する。
第2エネルギー付与手段32は、第1実施形態で例示した第2熱気生成手段32A、配管32Bおよび環状ノズル32Dに代えて、図2(C)に示すように、第2エネルギーとしての紫外線UVを発光する円環形状の紫外線ランプ32Hを支持する環状ブラケット32Jを備えている。なお、紫外線ランプ32Hは、LEDランプ、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ等何どのようなものを採用してもよい。
本発明の接着シートAS1は、図3(A)に示すように、基材BS1と当該基材BS1に支持された接着剤層AL1とを備え、被着体WKにおける第1面WK1および、当該第1面WK1とは異なる第2面WK2を保護するものである。
基材BS1および接着剤層AL1は、第1実施形態で示した基材BS1および接着剤層AL1と同等のものが例示できる。
なお、被着体WKは、図3(B)に示すように、第1面WK1、第2面WK2、第3面WK3および第4面WK4を備えている。
すなわち、第1実施形態と同様にして、はみ出し領域AS1Hを形成するように接着シートAS1を被着体WKの第1面KW1に貼付した後、図3(B)に示すように、はみ出し領域AS1Hに第1熱気AR1を吹き付ける。これにより、はみ出し領域ASHに位置する第1エネルギー変形材ET1が収縮して変形し、図3(B)中実線で示すように、当該はみ出し領域AS1Hが被着体WKの外縁から下方に垂れ下がる。この際、はみ出し領域AS1Hは、第2面WK2や第3面WK3等に接触してもよいし、接触しなくてもよい。次いで、第1実施形態と同様にして、図3(C)に示すように、はみ出し領域AS1Hに第2熱気AR2を吹き付ける。これにより、はみ出し領域ASHに位置する第2エネルギー変形材ET2が収縮して変形し、図3(C)中実線で示すように、当該はみ出し領域AS1Hが第2面WK2の全面および第3面WK3の一部に貼り付いてシート貼付品UPが形成される。なお、接着シートAS1は、はみ出し領域AS1Hが第2面WK2の一部に貼り付くようにしてもよいし、はみ出し領域AS1Hが第3面WK3の全面に貼り付くようにしてもよいし、はみ出し領域AS1Hが第4面WK4の一部に貼り付くようにしてもよい。
本発明の接着シートAS2は、図4(A)に示すような接着シートAS2としてもよい。
接着シートAS2は、基材BS2と当該基材BS2に支持された接着剤層AL2とを備え、被着体WKにおける第1面WK1および、当該第1面WK1とは異なる第2面WK2を保護するものである。
すなわち、第2実施形態と同様にして、はみ出し領域AS2Hを形成するように接着シートAS2を被着体WKの第1面KW1に貼付した後、図4(B)に示すように、はみ出し領域AS2Hに第1熱気AR1を吹き付ける。これにより、はみ出し領域ASHに位置する第1エネルギー変形材ET3が収縮して変形し、図4(B)中実線で示すように、当該はみ出し領域AS2Hが被着体WKの外縁から下方に垂れ下がる。この際、はみ出し領域AS2Hは、第2面WK2や第3面WK3等に接触してもよいし、接触しなくてもよい。次いで、第2実施形態と同様にして、図4(C)に示すように、はみ出し領域AS2Hに紫外線UVを照射する。これにより、はみ出し領域ASHに位置する第2エネルギー変形材ET4が収縮して変形し、図4(C)中実線で示すように、当該はみ出し領域AS2Hが第2面WK2の全面および第3面WK3の一部に貼り付いてシート貼付品UPが形成される。なお、接着シートAS2は、はみ出し領域AS2Hが第2面WK2の一部に貼り付くようにしてもよいし、はみ出し領域AS2Hが第3面WK3の全面に貼り付くようにしてもよいし、はみ出し領域AS2Hが第4面WK4の一部に貼り付くようにしてもよい。
第1、第3実施形態において、保護シートPS1および接着シートAS1は、第1エネルギー変形材ET1として、熱、冷気、紫外線、赤外線、X線、ガンマ線等の第1エネルギーによって変形するものが採用され、第2エネルギー変形材ET2として、熱、冷気、紫外線、赤外線、X線、ガンマ線等の第1エネルギーとは異なる第2エネルギーによって変形するものが採用されてもよく、第1エネルギーと第2エネルギーとの組み合わせはどのような組み合わせでもよい。
第2、第4実施形態において、第2エネルギー変形材ET4は、図1(G)、(H)に示すように、当該接着剤ADの外縁部のみに設けられていてもよいし、図1(I)に示すように、接着剤ADに混入されていてもよい。
なお、ポリ塩化ビニル系樹脂を主成分とする第1エネルギー変形材ET1や第2エネルギー変形材ET2は、例えば、特開平9-59467号公報や特開2018-197292号公報に記載の熱収縮フィルムを使用することができ、何ら限定されるものではない。
ポリプロピレン系樹脂を主成分とする第1エネルギー変形材ET1や第2エネルギー変形材ET2は、例えば、特開平7-330983号公報や特開2019-7006号公報に記載の熱収縮フィルムを使用することができ、何ら限定されるものではない。
ポリエチレン系樹脂を主成分とする第1エネルギー変形材ET1や第2エネルギー変形材ET2は、例えば、特開平5-84826号公報や特開2004-75130号公報に記載の熱収縮フィルムを使用することができ、何ら限定されるものではない。
ポリスチレン系樹脂を主成分とする第1エネルギー変形材ET1や第2エネルギー変形材ET2は、例えば、特開2000-233444号公報や特開2005-187518号公報に記載の熱収縮フィルムを使用することができ、何ら限定されるものではない。
保護シートPS1、PS2および接着シートAS1、AS2は、図1(J)、(K)に示すように、中央部に孔HLが形成されることで円環形状とされ、ウエハWFにおける第1面WF1の外縁部と第2面WF2の外縁部とを保護してもよいし、第2実施形態で例示した被着体WKにおける第1面WK1の外縁部と第2面全体とを保護したりするものでもよい。
保護シートPS1、PS2および接着シートAS1、AS2は、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形等どのような形状でもよい。
半導体ウエハWFは、シリコーン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等であってもよい。
被着体WKは、例えは、単一の部材でもよいし、同種または異種の複数の部材でもよいし、半導体ウエハWFと同様の形状でもよいし、第1面WK1と第2面WK2とで構成されたものでもよいし、第1面WK1と第2面WK2と第3面WK3とで構成されたものでもよいし、第1面から第5面以上の面で構成されたものでもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ブラシ状部材の他、大気やガス等の気体の吹き付けによるものを採用してもよいし、押圧するものをゴム、樹脂、スポンジ等の変形可能な部材で構成してもよいし、金属や樹脂等の変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよい。
AS1、AS2…接着シート
BS1、BS2…基材
ET1、ET3…第1エネルギー変形材
ET2、ET4…第2エネルギー変形材
PS1、PS2…保護シート
WF…半導体ウエハ
WF1、WK1…第1面
WF2、WK2…第2面
WK…被着体
Claims (4)
- 基材と当該基材に支持された接着剤層とを備え、半導体ウエハにおける第1面および、当該第1面の背面側に位置する第2面の外縁部を保護する半導体ウエハ用外縁保護シートにおいて、
前記基材は、第1エネルギーによって変形する第1エネルギー変形材と、第2エネルギーによって変形する第2エネルギー変形材とを備えていることを特徴とする半導体ウエハ用外縁保護シート。 - 前記第1エネルギー変形材および第2エネルギー変形材のうちいずれか一方は、その他方の前記第2エネルギー変形材または第1エネルギー変形材の外縁部のみに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体ウエハ用外縁保護シート。
- 基材と当該基材に支持された接着剤層とを備え、半導体ウエハにおける第1面および、当該第1面の背面側に位置する第2面の外縁部を保護する半導体ウエハ用外縁保護シートにおいて、
前記基材は、第1エネルギーによって変形する第1エネルギー変形材を備え、
前記接着剤層は、第2エネルギーによって変形する第2エネルギー変形材を備えていることを特徴とする半導体ウエハ用外縁保護シート。 - 前記第2エネルギー変形材は、前記接着剤層の外縁部のみに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の半導体ウエハ用外縁保護シート。
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