JP4604954B2 - 半導体モジュールの絶縁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、絶縁材と、導電性構造体とを加圧密着してなる半導体モジュールの絶縁構造に関する。
従来より、図12、図13に示すごとく、半導体素子91を内蔵した半導体モジュール9に冷却器7を加圧密着させて、半導体モジュール9を冷却する構造がある(特許文献1参照)。この場合、半導体モジュール9の表面に露出した放熱板950と冷却器7との間に、セラミック等からなる絶縁材8を配置して、両者の間の電気的絶縁性を確保している。
しかし、例えば、上記放熱板950が銅からなり、冷却器7がアルミからなる場合、上記絶縁材8を挟んで放熱板950と冷却器7とが加圧されると、所定の荷重に対する変形量が大きい方である冷却器7が変形することがある。このとき、絶縁材8が冷却器7の変形に追従して変形しようとする曲げの力が働き、絶縁材8にクラックが入ったり破損したりするおそれがある。これにより、半導体モジュール9と冷却器7との間の電気的絶縁性を確保することが困難となるおそれがある。
上記の冷却器7の変形は、図12、図13に示すごとく、所定の荷重に対する変形量が小さい方である放熱板950の外周951が所定の荷重に対する変形量が大きい方である冷却器7の表面に当接することにより、この当接部分に応力が集中して生じる。即ち、冷却器7よりも半導体モジュール9の放熱板950の方が、所定の荷重に対する変形量が小さい場合において、放熱板950の外周951が冷却器7の当接面の外周751よりも内側にあると、上記の変形が生じやすくなる。
特開2001−320005号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、絶縁材の破損を防ぎ、電気的絶縁性の低下を充分に防ぐことができる半導体モジュールの絶縁構造を提供しようとするものである。
本発明は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接触配置した絶縁材と、上記半導体モジュールとの間に上記絶縁材を挟むように該絶縁材に接触配置して上記半導体モジュールを冷却する導電性構造体とが、互いに加圧密着してなり、
上記絶縁材を挟んで対向配置された上記半導体モジュールの当接面と、上記導電性構造体の当接面とのうち、いずれか一方は他方よりも所定の荷重に対する変形量が小さい材料からなる難変形当接面であり、他方は該難変形当接面よりも前記所定の荷重に対する変形量が大きい材料からなる易変形当接面であり、
上記難変形当接面の外周の全ての角部は、上記易変形当接面の外周よりも外側に配されていることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記難変形当接面の外周の全ての角部は、上記易変形当接面の外周よりも外側に配されている。そのため、易変形当接面の外周よりも難変形当接面の外周が外側に配された部分においては、応力の集中を防ぎ、易変形当接面の変形を防ぐことができる。それ故、絶縁材に曲げの力が働くことを防止し、絶縁材の破損を防ぐことができる。その結果、半導体モジュールと導電性構造体との間における電気的絶縁性の低下を防ぐことができる。
上記難変形当接面の外周の中でも特に角部が易変形当接面の表面に当接すると、この角部において応力が特に集中しやすく、易変形当接面が変形し、絶縁材破損の原因となりやすい。そこで、難変形当接面における全ての角部を易変形当接面の外周の外側に配することにより、絶縁材の破損を効果的に防ぐことができる。
以上のごとく、本発明によれば、絶縁材の破損を防ぎ、電気的絶縁性の低下を充分に防ぐことができる半導体モジュールの絶縁構造を提供することができる。
本発明において、上記半導体モジュールとしては、例えば、MOS型FET素子、IGBT素子、ダイオード、トランジスタ、サイリスタ、パワー集積回路等の半導体素子を内蔵したものがある。
また、上記絶縁材としては、例えば熱伝導性に優れたセラミック板等を用いることができる。また、絶縁材の厚みは、例えば、0.1〜1.0mmとすることができる。
また、上記導電性構造体としては、例えば、後述する冷却器の他、ヒートシンク、ケース、他の電子部品等がある。
また、上記難変形当接面の外周及び上記易変形当接面の外周は、例えば、矩形等の多角形、或いは、円形、楕円形、その他種々の形状とすることができる。
また、上記難変形当接面の全外周は、上記易変形当接面の外周よりも外側に配されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、難変形当接面と易変形当接面との当接構造において応力が集中する部分を無くすことができるため、絶縁材の破損を一層効果的に防ぐことができる。
また、上記導電性構造体は、上記半導体モジュールを冷却する冷却器であることが好ましい(請求項)。
この場合には、半導体モジュールを効率的に冷却することができると共に、半導体モジュールと冷却器との間の電気的絶縁性を確保することができる。
即ち、半導体モジュールの発熱を冷却器へ充分に放熱するためには、半導体モジュールと冷却器とを充分に加圧密着させる必要がある。そうすると、半導体モジュールと冷却器との間の絶縁材には大きな加圧力がかかることとなる。そこで、本発明を適用して応力集中を緩和することにより、半導体モジュールと冷却器との間に全体として大きな加圧力をかけたとしても、絶縁材の破損を効果的に防ぎ、電気的絶縁性を確保することができる。
このように、半導体モジュールの冷却効率の確保と電気的絶縁性の低下の防止との両立を図ることができる。
また、上記半導体モジュールが上記難変形当接面を有し、上記導電性構造体が上記易変形当接面を有することとすることができる(請求項)。
この場合には、導電性構造体である冷却器の易変形当接面が変形することを防いで、絶縁材の破損を防ぐことができる。
また、上記導電性構造体は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を形成してなり、該
冷媒流路の形成方向と直交する方向について、上記半導体モジュールの上記難変形当接面の外周が、上記導電性構造体の上記易変形当接面よりも外側に配されていることとすることができる(請求項)。
この場合には、半導体モジュールの冷却効率を向上させることができると共に、半導体モジュールと導電性構造体との配置を容易に行うことができる。
また、上記絶縁材は、上記難変形当接面又は上記易変形当接面のいずれか一方又は双方に密着した絶縁膜からなるものであってもよい(請求項)。
この場合には、組付け性に優れた半導体モジュールの絶縁構造を得ることができる。
なお、上記絶縁膜としては、例えば、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコン系樹脂等の樹脂膜とすることができる。或いは、PVD(物理的気相蒸着法)やCVD(化学的気相蒸着法)によって成膜した炭素系皮膜、窒化アルミニウム皮膜、窒化珪素皮膜等の絶縁薄膜を用いることもできる。
(実施例1)
本発明の実施例に係る半導体モジュールの絶縁構造につき、図1、図2を用いて説明する。
本例の半導体モジュールの絶縁構造は、半導体素子11を内蔵した半導体モジュール1と、該半導体モジュール1に接触配置した絶縁材2と、半導体モジュール1との間に絶縁材2を挟むように該絶縁材2に接触配置した導電性構造体としての冷却器3とが、互いに加圧密着してなる。
上記絶縁材2を挟んで対向配置された半導体モジュール1の当接面と、冷却器3の当接面とのうち、いずれか一方は他方よりも所定の荷重に対する変形量が小さい材料からなる難変形当接面15であり、他方は該難変形当接面15よりも所定の荷重に対する変形量が大きい材料からなる易変形当接面35である。
本例においては、半導体モジュール1が難変形当接面15を有し、冷却器3が易変形当接面35を有する。
そして、難変形当接面15の外周151の少なくとも一部は、易変形当接面35の外周351よりも外側に配されている。
また、図1に示すごとく、難変形当接面15は矩形状に形成されている。そして、難変形当接面15の全ての角部152は、易変形当接面35の外周351よりも外側に配されている。
冷却器3の易変形当接面35はアルミからなり、半導体モジュール1の難変形当接面15は、銅からなる。
なお、難変形当接面15は、同一面を形成していれば、同一材料によって構成されていなくてもよい。例えば、銅とその周囲に形成されたモールド材のように、異種材料によって同一面を形成し、上記難変形当接面15とすることもできる。
難変形当接面15は、半導体モジュール1における放熱板150によって構成されている。半導体モジュール1の内部に設けた半導体素子11は、上記放熱板150に接触配置され、半導体素子11における発熱を、放熱板150を介して冷却器3である冷却器に放熱している。また、半導体モジュール1は、半導体素子11に接続された端子12を有している。そして、半導体モジュール1は、半導体素子11と端子12と放熱板15とを封止樹脂13によって一体化してなる。
また、半導体モジュール1の放熱板150と冷却器3との間には、熱伝導性に優れたセラミック板からなる絶縁材2を配設してなる。絶縁材2は、放熱板150の表面である難変形当接面15の全面を覆うように配設されている。また、絶縁材2の厚みは0.1〜1.0mmである。
そして、図2の矢印Fに示すごとく、冷却器3が半導体モジュール1に向かって加圧された状態で組み付けられている。
また、半導体モジュール1と絶縁材2との間、及び絶縁材2と冷却器3との間は、それぞれ放熱グリスが充填されている。ただし、放熱グリスを充填せずに、半導体モジュール1と絶縁材2、及び絶縁材2と冷却器3とを直接接触させてもよい。或いは接着剤を介在させてもよい。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記難変形当接面15の外周151の少なくとも一部は、上記易変形当接面35の外周351よりも外側に配されている。そのため、少なくとも、易変形当接面35の外周351よりも難変形当接面15の外周151が外側に配された部分においては、応力の集中を防ぎ、易変形当接面35の変形を防ぐことができる。それ故、絶縁材2に曲げの力が働くことを防止し、絶縁材2の破損を防ぐことができる。その結果、半導体モジュール1と冷却器3との間における電気的絶縁性の低下を防ぐことができる。
また、図1に示すごとく、難変形当接面15の全ての角部152は、易変形当接面35の外周351よりも外側に配されているため、絶縁材2の破損をより効果的に防ぐことができる。
難変形当接面15の外周151の中でも特に角部152が易変形当接面35の表面に当接すると、この角部152において応力が特に集中しやすく、易変形当接面35が変形し、絶縁材2破損の原因となりやすい。そこで、難変形当接面15における全ての角部152を易変形当接面35の外周351の外側に配することにより、絶縁材2の破損を効果的に防ぐことができる。
また、半導体モジュール1に絶縁材2を介して当接配置する導電性構造体は、半導体モジュール1を冷却する冷却器3であるため、半導体モジュール1を効率的に冷却することができると共に、半導体モジュール1と導電性構造体(冷却器3)との間の電気的絶縁性を確保することができる。
即ち、半導体モジュール1の発熱を冷却器3へ充分に放熱するためには、半導体モジュール1と冷却器3とを充分に加圧密着させる必要がある。そうすると、半導体モジュール1と冷却器3との間の絶縁材2には大きな加圧力がかかることとなる。そこで、本発明を適用して応力集中を緩和することにより、半導体モジュール1と冷却器3との間に全体として大きな加圧力をかけたとしても、絶縁材2の破損を効果的に防ぎ、電気的絶縁性を確保することができる。
このように、半導体モジュール1の冷却効率の確保と電気的絶縁性の低下の防止との両立を図ることができる。
以上のごとく、本例によれば、絶縁材の破損を防ぎ、電気的絶縁性の低下を充分に防ぐことができる半導体モジュールの絶縁構造を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図3に示すごとく、半導体モジュール1の両面にそれぞれ絶縁材2を介して導電性構造体としての冷却器3を加圧密着させた絶縁構造の例である。
即ち、本例の半導体モジュール1は、両面冷却型の半導体モジュールであって、放熱板150を両面に有する。そして、各放熱板150の表面である難変形当接面15に対して、絶縁材2を介して冷却器3を加圧密着させている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、半導体モジュール1を両面から冷却することができるため、半導体モジュール1の冷却効率を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図4に示すごとく、難変形当接面15の全外周151を、易変形当接面35の外周351よりも外側に配した例である。
即ち、半導体モジュール1の放熱板150の表面である難変形当接面15の外周151の全てが、導電性構造体である冷却器3の易変形当接面35の外周よりも外側に配されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、難変形当接面15と易変形当接面35との当接構造において応力が集中する部分を無くすことができるため、絶縁材2の破損を一層効果的に防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図5に示すごとく、導電性構造体としての冷却器3の内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路31を形成した例である。
そして、冷媒流路31の形成方向と直交する方向について、半導体モジュール1の難変形当接面15の外周151が、冷却器3の易変形当接面35よりも外側に配されている。「冷媒流路31の形成方向」は図5における紙面に垂直な方向であり、「冷媒流路31の形成方向と直交する方向」は図5における左右の方向である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、半導体モジュール1の冷却効率を向上させることができると共に、半導体モジュール1と冷却器3との配置を容易に行うことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図6〜図9に示すごとく、冷媒流路31を有する冷却器3を導電性構造体として、半導体モジュール1の両面に配置した例である。
また、図8、図9に示すごとく、冷却器3の易変形当接面35は他の部分よりも突出して形成されている。これにより、半導体モジュール1の難変形当接面15の外周151の全てを、易変形当接面35の外周351よりも外側に配置できるようにしている。
以上により、本例は、上記実施例2〜4を組合わせた態様としている。
したがって、本例によれば、上記実施例2〜4の作用効果を得ることができる。
即ち、半導体モジュール1を両面から冷却することができるため、半導体モジュール1の冷却効率を向上させることができる。また、難変形当接面15と易変形当接面35との当接構造において応力が集中する部分を無くすことができるため、絶縁材2の破損を一層効果的に防ぐことができる。更には、冷却媒体を用いて半導体モジュール1を冷却することができるため、半導体モジュール1の冷却効率を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図10に示すごとく、難変形当接面15である半導体モジュール1の放熱板150の表面に密着した絶縁膜を、半導体モジュール1と冷却器3との間の絶縁材2とした例である。
上記絶縁膜としては、例えば、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコン系樹脂等の樹脂膜とすることができる。或いは、PVD(物理的気相蒸着法)やCVD(化学的気相蒸着法)によって成膜した炭素系皮膜、窒化アルミニウム皮膜、窒化珪素皮膜等の絶縁薄膜を用いることもできる。
また、本例においては、導電性構造体としての冷却器3に冷媒流路31を設けている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、組付け性に優れた半導体モジュールの絶縁構造を得ることができる。即ち、冷却器3と絶縁材2とが予め一体化された状態で組付け作業を行うことができるため、半導体モジュール1と冷却器3及び絶縁材2とを容易に組付けることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図11に示すごとく、易変形当接面35である導電性構造体としての冷却器3の表面に密着した絶縁膜を、半導体モジュール1と冷却器3との間の絶縁材2とした例である。
絶縁膜(絶縁材2)は、冷却器3の全周を覆うように形成されている。
その他は、実施例6と同様である。
本例の場合にも、実施例6と同様に、組付け性に優れた半導体モジュールの絶縁構造を得ることができる。
なお、上記実施例においては、半導体モジュールに絶縁材を介して当接させる導電性構造体として、冷却器を配置する例を示したが、導電性構造体としては、例えば、ヒートシンク、ケース、他の電子部品等、他の構造体を配設してもよい。
また、上記実施例においては、難変形当接面を構成する材料として銅を、易変形当接面を構成する材料としてアルミを用いたが、難変形当接面を易変形当接面よりも、所定の荷重に対する変形量が小さい材料で構成すれば、上記の材料に限らず、種々の材料を用いることができる。
実施例1における、半導体モジュールの絶縁構造の平面図。 図1のA−A線矢視断面図。 実施例2における、半導体モジュールの絶縁構造の断面図。 実施例3における、半導体モジュールの絶縁構造の平面図。 実施例4における、半導体モジュールの絶縁構造の断面図。 実施例5における、半導体モジュールの絶縁構造の平面図。 図6のB−B線矢視断面図。 実施例5における、冷却器の易変形当接面の平面図。 図7のC−C線矢視断面図。 実施例6における、半導体モジュールの絶縁構造の断面図。 実施例7における、半導体モジュールの絶縁構造の断面図。 従来例における、半導体モジュールの絶縁構造の平面図。 図12のD−D線矢視断面図。
符号の説明
1 半導体モジュール
11 半導体素子
15 難変形当接面
151 外周
2 絶縁材
3 冷却器
35 易変形当接面
351 外周

Claims (7)

  1. 半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接触配置した絶縁材と、上記半導体モジュールとの間に上記絶縁材を挟むように該絶縁材に接触配置して上記半導体モジュールを冷却する導電性構造体とが、互いに加圧密着してなり、
    上記絶縁材を挟んで対向配置された上記半導体モジュールの当接面と、上記導電性構造体の当接面とのうち、いずれか一方は他方よりも所定の荷重に対する変形量が小さい材料からなる難変形当接面であり、他方は該難変形当接面よりも前記所定の荷重に対する変形量が大きい材料からなる易変形当接面であり、
    上記難変形当接面の外周の全ての角部は、上記易変形当接面の外周よりも外側に配されていることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
  2. 請求項1において、上記難変形当接面の全外周は、上記易変形当接面の外周よりも外側に配されていることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
  3. 請求項1又は2において、上記導電性構造体は、上記半導体モジュールを冷却する冷却器であることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
  4. 請求項において、上記半導体モジュールが上記難変形当接面を有し、上記導電性構造体が上記易変形当接面を有することを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
  5. 請求項において、上記導電性構造体は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を形成してなり、該冷媒流路の形成方向と直交する方向について、上記半導体モジュールの上記難変形当接面の外周が、上記導電性構造体の上記易変形当接面よりも外側に配されていることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
  6. 請求項1〜のいずれか一項において、上記絶縁材は、上記難変形当接面又は上記易変形当接面のいずれか一方又は双方に密着した絶縁膜からなることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
  7. 請求項1〜のいずれか一項において、上記難変形当接面は銅からなり、上記易変形当接面はアルミニウムからなることを特徴とする半導体モジュールの絶縁構造。
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