JP7554303B1 - 放熱構造および携帯用情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】TIMとして液体金属を用いる場合に該液体金属が周囲に漏れだすことを防止するのに好適な放熱構造を提供する。【解決手段】放熱構造10は、サブストレート22および該サブストレート22の上面に設けられたダイ24を備えるCPU14に適用され、ダイ24の表面24aに沿って設けられるベーパーチャンバ16および伝熱板28と、ダイ24と伝熱板28との間に介在するように設けられる液体金属30と、サブストレート22と伝熱板28との間を封止する状態で介在し、ダイ24を囲うように設けられるサーマルパテ32とを有する。サーマルパテ32とダイ24との間には第1隙間38が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、放熱構造および携帯用情報機器に関する。
ノート型PCなどの携帯用情報機器にはGPU、CPUなどの半導体チップが設けられている。GPU、CPUは基板に実装させる部分であるサブストレートと、該サブストレートの表面に設けられた矩形のダイとを有する形状になっている。
GPU、CPUなどの半導体チップは発熱体であり、その消費電力(特に高負荷時)によっては放熱させる必要がある。GPU、CPUを放熱させる手段としてベーパーチャンバ、ヒートスプレッダまたはヒートシンクなどの放熱体を用い、このような放熱体を介してダイの表面に当接させて熱を拡散させることがある。ダイと放熱体との間には、熱を効率的に伝達させるためにTIM(Thermal Interface Material)として伝熱性グリスなどの流動体を介在させる場合がある。
このような流動体は振動などによりダイと伝熱板との間から周囲に浸み出してしまう懸念があるため、特許文献1ではサブストレートと伝熱板との間にダイを囲む壁部材を設けている。壁部材はクッション性のあるシリコーンゴムやグリスとなっている。
特開2020-088273号公報
近時は流動体のTIMとして液体金属が適用されることがある。液体金属は伝熱性グリスよりも伝熱性が高くダイから放熱部品へ効果的に熱を伝えることができる。一方、液体金属は伝熱性グリスなどとは異なる固有の特性があり、TIMとして適用された場合に周囲に漏れ出すことを防止するには特有の対策が必要となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、TIMとして液体金属を用いる場合に該液体金属が周囲に漏れだすことを防止するのに好適な放熱構造および携帯用情報機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1態様に係る放熱構造は、サブストレートおよび該サブストレートの上面に設けられたダイを備える半導体チップの放熱構造であって、前記ダイの表面に沿って設けられる放熱体と、前記ダイと前記放熱体との間に介在するように設けられる液体金属と、前記サブストレートと前記放熱体との間を封止する状態で介在し、前記ダイを囲うように設けられるサーマルパテと、を有する。また、本発明の第2態様に係る携帯用情報機器は、上記の放熱構造を有する。
本発明の上記態様は、TIMとして液体金属を用いる場合に該液体金属が周囲に漏れだすことを防止するのに好適である。
図1は、本発明の実施形態にかかる放熱構造および携帯用情報機器の一部を示す分解斜視図である。 図2は、CPUの斜視図である。 図3は、放熱構造の模式断面側面図である。
以下に、本発明にかかる発明名称の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる放熱構造10および携帯用情報機器12の一部を示す分解斜視図である。
携帯用情報機器12は、例えばノート型PC、タブレット端末またはスマートフォンなどであり、CPU(Central Processing Unit)14を備えている。CPU(半導体チップ)14は高速演算を行うことにより相応の発熱があるため放熱が必要となる。携帯用情報機器12では、CPU14の放熱手段としてベーパーチャンバ(放熱体)を備えている。放熱構造10は、据え置き型のデスクトップ型コンピュータなどの電子機器に適用することが可能であるが、携行に伴って振動や衝撃を受け得る携帯用情報機器12に対して好適に用いられる。
ベーパーチャンバ16は、2枚の金属プレート(例えば銅板)の周縁部を接合して内側に密閉空間を形成したプレート状のものであり、密閉空間に封入した作動流体の相変化によって熱を高効率に拡散可能である。ベーパーチャンバ16の密閉空間内には、凝縮した作動流体を毛細管現象で送液するウィックが配設される。
ベーパーチャンバ16には2本の略平行するヒートパイプ18が設けられ、さらに該ヒートパイプ18の端部はファン20に接続されている。ヒートパイプ18は、薄く扁平な金属パイプ内に形成された密閉空間に作動流体を封入したものであり、ベーパーチャンバ16と同様にウィックが設けられている。ベーパーチャンバ16は、基本的にダイ24の表面24aに沿って平行に設けられる。
ベーパーチャンバ16にはCPU14のダイ24と対面する箇所に伝熱板(放熱体)28が設けられている。伝熱板28は液体金属30を介してダイ24と熱接続される。伝熱板28は熱伝達性に優れる材質で形成されており、例えば銅板である。伝熱板28は、例えば0.3~2mm程度の厚さである。伝熱板28は矩形であって、面積はダイ24より一回り大きく、サブストレート22より小さくなっている。伝熱板28は、ベーパーチャンバ16に対してハンダ付けなどによって固定されており、実質的に伝熱板28はベーパーチャンバ16とともに放熱体を構成している。伝熱板28はニッケルメッキなどの表面処理がなされていてもよい。設計条件によっては伝熱板28を省略してもよい。
CPU14等の発熱体の放熱手段としては、ベーパーチャンバ16以外にも、各種の放熱体が適用可能である。放熱体としては、例えば銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い金属プレート、グラファイトプレート、ヒートレーン、ヒートシンク等が挙げられる。
図2は、CPU14の斜視図である。図2では放熱構造10の構成要素を省略している。CPU14はサブストレート22と、ダイ24とを有する。サブストレート22は基板26に実装される薄い板状部であり、平面視で長方形となっている。ダイ24は演算回路を含む部分であり、サブストレート22の上面からやや突出するように設けられている。ダイ24の高さHは一般的に0.3~1.0mm程度である。ダイ24は、平面視でサブストレート22よりも小さい矩形であり、該サブストレート22の上面でやや偏った位置に設けられている。サブストレート22およびダイ24は正方形であってもよい。
CPU14は携帯用情報機器12の中で最も発熱する部品の1つであり、その中でもダイ24が特に発熱する。なお、携帯用情報機器12はGPU(Graphics Processing Unit)を備える場合がある。GPUはCPUと同様にサブストレートおよびダイを備えており、放熱構造10の適用が可能である。さらに、放熱構造10はCPU14やGPU以外の半導体チップ、またはその他の発熱する電気部品の放熱にも適用可能である。
図3は、放熱構造10の模式断面側面図である。放熱構造10は、上記のベーパーチャンバ16と、伝熱板28と、ダイ24の表面24aと伝熱板28との間に介在するように設けられる液体金属30と、サブストレート22と伝熱板28との間で押圧され、両者に密着してその間を封止する状態で介在し、ダイ24を囲うように設けられるサーマルパテ32と、サブストレート22とベーパーチャンバ16との間で押圧され、両者間を封止する状態で介在してサーマルパテ32を囲うように設けられるスポンジ34とを有する。ダイ24とサーマルパテ32との間には狭い第1隙間38が形成されている。サーマルパテ32とスポンジ34との間には第2隙間40が形成されている。
液体金属30は基本的には常温で液体となっている金属であるが、少なくとも携帯用情報機器12の基板26に通電され、CPU14が稼働した通常の使用状態の温度で液体となっていればよい。液体金属30は金属であることから熱伝導性、導電性に優れる。液体金属30は、例えばガリウムを主成分としている。図1では液体金属30の塗布範囲をドット地で示している。
スポンジ34は、サブストレート22の周辺部に設けられて上方に突出している。スポンジ34は枠体であって、外周縁がサブストレート22一致している。スポンジ34は外力のない自然状態ではダイ24よりも多少高く、放熱構造10の組み立て状態ではベーパーチャンバ16および伝熱板28によって適度に圧縮されている。スポンジ34は、平面視で同形状の粘着テープ36によってサブストレート22の表面に接着固定されている。
サーマルパテ32は塗布によって液体金属30が周囲へ漏れることを防ぐための熱伝導性を有するパテ材である。サーマルパテ32は固体ではなく、また弾性体でもないため、低反発でありサブストレート22および伝熱板28によって圧縮されることによって大きな反力を発生させることがない。このため伝熱板28は確実に液体金属30に接触し、該液体金属30を介してダイ24の表面24aと熱接続される。サーマルパテ32は低反発であってサブストレート22と伝熱板28との間で振動や衝撃が吸収される。サーマルパテ32は固体ではないため、追従性および密着性が高くシール性能および伝熱性能が高い。サーマルパテ32はパテ材であることからグリスと比較して粘度が高く、形状保持性があって流動性が低く、放熱構造10として組み立てられた後にも形状変化が少なくシール性能が維持される。このような低流動性による作用を得るためにはサーマルパテ32の粘度は、ASTM D1824 1.0(1/S)による計測法で2500(Pa・s)以上であることが望ましい。
サーマルパテ32は形状保持性があることから第1隙間38の幅Wを相当正確に設定することができる。第1隙間38は適度に狭く形成され、標準的なサイズのダイ24および一般に用いられている液体金属30の種類によれば0.5~1.0mm程度に設定することが好適である。液体金属30は一般に自動機によって塗布量が制御されるが、誤差を考慮してある程度多めに塗布される。そうすると、上からベーパーチャンバ16および伝熱板28で押圧された液体金属30は微量の余剰分がダイ24の表面24aからはみ出るが、基本的に第1隙間38に溜められてそれより外には漏れ出すことがない。また、仮に不測の事態により液体金属30が第1隙間38から漏れ出た場合であってもスポンジ34によって形成される第2隙間40内に溜められ、サブストレート22の範囲より外に漏れ出ることが防止される。第2隙間40の容積は第1隙間38の容積と比較して十分大きく設定されており、仮に液体金属30の漏れ量が多くなっても貯留が可能である。
なお、伝熱性グリスは一般的に粘度が1000(Pa・s)以下であってサーマルパテ32のような形状保持性能などがなく、サブストレート22と伝熱板28との間で高さHの範囲を振動などに耐えうるように安定的に封止することは困難であり、さらにダイ24との間に狭い第1隙間38を精度良く形成することが困難である。
サーマルパテ32は低流動性であるがパテ材としての流動性を有しており、図1で模式的に示すようにディスペンサ42によるオートインジェクションが可能となっている。
サーマルパテ32はディスペンサ42によって相当正確に塗布されるが、組み付け時などで不測の事態によって変形して一部がダイ24と伝熱板28との間に侵入することがあったとしても、該サーマルパテ32は熱伝導性を有していることから両者間で熱抵抗を発生させることがなく、良好な伝熱性が確保される。このような熱伝導性による作用を得るためには、サーマルパテ32の熱伝導率は、ホットディスク法による計測法で、熱伝導材としての一般的数値として3.0(W/m・K)以上であることが望ましい。
サーマルパテ32は金属に対して不活性である。そのため、液体金属30が第1隙間38内に入り込んでサーマルパテ32と接触しても該サーマルパテ32は液体金属30の主成分であるガリウムと化学反応を起こして腐食させることがない。またサーマルパテ32自身も変質することがなくシール作用が維持される。なお、伝熱性グリスにはアルミニウムフィラーが含まれていて液体金属30を腐食させる懸念があるが、サーマルパテ32ではその懸念がない。
サーマルパテ32は一液型で非硬化タイプのため硬化作業が不要であり、経時的にも硬化によるシール性能の劣化がない。サーマルパテ32はリコーンゴムの成分を有し、耐熱・耐寒性、電気絶縁性などの特性を有する。サーマルパテ32は電気絶縁性を有することから、仮に一部が剥離して基板26上の電子部品と接触しても短絡事象にはなない。伝熱板28が省略される場合には、サーマルパテ32はサブストレート22とベーパーチャンバ16との間に介在することになる。ただし、サーマルパテ32はベーパーチャンバ16との間に介在するよりも伝熱板28との間に介在させる方が好ましい。第1隙間38の幅Wを狭く設定することができ、しかも伝熱板28の板厚分だけサーマルパテ32の厚みも薄くなって安定性、伝熱性が高くなり、サーマルパテ32自体の使用量も抑制できるためである。サーマルパテ32は伝熱板28からベーパーチャンバ16にわたる範囲に設けられていてもよい。サーマルパテ32としては、例えば富士高分子工業株式会社製のサーコンSPG-30Bが挙げられる。
本実施の形態に係る放熱構造10では、TIMとして適用される液体金属30がTIMとしての伝熱性グリスより流動性が高いため、特に携帯用情報機器12に用いられると携行時の振動によりダイ24と伝熱板28との間から漏れ出るとも考えられるが、ダイ24は形態が形状保持性のあるサーマルパテ32で覆われていることから基本的に第1隙間38より外には漏れ出ることがない。したがって、液体金属30はほとんどがダイ24の表面24aに保持され、放熱性能が維持されて安定性が強化される。仮に液体金属30が第1隙間38より外に漏れたとしてもスポンジ34によって2段階に封止されていることから第2隙間40内に封じ込められて基板26にまで拡散することがない。このように、放熱構造10および携帯用情報機器12はTIMとして液体金属30を用いる場合に該液体金属30が周囲に漏れを防止するのに好適であって信頼性が向上する。
サーマルパテ32は形状保持性を有するがパテ材の特性としてディスペンサ42によるインジェクションが可能な程度の流動性があることから、ゴム材等の弾性体と比較して低反発性であってサブストレート22および伝熱板28に対してほとんど反力を及ぼすことがない。液体金属30は液体であり薄い層を形成するが伝熱板28はサーマルパテ32から反力を受けることがないため確実に液体金属30に接触することができる。
なお、設計条件によってはダイ24の表面24aに塗布する液体金属30の量を抑制することで第1隙間38を無くすようにしてもよい。サブストレート22の上面にキャパシタなどの電子部品が設けられている場合には、該電子部品を紫外線硬化型などのコーティング材によって保護してもよい。本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 放熱構造
12 携帯用情報機器
20 ファン
22 サブストレート
24 ダイ
28 伝熱板
30 液体金属
32 サーマルパテ
34 スポンジ
38 第1隙間
40 第2隙間
42 ディスペンサ

Claims (7)

  1. サブストレートおよび該サブストレートの上面に設けられたダイを備える半導体チップの放熱構造であって、
    前記ダイの表面に沿って設けられ、前記サブストレートに対する平行面を備える放熱体と、
    前記ダイと前記放熱体の前記平行面との間に介在するように設けられる液体金属と、
    前記サブストレートと前記放熱体の前記平行面との間を封止する状態で介在し、前記ダイを囲うように設けられるサーマルパテと、
    を有することを特徴とする放熱構造。
  2. 請求項1に記載の放熱構造において、
    前記サーマルパテと前記ダイとの間には隙間が形成されている
    ことを特徴とする放熱構造。
  3. 請求項1に記載の放熱構造において、
    前記サーマルパテは、
    シール材としての形状を維持可能な低流動性と、
    金属に対する不活性と、
    を有する
    ことを特徴とする放熱構造。
  4. 請求項3に記載の放熱構造において、
    前記サーマルパテは、
    熱伝導率が3.0(W/m・K)以上であり、
    粘度が2500(Pa・s)以上である
    ことを特徴とする放熱構造。
  5. 請求項1に記載の放熱構造において、
    前記サブストレートと前記放熱体との間を封止する状態で介在し、前記サーマルパテを囲うよう隙間を介して設けられるスポンジを有する
    ことを特徴とする放熱構造。
  6. 請求項1に記載の放熱構造において、
    前記放熱体は前記液体金属を介して前記ダイと熱接続される伝熱板を含み、
    前記サーマルパテは前記サブストレートと前記伝熱板との間に設けられる
    ことを特徴とする放熱構造。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の放熱構造を備える
    ことを特徴とする携帯用情報機器。
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